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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 自意識ライジングやめろや、第21話。さりげなく監督がおそ松ネタぶっ込んでくるNHK教育アニメって……。

 本当に面白いんだが、週末はアニメラッシュなので時間がとりづらくてどうしても感想が書けなかった本作。もう、なんか今週は色々最高だったので備忘録代わりにここに残しておこう。このアニメ、全何話なんでしょう。もうずっと続いてほしい気もするんだが、残念ながら4月からは「RINNE」の3期が決まってるからなぁ。まぁ、あっちはあっちで好きなんだけども。

 ホントにね、なんであまり話題に上らないアニメなんでしょう。毎度毎度NHKとは思えない全力の悪ふざけが加速していて今期で言えば「ヘボット」に勝るとも劣らないエネルギーに満ちた作品なんだ。その上で、ちゃんとクラシックの名曲に(それなりの)オマージュを忘れてないし、クラシックを現代アレンジしてネタに使っちゃおうという試みも非常に面白い。そして、そんな名曲云々を突き抜けたのが、今回の「シューベルトの魔王道」である。まさかの魔王からのラップバトル。いや、バトルっていうか単なる一方的なフラストレーションの爆発。個人的には、音羽荘の面々はどいつもこいつも個性が強くて好きなんだけど、こういう関係性だと、何故か苦労人のキャラを応援してくなるのでシューさんはかなり好きな方。ドタバタ喜劇の基本として、ひどい目に遭えば遭うほど面白くなるのはお約束であろう。マスの回(13話)も笑わせてもらったが、今回もいい感じに壊れてらっしゃる。ラップバトルの時の壁画の演出も小気味よく描けており、日本ラップの黎明期の文化として持ってきたのが「パラッパラッパー」ってのも権利関係を気にしていない姿勢が勇ましい。全体的にデザインが可愛らしくなるのも良いね。そりゃね、「このチャンネルでは谷間はNG」らしいですからね。

 実は今回、シューさんが直接「何故私たちを産みだしたのですか」って全ての元凶に問い質しているんだけど、この感じだと、生まれ出る悩みに答えは出ないままでシリーズが終わるんだろうね。まぁ、そこでシリアスになってもしょうがないんだけども。

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 約束されし終末、最終話。思ってたよりもハッピーエンド(?)でしたね。

 ラストバトルは嵐のダムで。なかなか気の利いた舞台設定を選んだものである。ファヴの評によれば互いの魔法相性から有利がつくのはスイムスイムの方。というか、普通の肉弾戦闘において、スイムスイムはよほどのことがない限りは有利である。クラムベリーに負けたのだって、情報が取り引きされた上で相手が戦闘狂の試合巧者だったためで、それ以外の魔法少女なら、おそらく大体の相手には単体で勝てるだけのスペックを持っていただろう。実際、決死の覚悟で挑んだリップルも大方の予想通りに反撃の糸口を掴めないまま、ぬるぬるとつかみどころのないスイムスイムを相手に苦戦。魔法どうしの戦いなら攻めのリップルと守りのスイムスイムで拮抗したのかもしれないが、スイムスイムの手にした魔法アイテム(単なる刃物)によって、少しずつ体力を削られるリップル。あのアイテムって、スイムスイムの液態化能力の影響はどういう風に受けてるんだろう。スイムスイムは所持したものも身体と同一に液状に出来るようだが、硬化、液化のコントロールはなかなか難しそうだ。

 長時間の死闘も、スイムスイムの一閃でついに均衡が崩れ、片眼片腕を失うリップル。しかし、絶望的な状況で破れかぶれで放った手裏剣が奇跡を起こし、落雷によってスイムスイムにダメージ。ここで改めて、ファヴの言っていた「光と音」がリップルの脳裏をよぎる。落雷の電気が効いたわけではないのだろうが、一瞬の衝撃に隙が生じたスイムスイムに対し、リップルは虎の子の閃光弾を叩きつける。「必ず命中する」能力のおかげで弾は見事に顔面を直撃し、光と衝撃でスイムスイムを昏倒させることに成功。ついに、リップルの勝利が決まったのである。ぶっちゃけ、弱点が分かってたんだから大量の閃光弾で攻めれば良かったんじゃないか、って気もするのだが、手の内が明らかになればスイムスイム側も警戒して攻め方を変えてくるだろうし、千載一遇のチャンスがあの一瞬だったということなのだろう。終わってみればリップル執念の勝利。スイムスイムの脳裏にはあの日のルーラが、あの日のねむりんが蘇るが、彼女には執念を燃やすべき目標はなく、生きること、殺すことへの貪欲さが勝敗を分けた形。がらんどうのお姫様は、叩けば崩れる脆いものだった。

 一方、周りで勝手に巻き起こる惨劇に胸を痛めたSWはもう魔法少女に変身しないことを決意するが、それを聞いたファヴが異議を申し立て、その理由を詳らかにする。曰く、次のマスターを決めるのが目的だったのに、脳の配線がイカれたスイムスイムや跳ねっ返りのリップルが勝者では面倒だと。別にそのためにSWを生かそうと思っていたわけではなかろうが、結果的に無傷で、勝ち星無しのSWが最後まで生き残った。ファヴとしては、彼女を説得してマスターを担当してもらうのが一番手っ取り早いということだったのだろう。しかしSWは当然これを拒否。話のついでにスイムスイムたちの死闘の真相を知り現場に駆けつける。そして、「また誰も救えなかった」わけである。

 ついに最後の1人となったSWは何かが吹っ切れ、とにかくファヴだけを駆逐しようと試みるが、魔法世界の淫獣は基本的にタフである。SWの力だけではどうしようもない。しかし、アイテムその1,幸運のうさぎの足によってリップルが奇跡的に復活。あのアイテム、この一瞬のためだけに存在していたのね。もっと早い段階で起動してればHAも救えた気もするのだが……所持者の必死さ次第なのだろうか。そして魔法アイテムその2,スイムスイムが持っていた長物。これが現状、唯一ファヴを打破出来るアイテムだった。SWの読心能力、リップルを助けたうさぎの足、そして数々の魔法少女を殺してきた彼女の武器。ファヴがばらまいたあれこれが収束し、最終的にファブにとどめを刺すことになった。この辺りの皮肉は上手く効いていて、あっけないながらも納得のいくエンディングになっている。まぁ、あくまで端末が破壊されただけなので、魔法世界の畜生システム自体は無傷なのだろうが……とりあえず、目の前の危機は去り、二人の魔法少女は生き延びた。

 エピローグ。ファヴの軛を逃れたSWは宣言通りに「魔法少女にならない」のかと思いきや、その真逆でとにかく変身して世界中での人助けに奔走する。さらにあらゆる苦難に立ち向かうためのトレーニングにも積極的で、今やリップルと渡り合うほどの近接格闘術もマスターした。何も救えなかった過去から、彼女は「何かをする」魔法少女に生まれ変わったという。正直「遅すぎる」改心ではあるのだが、何事を始めるにも遅いはない。新たな時代に理想の魔法少女を貫き通すため、彼女は「自分の力」で生き続けていくのだろう。隻眼隻腕となったリップルも、場所は動かずに魔法少女を続けているという。彼女をあこがれさせた善行の魔法少女、SWを目指して。そして何より、彼女にいくつもの命を託し、友情を貫いたトップスピードを目指して。

 たくさんの命の先に、魔法少女は育成されていく。

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 残した者、残された者、第11話。図らずも人気キャラ大集合みたいなお話になりました。

 クラムベリーの過去回想からスタートした今回。過去エピソードが語られるということは、それ即ち死亡フラグということでもある。彼女はこの手のデスゲームものでは割と定番になってきた「前回の生き残り」だ。運営側はこれまでもこの性悪なゲームをそこかしこで続けてきたようで、人材育成を謳いながら、その実単なる殺戮ゲームを繰り返し楽しんでいるだけの様子。前回は今回のような殺し合いを楽しむタイプのミッションではなく、無力な魔法少女に化け物をけしかけて一方的に惨殺するタイプのお遊戯。どこからどう見ても「調子に乗った音速丸」にしか見えないような化け物を相手に、「戦闘狂」クラムベリーが孵化する様子が描かれていた。

 「前回」で生き残ったクラムベリーは自動的にそのランクを「マスター」へと昇格。マスターは運営側との接続が認められ、各種情報提供を受けられるというメリットがあり、当然その情報の中には運営のどす黒い真意も含まれている。それを理解した上でクソみたいな役職を受諾するかどうかは完全に個人に任されているのだと思われるが、大量の仲間の死を目にしたクラムベリーさんは、どうやらアカン方向に花開いた様子。戦いを求めての要職受諾。そして今回のバトルの「マスター」へ。実際に「経験者」としての彼女の実力は圧倒的なもので、死地をくぐり抜けたが故の肝の太さは、前回のバトルで見せつけた通りだ。

 そんなクラムベリーにとっても最大の難敵であると思われたスイムスイム。直接対決は突然訪れたが、すでにファヴから情報を受け取っていたクラムベリーは、当然対策を講じている。全てを無効化すると思われていたスイムスイムの液態化能力であったが、「見えるということは」光を反射し、光を吸収しているということ。「聞こえているということは」音を受信し、空気の振動の影響を受けるということ。水VS音の対決は、音を司るクラムベリーに軍配が上がった。なるほど、この辺りの強弱の構図は理にかなっていて、なかなか卒のない脚本である。

 しかし、吹き飛んだスイムスイムにとどめを刺すために一瞬気が緩んでしまうクラムベリー。まさか最大の難敵を打倒した後に、文字通りの「落とし穴」が待っているとは思わなかっただろう。ただの雑魚だと思われていたたまによる、乾坤一擲、蜂の一刺しとなる一撃。彼女の能力「穴をあける」は人体にも有効だったらしく、かすり傷でも致命傷となる。もちろん、普段の彼女ならそんな残虐なことは命令されても出来なかっただろうが、スイムスイムのピンチを見て、彼女も最後の勇気を奮い立たせた。ふいの一撃に倒れるクラムベリー。悪の頂上決戦は、「仲間」を大切に守り続けたスイムスイムに軍配が上がった。

 これにて人数は規定の4人。形はどうあれ大団円に……なるわけがない。仲間を守るという教え、敵を制するという教え。全ての教えはルーラの手による。そして、「魔法少女は正体を知られてはいけない」という教え。そりゃまぁ、いい歳したOLがフリフリ着てはしゃぎ回っていたルーラさんはその教えを遵守しなければ生きていけなかっただろう。しかし、本来の意味での「少女」であるスイムスイムにとって、その教えはそこまで重要じゃない。気にしなくてもいいレベルの条文だったはず。しかし、彼女にはそうした部分の思考力はない。ただ与えられた規律を、「rule」を守るため、最後の「部下」であるたまを生かすわけにはいかなかった。部下がいなければ成り立たないと言われたruler。その部下を殺すことを義務づけるrule。すでに彼女の行動原理は矛盾だらけである。しかし、幼い彼女はまだそのことに気付いていない。

 残った命は3つ。ラピュセル・ハードゴアアリスを背負ったSWは、未だ戦うことに理由を見出せない。「WIXOSS」でのるう子のように、どれだけ回りが不幸になっても、どれだけ自分がせき立てられても、戦うこと、殺すことに正当性を見出さない。これも1つの選択ではある。対して、トップスピードという盟友を背負ったリップルは、ゲームのルールを超えた復讐を誓う。事ここに及んでの復讐の誓いは、「復讐は何も生み出さない」というはるか昔から語り継がれた文言を体現したかのような振る舞いであるが、彼女の反応もまた一つの道理である。これだけの暴虐を重ねられて、なお命の重さを選択するSWの方が、この状況では異端なのである。奪われた友の命にけじめを付けるため、リップルはこのゲームで唯一、純粋な殺意を持って最後の敵に当たる。迎え撃つスイムスイムはマスターとしての権利を手に入れたが、彼女の主人はファヴでも運営でも、自分自身ですらなく、彼女の中に生き続けるルーラである。思い返せば、彼女はねむりんの言葉に心を動かされ、信頼すべきルーラを打ち倒すことを選択した。ルーラに相応しいのはルーラではないと拒絶し、自身を更なる偶像へと昇華することを選んだ。しかし、彼女の中で生き続けているのは、変わらずに「生前のルーラ」である。どこまで行っても堂々巡り。子供であるが故の純粋さから、彼女は前に進めない。リップルは、彼女を止める事が出来るのだろうか。

 トップスピード、そしてルーラ。すでに退場した人々だけが、今の状況を回している。ルーラの善意が、トップスピードの博愛が、最後の殺意をけしかける。この状況に、SWはどう立ち向かうのか。最後のステージは……Not Found

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 命がゴミのようだ! 第10話。最終回も見えてきたし、サクサク減らしていくんだポン。

 まぁ、前回に比べりゃまだ減る人数は多くないけども、すでに7人しかいない状態から間引くんだから、4人も5人も減っちゃぁ困るわな。残った面子は主人公補正最強のSW、フィジカル最強HA,友情パワーを抱えて戦えリップル、実はラスボル候補だったスイムスイム、復讐の悪鬼ミナエル、なんで生きてるんだたま、そしてイベントマスターのクラムベリー。この中から誰を間引いていくかと言われたらなかなか難しいところだ。

 とっかかりは、前回のラストシーンにあった。ミナエルが辿り付いた策は、「魔法少女が最強なら変身前に叩け」という非常にシンプルなものだった。前回のぬいぐるみの諸々のシーンはそういう意味だったわけね。まぁ、何でHAの正体を突き止めた時点ですぐに襲わなかったのかがちょっと疑問なのだが、「変身前を襲う」というのは一種の禁じ手であり、奇襲である。万が一失敗したら相手は常に変身前にも警戒するようになるだろう。唯一のチャンスをものにするため、戦闘力の高いスイムスイムに実行役を任せたと考えるのが自然か。しかし、「正体がばれた魔法少女は云々」っていうルールは事前に説明してたんだっけ? あんだけ大手を振って慈善活動してる連中ばっかりだったもんだから忘れてたわ。先に変身して人ごみの中で待ち構えておけば相手だけ変身出来ないから嬲り殺せる、ってのは、シンプルなようでなかなかエグい作戦。ある意味、一般人を無差別に巻き込んだメアリと大差無い思考回路だよな。

 こうして、スイムスイムの奸計に落ちたHAは、憐れ対抗の手も無く惨殺された。こうしてみると、スイムスイムは最初に自分の手を染めたルーラ殺害の時から、他人の命を奪うことに対して一切の躊躇いがないのだよな。クラムベリーさんまでが「自分に似ている」と太鼓判を押すそのメンタリティは、気付けばラストステージまで生き残っての優勝候補に。しかし、それでも彼女のモチベーションはあくまでも「ルーラになる」ことなのが悩ましい。弱き者、愚かな者を統べるリーダーとして存在するべきルーラは、もし周りに誰もいなくなったとして、存在することが許されるのだろうか。スイムスイム自身、自分の歩んでいる道の先を、どれほど認識出来ているのだろうか。

 ちなみに、HAは為す術もなく殺されてしまったわけだが、彼女は事前にSWに投げかえされたラッキーアイテム「うさぎの尻尾」を所持していた。それでもスイムスイムに対して手がでなかったことを考えると、あのアイテム類は魔法少女に変身していないと効果を発揮しないってことなんでしょうね。まぁ、他のアイテムも日常的に使えたら割とチートだしな。

 残り6人。ここでいよいよスイムスイムは最後のヤマであるド本命のクラムベリー討伐へと乗り出す。どれだけ察しの悪い連中でも、クラムベリーがこのイベントでは特権的な立場にあることくらいは薄々気付いた頃だろう。彼女は相変わらずファヴを通して様々な情報を得ており、今回もスイムスイムについての細かい近況を知ったり、ルール無用のやりたい放題。まぁ、ファヴに「マスター」って言われてる時点でルールを気にする気配は一切無いしな。

 いよいよ始まるチームルーラVSクラムベリーの生き残り競争。クラムベリーの能力は「音を自由自在に操ることができるよ」だが、それ以外にも超人的な聴力というサブ能力を持っているらしく、これまで幾度となく暗殺を企ててきたチームの思惑をも手玉に取る。ドーピングにより加速していた3人の連携にも臆することなく、逆に臆病なたまを牽制して遠ざけると、その隙にミナエルを瞬殺。双子天使さん、めでたくセットでリタイアです。わざわざ過去エピソードを挟んだというのに(むしろ挟んだせいで)あまりにもあっけない最期であるが、悪辣な雑魚にはお似合いの最期だったのかもしれない。それにしても、確かミナエルの能力って物質の材質も再現出来るはずなのだが(でないと斧になったときに頭に刺さらないしね)、クラムベリーは岩に擬態したミナエルを容赦無く拳で貫いたんだよな。強化されすぎじゃないですかね。

 こうなると分が悪いのはスイムスイム側だが、彼女には液態化という絶対的防御性能がある。どちらがどのように出し抜くか、次回が決戦ということになるか。ここでノイズ程度の存在であるたまがどう効いてくるかだが……なんか、「最終的に部下を守るために自己犠牲にしちゃうスイムスイム」みたいな未来が見えるような。

 蚊帳の外にはSWとリップル。この2人も互いにどう処理し合ったらいいのか、今のところは見えてない。まぁ、ファヴの言った通りに最終定員が4人だったら、もうセーフですもんね(ニッコリ)。

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 そうなれば、そうなるやろ……第9話。分かってた。分かってたけど……辛い……。

 満を持しての退場祭り。そのスピードはダンガンロンパをも凌駕する。思えばダンロンもスタート時点で16人くらいだったな。こちらは余計なNG行動などなくても、サクサクつぶし合ってくれるから運営側もやりやすくてイイよね!

 ファーストバトル、カラミティメアリVSリップル・TS連合軍。まずは珍しく正攻法型の戦闘スキル持ちどうしの対決であるリップルVSメアリから。かたや「狙って投げたら必ず当たる」という刃霧要のごときスナイパー能力、かたやどんな武器でも強化して頑丈な魔法少女相手でも一撃必殺を狙える能力と、魔法の袋による出し入れ自在の手数。単体で見た時のスペックは、戦闘経験の差もあってメアリの方に軍配が上がる。準備次第でいくらでも強くなれるメアリは、用意周到に様々な銃火器を用意しており、中でも「ビルの屋上に電子地雷」という愉快な戦術でもってリップルを追い詰める手管は流石の年の功である。まぁ、多分ミリタリーの専門家から見たらもっと効率の良い作戦は山ほどあるのだろうが、あくまでも元は単なる飲んだくれの主婦ですからね。これくらいの強さが限界ってことだろう。流石に修羅場を乗り越えて精神が摩耗しきった暁美ほむらさんとは違うのである。

 リップルの能力は、確実に的にこそ向かうものの、途中で阻害されてしまえば真価を発揮しない。相手もレンジがある能力だけに、どうにも攻め手に欠けた。そこで追加されるのがTSとの連携である。最初は単細胞の彼女の意志で「ジェットほうきでそのまま突っ込む」という分かりやすい攻めを繰り返したが、相手が持ち出したのは対戦車ライフル。流石にこれでは正面突破は自殺行為だし、TS自慢のほうきもぶっ壊され、これでは通じないことが判明。そこで策を講じた2人は、TSの速度にリップルの能力を掛け合わせた奇策を講じた。ぶっちゃけ、画面だけだと何が起こってるのかよく分からなかったのだが、つまりアレってチャフみたいなものなのですかね。ひょっとしたらリップルがガラスの破片全てに能力を行使し、それが一斉にメアリに襲い掛かるように仕向けたのかと思ったが、そういうことでもないみたいだし。単純に、それまでの横の動きに認識が馴染んだところに突然縦の動きを組み合わせ、さらにチャフにより視界を奪い、精密機械の起動を抑止、相手の銃弾も細かい照準が定まらないような状況を作り上げ、そこで不意に上空からの一撃を見舞うという攻撃方法。元々お互いに一撃必殺の能力。こうして隙を突ければやはりリップルは強かったのである。

 人を1人殺しておいてハイタッチもねぇだろ、と思わないでもないが、今や大量殺人犯となったメアリ相手ではそれも致し方なし。めでたく作中最も相性の良かったタッグチームの初勝利の凱歌を……と思いきや。容赦無く襲ってくる理不尽バトルの流れ。勝利を確信した瞬間こそが、誰しも最も油断する瞬間。その一瞬を、スイムスイムは見逃さなかった。不意の一撃に倒れるTS。激昂したリップルは返り討ちを狙うも、ついに能力を発動したスイムスイムはHAなみの防御力を持っていた。のうのうと逃げおおせ、チームルーラはこれで白星を1つ追加する形。そして、横たわるTSの真実……。やるせねぇなぁ……こういうダイレクトにエグい展開、ベタといえばベタなのだが、先週の彼女の日常パート、そして今週の赤子を連れた母親とのやりとりなどを見ると、やはり直接的に心にクる。1度に2つの命が途絶え、リップルは初めて出会った友人を失った。この喪失は容赦無い。

 転じて、メアリの作った事故現場でももう1つの修羅場。この期に及んで人助けに必死なSWと、ただ黙々と彼女に従うHA。そこに現れたのはピーキーツインズの片割れの方。先週時点ではよく分かってなかったが、生き残ったのは物質化能力の方(ミナエル)だったようだ。突然現場に降り立った彼女を見て、脳内お花畑過ぎるSWのトンチンカンな物言いはマジでどうかと思う。あの状況でよくもまぁ都合のいい妄想が出来るものだ。もちろんHAさんはそのあたりクレバーなので、しっかり身代わりとして初太刀を受けきった。ただ、あくまでミナエルの方は陽動。本命は姿を隠していたたまの襲撃。……だったはずなのだが、なんと、状況を処理しきれないたまの逡巡をSWの能力が「困っている人」と認識。まさかのさとり能力となり、見えない襲撃者を回避する事に成功。うーむ、流石主人公だ……。まぁ、どう考えてもマント被ってるヤツが任務に不向き過ぎただけな気もするが。たまは能力こそ強いのだろうが、このメンタリティでは暗殺部隊には向かないよな。その辺の事情をスイムスイムはどう考えているのか。そしてルーラだったらどう判断していただろうか。

 新たな(そして何となく予想は出来ていた)ルール変更により、生存競争はさらに激化。チームルーラは現状3人なので求められるのは他の部隊の殲滅のみとなってしまった。スイムスイムはあくまで「ルーラなら」という思考でしか動かず。ルーラの尊敬すべきところは部下の全てを平等に守ってきたことなので、おそらくスイムスイムはすでに「残り2人を守りきって勝つ」ことしか考えていないだろう。どう考えてもHAとクラムベリーがいる状況ではハードモードなのだが。しかし、気になるのはラストに登場したユナエルさんの咆哮。「殺せる相手」……まぁ、現在残ってる面子で一番対処しやすそうなプレイヤーといえば、どう考えても隣にいるヤツですけどね……どうすんだろ。いよいよチームも完全崩壊かな。なお、そんな壮絶な生き残り合戦の中で、ひっそりと退場したプレイヤーが1名いる模様。まぁ、この状況でまともな神経なら保つはずないし、これもある意味必然だったといえる。あまりにもあっさりした退場だが、これはこれでリアルな動きだろう。WPが文字通り命懸けで守った生存者の椅子。その椅子があっさりと半分取り除かれた状況で、シスターはとてもではないが自分が最後の4人に滑り込む方法など思いつかないだろう。彼女はもう、退場する以外の選択肢がなく、それなら無益な争いを引き起こさない方法を選ぶしかないのだ。せめてあちらでWPと再会して欲しい。

 残るプレイヤーは、チームルーラの3人、そしてSW,HA,リップル、クラムベリー。ここから4人となると一体誰が勝ち残るのやら。とりあえずチームルーラが残れるビジョンがないな。そして、4人の生き残りが保証されるっていうビジョンも全く見えないな。しかし、TSがいなくなった来週からボクは何をモチベーションにこんな陰惨な戦いを見守ればいいのだ……。

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 ゆーみんボイスで毎朝「いってらっしゃい」って送り出されたい人生だった、第8話。やっぱり可愛いな、トップスピード……。元気が出るおまじないとかされてさぁ、どこか悪戯っぽいところは残っててさぁ。ゾクあがりでもなんでもいい。むしろ更生させる過程を楽しみたい。あ、料理は作らなくていいです。中の人的に怖いから。

 さておき、今週も新たに2人の魔法少女の日常が明らかになりました。そして、ついでに2人の魔法少女が退場しました。しょうがねぇよ、モノローグ出たらその分退場するに決まってるんだから。まぁ、そういう意味では今週のTSはどう考えても退場フラグでしかないのだが……。

 アバンを飾ったのはシスターナナとWPのカップル。こちらは以前カラミティメアリにひどい目に遭わされていたことから多少なりともスイムスイムの呼びかけにも警戒していたわけだが、基本的に、魔法少女バトルは攻める側が有利なシステムになっている。何しろ「攻撃するかどうか」すらお互いに分からない状態であり、全員が高火力の状態になっているにも関わらず、ディフェンスに特化した能力保持者はHAぐらいのもの。さらにこれに徒党を組んで袋叩きにするオプションまでついてしまえば、完全に他者の攻撃から身を守るのは困難だ。WPは魔法少女の中でも圧倒的に防御寄りの性能ではあるのだが、いかんせん相手を敵と認識してからの能力であるし、シスターナナの手前、なかなか表立って敵対意志を表明するわけにもいかない。そんな半端な姿勢を、迷いないスイムスイムにきっちりと突かれてしまった。まぁ、多分シスターがいる状態ならあそこまで大仰な準備をせずとも謀殺するのは難しくないと思うが。スイムスイム本人も言っていたが、おそらくルーラならもっとスマートにミッションをこなすことが出来ただろう。ざっと見ただけでも、ツインズの物質化能力の方を有効利用していないし、たまの能力も全く使っていない。これだけの手駒を腐らせたのは、純粋にスイムスイムの落ち度だ。「ルーラになる」という願望がいつの間にか「ルーラを超える」にすり替わっていた彼女は、一体この先何を拠り所にチームをまとめていくのだろう。

 しかし、過程はどうあれWPが数の暴力によって敗北したのは間違いない事実。何とかシスターを守るという最優先次項だけは守ることが出来たが、残されたシスターは一切の望みを絶たれ、ただ嗚咽するばかり。ここまで脳内お花畑で適当過ぎる生き方を続けてきたことの代償としては当然のものであるが、いざ叩きつけられるとやはり辛いものだ。これでシスターが180度方向転換して魔法少女殺すマシンにでも変貌すれば面白いのだが……能力がどう考えても支援型だからなぁ。他の連中が勝手に殺し合いを始めている現状、このままひっそりとフェードアウトして生き残る可能性の方が高いのじゃなかろうか。

 一方、チームルーラにもそれ相応の代償が。命懸けのバトルを甘く見たピーキーツインズの片割れが、WPの執念により相打ち、双子が片翼を失った状態。まぁ、ぶっちゃけ今まで全然区別してなかったのでどっちの能力が失われたのかもよく分からんのだが……「片腕を失う」という絵図がWPの末期と対比されているのも面白いし、最愛のパートナーを失った状態はシスターともリンクする。しかし、この双子はシスターのように泣き寝入りでは終わらないだろう。そういえば元気が出るお薬なんてものも手に入れてたし……案外こっちがキリングマシーンになる可能性の方が高いね。最も憎むべきWPが既に退場している今、残された双子の恨みの矛先はどこへ向かうのだろう。一番厄介なのは、「無能なリーダー」へ怒りを向けるパターンだよな……。

 所変わって、魔法少女業界でもダントツのすさみ具合を見せるカラミティメアリの住み家。こちらでは彼女のあまりにも駄目駄目な日常が明かされ、そこでファヴと取り交わされた投げっぱなしの契約の実情も判明した。ファヴさん、契約当初から一切隠す気がないパターンもあったのかよ……。魔法少女は争わせるのが前提、そしてその中には厄介を代表する「素質」を持った飲んだくれババァを紛れ込ませる。もう、やる気しかない名プロモーターですわ。勧誘されたおばちゃんの方も駄目駄目な案件に軽くのっちゃうし、その果てに出来上がったのが「世界を不幸にしても構わないテロリスト系魔法少女」という面倒ごとしか産みださない存在。最初から目的意識の違う存在なのだから、コミュニティで浮いてたのもある意味当然といえる。

 そして、そんなメアリさんが思いついた対魔法少女の分かりやすい戦術が、「関係無い一般市民を虐殺すれば、誰かしら見るに見かねて出てくるだろう」という目から鱗の大作戦であった。なるほど、正面切って戦いを挑んで来る人間もいないだろうからどうにか人質でも取らなきゃ、っていうところまでは想像していたが、別に関係者を人質にする必要もないのだね。元々他の連中の多くは「正しい」魔法少女なのだから、自らボスキャラを演じれば勝手にその足元に集まってくるという寸法だ。このまま他の全員が様子見に回れば町が崩壊するだけだったが、どうやら彼女の思惑通り、魔法少女達は集結しつつある。正義感に燃えるTSと、暴虐を許せないその相棒のリップル。そして「困った人の声が聞こえる」という難儀な能力のせいで絶対無視出来ないSWに、謎の相棒となったHA。今のところ、メアリの思惑通りに動くのはこの4人。さらに、餌場に集まる標的を狩ろうと目論むスイムスイムも出方をうかがうが、ルーラと違ってこういう乱戦をものにできるだけの指揮力があるかどうかは微妙なところ。手駒も減って、明らかに戦闘向きでないたまとすでにコントロールが効かないツインズの片割れしか残ってないし……わざわざ高い代償を払って買った武器も今のところ単なるでかい刃物だし……スイムスイムの行く末が今のところ一番不安。シスターは未だ泣き崩れるだけなので様子見。クラムベリーはあまり興味が無さそうだったが、「強敵」だったWPを非道な方法で退場させた人間が誰なのかには興味がある様子。

 イヤでも高まるクライマックス感。しかし、次のサブタイトルは……ルールの変更?! まだ何かやらかすのか? 出来ればTSさんの命だけは助けて欲しいところだが……(フラグ)

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 やっぱりこの作品はバケモンですわ、第6話。今回の構成で完全に脳がやられた。ただそのことを伝えたいので記事を上げます。

 実は、毎回内蔵をえぐり取られるようなダメージはくらっており、本来なら毎週何らかの感想を吐き出したい作品なのだが、いくつかの理由からそれは避けていた。理由1,視聴してる週末から週頭が他のアニメでいっぱいいっぱい。理由2,BSでしか見られないせいで世間的に盛り上がってしばらくしてからの視聴になり、なんか置いていかれた感がある。理由その3,今作の持つ根深いダメージを、俺なんかよりよっぽど胃の腑の深いところに喰らってる人(お嬢様方)がたくさんいるので、放っておいても感想がいっぱい出てくる。理由4,そもそも今作を適切に表現するだけの表現力を有している自信が無い。大きな理由は3と4かな。楽しんでいるのは間違いないが、多分、もっと壮絶な何かを受けて、そして吐き出している人たちが大勢いることを想像すると、どうしても何かをアウトプットすることに二の足を踏んでしまう。普段、面白かったら片っ端から何かを書き散らすようにしている私には珍しい状態だ。正直、この作品にどう挑んでいいものか、計りかねていたのである。

 しかし、この6話目で何かがはじけ飛んだ気がした。情念じみたものだけでなく、今作は構成、作劇、作画の全てにおいてあまりに異様だ。そのすさまじさを、せっかくなので私なりの視点でここにまとめておくことにはきっと意味があると思い、今こうして頑張っている。

 初の世界大会ということで当然色々と気合いの入っている話数なのだろうが、一番驚いたのは、ほとんどの時間を実際の演技に費やしたことである。総勢6人ものプレイヤーがしのぎを削ったショートプログラム、その全てをきちっと演技として描き、1話目から意識的だった「まるで本当にフィギュアのテレビ中継をみているかのよう」な構成がここに来てさらに効力を増している。しかし、普通に考えたらこんな構成は成立しないはずなのだ。何しろ、今回登場した選手のうち、我々がその内実を知っているのはユーリのみ。他の連中は、言わば「ぽっと出の外国人」でしかない。他のスポーツと違って「心情面での演技力」を問われるフィギュアという競技において、全然知らない人間が滑っているのを見て何かを感じ取るというのは、はっきり言って無理である。「意味を理解する」ところまでは行けたとしても、「意味を感じ取る」ことは難しいはずだ。

 しかし、今作はそれを可能にし、登場した全てのキャラの演技の意味を、最低限のモノローグ、最低限のエクスキューズでもって叩きつけてくる。「演技を見て、その構成を見て、分かれ」なのである。溌剌としたタイの少年、ヴィクトルをのりこえんと様々な情念を燃やすロシア人、むらっ気がありながらも年の功でまかり通る色気の塊のスイス人。そのどれもが一筋縄ではいかないキャラを盤上で表出させ、余計なことをしゃべるよりもずっと雄弁にキャラを語ってくる。「ずっと番組」という構成ではやっぱり「少年ハリウッド」を思い出すが、あそこまでの無法を押し通すわけでなく、それでいて臨場感を最大限に引き出しつつ「キャラ紹介」「キャラ押し出し」「ストーリー展開」全てを一気に片付ける。よくもまぁ、こんなとんでもない構成が可能になったものだ。

 前回の南くんの演技の時点で割と極まっていたのだが、今回の怒涛の演技の連続で、今作の「おいしさ」みたいなものも嫌というほどに理解させられた。そうなんだよな、1人1人のキャラが「俺を見ろ」という姿勢で楽曲と共に提供されるっていう構図、すげぇ贅沢なアイドルアニメのデザインなんだよ。アイドルアニメは何話かに1回はライブシーンを入れて、そこで曲とキャラを売り出すわけだが、今作はそれを毎回、贅沢な作画リソースを注ぎ込んで展開している。そりゃ盛り上がるだろう。そして、昨今のアイドルアニメといえばライブシーンはCGになるが、フィギュアスケートは集団を描く必要が無く、1人の演技をたっぷりと手をかけて作り込めるという強みがある。今回感心したのは、最後に出てきたスイス人(例によってまだ名前覚えてない)の演技、意図的に動画の中を抜いてる部分があるのよね。ユーリと同じ「色気」の表現のはずなのだが、スイス人の方はむらっ気を強くしたり、押しつけ気味の濃すぎる「エロス」のたたき込み方があまりに大胆過ぎるために、そのモーションがユーリの持つ「繊細さ」「未成熟さ」みたいなものと対比的に描かれている。尻からのアオリの構図を多めに採用して、どこか下世話な部分を残しているのもユーリの演技とは対照的。

 他の選手の演技についても、「試合中継のカメラの構図」を前提としながら、1人1人に最適な「アニメ的演出」がガンガン盛り込まれている。いわば「デフォルメ」された部分なわけだが、これが無ければアニメとして表現する意味が無く、これが極まれば、アニメとしての存在意義が突き抜けることに。そして、実際に突き抜けている。

 私はフィギュアスケートは全然分からない。今期は同じように「ラグビーが全然分からないけどオールアウト見てる」とか「サッカーはピンと来ないけどDAYS見てる」とか、スポ根アニメはテンプレ的に安定した「見せ方」がある分、大崩れせずに「何となくそれっぽいこと」を見せてくれるものだが、今作は「これ、絶対にフィギュアっていうスポーツが面白いんだ」と思わせてくれるだけの説得力を有している。フィギュアに良し、アニメに良し、つまり、フィギュアアニメに良しなのである。

 そうそう、もう1つ私視点で外せないものといえば、中の人のお話。諏訪部が楽しそうだろ、とか、こういう安元がこういう波多野とぶつかるのかよ、とか、色々と爆笑ポイントが多いのだが(個人的に相変わらず安元キャラがツボ)、改めて見直すべきは、やはり主人公のユーリである。つまり、豊永利行。彼は「デュラララ」の帝人に代表されるようなナヨナヨ系を中心にしながら時たまぶっ飛んだ破壊力を見せつけることがあるが、そんな彼の仕事の集大成になりそうなのがユーリ。盤上に上がったユーリのサディスティックなまでの「誘引」を作り出しているのは、間違いなく豊永だ。対比される存在であるユリオの方を固い仕事一辺倒の内山昂輝が担当してギャップを出しているのも非常に効果的な配置になっており、今作は声優ファンにもかなり聞きどころの多い作品になっているのである。

 ……とりあえず、ここまで6話分で溜まっていた鬱憤はここまでの記述である程度晴らせたかな……。残りの話数で何か書くかどうかは分かりませんが、世のお姉さま方に怒られない程度に、男サイドからも楽しんでいきたい作品ですね。

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 今更そのタイトルなのかよ、第19話。まぁ、今回のお話に相応しくはあるのだが……これまで正面から対話しているようで全然向き合ってなかったんだな、この兄妹。

 一応名目としては薫子救出戦ということになるのだろうか。ただ、最も警戒すべき敵キャラであるはずのギーさんがなにやら楽しげにアズマの手助けをしており、今回の救出劇も仕組まれてるんじゃないかっていう出だしになっているせいであんまり爽快感が無いのが残念。未だにギーが何を狙っているのかが今ひとつわからんのだよなぁ。前回絶美さんに全部を任せたのも純粋にボーンヘッドだったのか、策略のうちなのかも謎のままだし。流石に今回のアズマへの対応を見ると、全部が全部彼の思惑の中だと考えた方が自然なのだよね。ただ、そうなると劇的な兄妹の再会シーンにしても、颯爽と現れた新走さんの登場シーンにしても、「まぁ、ギーは全部承知の上なんだけどね」って思うと興が冷めてしまうのである。そのあたりの設定がふわっとしたアニメだ。

 とりあえず、今回も緊迫したブランキ戦が2局展開されている。1つは、お留守番してる「心臓以外の人々」による礼央子防衛戦。心臓が単体で行動してしまうという、チーム王舞としては信じられない状況なのだが、残りの4人は誰もアズマの身勝手な行動に対して文句は言わない。そこまで織り込み済みでつきあえるくらいの関係性になったということだろう(どうせ止めても聞かないし)。まぁ、的場井さんたちがあんまり戦えないと言っている現状、流石に礼央子を放っておくわけにもいかず、アズマとしても苦肉の策ではあるのだが。

 しかし、そんな窮状に敵も黙っちゃいない。「何故か礼央子にご執心」らしいギーさんは追っ手を差し向けており、現れたのはかつて薫子にブランキをレンタルしていたチームのようである。ブランキVS単なるブブキ×4(+石蕗さん)普通に考えたらワンサイドゲームなはずなのだが、優しい石蕗先生のブブキレッスンにより、柊たちのパワーが強化された。まぁ、戦い方を変えたというだけでトータルの戦闘力は変動していない可能性もあるが、とりあえずデカブツ相手に生身で立ち向かう手段は手に入れた。イワトオシと柊はあんな感じだったけど、黄金ちゃんと右手ちゃんのチームとか、どういう融合を見せるんでしょうね。全員が心臓をフルオープンにしているってのもなかなかリスキーな状況だろうが。あと、石蕗さんがそれなりに戦力にカウントされてたけど的場井さんが単なるビビリ役になっちゃってるのがちょっと寂しい。黄金ちゃんに理不尽な「殺すぞ!」をぶつけられるおじちゃん可哀相。最後にもう一度、的場井さんの凛々しい姿が見たいですね。まぁ、炎帝復活は予定調和だから、そのうち完全体・チーム礼央子を見せてくれることを期待しておこう。

 そんなチーム礼央子の残りの2人は薫子のところへ。絶美「さん」と一緒に逃走していた薫子は無事にアズマと合流。すったもんだあったけど、まぁ、何となくわだかまりも解消して仲直り出来た……かな? 心臓が2人揃っても戦えないやんけ!ってところにレティシアちゃんが強襲してきたのでピンチかと思われたが、ピンチになったら最後のカード、新走さんを切ればいいだけの話である。以前的場井さんが「宗也は宗也で別なことをやっている」と言っていたが、彼が担当していたのはまさかのザンパザ強奪。えー、一体どんだけ中枢に潜り込んでたのよ。ロシアチームを虐殺してまでして確立させたオートメーションザンパザって、ギーさんの戦力の中でもかなり重要な一品だったのでは……。それをあっさりシステムの秘密ごと強奪してくる新走さん、すげぇ。そして、ザンパザの操縦云々に関して絶美さんがなんも知らない様子だったのが意外。あんた、あれだけ長いことギーの隣にいたくせに、そっちの進展具合は全然聞いてないんだっけ? とりあえず、新たなブランキを入手し、心臓だけで動かせるご都合システムも確率。とどのつまりは薫子の真骨頂ということである。一時は落ち込んでしおらしくなっていた薫子だったが、活躍の場と聞けば持ち前の顕示欲が黙っちゃいない。さぁ、「どこをどう見ても実の兄妹とは思えない2人」の共闘、ここからがクライマックスだ。

 なお、チームアメリカは相変わらず元気です。まる。

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 今週は新たな犠牲者が出なくて良かったポン、第7話。まぁ、作中でも屈指のグロ描写はあった気がしますが……。死んでないならオールオッケー。

 とんとん拍子で進んでいく大変快適なアニメですね(?)。前回2人死んでたおかげで今週は一応犠牲者無し。その分、対立構図は少しずつ濃縮されており、確実に終局に向けて加速していることが分かる。大きく分けると、現在形成されているグループは3つ。今回大きく動いたのはそのうち1つ、シスターナナのグループだ。彼女は元々WPと共に魔法少女友好機構の設立に奮戦していたが、恩師(?)であるマジカロイドを失ったことでそのお花畑な平和主義はさらに強固なものに。WPとともに片っ端から魔法少女に連絡し、改めて同盟関係を強める腹づもりだ。どうも彼女の言動を見ていると、「マジカロイドが通り魔に襲われて」はそのまんまの意味で解釈してるみたいなんだよな。どんだけぱっぱらぱーなんだ、コイツ。その隣にいるWPは流石に運営側の動きに気付いているはずなのだが、あくまでもシスターの意向を尊重する構えを崩さず、彼女のお花畑計画を守護するナイトとして動いている。現時点ではどうせ大したチームも形成出来ないだろうし、それでいいと考えているのだろうか。それとも、この子もやっぱり馬鹿なのだろうか。

 そんなシスターに誘われ、親友を失った悲しみにつけ込まれた感があるのが我らがSW。前回、とんでもない状況から一命を取り留めた上に、なんか知らないヤンデレを押しつけられて全く状況が見えていない。精神崩壊しちゃえば楽なのに、とか思ってるところにファヴがやってきて、魔法少女は肉体だけじゃなく精神も強化されてるから、そんなリタイアは認めねぇよ、という安心の太鼓判。なにそれすごい。良かったじゃん、美木さやか嬢みたいに「アタシってホント馬鹿」から魔女化しないで済むってことじゃん。ラッキー。いや、普通の精神力の人間からしたら地獄なんだろうけども。藁にもすがる思いでシスターのところへ出向くも、そこで待ち構えていたのは諸悪の根源HA。シスターが仲を取り持ってくれるかと思いきや、この女ホントに役にたたねぇ。「協力してくれるの? サンキュー! じゃ、次のアポがあるから」という訳の分からない立ち回りで後は若い2人でのご歓談。ひょっとしたら正面から会話したら案外誠意が伝わるかも、とか思ったが、やっぱりコワレだったよHAさん。確かうさぎの足もかなりのコストがかかるマジックアイテムだった気がするのだが、それをひょいとSWに押しつけ、特に理由も説明してくれないコミュ障設定。うーむ、ありがたいのは間違いないんだろうけど、動機が理解出来ない施しって、受ける側からしたら怖いだけなんだよなぁ。突然ちゃぶ台をひっくり返されるかもしれないしなぁ。ビクビクしながらも、とりあえずシスターチームは現在4名。このチーム、万一8人を超えたらどうするつもりなんだろうな……。

 そして、そんなシスターの動きを牽制するもう1つのチームが、2代目チームルーラ。今回のアイキャッチでピーキーツインズの能力が明かされたが、うん、まぁ、あんまり使えないっぽい。いや、使い方次第じゃ謀殺には有効そうなんだが、いかんせん使い手の頭が悪い。ルーラがいてくれればまだ戦略の立てようもあったのかもしれないけど、現在の妄想系リーダーではあの双子も先が長くないような。そんな2代目ルーラ、スイムスイムさんは、もう片方のチームのリーダーであるシスターとの会談に応じる形で呼び出しをかけた様子。「まともに戦えない相手には、まともに接しなければいい」と、すでに裏道からの勝負を宣言している彼女。持っている武器は一体何の役に立つだろうか。一応、正面切っての対立は次週のこの2人の動きが焦点になるだろうか。

 そして、最後の1つはチームとは言えないかもしれないが、相変わらずお気楽なTSさんによる、リップルとのタッグチーム。今回はついにリップルの日常面が明かされ、魔法少女軍団の中でもトップレベルの不憫さをうかがうことが出来る。ルーラとかリップルを見てると闇の深そうな人間ばかりが魔法少女になっているようにも見えるが、SWとかねむりんを見てると別にそれだけってわけでもないんだよな。あまりにテンプレなひどい家庭で育ったリップル。今週のエピソードを見ても「薄い本が捗るなぁ」という印象しかないくらいに適当な家庭だったが、ささくれだった彼女の心にTSさんがどの程度寄り添えるか、という今後の課題の難度設定は理解出来るようになっただろう。そして、そのTSさんは未だバックグラウンドが明かされていない。執拗に繰り返す「あと半年」の文言、そして年齢は自称19歳で、「昔はお前みたいに荒れてたよ」という、荒れてる側からしたらどうでもいい自分語り。なんか、TSが何をしゃべってもせっせとフラグを立てているようにしかみないのが怖い。流石にリップルが先にやられる展開はなさそうだし、TSさんのリアル側のお話が語られたらお通夜の準備やろなぁ。

 そんなリップルのチームに接触をもったのは、メンバー1の危険物、カラミティメアリ。マジカロイドのことなんて何とも思っていないように見えていた彼女だが、流石に自分の駒をあっさりと潰されたことにはご機嫌斜め。まぁ、自身で口にしていたように、「面子を潰された」っていう怒りが大きかったのだろうが、マジカロイドの退場を確認したことで、「運営側が自分の与り知らぬところで何かを企んでいる」ことが確定し、そのことについてファヴにふっかける意味もあったのだろう。前回あれだけクラムベリーに情報をおもらししておきながら「贔屓は出来ないポン」とのたまうファヴに高圧外交を持ちかけ、無事にHAの情報を入手(本当に口の軽い運営である)。持ち前の高火力で不気味な新入りを圧倒するも、単なる高火力VS亜人では、後者の方に軍配が上がることは佐藤さんが証明済みである。普通なら「亜人対策」っていうテーマで1話くらいたっぷり使ってもいいくらいの難局なのだが、今作のすげぇところは、「狙撃」→「ショットガンでぶちまける」→「マシンガンでさらに粉微塵」→「手榴弾で消し飛ばす」→「薬物はどうだ?」→「燃やしちゃえば!」→「さらにセメント漬けで東京湾ぞ!?」までを僅か数分でやっちゃうところ。どんだけ準備してきたんだよ、っていう突っ込み待ちだが、まぁ、暁美ほむらさんだってヤクザの事務所から色々と物資を輸入してましたし、魔法少女のたしなみですよね。普通ならもっと大仰に描いてもいいはずのエグい展開も、「まぁ、すでに魔法少女デスゲームはテンプレの1つだから」ってんでスピーディーに描いてくれる演出方向、私は好きです。まぁ、それにしたっておばちゃん暴れすぎだとは思うけど。

 結局、全身全霊を持って排除しようとしても殺しきれなかったHAの完全無欠の不死性。これが一介の亜人だったら「無力化する方法はいくらでもある」って言えるんだろうけど、相手は肉体的にも精神的にも強化されている魔法少女である。正面から彼女を打ち崩すのは事実上不可能と見るしかない。つまり、HAを排除しようとするなら、真っ向からキャンディ勝負を挑んで最下位まで落とし込む必要がある……って、それでよくね? 今更だけど初心に戻って、彼女のデバイスからキャンディを移し変えれば勝てるんだよな。案外メアリがリップルに相談を持ちかけたいのも、そのあたりのHA対策のお話なのかしら。

 さて、こうして大きく3チームに分かれたのが今回の顛末。唯一のジョーカーであるクラムベリーさんは今回は見に回ってますかね。元々「オレより強いヤツに会いに行く」がモチベーションの人だったので、次に狙うとしたらリップルかWPあたりになるのかしら。残り12人。つまりあと犠牲者はあと4人。誰を殺すのが一番平和的かねぇ。

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