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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「LIAR GAME」 5→4

 全部想定内、というのが素直な感想。点数が落ちちゃうのもある意味想定内。想定以上の何かがあったとするなら……そうね、福永役のたいちょーが予想以上にハマってて楽しかったことくらいだろうか。

 個人的に(ある程度想定してたが)びっくりしたのは、アニメで見てもやっぱり密輸ゲームのルールがよく分かんなかったことである。多分この作品は原作を2周くらいはしてると思うんだけど、初見の時に途中で「ん? 何が起こってんだ? ……まぁえぇか」ってんでスルーし、再読の時も速度を上げて読んで「……やっぱ何が起こってるかよく分からんな」ってなってた。いや、ちゃんとルールを1から確認していけば成立してるんだろうけど、なんかもう、専門用語が多いところに各陣営の思惑が絡んでややこしくなっちゃって……「俺たちは雰囲気でLIAR GAMEを読んでいる……」みたいな状態でほったらかしにしていたのだ。

 この度アニメ化に際して改めて密輸ゲームに触れる機会がを得て、今度こそ全部理解した上で見られるかと思ったのだが、やっぱり途中でめんどくなって適当に見てしまった。なんなら毎週放送でぶつ切りになってる分、漫画よりも理解してないまである。あのゲーム、面白かったんでしょうかね。よくわかりません。

 この事実で何を伝えたいかというと、結局アニメ化で何か恩恵があったかと言われたら多分無かったという話。ただでさえネームが多くてややこしい漫画から、「文字」を抜いて動きのある画にしたらますます理解が難しくなり、それを補完してやろうという動きも最小限。だからといってアニメ的に吹っ切れた躍動感に溢れた作品になどなるわけはないし、結局は「画面は地味だし、なんかずっと話してるだけだし、ネタもちょっと古いから今更びっくりしないし……」という、古い作品を引っ張り出した意義が全く感じられないアニメになってしまっている。漫画だとお約束として流せていた長尺説明セリフも、実際にしゃべっちゃうとどうしても不自然になるし、中盤からどんどん画も適当になるし……あんま旨味のないアニメになっちゃいました。

 でも2期はあるんだよな……まぁ、見るとは思いますけど。あと何のゲームが残ってるんだっけ……。

 
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「グロウアップショウ〜ひまわりのサーカス団〜」 7→6

 「最終回でコケるのが名作の……」(今期2回目)ではあるが、まぁ、一応最終回にひとネタあって完全にコケたわけでもないので、一旦これくらいの評価にしておこう。改めて、1話目での評価ってのは勇気が必要だわね。

 毎週感想を書いていたのでおよそどんな気持ちで見ていたかは追いかけることが可能。最初は映像クオリティの高さや構成のテンポの良さなどで終始楽しく見られていたのだが、団員エピソードが片付いてクライマックスに向かうあたりから、徐々に盛り上がり不足を感じるようになり、シナリオの性急さや掴みの足りなさでだいぶトーンダウン。最終的には「まぁ、これくらいのオリジナルアニメって、あるよね?」くらいで落ち着いてしまった。やはり1クールアニメで前代未聞の爪痕を残すのってとんでもなく難しいのだね。

 今作については、やはり「サーカス」という題材選びそのものが最大の評価ポイントだと思うのだが、いかんせんこれが1本のシナリオとして活かしにくかったらしく、ラストのキルクスコレクションなんかは何が勝敗を分けたのかよく分からない不透明性が気になったし、瑞佳たちの見せ場も結局は空中ブランコしかなく、そのブランコにしても瑞佳たちと七海でどのような差があるのかをはっきりと描き分けるのも容易ではない。さらに画のインパクトだけで凄みを出すこともできず、アニメとしてのクライマックスが非常に作りにくい物語になってしまった。おかげでマリアが終盤どう動くかなんて話もどこかに理不尽さを伴う感覚があり、振り返ってみても何を中軸にシナリオを揉んだらいいストーリーができたかはよく分からない。無難にまとめる分にはこれでよかったのだろうが、1話目の期待値を考えると、もう1段上で跳ねてほしかったというのは贅沢な要求だろうか。

 また、それ以外の要素にも惜しかったところが多く、個人的には「昭和の時代」という味付けがさっぱり活きてこなかった部分がとても勿体無いと思った。公式HPを確認すると「昭和はこんな時代でした」みたいなレトロ趣味のガジェットなんかが紹介されており、そこの仔細な描写も売りの1つにしようという姿勢が見えるのだが、別にアニメを見ててそこに心惹かれることはないし、説明されなかったら興味も湧かない。装飾の1つとして昭和レトロを選んだのは面白い着想だったが、もっとシナリオラインと密接に絡むところで使ってやらないと本当に単なる「装飾」でしかなくてコスパの悪い仕掛けになってしまっている。その辺の見せ方はいちいち足りてないと思ってしまった。

 まぁ、それもこれも全部1話目で勝手に期待してハードルを上げてしまったが故のガッカリの可能性はある。毎週見ててもオープニングのワクワク感は衰えることなく、オープニング演出については今期でもナンバーワン候補には違いなかったし、個々の素材としてはやはりいいものを持ってはいたんですよ。

 ……それにしたって、ラストのオチがロリコンエンドだったとは……。いや、あの人ロリじゃないけども。ロリ(ババア)コンエンドか。もっというとロリババア婚エンドか。あれ、瑞佳からしても大迷惑だが、地味に七海も嫌がってそうだよね。

 
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「無職転生Ⅲ 〜異世界行ったら本気だす〜」 ー→6

 私の良くない傾向として「なろう系」という言葉にあまりに大きなくくりをまとめすぎるという問題がある。全体的に侮蔑的なニュアンスをこめてしまうというのも問題ではあるが、とにかく「なろう」は私にとって強烈なフィルターであり続けている現状は常に意識的であるべきだ。こうした「なろうの大看板」的な作品を見ていると、特に発散を続けるなろう的作品の差分の観測と分類は重要だと思うのだ。

 「大看板」と言われている作品との付き合いにも色々ある。例えば割と手放しで好きだと思ってるのは「OVERLORD」。まっすぐななろうチートのくせしてその扱い方は割と好意的に受け止めている。「リゼロ」も同様に好意的に受け止めているが、構造がややこしすぎて心が離れた時期があるために完全なるフォロワーとは言い難い。「転スラ」は直近で感想を書いた通り、いい加減追いかけてもしょうがない気がしているくらいの距離感、その他の作品は切ってしまったものも多い。

 そして今作。ぶっちゃけ、初期は完全にバカな作品だと思ってたし、はっきりと苦手寄りに作品だった。映像制作のスタジオバインドの頑張りが無かったら、アニメ1期でサヨナラしてる可能性もあっただろう。そして、現時点でもベースとなる語り口はまだ若干「嫌い」寄りかもしれないと思っている。ただ、アニメにして3シーズン、物語を重ね続けることで、いまやすっかり他のなろう作品とは差別化された独自世界を確立させているのは間違いなく、もはや「なろう系」という括りの中で処理しきれない作品になっている。

 「周りに嫁をはべらせたハーレム設計」なんてなろうの象徴みたいな要素なのに、今作のハーレムは一切笑えないし、テンプレ感はほとんどない「ガチでぶつかり合う一夫多妻」。ロキシー、シルフィ、そして次なるエリスに至るまで、みんな常に1対1の関係性でルーデウスと向き合っており、ルーデウスもそれぞれのヒロインと向き合い続けている。初期の頃にあんだけパンツネタをいじり倒していた(なんならいまだにあのパンツが尾を引いている)作品とは思えない状態だ。

 奇しくも今期はリゼロの放送中に転スラでタイムリープが判明し、さらにルーデウスが未来から転移して忠告してくるという、3大なろう同時時間跳躍という信じられない(なんか情けない)奇跡が起こったわけだが、今作の時間跳躍は目的が明確で、1つのファクターがしっかり前後と接続している感がある。まぁ、安易な配置になってしまった感は否めないが、やはり全体の流れを見ておかれた要素として、ノイズにもムダ撃ちにもなってはいない。「なろうっぽいなぁ」とは思ってしまうが、それでもなお、「で、どう使われてるんだい?」という部分は気になるのだ。

 ……まぁ、最後の最後でのエリスへの手紙はやっぱ「これって……」となってしまうテンションではあるのだが……もう、ここまできたらこのテイストも全部楽しいと思えるようになりたいものだ。続きは来年放送、忘れてしまわないうちに、ぜひ次の勝負を見せてくれ。

 
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「二十世紀電氣目録 -ユーレカ・エヴリカ-」 6→5

 やぁみんな! 京アニ大好きおじさんだよ! ……なんだけども……だからこその寂しさってのもあるもんだよ。

 私は京アニの映像制作には最大級の敬意を持っているのでどう頑張ってもこれ以上点数は下げないが、残念ながら京アニ作品として最大級の刺さり方にはならなかった。「画の存在感はいつも通り」+「でもハネてない」=「お話とか諸々が……」という結論はとても分かりやすい。結局、このお話で一番描きたかったのはどの部分だったのだろう。「電気の世界を作るんだ!」って言ってるのに主人公の喜八に魅力がさっぱり追加されず、主人公サイドのメインは明らかに稲子の方。まぁ、彼女の頑張りは悪くなかったし、京アニヒロインとしての愛らしさはそれなりに発揮されていたとは思うのだが、物語としては杜氏側はあくまでサブ。彼女の物語についてはそこまでがっつり掘り下げられるわけではなく、シナリオの完成度にはそこまで寄与しない。

 その分、執拗に描写されるのは今作名物の三添洋輔。なんかもう、こいつを徹底してキモく描くためだけに今作が生み出されたのではないかと思ってしまうくらいに、お話のスポットも洋輔、画のリソースを食ってるのも洋輔。なぜそこまでしてクレイジーサイコホモを描きたかったのか……。いや、あたしゃクレイジーサイコレズは好きな傾向が強く、その性別が逆転しただけのクレイジーサイコホモだって「強烈な同性間の感情」の描写という意味では同様に刺激を受けて面白みを見つけられたはずなのだが、今作は「そこがセンターでいいのか?」という疑問が常に付き纏っていたために主軸に置くことを本能的に拒否していた。そして、仮に洋輔がほんとのセンターだとするなら、それにしちゃバックグラウンドの物語は弱いのである。

 結局、根本的な問題に「電気VS蒸気」という今作最大の設定の物足りなさがある気がしている。文字通りの「スチーム」パンキッシュな画面は最初は魅力的に見えたのだが、「それまで電気ではなく蒸気で発展してきた世界」というかなり難しい世界の描出としてはどこか安易な気がしており、喜八が目指す「電気の世の中」について、「そりゃま、そっちの方が発展するってことを我々はよく知ってるからな、別にパラダイムシフトは当然なのでは?」くらいに思ってしまうために主人公のモチベの設定自体が損してるのだ。喜八自体がなんらかの才をもって世界を革新していく物語のはずだが、表面的には喜八がやってることは「目録に書いてあるから!」ってんでそれを再現しようとしているだけで、全ての責任は清六に帰結する。そしてその清六はすでに帰らぬ人であるため、追加でキャラの魅力を上げるのが難しい。結果的に「目録に書いてあるから」ってんでコンピューターにまで到達する喜八の手柄はなろう的な「現代技術を1人だけ知ってるからチートで無双したい奴」みたいな落とし所になってしまい、喜八側に義があるように見えなくなるのである。なんか、「雰囲気でプロットを固めちゃった変なオリジナル劇場アニメ」の結末を見せられたような気分だ。

 今の京アニは、ありがたいことに素材はたっぷり集まっている。あとはそれを活用する本を用意するだけなのだが、そこが一番難しいのかもしれない。次の一歩が、輝かしい歴史の1ページになりますように。

 
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○「転生貴族、鑑定スキルで成り上がる(第3期)」 ー

 さぁ、最終回ラッシュも終わってねぇしなんなら月も変わってないけど、容赦無く新番組はやってくる。今期、我が家で口火を切ったのはアガルアニメ枠のこちらの作品。

 当然のように何も覚えてなかったが、なんとなく「これは確か2期まで見てた気がする!」という揮発しかけた記憶を必死にたどって一応の視聴。そうそう、こんなのあった(なんなら割とたくさんあった)。過去の自分に縋るべく感想記事を確認しに行くと、2期までの評価は「なろう的な臭気はそこそこ薄くて嫌悪感が少ない作品」というのが1期から通底した印象だが、2期に至って「リクルート業だけで興味を引っ張ったり展開を膨らませたりするのが早くも限界にきてる感があって特に面白みはない」というので評価が下降している状態らしい。過去の自分を信じると、今期あたりがサヨナラの機会になるかどうか、当落線上といったところだろうか。

 ざっと確認するとどうやら制作スタジオの名前が変更されているらしく、2期まではstudioMOTHERというXEBECやアスリードの系列のスタジオが担当していたが、今年の春にサテライトから新たに誕生したGeyeG Picturesというスタジオにスタッフが移籍し、そちらのクレジットが3期から掲載されている。その影響で若干のスタッフ変更はあるが、監督を含めた基本線は大きく変わらないということらしい(監督は加戸誉夫氏)。確かに画面を見た感じでも微妙に線がか細いこのデザインは見覚えがある気がする(その程度の印象)。

 3期の頭は2期での「勝利」の決算からスタートし、新たに得られた領地、そしてそこでリクルートした新たな人材の紹介がメイン。多分私のような不真面目な視聴者を相手に多少の振り返り要素も混ぜてくれてるんだろうけど、どっちにしろあんまり入ってこないので……今後の戦争でちゃんと「君主」として目覚ましい活躍ができるかどうかで主人公の評価が変わり、それ次第で視聴モチベが増減することになるだろう。まぁ、視聴継続かどうかは同時期のアニメの本数とか私の精神状態にも左右されるし、ダメだったら申し訳ない。せっかくなので何かいいところがないか探してみたけど……えーと……新キャラで諸星すみれちゃんが出てきたよ。

 

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 緊急で動画を回していません。熱に浮かされて筆を取ります。これは流石に、何かを吐き出さないと内圧で自死してしまう。受けた衝撃は、その場ですぐに記録すべきだ。

 知らない人のために簡単に状況を説明しておく。先日、「バンドリ」プロジェクトの新しいアプリゲーム「Our Notes」がリリースされた。リリース日にはサーバーがパンクして全然接続できなかったり、ようやく接続が落ち着いてきたと思ったら発表されたイベントの仕様で非難が巻き起こったりとバタバタしっぱなしであるが、まぁ、ソシャゲのリリース直後なんて往々にしてそんなもんだろう。私はゲームガチ勢ではないのでせいぜい落ち着くまで静観させてもらうつもりだ。

 しかし、そんな中でSNS界隈がざわつき始めた。なんでも、バンドストーリーの様子がおかしいと。今回のゲームでは、すでにアニメ放送を終えて一通り物語を語り終えた3バンド(MyGO、Mujica、ゆめみた)に加えて、完全新規のバンドとしてmillsage(みるさーじゅ)と一家Dumb Rock!(いっかだんらん)が追加。全く新しい世界、新しい物語が始まった。当然そのバンドがどんな存在なのか、バンド結成に至るまでの物語が読めるようになっており、今回のリリースですでに5バンド全てのバンドストーリーが最後まで実装されている。ファンたちも少しずつアプリを触りながら、その物語を読み始めたわけだ。私はというと、新規2バンドではどっちかというと家団の方が好みにあっていたので、そっちからちょこちょこストーリーを読んでいこうかな、くらいでのんびり構えていたのだが、界隈でリリース前からmillsageを推していた人たちに異変。どうやら、最後までストーリーを読むととんでもないことになると。そんな話だった。信頼できる受け手の人たちが次々に意味深な発信と共に地に伏していく様子を見て「何事かが起こった」と判断し、私も急ぎmillsageストーリーを追った(全20話で相当長い上に、一応ちょこちょこバンドを強化しないと最後まで読めないのでちょいめんどかったが)。そうしてようやく先ごろ読み終わったのだが……。

 なるほど、これはどうしたものだ。これまで数々のシナリオで私の心を揺さぶってきたバンドリプロジェクト。最近ではアニメマイムジで新時代のバンドリの方向性を示し、そこでも多大な傷を負わされたわけだが……話が違う。そりゃマイムジだって地獄のようなストーリーだったし、直近のゆめみたではシリーズ初となる純然たる悪役・ビオラを生み出してこれまた話題を呼んだが、刺激の強いストーリーは盛大に吹き上がる活火山みたいなもんで、覚悟を決めて警戒してれば逃げられる部分もある。しかし、millsageストーリーは違った。……ねぇ、なんでこれを最初から全部読める状態で、リリース直後のアプリに搭載してるの? これから俺たちは、millsageとどうやって生きていけばいいの?

 正直、打ちのめされている。しかし多くは語れない。別にネタバレがどうとかじゃないんだ。こんなもん、あらすじでざっと紹介されてどうこうなるもんじゃないのだし、もし、時間と精神に余裕がありそうな人は、是非「Our Notes」をDLして私と同じ目に遭ってほしい。ブシロードと話し合うのは、それからだ。

 

<以下、ネタバレ配慮のために折り返し。最後の通知となるが、millsageシナリオを読破せずにこれ以降のテキストを読むべきではない。もし読んでしまった場合に私は責任を取れない>

 


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 まだ終わってない! 第24話。新たなスタートラインから紡がれる最終回直前。良い構成だなぁ。もう1話あるってのがほんとに嬉しい。

 先週お休みだったし、最終回ラッシュで忙しいので記事立て休もうかと思ってたんだけど、思わず泣いちゃう良い話だったのでやっぱ無視できなかった。みたいと思った気持ちを全部見せてくれる、やっぱ良い作品だなぁ。

 とはいえ、Aパートの鈴木×谷ペアについては特に言うことないんですけどね。2人で話し合って決めた進路のこと。全て了解済みで進んでいるはずだったが、それでも抱え込んじゃうのが谷の悪いところで。「脆さを見せたくなかった」ってのは男の子としては分からんでもない心境なのでちょい同情はするが、鈴木がそういうのを気にしないし、そうしなかったら気にしちゃうタイプだってのはなんとなく分かってたことなのにね。ほんとにお互いに気遣いが先走りすぎた結果、すれ違っちゃうのがこの2人なのである。最終的には鈴木からの積極的な発信のおかげもあり、谷は無事に拠り所を見つけることができた。およそそういうタイプには見えなかった鈴木でも慈母のごとき包容力で疲れた谷を包んでくれる。いいじゃない、そういうものを求めてしまっても。時と場合によって与えたり、与えられたり、理想の共依存関係が培われているお二人なのでした。

 そうして月日は流れ、あっという間の卒業式。普通、青春アニメの卒業式なんて絶対に最終回であるべきだが(例外:「けいおん!」)、今作はそうじゃないというのが嬉しいサプライズ。そして、それでも卒業式で描かれるつながりがてんこ盛りなのは2クール分の集大成である。ガパチョの正体が結局判明しなかったことだけが残念ではあるが、まぁ、単に同学年の友達なんだよな。いったいどんな奴だったのだろう……。

 個人的には本田さんの動向なんかも面白くて見どころではあったが、やはり何を差し置いても東である。結局、この数ヶ月の間に東は決着をつけに行かなかった。何度も揺れ動いたことがあったが、結局は「名前をつけない」決断をし、それは卒業式の日にも揺らがない。はたから見てればなんだかもどかしい気もするし、勝負を避けた選択のようにも見えるが、そういう関係がベストアンサーなつながりもあるのだろう。東はそれでいいと思ったし、それが相手に対する思いやりなのだ。

 そしてそんな熱視線を送られ続けた平であるが、誰にも見つからない体育館裏でこっそりと涙を流した彼を見て、こちらも思わずもらい泣きしてしまった。彼がこの高校生活3年を惜しむ気持ちが溢れたこと、それが一番の幸せである。あれだけスカしてひねて拗らせていた平が、最終的に「終わりたくない」と思えた高校生活。その気持ちが溢れたことが一番のご褒美。そして、そんな平の涙をみつけた唯一の人間が東だったという。……お友達からは結局バレちゃってたあたりが東の抜けてるところだが、そんだけ迸っていても肝心の平相手には隠しおおせたのだから最大限の頑張りは成就したといえるだろう。このままの関係性、このままの距離感で別れて、離れ離れになりながらも美しい思い出として高校生活が刻まれる。それがお互いにとってベストだと判断した東に対して、最後のKYを発揮する平。この男、最後まで平であった。東さん、なんかもう、頑張って。

 それぞれの青春に一区切り。でもこれが終わりじゃなくて、若者たちの人生の「スタートライン」。来週はどんな情景を最後に見せてくれるんだろう。

 
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「レッツゴー怪奇組」 5→6

 ちなみに、一番爆笑したネタが千葉繁の失敗テイクそのまんま使ったやつです。あまりの不意打ちに呼吸困難になるくらい笑いました。その時点で作品の視聴者として正しいのかどうかはしらん。いや、アニメファンとしては正しいよな。

 ダラさんに続いて今期のギャグ&ホラーアニメだが、真の意味でのヒーラー枠はこちらかもしれない。いや、ヒーラーレベルでは刺さってないんだけど、最初「アホな作品やなぁ」と思ってなんとなく眺めてただけなのに、その雰囲気がだんだんクセになり、こっそり毎週楽しみになっていた。ギャグアニメのこういう刺さり方、とても好き。

 ギャグの好き嫌いなので理屈をつけて面白さを説明することはできないのだが、多分一番の貢献者は主人公役の畠中祐な気がする。活かすも殺すもツッコミ次第なところがあるネタ回し、喉も張り裂けんばかりの全力で意味不明な「主人公」をやり抜いた畠中祐の底力をひしひしと感じる作品。なんかね、対千本木で見慣れてるせいもあるのかもしれないけど、畠中くんが一番輝くのって、女の子に雑いじりされてる時の反応な気がするんだよな。かわいいよね。

 そして、そんな主人公が全力で回すネタは「くだらねぇホラー」という縛りが一応はあるはずなのだが……「ホラーとは?」を概念レベルで考え直させてくれるくらいに野放図ではちゃめちゃな展開。その根底にはメチャ子が追求する「恐怖とは何か」という問題意識が横たわっており、不条理なもの、見たことがないもの、生理的に気持ち悪そうなものが出てきて怖くなる可能性だってワンチャンあるはずの状況が、なんの疑いもなくギャグになる不思議。これ、料理の仕方次第では本気で怖いホラーに展開することも可能だったんじゃないか、なんてありえない妄想も捗ってしまった。

 そしてもう1つ驚きなのが、回を増すごとにじわじわとメチャ子が可愛く見えてくること。最初はどう考えてもイロモノだし愛嬌のかけらもないヒロインを見て「なんてストイックな設定なんだ」と恐れ慄いていたが、それでも馴染んでくるとちゃんと「ヒロイン」然としてくる。最後にはなんだか守ってあげたくもなっちゃうってなもんで(いや、そんな状況には一切なってないけど)。ちなみに他にもシュラ子だってかわいいし、阿漕すぎる花澤キャラだったけどゆきんこだってそれなりにかわいい。甲斐甲斐しくツッコミサポートしてくれる呪いの人形だってかわいいといえばかわいいじゃないか。ちなみにどうでも良い話だが、今期は(一切感想も書いてないし触れてなかったが)「うしろの正面カムイさん」というアニメも放送されており、しゃべる日本人形キャラがやたらと活躍したシーズンであった。どっちの人形も可愛かったわよ。

 この漫画、全5巻で完結してるってことなので簡単に原作も読めるんだよな……改めて読んでみたら漫画は漫画で楽しそうだな……ちゃんとこういう漫画をピックアップしてアニメ化してくれる日本の業界、まだまだ信用できる。

 
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「花織さんは転生しても喧嘩がしたい」 6→6

 なんかもうね、このデザインの絵でCVが齋藤千和&神谷浩史ってだけでも一気に時間が20年すっ飛んでトリップしちゃうわけよ。新作アニメだし、ちゃんと新しい楽しさもあるのに懐古趣味にブッ刺さるという謎すぎるジャンルであった。

 これに「思い出補正」という名前をつけていいのかどうかは分からんのだけど、へっきーのギャグがちゃんと新しい漫画・アニメ作品としても通用しているというのは嬉しい事実だった。しかもその題材が転生魔王&勇者という手垢にまみれて団子状態でゴロゴロ転がるようなジャンルだったのに、そこにちゃんとオリジナルテイストのギャグが効いて笑える作品になっている。別になろう的題材ってのは題材そのものが全てアウトってわけじゃないという(至極当然の)事実が確認できるサンプルだ。まぁ、過去にも「ワンルーム魔王」とか漫画作品でちゃんと個性が発揮できてた作品はあったからね。

 今作で一番のおすすめポイントは、大量に押し寄せるヒロイン勢の可愛さである。いや、この一言でまとめると結局十把一絡げの美少女動物園大好き野郎にしか見えないかもしれないが、今作はとにかくヒロイン勢の個性をいじっていじっていじり倒すだけの構造なので、そこに出てくる女の子たちは単なるネタ要員として使い潰されて終わりになっちゃいそうなもんだけど、今作はみんなちゃんと「かわいい」が残る。シナリオライン上でそれなりの役割を果たしつつ、ふざけたツラしてボケ倒した上で、なぜかやっぱり「かわいい」がある。そして、そんな「何故かかわいい」のスタート地点にして集大成なのがミーティアなのである。こんなチョロすぎる勇者ヒロイン、阿漕すぎて見てらんないだろ、と思うのに、何故かフルスロットルで可愛く見える。画もヘチョいし、性格も別に最高に良いってわけでもないのに、やることなすこと全部「かわいい」の範疇に収まってくる。キャラ画の力、ネタ回しの周到さ、そしてCV! ずけずけ前に出てくるヒロインカテゴリでは今期ナンバーワンの愛嬌ヒロインだったかもしれない。関根明良ストリーム、終わるところをしらず。

 そして多分20年の時を超えたへっきーファンに一番ブッ刺さったのは多分メカ6号さんの回であったはず。ちゃんとキャストでアニメ声優としてはほぼ引退状態だった阪田佳代を引っ張ってきてるんだよ! 期待することは全部ちゃんとやってくれる! ありがとう! ノスタルジーオブジイヤーでした。

 
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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