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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 どこを焦点にしたいのだろう……第12話。だいぶ迷子なクライマックス。

 最終回直前でこの展開になり、どういう収拾の付け方になるのか分からなくなってきてちょっと困惑している。作中でしつこいくらいに描かれているのはマリアという人物の重要性。ひまわりの団員たちはマリアのアメリカ行きの報せを聞いて「ほな決勝戦の棄権もあり得るのでは?」とかとんでもないことを考え始めるし、マリアのことを思うと七海さんの気もそぞろ。結局この世界の全てはマリアを中心に回っていたのだ。ただ、残念ながら視聴者目線ではそこまでマリア一強の世界だったのか、という理解が及ばず、なんだか置いていかれてる気がしている。確かにここ数回のお話で団員たちがマリアに対してとても大きな想いを抱いていることはなんとなく伝わってきたが、初期の瑞佳と同様、マリアも重要なことをへろっと簡単に決めてしまう気やすさがあり、そこまでの大人物にも見えなかったし、団員たちの心の拠り所として、そんなに強い存在だったのか、というのが腑に落ちるところまではきていない。そして、もしそんだけマリアが大事で、彼女の志を汲み取ろうとするなら、「決勝の棄権」なんて話はほんのちょっとも出てはこないはずなのだ。そのあたりにびみょーな熱量の差が出てしまっているのは、これまでのお話で「瑞佳×マリア」はまだしも、他の団員たちとの絆の強さを100%描出しきれていなかったせいもあるだろう(結局凛さんの心中は分からずじまいである)。

 それでもなんとか決心を固めた団員たちは、マリアを巡る問題は一旦置いといて決勝での勝ちの目を探っていく。その結果として瑞佳が辿り着いた「物語仕立て」という選択肢。これもまぁ、いかにもありそうなお話なので「楽しさの増幅」という部分については理解できるが、キルクスの判断基準がわからんのでそれが正解なのかどうか判然としない。皇側はこれまで通りに厳然たる「技術力の勝負」でくるわけで、そこで全く別角度からの付加要素を入れることで評価を底上げしようという試みは、名案なのかもしれないが、なんだか真っ向勝負を避けた「逃げ」のようにも見えなくもない。……どうなんだろ。この時代のサーカスでまだ「物語仕立て」っていう発想がなかったってことなのかな。今となっちゃ演劇的要素+サーカスなんてのはごく当たり前の発想だろうが……もしかしたら瑞佳はものすごくエポックメイキングなことをやったのかもしれない。残念ながら、それが現代の我々にピンとこないだけで。

 でもまぁ、とにかくひまわりは貴重な「武器」を手に入れ、これで決勝も対等に渡り合えるようになったらしい。演目を見てると舞台演出としては伊万里のマジックにだいぶ依存してる感はあるが……まぁ、見たところ桜翔のブランコの次にこのサーカスで注目すべきは伊万里のマジックのようなので、強みを活かす演出が見つかったという解釈でいいのだろう。一応、「やたらと団員が若いサーカス」というヘンテコな団員構成を「子供のお客さんと同じ目線で演じて巻き込む」というプラス要素に転じているのは上手いところなのかもしれない。

 で、そうして頑張って決勝を戦って、「団長頑張れ!」と皆が心の中で叫んでいるだろうタイミングで……なぜか現場にいる団長。しかもひまわりの様子を確認した後、ブルーローズの方にも顔を出し、あろうことか七海さんに見つかってしまっている。渡米のタイミングは嘘だったのか、それとも断ってしまったのか。

 団長死亡エンドだけは勘弁してほしいし、そんなはずないと思っているのだが、ここで国内でダラダラしてる団長はちょっと怖いぞ。そうまでして目に焼き付けておきたかったものってなんだ?! 団員たちは団長への想いを必死に断ち切って演技に集中しているのだから、ここで団長がのうのうと戻ってくるのは裏切りになってしまうんじゃないか? 大丈夫か!?

 
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 ???「私の夢になってよ」 第11話。まぁ、決め台詞としてはそこそこ定型句っぽいフォーマットなので偶然の一致なのかもしれないが……どうしても想起しちゃうよね。

 というわけで、決勝に向けて団員一同の結束を深めるお話。まぁ、これまでの10話もずっと「結束を深めるお話」だったわけだし、今更瑞佳たちがどエラいことに気づいたかのようにして「みんなで頑張ろう」という真理に辿り着くってのはだいぶ遅きに失した感はあるのだが……気づかないよりはいいことですからね。これまでの人生で他者とのコミュニケーションが不完全だった瑞佳が気負っちゃってワンマン気質になってたのは理解できるんだけど、隣にくっついてる桜翔まで同じような視野狭窄に陥ってたってのは困ったもんである。まぁ、この子も自分の芸についてとにかくストイックなので、自分を追い込むことにしか頭がいかなかったのかもしれないけども。

 そんなわけで、気づいたらひまわりはキルクストーナメントの決勝にまで上がっていたという。前回初戦突破がダイジェストですらなかったところがぽかーんポイントだったわけだが、その後のくだりについてもさらなるすっ飛ばしで「とにかく皇との対決さえみられればそれでええやろ」という構成。まぁ、間違っちゃいないのだが……もうちょい「大会らしさ」を見せてほしかった気もする。そして決勝戦も「隣り合うテントで3日間にわたって執り行われます」だけだとどんなレギュレーションなのかもよく分からない。審査員はいるみたいなので、その場での何かしらの評価が下されるタイプなの? でも観客のリアクションも評価に影響してるんだよね? なんでテント2つあるん? よく分からん大会だが……まぁ、そこを気にしてもしょうがないか。とにかく最終的な結論としては「瑞佳たちの空中ブランコはもちろん頑張るけど、それだけじゃ頭打ちだし七海には勝てそうもないので、団員の総合力で勝負するぞ!」という方針になりました。……それこそ総合力で皇に勝てる道理もない気がするんだが……やっぱ個々の団員たちのエピソードが決定的に不足してるなぁ。

 一応今回の顛末で株を上げた……というか立ち位置が分かりやすくなったのは雫・山田の移籍組。雫の「古傷を持つ老兵」ポジションのお手本のような立ち回りだが、無茶しそうだった瑞佳たちを止めて一旦冷静にさせる役割は大人じゃないとできない部分だろう。また、雫は年長者として凛さんや団長との橋渡し役も務めており、団長代理は瑞佳ではあるが、現時点での責任者は実質雫さんになってる気もする。どの団員についても、こういう個別の立ち回りで必要性が感じられるようになると良い「チーム」ものになるんだけどなぁ。現状山田ですらイマイチ重要性が分からんからなぁ。

 団長の手術が決まり、狙ったようなスケジュールと難度設定で必要以上に過酷な運命が押し寄せる。まぁ、このアニメで手術失敗団長死亡エンドなんてあるわけがないのでそこは心配しなくてもいいだろうが、「団長のためにも絶対勝つ!」がモチベとして微妙なタイミングになってしまったのは気になるところ。生死を分ける規模の手術ってことは、多分優勝したとしてもそのタイミングで即座に団長に知らせることもできないだろうし(そもそもこの時代の渡米って結構大変じゃない?)。エンディングをどういう流れにしたいのか、今からちょっと気になるところではあるな。

 ……最終的に身体の機能が回復して一気に大人になった団長が帰ってきたりしたらどうしよう……。


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 流石に適当すぎワロエナイ、第10話。まー、構成上これくらいの熱量になってしまうのはしょうがないことなのかもしれないが……どうしようかねぇ、オリジナルアニメの「尻すぼみ」って展開はありがちだけど、この構成だと尻どころか「腰すぼみ」くらいになってしまうかもしれない、最後にもひとつ「ボンキュッボン」と盛り上げどころを用意できるかどうか。

 キルクスコレクション開幕からの1回戦。正直、前回あたりから「サーカス競技の大会ってなんやねん。そんなもんを懇切丁寧に描くだけの尺と技術があるんか?」と不安には思っていたが、端的に言えば「そんなもんはねぇ」である。いや、技術については分からんが、1クールアニメでクライマックスをこの後にがっつり用意する場合、予選段階をじっくり描写する余裕なんてないだろう。また、これまでのお話ですでに「良いサーカス演技とはどんなものか」を画面に描写することは半ば放棄する姿勢であることは自明であり、「いいパフォーマンスだったんですよ」を示すためにエフェクトでキラキラを入れるというあまりに適当な処理はある意味で潔いとすら言える。まぁ、伝わればいいわけだからね。そこに無駄に時間を割くよりも、「なんとなく、ひまわりサーカス団は成長して見事な舞台をお届けできるようになったんです」という情報だけで納得してもらうほかないのだろう。

 その辺りの台所事情は察する部分もあるのだが、それが面白いかと言われると流石にNOな気がする。1回戦の描き方、この辺の苦しさを重々承知した上で「ネタっぽく」相手側の驚き台詞だけで処理するという大胆な方策が取られているが、これだってしょーもなさを逆手に取った正道とは言えない笑いの作り方。それだけで終わってしまうのは勿体無いとは思う。物語的にも団員連中がそんなにいい仕事ができるようになった理由は特になく、一応「団長のために頑張らなきゃ!」というモチベの上昇はプラスのはずだが、みんなしてそこまで必死になっているようにも見えない。結局、瑞佳が冷笑系のキャラとして導入され、その温度になんとなく合わせて周りのキャラも動いていたため、180°方向転換してスポ根で盛り上げようにも、過去の罪状が足を引っ張っている形である。面白さの起点がそうした「スカし」のギャグだったもんで、視聴者の姿勢もなかなか切り替えられないし。

 一応プラスの要素があるとするなら、じわじわと感情を露わにするようになった七海さんの存在だろうか。結局「おねーちゃん大好き」がベースにあると思われる七海さん。彼女が本来なら相手にしなくてもいいレベルのひまわりに対して躍起になっている様子は、アホっぽくもあるが可愛らしくも見える。彼女の執着に匹敵するような感情を瑞佳が持ち得た時に、初めて同じ土俵に上がれるだろうことを考えると、まだまだ足りてない要素は多そうである。

 今後、当然クライマックスには瑞佳と桜翔のコンビネーションが炸裂することになるのだろうが、そこをしっかりアニメーションで魅せられるかどうかが評価の分かれ目になりそう。頑張ってほしいけどなぁ。

 
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 筋立て全部どストレート、第9話。すごいよな、ややこしい人間関係については全部「血縁だから」で丸め込む脚本構成、いかにも「なんとか緩急つけた筋書きを1クールに捩じ込まないと!」っていうデザインである。なんとも安易な展開になってしまうが……情けないようでたくましくもある。

 というわけで、溜まってたものは全部吐き出し、あとはまっすぐにスポ根街道を突き進むぜ! という展開。団長が倒れてしまった理由は当然単なる過労なんかじゃないし、急性アル中でもない。なんかよく分かんないけど過去に傷を負っていまして(これがサーカス由来じゃないのがすごいよな)、脳下垂体にダメージが入ったもんだから成長ホルモンが止まり、永遠のロリを維持することになってしまったという。なかなか無い、「ちゃんと事情があるタイプ」のロリババアだ(まだババアじゃねぇよ)。同じシーズンの別アニメに同じ声した89歳がいてあっちは「薬の副作用」なのがなんとも。

 とにかく、そんな団長が倒れてしまい、さらにそこから芋づる式に「団長のことを思って……」という凛さんの裏工作も露見(ここのバレるまでの流れも実に強引で清々しい)。曰く、「団長の身体が悪いのは知ってたので、もう無理してサーカスやらない方がいいと思ってました」。シナリオ上「でも皇サーカスと内通してたよな! 裏切り者め!」と思わせる要素がちょろっとあったのに、そこについては「だって皇サーカスの七海さんは団長の血縁者だったんですもん」という有無を言わさぬ解決編。まぁ、確かに似てなくもない……いや、似てへんやろ。髪の色だけを伏線にそこまで洞察するのは無理やで。まぁ、お姉さんの方が成長を止めてしまったせいでとても姉妹には見えない、というのはしょうがないんだろうけど。

 ブラックロータスに憧れ、ここまで頑張ってきた団長だったが、身体は限界、自分のことを思って汚れ役を買って出てくれた凛のことを思えば、わがままも打ち止め、ここいらが潮時ってんで、予定通りに身売りして落ち着くことに。気がかりなのは一度皇を追い出された形の雫と山田のことだったが、その辺は「うまいことやっといて」で処理するしかないだろう。団員全員を路頭に迷わせるわけにはいかないので、この辺が落とし所。ここまで話をもっていくのに凛さんだって相当な苦労はしたのだろうから、それを無碍にするのも野暮ってもんだろう。

 大人の考えならそれでおしまい。しかし、ひまわりに残った連中の大半はお子様だった。「なんか納得いかない」ってんでちゃぶ台をひっくり返し、「稼げば全て解決するんやろ、世の中やっぱ金やな!」という開き直り。そしてその手っ取り早い方法として「サーカスバトルで優勝したらええねん!」という分かりやすいモチベーションを設定。団長は苦笑しながら「簡単じゃないぞ」で終わっていたが、簡単じゃないですますなよ。瑞佳が来る前までは単なるポンコツ雑技団だった連中だぞ。普通に考えたら夢のまた夢だろ。でも瑞佳はそれを第一案としてすでにゴーサインを出してしまっている。彼女の目線から他の団員に大した期待はできないはずなのだが……それでもなんとかなるくらい、桜翔のことを信頼してるんでしょうかね?

 まぁ、言っちゃったことはしょうがない。ここからは皇も含めたよそのサーカスとのがちんこバトルである。どうせサーカス描写でこれまでと大きな差がある演出はないだろうから、個人的には「なんで妹の七海ちゃんはこんなにカッカしてたんだろ、実は超シスコンか?」ってところとか、「結局流されたから全然語られなかったけど、凛さんがここまで団長に入れ込んでる理由ってなんなん? そこの関係性が一番知りたいんだが?」あたりに注目していきたいと思います。

 追伸:今回山田が最初しか病室に来てなかったよな。まぁ、最後のくだりは七海に会いたくなかったせいかもしれないけど。山田も今回の騒動の一端は担ってるんだから、他人事じゃなくてちゃんとけじめつけろよ。

 
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 なんでじゃがいもだけは大量に配給されてるんだろ、第8話。サーカス保証とか、象飼ってますよ保険とかが出るんだろうか? 謎である。

 ヒネた文句になるかもしれないが、本作はまっすぐストレートを投げるとあんまり球速が出ない。今回のお話、至極真っ直ぐに瑞佳の更生(?)と未来への一歩を描いた正しいエピソードなのだが、あまりに正し過ぎてあんまりキャッチーじゃない。最初に桜翔との演技を成功させるくだりとか、どっかでギリギリ失敗することを想定しながらみてしまっていて、キャッチの直前にゾウリムシの思い出がフラッシュバックしたあたりで「変な記憶を刺激されてキャッチミスする展開とかにならんか!?」と身構えていた。ただ、そこは余計なことをせず、ただまっすぐにコンビネーションを決め、「瑞佳ちゃんは真の笑顔を取り戻したのです、めでたしめでたし」というオチであった。これでいいはずなのだが……どうにもパンチに欠ける。

 そうして邪なことを考えてしまうのは、これまで本作を牽引してきた要素の多くは瑞佳のヒネたキャラクターが効いてたせいなのだろうと思う。いちいち斜に構えたり悪態をついたり、ロリらしからぬ(16歳だぞ)振る舞いをする瑞佳のキャラクター性によってここまでのお話が引っ張られてきたため、それが素直にコミュニケーションが取れる状態へと矯正され、いわゆる「光堕ち」の状態になってしまったためにパンチ力が足りなくなってしまった。ひまわりサーカスが集客を取り戻す展開などもあまりにとんとん拍子で引っ掛かりがなく、「そんなに上手くいくもんかい」と思っちゃうのも致し方なし。近くにブルーローズがあるのにこんな小さな雑技団みたいなサーカスが集客を成功させるの、やっぱちょっと無理はあるよね。

 ただ、一応そこにも理由づけと盛り上がりは考えられていて、ここまで個別エピソードで瑞佳が成し遂げてきた成果が結実したんですよ、という構成になっていることは頭では分かっている。葵・茜姉妹には「芸達者な象と、それを自在に操れるビーストテイマー」というチートが付与されて見せ物として成立するようになり、伊万里・五十鈴ペアも海で習得した脱出マジックを基盤に、本来の実力が発揮できるようになったことで基礎力アップが図られている。雫・山田ペアについては今回は特に演技の様子は描かれなかったが、前々回みっちゃんによって底上げされた「エロスパワー」みたいな要素がプラスに働いているだろう。そうして団全体のスキルが底上げされたのは間違いなく瑞佳の功績であり、そこに最後の1ピースとして彼女が本当の笑顔を浮かべながらキメる桜翔とのコンビネーションがはまってサーカスが完成した。それは分かるんだが……例えば葵・茜姉妹は結局ジャグリングの芸で見せる部分はいいのかよ、みたいなとことかね。細かい部分で「そこは端折っちゃうのかぁ」みたいな部分がちょっと気になってはしまうのよね。

 まぁ、この「万事うまくいく」くだりが起承転結の「承」の部分で、「転」への助走であると考えて一旦静観するのが正しかろう。まだ皇の絡みは色々と残されているのだしね。しかし、「転」の始まりはまさかのマリアのダウンから。以前も体力がなさそうな様子は描かれていたが、まさかダイレクトに身体に問題を抱えているとは。……酒飲んじゃダメだったんじゃないですかね……。

 
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 意外とあっさり、第7話。まー、1クールアニメの折り返し点ってことでこんなものかなぁ、という感はありつつ。

 ついに(?)明かされた瑞佳の過去。彼女の卓越した技術とサーカスへの憎悪というヘンテコな二律背反は、いうなれば壮大なツンデレのなせる業であった。いや、ツンデレとも違うんだろうけども、ベースにあるのは「サーカス好きやで」という気持ちだったのは間違いない事実。ただ、これがより厳密にいうなら「ロータス」サーカスは好き、という条件が付き、幼心に憧れていた夢の舞台が自分の登壇前に雲散霧消してしまったことによって、目標がなくなってしまった状態である。「ロータスの舞台に立つ」という夢は永遠に叶わなくなり、可愛さあまって……ではないが、とにかく他所のサーカスに対する逆恨みみたいな状態になり、絶対に演技をしなくなってしまったという。

 まー、気持ちは分からなくもないので別に不自然とも思わないが、そのことを胸の内に秘めているにしても、今までのツン(というか横柄)はちょいと言葉足らずではあったんじゃなかろうか。ロータスを上げることは別に構わないがそれがサーカス文化そのものを下げる理由にはならないし、他人のサーカスを否定する動機にも繋がらない。その上で、ひまわりの面々に対して横柄な態度をとっていたのは、純粋に瑞佳の人間性がそうさせていたということである。

 ただ、この部分についても一応のフォロー(?)は入っており、そもそも彼女は父親と断絶した時点でまだ幼かったということもあり、「なぜロータスだけが特別なのか」という自分の根っこの部分に理屈がついていなかったのかもしれない。ただ意固地になって「ロータス以外はイヤなんだいッ」と拗ねてはいるものの、おそらく「他のサーカスの舞台に立つことの是非」なんてことは今まで真剣に考えたことはなかったはず。ひまわりで誘われて初めてそのことを考えて、「いや、ロータス以外で仕事するなんて、ありえないでしょ」という条件反射でのあの反応。そしてその根底には、「サーカスで演技をするなんて、別に楽しいことじゃなくて日常的なものじゃないの?」という演者という仕事への理解不足がある。

 結局、「一度も正式に舞台に出たことがない」という事実が全てであろう。いわば舞台バージン状態であり、サーカスについては究極の耳年増。技術もあるし、大サーカスで見取って学んだノウハウもあるが、それらは全て実体験を伴っていない。瑞佳はロータスの上っ面だけを見て、「サーカスが素晴らしいのは当たり前のことなんだ」という幼い理解しかできなかったため、それを支えるために必死に頑張っていた大人たちのことなど理解していないし、その「当たり前」ができずに悪戦苦闘するひまわりの実情もピンとこないわけだ。いろんなところが歪なサーカスモンスター。これを生み出してしまったというだけでも、なるほどブラックロータスは随分罪深い。

 というわけで、わざわざみっちゃんが出向いてこのモンスターの矯正を行うわけだ。幸い、ここまで培ってきた「ひまわりとの絆」は確かなものであり、桜翔を中心として瑞佳を認めた団員たちは、ロータスとは違った方向から少しずつ瑞佳の「サーカスアレルギー」を解きほぐしていく。まぁ、結局はみっちゃんの荒療治が一番効いたわけだが、その過程でどさくさに紛れて桜翔とのコンビネーションを確認させたところは抜け目ないし、ついでにもう1つのパーツとして雫&山田ペアの方にも新たな刺激を与えてくれている。……こうしてみるとほんとに山田は便利なパーツやで……。

 とりあえず、一番大きなしこりを取り除いて施術は成功。ここからは瑞佳の気持ち次第。そこに皇サーカスという存在がどれほど影響を与えるだろう。焦点となるのは、皇がどうしても引き抜きたい桜翔という才能が、瑞佳にとってどれほど大切になるか。最終的に勝負はそこになるよね。そして、皇が執拗にひまわりを追い詰めるための伏兵として働いている凛さんの真意やいかに……。団長、全部わかってる上で泳がせてる感が出てきたな。

 
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 山田ァ! 第6話! 今週のお話を一言でまとめると「山田の舞台衣装はエロすぎるけど大丈夫か」ですね。まぁ、サーカスってそういうところもあるからね(極論)。ちなみに山田のやつ、公式ページにも名前は「スヴェトラーナ」としか書いてない。経歴詐称ですよこんなん。

 前回までで一通り団員の紹介が終わり、ようやく本番といった感じ。当然お鉢が回ってくるのは瑞佳となり、これまでなぁなぁで誤魔化していた彼女の身の回りのあれこれにいよいよメスを入れていく。そしてその鍵となる人物はなんといっても団長だろう。元々瑞佳の親父さん(ブラックロータスと呼ぶしかないので、MTGプレイヤーとしてはどうにも気になる)は瑞佳に対して「ここに向かえ」ってんでひまわりサーカスを教えていたはずで、その時点で団長と親父さんは何かしらのつながりがあることは確定していた。その後も団長はうまいことその辺をはぐらかしながらここまできており、ところどころに「只者じゃないオーラ」と「切っても切れない因縁」みたいなものを匂わせながら、瑞佳を借金という分かりやすい道具で縛り付けていたのである。

 今回改めて運営陣(そこそこ年上の4人・団長/凛さん/雫/山田の4名)で会議をしている時に雫から詰められた団長は、相変わらずその辺は濁しつつではあったが、瑞佳自身が父親との関係をバラしてしまったこともあり、ちょっとずつ自分がロータスと関係していたことを漏らし始めた。そしてその流れで呼び出されたのがロータスサーカスのキャッチャーとして名を馳せる「みっちゃん」ことエイデン・ミッチャー氏。諏訪部ボイスでオネエ言葉のガチムチ外人というなかなかにキャラの濃い人物だが、(多分)団長に呼ばれてホイホイこんなとこに顔出してるし、団員達との交流も割とフレンドリー。ここだけ見たら決して悪い人ではなさそうだし、ロータスサーカスが格別に地獄という感じでもない。

 それでも自分の現状を見られたくなかった瑞佳は一旦距離を取り、ミッチャーはその間にひまわりサーカスを好きなように見て回っている。特に積極的に交流したのは期待のエースである桜翔。憧れのブラックロータス(の相方)に受けてもらえるってんで多少先走りつつも夢を叶える。さらにそのジャンプには大胆不敵な攻めの姿勢まで見せ、ミッチャーも彼女の技術には太鼓判。ここまでは瑞佳と同じ評価と言える。

 しかしその後からちょっと雲行きが怪しくなる。続けて演技を見てもらった雫・山田組へのアドバイスとして、瑞佳は外面だけを見てのアドバイスに止まったが、おそらくミッチャーは2人の連携を増すために何かしらもっと内面的な部分への助言を行なったのだろう。勝手な想像だが、つまりは「お前ら夫婦みたいなもんなんだろ、もっと堂々とイチャイチャすればええやん」みたいなことを言ったと思われる(流石に妄想かもしれん)。緊張が解けた山田は演技の艶っぽさを増し、エロい衣装も相まって(?)演技のレベルをグッと上げることに成功したわけだ。

 漫画的な分かりやすい基準で言えば、結局瑞佳は「サーカスの心」が分かっていないということなのだろう。お客に見せる演技のエモの部分をもっと考えて指導しないと上っ面の技術だけを追うことになるわよ、というのがミッチャーの言いたいことだったと思うのだが、そもそも「サーカスが嫌い」と公言してはばからない瑞佳にとって、そうしたショーマンシップは本当の意味で理解できる部分ではないのだ。彼女の笑顔はパブロフの笑顔。「演技作って魂入れられず」な演者に、指導なんてできるわけがないのである。

 まぁ、そうはいうてもこれまでは圧倒的な技術力で指導も演出もなんとかなってきたわけだが……「お前なんか井の中の蛙だぞ」とミッチャーから直々のダメ出し。ここで本当にサーカスが嫌いなのだったら、ミッチャーが(分割で)借金を肩代わりしてくれるって言ったんだから喜んでテントから逃げだすべきなのだが……そうもいかないのが瑞佳の面倒なところなのでしょうなぁ。いいですね、ここからですよ、彼女の物語は。

 ところで、冒頭で凛さんがとんでもなく気になる仕草を見せてたわけなんですが……えっ、もしかして皇からのスパイとか? こんだけ経営に食い込んでる人間がまさかのスパイ? ……今期は「裏切りスパイ(疑惑)かやのん」が2作品続けて登場しててちょっとドキドキしますよ。

 
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(先週、アニメデトックスに入る前に書いた感想、何故かあげ忘れてたのでせっかくなのであげときます)

 まさかのゾウ員エピソード、第5話。難解すぎるので説明すると、サーカス団の増員と象をかけた高度なギャグである。

 おいといて、今回は当然残った2人、双子のお当番回だ。これまでマジでニコイチ扱いだったからどっちがどっちかもろくに注目されてこなかったジャグラー姉妹。ここまでのスヴェトラーナや五十鈴の扱いの悪さを考えると2人いっぺんに処理されるとなぁなぁになりそうだな、と心配していたが、むしろニコイチなのが明らかだからこそ、エピソードとしてのまとまりは過去イチでよかったような気もする。改めて確認しておくと、おとなしくて目が青い方が姉の由良葵。CVは楠木ともりで、久しぶりに蚊の鳴くようなか細いともりるボイスが堪能できる引っ込み思案のキャラ。このサーカス団、見せ物商売のくせして引っ込み思案な奴多いな。そして活発で目が赤い方が妹の由良茜。CVは今をときめく夏吉ゆうこで、これまでのエピソードで瑞佳とぶつかってたのはだいたいコイツ。今回は場を引っ掻き回すセンターを務めた。

 双子の関係性に不和が生じたのは、闖入者の瑞佳によって不動と思われていた絆にひびが入った(と思っちゃった)から。姉の方は自分が妹の足を引っ張っていると思っていたため、団長考案の「瑞佳の密着トレーニング」を依頼し、個別に指導を受けていた。これを浮気だと判断した茜がキレて家出する、というのが発端であり、すげぇ大きな括りでいえばNTRものの痴話喧嘩と言えなくもなくもなくもなくもない。まぁ、喧嘩自体は秒で解決するようなものだったので大きな問題ではなかったし、2人の関係性に大きな変化があったとも思わないのだが、そこに「よそのサーカス団から逃げ出してきた象」が絡むことで脇の情報が一気に増えた。

 なんと言っても気になるのは、茜が「象と会話ができる」という部分。おそらくクラスがビーストテイマーなのだろう。「動物の扱いが上手い」とかいうレベルじゃなくて、ガチで「動物と対話ができる」という、ある意味瑞佳すら凌駕するとんでもないチート能力。これは茜だけがたまたま所持しているスキルなのか、はたまた双子はどちらも持っているのか。なんにせよ、最終的に象がサーカスに正式に加入したことで、茜は今後ジャグラーと「猛獣使い」を兼任することになるはずだ。猛獣ショーもサーカスの花形なのは事実であり、大食漢の象を養うためにも、今後は芸を磨いて客を呼ばねばならぬ。ここで双子の役割に差ができるかどうかは注目ポイントだ。

 個人的にもう1つ気になったのは、団長という相変わらず謎多き存在である。今回、双子がサーカスに加入するきっかけとなったのは団長がジャグリングの道具を与えたためだということが判明したが、最初に2人がバトンを取る際、団長は「投げてみな」と実演する様子を見せた。2話の公演で団長のステージ上の役割はクラウンであることが明らかにされているが、他のスキルも一通りマスターしているのだろうか。また、家出した茜を探すため山を歩いていた際、団長がやたらスタミナ不足な雰囲気を醸しており、凛さんも「団長の身体がちょっと……」と気遣うそぶりを見せていた。後から考えるとあれって「象がいた元のサーカスに偵察に行ってて疲れた」っては話だった気もするのだけど、もしかしたら団長の小さな身体は、あまり長時間動けないような何かしらの制限を抱えているのかもしれない。現時点でまだ「団長回」は展開されてないわけで、今後彼女の秘密が明らかになる機会もあるに違いない。

 今回の桜翔さん:「惚れた相手が金で買える」と聞き、節操なく貯金箱を持ち出すモラルの低さを露見させました。……まぁ、買うよね。

 
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 早くも水着回! 第4話。まぁ、セオリーとして水着回ってぇと早ければ4話、通常は7話。遅いと10話ですからね(どこ調べだ)。今作は毎回がある意味でお風呂回なので水着にそこまでの重要性はないですけどね。

 いや、でも終始みんなして水着のままというのは貴重と言えば貴重かもしれない。一応設定は「昭和中期」ということで絶妙に水着のデザインがイモっぽかったりするのだが、それも含めてロリっこたちに着せる分には味わいがある。ただ、いうて一座の面々はそこまでロリロリしいキャラはいないんだよな(……団長?)。筆頭が瑞佳のはずなんだけど、割と丁寧におっぱいはある描写になってたし。ふむ、そのあたりから青少年の労働法規に対する目配せをしているのかもしれません。

 などという下世話な話はさておき、今回のセンターは奇術師の吾野伊万里ちゃん。大人組を除けば、以前から一番瑞佳に対して親切に接してくれていたこの団のオアシスみたいな存在である(まぁ、瑞佳は邪険にされてもさっぱり効いてないので優しくされるありがたみもあんまりないのだが)。しかし残念ながら手品の方はそこまでパッとするものではなく、1話で瑞佳からずけずけとダメ出しされてたのはみんなと同じ。前回の公演でもミスしてたと自己申告があり、空中ブランコと違って演目の中では足を引っ張り気味である。

 そんな彼女をセンターに置いての物語は、幼馴染の五十土(いかづち)五十鈴との関係性。どうやら今作におけるひまわりサーカスの陣容は完全なる「バディもの」になっており、その証拠に公式ページにもわざわざ「ペアビジュアル」という別枠のイラストレーションが用意されている。ここまでで明らかになったのは先週の雫×スヴェトラーナ、あまりにあからさまな「瑞佳×桜翔」の2組で、まぁ、ふつーに考えれば双子はそこで完結なので大人組(団長×経理の間宮さん)を組ませると、自動的に残るのがこの「奇術師×曲芸師」のペアであった。これまであんまり積極的にバディっぽさを出してた印象はないのだが、今回の一件でめでたく綺麗に収まった。まぁ、幼馴染としてのエピソードはだいぶやっつけ臭かったのであんまりペアとしての旨味は感じなかったんだけどさ。

 おそらく、今回は伊万里の掘り下げ回の皮を被ったポンコツ桜翔さんの振り回し回である。というか、今後のエピソードは全てが桜翔さんに波及し、それが必然的に瑞佳につながる構成になると思われる。回を増すごとにポンコツ風味が強くなっていく桜翔。焦らしが長いせいか瑞佳に対する一方的かつ熱烈な感情は積もりに積もっており、もはや恋人を超えて新妻レベルの接し方。ちょっと他の女と絡んだだけで目くじら立て始めたのでだいぶ末期症状である。そして、そんな桜翔の猛アピールも全部自分の都合のいい材料として利用する女・瑞佳。まぁ、そうしてないがしろにするから、いっつも最後は因果おほぉオチになるんですけどね。そりゃま、てめぇで桜翔にタダ働きさせてるんだから、自分が同じ境遇に置かれて逃げられるわけもないのよな。

 最終的には伊万里と五十鈴の仲直りってことでお話は終わったのだが、これって伊万里のレベルアップイベントにもなっていたということなのかしら。おそらく彼女の属性は「血統の影響もあって実際は優れたマジシャンなのに、極度のあがり症だから実力が発揮できない」っていう設定だと思うのよね。あんだけ場数踏んでてまだ慣れてないってのはエンターテイナーとしては割と致命的だとは思うのだが、もしかしたら一座の連中があまりの伊万里可愛いさに甘やかしていただけなのかもしれない。銭ゲバ瑞佳さんの容赦ないスパルタ特訓を経て、少しは肝っ玉がでかくなればいいのだけど。……そういや今回のお話で五十鈴の方は別に成長要素ないんだよな……別枠でお当番回がないとしたら、前回のスヴェトラーナに続いてあんまいいポジションではないな。

 追伸:そのスヴェトラーナさん(と雫さん)、爛れた大人の関係で軽くひとネタ、みたいなブッ込まれ方してたけど、同じ一座にいる人間たちからしたらすげぇめんどくせぇ話にならんかな。夜通しいちゃつかれてたりしたらたまらんぞ。

 

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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