忍者ブログ
最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
[108] [109] [110] [111] [112] [113] [114] [115] [116] [117] [118]

Fairy gone フェアリーゴーン(第2期)」 5→4

 やぁ、P.A.WORKS大好きおじさんだよ!? うん、おじさんなんだけど……

 ねぇ、最終回近づくにつれてキャラ作画も怪しくなってなかった? P.A.だから何はともあれとにかく映像が綺麗! っていうのを拠り所にしたかったのに、それすら怪しくなっちゃうと流石に大好きおじさんも擁護しきれないぞ。結局、何一つ番狂わせもなく、最初から「そういう話なんかなぁ、流石にもうちょいなぁ」と思っていた筋立てからはみ出ることなく終わった。正直、過去のP.A.作品の中でも三本の指に入る残念作品になってしまったんじゃなかろうか。そして、個人的には残りの2本は「Angel Beats!」と「Charlotte」で争っていただきたいが、作画ダメになった時点で今作の敗色が濃厚である。個人的には例に挙げた2作があまり好きではないのだが、それでも映像面は文句がなかったし、それぞれになにがしかの傷跡を残そうという冒険心があったのは事実だ。それに対し、今作はとにかく「妖精世界」という最初の設定におんぶにだっこというか、与えられた設定以上の物語性が生まれてこなかった。2クールかけて引っ張ったわりにあっさり仲直りした挙句になんで死ぬ必要があったのかわからないベルなんて最たるものだし、ウルフにしろマルコにしろ、悪役がいちいち「なんか言わされてる感しかない」っていう。そもそも要職に大塚芳忠が付いててその部下が津田健次郎の時点でこいつらがまともなわけないやんけ。本当に、予定調和で引かれた線をなぞってなんとなく終わった作品である。

 一応みるべき点を拾うとするなら、当初は「なんかCGで浮いてない?」と懐疑的だった妖精の描写について、他の部分の作画の質が落ちることで相対的に安定感を発揮し、むしろその異質さこそが唯一の今作のオリジナリティとして掘り下げられた部分か。妖精と人間の関係をもっと掘り下げて、マーリアたちの村の物語についても最終的な悪役にもっと絡むようにできれば、幾らかでも戦う理由に説得力が与えられたとは思うのだが。ラスボスが「とにかく世界壊したいよー」っていうだけだし、他の連中も対話が必要な部分で全くその意思がないし……なんだかなぁ。マーリアが一人で奮戦してたイメージなので彼女の印象は悪くなってないのだが、それだけに周りのあれこれが実感を伴っていなかったのは勿体無い。

 正直、P.A.作品というとちょっと前の「天狼」の時に「せっかく世界観を作り込んだのに、話が上滑りして1クールで終わってしまうのがすげぇもったいないやん、天下のP.A.なんだからもっと腰を据えてやったらよかったのに」と思っていたのに、今回は2クールにしたせいでかえって脚本の陳腐さが浮き彫りになってしまった。うーん、やっぱりP.A.は方向性としてあんまりバトルものに向いてないんじゃねぇかなぁ。「クロムクロ」がなんとか面白くなったのはかなりラッキーだった気もしてきたわ(あ、「CANAAN」は名作だ)。

 個人的に一番心配なのは、まさかそんなことにはならないと信じていたP.A.作品ですら作画に不安が出てしまったこと。これ、今期は日本のアニメ業界の限界を示すシーズンになってるんじゃなかろうか。一部の噂では京アニ関連の動力が全て止まってしまい、そこに関わる部分が業界全体に飛び火したって話もあるんだが……どうなんだろうなぁ。

 

拍手

PR

Z/X Code reunion」 4→3

 ごめん、ギブアップです。一応最後まで流してたはずなんだけど、途中からついていくことは放棄してた。いや、別に何が大変ってこともなかったはずなのだが……。

 最後までハードルになっていたのは、「結局これって過去作との繋がりがあったんかなぁ」というどうしようもない疑問である。別にこれ1本でもおおよその内容は理解できるし、気にしなければむしろ楽になったはずなのだが、半端に「世界観が広がっている」ことを匂わせる描写が多く、「曲がりなりにも前作を見ていたはず」という意識が罪悪感となってしまい、「はて、どの世界がどうなってて、過去作のキャラはどこにいるんだったか……」と気にしたらどんどん楽しめなくなってしまった。結局主人公の設定とかって前作からの引き継ぎ要素はあったんかなぁ。

 本当はそうした無駄な前作の広がりなど気にせず、単に女の子がいっぱい集まってわちゃわちゃしてる作品としてみるべきだったのだろう。それなら、そこらへんのソシャゲアニメに比べて女の子の数も少ないので見やすくはなったはず。ただ、どれもこれも藤真絵のロリなもんだからなかなか識別ができなくて……例によってキャストで区別するしかないんだけど、長縄まりあが強すぎるっていう謎現象のせいで周りがなかなか入ってこないっていう(アズレンでも同じ現象が起こっている)。なんだろ、こうしてみると「おもしろくなかった」理由のほとんどが自分サイドにある気がしてきた。ごめん。

 えー、でもやっぱり画にもシナリオにも特にみるべき点は無かった気がするんだが……。キャラの雑な消化はやっぱりゲーム原作ならではの展開かなぁ……。

 

拍手

「スタンドマイヒーローズ」 4→5

 悔しいがなんか変なところで笑ってしまう作品。「周りのイケメンが全部麻薬捜査がらみ」っていう時点でかなり面白いわけだが、これが「作る側」「捜査する側」など陣営を多岐に展開し、さらにそのイケメン全員が「単なる悪役」になるわけにもいかないので「クスリ側のイケメンも理由があったし、もっと大きな陰謀の中で戦っているイケメンだったんだ」という落とし方にするため、少しずつ話が大きくなって、薬剤をめぐる一大イケメンドラマになっていくという、この流れはちょっと予想していなかった。大体この手の作品ってイケメン動物園になって、毎回特定イケメンの紹介エピソードやっておしまい、みたいな薄っぺらい話になりがちなのだが、今作は主軸となるドラマが(いささかファニーではあるが)歴然と存在しており、その中でヒロインが引き立つように構成されているのでイケメン目当ての視聴じゃなくとも普通にドラマとして見られるのである。これ、ソシャゲ発祥のはずなんだけど、ゲームはどんなシナリオになってるんだろう。

 あとはどれくらいヒロインを応援できるかってのが男目線では重要なポイントになってくるわけだが、今作はそういう意味でバランスも良い。最初は彼女の免罪体質みたいなとんでもない設定で「どないやねん!」と思っていたわけだが、単なる無敵設定ではなくてきちんとドラマ部分でも彼女の体質は関わってくるので一応トンデモで終わらない説得力(?)がある。だって「君、薬物効かないらしいじゃん、俺と付き合う?」だと頭おかしいしな。ちゃんと芯の通った「捜査官」としてのバックグラウンドを構築してもらった上での刑事物なので、今期やたらと被っていた刑事物ラッシュの中でもなんだか特異な存在感を放っていたように思える。

 まぁ、こんだけほめといても全然キャラの区別がつかない状態で観てたのは事実なのだが……(出てくるたびにキャストでなんとなく陣営を判断してた)。まぁ、あまりにも無茶苦茶だと思ってた設定からきちんとアニメが出来上がったのだから、とりあえずそこに満足すべきであろう。

 

拍手

「アフリカのサラリーマン」 6→5

 なんで最後の最後だけ中の人出てきたんだ。まぁ、中の人要素強めの作品ではあったが。

 いや、嫌いじゃなかったんだけど、やっぱり流石にマンネリ気味にはなったので「ふつーの作品」っていうくらいに落ち着いた。なかなか30分アニメを1クール、全力ギャグだけで走り抜けるのは難しいもんである。テイストとしては本当に「ビジネスフィッシュ」の後継みたいなもんで、一応「社畜あるある」の部分をベースにしているはずなのだが、そこから不条理系の方に振り切れてるのが今作の売り。そのくせ、主なネタ回しがSNSの炎上とかなので「アフリカ」要素は微塵も関係ない。これ、別に日本のサラリーマンでも一切問題ない、いや、むしろアフリカって言ってる分問題ありまくりな内容である。そういう意味で「設定の意味は?」ってなったのは多少減点要素か。まぁ、割とよくキャラが死ぬ(?)し、血みどろ展開も多いので人間でやると危険な可能性もあったけども。でもギャグアニメならそんなもんだよなぁ。社畜要素が危険なのだとしたら「少年アシベ」なんて余裕でアウトだったしな。

 映像部分は「意外と癖になる」くらいの程よいユルさ、ネタ回しは過激さはあるけどあんまり独特のひねりはないので途中で飽きるくらいのもの。というわけで大体平均点。あとはキャストの濃さを推していく部分がややプラス。個人的には石田彰の社長が大好きだし、ラーテルやってるたっつんが毎回ぶっ壊れてて「中の人の顔想像するとおもしれぇな」ってなってた。最終回ではツイン大塚・速水というコテコテのキャストを前に、取引先の社長が誰になるかと思ったらまさかの若本で「そこしかないかー」ってなんか納得してしまった。あとは「カラス」役のゆーきちの存在感。なんで最終回はあんなに罵倒されなきゃいけなかったんだよ。単にちょっと拗ねたゆーきちやんけ。ばかー。うん、個性っていいよね。

 ところで、結局殺生ハムスターって何者だったんだろう……。

 

拍手

「戦×恋(ヴァルラヴ)」 4→4

 キャストは好きだった、うん、キャストは。

 まぁ、こういう作品が令和の世にも立派に生き残っているということが肌で感じられるのは貴重な経験ですよね。手垢のついた設定を実に安易な形で展開する臆面のなさに、現代っ子らしさを表現するはっきりしたステータス主義の付与など、なろう系を見るのも飽きたし、だからといってゼロ年代の粗製乱造ラノベみたいなものが見たいわけでもないし……という贅沢なお悩みにバッチリ応えないデザインである。

 まぁ、戦隊ヒーローみたいなもんでさ、ワンパターンで伝統芸にすらなりつつあるけど、読者層は世代とともに移行しているわけで、新しい少年少女たちがまたこうして再構築された文化に触れるのは大事なんだよ。こうして作品が作られ続ければ、きっとそのうち親子で一緒に見ながら「お父さんの時代にもあったんだよなぁ」なんて世代間の違いを比較しながら楽しく見られる作品になるに違いない。……いや、ならないけどね。お茶の間で流れてるのを親子で見たら無言になるタイプの作品だしね(こんなもんお茶の間で流すな)。

 これでもうちょい作画演出に力が入ってれば、いわゆる「紳士枠」として一定のニーズはあったのだろうが、キャラデザも作画も適切すぎるくらいに省エネだからなぁ。クオリティだけ考えたらもっと点数下げたい気持ちもあるのだが、頑張って喘ぎ声をあげているキャストのことを考えると下げるのも忍びない。キャストは好きだった、キャストは(2回目)。

 個人的には「なんかあんまり活躍できないキャラかなぁ」と思ってたゆーみんが中盤以降出ずっぱりで思いっきりメインの活躍してたのが嬉しかった。普段あんまり喘ぎ声をあげない声優なので(喘ぎ声をあげる声優ってなんだ)、こういう作品でプロフェッショナルのお仕事を見せてくれるだけでも嬉しい。ゆーみん&はらみーの活躍が楽しみな作品っていう意味では、そこそこOVERLORDの領域と言えないこともないな。

 まぁ、この作品を通じて性徴を感じたり、新たな性癖に目覚める青少年がいるといいよね。俺だって小学校高学年とかでこの作品に出会ってたら、多分親に隠れて必死に読んでたと思うよ。……いや、どうなんだろう、今の小学生ってスマホやらなんやらであっという間にもっとダイレクトなエロコンテンツにアクセスできるだろうしな……おっちゃんの時代はなぁ、おっちゃんの時代はなぁ……。

 

拍手

「ハイスコアガールⅡ」 5→6

 まっすぐなお話。終わってみれば、実に素直に楽しめるラブストーリーであった。ちゃんとここまでアニメとして放送してくれた制作チームにはまず感謝せねばなるまい。

 1期の時点では「のぺっとしたCG作画」の部分だけ見て「あんまり好きになるタイプのアニメじゃないかなぁ」と思っていたのだが、今になって思えば、このデザインのおかげで持ち味である「ゲームキャラとの共存世界」の融和性が上がっていたことを考えると、きちんと狙った上でのデザインだったことがわかる。最大の武器となる「実際のゲームのあれこれ」を画面のそこら中に散りばめるためには、やはりそれ専用の土壌は必要だったのだろう。普通のアニメとして作ることも不可能ではなかろうが、こちらの作画の方が手間も違和感も削減されるはずだ。CGの難点だと考えられる「ディティールの描き分け」についても、今作はすごく細かい表情芝居なんかに気を使って描いていたため、ほとんどデメリットにはならなかった。

 そうして独自の世界を構築して描かれたのは、格ゲーというツールを媒介とした、至極真っ当なラブロマンスである。そりゃぁもう背中が痒くなるようなお話であるが、主人公・春雄のキャラがスパッと割り切った「良いゲーマー」であることも効果的に働き、青臭い中高生の恋愛が身の丈にあった物語になっている。春雄がどうでもいいようなちっちゃいことで悩んだり、得意がったりするのはいかにも「子供」で、そこから一歩成長して恋愛関係にふさわしい「男」になる有様を、おっさんたちは羨望や郷愁を持ちながら静かに見守っていく。応援してやりたくなるだけの度量を持つ主人公で本当に良かった。

 そして、そんな春雄の思いを受け止める2人のヒロイン。登場時は「単なる暴力ヒロインやんけ」と思っていた大野が、「まぁ、この流れだったら春雄が惚れるのも致し方なしやなぁ」と納得できるだけの女の子に仕上がっているし、大野と春雄の関係をがっちりと補強して身動きできないくらいに固めてくれた日高の存在感があまりに大きすぎる。個人的には、性癖的な部分もあって「負けヒロイン」である日高の方が圧倒的に刺さるんだけどさ。ちょっと良い子すぎて本当にかわいそうになるんだけど、彼女を哀れむのはお門違いなんだろうなぁ。発展的な関係を維持しながら、ちゃんと日高は日高で幸せな結末にたどり着いていると考えることもできるわけだし。春雄は本当に「周りの人間に恵まれてる」っていうのが正直な感想よね。まぁ、そうして良い人たちに囲まれているのも春雄の人徳ゆえなのだろうけども。もちろん、「いい人」には日高姉やかーちゃんも含まれてますよ。あんな風にゲームに接することができるご家庭、日本にどれくらいあるもんだろうな……。

 考えてみりゃ、ここまで愚直に「ラブコメ」やって文句なしのゴールインを果たしたアニメ作品って、最近じゃかなり貴重だな。探せばいくらでもあると思うんだが、もっとこういうじんわりくる作品をアニメにしてほしいなぁ。

 

拍手

「ぬるぺた」 *→6

 可愛かったです。もともと「姉が上田麗奈、妹が和氣あず未の姉妹ものとか最高かよ」だけをモチベーションに見ていた作品なんですが、最終的にどこまでもその姉妹関係だけで物語が進み、見事にそれだけでフィニッシュできたので5分枠とは思えない満足感がありました。

 途中でのちょっとしたネタ展開もいい刺激になったし、大きな筋が決まった上で遊びの多い作風なので、非常にのびのびと作品作りが出来ている感じがある。こうしてコストも最低限、視聴者の期待もさほどかかっていないような枠で面白い試みができるってのは、枠を取り払った現代アニメ業界の動向としては良いものなのかもしれませんね。私が把握しきれてないだけで、ネット配信とかのショート枠はこうした作品も少なからず存在してるのかもしれない。

 しかし、「へぇ、これってメディアミックス作品で、アニメの後にゲームまで発売するのかよ」と思って公式サイト見に行ったら、なんか想像してたゲームと違ってた。あんまり売れる気はしないのだが……ぺた姉がフルボイスでやりたい放題暴れるゲームだとしたらちょっと気になるよね。

 

拍手

「妖怪ウォッチ!」 5→5

 もう終わるんやな。前作では放送終了後の番組が「シャドウサイド」という絶望的な状況だったが、今回の後番組は「妖怪学園Y」になる。まー、今更何を期待するっていう状況でもないのだが、妖怪ウォッチというコンテンツが何を狙っているのかはよく分からんな。全盛期と比べたらターゲット層からの注目度も下がってしまってるだろうし、色々と挑戦を打ち出していくつもりなんだろうけども。

 確認したら前シリーズは4年放送して200話以上、今回は3クールの放送で36話。こうしてならべると「もう終わってしまうのか」と随分あっさりした感じだが、「シャドウサイド」を放送してる間が充電期間だったと考えれば、これくらいで残弾が尽きるのもやむなしか。一応前作の雰囲気は維持しつつの展開ではあったが、やはり一度切れてしまった何かが戻ってきていない感があり、小ネタの破壊力に毒がなくてちょい弱くなっていたようには感じてしまった。ぶっちゃけ、「シャドウサイド」で一度心が離れてしまったので前ほど楽しめなくなったというだけな気もするけどさ。冷静に考えりゃ前作だって「アンドロイド山田」みたいなどうしようもないコーナーはあったし。今回は「おっさんズラ部」みたいな誰がターゲットかも分からないコーナーが似たような空気を醸し出してはいた。妖怪三国志、ハイ&妖、ほんとに何でもかんでも数打ちゃ当たる芸風だな。まぁ、このごった煮感が最大のセールスポイントだと考えれば、どんな形だろうと放送を続けて正解を探していくのが今作なりの作り方だったってことなんだろう。これはこれで業界を生き抜く方向性としてはありなのかもしれない。

 ちなみに、今シーズンの最大のサプライズはやっぱりコマみの存在だっただろう。いや、出てくるのはいいとして、まさかのCV……。

拍手

「超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです!」 4→4

 結局マヨネーズが主人公なのかよ!!! 確実にマヨラーのステマ作品だな……。超絶調味料は異世界でも余裕でバカ売れのようです……。

 なんかもう、いろいろどうでもよくなってくる作品。そりゃね、1話目で突っ込んだ要素が何一つフォローされないまま突っ走ってるし、いちいち吹っ切れる方向が間違っているので真面目にドラマを見ようとしたらバカを見るばかり。なろう系作品にそうした方向性での期待を抱くのは本当に徒労以外の何物でもないということを教えてくれる。いや、多分過去にたくさん作られたアニメは全部そのことを教えてくれていたのだ。視聴する側だって、それに合わせて観なきゃいけないってことなのだ。「お話が支離滅裂だ」というのは結論ではない、スタート地点なのだ。前提として受け入れつつ、「そこからアニメがどう作られるか」を判断しなければいけないのだ。なんだその地獄は。

 そして新しい起点を認めてしまえば、今作はよくできている方である。いわゆるチートのデザインは確実に間違っており、「とりあえず最低でも科学者とマジシャンは消せよ(あと忍者も侍も医者も全部ダメだ)」と何度思ったかも分からないが、そうしてとにかくチート土壌を用意し、その上で「異世界で何をやりたいのか」については理解が及ぶ部分はあるのだ。だって、剣と魔法のファンタジーで戦ってる世界に問答無用でミサイルぶち込んだらどうなるかは見てみたいじゃない。「恐ろしい身体能力を持つ敵キャラに遠距離からひたすら銃撃する」みたいなこすっからい戦争は気になるじゃない。周りのなろう系はその「武力の描写」にあれこれとしがらみを設け、どこかにまだ照れやためらいがあるように見えるが、今作は「いや、ミサイル撃つし」という一度はやってみたかったことをダイレクトに実現させている。そのための過程は全てすっ飛ばした上で、だ。この辺りがチートのチートたる所以であろう。

 そうして「文明マウント」を見せたかったというのに、結局お話を作る上でチートだけでは面白くないってんで相手キャラにさらなるブーストをかけたせいで戦い自体がグダグダになったり、どうにもストーリーテリングがお粗末すぎるとは思うのだが、こうしてアニメにまでなっているということは、純粋にそうした「シチュエーション」だけで楽しめて、今作を推せたファン層が一定以上存在しているということ。そういう快楽の与え方もあるということだ。私には理解が及ばぬが、そういう世界の存在が垣間見えるだけでも一応意義はあるだろう。それこそ異世界を見るかのような心地である。

 そして、今作はアニメスタッフにはそれなりに恵まれているのである。柳監督の丁寧な女の子描写は萌え展開を支える大きな要因になり、かつてのラノベ粗製乱造機のように、「もう、中身なんて大体同じだし画さえ見られるならOKじゃね?」を実現。これはこれで「アニメ化してよかった作品」なのかもしれない。丁寧におっぱいや幼女を描いてくれるなら、後からそこに意味をくっつけてやればよいのである。こうして何でもいいから「見てもらえる」作品になっているのだから、今期作品の中では「良い方」だと受け止めるべきだろう。…………さて、業界で何が壊れてしまった結果だというのか……。

拍手



忍者ブログ [PR]
カレンダー
02 2026/03 04
S M T W T F S
8 10 11 12
21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31
ブログ内検索
カテゴリー
プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
ーーーーーーーーーー
↑越えられない壁
沢城みゆき 斎藤千和 
中原麻衣  田中理恵  
渡辺明乃 能登麻美子
佐藤利奈  佐藤聡美
高垣彩陽   悠木碧
バーコード