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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 残念なニュースが続きます。この度、「サザエさん」の波平役などでお馴染みの、永井一郎氏が永眠されました。先日の加藤精三氏の訃報からわずかな期間で、「日本の親父」を代表する声が次々と失われていくことが、残念でなりません。

 永井さんといえばやっぱり波平、と言いたいところなんですが、実は私の第一印象は違ったりします。もちろん幼少の頃はサザエさんを見ていたはずなんですが、「その声」という入力があまり無かった。彼の声の第一印象は、「悪魔くん」のファウスト博士なんです。大好きなアニメだったので、その中でも最も重要な役であり、ナレーションも兼任していたために、随分声の印象が強かった記憶があります。加えて、同時期に放映された映画「ドラえもん・のび太の日本誕生」で、大ボスのギガゾンビを演っていて、片や正義の味方の元締め、かたや悪の親玉という両極端な配役に、声優ファンなら誰しもきっかけになったであろう、「これとこれが同じ声!」の原体験があった気がします。未だにギガゾンビの唱えていた不気味な呪文はそらんじることが出来るくらいに印象的だったんですよ。正面からドラえもんと向き合って完璧に倒した敵キャラって、実は凄く珍しいので。

 先日の加藤精三氏の訃報に際して、仲間内で「ジジイの声の声優がどんどんいなくなる」なんて話をしていました。当然そこで永井氏の名前も挙がったんですが、「あの人はあの歳でワイドショーのナレーションまでバリバリやってるんだ、まだまだ現役だよな」なんてことを言っていたんですが、その矢先の報せにショックを隠せません。ニュースによれば仕事先での不幸だったとのことで、本当に「生涯現役」を貫き通したことになります。まだまだ業界の規範として、決して替えの聞かないその仕事をもっともっと聞いていたかったです。つい最近、宇宙ラーメン店の親父として出てきてくれたばかりだったのに。まだまだ激獣拳は武の高みに届いていないのに……。

 

 改めて、ご冥福をお祈りします。

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 この秋のイベントラッシュを締めくくるのは、本場京都で行われた、京アニの単独展示会。アニメスタジオが単独(正確にはDoとの合同だが、まぁ、単独だよ)でこのような大規模イベントを開催するというのは非常に珍しいことで、地方で行われたそんなイベントがきちんと人で埋まっているというのも希有なことである。会場は京まふと同じみやこめっせだが、京まふは3フロア使っていたところを、このイベントは1フロアのみ。展示スペースもそこまで広くはないので、まぁ、本当に「そこそこの規模」ではある。展示と言ってもそこまで多様な見せ方があるわけではなく、原画がズラリと並んでいるのが最大の注目点。あとは台本があったり、過去のポスターがあったり。正直、ダラダラと見ても30分かからずにざっと見てしまえるくらいの内容である。ファンでなかったら多分入場料1000円はちょっとお高いと思うかもしれないくらいのもの(まぁ、ファン以外がくるわけないけども)。

 今回私は開始からしばらく経った2時前にゆっくりと会場に行ったので、その時間は展示スペースもぎっちりと人で埋まっていて観覧するのが大変な盛況っぷりだった。物販もフロアを跨いで待機列が伸びきっており、後から入った人間は流石に並ぶ気は起きないレベル。ま、今回はなるべく散財しないつもりで行ったからあんまり悔しくはなかったですけどね。唯一、開場直後に行われたはずの監督座談会だけは興味があったのだが、前日の徹夜からそのまま参戦するのが体力的に無理だったので断念。あくまでも今回は当選した「中二病」のステージ目的である。まー、チケットの席番号が「U」だった時点であんまり良い条件じゃなかろうとは思ってたけどね。

 


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 今年の学祭イベントラッシュを締めくくるのは、こちらのひーちゃんのトークショーである。昨年は確か新谷良子が来てたけども同志社のイベントと重なって駄目だったんだ。今年はちょうど日程をずらしてくれたのでこちらにも参加することが出来た。前日のイベントに比べれば私の「ひーちゃんファン度」はそこまでのものではないだろうが、それでもやっぱり快進撃を続ける若手の精鋭を生で見られる機会ってことで、そりゃぁ楽しみだったのですよ。

 結論から言うと、このイベントも前日の同志社に負けず劣らずのすさまじいイベントだった。こちらは、キャストの実力もありながら、企画・運営に当たった京大の声優同好会の力が大きかったように思う。なんかもう、「これ、いいの?」と思ってしまうようなギリギリの企画ばかり。後々になって事務所から怒られてるんじゃないかと思うくらいにガンガンゲストに突っ込み、序盤から完全にイベント仕様で暖まっていた客席のボルテージと合わせて凄まじいテンションのデンジャラスな完成度になった。ここまでの切り込み方が出来たのは、やはり斜め上の構成力のおかげだったと言えるだろう。

 イベントが独特の完成度になった理由の1つ目は、司会進行の進め方。普通、この手の学園祭イベントといえば、来てくれたゲストに大して最大の礼を尽くしての接し方になるので、どうしてもよそよそしくなったり、遠回りな会話が多くなるものなのだが、今回の司会役、よく言えばものすげぇチャレンジャー、悪く言えば異様な距離感。「そんなこと鷲崎健でもよう言わんぞ」と思うようなひでぇ突っ込みを連発し、ひーちゃんは常に戦々恐々。ネタとして通用するギリギリなところでのやりとりになっていた。この空気はなかなか他で味わうことが出来ないものなので、正直爆笑してしまっていたのだが、ちょっと失礼な上から目線みたいに見えて不快に思ったオーディエンスもいるかもしれないという、それくらいのレベルである。運営の人なんだから大学生だし、ひーちゃんよりも年下だと思うのだが、よくもまぁ、あれだけやりたい放題やれたものである。まー、「ネタをネタと理解出来る云々」って話なので別に問題無かったとは思うのだが、事務所との折衝でどういう話になったのかは気になるところである。

 そして、なんと言っても異質だったのが、3つ目に行われた「ひーちゃんファンPRコーナー」の存在である。そういえば事前のイベント参加応募の時、このPRイベントの参加者募集もしていたのであった。内容は「事前に応募してくれたファンの代表者が、それぞれ自由にひーちゃんの魅力をアピールし、その良さを競う」というもの。これだけ書くと割とシンプルに見えるのだが、この予測不能の素人参加イベントがカオスになったのは、確実に京大クオリティだと思われる。1人目の参加者は、割と普通に持ってきた原稿をたどたどしく読み上げて、いくつかのラジオ番組などから「ここが面白かった」とピックアップした。笑いどころを選り抜いたおかげでどう聞いてもディスってるようにしか聞こえずに平身低頭しながら必死に話していたのはご愛敬。2人目は唯一の女の子で、こちらは原稿用紙に書いた作文を朗読する形。まるで小中学生の作文コンクールのようで何とも微笑ましい(結局イベント自体はこの子が優勝した)、3人目は、パワーポイントで自作のスライドを用意しており、名台詞の側面からひーちゃんに切り込んだ。「すみません、これ、○○の声で読んでもらっていいですか?」が実現するという夢の舞台である。そして4人目、トリを務めたのが京大医学部出身、白衣を羽織り異質な空気をまとった人物。彼はコンピュータを駆使して情報処理解析学的に金元寿子のトレンドを分析するという、わずか3分の学術発表を行ったのであった。「日本一の学歴の無駄遣い」を自称する発表者の弁舌に会場は笑いっぱなし。もう、なんだこれ。

 この爆発物みたいなコーナーと、終始流れる「隙あらば斬る」みたいな空気のおかげで、イベントは笑いっぱなしのまま二時間強の日程を終えて終了し、他のコーナーの記憶は薄れてしまうくらいだった。ちゃんと普通のコーナー(質問コーナー、クイズコーナー、アフレココーナー)もあったんだけど、やっぱりかすむわね。他でなかなか見られない光景だったため、下手したら不快感を抱く人もいるかもしれない、という恐ろしいイベントになったわけだが、昨今は色々と物騒な事件もあって、声優イベントも不必要な警戒心が強まっていたり、過度な気遣いで汲々としている部分もある。こうして、学生達が多少無遠慮でもガシガシ距離を縮めていったり、オーディエンスが驚くほど近いところで接することが出来るイベントというのは、、非常に貴重な機会だったと思う。もともと素人が企画したものなのだから、多少無茶でもこうして好き勝手なことが実現出来るっていうのは大事なことだと思うんだよね。もちろんキャストさんが不快にならない範囲で、という条件はつくが、いわゆる「正式な」場では得られないものがあったという意味では、非常に有意義なイベントになったのではないかと思う。

 そんなわけでイベントの外枠の話しかしてないが、まー、ひーちゃんは可愛かったわよ。実は今回、個人的なハイライトはイベント開始数秒で訪れたのである。階段教室の上部入り口から登場した金元寿子。彼女は客席の間を縫って登壇したのだが、私、今回席が通路側だったもので、手を伸ばせば届くすぐそこの距離を、ひーちゃんが通り過ぎていったのである。まー、ちっちゃいこと、かーわいいこと! あまり最近は動画とかで見ていなかったのだが、短くまとめた髪型と、さっぱりしたファッションでボーイッシュな印象のひーちゃんの愛らしさはそれだけでも抜群のもの。改めて見ていて気付いたのだが、彼女は私の好みの大切な要因である「目力強め」を存分に満たしているのだね。道理で可愛いはずだわ。ここにあの声が乗るんだから、もう非の打ち所がない。今回はそれさえ分かればもう充分かな。もちろん、ラジオなんかも複数担当しているので、イベントの回し方、咄嗟の受け答えのスキルも高い。これからもますます活躍出来ることは間違いない人材であった。

 ちなみに、個人的ハイライトその2。「同い年の赤﨑千夏ちゃん、田村睦心ちゃんともよく遊びますね。あの2人はリアルキルミーベイベーで、やすなとソーニャそのまんまな感じで」。やキ神。

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 学園祭イベント3発目。そして、当然これが私の今年のメインイベントとなっております。これさえ見られれば正直1年のうち364日無くてもいいというくらいの重大事。昨年に続いて、また生でご本尊が拝めるありがたい参拝の日なのです。

 開催は同志社大学アニメーション・ヴォイス同好会。昨年同時期のイベントも非常に質が良く、充実したイベントを作ってくれる団体だったので、今年も期待いっぱいであった。強いて難点をあげるなら、箱が大きい(立派なホールでやる)ので学祭イベントにしてはキャストさんとの距離が離れてしまうことなのだが、……何を隠そう、今回私は最前列。思いも届くこの距離で、ゆっくりじっくり堪能出来るってわけだ。いいところに運を使い切った。同日に郵送されてきた京アニのイベントチケット(今月末)の座席番号がどう考えても絶望的に後ろなことなど、一切気になりませんわ。最前列だったおかげで2人の躍動感も5割増し。特に御前の方は相変わらず動きが大きく、大して短くもないのに、ワンピースの下の方がちらちらドキドキな感じにまで。伊藤静と言えば足。これが鉄板であるね。プロレス好きらしい見事な動きでございました。

 

 さて、伊藤静については、先日の立命館のイベントの記事で多少なりとも描かせてもらった。そして、我が心の本尊・大原さやかについても、大体昨年のイベントの時に描いているので、前振りは大して書くことがない。具体的に今回のイベントの中身についての感想を書いていこう。

 まぁね、凄かったね。まごう事なき神イベントでした。学祭イベントでここまでのクオリティが実現出来たのは素晴らしい。本当に同志社のサークルさんは見事な手並みである。わざわざお呼びしたキャストの人に最大限の努力でもってイベントを作って応えようという気力が充ち満ちている。イベント中に司会の人が連呼していた言葉を引用するなら、「丹精込めて」だ。もう、今回のキーワードは「丹精込めて」だ。2時間近くある割と長尺のイベントながら、そりゃもうあっという間。やっぱりこの2人が動くとエネルギーが桁違いだ。何しろサービス精神の固まりであり、本当にイベント映えする「動く愛嬌」伊藤静と、圧倒的な舞台勘と天性の気配り、進行能力を持つ「ラジオの女王」大原さやかのコンビ。この2人の絡みというのは実はあまり聞く機会が無いのだが、折に触れて耳にするのはその相性の良さである。まぁ、2人とも「のんだくれ声優」という致命的な部分が共通しており、通底するサバサバしたメンタリティのおかげで非常に相性が良い。

 普通のイベントならば「どちらかが回し、どちらかが受ける」という形になるものだが(実際、先日のナバと御前のイベントでは明らかに御前の方が「回し」でナバは横綱相撲的な「受け」を担当していた)、このイベントの場合はどちらも「回し」。2人の力が両輪となり、イベントのテンションはひたすら前へ前へと転がっていく。このノンストップ女子トークの切れ味たるや。今回は、サークルさんが選出した司会の人は微妙であった。いや、正直に言えばあまり上手い子ではなかった。どうもテンポが悪く、イベントの空気がいちいちぶつ切りになってしまうようなもどかしさがあり、開始直後からオーディエンスもはらはらしっぱなしだった。しかし、そこを綺麗に埋め合わせ、更にネタにまで昇華させて武器とするのがパーソナリティ芸である。「そういう扱い方をすべき」と判断した両名の攻めの絡みにより、あっという間に司会はネタキャラ化し、客席の熱を上げながら最後まで繋ぐことが出来たのである。序盤に、舞台の空気をぐいぐいと引っ張ってあっという間に空気を作ってしまう段取りの見事さには、本当に舌を巻いた。

 具体的なイベントの内容についても、今回この2人に適した良い配分。冒頭は対決コーナーであり、2人ともあまり普段披露しない絵を描かされたり、クイズに答えたりといったお約束の内容。ゲームコーナーが一言台詞コーナーと合併されていたり、お約束ながらもまとまった進行は終始盛り上がっていた。まぁ、何しろお絵かきバトル第1戦からして「日本地図」ですからね。ちゃんと分かっている人が作ったプログラムである。今回はさほど地雷を踏まずに済んだが、お絵かき3問目の「互いの似顔絵」は2人とも意外に特徴を捉えていて、笑いより先に感心が来てしまった。いわゆる画伯声優のような絵心が無くても、意外にこういうイベントは面白いものである。2本目の神経衰弱勝負からの一言台詞は、「あの台詞」のオンパレードで場を賑わせる。ランダムに台詞が入っていたので、「あのキャラの台詞をこっちが言うのか」というシャッフルな感じもなかなか良かった。

 下手なイベントだったらこの対決イベントだけで終わってもおかしくないところだが、ここから更にあと2つ。1つ目は「飲み語り」のタイトル通りのフリートークコーナー。今回選ばれたお題は1つ目が「声優になったきっかけ」というお約束のもので、2本目が「将来の自分について」。1本目についてはファンならば当然知っているような話ではあったが、改めて2人のオリジンに迫るとともに、綺麗に2本目のお題に繋がった。笑い抜きで真面目に業界での姿勢について語り合う2人の姿を生で見られたのは非常にレアな体験で、2人とも「生涯現役でありたい」という目標でトークが締めくくられた。本当に、ファンからしたらだた1つ望む言葉が聞けて感極まる。こういう時の大原さやかは、本当に真面目な人柄が良く分かるし、御前についても、キャラ云々を抜きにして、この仕事、アニメという媒体が好きなのだなぁ、というのが伝わって来て嬉しくなってしまう。個人的にはこの辺が1つ目の山場。

 もう、フリートークのコーナーを設けてくれただけでも「運営gj!」と満足してしまったところなのだが、当然最後に待ち受けるのはアフレココーナー。こちらは短い台詞などではなく、きちんと書き下ろされた短編台本を読む形になっており、脚本も手慣れていてびっくりするような出来映え。今回のアフレコイベントの音源をCDにすれば商品としてニーズがあるレベルのものであった。1本目は割と分かりやすいショートストーリーで、御前扮する酔っぱらいOLを、終電の車掌であるさぁやがたしなめるというもの。2人ともホームグラウンドとなる配役であっという間に役に溶け込み、コメディタッチのシナリオに見事な命を吹き込む。やっぱり朗読関係の仕事を見られるっていうのは良いもので、1つ1つの息づかいに加えて、その時の表情や仕草までが全て見られる。呆れ声の時には腰に手を当ててポーズを取っているし、けたたましく笑うときには全身で大きく笑う。「これがアフレコ現場なんだなぁ」というのが見え隠れするだけでもファンは垂涎ものである。

 そして、クライマックスは2本目の台本でやってきた。配役は、大原さやか扮する京都ご当地魔法少女「マジカル舞☆妓」VS御前扮する悪の手先のロボ少女である。もうね、始める前から御前が煽る煽る。既に伝説となった「変身縦笛少女マジカルさぁや」をご存じか。大原さやかに魔法少女という禁断の組み合わせが、まさかいっぱいの観客の前で実現することになるとは。鴨川等間隔殺法などの見事な必殺技を繰り出し、新たな歴史を刻んだ大原・魔法少女ヒストリーは間違いなく伝説となった。実を言うと「さぁやの萌えボイス」の原点は「マジカルさぁや」ではない。その少し前、「ぽぽらじ」で、あの「荒鷲」こと浅野真澄に煽られて必死にやらされた「きゅぴっ♥」な謎キャラがそもそもの始まり。あのとき、荒鷲先生が「さやさやが産卵中の海亀みたいな顔してるwww」と笑いものにしていたのがやたら印象に残っていたのだが、今回改めてそんな歴史を振り返ってみると、確かに魔法少女のために奮戦しているさぁやの拳は、常に硬く握られてぷるぷるしていたのであった。いやはやお見事! マジカル舞☆妓もお見事だが、実はその敵キャラである御前のロボ子も良いキャラをしていたりする。怒号絶叫で攻めるスタイルは、ただでさえ動きの大きい静節を更に際だたせ、体力勝負のアフレコ芸の真髄を見せてくれているようであった。あー、ほんとに今回の映像、どこかで買えないもんかなー、音源だけでもいいんだけどなー。

 あっという間の二時間弱。ファンからしたらこれ以上のものはないという至福の一時でありました。改めて書いておくと、声優・伊藤静は本当に素敵なエンタテイナーであり、エネルギーに溢れる見事な役者である。そして、声優・大原さやかは、今も昔も我が心の深奥にあり続ける、唯一にして絶対のものである。これからも、2人の未来に幸大からんことを。そして、私もその声を聞き続けられますように。

 追伸・「大原さやかは首筋が弱い」メモしときな! ずっと御前に狙われてて大変だったわ! もっとやれ!

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 いつの間にか一般投票締め切りが迫っていた。気付けば8回目。毎度お馴染み声優アワードである。過去に一波乱あっただけに賛否は色々あるこの催しだが、現代声優文化を見る1つの指標としてはそれなりに機能していると思うのだよね。もちろん商業主義的な部分は否めないのだろうが、それも含めての声優産業だからねぇ。ファンがどのように見ているか、ということも、業界がどう持っていきたいか、ということも、これを見れば大まかな世論が分かると、そういう企画になっているのじゃなかろうか。

 さて、今年も私はいち声優オタクとして、アワードの結果予想と自分の投票内容についてここに書いていこうと思う。3月には完全に個人的趣味で「グランプリ」の声優部門もやってるけど、そちらとは別に、ある程度世間の流れも考えた上で予想をしてみたいとは思っている。まー、どんだけ大上段に構えても、あくまでお祭りですのでね。今年は一体どんな花形が現れただろうか。

 昨年度分の予想記事結果寸評についてはリンクを参照のこと。

 


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 イベント2つ目。こちらは先着順に入場出来るのに開始1時間前までは整列すらさせないという裁定が開始前から疑問符だらけだったイベントとなっている。確か去年までの神山祭でも同じように先着順でのイベントはやっていたはずなのだが、そちらは何時から整列、という指示がなかった。まぁ、それでも何とかやってこられたのは京都の片田舎でやるイベントだったおかげでギリギリ人智の及ぶ範囲の人数だけだったからだろうが……。

 実際、今回のイベントのハイライトはなんと言っても整列だろう。一応私(と、おそらく大多数の参加希望者)は多少前の時間に行って現場を視察、あとは様子を見ながら流れで行動、という目論見であり、私が現地についたのは整列開始の12時よりも1時間早い11時過ぎ。確かに、この辺りの時間にはまだ集まっている雰囲気はなく、同好の士が会場周りを不安げに取り巻いている様子がうかがえるだけだった。「ひょっとして、マジで12時に整列開始するのか」と考えながらも、一応、会場入り口が見える場所で本なんか読みながら待機。動きがあったのは11時40分過ぎ。周りで「オイ、あっちで人が集まり始めているぞ」との声が漏れ聞こえ、慌てて立ち上がって向かってみれば、会場入り口から数十メートルの所に既に人だかりが。係員の人は何とか御そうと「整列しないで下さい!」と声をかけるも、一度集まってしまった群衆を解き放つだけの力は一介の大学生には無かった。私も、いくらか出遅れたきらいはあるものの、結局そこに並ぶしかなく、20分間は「並ぶの?並ばないの?」という周りの困惑と一緒に過ごすことに。

 いや、でも、あれだけごった返したところで「並ぶな」は無理だろう。じゃ、どこで見てればいいんだって話だし。抑止する声と一緒に、同じく係員が「一度列に並んだら途中外れることはできません!」なんて声もあげており、列を認めているのか、認めていないのかが分からない。やっぱり来年からは面倒でも抽選とかにして安全性は確保した方がいいと思うよ。まぁ、あれだけカオスだったのにきっちり開始時間の1時からイベントが始まったのはすげぇと思うけども。結局並んで入れなかった人たちはどれくらいいたんだろう。恐ろしい列になってたし、下手したら半分くらい切られたんじゃないかなぁ……。

 結局、運営側の最大のミスは、伊藤かな恵というカリスマを侮ったことにあるのだろう。かな恵が来る、つまり、人が集まる。その規模を読み違えたのだ。それくらいに、一つの信教として、伊藤かな恵は存在しているのだ。

 まぁ、誤解を恐れずにぶっちゃけると、私のかな恵ちゃんへの興味は前日のナバ・御前の時ほど強くはなく、精々2時間ならんでも苦にならない程度のものでしかないのだが、それでもほら、やっぱりアレはなんだ、可愛いな。もう、そういう小動物だと思った方がいいな。今回のイベント、入場の悪条件を除いて考えても、割とイベントとしてはダラッとしていた。なかなか学祭でエッジの効いたコーナーを回すってのも難しかろうが、1時間の「講演会」の中身は、「質問コーナー」「クイズコーナー」と区分けされていたものの、基本的に質問コーナーオンリーである。かな恵ファンならばよく聞くような質問もちらほらあるわけで、イベントのプログラムとしてはちょっと薄い。

 これで1時間が一切ダレずに盛り上がり続けたのは、ひとえにかな恵ちゃんが見られているというその一点。彼女の小動物のごとき数多の立ち回りをただただ眺めていたいという欲求にのみ依拠する。まぁ、つまりこの構成でイベントとしては全く間違っていなかったということになるわけだが……今回は特に身長ネタのいじりが多く、リアルで「ちっちゃくないよ!」を堪能する事態に(いや、キャラ違うけど)。今回アニメとの絡みはあまり多くなく、かな恵ちゃんの口から出てきたキャラはエルシィだけだった。せっかくかな恵ちゃんが石川ネタフリしてくれたのに、司会の人がぼんぼり祭りの方に話を持っていかなかったんだよね。下手したら知らなかった可能性もあるんだよなぁ。勿体ない。

 えーと、そんなわけで、書くとしたら「かな恵ちゃん可愛い」以外に特にありません。多分、今回得られた最も重要な情報は、「伊藤かな恵はタケノコ派」。さぁ、戦争を助長させようぜ。

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 今年の学園祭イベント一発目はこちら。立命は立命でも琵琶湖キャンパスなので意外に遠かったりもするが、それでも近場でのイベントなのでそりゃ勢い勇んで参加するってもんですわ。

 


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 今年も無事に行って参りました、京まふ。去年は勝手が分からなくて開場30分前くらいに行ったら、待ち時間自体はそこまででもなくてすんなり入れたのだが、今年は「別に物販に並ぶ体力も財力もないし、イベントに間に合う程度でゆっくり入ろう」と思い、会場に到着したのは9時半過ぎ。しかし、想像以上に入場列が膨れあがっており、延々最後尾を追いかけたら綺麗に会場を一周して、まだ終わる気配が無かったという。多分みやこめっせ始まって以来の行列だったんじゃなかろうか。雨の中で小一時間延々行軍を繰り返すのはなかなかしんどかったけど、まぁ、都会の人たちはコミケとかでもっとしんどい思いをしているんだから、この程度で文句を言うのは田舎者のやることなのだろう。行列の規模の割にはすんなり入れたような気もするしね(下図は私が最後尾についた時点での行列の状態)。





 

 というわけで、体感的には昨年度開かれた第1回よりも明らかに人が多かった第2回目。運営も前回の経験で熟練度が上がったらしく、会場のセッティングなども大胆に変更し、割と見やすいロケーションになってたと思う。また、中心となる展示についても、ブースでの物販の数が増えたり、参加者とのインタラクションも増え、去年よりも更に楽しいものになっていた。割と退屈せずに全てを回ってみられたのは収穫であった。ちなみに一番の謎企画は、地下一階で粛々と行われていた「出張漫画編集部」ね。知らずに覗きに行ったら、色んな出版社の人にガチで持ち込みしてる人がいっぱいいてびっくりした。まぁ、確かにこういうのも地方でやるイベントならではの企画ですわなぁ。

 イベント前に手に入れた収穫は、まず入場直後にたまたまやっていたのがufotableのブース。なんと加隈亜衣ちゃんが来ており、「ヨヨネネ」の前売り券の特典であるチケットホルダーにサイン&お渡ししてくれるというものだった。1も2もなく買わせていただきました。まぁ、その後のイベント終了後にも同じようなチャンスがあったみたいだけどね。来場直後にいきなり声優さんとコンタクトという、これ以上無いラッキー。更に、シャフトブースは既にほとんど売り切れていたのだが、クリアファイルはまだ余っていたので、何となく並んでワンセット購入。受け取って初めて、絵コンテを模した一点物であると知り、「もう一週並んだ方がいいかな」と思ったところで「まどか完売です」のコール。危機一髪でこちらも良いものが買えたのでラッキー。その他、P.A.ブースでは「有頂天家族」関係のグッズを何点か。コンテ集なんてのも普通に売ってるので脳汁が出まくりですね。有頂天グッズは色々と刺激が強すぎて、出費欲を押さえ込むのが大変だった。トータルでは、明らかに去年よりも財布は寂しくなる結果であったが、やっぱりこういうお祭りに参加したら買ってしまうよね。充分満足行く中身だったので、「イベント様々やな!」とひとしきりテンション上げてました。自室のどこに「花咲くいろはタペストリー」を飾ったらいいのかは後で考えることにする。

 

○「鈴木このみLIVE〜みんなで一緒に盛り上がりまっしょい!! IN京まふ」

 本日一発目のイベントは鈴木このみのライブである。チケットの整理番号が恐ろしく早く、余裕で最前列に座れたのであるが、あまりにライブ慣れしていなくてどうしていいか分からず、一緒に行った連れと合議の結果、やや遠慮がちに中央2列目に着座。一応一通り鈴木このみの曲については予習済みであるが、流石にまだ若手で回りの反応が固まっているわけではないので、決まったコール&レスポンスの手本なども見つからず、何となくノリで行くしかないくらいの申し訳ないファンである。

 しかし、彼女の実力は嫌と言うほど認めている。だからこそ、なんとしても生で聞きたいと思っていたのだ。そしてやはり……彼女は末恐ろしい。おそらくではあるが、京まふのステージはお世辞にも音響が良いとは言えないものであり、音源だって専用のものではないからライブには色々と厳しい部分もあるはずなのだが、彼女のパフォーマンスは全くそうしたビハインドを感じさせない。完璧な歌、大きくて動きの映える振り付け。とにかく若さを前面にぶつけてくる躍動感。とにかく、完璧である。「喉からCD音源」なんて言葉があるが、彼女の場合にはそれ以上かもしれない。当初の予定では、本当は回りの様子を伺いながら何とかコールなどもついていこうと思っていたのだが、途中から聞くことにすっかり夢中になってしまい、リアクションがなおざりになってしまったのは情けない限りである。いや、でもホントにすげぇんだって。ホントに正統派のシンガーとしてお見事。そりゃファンだってヒートアップするわ。

 セットリストなどは多分どこかに上がってるだろうからはしょるが、今回のミニライブは非常に変則的なリストになっていて、貴重なイベントだった。冒頭の「Tears BREAKER」は予想の範囲内だったが、そこから「囚人 Paradox 2013」へ繋ぎ、更に「残像未来」は普段なかなか聞けないのでかなり貴重な一本。いやぁ、ちゃんと予習しておいて良かった。「残像未来」、アレンジをいじっただけの曲なのに、ガラッとイメージを変えて聞かせてくるのが凄まじい。そして当然のサプライズ()ゲスト・キバオブアキバ(のボーカル)を迎えての「わたモテ」でテンションをマックスに持っていき、やりたいことは全部やってくれたと思ったら、なんと締めの一曲は「DAYS of DASH」のバラードバージョンという。着席の号令がかかったので「どこぞのイベントで走り回られたから対策を打ってきたか?」と邪推してしまったが、締めくくりとして、がっつり聞かせる方向で盛り上げてくれたのはかえって良かったのかもしれない。なかなか「落ち着いてゆっくり鈴木このみと一緒に歌う機会」は無いと思うぞ。

 どの曲についても、とにかく迫力充分。1曲1曲でちゃんと選曲、演奏の意図が伝わってくるものだったし、ライブとしての盛り上がりも文句なし。やっぱり彼女はどでかいアーティストである。今後、フルアルバムとか出してソロライブでたっぷり盛り上がれるようになったら、是非とも足を運びたいものだ。

 

 

○「犬とハサミは使いよう スペシャルライブ&トーク 歌とトークは使いよう in 京まふ」

 ライブで適度な疲労感を得て、2本目のイベントは「犬ハサ」のトークイベント。こちらは、直前まで出演者の欄に「芹澤・加隈」の名前しか無かったのに、直前になって「櫻井・千和」の名前が加わったという実に贅沢なイベントである。

 「犬ハサ」、嫌いじゃないんですよね。そりゃ「どんだけアホでしょうもないアニメなんだ」と思って見てはいますけど、少なくとも期待した分のペイはあるアニメだし、何よりも女性キャラが可愛いのである。当然今回は「シャイニー!」と叫べるだけでも充分だし、最近大注目の芹澤優ちゃんの勇姿が拝めるだけでも充分、というので、とても楽しみにしていた。ちなみにこちらは整理番号が遅く、立ち見で必死に背伸びしながら前の人の頭越しにステージを見る状況でした。惜しいなぁ、もっと近くで優ちゃんの生足が拝めれば最高だったのだが……。

 しかしまぁ、芹澤・加隈の新人コンビに、櫻井・千和のベテランコンビが絡んだおかげで上手いことイベントのバランスが取れた。主に笑いを取りに行くのはベテランの仕事だったからね。加隈ちゃんは「アドリブは苦手なんで」と何回も言っていたが、確かに、イベントについてはもう少し慣れは必要な感じか(まぁ、まだほとんど経験が無いから仕方ないだろう)。櫻井がやんわりと「斎藤さんがねぇ、ほら、みんな、知ってるでしょ」と結婚の話を促して会場全体が祝福ムードになったり、その人妻が櫻井と共謀して率先して若手2人に下ネタを回したりと、なかなかカオスな展開。2人ともいつも通りと言えばどこまでもいつも通りのトークであったが、やっぱり新人を引っ張る姿は本当に頼もしい。さぞかし若手2人には大きな背中に見えたことだろう。あー、でも優ちゃんは若いくせして変なとこで度胸がある気がするな。物怖じせずにガンガン櫻井に絡んでいたし、イベントの切り盛り自体もあまり緊張している感は無かった。まぁ、イベントの時間が押してたので、緊張してる暇が無かっただけかもしれないけども。

 最後は優ちゃんのライブで締め。短い時間の中で2曲歌ってくれて、1曲目は当然の「レモネイドスキャンダル」。「シャイニー!」言えたのは嬉しかったけど、1番だけだったのがちょっと残念だったか。彼女もダンスのキレが良いですね。2曲目は今度出るらしいキャラソンから「outshine」。初めての曲だったけど、やっぱり地力のある子だと思う。今はまだ若さで突っ走ってる状態だけど、ライブパフォーマンスは堂々としているし、歌もなかなか達者だし。今後、どういう方向に伸びていくのかが楽しみです。そして、この優ちゃんのライブを見ていると、この若さ、このキャリアで割とファンもついてるなぁ、というのに感心した。まぁ、ライブではっちゃけてたのが単に騒ぐのが好きなだけの若者でなければ、という話だけど。

 ちなみに、若手を盛り上げる話ばかりしている中で申し訳ないのだが、このイベントで1つとても大切なことを書いておかなければなるまい。それは、「千和、綺麗やぞ」。いや、マジで、人妻補正とかじゃなくて、やっぱり千和はいい歳の取り方をしているよ。落ち着いてるように見えてもやっぱり千和のまんまだけど、どこか1つランクが上がっているような印象。あの貫禄、あのオーラは、やっぱり僕らの斎藤千和だ。もっともっと関西に来て欲しいなぁ。

 

 

○「映画『魔女っ子姉妹のヨヨとネネ』トークイベント CAST DAY

 この日、イベントの締めを務めたのが、この「ヨヨネネ」のイベント2日目。初日には平尾監督が来てスタッフ版のトークイベントがあったようだが、やはり私はキャストデイの方を優先しなければならない。登壇者はヨヨ役の諸星すみれちゃんと、本日3回目の顔合わせ、ネネ役の加隈亜衣ちゃん。この日は私にとっては「加隈DAY」になりましたね。

 以下の話は「私は特にロリコンではありません」という前提をまず了承してもらった上で書かねばならない内容なんですが…………

 諸星すみれちゃんが可愛過ぎるな! なんだありゃ! すげぇぞあの娘! もう「可愛い」の塊で出来てるぞ! うちの娘にならないか!!

 いやぁもう、ヤバい。超ヤバい。語彙力がどうにかなるレベルでとにかくヤバい。マジヤバい。加隈ちゃんが隣でhshsしながら盛り上げてくれてたってのもあるのだが、とにかく愛らしさ全開のイベントでした。進行役の人から振られた質問にも、1つ1つ緊張しながらも丁寧に返してくれていて、その答えがいちいち真面目だし、頑張ってるし、とにかく愛らしいのよ。そりゃね、ひょっとしたら教科書通りの答えかもしれませんよ。ちゃんと前日までに考えてきた答えかもしませんよ。でも、それがちゃんと出来てるんですよ。立派なんですよ。可愛いんですよ。「アフレコ時の感想は?」って聞かれて「ヨヨさんになるので精一杯だったのであんまり覚えていません」だよ。役者として満点の解答だよ。大きくなってほしいわー。ホントに最近の若手は怖いわー。衣装もね、すごくシンプルなワンピースにサンダル履きでね。もう、夏休みの小学生がそのまんまステージに上がってるんじゃないか、って勢いですよ。いや、中学生だけども。あんなちっちゃい子があれだけの仕事を堂々と出来るの? 凄いわぁ。

 ちなみに、印象に残ったやりとりは「(キャストの1人である)沢城さんの印象は?」って聞かれて「数年前に一度お仕事をご一緒したことがあるんです。まぁ、当時は6歳とかそれくらいだったんですけど……」っていうエピソード。今調べたら、2006年放送の「RED GARDEN」で共演してます。すみれちゃんは6,7歳だけど、沢城大先輩もまだ二十歳そこそこだよ。既に大ベテランみたいな風格だったと思うけど。「沢城さんに肩を揉まれて『頑張ってね』って言われました」だと。くそぅ、相変わらずのツンデレ可愛いキャラだな、サワシロスめ。

 いや、沢城先生は登壇してなかったので、話はもう1人のメインキャストである加隈ちゃんに戻ろう。結局、今日は「加隈DAY」だったので、一番じっくり見られたのはこの子である。今期いきなり2つもレギュラーをゲットし、のりにのっている期待の新人。そういや犬ハサのイベントではサプライズで誕生日のお祝いなんかもしてましたね(本人が24歳から25歳になるって言ってたので、88年生まれであることが判明。生年公開してないんじゃないのか?)。彼女の魅力はなんと言ってもその声質。正統派のアニメ声とでもいうべき非常に良く通る声で、初めて今期のげんしけん、波戸君で認識した時には「すげぇ若手だ!」と驚いたものである(まぁ、最近の声優事情の中では決して若くはないが)。こんなしっかり「出来上がった」演技プランが作れる若手っていうと、初めて加藤英美里を聞いた時の印象に近いかもしれない。彼女も、今後ぐいぐい来ることが期待される1人だと思う。

 そして、そんな彼女がすみれちゃんを見てデレデレしてたのがこのステージだ。もう、ずっと隣のすみれちゃんを見ながら「可愛いわぁ、お人形みたいだわぁ、いやされるわぁ」って言ってただけだからな! いや、嘘です。ちゃんと年上としてすみれちゃんをフォローすべく、どの質問についても後からちゃんと助け船を出していて、きっちり拾うところを拾って盛り上げてくれてました。「犬ハサ」のステージはあんまり目立って無かったんだけど、こっちはかなり堂々としたトークが出来ていたし、ひょっとしたらおねーさん気質で自分よりも年下がいる方が力が出せるタイプなのかもしれません。まぁ、芸歴で言ったらすみれちゃんの方がずっと長いとは思うけど。でも、目の前にあんな可愛い生き物が出てきたらデレデレするよね。本当に幸せそうで何よりでした。

 その他は、映画のキャストについてもう少し詳しい掘りさげ(主に櫻井いじりや子安ネタなど)が入り、毎度のように「本田貴子さんが恰好良すぎる」という話をし、なかなか充実したキャストですね、という結論が出たところでイベント終了です。退場するためにイスを降りるところまで、すみれちゃんは全部可愛いままでしたとさ。

 

 

 以上、今年の私の京まふをまとめると以下の通りになる。

・鈴木このみ、溌剌可愛いミラクルシンガー。

・芹澤優、元気で大胆、たくまし可愛い。

・千和、綺麗。

・加隈ちゃん、真面目で一生懸命可愛い。

・すみれちゃん、問答無用で可愛い。

 

 来年の京まふも楽しみだね!!

 

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 千和結婚! 千和結婚! なんだろ! よく分かんないけど無闇にテンションが上がるよ! なんか従姉妹の子が結婚したみたいな雰囲気になってる! いいじゃない! めでたいことだもの!

 昨年あたりから一気に増えた声優結婚報告。おめでたい報告をきちんとファンにも知らせてくれるようになってきたことは我々声オタにとっては実にありがたいことで、去年も何名かの結婚報告で勝手にお祝いさせて頂いた。「記事立てるか、適当につぶやくくらいにするか」っていうのは悩むところで、これまで記事を立てたのは4名である(大原さやか・坂本真綾・田中理恵・伊藤静)。まぁ、あいだ2つは声優同士の結婚で話題性も抜群だったから勢いもあったが、あとは個人的にどのくらい入れ込んでるか、っていう度合いの差である。それを考えたら「千和結婚」はそりゃもう、特上の入れ込み具合ですよ。我が心の声優十二神将(右柱部参照)もぽつぽつ既婚者が増えてきましたね。次は誰かな? 麻美子か、中原麻衣あたりだと予想(桑島法子については、実は隠れて結婚してることを願う)。

 そんな12人のうち3人目が、千和である。「結婚かぁ! めでたいな! これを期に千和への想いでも綴ってみるか!」と思ったのであるが、残念ながら千和については2年前にイベントに参加したときの記事であらかた書き綴っていたので、今から書くようなこともあまり無かった。とにかく私が声優地獄にずぶずぶと沈み込んだ当時とてもとてもお世話になった人であり、何があっても魂の深淵から動くことが無いであろう名前である。声優の鑑ともいえるその仕事スタイルは、華の80年度組の中でも一際輝く「実力派」の看板を掲げている。今回の結婚報告で、おそらく業界各所多数からお祝いの報が届くことだろう。アニメ監督に限って考えてみても、新房昭之、舛成孝二、佐藤順一、水島努などなど、千和の手腕を頼みに作品を作り上げた名前は数多く存在している。声優仲間や後輩からも相当な反応があるだろう。とにかく千和が動けば業界も動く。現代アニメに欠かせない存在なのは間違いない。

 千和の面白いところは、勃興期とも言える現代アニメの黎明、2000年初頭のデビューであるが、他に数多く存在する「アニメ好きなニューエイジの声優」ではなく、どこまでも役者としての側面から声優業にどっぷりとはまっているという部分であろう。基本的にオタク趣味なんかも無いし、外向的で行動派な性格は強いてあげるなら名塚佳織あたりに近いだろうか。おそらくどんな業界に行っても成功したであろうこの才媛が声優業界にうっかり入ってきたこと、我々は神に感謝せねばなるまい(そしてたかこに感謝せねばなるまい)。今回の結婚報告も実に象徴的で、ブログもツイッターもやってないもんだからしれっと事務所のインフォメーションページで報告なんかしやがっている。アイムのinfoページなんて、1つ前の更新が今年の3月(しかも早見沙織のなりすましツイッターへの注意勧告)、更に前は2年以上前という、誰がチェックしてるんだかもよく分からない場所。最初に見つけた奴はよく気付いたな、と思うが、とにかくそんなところで平気で報告しちゃうあたりが千和イズムである。一応事務所と開示するかどうかは相談したのだろうが、本人は隠すつもりは一切無かっただろう。是非とも今後のラジオとかでいじりまくってほしいものである。

 また、細かいところだが、今回入籍報告がなされた日付が、今んところ特に象徴的な日付ではない、というのも「らしい」部分。これまでの例を見ると多くの場合入籍は本人の誕生日に行っており、やはりせっかく結婚する人間の心理からして、自分の記念日に合わせよう、という気持ちが出るのが当然だろう。それが何故か、千和の場合は「なんとなく平日」である。まぁ、他のメモリアルがあるのかもしれないが、ちょっとずれてるあたりがやっぱり面白い。「いつにする?」って聞かれて「好きにしたら?」って答えたんだろうなぁ。

 それにしても、やっぱり自分でもよく分からないくらいテンションが上がっている。「30までに結婚しなかったら能登麻美子に一生面倒見てもらう」とか言ってた千和をみてなんだか不安になったあの日々も懐かしい。良かった、これで麻美子が世話しなきゃいけない候補がまた1人減ったよ。あとはあの人とあの人と……嗚呼……頑張れ、ナバ! そして、(いつものオチなので省略されました)

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