忍者ブログ
最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
[1] [2] [3] [4] [5] [6]

 

「本好きの下剋上 領主の養女」 ー→5

 今期は「リゼロ」「無職転生」「転スラ」(あと一応「幼女戦記」)となろう作品の中でもロングヒットを飛ばす大看板が出揃ったシーズンだったが、そういえばこいつもあったんだった。作風のせいか絶妙に目立たなかったが、年季と実績でいえばこれだって、いや、これこそがなろうアニメの大看板である。

 とはいうても、話題にならないのはならないなりの展開というわけで……なんか不思議な作品よね。どこまでもテンプレ的ではあるはずなのに、現代のいわゆる「なろう系」の空気感とはびみょーにズレたところにある。1期2期あたりは現代知識マウントからリンスを作ってマヨネーズを作って無双する系の流れだったが、もはや4期目ともなるとそうしたマウントも毛色が変わり、今やマインは大量の印刷機を抱えた出版産業の一大管理者。もはやチートやらマウントやらではなく、単なる経営シミュレーションである。最初から最後まで「本好き」というステータスを崩さず、徹底して「書籍の出版・流通」を目指すモチベーションは常人には理解できない領域だが、そのおかげでマインというキャラには1本の芯が通っている。

 そうして技術開発シミュレーションになるかと思えば、何かというとマインの体質のことが関わってきて、この世界が間違いなく「剣と魔法のファンタジー世界」であることも思い出させてくれる。マニファクチュアの時代すら乗り越えようという革命の気風に、人理を超えた魔法と信仰。噛み合わせの悪そうな題材が1つの世界で同居しており、時にチグハグな空気を出しつつも、マインを取り囲む社会の独特の雰囲気も醸し出している。「これが現実世界であれば何世紀のどの国あたりの文化レベルなのか?」と問われると難しい、そんな絶妙なオリジナル世界。

 そこにさらにマインの「貴族様」という属性まで加わり、王宮(ではないが)内での地位争いや策謀をめぐるサスペンス的な要素まで多分に含むようになる。さらにそこに本当の家族とのホームドラマまで加わり、マインの周りの世界はあらゆる要素が複雑に絡み合っている。一本調子の現代なろうではおよそ到達し得ない、どこからきてどこに向かうかも分からないプロット。これこそが長寿作品の成せる業ではあるが、総体としてのアニメの面白みにつながっているかどうかもよく分からない。すでに5期も決まっているようだが、果たしてこの先に今作が「面白かった」と断言できる結末は待っているのだろうか。

 ちなみに……4期はもう完全に神官長アニメでしたね。……いや、振り返れば1期からずっとそうだったかもしれん。メインヒロイン(?)としてマイン以上にガンガン前に出て話を牽引し、世界を規定するフェルディナンド。マインは下剋上を語るには神官長を完全に乗り越える必要がある気がするが……絶対にこの人にだけは勝てないよなぁ……。

 
Amazonアフィリンク

拍手

PR

「逃げ上手の若君(第二期)」 ー→6

 これにて、今期繰り広げられた謎の中世アニメシーズンが終了。みんな、これで少しは中世の歴史に詳しくなれたかな?(ならんやろがい)

 こちらの作品も2期目な上にどーせアニメは制作され続けるだろうから現時点で評価する意味は薄いだろうが(ただし今のところ3期の正式な発表は無し)、ここからまた間が空きそうなので、一旦ここで節目としておく。いや、でもお話としては恐ろしいくらい「俺たた」なところで終わってるんだけどな……。狙ってやってるんだったらタチが悪いわ(数年後に再スタートした時に色々忘れてそうだし)。

 原作をなんとなく読んでた身であんまりアニメを真剣にはフォローできていなかったのだが、それでも毎週楽しませてもらったのは間違いない。原作のアクの強さをそのままアニメで悪ノリとして再現しており、あの手この手で「普通のアニメ」からはみ出したメタ構造で飾り立てるデザインは、惰性で作っていては絶対にできないもの。毎回「どうやったら原作読者にも新鮮な気持ちで見てもらえるだろう」ということを常に考え、解消するための手段を講じてくれている。もちろん、それがアニメスタッフの独りよがりなものになってしまうと原作ファンからも怒られる本末転倒な事態になってしまうのだが、幸いにして今のところそうした印象はない。まぁ、原作のテイストからして元々「悪ノリ」の部分はあるしな……。今期は今作と「クレバテス」という、なぞの特撮技巧を駆使した作品が同時に展開されてるのはちょっと面白かった。こんだけ作品数が飽和している時代なのだから、とにかく差別化を図って印象に残る作品にするのってめっちゃ大事だものね。

 
Amazonアフィリンク

拍手

「盗掘王」 5→4

 どこまでもなろう的な筋立てのせいで物語として心躍る部分が無かったので流石に点数は間引いているが、私の中ではちょっと意義がある作品だったし、決して低品質ではないということだけ最初に書いておく。まぁ、合う合わないの話ですわね。

 未来を知っている主人公によるチートファンタジー。圧倒的情報アドバンテージからひたすらにマウントを取り続けるだけの展開には辟易するが、一応は「自分の知っている未来」と「改めて歩む歴史」は差があり、ある程度は主人公にも思考の余地を残しているのでそこまで酷いお話ではない。まぁ、カラスに頼る部分が大きいのでやっぱ「転スラ」的イージーゲームの処理はダメだとは思うのだが……その辺は敵側がしのごうとする展開もあるし、何より数ある遺物の個性があり、種々のミッションにもいくらかの変化がある部分で興味は牽引される。「韓国産なろう」といえば「俺レベ」が代表選手扱いだが、あっちよりもなんぼか好みではあった。

 そうして最低限の視聴保証があった上で「意義がある」と評したのは、今作を観ていてなんとなく「中韓のアニメ作画の違和感」みたいなものに名前をつけることができたからだ。今作の映像クオリティはおそらく「高い」方だと思われているだろう。キャラ作画もパキッとしているし、「この恋で鼻血を止めて」みたいな明らかな低予算感はない。それこそ「俺レベ」みたいな作画勝負のアニメにも見えなくもない。その上で、私はやっぱり今作の作画はあまり得手ではなく、いつものように「どっかAIっぽい印象」が付き纏っていることを理由にしていた。ただ、正確にどんな技術が使われてるかなんて分からんし、過去にも「お姫様になってしまった件」みたいな作品を観ても「何がダメに見えるんじゃろ?」と首を傾げていた。

 もちろんまだまだ結論が出る話ではないのだが、多分、私が違和感を抱えていたのは「製作者の思考が伴わない作画」だ。AIだろうがCGだろうが、それはあくまで作画の技術。使いたいなら(法的に問題のない範囲で)駆使すればいい。ただ、その時に「なぜその技術を使うのか」「どう使うのか」を判断するのは結局人間だ。たとえば「セル塗り」→「CG」という技術革新が起こった時、変わったのは純粋に「描画するツール」の部分であり、そこには手を動かす人がいた。もちろん彩色などで大きく手間を削減して自動化された部分はあるだろうが、使用者側もおそらく「こう使えばこうなる」は理解して、目標を立てて使っていただろう。

 対して、AIはそのツール自体に「思考」を委ねる。「試しに出力して出てきたものが良さそうなら人間がOKを出す」という、責任の所在が移り変わったツールだ。もちろん、出力時にある程度統制は効くだろうが、AIってのは「人間が満足しそうなもの」を出すのが仕事。そうなると「AIが出してきたこれって自然だよな」と人間側が判断してしまうのは当然のこと。そして、実際にAIが提供するのは究極のパターン分析であり、どこかで見たことがある「かつて自然だったもの」だ。その作品のために作られたオーダーメイドではあり得ないのである。

 そこのところを感じると、今作の違和感もなんとなく腑に落ちる。「中割りの画」というアニメの概念も早晩なくなっていくのだろう、ということを感じさせる「自然に繋げる技術」は、「らしく」はあるが、「あるべき」だと思って作られていない。どこかで見たもののツギハギで作られているので、そこに「作品」としての価値を見出しにくい。その感覚が、今作は受け取りやすかった。

 繰り返すが、別にこの「製造法」が悪いといっているわけではない。今後も発展を続ける方向性だろうし、おそらく大した時間もかけずに、私ごときの違和感を乗り越える技術だって生み出されるかもしれない。ただ、現状ではまだ「人が考えた画が好きだな」と私は思うのだ。

 
Amazonアフィリンク

拍手

「サンダー3」 5→3

 ちょっとした現代の奇跡だった気がする。他と差別化を図るために点数も明確にしました。まぁ「3」にあやかったタイトルだし縁起もいいでしょう(?)。

 視聴してた人なら諸々の問題は共有できると思うが、まずもって1クールアニメとしての体裁が成立していない。毎週、冒頭数分間が前回までの振り返りであり、何度も何度も同じシーンを見せられる遅延行為は全盛期のドラゴンボールアニメのごとく。そんだけ引っ張って本筋の進展も亀の歩みで、1クール放送してたはずなのに内容が3話分くらいしかない。ドパガキじゃなくても倍速再生しなきゃ耐えられないような極薄カルピスは、現代アニメ業界では稀有な存在感である。

 おかげでお話の方にも興味を引くポイントがほぼなく、あったとしたら1話目の「マンガの世界とリアルの世界の表現の差が面白いかもしれない!」という完璧な出オチ。もちろんこの画的な特徴を作品に活かしてくれることを期待して見ていたわけだが、ガワを作って満足してしまったかのように、ネタとしての練り込みはほぼ無し。「異世界転移したらマンガな僕らがなんか超パワーになって無双してしまった件」という設定は1話目で明かされていたわけだが、マジでその「特に理屈も何もない超パワーでエイリアンをぶっ飛ばす」以外のことをしていない。そしてそのエイリアンにしても、登場時は「地球にきたけど特に侵略するでも交流するでもない、なんか不気味な存在だ……」ってんでちょっと期待があったのに、秒で単なる悪辣宇宙人に成り果ててサンドバックになった。ほんとに思いついた設定だけ置いといて満足したかのような脚本だ。

 せっかく「マンガとリアル」という2つの世界設定を描き分けて同居させるという面白いアイディアからスタートしたのに、お話としてもアニメとしても活かす気配がないというのは逆にどういう創作理念で作られた作品なのかが気になるレベル。ただ、一応今作は未完の状態で、2クール目が来年放送予定とか……いや、絶対1クールで出来た内容だろ。どんな力が働いたらこれを引っ張れると思ったんだ? 2クール目追いたくねぇなぁ……どうすっかなぁ……。

 
Amazonアフィリンク

拍手

「Re:ゼロから始める異世界生活 4th Season 奪還編」 ー→ー

 なんかもう、8話しかないしつい最近締めで評点つけちゃったので点数をもっての評価は一旦放棄しますね。あんま意味があるとも思えないし(どんな作品だって意味はないんだけど)。

 正直、この4期は「よう分からん」が先行してしまった。3期の大罪司教ラッシュ展開はいちいち刺激が多くて楽しかったのだが、今回は最初の「塔に行こう」の時点でモチベがよく分かってなかったり、その塔の中で起こってることがいちいち分からなかったり、2期の終盤と同じような置いてけぼり感だった。しっかりと内容を追いかけてないこちらの責任と言われたらそれまでだが、どうにもピンチの……今作においては明確に「死」の扱いがだんだん雑多になってきているんだよなぁ。いや、1期からそうだったのかもしれんけど。

 個人的に一番受け入れられなかったのがスバルの記憶喪失だ、ってのはどっかで触れた気がするが、とにかく思いつくままに災難が飛んできて、最終的にスバルの根性論で乗り越える展開。その「根性」をいかに説得力のあるものにするかが本作の勝負の鍵であり、今回もレムやラムの活躍なんかを見れば積み重ねた歴史と思いの数々がスバルというダメ主人公の背中を押す役割を果たしていることは意識に上る。逆に言えばそこだけが拠りどころになるのだから、記憶が消えちゃう展開はやっぱやっちゃダメだった気がするんだよな。まぁ、これを描かないと暴食という厄介極まりない敵とのバトルは終わらないからなぁ……。なかなか難しいシーズンであった。

 
Amazonアフィリンク

拍手

「クレバテスⅡ-魔獣の王と偽りの勇者伝承-」 ー→6

 これにて、今期(も)猛威を振いまくった関根明良大旋風も一区切り。どのキャラも全部傷跡残しまくりのパフォーマンス、マジでイカれてたわ。

 愉快なヒロイン勢の働きも評価して一応このくらいの着地点。1クール目もそうだったけど、ちゃんと毎回それっぽい区切りで終わりっぽく見せてくれているのも一定の評価ができて、原作は続いているけどとりあえずアニメだけで観ても大きな不満はない。いや、とんでもねぇ終わり方だったけどさ。流石にここからしばらくはアニメ続編はなさそうだよなぁ。

 筋立て自体の印象は、正直いうと「とっ散らかったな」である。狭い学園を舞台にしたお話になるんだろうな、と思っていたのに、なろう作品でもそこまでやらんじゃろ、というくらいに野放図に広がりまくり、いろんなところでいろんなバトルが繰り広げられた。見方次第じゃ散漫すぎる気もするのだが、1つ1つのバトルの熱量がキープされていたし、ちゃんと「2期目」らしい蓄積もあった。どのキャラも一言では説明できないめんどくさいものを抱えているあたりが、いかにもこの作者らしいデザインだった。気になることがあるとすれば、このタイミングで魔王勢がほぼ揃い踏みなのでこっから先のお話ってどうやって広げていくんだろう、という部分なのだが……まぁ、この世界だったら風呂敷広げるのは自由だもんな(たたむ時の責任は持てないけどね)。映像部分についても、クライマックスの謎の特撮大活用とか、今作ならではの熱意を持って作ってくれていたので散らかり具合が加速して面白い相乗効果を産んでいた気がする。

 そうしてとっ散らかったお話のセンターを務めたのは間違いなく勇者アリシア。相変わらず彼女の被虐を眺めるのが今作の最大の楽しみなのだが、どうやっていじめるかのバリエーションが豊富で、それこそが一番のこの作品の性癖なのかもしれない。状況に応じてフォームまでコロコロ変わってアイデンティティが心配になる女勇者、ネズミだったりパンイチだったり大変だったが……最後の最後が「死体」っていうね。ま、最後っていうか最初から死体でしたからね。終わったはずの彼女の人生、何度でも追い焚きして苦労させていこう。現時点で原作って進んでるのかしら。3期がしばらくないなら先にあたっちゃうのもありかも。

 
Amazonアフィリンク

拍手

「株式会社マジルミエ(第2期)」 ー→5

 数あるアニメの中では、残念ながら相当に地味な部類。でもジャンプアニメとしての矜持はちゃんとあり、決して悪いことはしてない、そういう作品。

 1期の時点でそこまで面白いと思えるようなもんではなかったので2期目もそこそこのお付き合いにはなったが、シナリオにしろ映像にしろ、特に切る理由は見当たらなかった。ジャンプ作品らしい真っ当な成長譚であり友情物語であり、要所で挟まるバトルもそこそこの説得力。まぁ、そりゃ鬼滅とか呪術と比べたらヒキは少ないが、世のあらゆるアニメがあんな風になったら気の休まる暇もない。最低限の品質保証で充分なジャンルってのもあるのだ。いや、原作者からしたら「もっと贅沢してもええんやで」って感じだろうけど。でも映像にしたってキメるとこはキメられてたとは思うんですけどね。

 そしてシナリオライン。正直いうと、1期同様にカナ・仁美のバディの活躍を期待してるとちょっと肩透かし。社員も増え、世界が広がったもんで残念ながらメインの2人もこの世界の歯車の1つとして、そこまで特権的ではない立ち位置から困難に立ち向かうことになった。そうして人員が増えたことでより強調されることになったのが、タイトルでいう「マジ」じゃなくて「会社」の方。個人の問題はそれなりに残しつつ、「社会と、そこに企業がある意味」に問題意識を投げかける、いわば「法人格アニメ」になっていた。そして、今作最大の見どころは「魔法少女」+「会社」というちょっと不思議な足し算だったわけで、それなら個性を発揮しやすい「会社」側の要素によりウェイトを置くのは正しい判断だろう。いわば形を変えた島耕作みたいなもんですよ。……いや、ちゃうな、あれはどう考えても会社より人にウェイトを置いてるもんな……。

 まぁ、とにかくやりたいことは理解できたし、伝える技術も、伝える意義もそこそこにあった。あとはちゃんと俺が会社勤めしてる人間だったらもうちょい共感も強く得られたかもしれないという点だけが悔やまれますが……社畜じゃない人生、幸せを噛み締めて生きていこうと思う。

 
Amazonアフィリンク

拍手

「きみが死ぬまで恋したい」 6→5

 すごく分かりにくく例えると、北京ダックみたいなアニメだった気がする。うん、分からないよね。そもそも俺北京ダック食べたことないしね。

 説明しますね。まず、北京ダックって皮を食べる料理なんですよね。今調べたら「肉を食う場合もある」ってWikiに書かれてたのでこの比喩はすでに破綻してるんですが、まぁ、そう考えましょう。ほんで、多分皮だけ食べても充分美味しい料理なんでしょうが、フツーの人間は初見でこう思うわけですよ。「肉の方は食べないの?」って。「しっかり味付けされた表面部分も美味しいんだろうけど、そっか、肉は食べさせてもらえないのか」って。そんなアニメでしたね。

 まず、味はしっかりついてました。ROLL2という新興のスタジオが作り上げる映像美は終始安定しており、耽美な百合の園の情景をじっとりと描いてくれたし、戦闘シーンでのエフェクトバリバリのバトルも悪くない。総じてハイクオリティなアニメだ。そして今作のクライマックスとなったのは多分セイランの喪失あたり。ちゃんとタイトルに冠された「死ぬ」という事象に直面し、喪失の悲しさ、無情さを端的に描いたお話になった。この辺は割と「肉」に近い部分が食べられた感覚がある。

 ただ、それ以外の部分では確かに味がしてたんだけど、「もっと深いとこまで行っていいのに……」という気持ちがどこかに付き纏った。メインのシーナ・ミミ間の関係性はずっと描かれているし、不死の存在であるミミがシーナを悩ませるプロットもある程度のオリジナリティがあるのだが、セイランとは対照的にこちらは「死なない」話。おかげでシーナが何を悩んでも、最終的に戻るところに戻ってきてしまう。おそらくこの作品全体を通して、最終的にシーナかミミのどちらかが失われるからこそ「君が死ぬまで」なのだろうが、現状ではミミに死の気配はないし、シーナが戦場に行くとも思われない。視聴者目線だと「死なないペア」なのである。シーナがミミについて掘り下げた部分の結論が出なかったので「何かの下準備をしている段階」が描かれたのみで、2人の関係性の最も重たい部分は、おそらくこれから描かれるはずだ。そういう意味で、アニメとしては「皮」までしか届かなかった。

 そして1話目から感じていた「死」の不明瞭さ。これも設定上しょうがないのだが、やっぱりこの世界の女の子たちが命懸けで戦い続ける「戦争」のビジョンがはっきりしない。もしかしたら今作は「そこのディティールは描きたいテーマに対して重要度が低く、むしろ雰囲気だけ感じ取ってもらいたい」という方向性なのかもしれない。よく分からない戦争、よく分からない魔法、そしてよく分からない死。セイランの死がアニメの中で唯一鮮烈な印象を残せたのは、不明瞭な中で、1つだけ確固たる事実として傷跡を残せたおかげなのかもしれない。

 決して悪いものではない。おそらくこの先を読めば、何かしらの「刺さる」お話が出てくる可能性はあるだろう。ただ、少なくとも1クールアニメとしては、「皮」を食べただけで終わってしまったのがもったいなかった。できれば続きも観たいところだが、原作未完では2期は絶望的だろうか。……百合の皮1枚つながった状態(意味不明な締め)。

 
Amazonアフィリンク

拍手

「LIAR GAME」 5→4

 全部想定内、というのが素直な感想。点数が落ちちゃうのもある意味想定内。想定以上の何かがあったとするなら……そうね、福永役のたいちょーが予想以上にハマってて楽しかったことくらいだろうか。

 個人的に(ある程度想定してたが)びっくりしたのは、アニメで見てもやっぱり密輸ゲームのルールがよく分かんなかったことである。多分この作品は原作を2周くらいはしてると思うんだけど、初見の時に途中で「ん? 何が起こってんだ? ……まぁえぇか」ってんでスルーし、再読の時も速度を上げて読んで「……やっぱ何が起こってるかよく分からんな」ってなってた。いや、ちゃんとルールを1から確認していけば成立してるんだろうけど、なんかもう、専門用語が多いところに各陣営の思惑が絡んでややこしくなっちゃって……「俺たちは雰囲気でLIAR GAMEを読んでいる……」みたいな状態でほったらかしにしていたのだ。

 この度アニメ化に際して改めて密輸ゲームに触れる機会がを得て、今度こそ全部理解した上で見られるかと思ったのだが、やっぱり途中でめんどくなって適当に見てしまった。なんなら毎週放送でぶつ切りになってる分、漫画よりも理解してないまである。あのゲーム、面白かったんでしょうかね。よくわかりません。

 この事実で何を伝えたいかというと、結局アニメ化で何か恩恵があったかと言われたら多分無かったという話。ただでさえネームが多くてややこしい漫画から、「文字」を抜いて動きのある画にしたらますます理解が難しくなり、それを補完してやろうという動きも最小限。だからといってアニメ的に吹っ切れた躍動感に溢れた作品になどなるわけはないし、結局は「画面は地味だし、なんかずっと話してるだけだし、ネタもちょっと古いから今更びっくりしないし……」という、古い作品を引っ張り出した意義が全く感じられないアニメになってしまっている。漫画だとお約束として流せていた長尺説明セリフも、実際にしゃべっちゃうとどうしても不自然になるし、中盤からどんどん画も適当になるし……あんま旨味のないアニメになっちゃいました。

 でも2期はあるんだよな……まぁ、見るとは思いますけど。あと何のゲームが残ってるんだっけ……。

 
Amazonアフィリンク

拍手



忍者ブログ [PR]
カレンダー
09 2026/10 11
S M T W T F S
6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
ブログ内検索
カテゴリー
プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
ーーーーーーーーーー
↑越えられない壁
沢城みゆき 斎藤千和 
中原麻衣  田中理恵  
渡辺明乃 能登麻美子
佐藤利奈  佐藤聡美
高垣彩陽   悠木碧
最新CM
[10/05 な]
[10/05 不折正方形]
[10/05 とみしの]
[10/05 とみしの]
[10/05 NONAME]
バーコード