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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
最近、以前と違って映画を封切り後すぐに観にいくアクションが続いているのは、性根を入れ替えたからではありません。生き急いでいるわけでもありません。単に、それくらいの速度で見に行きたい作品が多いだけなんです。たんプリは……まぁ、それくらいの価値はありそうだよね……。 ちなみにプリキュアおじさんは劇場に観にいくにも勇気と配慮が欠かせません。当然女児先輩たちに迷惑をかけないよう、視聴は夜遅くの最終に行きます。事前に座席がガラガラなことを確認し、誰にも近づかないよう、配慮して後方の席を予約し、ひっそりと視聴、速やかに退出です。普段はそんなに気ィ使って観にいくのは流石にアホやろ、と思ってプリキュアは遠慮することも多いのですが、ここ数年だとオールスターズFがあまりにも魅力的すぎて視聴したのと、絶対避けられなかったのでわんぷりは観に行ってます。ですので、去年のキミプリに行ってないのは別にキミプリが嫌いな訳ではなく、たまたまその前年と後年がスペシャルだっただけです。 ちなみにどうでもいい余談なんですが、最後の回に行ったのでめでたくお客さんのほとんどはnot女児で、割と気兼ねなく視聴できる劇場内だったんですが、通路はさんで斜め前くらいにガチもんのやべぇおっさんがおり、明らかに酒と思しきロング缶をあおり(ルール違反)、露骨に持ち込みのつまみを食いながら、上映中もそこそこ大きめの声でぶつぶつ何か言っててキツかったです。ただ、「最悪やな」と思いつつも、「世間様から見たらお前もこのくらいに見えてる可能性あるからな」と思い直し、改めて居住まいを正すのでした。プリキュアを観るなら、みんなで心を清らかにしような。
<閑話休題、一応ネタバレ防止で折り返し>
PR 「BLACK TORCH」 5→5 とても真っ当なジャンプアニメでしたね。おかげで良くも悪くも印象には残りにくいのだが……同時期に放送してるBLEACHがよりによって最終回放送ミスって変なアヤがついてしまったので、こっちのもののけバトルの方が一応アニメとしては綺麗とも言える。 バトル展開としては何を取り上げたもんかと思うくらいに素直なフォーマットで、お庭番衆やらなんやら、忍者チックな部隊で戦闘しているとはいえ、そこに何か特殊能力が絡むわけでもなし、バトルアニメとしてはやや地味な部類。そこにラゴウがどう絡むか、みたいなところに「憑依もののけバトル」の差を出せそうな気もしたが、ラゴウは付き合ってみたら存外素直な奴だったもんで、ふつーに超パワーを貸してくれておしまいだったせいであんまり「もののけだから」とか「猫だから」みたいな特性は発揮されず。その辺での加点ポイントはあんまり無い。 ただ、その分減点があるかというとそんなこともなく、放送開始時に(スタジオの前の仕事がダメだったもんで)不安視された映像部分については、今作は最後まで割と頑張ってくれていたのでストレスを感じることはなかった。加えてキャラどうしの掛け合いもみんなしてどっか素直じゃなくってややヒネた物言いが多いのだが、ちょっとしたアクの出し方なんかはいいヒキになっていて嫌いじゃなかった。メインのバディのずっと憎まれ口叩き合いながらも信頼が厚いところもいいですよね。まぁ、結局私は猫を大事にする物語が好きなんでしょうね(多分そこじゃない)。 もののけとの友情物語についても王道設定なので特にコメントも無いが、ラゴウの過去が明かされてからさらにアマギにまでお話が移り、そりゃ悪い奴には違いないんだけどどっか憎めないよな、みたいな部分で「勧善懲悪」とまでいかない哀愁の利かせ方も妥当なところ。そして、これらの物語が1クールアニメとしてだいたい収まってるってのが一番のポイントなのかもしれない。なんか、ほんとに「1クールでアニメ化するために作りました」みたいな作品なんだよな。 世の中にはこういう作品がまだ埋もれてるんでしょうかね。業界としては作り甲斐のある漫画原作がざくざく出てくりゃ助かるんでしょうけど。
「乙女怪獣キャラメリゼ」 6→7 一旦ここまで。原作が完結していないらしいのでまだ気になる部分は残されているのだが、1クールアニメとしての落としどころはここしかない。いいものを見せてもらいました。 今期の「毎週感想は書いてないけど良いと思いながら観てた作品」の1つ目。そして今作は最後までフルカロリーの作画で突っ走ってくれたこと、最終回でもうひと爆発あったことで評価はさらに上がり、未完であるもやもやを加味してもここまでの伸びがあった。お約束のように「2期が観たいヨー」と言ってみるが、これも原作をあたった方がいい案件っぽいな。 最大加点ポイントはやはりメインヒロイン・黒絵の可愛らしさであろう。キャラデザがとにかく秀逸で、少女漫画的な線が細くてきゅるんとしたパーツ構成はともすればアニメでは浮いてしまいかねないものだが、今作は「乙女」をタイトルに冠して臆面もなく少女漫画的でメルヘンチックな装飾を画面いっぱいに盛り込むことができたおかげで、黒絵のデザインが浮くこともなく、毎回パタパタと暴れるキュートさを際立たせてくれた。デフォルメ絵の使いどころもナイスで、文字通りに「変身する」女の子の魅力をあの手この手で見せつけてくれていた。 そうして作られた少女漫画的な「乙女」テイストが「怪獣」テイストと見事なギャップを構成し、これがアニメとしてとても映える。そして怪獣パートと乙女パートははっきりと区分けされてしかるべき要素だと思うのだが、今作はあくまで「乙女怪獣」。ゴジラ然としたハルゴンの恐るべき巨体はCGベースで描かれてゴツさと荒々しさを前面に押し出しているはずなのに、要所でピンク色の装飾が見えたり(あとなんといっても目の中のハート!)、そこかしこで「乙女」要素も手放してはいない。このギャップの激しさと、決して乖離させない橋渡しのバランスがお見事。「怪獣に変身しちゃう少女」なんて設定だけで出オチになりそうなものだが、本作はアニメーションの「画」としてその面白みが最大限に発揮されているのが見どころだ。 シナリオ部分についても「なるほどそうくるか!」という刺激が多くて退屈することはほとんどなかった。追加で出てくるキャラクターが「怪獣好きすぎクレイジーお嬢様」やら「メイクでギャルに変身するゴリラ」やら「どう見てもオラオラ系イケメンと見せかけて単なる小学生」とかリアルもクソもない連中ばかりなんだけど、そもそもが「乙女怪獣と怪獣王子のラブコメ」というぶっ飛んだ設定なもんで、周りの連中も負けないくらいクドくて問題ない。むしろリアリティラインを突き抜けてアホかと言えるくらいの設定にしてもらった方がこの世界では通用する。そして、一見してアホとしか思えない配置のくせして、何故かいい具合にラブコメの賑やかし要員としてハマるのである。個人的にらいりー絡みのエピソードは少女漫画的に重すぎるというか、ちょっとシリアスの方向性がしんどくない? と思いながら見てたのだが、あれって「見た目だけで女の子を決める男のさもしさ」みたいなものをとにかく突き抜けたシチュエーションで見せることで笑い飛ばすところまで持って行き、その後の新汰の見せ場を引き立てる意味があるのよね。らいりー自身がめっちゃいい子なのも含めて、キャラの配置に無駄がない。 強いて気になる点をあげるとすれば当然ママンの存在が残されちゃった部分だが、これは1クールアニメとしては仕方ないところ。原作ではどうなってるか分からないが、あのお母ちゃんが単なるマッド怪獣マニアで終わっちゃうとも思えないので、ここは原作を確認するしかあるまい。もしかしたらまだ原作でも結論は出てないのかもね。私としてはジャンボキングさえ幸せになってくれればそれでいいよ(そこ?)。 とにもかくにも、色んなところでエネルギーに満ちた良い「ラブコメ」でした。こういう少女漫画なら大歓迎やね(残念ながら少女漫画雑誌ではないんだが)。 「ヒロイン? 聖女? いいえ、オールワークスメイドです(誇)!」 5→5 これも「ビクトリア」と同じく原作未完でアニメは「ひとまずのエンディング」なんだよね。その割にやたら綺麗に幕引きしたけど……まぁ、こっちはいくらでも追加でエピソードは作れる構造か。 というわけで今期なろう完走作品2本目。「ビクトリア」の場合はそこまでなろうっぽくないオーソドックスな構造で1本のホームドラマとしてすんなり観られた点を評価したが、今作の場合はだいぶ違う。構造の妙だけで言えばもう1つ加点してもいいくらいに気にさせてくれる存在だったのだが、そこにEMTスクアード謹製のびみょーな作画クオリティを加味して平均点でのフィニッシュとさせていただく。大きく分けて3点のポイントがあるので別々に見ていこう。 まずもっとも大きな「大」評価点として、なろう作品として、「聖女もの」「悪役令嬢もの」として煮詰まった果てに生まれただいぶトリッキーなプロットそのものがある。この手の「女性主人公なろう」の類型を見ていていつも気にしているのが「悪役令嬢のジレンマ」と私が(勝手に)呼んでいる世界規律の矛盾であり、凡百の作品だとそこが気になって筋を追うことすらままならなくなったりするのだが、今作はその辺りの構造の脆弱性に随分自覚的というか、テンプレを一周二周回した果てのヘンテコな構造になっている。「悪役令嬢のジレンマ」というのは、ざっくりいうと「どんだけ令嬢が頑張って破滅フラグを回避したとしても、ゲームの強制力が強いなら意味ないじゃん」という話なのだが、今作はその「ゲームの強制力の解明」そのものが大上段のテーマとして設定されいてる。「ゲームではこうだったのに」がどんどん変わっていくというのは他のなろう作品でも定番ではあるが、およそそれは「ヒロインの大活躍のおかげで運命がいい方向に変わっていく!」という単調なもの。それに対し、今作はゲームシナリオから変化していることは明確なのに、それが表立っては「役割の変更」などの要素として表れ、「何かしらゲーム的な進行は保持されているにもかかわらず、世界が知ってるものから変質している」という大きな謎そのものを構成している。 そしてこの構造を支える大きなギミック、2つ目の「中」評価点が「複数の転生者視点の同時展開」である。はっきり言って、こんなタイトルのくせして今作の主人公はメロディではない。メロディは「ねじ曲がったシナリオの象徴」であり、現在進行形で世界を歪ませる一種の「強大すぎる舞台装置」。最序盤こそメロディ視点の物語っぽく見せてはいたが、すぐにルシアナに視点が移り、その後は中盤がアンネマリー、終盤はマイカが主人公と言える状態になる。この2人がどちらも異世界転生者であり、ゲームの元シナリオを認識しながら、その歪みを観測し、分析を続ける役割。この「複数の転生者が同時にゲーム的運命を調整していく」という構造がヘンテコな設定を可能にした最大のギミックである。そうして複数視点から「この世界はゲームであったはずだが、何かが変質してしまった」ことを保証されることで、元来抱えていたテンプレート的ジレンマから脱却し、視聴者目線でも同じ課題に取り組むことができる。さらっと描いてはいるが、この構造を表面化させた作品って『実況の遠藤くんと解説の小林さん』以来なんじゃなかろうか。 続いて3点目の「小」評価点。これはシンプルにルシアナ嬢が可愛いよね、という点である。いや、金髪ロリっ子が可愛いしるみるみボイスが可愛いのは当たり前なのだが、ルシアナが「作品世界的主人公」に立ってくれているおかげで、肝心のメロディが舞台装置に徹することができた、というのは構造的なプラスポイントだと思う。チート主人公が好き放題やるシーンはもうお腹いっぱいで勘弁願いたいが、その成果物が「本人の独善的な幸せ」ではなく幼女の育成に費やされているおかげで、子育てゲーのような楽しみがあり、さらに物語としても立派な「成長譚」になる。……まぁ、やっぱ幼女は正義だな。ここまで視聴してるなろうアニメはどっちも幼女育成ものだからな……。 てなこって、テンプレくさい顔をしながら、実は結構独自路線を切り拓いたエポックメイキングな作品だったとは思うのですよ。2期はなくてもいいが、あったら観てしまう気はする。 当然追加の4点目として「キャストさいこー」って話があるんですが、もういいですかね。いや、でも終盤の展開のキーパーソンであるマイカさんが諸星すみれちゃんだったのがとてもよかったなぁ。るみるみ・日笠・すみれちゃんと、それぞれ違う役割の「主人公」をパスしていく展開、なんだかこの手のなろうアニメの博覧会みたいな趣があったな。 とん田みのる先生のCVが大塚明夫なのはズルいだろ、第11話。いや、そこで素人の原作者に出てこられても困るが……たった一言のためにオファーかけたのだとしたらなかなかの贅沢である。 前回が光ちゃん×赤福のペアリングだったため、今回は残りの2人、安海と藤森さんにスポットが当たった。まぁ、こちらの方が「メインのカップリング」ではあるのだが、冷静に思い返してみれば、序盤の藤森さん加入エピソード以降、この2人のつながりを主軸にした展開ってあんまり無かったんだよね。安海の隣に何も言わずただ着いてきてくれる作画担当の藤森さんがいることが当たり前のようになっていたし、藤森さんは「すんげぇ絵が描ける」がしれっとデフォルト設定で認められており、安海がネーム出しに四苦八苦する様子は何度も描かれているが、藤森さんが作画で苦しんだり、寝る間も惜しんで頑張ったり、といった様子は(実際にはあったかもしれないが)描かれていない。光ちゃんみたいな怪物がいるせいで目立たなかったが、藤森さんも何気に結構なバケモノ気質なのである。 そんな藤森さんと2人で作品を作れているという恵まれた状況を改めて安海に理解してもらうことが目的……というわけではなかろうが、改めて藤森さんが安海の才能に対する敬意を持っており、2人は互いにリスペクトしながら持ちつ持たれつでやってるんだ、ということを示すお話である。季節の流れが超早くて、気づけば2回目のコミティア。前回は参加するのしないのですったもんだがあったわけだが、作中で赤福も連呼してた通り、2回目ともなれば慣れたもの。しかも今回は手島先生がめっちゃ配慮してくれたおかげで、2泊3日の東京旅行が実現したという。この手島先生の手際の良さと部員たちへの気配り、ほんとに生徒たちを愛しているからこそ可能な名采配である。高校生たちからすれば、遊びがてらで色んなところを巡れる東京旅行なんてほんとに最高のエンタメだろう(旅費は親御さんが出してくれてるだろうし)。まぁ、ネズミの国は流石にダメですけどね……光ちゃんもああいうところには興味あるんだな。 安海の本能的な爆発力・藤森さんの理知的な構成力という明確な2つの役割が示され、互いに足りない部分を補い合う合作という発想に至るのは光ちゃんじゃなくても割と当たり前の落とし所。まぁ、それだと作画担当の藤森さんの負担の方が圧倒的にでかいやないかい、というのは安海が言ってた通りなのだが……その辺も、藤森さんが全然気にしてないのでOKなのだろう。ハタから見れば「それって7割がた藤森さんの作品なのでは?」と思ってしまうが、多分藤森さんの認識では「安海の発想力のおかげで作品の根幹が作られている」という要素が強いのだろうし。とにかく、少しずつ「赤福相」のフォーマットは整えられていく。それこそ、「趣味の範囲で」とどまれないくらいに。 安海1人ではなし得なかったことが、光ちゃんの発想力や赤福の審美眼、そして藤森さんとの強力な二人三脚で形作られていく様は、様相こそ全然違うが、手島のかつての1人で苦しみ続けた創作人生とは対比を成しているようにも見える。ただ、そうして仲間が増えていくことで、これまで安海が1人で世界を見ていた構造自体が少しずつ変質し始めていることは、少し寂しさを覚える部分でもある。幼い頃から相談役だったイマジナリーポコ太が、そろそろ自分の役割の終わりを感じているというなんとも不思議な情景。冷静に考えると意味は分からないんだけど、それこそが「成長」を示すものだということは伝わってくる。「マグマ」は内から噴き出るものだ、というのが手島の過去から観察できる事象ではあるのだが、安海の内なる「マグマ」は今後ポコ太の形を取り続けることができるのだろうか。ちなみに手島先生はかつて小学館のパーティーでなんと藤子A氏と会っていた模様。なるほど、現存していたレジェンドで最高位といったらそのあたりになるわな……。 そして2度目のコミティア本番。光ちゃんのブースは相変わらずの瞬殺。そしてその余波で安海たちの本もあっという間の完売。前回の成果からは大きな進歩だが、その度合いはうまいことはかれずじまいであった。そうして思わぬ時間が余ってしまい……「漫画の主人公なら」と言い出したのは安海本人。今までポコ太が安海の背中を押していた構図が、そのまま現実に転じて安海が藤森さんの背中を押しにいく。そしてその覚悟を受け止めるのは金剛寺さんである。さぁ、あの日のリベンジは果たせるか。
忘るべからず、第12話。サブタイトルを見て当然この言葉がパッと浮かぶと思うのだが(「ウブ」と読み下すと違うかもしれないが)、念の為に確認したら、なんとこの言葉って世阿弥の言葉らしいですね(Wiki調べ)。なるほど、よきサブタイである。 前回は「声変わりショック」のせいでなんとなく「鬼夜叉も変わっちまったなー」くらいに思っていたのだが、なんか、思ったほど時代は経過してなかったようである。いや、それなりに経ってるはずなんだけど、声が変わり、姿が変わったせいですげぇ年数が経ってる気がしてたんだが、いうて数年くらい。どうやら鬼夜叉は周りから成長痛を心配されるくらいに一気に身長が伸びて様変わりしてしまっただけのようである。つまり、身体の成長に合わせて語尾の「のだ」は取れるってことだね。……変な語尾でしゃべる子供が現実に存在しないからほんとかどうかも分かんねぇよ。ちゃんと「のだ無いのかのだ」ってつっこまれてたんだから、周りの人間も「のだのだうるせぇんだよ!」はちゃんと認識してたってことなんだよなぁ。 まぁ、そんな些細な変化はいいとして、前回の犬王との絡みもあって鬼夜叉は大きな行き詰まりを感じていた。もちろん精神的な悩みもあっただろうが、一番の問題はフィジカル面。声が変わり身体がデカくなったことで、もちろん得られたものだってあるはずなのだが、どうしても「失ったもの」にばかり意識がいってしまう。今までのように歌えなくなっただろうし、身体のしなやかさだって犠牲になる部分はある。子供だからこそ表現できる何かしらが存在していたのは、間違いない事実なのだろう。おそらく鬼夜叉は、一足先に同じ壁にぶつかってもがいていた父親の姿を見ていたこともあり、必要以上にこの「壁」を高いものだと感じていたはずだ。 そうして沈み込む鬼夜叉に対し、周りの連中はそこまで心配してなかったし、みんなして鬼夜叉の才についてはかなり信頼していたというお話。唯一義満公だけは「あいつメンタルやられて実家に帰ったの? あんまりうかうかしてられねぇし、役たたねぇなら切るぞ」くらいに思っていた可能性があるが、そこは変態ショタコンじじいの二条良基に釘を刺されて思いとどまる。飛田展男ボイスのあの爺さん、今までやたら濃い存在感の割に私は「結局誰なんだこいつ」ってんで割とスルーしてきたのだが、「かつて関白まで務めた人物」という情報が明かされ、今回の義満への文句もだいぶ的を射たものだった気がするので、改めて重要人物としてチェックし直しておきたい。こいつの言ってることって、結局全部が全部鬼夜叉のためになってるし、ちゃんといいこと言ってんだよな。ちょっと推し活が強すぎるせいで変態の印象ばっかり先行してたけど、結局全部このじじいの思い通りになってる気もする。 この良基と同じ趣旨の発言をしたもう1人の人物に、千晴がいる。彼女はメンタルを病んで一時休職して実家に帰った鬼夜叉を庇おうと奮戦し、勢いで自分の命すら危ういとんでもない上申をしてしまった。危うく首は飛びかけたが、良基の忠告とのタイミングが絶妙だったおかげで義満もいきなり死刑宣告とかせずにすみ、「改めて、鬼夜叉のポテンシャルを見てやろうやないかい」という流れに。まぁ、元々義満も鬼夜叉のことはだいぶ気に入って贔屓してたしね。 そうして外野で勝手に復活へのルートをお膳立てしている間に、実家のような(実家だ)安心感からちょっとずつメンタルを回復する鬼夜叉。懐かしい人たちがみんな褒めてくれるし、家のそこかしこに懐かしい光景が広がると、いやでも「初心に」帰ってくる部分はある。そしてなんと言っても鬼夜叉の「初心」といえばあの日見た白拍子であろう。身体性とは何か、自分が今出来る表現とはなんなのか。持っている身体だけで勝負しなければいけない舞の表現論。そこになんとかとっかかりを掴み、最後の一押しは関係性がギクシャクしていた石也との再びの対話。お互い、付き合いがクッソ長いくせにまーだすれ違っていた部分があったってことを、懐かしいあの荒屋で語り合う。やっぱり、人は皆自分に無いものを求めてしまいがち。他人を羨み、それでも自分にできることをやるしかないなんてことは分かっているはずなのだ。 あの日の夢を抱えて、今出来ることを、その先へ。何かがつながったかもしれません。
なんでキメがライダーキックやねん、第11話。いや、もしかしたら単なる飛び蹴りを全部ライダーキックだと思ってしまうこちらの認知に問題があるのかもしれないが……でもやっぱライダーキックだったよな……。 というわけで、本作では珍しい(?)ステゴロによる決着。無事に救援に間に合ったシイナが互いのプライドを賭けて篠宮と真っ向勝負、魔人どうしの戦いはなかなかの白熱ぶりを見せたが、最終的には正義は勝つ、という理屈で押し勝つ自然な(?)流れである。 今回の見せ場は、むしろそうした戦闘シーンよりもそこに至るまでの篠宮マナさんの傍若無人劇場にあったのかもしれない。前回も同じような触れ方をしたが、今作でキャラがしっかり立ってて見ててそれなりに面白いのって篠宮さんくらいである。そんな彼女がお気に入りのおもちゃであるトワちゃんをなるべく楽しもうと、あの手この手で蹂躙して追い詰めていく様子は篠宮節の真骨頂。前回「直接対決するより魔人狩りチームをみんな人質にとって脅した方が早くない?」とか突っ込んでしまったわけだが、今回ちゃんとそうした仕草も見せてくれたし、何よりもまず、「トワちゃん相手とか、めっちゃ手加減してあげてたんだけど。正面からぶつかったってマジ相手にならないからね?」とのことで、細かい戦術とか考える必要はなかった様子。結局、トワたち魔人狩りチームがどんだけ頑張ったところで、所詮は人工的に作られた紛い物。本物の魔人に勝てる道理はなかったのである。 さらに、今回はそんな「魔人」篠宮のこれまでの経歴も軽く回想され、どれだけ「食って」強くなってきたかにも言及されている。シイナさんが倒した獲物を吸収するのと同様、篠宮もぶっ殺したものは全部食べて糧にしている。魔人どもの強さの根源はやっぱりここにあったのだろう。そう考えると、そりゃ人間の尺度でものを考えて行動しているトワさんたちに勝ち目などなくて当然なのだ。 そうしてトワさんが心身ともにボッコボコにされたところで、遅れてきた英雄・シイナさんが参戦。相対してすぐに判明するが、どうやらセツナと篠宮が旧知の仲だったとのことで、今回はそんなセツナの能力をまるっと継承したシイナを介し、純正魔人どうしの代理戦争が勃発。燃え盛る赤を基調としたバーニングシイナさんと、ボス戦のお約束である変身を披露して全体的に青っぽくなった篠宮さんのわかりやすい怪獣大決戦。なるほど人間じゃ太刀打ちできないバトルである。 五分五分の試合の中、エネルギーを吸われながらも相手の容量オーバーを見定めた篠宮さんが一時的にマウントを取ることに成功したが、結局は友情パワーで盤面をひっくり返されるという、悪役には辛い展開。まぁ、そりゃそうよ。そもそもが多勢に無勢だったんだし。ただ、肝心の「チート戦力」であるなのはさんとフェイトさんは原種ゼロ号の討伐とやらにつきっきりで、「あっちはシイナがなんとかするやろ」と後輩に丸投げ。おかげで2人は単に舞台装置を壊すだけの役割になり、だいぶ影の薄い看板になってしまった。ちなみにもう1人の看板である八神総督はさっさとエイジくんのとこに行って問題の根絶を図ってました。この辺の裏工作の手が速いのは流石のはやてさんである。 土壇場でトワさんの助けもあり、シイナたちは完全勝利……と思われたが、まだ篠宮には最後の1変身が残っている様子。まぁ、ここまできたら先輩方にももうちょい見せ場作ってくださいよ。ちゃんとこのアニメのタイトルを確認しとくんやで。 語られた真実、第11話。前回までの疑問がガンガン解消してきて、「あぁ、収束していく……」という感覚が気持ち良くもあり、ちょい寂しくもあり。とりあえず、CVキャリさんで「海の中に眠る一族」の悲劇を描くのやめてもらっていいですかね。心理的に余計な負担が……(時を超えたいちゃもん)。魔女姉妹がゆいかおりというのはどこに向けてのサービスだったのだろう。 これまでの様々な謎を埋めるためのキーパーツ、実はこれまで一切語られてこなかった人物がいたのである。その人物はララの実母、最後の「プリンセス」となったリグモアという女性。言われてみれば、これまで間違いなくその存在は重要だと思われていたのに、「ララの母」「ローワンの妻」「人魚国のプリンセス」が画面上で前に出てくることがなかった。ついにそこにスポットが当たったことで、ことの顛末がずいぶんクリアになった。 まず、なんといってもサブタイトルにもなっている魔女グレイスとの関係性。グレイスの行動原理についてもこれまで謎が多かったが、実はリグモアとは双子の姉妹だったということで色々と繋がってしまった。ローワンとグレイスは義理の兄妹の関係にあり、間に非業の死を遂げたリグモアを挟んでいるせいで関係性が険悪になっていた。思想的にも、リグモアの死でより強固に「人間憎し」を固めたローワンはガチガチの保守にまわり、元々人間界に興味があったグレイスさんはどちらかというと進歩派。姉のリグモアがローワンといい仲になり、城の中で完結する人生を選んでしまったことで、姉妹の志は一度は分かたれることになる。 「人間の進化は凄まじく、旧態依然とした魔女の社会が巻き返すには、積極的に人間と関わるしかないのでは?」と考えた若きグレイスは、城に眠る秘薬を口にして海上へ進出。同時期にリグモアがローワンと婚姻し、「本当の愛」を手にしたことで一時的に人魚国の勢力は回復、文字通り「光を取り戻した」状態。そこからたくさんの子供をもうけて、人魚国は今後も安泰になる……かと思われた。 しかし、残念ながらグレイスの奮闘は残念な結果に終わり、薬切れのせいだろうか、正体を表した人魚に対し、当時の人々はごっつ風当たりが強い。そこそこ愛し合ってた仲だったんだろうし、下半身が魚になったくらいでそんなに邪険にせんでもええやん……とは思ったのだが、まぁ、リアルであのサイズの魚ボディを目の当たりにしたらやっぱヒくもんだろうか。あとすげぇ生臭いとかだったら残念だし、当時の王侯貴族であれば当然跡目作りも意識しなきゃいけない関係性だったのだろう。流石に立派な尾鰭を見てしまっては胎生生物には見えないし、だいぶマニアックな性癖じゃないと人魚と末長く繁栄を目指すのは難しいと思ったのかもしれない(絶対そんな具体的なこと考えてないだろうが)。 この時点でグレイスの恋はやぶれ、「本当の愛」どころか本当の憎悪をぶつけられる。光だと思っていたものが真逆へと反転した時、グレイスの中の光も裏返ってしまう。我々は見慣れている、例の魚ナイフの発動。これって多分、グレイスも「光」の素質を持ってたことの表れなのだよね。皮肉にも姉のリグモアはローワンと結ばれて光を成立させたが、妹のグレイスはそれを「呪い」へと転じ、王子様を惨殺。光と闇が同時に発現し、人魚界にも激震が走ったのではなかろうか。そして悪いことは重なるもので、妹のピンチに駆けつけた(泳ぎつけた)リグモアはとばっちりで傷つけられそのまま帰らぬ人となる。2つの「光」がまとめて人間の手でぶっ壊される形になってしまったわけだ。 闇に飲まれたグレイスは「魔女」となり、ローワンからしたら人間も憎けりゃ妻の死の原因を作ったグレイスも憎い(もしかしたらグレイスが殺したと思ってる部分もあるのかもしれない)。すぐさま「人間と絡むの絶対ダメ」という掟を作り、結局はグレイスたちが打破しようとしていた人魚界の閉塞はさらに加速することになってしまった。 リグモアという「光」を失い疲弊していく海の城。ただ、リグモアの働きにより、間違いなく「プリンセスの光」が存在していることだけは証明されており、希望は次世代へと繋がった。なんの因果か、たくさんいる娘さんの中で「光」を持っていたのはララだけだったらしく、ローワン王からは「早く母と同じように光を放つ存在になって……」と国政丸投げ状態。そして運命の悪戯か、そんな唯一の希望であるララが掟に疑問を持ち、人間との接触を視野に入れ始めてしまった。そんなプリンセス候補の存在をめざとく見つけたグレイスは過去の自分の過ちを清算し新たな可能性を見出すため、うまいことララを籠絡して地上へと引っ張り上げる。亡き姉の置き土産に純粋に期待した部分はあるのかもしれない。 しかし結果としてララも「対人間の新たな関係性構築」には失敗。やはり尾鰭は相当なハードルらしい。ただ、ララはグレイスと全く同じ末路を辿るのではなく、「呪い」が返ってきた時にも「愛」を信じて王子ではなく自らを泡と化した。この自己犠牲の行く末を見たグレイスさんは「自分の時とは違った! こいつなら何か現状を打破してくれるかもしれない」ってんで必死に泡を集め、さらにローワンをそそのかしてエネルギーを引っ張り出すことでララの復活を待つ。ローワンはヘロヘロ、余計なことを言いそうな関係者は全員眠らせた状態。いつ目覚めるか分からないララをひたすら待つ準備だけは整えたが、残念ながら激務のせいで身体は限界。仕方ないのでコスパのいいゴンちゃんフォームとなって琵琶湖近辺を彷徨うことになる(……で、なんで琵琶湖?)。そして前回の一幕。ララが「本当の愛」を求めんと奮戦しているところに余計な邪魔を入れようとしたローワンやリサを止めようとしたグレイスだったが……やはり身体は限界で思うようにいかず。最終的にはララにわずかな望みをつなぐことしかできなかったわけだ。 さぁ、だいたいの疑問は解消した。人魚たちがララの「本当の愛」について雑多すぎる信頼をおいてるのはなんでだろう、と思ってたが、実際にリグモアが結果を出していたなら、その後継をララに託したいという願いは分かる。「光」が転化した「呪い」についても、すでにグレイスさんが一通り振り回されていたのなら、ララが掲げるあの力がどんな影響を与えるか、グレイスはもちろん、リサあたりもなんとなく知っていても不思議ではない。要は、「あの呪いが出た時点でもはやララもダメっぽいよ」という王族派と、「ララはあの力を押し留めておけてるんだから、本当の愛の可能性がまだ残されてるよ」という魔女派の対立だったわけだね。グレイスさんからしたら現在のララはまさに自分の現し身、過去の自分の過ちを「やり直して」くれるかもしれない唯一の希望だったのだ。彼女の切実な願いを、なんとか成就させてあげたいものだ。 こうなると、あとは気になるのは茉里の立ち位置か……今回のエピソードからすると、「本当の愛」は別に特定の異性との情愛でなくてもいい可能性も出てきた。茉里とのつながりは「親愛」であり「博愛」でもあり。その辺りの感情を、ララがうまいことコントロールできるかどうかで、琵琶湖の水質も変わってくるのではなかろうか。 ……なんで琵琶湖?(N回目) ???「私の夢になってよ」 第11話。まぁ、決め台詞としてはそこそこ定型句っぽいフォーマットなので偶然の一致なのかもしれないが……どうしても想起しちゃうよね。 というわけで、決勝に向けて団員一同の結束を深めるお話。まぁ、これまでの10話もずっと「結束を深めるお話」だったわけだし、今更瑞佳たちがどエラいことに気づいたかのようにして「みんなで頑張ろう」という真理に辿り着くってのはだいぶ遅きに失した感はあるのだが……気づかないよりはいいことですからね。これまでの人生で他者とのコミュニケーションが不完全だった瑞佳が気負っちゃってワンマン気質になってたのは理解できるんだけど、隣にくっついてる桜翔まで同じような視野狭窄に陥ってたってのは困ったもんである。まぁ、この子も自分の芸についてとにかくストイックなので、自分を追い込むことにしか頭がいかなかったのかもしれないけども。 そんなわけで、気づいたらひまわりはキルクストーナメントの決勝にまで上がっていたという。前回初戦突破がダイジェストですらなかったところがぽかーんポイントだったわけだが、その後のくだりについてもさらなるすっ飛ばしで「とにかく皇との対決さえみられればそれでええやろ」という構成。まぁ、間違っちゃいないのだが……もうちょい「大会らしさ」を見せてほしかった気もする。そして決勝戦も「隣り合うテントで3日間にわたって執り行われます」だけだとどんなレギュレーションなのかもよく分からない。審査員はいるみたいなので、その場での何かしらの評価が下されるタイプなの? でも観客のリアクションも評価に影響してるんだよね? なんでテント2つあるん? よく分からん大会だが……まぁ、そこを気にしてもしょうがないか。とにかく最終的な結論としては「瑞佳たちの空中ブランコはもちろん頑張るけど、それだけじゃ頭打ちだし七海には勝てそうもないので、団員の総合力で勝負するぞ!」という方針になりました。……それこそ総合力で皇に勝てる道理もない気がするんだが……やっぱ個々の団員たちのエピソードが決定的に不足してるなぁ。 一応今回の顛末で株を上げた……というか立ち位置が分かりやすくなったのは雫・山田の移籍組。雫の「古傷を持つ老兵」ポジションのお手本のような立ち回りだが、無茶しそうだった瑞佳たちを止めて一旦冷静にさせる役割は大人じゃないとできない部分だろう。また、雫は年長者として凛さんや団長との橋渡し役も務めており、団長代理は瑞佳ではあるが、現時点での責任者は実質雫さんになってる気もする。どの団員についても、こういう個別の立ち回りで必要性が感じられるようになると良い「チーム」ものになるんだけどなぁ。現状山田ですらイマイチ重要性が分からんからなぁ。 団長の手術が決まり、狙ったようなスケジュールと難度設定で必要以上に過酷な運命が押し寄せる。まぁ、このアニメで手術失敗団長死亡エンドなんてあるわけがないのでそこは心配しなくてもいいだろうが、「団長のためにも絶対勝つ!」がモチベとして微妙なタイミングになってしまったのは気になるところ。生死を分ける規模の手術ってことは、多分優勝したとしてもそのタイミングで即座に団長に知らせることもできないだろうし(そもそもこの時代の渡米って結構大変じゃない?)。エンディングをどういう流れにしたいのか、今からちょっと気になるところではあるな。 ……最終的に身体の機能が回復して一気に大人になった団長が帰ってきたりしたらどうしよう……。
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HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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