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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 今年も頑張ってやっていきましょう。俺的アニメグランプリ2017年度版をお届けいたします。

 毎年のことなので完全に年間行事に組み込まれているわけだが、ここ最近は年々アニメを見る体力も落ちてきて、なかなか1年を通しての評価というミッションも酷になってきている。この企画を成立させるためにはある程度自身の評価軸を安定させる必要があるし、作品も数をこなさないと意味がないし。まぁ、逆にこれを書かなきゃ、っていうのがモチベーションになってる部分もあるので、どっちが先なのか既にわからなくなっている状態なんだけども。最終的な結論としては、「やっぱり書きたいから書いてる」。人間、どこかで吐き出すことが出来るからこその趣味ですわ(とある知り合いが「趣味を楽しむ時間ができたのに吐き出せなくてストレス」と言っていて大変そうだと思った)。

 さて、企画としては13年目(?!)となるこの企画(ブログ上では9度目)、蓄積は力と信じ続けているわけですが、果たしてその力は望んで欲しいものなのかはあえて考えないようにしています。ただ、やっぱり自分の年齢や労力のバランスは取っていきたいと思っているので、年々長大化の傾向にあった部分は反省し、多少なりともコンパクトにまとめようという意識は働いています(執筆前の現時点ではね)。果たしてどうなるものか。酔狂な人は付き合ったり付き合わなかったりすればいいじゃない。なお、昨年分以前は「アニメ・雑記」タグからそれぞれ辿れますので、参考までに。

 さて、一応毎年のことなので約束事をコピペしておくと、タイトル賞の選出は何故か毎年「仮装大賞」の賞に依っており、タイトル部門以外の賞は、基本的に3位まで取り上げてある。今年はふと「ワースト賞」とかを設けてみたらどうだろう、みたいなことも考えたが、基本的には「いいとこ探しして褒めていく」スタンスなので、余計な煽りはやめておくことにした。もし実現してたら何ナミックコードが受賞していたんだろう。

 今期エントリーされたのは、「2017年4月期以降に終了した、もしくは現在放送中である」ことを条件として、ある程度最後まで視聴していた以下の170作品。2期ものや分割2クール、それにショートアニメなどの集計が雑なので微差はあるものの、この数字は奇しくも昨年度と全く同じ。これまで毎年毎年増加し続けてうんざりしていたところだが、ようやく歯止めがかかった形。いや、歯止めをかけてこの数字ってのもどうかと思うが……多分、普通の生活スタイルの限界は超えてると思う。毎クール平均50本程度なので、日に7本以上のアニメを見てる計算でこれだからなぁ。一応これまでの本数の変遷をまとめておくと、今期は普通アニメが150、ショートアニメが20本で合算が170。タイトル数としては大体これであっているはず。恒例なので確認しておくと、過去10年間の本数の推移は7674596790103(93)132(121)

149(133)152(129)170(148)170(150)となっている(括弧内がショートアニメや分割を省いた数)。こうして見ると10年で倍以上に膨れ上がってるのか……。

 更に、業界的には「劇場アニメの増加」という傾向もあるわけだが、今期視聴しにいった劇場アニメは下記の15本。これは久しぶりに微減したことになるが、身近にプリ友(プリキュアおじさん友達)がいなくなってプリキュアが減ったことが理由。あと、単に忙しいと劇場から足が遠のくってのはあるかな。昨年までの推移を並べると7→4→6→12→8→6→9→1715となり、今後もこの辺りの数字で前後しそうな予感。まぁ、大体1ヶ月に1本くらいが健全で(お財布にも)良さそうですね。

 なお、毎年のことだが劇場作品については基本的にこのグランプリの選出規準からは外すようにしている(割と例外措置が多かったけど)。

 


 

○一応ある程度見ていたエントリー作品(アイウエオ順・ショートアニメは【】で表示)

ID-0」「アイドリッシュセブン」「アイドルマスター SideM」【アイドルマスターシンデレラガールズ劇場】「アクションヒロインチアフルーツ」「アトム・ザ・ビギニング」「アニメガタリズ」【アホガール】「アリスと蔵六」「異世界食堂」「異世界はスマートフォンとともに。」「いつだって僕らの恋は10センチだった」「伊藤潤二『コレクション』」「いぬやしき」「妹さえいればいい。」「Infini-T Force」「Wake Up, Girls! 新章」「有頂天家族2」「URAHARA」「18if」「エロマンガ先生」「王様ゲーム The Animation」「王室教師ハイネ」「オーバーロードⅡ」「おそ松さん(第2期)」「カードキャプターさくら クリアカード編」【怪獣ガールズ 2ndシーズン】【カイトアンサ】「学園ベビーシッターズ」「賭ケグルイ」「活撃 刀剣乱舞」「カブキブ!」「かみさまみならい ヒミツのここたま」「からかい上手の高木さん」「牙狼<GARO>-VANISHING LINE-」「キノの旅 the Animated Series」「境界のRINNE(第3期)」「キラキラプリキュアアラモード」「キリングバイツ」「銀魂(ポロリ編)(銀ノ魂編)」「鯨の子らは砂上に歌う」【gdメン】「クラシカロイド2」「グランクレスト戦記」「グランブルーファンタジー ジ・アニメーション」「クロックワーク・プラネット」「ゲーマーズ!」「血界戦線&BEYOND」「潔癖男子!青山くん」【喧嘩番長乙女-Girl Beats Boys-】「恋と嘘」「恋は雨上がりのように」「Code:Realize~創世の姫君~」「刻刻」「このはな綺譚」「コンビニカレシ」「斉木楠雄のΨ難(第2期)」「最遊記 RELOAD BLAST」「冴えない彼女の育て方♭」「サクラクエスト」「サクラダリセット」「3月のライオン 第2シーズン」「サンリオ男子」「時間の支配者」「citrus」「週末なにしてますか?忙しいですか?救ってもらっていいですか?」「地獄少女宵伽」「Just Because!」「十二大戦」「将国のアルタイル」「少女週末旅行」【少年アシベGO!GO!ゴマちゃん】「食戟のソーマ 餐の皿」「新幹線変形ロボ シンカリオン」「進撃の巨人 Season2」「神撃のバハムート VIRGIN SOUL」「sin 七つの大罪」「スタミュ(第2期)」「スロウスタート」「正解するカド」【世界の闇図鑑】「ゼロから始める魔法の書」「戦姫絶唱シンフォギアAXZ」「セントールの悩み」「ソード・オラトリア」「宇宙よりも遠い場所」「ダーリン・イン・ザ・フランキス」「DYNAMIC CHORD」「DIVE!!」「タイムボカン 逆襲の三悪人」【だがしかし2】【たくのみ。】「ダメプリ ANIME CARAVAN」「ツインエンジェルBREAK」「つうかあ」「月がきれい」「つぐもも」【徒然チルドレン】「Dies Irae」「デジモンユニバース アプリモンスターズ」「デスマーチから始まる異世界狂想曲」「天使の3P!」「刀使ノ巫女」「ナイツ&マジック」「夏目友人帳 陸」「七つの大罪 戒めの復活」【七つの美徳】「NEW GAME(第2期)」【捏造トラップ -NTR-】「ネト充のススメ」【信長の忍び】「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」「博多豚骨ラーメンズ」「覇穹 封神演義」「HUGっと!プリキュア」「ハクメイとミコチ」「はじめてのギャル」「バジリスク~桜花忍法帖~」【働くお兄さん】「バチカン奇跡調査官」「バトルガールハイスクール」「BEATLESS」「ひなこのーと」「ひなろじ」「干物妹!うまるちゃんR」「Fate/Apocrypha」「Fate/EXTRA Last Encore」「覆面系ノイズ」「武装少女マキャベリズム」「ブラッククローバー」「プリンセスプリンシパル」「フレームアームズ・ガール」「ブレンド・S」「ヘボット!」「ベルセルク(第2期)」「宝石の国」「鬼灯の冷徹 第弐期」「ボールルームへようこそ」「僕の彼女がマジメ過ぎるしょびっちな件」「僕のヒーローアカデミア(第2期)」「ポチッと発明ピカちんキット」【ぼのぼの】「ポプテピピック」【まけるな!あくのぐんだん】「魔法陣グルグル」「魔法使いの嫁」「ミイラの飼い方」「三つ星カラーズ」【無責任ギャラクシー☆タイラー】「メイドインアビス」「メルヘン・メドヘン」【闇芝居(第5期)】「結城友奈は勇者である -鷲尾須美の章/勇者の章-」「UQ HOLDER! ~魔法先生ネギま!2~」「ゆるキャン△」「妖怪アパートの幽雅な日常」「妖怪ウォッチ」「ようこそ実力至上主義の教室へ」「弱虫ペダル GLORY LINE」「弱虫ペダル NEW GENERATION」「ラーメン大好き小泉さん」【ラブ米】「ラブライブ!サンシャイン!!(第2期)」「Re: CREATORS」「リトルウィッチアカデミア」「りゅうおうのおしごと!」「リルリルフェアリル~魔法の鏡~」「恋愛暴君」「ロクでなし魔術講師と禁忌教典」「笑ゥせぇるすまんNEW

 

○今期視聴した劇場アニメ作品(視聴順)

「結城友奈は勇者である 鷲尾須美の章<第2章 たましい>」「夜は短し歩けよ乙女」「夜明け告げるルーのうた」「結城友奈は勇者である 鷲尾須美の章<第3章 やくそく>」「ノーゲーム・ノーライフ ゼロ」「魔法少女リリカルなのは Reflection」「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」「Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 雪下の誓い」「響け♪ユーフォニアム〜届けたいメロディー〜」「Fate/stay night[Heaven’s Feel].presage flower」「GODZILLA 怪獣惑星」「コードギアス 反逆のルルーシュⅠ興道」「ガールズ&パンツァー 最終章 第1話」「中二病でも恋がしたい! -Take On Me-」「さよならの朝に約束の花をかざろう」

 

 

<タイトル部門>

技術賞

‘05「創世のアクエリオン」 ’06「がくえんゆーとぴあ まなびストレート」 ‘07「モノノ怪」 ’08「キャシャーン Sins」 ’09「化物語」 ‘10「デュラララ!」 ’11「輪るピングドラム」 ‘12「さんかれあ」 ‘13「蒼き鋼のアルペジオ-アルス・ノヴァ-」 ‘14「ピンポン The ANIMATION」 ‘15「ブブキ・ブランキ」 ‘163月のライオン」

‘17「正解するカド」

 技巧的見どころを評する賞、技術賞。年によって純粋にCGなんかの「新しい技術」を評価している場合と、主に監督演出などの個性を評している時の2パターンがあって軸がぶれまくりであるが、まぁ、ニュアンスで。

 日本のアニメ業界は景気の悪い話が多くてクリエイターたちの熱意も技術も宝の持ち腐れだ、みたいな話が流れてくることも多い昨今だが、それでもこれだけ大量のアニメ作品が吐き出されているのだから、その中で切磋琢磨し、さらに新しい次元へ突き進んでいる部分はたくさんある。独自の進化を続けるジャパニメーションの技術が今年はどのように結実したのだろうか。

 まず、各制作スタジオの個性がよく出ている作品群として、ベタで申し訳ないが京アニ作品の「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」、MAPPAによる「神撃のバハムート VIRGIN SOUL」「牙狼<GARO> -VANISHING LINE-」「いぬやしき」あたりは押さえておくべきだろう。クオリティの化け物、京アニの技術力を惜しげも無く注ぎ込んだ大作、そしてMAPPAは現代CGアニメーションの雄としてすっかり大看板へとのし上がったスタジオ。この辺りの完成度を見れば、今年のアニメの最先端はだいたい推し量ることができるはずだ。

 他にもCG作画から革新的な映像を生み出そうとするスタジオは多く、「ID-0」ではサンジゲン独特の「CGによるキャラ作画」がより親和性の高い統合を目指しているし、アニメスタジオ最古参のタツノコスタジオだって、「Infini-T Force」で新たな時代のヒーロー像を模索している。「メイドインアビス」で圧倒的な背景作画から圧巻の世界構築を見せたキネマシトラス、ジャンルにとらわれない様々なCGワークの融和を目指した怪作「Re:CREATORS」のトロイカなど、まだまだこの分野でのパイの奪い合いは熾烈を極めている。トロイカといえば、こうした技術力を現代アニメでは無視できない方向に伸ばした「アイドリッシュセブン」も外せないところ。女性アイドルをに端を発したキラッキラのアイドル像は華美に彩られることが多いが、本作で描かれた「等身大のアイドル像」を作り出すCGモーションはまた一段違った「ライブアニメ」の到来を感じさせる。古き良き手描きアニメとの折衷を目指したA-1ピクチャーズによる「Fate/Apocrypha」の作劇も、「迫力あるアニメーション」を模索する上では1つの指針となるだろう。そして迫力という点で外せないのは、やはりCGといえばここ、Production I.Gによる「ボールルームへようこそ」。バトル、ライブ、そしてスポーツ。描かれるものによって、スタジオの個性というのは様々に発揮されるものです。

 その他、多少軸をずらしてCGワーク以外の個性の強かった作品を拾っていくと、どうしても頭から離れないのは「18if」による週替わりの世界構築だろう。是非は別にして、絶対に他では真似できない怪作だったのは間違いない(さすがGONZOさんや)。同様の個性のかっ飛び方で言えば「URAHARA」もすごかった。今後の業界では、こうしたオンリーワンを目指す方向性も顕著になってくるだろうか。オンリーワンで言えば「刻刻」を生み出した中国系企業ジェノスタジオなんかもあるし、どんなところから伏兵が襲ってくるかわからないので油断できない状況なのだ。

 前置きが長くなったが、今回はそんな各所からの話題に富むアニメ業界の中で、まだまだ自分が牽引者であるという自負を持ち続ける東映アニメーションが生み出した新時代の映像作品、「正解するカド」をピックアップさせてもらった。毎週感想を書いていた通り、本当に刺激が多くてたまらない作品だったわけだが、とりわけ、虚実をないまぜにした絶妙なCGワークによる世界構築の妙が本作最大の見どころだった。突如現れた謎の立方体「カド」をめぐる骨太なSF作品。多次元存在、想像もできない超技術などといった「絵にもかけない」存在を次々とCGで形成し、視聴者をねじ伏せていく豪腕はまさにSF(フィクション)を名乗るにふさわしい。未知で不可知のものを描くのがアニメーションの本懐であるとするなら、これ以上ないくらいに「アニメらしいアニメ」だったと言えるのではなかろうか。ちなみに、本作放送終了後から野崎まど作品はあらかた読み漁ったのだが、割とアニメ向きの話も多い気がするので今後のアニメ化に期待している。個人的に好きなのは「死なない生徒殺人事件」です。まぁ、「アレ」もアニメでどんな風に描くかを考え始めたら頭を抱えてしまうが……。

 

 

 

努力賞 

‘05「蟲師」 ’06「ひぐらしのなく頃に」 ‘07true tears」 ’08「かんなぎ」 ’09「けいおん!」 ‘10「世紀末オカルト学院」 ’11「ブラック★ロックシューター」 ‘12TARI TARI」 ‘13「聖闘士星矢Ω」 ‘14「ばらかもん」 ‘15「デュラララ!×2」 ‘16「魔法少女育成計画」

‘17「魔法使いの嫁」

 なんとなく「頑張った!」という賞。いや、別にお為ごかしではなくてね……部門数が限られるから、どうしても入れる場所に悩む作品ってのはありまして、「こんなにいい作品を作ってありがとう」っていうことを伝えたいことってあるじゃないですか。

 まず、どうしてもインパクトでオリジナルに負けるけど「丁寧に原作をアニメ化してくれた」部門。筆頭に来るのは「ボールルームへようこそ」だろうか。あれって最後は原作にないところまで描いたのよね。I.G.によるスポーツものは「ハイキュー」から続く流れだが、毎度毎度凄まじい作劇で大迫力の対決を描いてくれるのは本当にお見事。同様に原作愛に溢れた丁寧さでいえば「キノの旅」も良かった。まさかあとがきまでもがアニメになるとは、誰も思うまいよ。さらに個人的にはミドルヒットとなった「カブキブ!」の存在も、もう少し世に広まってもいいと思う。確かに女性向けのデザインではあるのだが、意外にしっかり「学生歌舞伎」っていう無茶に挑んでいるし、部活モノとしての楽しさは充分だ。あとは2期目だからなかなか再評価が難しかったけど「干物妹!うまるちゃんR」はやっぱり良作だったと思うよ。3期はあるのかしらね。

 アニメのオリジナル作品で見ていくと、なかなか評価されにくいながらもしっかりといい仕事をしていたのは「サクラクエスト」。P.A.らしい丁寧な作劇で、ちゃんと「町おこしアニメ」という無理難題から逃げずにけじめをつけている。こういう方向性で、既存のアニメとは異なった社会性を含んでいくのもアニメの1つの方向性なのかも。さらに好き勝手にオリジナルから詰め込んだ作品としては「アクションヒロインチアフルーツ」の名前も挙げておこう。頑張ったっていうか、作品そのものを本当にスタッフが楽しんでいる感じが良いね。そういう意味では多分「Just Because!」「月がきれい」の2作品も、スタッフの愛はてんこ盛りだった気がしますね。こういう作品をじっくり作れる土壌があるのは喜ばしいことですよ。あ、あと非常に評価が悩ましいところですが……個人的な思い入れからここに「地獄少女宵伽」だけはねじ込ませてください。是非ともフルサイズのシリーズを。

 残った枠でどの作品に賞をあげるかってのは本当に悩むところで、最後に3作品まで絞り込んだ。1つは「有頂天家族2」だ。もう、大好きな作品なので選ぶなら文句なしではあるのだが、すでに過去に選出してしまっているのでなんとなく抵抗があったのですよ。最高の作品なのは間違いないので、是非とも記録に残しておきたい。そしてもう1本は「結城友奈は勇者である -鷲尾須美の賞/勇者の章-」。ゆゆゆもすっかり一大ジャンルとして名前が残ったもんだなぁ。最初に始まった時には「なんちゃってまどマギ」みたいな扱いだったんだけどなぁ(俺だけかしら)。

 この2作品はどちらも長期にわたって愛され、丁寧に作られた作品だったわけだが、今期そんな愛され作品に新たなタイトルが加わった。それが、劇場作品などで少しずつ土壌が作られていた「魔法使いの嫁」である。本当に充実した2クール、本当に充実した世界だった。これだけの作品世界を焦らずじっくり育て上げるってのは、消化速度の速い現代アニメ業界では勇気のいることだっただろう。それでも、真面目に作ったものはしっかりと評価されるべきだ。残念ながら原作要素はもう使い尽くしてしまったらしいのでアニメ2期はなかなか難しいだろうが、きっとどこかで、またチセやエリアスに会える日が来るに違いない。新しい日本のファンタジーの模範になれれば良いね。

 

 




 

ファンタジー賞 

‘05「ふしぎ星のふたご姫」 ’06「あさっての方向。」 ‘07「天元突破グレンラガン」 ’08「RD 潜脳調査室」 ‘09「狼と香辛料Ⅱ」 ’10「あにゃまる探偵キルミンずぅ」 ‘11「うさぎドロップ」 ’12Fate/Zero」 ‘13「翠星のガルガンティア」 ’14「ログ・ホライズン2」 ‘15GO! プリンセスプリキュア」 ‘16「フリップフラッパーズ」

‘17「少女終末旅行」

 「セカイ系」なんて言葉が世に現れてからどれくらい経つのだろう。わたしゃ未だにその意味するところがわかってないんですが、「世界を作る」のはアニメーションというジャンルの真骨頂といえるでしょう。どれだけ大きな、どれだけ魅力的な「世界」になるのか、ざっくりいうと私のファンタジー観はそういうところにある気がします。

 世は「異世界」花盛りながら、残念ながらそうしたデザインを標榜した作品に「世界を作れている」作品はあまり多くない。しかし、そんな生ぬるい「異世界」文化に異を唱えるかのようにして、今年のファンタジーはかなりの豊作だった。わかりやすいところでいうなら、例えば「ハクメイとミコチ」における「小さいけれど普通の世界」。淡い色使いに安藤監督の漫画的コマ割りが不思議とマッチして、なんだか絵本を少しずつめくっているような穏やかな興奮が味わえる良作。さらに「このはな綺譚」における「宿」という狭い世界も不思議な広がりがあった。いわゆる「お仕事もの」の形式を維持しながら、旅館の中に世界が入ってくるという味わいだ。

 狙っている方向性は違えど、「メイドインアビス」における奈落の世界観というのも、いかに現世と切り離されているかを見せるという意味では実に幻想的、ファンタジック。何故か世はケモ世界についても広がりを見せ、「セントールの悩み」では絶妙にズレたが故に決定的にファンタジックな社会問題を切り取ったりもした。ちょっと前に「ダンジョン飯」が流行ったことがあったが、こういう絶妙な「ズラし」で世界を規定してくれる作品は好感が持てますよね。「有頂天家族2」も一応ケモといえばケモなのかなぁ。この作品の場合、あまりに近すぎる景色が見事に「ずらされ」ているので、ちょっと冷静な判断ができない部分はあるんですけどね。

 もっとダイナミックに世界を動かし、完全に独自世界を作ってしまう作品はどうだろう。今期その筆頭にあるのは間違いなく「宝石の国」である。誰も思いつかなかった「創世」の物語と、それを映像に仕立て上げる周到さに舌を巻く。もう少し狙って異形の世界を作った作品なら「URAHARA」も印象深い。ご当地アニメの是非を問われるようになって久しいが、考えてみれば、たくさんの街があるなら、その数だけの「世界」があったっていいんだよな。それを自由に生み出そうとしたのが「キノの旅」ですかね。大きな世界も、小さな国も、丁寧に作らなければお話が広がらないという意味では一緒ですよ。

 どうもこうして野放図に広げていくと「ファンタジー」なんて言葉の限界も無くなってしまう気がするが、一応真っ当なところをあげておくなら、去年からのまたぎでエントリーしている「リトルウィッチアカデミア」は忘れてはいけないだろう。お話自体は素直なところだが、よく見ると「魔法」と「科学」の融和という長年のテーマがオリジナリティを持った形で描かれているのだ。やっぱり日本人のイメージするファンタジーってなぜかヨーロッパ風なんだよなぁ。ということで、まとめてイギリスを舞台にした2本、「魔法使いの嫁」と「プリンセスプリンシパル」の名前もあげておきましょうか。片方は「ファンタジーか?」ってなると思いますが、まぁ、定義は人それぞれですのでね。

 というわけで、世界を作る自由さ、目新しさ、愛おしさを統合して、今期一番染みたファンタジーは「少女終末旅行」とさせてもらおう。セカイ系も何も、もう世界は終わってしまっているわけだが……。何も知らないチーとルーにとっては、残された技術も、登り続けるタワーも、全て等しく魔法のようなもの。そこに幻想を見れば立派な冒険譚にもなるだろうし、なんとなく察してしまう視聴者側からすればそれは滅びへのエピローグにもなりうる。こんな不思議な「世界」ながらも、1話1話で常に印象深いエピソードを形作り、寂しさの中にも確実な楽しさと温かさを刻んでくれる。一歩間違えばただただ空虚に成り果てたであろうこの作品が、ここまで魅力的な作品に仕上がったのは、お話、画、そして音楽といった全ての要素が1つの世界に見事に収束したためである。原作はすでに完結しているらしいが、是非ともアニメでも「終末」までたどり着いて欲しいものである。

 More One night

 

 

 

演技賞 

‘05「地獄少女」 ’06RED GARDEN」 ‘07「魔法少女リリカルなのはStrikerS」 
’08「紅」 ‘09Phantom ~Requiem for the Phantom~」 ’10「屍鬼」 
‘11「Cシーキューブ」 ’12「夏雪ランデブー」 ‘13「戦姫絶唱シンフォギアG」 
’14selector spread WIXOSS」 ‘15「六花の勇者」 ‘16「クズの本懐」

‘17「メイドインアビス」

 下の声優部門との重複が悩ましいよ、キャスト陣のお仕事に特に注目した賞である。声優単体を褒めるなら声優部門に回せばいいわけで、どういう立ち位置にしたらいいかは毎回悩むところだ。

 個人的に楽しいキャストの使い方で記憶に新しいのは、「牙狼<GARO> -VANISHING LINE-」。旧シリーズから引き継ぎで登場している連中がこぞって敵キャラとして襲って来るっていう倒錯したシチュエーションがやたら面白かった。敵キャラの際立ちといえばこちらも異色ではあるが、「妖怪アパートの幽雅な日常」もキャストのクドさが変な癖になる作品。アパートの面々以外はだいたい精神的に不安定な連中ばかりなので、見ていて非常に刺激的だ。さらにわけのわからない設定で中の人本人まで巻き込んで暴れまわった作品には「Re:CREAOTRS」もある。小松未可子役の小松未可子さん。そしてキャスト陣への無茶ぶりで言うならばこのシリーズしかない、「戦姫絶唱シンフォギアAXZ」。もう、キャスト陣も歌いながら戦うのに慣れきってしまっている。

 もうちょい絞り込んだお仕事でいうなら、やはり濃密な心情描写について来るだけのこだわりの演技が見たい。筆頭に上がって来る作品は「宇宙よりも遠い場所」だろうか。じっくり聞かせてくれる素晴らしい役者陣の作る空気感が最高だ。さらに人数を絞り込めば「少女終末旅行」も同じカテゴリだろうか。もう、二人だけで何作品ぶん喋しゃべったかもわからないな。同様に空気感を作り出せる良い仕事が堪能できたのが「ハクメイとミコチ」。キャスト陣の中では、一体どんな世界が広がっていたんだろうか。渋めの活躍でいうなら「覆面系ノイズ」での歌唱も含めた役作りも面白いところ。声優のすごいところは、歌いながらでも、そこにキャラを乗せて心情表現に寄せることができるってことだね。

 あとはまぁ、「とてもじゃないけど想像もつかねぇよ」みたいなとんでもない状況に放り出された時のお仕事なんかも見るべき部分だろうか。具体的には「宝石の国」における「宝石たちの声」で散々悩まされたというご苦労。本当に、いいものを見せてもらいました。やれと言われたら濡場でもなんでもやらなきゃいけませんよね、エロい声を上げて頑張った「citrus」の現場もドキドキもんだ。まぁ、今年度声優さんたちに一番苦労かけた作品は間違いなく「ポプテピピック」なわけだけども……。

 というわけで、色々と並べてきたが「キャスト陣の楽しい使い方で」「無茶な設定に放り込んで」「濃密な心理描写がたっぷりと込められる」というところから、この部門での1作品には「メイドインアビス」をチョイスさせてもらおう。殊勲賞は当然メインキャストの富田美憂と伊瀬茉莉也、それに井澤詩織の3名ということになるが、それ以外の部分でもこの「異世界」の恐怖とロマンが満ち満ちていたことは、アニメ制作スタッフの頑張りに加えてキャスト陣による世界構築が大きく貢献したと思っている。最後の最後ではナナチとミーティのあのシーンが待ち構えてましたしね……本当に、壮絶なものを見せてもらいました……。まだまだ、声優業界への無茶振りは続くぜ。

 

 

 

ユーモア賞 

‘05「アニマル横町」 ’06「ひだまりスケッチ」 ‘07「俗・さよなら絶望先生」 ’08「ひだまりスケッチ×365」 ‘09「そらのおとしもの」 ’10「パンティ&ストッキングwithガーターベルト」 ‘11gdgd妖精s」 ’12「しろくまカフェ」 ‘13「マイリトルポニー〜トモダチは魔法〜」 ’14「スペース☆ダンディ(シーズン2)」 ‘15「てさぐれ!部活ものすぴんおふプルプルんシャルムと遊ぼう」 ‘16「ヘボット!」

‘17「ゲーマーズ!」

 愉快痛快ユーモア部門。ギャグアニメは他作品とは明らかに評価軸がずれるので個性的な名前がでてきたりしますね。ちなみにここでも連続受賞は認めないので「ヘボット!」は除外して考えます。候補に入れてしまうとぶっちぎるから。

 ストレートな笑いを狙った作品では、これまた続き物の残弾ではあるが「おそ松さん(第2期)」は候補に入れるべきだろう。1期よりもパワーダウンした感は否めないが、それでもやはり病巣の深いとんでもないものを投げ込んでくる気概に満ちた作品。いっそ5分アニメとかにしてしまった方が威力は維持できたのかも。どうしてもエネルギー消費の激しいギャグというジャンルの場合、短くスパッと終わらせた方が結果に繋がることが多く、ショートアニメ枠が案外強かったりする。今期も「アホガール」は潔い一本気な構成のおかげで本当にしょうもない中身のはずなのにフル回転で突っ走っていた。

 萌えと笑いのいいとこ取り、というのも今期なんだか顕著に見られた方向性で、年度始めに鋭い切れ味を見せたのは「恋愛暴君」。キャラもので女の子を愛でながらの理不尽ギャグとしては秀逸で、いろんな人のいろんな性癖の扉を解放した可能性がある問題作。同様に性癖をこじらせた作品には「ブレンド・S」もある。萌え系でちゃんと笑いが取れるってのは結構貴重なのよね。エロともギャグとも萌えともつかぬ絶妙なラインだと「ひなこのーと」もあるのだが……エロやろなぁ。

 もっと古典的で真っ当なギャグの路線を見ると、ベタベタな昭和の笑いながらも作画とテンポの良さが好印象だったのは「つぐもも」。原作あるんだからガンガン続編作ればいいのに。さらに純正昭和ギャグからの新次元を切り開いた作品には「タイムボカン 逆襲の三悪人」もある。このあたりの作品をゆるりと見守ることができるのが、理想的なアニメ視聴体制と言えるのではなかろうか。余計なことを考えない方が幸せだと感じるのも加齢なのかもしれんが……。そうそう、タイムボカンが出てきたならやっぱり「クラシカロイド2」も外せない。本当に豊かで幸せな時間をありがとう。

 笑いは笑いでももうちょっとひねた方向性を見てみると、例えば「アニメガタリズ」なんかはいかにも現代風の「ネタアニメ」を狙った作品である。すでに陳腐にすら感じられるのは現代アニメの消化と回転の速さ故だが、独自の路線を切り拓こうとしていたのは間違い無いだろう。そういう意味では、シリアスなところなのになぜか笑ってしまうシーンが多く、最終的にはいろいろぶっとばした「ID-0」なんかも新しい時代の笑いの種と言えるのかもしれない。

 笑いとなると個人の嗜好も分かれるのでなかなか難しいもんですが、今年度、一番楽しませてもらった作品というと個人的には「ゲーマーズ!」ということになるだろう。勘違いドタバタラブコメというのもある意味では非常に古典的なジャンルではあるのだが、今作の場合は主人公の景太が度を超えたスーパー朴念仁(?)という悪魔的なキャラ設定になっていることに加え、残念系ヒロインの新次元である天道さん、オタク女子の理想を実現させた千秋、可愛さの権化・亜玖璃、そしてチート級のサブキャラである上原さんという完璧な布陣で回せるネタは全部回していくという濃密なテンパり芸がむしろ斬新ですらあった。この手の作品の宿命なのか、途中で作画がメタメタになるという不幸に見舞われながらも、「もう、この作品は作画なんか気にしなくていいんじゃないかな」という諦観にまで持ち込めたのだから勝利は確実。実に見事なやりたい放題ギャグであった。こういう、尖った純度の高いラノベ文化だけを拾っていけると人生がとても充実するので、今後もアニメ業界は頑張って良い原作を引っ張りあげてください。

 

 

 

アイディア賞 

‘05「アカギ」 ’06「地獄少女二籠」 ‘07school days」 ’08「地獄少女三鼎」 ‘09「大正野球娘。」 ’10「魔法少女まどか☆マギカ」 ‘11TIGER&BUNNY」 ’12「戦国コレクション」 ’13「ガンダムビルドファイターズ」 ’14SHIROBAKO」 ‘15「おそ松さん」 ‘16「ユーリ!!! on ICE

‘17「アクションヒロインチアフルーツ」

 「ナイスアイディア!」を評する賞。相変わらずガバガバな審査基準である。群雄割拠なのか粗製乱造なのかはよくわからないアニメ業界、これだけの数があるアニメ作品の中で、ファンをひっ捕まえるにはやはり他とは違った斬新なコンセプトが必要だ。果たして今期は、どんなエポックメイキングな作品が生まれたのだろうか。

 すでに名前を挙げている作品としては、骨太なSF設定が目を引いた「正解するカド」なんかが印象深い。散々異世界だのファンタジーだのと言われているこの業界だが、こうして真っ当な意味でのSF作品というのは存外少ない。まだまだこの方向での鉱脈は探せそうではないか。同様にSF設定を尖らせた秀作としては「刻刻」も大切。定まったコンセプトから、どのようにお話を紡いでいくかで作品の出来も大きく変わって来る。とっかかりの秀逸さでいうなら、「Re:CREATORS」なんて作品も。こうして、今まで当たり前のように使われてきた設定でも真剣に掘り下げればまだまだ面白い作品になるのだ、ということを見せられると、惰性でアニメを見たり、作り続けたりすることがどれだけ怠慢であるかを説かれているかのように思えてくる。

 こうした掘り下げの妙は、何もSF設定だけではない。例えば教育番組との融合であれば歴史教育の「タイムボカン 逆襲の三悪人」や、理科の「ポチッと発明ピカちんキット」なんかも興味深い対象だ。お子さんにアニメを見せずに子育てなんて、もったいないですよ。もっと素直なお子さんに育って欲しい、というなら「新幹線変形ロボ シンカリオン」はどうでしょう。新幹線って、そのフォルム自体が格好いいんだからキャラ的にも映えるのは当たり前なんだよな。あとは「フレームアームズ・ガール」も格好よさの逆輸入みたいな存在か。メカ+萌え少女の組み合わせで過去にあまり成功しなかったからと言って、そこで終わってしまうのは勿体無い。まだまだおもちゃを売り上げる方法は残っているものだ。

 他にも、すでに手垢がついていると思われがちなジャンルにもちょっとした工夫から新鮮さは導入できるもので、例えば手垢のついたデスゲーム設定でも、「死ぬ順番が全部わかっている」という逆転の発想から全く別なテイストを持ち込んだ「十二大戦」。手垢がついているスパイものでも、萌えとの融合や話数シャッフルの見せ方で注目を集めた「プリンセス・プリンシパル」、手垢のついたアニメパロディでも、本気で作品全てをパロディ縛りにした「アニメガタリズ」などなど、「それもう見た」の一歩先からが本当の勝負なのだ。

 全く見たことのないジャンルで新たな鉱脈を見つけた作品というと、例えば「ゆるキャン△」なんかはどうだろう。萌えものではあるが、そこに「ソロでも活動できる」という現代風のコミュニケーション手段が融合する。オタクが目もくれなかったキャンプというアウトドアレジャーが一気に引き立つ作り込みが秀逸。さらに、延々ボードゲームだけをやり続けるというタイトル詐欺アニメ「妹さえいればいい。」。これが成立するなら、ボドゲ文化もだいぶ日本社会に馴染んできたということかな? そして、チャレンジ精神は評価しようまさかのサイドカーレース、「つうかあ」。百合とサイドカーという組み合わせ自体は悪くなかった。あとはもう少し構成に注意を払えていれば。

 こんな風に様々なアイディアをひねり出してきたアニメ業界だが、新鮮さと懐かしさを見事に同居させた「アクションヒロインチアフルーツ」を今期のトップに持ってきたい。「アニメ文化」と「特撮文化」ってのは似ているようで違っていて、その証拠に私なんかは数年前までは特撮には一切ノータッチだったのだ。しかし当然そこには親和性があるのは間違いないわけで、両ジャンルをつなぐ架け橋として荒川捻久を投入。アニメの萌え文化、特撮の燃え文化、そして両者を結ぶ昭和ギャグという見事な配分で「女子高生たちのヒーローショー」を作り上げたのである。まぁ、多分にニッチな要素もあったかとは思うのだが、こうして近隣にある深い沼がアニメと接続することで、ますます多様な文化・多様な客層を引き込むことが可能になるのだろう。ぜひとも、東映関係各社を中心として、この方向性でも新たな作品を打ち出していってほしいものだ。いや、アキバレンジャーでもいいけどさ。

 

 

 

 

 

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コメント
無題
去年の残念ワースト賞は個人的に異世界スマホっすかね・・・。
ここ最近は異世界物のアニメ化が多いけど、チート・ハーレム・テンプレはもういいっすわ・・・。
【2018/04/09 20:00】 NAME[NONAME] WEBLINK[] EDIT[]
Re:無題
ぼかぁ決してワーストなんて選びませんよ。えぇ。
【2018/04/09 21:56】


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