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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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B-PROJECT〜鼓動*アンビシャス〜」 5→4

 夜叉丸さぁぁぁぁあぁあああん!! なんだこれ?! これまでの何もかもが最終回でぶっ飛んだぞ。え? ……どゆこと?

 いやぁ、ものすごい作品になりましたよ。某漫画家の格言に「名作の条件は最終回でコケること」ってのがあるが、こけるなんてもんじゃない。足を滑らせたそのままの勢いで成層圏の彼方へと消え去ったようなもんだ。えぇええ……。結局今作は何が描きたかったんでしょうね。

 最終話を除いて考えるなら、それなりに普通のアイドルアニメの枠内に収まっていたと思う。メンバーが10人ってのは相変わらずちょっと多いのでなかなか1人1人の掘り下げが出来てなかったのだが、元々この1クールで終わってしまうような作品でもなかろうし、今回は一部のキャラ関係を掘り下げるだけでいいんだろう、と思っていたのだが……この最終回で全ての雲行きが怪しくなってきたぞ。いや、笑ったけどね。変な笑いしかでなかったけどね。

 わざわざ夜叉丸さんを闇堕ちさせてまで描きたかったことは、「何があってもメンバーはつばさちゃんが大好きなんだよ」ってことなんだろう。中心にいるヒロインに対してメンバー全員が並々ならぬ愛情と信頼を注ぎ、その愛情のために全てをなげうってくれる。「うたプリ」と似たようなデザインだが、その「信頼」を示すのがラストの移籍騒動の目的だ。もちろん、そういうプロットがあってもいいし、割とベタな設定と言える。でも、そこでなんでわざわざこれまで積み重ねてきた夜叉丸さんへの信頼をぶっ壊してしまったのか……。正直、俺なんか「作中のキャラで一番好きなのは?」って聞かれたら「夜叉丸さん」って答えそうなくらいだったのに。彼、頑張ってたし。いいこと言ってたし、つばさちゃんにとってもいい先輩だったし、時にはボケてもくれたし、CV鳥ちゃんだし。……そうかー、CV鳥ちゃんは反逆の伏線だったのかー。えぇーー。

 この訳の分からない「反逆の夜叉丸」を描きたいがために、最終話は訳の分からない結果になってしまった。ラストにメンバーたちが選択したのはつばさちゃんだったわけだが、こんだけのゴタゴタを引き起こして、わがままで上の決定を蹴り、様々な企画を台無しにしたBプロがこの先芸能界で生きていけるのだろうか。有能な夜叉丸さんは(何故か全く分からないが)つばさちゃんの家系を憎んでおり、Bプロがつばさちゃんの尻を追いかけている限りは敵に回るはずだ。そりゃもう、悪魔でもなんでも召喚出来る勢いだ。そんな状況下で、Bプロの面々は女の子とイチャイチャしてるだけでいいのだろうか。次のシーズンでは「悪魔に取り憑かれた夜叉丸を救え!」みたいなミッションにでもなるのだろうか。もう、何もかもがカオスの中だ。

 うーむ、ある意味とても斬新な展開ではあるが……何がやりたいんですかね。西川さん、何とかして下さいよ。

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Rewrite」 3→4

 色々だまされてる感はあるものの、どっちかっていうと作品自体よりも己の視聴体制についての反省を促される作品。

 訳は分からない。現時点でもあんまり分かってない。これは最序盤からすでに横目で見る視聴体制だったためで、ここまで世界観がぐるんぐるん裏返る物語を、適当な視聴で把握できる訳がない。ただ、一応言い訳をしておくと、1話目の「訳のわからなさ」はやっぱり作ってる方にも責任があったと思うので、私の初期対応の遅れを招いたのは制作側だと思いたい。私は(そんなに)悪くない。

 では、何を反省しなきゃいけないかというと、これがやっぱり視聴体制なのである。私のモットーは「右から来たアニメを左に受け流す」である。なるべくフラットに、初めて接するアニメについて先入観を持たず、ただその中身から「観るor 観ない」を決めたいというのが動機で、出来る限り目の前にあるものだけを手掛かりにしたいと思っている。しかし、それってとても疲れる見方なのだ。人間が何故先入観なんてものを持つかといえば、「同じようなものは同じように対処出来る」という省エネ思想から産みだされた一種の順応であり、全ての事象を「初めて見るもの」と捉えていては、外界把握が追いつかないからである。先入観は、効率的に物事に対処するための生物としてまっとうな反応なのだ。

 このアニメを見始める時に「訳が分からない」と断じてしかめ面をしてしまったことについては、上述の通りに制作側の責任もあろうが、どうにも、「Key作品ってのは大体こういう作品であろうから、その物差しに当てはめると訳が分からない」だった気がする。全ての前提を取り除き、あらゆる情報を均等に扱っていれば、もう少し「このアニメの正しい対処」を考えられたような気がする。そう、やっぱり初期対応の遅れは私にも責任があった。だからこそ、反省している。ここまでが前置きだ。

 一体なんの話をしているのかというと、この作品は「あまり既存のKey作品らしくなかったから、何を焦点に見たらいいかがよく分からなかった」という話。誤解を恐れずものすごく端折って書くなら、「学園ラブコメだと決めつけて観てたらセカイ系バトルだった」というズレ。1話目で「セカイ系バトル」としてのヒント(というか答え)はちりばめられていたはずなのに、そうした要素を初見でノイズとして無視してしまい、「それはそれとして学園ものだろ」と勝手な解釈をしてしまった。おかげで視聴モチベーションが上がらず、情報の取得をおろそかにした。その結果、本腰が入り始めた中盤以降に世界の転化についていけずにオロオロしてしまったのだ。これは流石に私が悪いと反省せざるを得ない。あくまで今回は「1クール目」であるが、最終回の形を見る限り、制作陣はきちんとこのゴールを見据えてプロットをしいていたわけだし、いくらか窮屈な印象こそあるものの、おそらく物語としては成立していた。

 そして、今作はずっと見れば見るほどに「嫌いじゃなくなる」傾向にもあった。普通ならこういうタイプの主人公はあまり受け付けないはずなのだが、ヒロイン勢との会話の作り方のおかげなのだろうか、あんまり嫌悪感もなかったし、阿漕なヒロインの置き方も、物語の本筋が見えるにつれて「無茶苦茶やんけ」と「なんか放っておけないやんけ」が混在することになった。1話目で不安視していた映像面についても、こういう「世界」の物語であるなら、違和感のあるクリーチャー描写にも意味があり、この形で表現することをハナから狙っていたのだということが分かる。全部、ちゃんと計算尽くでの「訳のわからなさ」だったのだ。

 うーむ、これ、2期が始まる前にこの「書き直す前」の物語はもう一回観ておかなきゃいけない気がする……。以上、番組の感想文というよりも、個人的な反省文でした。

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「食戟のソーマ 弐ノ皿」 5→5

 いい幕引きだったんじゃないでしょうか。開始時にはどの辺で終わるのか想像がつかなかったが、なるほど、スタジエールの終了までなら何となくこれで締まった感があるのね。まぁ、主人公が負けっぱなしで終わったことになるが……原作の方でもまだ「勝った」わけではないしな。

 個人的には1期より2期の方が楽しめた気がする。まぁ、話数のほとんどをトーナメントに費やしていたおかげで観やすかった、ってのが大きいとは思うが。特に、個人的には本作の中でもベストキャラに推したい美作の活躍があったのでね。あのあたりのストーリーはいかにもジャンプのバトルものらしいので割と好き。逆に、決勝の三つ巴は何が理由で勝ち負けがついてるかが全然ピンと来ないからあんまり好きじゃない。結局、「より重い過去話で勝負したヤツが勝ち」だからな。ただ、原作だと今度葉山が負けそうなんだけどね。ソーマはあっさり葉山を倒してしまっていいものなんだろうか。

 ラストのスタジエールについても、ぶっちゃけ原作だと「あんだけトーナメントとかで盛り上がった後に今更現場での小間使いされてもなぁ」と思っていたところだったのだが、アニメ最終話に持ってくると「主人公チームのレベルアップイベント」としての側面が見やすくなり、割とすっきりしたデザインになった気がする。ぽっと出の四宮チームの面々にも声がついて割とキャラ立ちしたことは大きいかな。四宮が「お粗末だな」っていうとどうしても声のせいで「お前カラ松やんけ」って思うのは置いとくとして。

 これでしばらくアニメの続編は作られないだろうが、割ときっちりアニメとして成立してたし、同じクオリティが維持出来るなら、また3期4期と続いていくことになるのかな。最近原作の方では少しずつ肉魅がヒロイン度数を上げてきてるし、肉魅派としては彼女が一本立ち出来るまではアニメで支えてあげてほしい。あと、えりな様(の中の人)がちゃんと回復して復帰出来るように祈っている。

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「この美術部には問題がある!」 5→6

 宇佐美さんはいつだって可愛いんだよ!

 宇佐美さんをひたすら愛でるだけの作品。ほんと、小澤亜李ヒロインの破壊力はなんで毎度毎度こうも高いのだろうか。今作は「美術部」を意識してなのかどうか、割とビビッドで分かりやすい色遣いのデザインになっており、ほわほわした雰囲気がうけやすい最近の「萌えアニメ」の中ではやや異質な気すらするのだが、このデザインでも宇佐美さんがガッツリ可愛いのは非常に大きい。デザインだけでなく、彼女が割と積極的で、内巻にしっかりと狙いを定めて隙をうかがっている貪欲さも、彼女の可愛らしさを引き立てている大きな要因の1つだろう。千代ちゃんといい宇佐美さんといい、この声のヒロインは本当に積極的だし、たまに変態入るし、パンツは縞パンだし、最高じゃねぇか。

 内巻の野郎はこんな素敵なヒロインに一切なびかないあたりは流石のアニメ主人公だが、しかしまぁ、一貫した態度はキャラとして成立しているし、「宇佐美さんの可愛いところをひたすら引き出すマシン」だと思えば至極有能。何事にもフラットにつきあえる彼の才能あってこその美術部である。そこにやってくるのは、黄金の輝きを放つロリ系すみぺキャラのコレット、中二病台詞もしっかりハマる奈央坊ボイスの伊万莉ちゃん、そしてこの声で巨乳は珍しいんじゃないか、立花先生。どのキャラも規準値以上の「可愛らしさ」を保持しているのでヒロインの権利を持っている。キャラいじりのみを目的とした日常系部活アニメのセッティングとして満点の出来である。

 まぁ、あとは何となくダラダラやってればそれで文句無いです。すれ違いギャグだけではなくて「コレさんぽ」みたいなほのぼのした回もあるし、学園祭のお話みたいなまっとうな青春を見せてくれることも。もちろん、クライマックスは宇佐美さんと内巻の関係性で盛り上がり、宇佐美さんの顔真っ赤エピソードで綺麗に着地。恋する女の子は可愛いですね。

 なんか「可愛い」しか言ってないけど、まぁ、それでいい作品だったんじゃないかね。また原作ストックが溜まったらゆるゆる2期目をやってほしいところ。

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「美男高校地球防衛部LOVE!LOVE!」 5→5

 今期一番の風呂アニメだよ! いや、「アンジュヴィエルジュ」とは双璧を成すかもしれないが。そして、こっちは全然嬉しくないが。ラストをウォンバットとの入浴シーンで締めだったのは心得てるよな(俵山先生は置いとくとして)。まさかの「大江戸温泉物語」との謎コラボ実現とか、想定してない方向に羽ばたいている作品。

 まぁ、「ちゃんと2期目してたよ」というだけで後は大して語るべき部分もない。元々ターゲット層じゃないし、そこまで真剣に観るようなジャンルでもないのだ。正直「イタイタしいなぁ」と思いながら見ている部分もあるし、その上で「やっぱり高松作品だなぁ」と思う部分もあるし。全力投球でギャグやる部分より、ちょっと油断したときにフッと抜いたようなネタ回しの方が笑える部分は多いね。個人的に楽しかったのは、あれだけ鳴り物入りで生徒会チームが最終回カムバックを果たしたのに、結局何もしてねぇところ。まぁ、単に会長がいじられに来ただけなんだろうが。あとはダダチャとズンダーの掛け合い(一人芝居ともいう)とかも割と楽しいし。こういうのに拒否反応を示す男性視聴者は少なくないかもしれないけど、私はそれなりに楽しんで見てます。

 あと斬新だな、と思ったのはゲスト声優の使い回し。まさか1期と2期で同じようにして全然違うキャラの声を当てに来るとは思ってなかった。あとはまぁ、杉田で遊ぶところとかじゃないですかね。2期はゴーラの奪い合いという謎のプロットだったので、なんか「現場でみんなして杉田をいじり回している」みたいな図がイメージしやすかった。

 大体そんな感じ。

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「アンジュ・ヴィエルジュ」 5→6

 俺のチョロさが光って唸る。百合を愛でよと輝き叫ぶ。いいじゃない。闇堕ちだもの。

 というわけで、「これを楽しんでいると言ってしまって良いものか」と悩みながらも楽しかった作品。「百合」+「闇堕ち」+「少年漫画の王道ベタ展開」という、ピンポイントに私の好みのテイストを射抜いてくれた作品なので、薄目で遠くから見れば割としょうもない作品なんだろーなー、とか思いつつも満足してました。最終回のメンバー大集合のくだりなんて、あることは絶対に分かってるのにちょっと感動しちゃうしね。まぁ、サナギ姉妹が出てきたところだけ突然冷静になって「いや、お前らはいいや」って思ったけど。

 でもさ、今作のメインの設定って、やられてみればベタ中のベタなんだが、案外コロンブスの卵だと思うんだよね。その発想はありそうで無かったような。あったかもしれないけど誰もやらなかったような。まぁ、探せば類例はあるんだろうが。「カードゲーム原作なので、メインとなる敵キャラがハッキリしてません」「でも、ちゃんとバトルものとして1クールのまとまったストーリーを作ってください」という無茶な設定は、同じようにシナリオ構成が面倒臭いソシャゲアニメを数多クソアニメに仕立て上げてきた。「ディバインゲート」とか「Z/X IGNITON」とか「ラクエンロジック」とか「聖戦ケルベロス」とか。スタートもゴールも曖昧な中でどんなシナリオを作っていくかってのは結構な難題なのよね。

 そこで今作が採った手法は、「なんか分かんないけど、とりあえず味方キャラを全員洗脳して同士討ちさせれば敵キャラいらないっすよ」というもの。無茶苦茶には違いないのだが、これで「味方同士の友情物語」と「敵味方が争う因縁」を同時に処理出来るというファインプレー。あとは中心に天音という捕らわれのお姫様兼最終兵器を置き、回りに5つの世界と「壊されたら世界が崩壊してしまう5つの柱」を用意すれば、聖闘士星矢で海底の柱を倒しに行くようなルーティンが完成する。1つの世界に1つの物語。その世界の出身者が闇落ちした仲間を救いつつ、天音・紗夜との友情を深める小話を展開していく。うーむ、なんて見やすい設定なんだ。最後まで敵キャラの思惑なんてものはさっぱり分からないわけだが、そんなことはどうだっていいんだ。最終的にわだかまりを吐き出した女の子どうしが仲良くなり、風呂に入る。もう、それだけでいいじゃないか。

 幸い、今作はそこまで大きな作画崩れもなく、バトルものとしてそこそこ、百合ものとしてもそこそこの品質で提供。サナギ姉妹という一点に下世話なネタを集中させることで回りのメンバーたちの友情を相対的に清く見せるなんて消臭剤みたいな機能まで設置。見れば見るほど、何とも機能的なデザインだったのだ。まー、ここから2期なんて話はとても無さそうだし、余韻も名残も特にないので綺麗さっぱり忘れそうな気もするのだが、少なくとも見ている間は楽しかった。そういう作品があってもいいじゃない。

 中の人が充実していたのも大きな武器で、また1つ寿美菜子に代表役といえるものが出来たんじゃなかろうか。回りには相坂君やら立花理香やらと売り出し中の面々を置きつつも茅原実里・田村ゆかりといったベテラン(?)勢も存在感を見せている。そして91年組(寿・悠木世代)を中心にして脂ののった面々が遠慮なくイチャイチャする。うむ、ぱらいそ。

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「ラブライブ!サンシャイン!!」 6→6

 とりあえず序章の幕引き、といったところだろうか。語るべきポイントは多々あるだろうが、あくまで次作までの繋ぎということで、現時点では「まず良し」とする。いや、別に2期があるなんて一言もアナウンスされてないけど……無いわけないしな。

 前作は2期のアニメを通じて、最終的にはきっちりハマってしまったわけだが、思い返せば本格的に気に入りだしたのは2期に入ってからのこと。そして今作もそのあたりは同様である。現時点では、おそらく前作1期よりも良いが、まだまだドはまりしているというほどではない状況。人間関係がしっかり出来上がった今の状態でスタートする2期目こそが本番といえるだろう。どうしても1期は「結成の物語」になるのでやらなきゃいけないことが多いからねぇ。ちなみに、現時点での私的メンバーランキングは上から善子・花丸・曜。多分、今期前に出そうとねらっていたキャラがしっかりヒットしてる形なんじゃないかと思います。

 今作で良かった点をいくつかピックアップしていくと、まず、流石に2作目ということでシナリオのベースの作り方が非常に穏当になっていること。目標となるのはラブライブ本戦出場まで。それが見えているから尺にも余裕はあるし、「メンバー間の交流の物語」が一番の肝になることは分かっているわけで、前作で人気のあった要素をしっかりと踏襲し、それを基盤にしてストーリーを肉付けしている。前作1期では謎の小鳥ショックなんて現象が発生していたが、あれの問題は「シリアスが不必要」とかではなく、ああしたトラブルに陥るまでの小鳥の思考過程が理解しにくかったことだったのだ。今作でもきちんと「個人の事情に根ざしたシリアスな問題」は発生しているが、例えば梨子のピアノに対する姿勢の問題などは、きちんと梨子・千歌の2人の問題として取り扱い、わだかまり無く消化出来ている。しいてあげるなら3年生トリオの過去話から現状にいたるまでの展開はやや無理があった気もするが……まぁ、ひょっとしたらまだ何か3人にしか分からない事情を抱えているかもしれませんしね。個人的には花丸・ルビィ間の物語なんかはかなり気に入ったので、シナリオラインは全体的に「良かった」といえる。

 また、ライブシーンの演出なんかも個人的には割と好きなものが多かった。きっちりμ‘sとの差別化を図る方向でデザインされていて、もちろん良い部分は踏襲しつつ、新しくAqoursのテイストを導入しているのは好印象。個人的には6話の「夢で夜空を照らしたい」の演出はとても気に入ってます。あとはやっぱり最終話の本戦ライブでしょうかね。まぁ、その前の謎茶番は苦笑いもんだったけども。自由だな、ラブライブ本戦。

 そして、これは賛否起こっているようなのだが、本作におけるμ‘sの扱いについても、とてもいい置き所なんじゃないかと思っている。「μ‘sに頼りすぎ」みたいな論調も観た事があるが、実際に画面に出たことはほとんど無いのだし、キャラにスポットが当たったのは花丸回のときの凜だけ。千歌の人生設計に大きく影響を与えたと言う意味では重要度は高い存在だが、何しろ前作でμ‘sは完全にレジェンドになってしまっているのだ。この状況で、同じ世界観を持つ作品に一切μ‘sが出てこなかったらそれこそ嘘だろう。「μ‘sが成し遂げたこと」を前提としながら、後進がそれを追いかけ、乗り越える物語というのが、「2作目」として有るべき姿で、ベストな姿だと思う。ちゃんと念入りに作中の千歌の台詞を使って「μ‘sとは違うから、μ‘sを超えていく」と宣言しているのも抜け目ないし。まぁ、正直なところをいうなら、2期目では是非レジェンドとしてμ‘sメンバーには登場して欲しいところだが(ゴーカイジャーファン並の感想)。

 一応難点についてもあげておくと、個人的には3話は嫌い。まぁ、前作の「START:DASH」が良すぎたってのもあるんだろうけど。今作3話のエピソードだけは意味がわからんかった。そのあたりは「前作から完全に外れてもいけないけど、被らせちゃいけない」っていう制限がマイナスに働いてしまった部分かな。人間関係を構成するにしても、あまりμ‘sメンバーを想起させるような組み合わせを露骨にやってしまうと問題がある、ってことで、現時点では果南あたりの立ち位置がやや中途半端になってしまっているか。まぁ、3年生メンバーのパワーが最大になるのは2期も後半になってからですからね。未だに前作2期後半でののんたん株爆上げは私の中では伝説の1つ。あそこまでのホームランは多分飛ばないだろうけども。賢くて可愛かった前作の生徒会長に比べると、今作の生徒会長はただのバ……いや、なんでもない。

 まぁ、諸々ありつつも「楽しかったですね」と素直に言えるシリーズにはなってたんじゃなかろうか。2期目がもし始まるとして、その頃に私の中でキャラの順位がどう変わっていくのかは今から楽しみです。ちなみに中の人ランキングでいうと現時点では曜ちゃんの中の人が一番安心して聞けるかな。善子の中の人の危うさも割と楽しい。唯一難点はダイヤの中の人だが……まぁ、前作だって真姫・希というどでかい爆弾を2つも抱えながら何とか走りきったわけですから……。のんたんの中の人、最近はそれなりに安定してきて一安心です(リルリルフェアリルを見ながら)。

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「逆転裁判〜その『真実』、異議あり!〜」 5→4

 結果的には金田一とタイムボカンの間、という読売度数の高い番組の中継ぎみたいな立ち位置になった作品。これ、続きは製作されるんでしょうかね。

 毎度のことながら「ゲームのアニメ化って難しいよなぁ」ということがよく分かる結果に。この感覚、ダンガンロンパでも味わったヤツや、っていう。まぁ、あっちは地獄のような尺の短さが最大の害悪だったわけで、2クールでエピソード選択が可能だったこちらとは若干状況は違うのだが。同じ部分ってのは、「ゲームシステムの中で進行しないと意味が無い要素」が多すぎるのね。具体的には「自分で証拠を集める」とか「自分で論理を組み立てる」とか、そういうことをやるのがゲームの醍醐味だったのに対し、アニメは単にストーリーを追うだけになるので、証拠やとっかかりは全自動で配膳されていくし、「プレイヤーが悩む」という実体験をその世界観に落とし込むことが出来ないので、推理パート(法廷パート)は滞りなくサクサク進める以外の選択肢が無い。ゲーム実況動画を見るのともまた違ったレベルで無力感もあるし、ゲームシステムを取っ払ってシナリオラインを追うだけになってしまえば、ゲームで十全の意味を持っていたものの残滓しかそこには残っていない。

 本作の場合は特に「弁護側から推理ゲームを成立させる」という難題に挑んでいる関係上、ストーリーの不自然さはより際だつことになったのも大きく響いたところ。まぁ、ゲームやってる時点でも気になるといえば気になるのだが、「なんちゃって法廷」の無茶さ加減がゲームに比べて一切薄まらない。ゲームなら「システム的にしょうがない部分だよね」と思えるギミックの数々がアニメでは何の意味も持たないため、例えば「疑わしきは罰する」という恐ろしい法廷の違和感を浮き彫りにしたり、「検事と弁護士が仲良く裁判する」なんて茶番のアホらしさを増長させる。ネタとして割り切れればいいのだが、コメディの取り回しも基本的にゲームシステムを前提にしたものなので、アニメにしようとするとそこが浮いて見づらさが増す。アニメで種々の要素が空回っている様子を見るにつけ、原作ゲームは本当に綱渡りのようなさじ加減で成立したものなのか、と逆に感心する部分も多かった。

 これで映像部分がしっかりしてりゃ、アニメとしての付加価値もあるのだろうが……まぁ、この枠の番組の予算の取れなさはお馴染みだしね……。ただでさえ法廷の画ばっかりで画面が退屈になるのに、そこを演出で改善しようという意志が感じられない。どうもアニメとして新たな作品を作る、という目的意識でなく、原作の画を壊さずにコマとして繋げることで、とりあえず原作ファンの不満が出ないようにする、というのが最優先次項だったように思える。だったらゲームやればいいんじゃないのか。まぁ、やっぱりその辺も「ロンパ」と同じだね。「ロンパ」の時は直前でゲームをやってたこともあってファン目線から「原作はもっと面白いから」っていう補正を効かせていたのだが、本作の場合は随分昔の記憶しかないので、「こんなんちゃうなぁ」とただ退屈しただけだった。まぁ、あらすじを知らない人に見てもらうだけ、という目的なら達成していたとは思うが……。コレ見てゲームに手を出してみよう、って思った層はあんまりいないんじゃないかなぁ……。

 あ、でもメインのキャスト配置は割と良かったかな。元々真宵ちゃん目当てで見るはずだったんだけど、何故か最終的に一番ハマってたのは奈良徹の矢張だった。

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「境界のRINNE(第2シリーズ)」 5→5

 世はことも無し、実家のような安心感。すでに第3シリーズの放送がアナウンスされているので一安心だが、むしろ「えっ? これから半年間は土曜夕方に放送してないの?!」っていう方が驚きなくらいに生活に密着している。なんかもう、ただ流してるだけで何となく満足してる作品。

 2期に入り、さらに新キャラが増えて賑やかさを増し、いじれる要素も増えている。まぁ、やってることはいつだって変わらないわけだが、多少ダレてくるかな? くらいのタイミングで適宜新キャラを投入し、既存のキャラそれぞれとで新しいとっかかりを作って物語を増やしていく手管は流石のベテラン作家。そこに何か驚くようなものが隠されているわけでもないのだろうが、どこをどう回せば作品が転がっていくかはちゃんと把握した上での構成になっており、ただユルユルと、分かりきった展開が回り続けることが出来るのだ。速球も変化球も必要なく、ただ毎週的確に同じ球速を、サボることなく、惑うことなく投げ続ける。そんなにアニメがあるということは、なかなか実感しにくい幸せの断片なのである。

 でもまぁ、2期になって割とりんねと桜の関係性も進んではいるよね。熟年夫婦のような微妙な関係性は1期の時点では「2人ともひょっとして?」くらいだったのに、2期は明らかにお互いを意識してもやもやしてますのでね。特にりんね側からの好意は割と明らかなんだけど、桜の方があの調子なのでなかなか前には進まない。でも、最終話のエピソードみたいにあからさまに桜をかき立てる話もちょこちょこ混ざってきてるし、3期になったらその辺ももっと進む……のか? まぁ、このまんまにやにや出来る状態ならそれでいいんですけどね。

 黒猫シリーズも着実にキャラが増えていて、人と猫との両輪で物語が回っているのも良いところ。後期エンディング映像はかなり好き。六文の揺るぎない存在感は安心するよなぁ。今期は「タブー・タトゥー」や「プリズマイリヤ」なんかでナバが格好良い女性役を多くこなしていたので、六文の存在感がより引き立ちました。他にも今期は石上静香の参戦なんかもあったし、3期になってもっとキャラが増えたときにどんなキャストが出てくるのかも期待したい。

 半年が長いよー。

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