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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
「ナカノヒトゲノム【実況中】」 3→3 「俺は何を見せられているんだろう……」って思い続けて1クール。気づけば終わっていた1クール。うん、まぁ、求めていた方向性が僕の考えるものとズレてただけなんだろうね……。 デスゲーム設定は嫌いじゃないと再三言っている。何かしらルールを設定した中に突然放り込まれて、智謀知略で戦っていくお話というのは好みだし、それこそ「バトルロワイヤル」みたいな友情や愛情、策謀と裏切りに満ちたドラマだって好きですよ。最初に設定を説明された時点では、きっとそういう作品の1つなのだろうと思って見始めたのに、1話目の時点ですでにそれが裏切られていたっていう。まぁ、その時点で視聴姿勢の方向転換すれば受容体制も整えられたと思うんですが、問題は、「じゃ、これって何を目指したアニメなの?」っていうのが分からなかったことである。 いや、マジでこれ何がしたかったんだろう。タイトルからすると「ナカノヒト」であるから、いわゆるゲーム実況の面白さやつまらなさがテーマになっているはずだ。しかし残念ながら、今作においてプレイヤーたちが「実況している」と感じる瞬間は1秒たりともない。みんなして単に訳のわからない事態に巻き込まれ、その場その場で生き残るための方策を考えているだけ。外に「視聴者」の存在があることなど考えている様子はない。「いや、でもビュアー数が伸びることが目標って言われてるし」と設定を思い出してみるも。ここが一番の謎。もし我々視聴者と異なったメタレベルで、今作のドタバタを「見ている」ビュアーがいるとして、どう考えてもこのコンテンツは面白くなさそうである。だって俺が見て面白くないんだもの。何してるかわからんもの。なんで視聴数が伸びるんだよ。その視聴者数だって、毎週最後にカウンターが回るところでちょっと意識されるぐらいで、そのカウンターが何を基準に回っているのかも一切説明がない。ゲームの内容が何であれカウンターは回るし、出場者の行動に左右されるとは思えない。「人気ゲーム実況者」という設定がここでは1ミリも関係しない。 それじゃ、もう開き直ってゲームそのものを楽しむ頭脳戦バトルアニメとして楽しめばいい。しかし残念ながら、ゲームで何をやりたいのかがさっぱりわからない。ルールもわからないし、目的も楽しみ方も分からない。「どう考えてもこんなん実況して面白くなるわけないやん」という取ってつけたようなルールのイベントが散逸的に展開されるのみで、そこに頭脳を使う余地もないし、そもそもルールがよくわかってないので見てる方も何が起こっているのかよく分からない。ありとあらゆる事象が「よく分からない」なのである。想定される全ての面白みが抜き取られたような、虚無のアニメである。 まぁ、そんな中で一応眼目としては「個性的な若者たちが次第に打ち解け、友情を育んでいく」というドラマ部分が一番みるべき点になっているだろう。キャラのどこかを好きになれれば、もしかしたらそういう方向性だけは楽しむことができるようになるかもしれない。まぁ、残念ながら私はそうなれなかっただけで。一応ナカノヒト補正もあってユズさんは割と好きなキャラではあるんだけどね。 SILVER LINK+大沼さんというお約束の座組みなので画面に馴染みはあるのだが、今回は作画力も並だし、演出もパッとせず。面白みは感じられなかったのだが、単にエネルギー不足だったのか、こちらの受け取り方が変わってしまったのかはよくわかりません。結論:アルパカよりキリンの方が強そう。 PR 「荒ぶる季節の乙女どもよ。」 6→7 大好きな15ページだった。特別枠のシンフォギアを分けると、個人的に今期はこれがベスト(の中の1つ)です。本当はもう1点加点するつもりだったのだが、さすがにあの5話近辺の作画は褒められたものではないので減点している。これで制作状態が完璧だったら、もう、ピンズドで私の中へ。 結局ね、好きなんですよ、岡田麿里の作風が。芸風が。彼女の脚本の妙味は「絶妙に使いこなしているおっさんが中にいる」感じなんです。男だから女だからとかいうとセンシティブな時代になってしまっているが、それでも「男にしかできないこと」「女にしか作れないもの」が世の中に存在しているのは間違いない事実。そして、彼女のセンスは、どうあがいても男には届き得ないものになっている。質感というか、肉感というか、やはり経験するというのは最大の武器になるもので、彼女が実際にどんな青春時代を送ったかは(再現ドラマでしか)知らないが、それでも我々男連中よりは、和紗たちに近い思考を辿ったこともあるだろう。そうした「女子高生の生の中」が見え隠れするような、どこか犯罪的な匂いがまずもって上手い。そして、それだけだと男というのはドン引きしてしまう可能性もあるのがわがままなところなのだが、彼女はそこでうまく手綱を握る。自分の中のおっさんを覗かせてくれる。そこで「男が見たい図」へとくるりと翻して、「生っぽさ」と「萌え」を接続させるのである。秘密を盗み見ているようであり、それでもどこか「オタクアニメ」の極致であり。そういうバランス感っていうのは、本当に岡田麿里オリジナルなんじゃなかろうか。 そして今作の場合、そうしたテーマ設定が「This is Mary」だったことに加えて、おそらく原作漫画の時点で生み出されている絵の良さもあるんじゃなかろうか。どのキャラも余すことなく個性を出し尽くしているキワモノ揃いなのに、みんなしてちゃんと可愛いという。主人公の和紗がふと眉ぱっつんのくせにめちゃくちゃ可愛いのは反則クラスだが(残念ながら、よりもいのキマリに一足先にこの魅力はさらわれてしまったが)、初見では「どないやねんこいつ」と思っていたひと葉にしろ部長にしろ、これが最終話では見事に可愛い女子高生に成り上がっている。最初から輝いていた菅原氏に至っては、むしろ転げることで人の身に墜ちて可愛くなるという神業である。1人1人の心情を舐め回すように追いかけたからこそ得られる圧倒的な「萌え」の成分は、おそらくキャラデザや各シーンの構図の取り方など、視覚的な要素が大きく効果を発揮した部分である。いちいちスカートの翻し方とか、太ももの覗かせ方がズルいのよ。そりゃ「性」がテーマの作品なんだからそういうところで手を抜かないのは当然の心構えではあるのだが、言うは易く行うに難い。キャラの心情がしっかり見えて、あけすけな表情の全てが「可愛い」につながるというのは、並々ならぬ苦心の果てに得られる成果であろう。 こうしたあけすけな可愛らしさが得られる理由は色々と挙げられるだろうが、今作で注目したいのはどこか妄想とも言い切れない近しさじゃなかろうか。結局、男女の悩み、性の悩みってのは誰しも一度は抱えたことがある人類普遍のテーマであって、それをどこまで自分の身に近づけて考えられるかってのも熱量の差が出てくる部分だと思う。今作は岡田麿里作品にしては珍しく、作中に一切ファンタジー要素がない。幽霊もいないし不老不死もない。あくまでも「普通の女子高生」を描いており、普段以上に「あぁ、そういう気持ちって……なぁ……」みたいな身をよじるようなもどかしさが肉薄してくる。その中で最終回の「色鬼」みたいに「なんじゃそら」っていう突飛なものも出てくるし、「ヤろうと思ったら三枝の鼻毛が気になってしょうがなかった」みたいなどうしようもなく身近な要素も出てくる。そうして右に左に揺さぶられることで、我々は「フィクショナル女子高生」に埋没していけるのである。 そうして作り上げられた偏執的な岡田麿里の世界を、しっかりと構築してくれた安藤監督には改めて賛辞を送りたい。よかった、信じていて本当によかった。そして、当然のことながら大役を果たしたのは制作スタッフだけでなく、キャストの皆々様も。本当に無駄弾が1つも無い布陣なんだよなぁ。むしろ割とキャラが読みやすかった菅原氏あたりの方が演技プランとしては楽だったんじゃないかと思えるようなヘヴィな役どころばかりで、みんなしてどれだけ入り込んでいたかは想像するだけでも恐ろしい。とりえあず、MVPは素直に和紗役の河野ひよりで良いと思います。だって和紗可愛かったもの。こんなにキュンキュンさせられるラブコメもなかなか無いわよ(コメでいいのか?)。そして重篤なところを任される北宇治コンビとか、実は影の立役者だったかもしれない三枝役の咲野さんとか、本当に刺激が多い素敵ワールドでございました。 結論:エロい女子高生を大切にしていこう。 「ビジネスフィッシュ」 4→4 いや、もうだいぶ前に事実上終わってたんだけどさ。まさか6話構成だったとはね。折り返してからずっと番組名が「話数+」の表記になってて、単にエンディングが変更になっただけの再放送だった。「どっかからまた新作やるんかなぁ」と思って最後までチェックしてたらそんなこともなく終了。まぁ、もともとそういうコンセプトだったのね。 ぶっちゃけ、当初の印象よりも割と好きになった作品ではある。「これ、単に主人公が魚っていうだけでネタが続くの?」って思ってたけど、思ったよりも「社会人ストレスあるある」みたいな展開でサラリーマンの日常アニメとしての広がりを見せ、その上できちんと「主人公が魚」要素は話の本筋にも関わっていたので、このアニメならではの楽しみがあったのは間違いない。タイの鬱陶しさもどこか憎めないところがあるし、一応真面目なタイプの人間ではあるのでたまに応援したくなるような場面もあったり。結局最後まで見てると「もしかしてこの中で一番の常識人って海野なのでは……」ってなってくるのがちょっと面白いところだった。 とはいえ、やっぱり普段見てるアニメとは色々とカテゴリがずれてしまうのでうまく評するのは難しい。やっぱり、この手のCGのやつってアニメーションとしての面白みじゃなくなっちゃうんだよね。構成演出の影響力が小さくなっちゃうので、どっちかっていうと実写ドラマと同じ軸で評価する方があってるはず。それだとやっぱり「別に無かったら無いでいいかな……」くらいが落とし所。まぁ、もし続編が作られたら、その時にはまた見ようと思うけども。 「フルーツバスケット」 5→5 ひとまず前半戦終了。ここまでお疲れ様です。その頑張りを評すればもう1点あげてもいいんだけど、どうしてもそれって原作えこひいきになる気がするので、とりあえず現状維持の姿勢で。 良いアニメになっているのは間違いないこと。取り立てて派手な部分も無いし、毎週ドキドキしながら見守るような話題の作品でもないのだが、そりゃぁ20年前の作品を今更アニメにしてそんな展開が待っているはずもない(「どろろ」がおかしかっただけだ)。大切なのは、そこに「なんで掘り返したんや」という悪感情が生まれないということ。すごく申し訳ない言い方だが、マイナスの感情が芽生えないというそれだけで、本作は立派にその任を果たしている。 旧作も本作も、どちらも非常に原作愛に満ちた作品である。旧作はその愛情をドラマティックに彩り、限られた時間の中で最大限のものになることを目指した。放送時点で原作はまだまだ未完だったことを考えれば、当時のアニメ化としては満点の答えだった。そして今作は、分割4クールの尺を与えられ、「完全新作」として改めて原作をアニメにしていくことを求められた作品。余計なリビルドなど無しに、原作の持つメッセージをできる限り生のままでアニメに乗せる。巧拙の差ではなく、制作理念の差が出た結果の2作品である。原作が好きな人間だったら、どちらも「ちゃんとフルバがアニメになってる!」と喜ぶべきところだろう。そう考えると、やっぱり加点したいところだな。 そして後編に向けて、またキャストの配置が気になってくるわけで。今回は放送前に散々キャストがどーのこーのと盛り上がってた部分があり、さらに「杞紗たんのキャストが誰になろうが文句を言ってやる」と手ぐすね引いていたのに、よりによって「対俺用兵器」みたいなキャスティングにされたせいですごすごと尻尾を巻いて退散することになった。ありがとう。本当にありがとう。あと、個人的に律のキャスティングに笑ってしまったのでさらに一敗。依鈴が誰になるか気にしてたらさらに叩き込んできて2敗。繭ちゃんで3敗、真知で4敗。勝ち目無し。なんやこのスタッフ。残りのコマは紅野と公くらいかな……特に紅野はねぇ……魚ちゃんとの関係性があるから大事なところだよねぇ……。 「女子高生の無駄づかい」 6→7 僕を夢中にさせたいならどんなアニメを作ればいいか知ってるかな? そう、中の人荒ぶり作品だ。今作はそっち方向のホームラン本数が多かったのがとにかく素敵でな。メインにちー様と戸松を置いてる時点で、無限のエネルギーが発生しているじゃないか。 中の人ネタだけでも丸々一本分の記事になりそうなので割愛するが、とにかく何をみてても気持ちが良い作品だった。いや、時たま気持ち悪いシーンもあったが(むしろ多かったが)、それも含めて気持ちよかった。フル回転のギャグアニメでこんだけ楽しませてもらったのは何だか久しぶりな気がします。……って思って確認したら最近だと「わたてん」とかあったわ。まぁ、わたてんはだいぶテイスト違うけども。でも、もしかしたらどっかで繋がってる部分はあるのかも。基本はギャグで畳み掛けてくるのに、スパイス程度にいい話を混ぜ込んだり、女子×女子の関係性を匂わせてみたり。いや、でも正直ラス前のヲタの恋愛話はそこまでピンとこなかったんだよな。わたてんのラブ要素は結構がっつりボディに来たんだけどな。そうなると、やっぱり今作はギャグの力でここまでのエネルギー量になったということか。とんでもねぇ話である。 何が飛んできてもおかしくない芸風で、実際に「なんやねんそれ!」みたいなキレ芸も多かったのだが、どこまで計算してるか分からない底知れない恐怖感がある。だってさ、こんなタイトルの作品でまさか最終話に「タイトルの意義を回収する話」なんてやると思わないじゃん。別になくてもいいじゃん。でもやるんだよ。「あ、そゆこと?」っていうハズし方をわざわざやるんだよ。そういう「常に不意打ち」みたいな予測不可能な攻めのスタイルが本当に癖になる。今作は骨組みだけをみたら「学校でわちゃわちゃしてる個性強めの女の子集団のお話」なのだから「ひとりぼっちの○○生活」なんかと同じジャンルだったと思うのだが、ぼっちとこれでは全然破壊力が違うんだよな。ぼっちはコミュ障キャラを構築してしまえばあとはそこからの派生でルート取りしやすかったが、こっちは「ロリがいるぞ! ロリはこういうキャラだから!」って固めようとしたらそこにリリィの掛け算を叩き込んでくるし、「マジメは実際はバカだぞ!」と思わせておいて急激にガーリーな様子を見せてチャームしたりする。ヲタの恋愛話だって、ロボの友情話だって、「そんな話やるのぉ?」みたいな意外性がまず頭を殴ってきて、その上でいい話だったり、やっぱり変な話だったりするからこそフルスイングになっているのである。ただでさえさじ加減が難しいギャグ作品で、こんだけのものを積み重ねられたのは、本当にスタッフ一同の努力とセンスの賜物であろう。あとキャスト(しつこい)。 アニメってのは工夫と手間暇でなんぼでも見せ方があるということを改めて教えてくれる作品。あ、別に作画がひどかったとかいうわけじゃないよ。まぁ、特によくもないけど。パッショーネは高橋監督との関係性が密になってからハズレがないのだし、このまま専用スタジオになってしまえ。 「ギヴン」 6→6 最近、バンドアニメに対する判定が甘くないですかね? いや、そもそもバンドアニメなんてほとんど無いからええやろ(完)。 いや、割と好きでしたよ。1話目の感想が「上ノ山、実は良いやつなんちゃう?」で、最終話の感想は「上ノ山可愛すぎるやろ……」だった。上ノ山劇場。いや、でもギヴンの4人はそれぞれのキャラがちゃんと立ってて個別のエピソード観てても退屈しなかったしなぁ。 改めて言えば完全なるホモアニメである。そして、事あるごとにホモアニメについては「Not for me」と言う言葉で避けるようにしていたのだが、今作はそこそこfor me。これまでダメだったものと何が違うのかはよくわからない。過去のホモアニメでも、「だか1」みたいなギャグ(?)に吹っ切れた作品がOK(??)になるのは分かるけど、今作は割と真っ当なラブストーリーである。それが受け入れられたのは私の性質が変化したのだろうか。いや、でも冷静に考えるとホモアニメの中でも真っ当に恋愛ドラマにしようとしてた作品って案外少ない気もするな。ぱっと思い出せないもん。「ユーリ」とかもカテゴリが違うしなぁ。私が「受け付けない」って言ってた作品って、案外「ホモアニメ」じゃなくて「男性アイドルアニメ」が多かったのかも。大量のキャラが寄ってたかってだと目線が散って、ホモである意味がうやむやにされるんだよ。今作はそう言う部分はなくて、ちゃんとみんなして恋愛感情に正面から向き合ってるからドラマとして観ていられる。とりあえず、そういう落としどころにしておきましょう。 こういう世界ってのは不思議なもんで、基本的にホモはホモを呼び、作中の恋愛の大半がホモである。というか、ギヴンのメンバーは示し合わせたように全員ホモだった。ただ、おかげで最終的に上ノ山と真冬の関係についてもみんなの理解があって助かるし、必要以上に禁忌を匂わせるような要素もない。その辺りを一身に引き受けた真冬の恋愛が単なる同性愛であるがゆえのタブーみたいなものとは別次元の重さがあったので、そこから目線を逸らされたってのはあるかもしれない。改めて外からの視点で観て、「バンド内恋愛禁止って男同士でもダメなのか?」とか珍妙な疑問が出てくるあたりに、色々と想定外の刺激があったんじゃないかと思います。 演出方向もシリアスとコミカルのバランスが良く、個人的にはやっぱり「上ノ山かわいいやんけ」が一番強いのだが、苦労人のハルさんが放っておくとどんどん溜め込みながら、それでも大人として良い仕事をしてるのが格好良くて好きなところ。高校生から見た大学生やら社会人って、やっぱり頼りになる「大人」なのよね。ちゃんと男から見ても魅力的な男であれば、ホモアニメってそこまでハードル高くないのかも。まぁ、僕はノンケですけど(大事)。
なんかね、好かん。多分今期のなろうジャンルの中では一番好かん。多分純粋な品質だけで言ったらひどいってほどではないのだろうけども……なんつーか、作品のコンセプトが好かん。 結局、こんだけの話数を費やして言ってることは「ラティナかわいい」だけなのよね。いや、他のなろう作品だって「オレツエー」しか言ってないって見方もあるが、話はそんな簡単じゃなくて。今作の場合、すべての要素をとにかく「ラティナかわいい」に収束させる必要がある。というか、世界の全てが「ラティナかわいい」を表現するために作られている。それはそれでいいんですよ。キャラ萌えってのはアニメの大切な文化の1つだし、とにかくたった1人の「かわいい」を磨き上げるために作品を作るって意味じゃ、すでに取り上げた「手品先輩」だって(形はだいぶ違うけど)同じコンセプトだとまとめることもできる。たださ、そうやって「かわいい」を作りたいなら、出来れば作品全体を有意味なものにしてくれよ。 だって、何をやってもしこりんとか周りの人が「ラティナはかわいいなぁ」って言っちゃうんだよ? それをいうのは作中のあんたらじゃない、我々視聴者の役割だ。作中ではどれだけ阿漕なことをしようが、周りの人間に媚を売ろうが構わないが、最終的にそれが可愛いかをどうかを判断するのは、我々の仕事だ。それを、有無を言わさず作品全体で「ラティナは可愛いのです、なぜなら、ラティナは可愛いからです」って押し付けてくるのはどうなの。多分、それが好かん。おそらく1話あたりの「可愛い」という言葉の出現数が史上最多の作品なんじゃなかろうか。それくらい「可愛い」という言説で埋め尽くされており、「そんなに言わなくてもわかったから!」と耳を塞ぎたくなってしまうのである。可愛いものは黙って見ていても可愛いのだから、余計なデコレーションで鑑賞を阻害しないでくれ。 あとはまぁ、「魔王関係ないやん」「なんならラティナが魔族の子であることもあんま関係ないやん」などなどの文句もありますが、その辺は「何が悪いの?」と言われたら、「いや、悪くはないけど」と言うしかないところなので良しとします。今期は同様にして魔王も関係なしに(なんなら魔王のくせに)レジャーランドの建設に夢中だったやつもいるし、ファンタジー世界だからって必ずファンタジックなことをする必要はないのです。でも、やっぱりそれならなおさら「なんでわざわざこの作品で幼女を愛でる必要があるの?」ということにもなってしまうわけで、異世界に行かずとも、僕らは幼女を愛でるアニメを楽しむことができるのです。「可愛い系イベント」に異世界的なオリジナリティが一切絡まず「幼女がこういうことしてれば可愛いんでしょ」というテンプレの蓄積だけで構築されてるあたり、作者はむしろ幼女に興味がないんじゃなかろうか。 もっと魂のこもったロリコンをぶつけてこい。あ、いや、別にいいです。 「彼方のアストラ」 6→6 良い作品でしたね。なんかラスト近辺でTwitter界隈がわちゃわちゃして変な印象もついてしまったが、まぁ、それだけの話題性を持った作品だったとプラスに捉えることもできるでしょうよ。 そんな話題になってしまったので今作の「SF」という部分に触れるのは若干おっかないのだが、個人的にはやっぱりSFって言われるとこれでいいんじゃないのかなぁ、と思ってる。もっと厳密に言うなら「ジャンプで連載するSF漫画」はこれでいいと思ってる。確かに「あれ?」って思う部分は多々あるのだが、そんなん言い始めたらドラゴンボールにも突っ込まなきゃいけなくなるわけで、その辺りの「どこまでをチェックしてどこから寛容になるか」っていうのは本当に個人の裁量によるところが大きいのでね。今作の場合、多少の整合性や説得力を犠牲にしようとも、「少年漫画としての盛り上がりや展開のキレ」」を優先させているというのだったら文句のでようもない。まぁ、個人的にはそこまで気になる部分もなかったしな。 そうした取捨選択がさらに際立ったのが今回のアニメ化だったんじゃなかろうか。原作よりもさらに時間的な制約がキツくなったために色々とカットされた部分はあるはずだが(ぶっちゃけ原作は1回通読しただけなので何がカットされたかはよく覚えてないが)、そうして「減ってる」ことをあまり感じさせない構成での展開はかなり満足いくものだった。常々安藤監督の妙味は時間と空間の「間」の埋め方だと評してきたが、今作のようにモノローグが増えて情報量の多い作品は、まさにそうした演出が活きる作風だったということだろう。ぶっちゃけ、放送が始まった時には「流石に1クールでまとまるとは思えないし2クールやるんかなぁ」と思ってすらいたのだが、これが見事に1クールにまとまっている。ほぼ必要な要素を拾いきり、その上で「なんか詰め込みだったな」という印象をなるべく与えないようにして進めた構成力だけでも、今作はアニメ作品として評価されるべきものだろう。 強いて難を挙げるなら、どうしてもメインのネタをしっかり説明しなきゃいけないという条件があるため、割とあっさりしてたのがそれぞれの惑星探索に費やすアドバンチャーパートだったことだろうか。「未知の惑星を手探りで開拓しながら食料を探して、生態系のデータをまとめていくよ」みたいなフレーバーは今作の楽しみの1つだったのだが、残念ながらアニメで描くべき要素としては優先度が低く、序盤にちょろっと描いて以降はそこがメインのエピソードはあまり無かった。ただまぁ、それは本当に「あればもっと嬉しかった」という要素であって、そこが削ぎ落とされるのは構成上ベストアンサーだということは理解できるし、観ていて不足に感じるということもほとんど無かったのだ。やはり、脚本構成の段階できっちり詰めきっていたということなのだろう。 あとはまぁ、映像部分も終始安定していたし、ギャグの挟み方のテンポも良い。監督はもうちょっとのんびりした見せ方の方が得意なんじゃないかな、って勝手に思っていたのだが、むしろ普段の構成がかっちりと止め絵で展開されて時間的に余裕を持たせている分、篠原ギャグの畳み掛けるような部分が引き立つっていう旨味が出てた気がしますね。アリエスの聞き間違えネタとか、普通にやるとサムそうな部分も多いしね。 そして何と言ってもキャストのお話。今作のメインキャストはほぼ全員が指名だったとのことで、そりゃま、安定したクルーが構築されるのも当然のこと。みんなしてキャラにハマっていたので減点要素が一切ないのだが、やはりそこから引っ張り上げるとしたらキャプテンを務めた細谷君の力が大きいだろう。最初は「カナタが細谷って、ちょっと声が強すぎひん?」と懸念していたのだが、この強さとポンコツさのミスマッチ感を完全に体得しているのは、まるで鏡写しのようにカナタの特性を持ち合わせる細谷ならではのお仕事。水瀬いのりが楽しげに「何と言っても座長が細谷さんですからね! ……まぁ色々と心配なんですけど」って打ち明けてたのが全てを物語っている気がする。一回り若手の女の子に遠慮無しに心配される細谷君、さすがやで。 あと、最後に気づいたんだけど「彼方のアストラ」って「ヒカルの碁」とか「将太の寿司」と同じ構造になってたんだな。いや、だからなんだって言われても困るけど。
「ダンベル何キロ持てる?」 6→6 なんとも珍妙な作品であった。何が面白いかと言われると難しい。難しいんだけどなんか気になる。今期話題性第1位だった作品は、渋く立ち回った技巧派アニメだ。 冷静にみると、本当にワンパターンの極みなんだよ。筋トレアニメなんてものはおよそ成立するに足る要素があるとは思えず、毎回愚直に「今日はここを鍛えよう」からの筋肉講座に入る流れは、オタクアニメには向かないNHK通信講座の趣き。そんなもんが受け入れられるものかと思いきや、そこに至るまでのどこかシュールなギャグベースのシナリオのせいで、毎回苦もなくこれを見ることができる。むしろ気づけば30分などあっという間で「さて、今週はなんで面白かったんだろうか」と首を捻るばかりである。やっぱりこういうのって地道にギャグを重ねる構成力の妙なのだろうか。如何せんこちとら不勉強なので、具体的に何が見どころになったのかを説明することができないのだけれど。考えてみれば監督の山崎みつえは「月刊少女野崎くん」の監督でもあり、あちらも「なんかベタだったのにやたら面白い」という似たような感想を持った作品だった。今作と「野崎くん」じゃぁギャグの方向性も持ち味も全然違うと思うのだが、なぜこうして不思議と惹かれるものがあるのだろうか。 今作の場合、あけすけに言ってしまえば牽引力になるのはギャグとエロである。エロの部分は動画工房によるフェティシズム溢れる「筋トレエロ」の見せ場が適宜挟まれ、そこに健康美とでもいうべき魅力が表れる。……まぁ、ひびきの場合は遠慮なく余計なお肉もついていたはずだが……キャラクターが総じて肉を胸に引っ張り上げる才能を持っており、食べようが筋トレしようがおっぱいは常に自己主張を続けてるってのは強かったな。同じような筋トレ女子会でも、それぞれにモチベーションが異なり、(だいぶアレな)理念を持って動いているところも「筋トレ」「ギャグ」「エロ」の三方向に魅力をつなげる要因になっていただろうか。キャラとして際立っていたのは朱美だろうが、多分今作で好感度調査をしたら一番上にくるのはおそらくひびきだろう。やっぱり、ああやって欲望に忠実に食べて、遊んでいる女子というのは魅力的にうつるもんである。ひびきの場合は欲望の方向性がわかりやすく、その質量も半端じゃ無いのが立派な個性。まさかおバカ色黒ギャル(?)キャラがアニメで天下を取る日が来ようとは。今期の女子高生アニメ、多方面に飛びすぎて新時代って感じがして良いですね。なお、私のお気に入りはどっちかっていうと先生トリオだった模様(ラストにおねーちゃんを加えた呑んだくれカルテットほんと好き(特に声が))。 まぁ、ぐちゃぐちゃと理屈は考えてみたが、とにかく賑やかで楽しかったということがわかれば充分。これで同時期の「ケンガンアシュラ」と合わせて楽しめればベストだったのだろうが、私はそれができなかったのでできる人はぜひどうぞ。今後は、アニメも筋力勝負の時代になるかもしれませんよ。お願いマッスル。 |
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Thraxi
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男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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