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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
「アクションヒロイン チアフルーツ」 6→6 ラストの杏ちゃんフィギュアは割と欲しいな! せっかくだから値段調べて見たら、12800円だそうだ! 買ったことないから相場はわからんけど、そんなものかな! 買えないな! というわけで、フィギュアにしても充分映える、ナイスなアクションヒロイン達でございました。ごめん嘘。アクションシーンなんて大して無かった。むしろそういうシーンは頑なに止め絵。「絶対に作画部分の力なんか見せてやるもんか」っていう鉄の意志すら感じる。まぁ、その分全体的には作画安定してましたからね。草川さん+ディオメディアという、なんとも不穏な空気を見事に跳ね除け、陰から陽へという作中のモチーフを見事に再現してみせました(そういうわけじゃない)。 ぶっちゃけ、終盤のキャップのお悩みは「本人が悩んでるほど大したことか?」っていう印象が強く、それまででも充分力技だったシナリオラインがますます強引なものになっていったのだが(自転車でかっとぶシーンは別にいらなかっただろうよ)、まぁ、そのあたりの「ベタをネタ扱いして大真面目に振り回す」のも今作の仕様の一環なのでしょうがないか。別にふざけてるわけじゃないんです、そういうお約束の積み重ねがどこまで「アニメの脚本」として通用して、どっからがギャグになってしまうかを検証していただけなんです。いや、マジでそんな気がするんだ。そうでなきゃこんな誰も得しないようなチャレンジ精神に見返りがない気がするし……あー、でも脚本書いてる荒川さんは楽しいかもしれないな……。 ラストはゴタゴタしてたので感想書けなかったけど、終始一貫して描くべきものを貫き通していたし、制作サイドの信念が感じられるので私はかなり好きなデザインでした。まぁ、特撮好きでないと面白くない部分も多かったと思うので、ただでさえ地味なところでさらに客層を選ぶような作劇だったとは思うけども……。いいじゃない、こういうノリのオリジナル作品が作られる土壌が維持されているだけでも喜ぶべきことだと思うで。何でもかんでも「お金をかけて! 人気が出る要素を何としても突っ込んで!」って目ぇ血走らせて作品作ってたら、そりゃぁアニメ業界だってクサクサしますよ。いや、今作だってちゃんとお金は儲けたいだろうし、大ヒットを期待して作ってる人もいるんだろうけど。ガルパン、けもフレに続け、みたいな願いは業界全体にあると思うんだよね。そして、今作は一大ムーブメントとまでは行かずとも、「届くべき人には届く」みたいな一定の成果は上げてたと思うんだ。あと、多分制作費はそこまでかかってないから作り手側にもやさしめ(妄想)。 個人的にツボだったのは、まず杏ちゃんの中の人がガチの特撮オタだっていうことを初めて知ったこと。伊藤未来は今回のつながりでそのうちライダーとかに出演してるかもしれませんね(荒川さん、紹介したれや)。そしてもう1つは、そんな杏ちゃんはエンディングもメインで出ているので主人公だとばっかり思ってたけど、終わってみると結局主人公はキャップであり、ゴールはキャプ×ロコだったっていうところ。ロコ先輩の無償の愛の貫き方は見事でございました。まぁほら、杏ちゃんはラストにあった通りにムラムラちゃんがいるからさ。杏ちゃんがフィギュア化してるんだったら、ムラムラちゃんもロコ先輩もフィギュア化してくださいよ。特にロコ先輩の衣装デザインは秀逸なので立体にしたら映えるぞ。あ、でも緑とか売れなそうだし、全員作る必要はないかな(差別主義者)。 さて、作中ではヒナネクターの第2シーズンがめでたく決定したそうである。じゃぁ、チアフルーツの続編は……いや、さすがに無いか……。 PR 「僕のヒーローアカデミア(第2期)」 5→5 正直いうと、放送が終了したという事実に気づいていなかった。だって、なんか普通に来週もありそうな雰囲気だったやん。そうか、ここで終わるのかぁ。そういえば放送が始まった時も気づいてなかったし……読売系列はあんまりアニメの放送が多くないからその辺のスケジューリングがピンとこないよな。 さておき、まぁ、安定感のある作品ですよ。贔屓目で見ずともアクション方向の見せ方は上質な部類だろうし、きっちり山を作って盛り上げるジャンプ的王道展開も心得たもの。「ハイキュー!」のアニメがあれだけ面白かったのだから、こちらだってもっと評価が上がってもいい気もするのだが……なんか突き抜けてないんだよなぁ。なんでだろ。もともと原作絵でも充分な動きが出てるおかげでアニメにした時の衝撃が相対的に小さくなるのかなぁ。 2期は途中にオリジナルを挟むなど、ちょっとスケジュールにゆとりをもたせつつの2クール。1期の時にも感じていたが、集英社は今作を息の長いものにしようと考えているようで、ほかのアニメと比べても随分ゆったりした進行になっている。おかげで単にキャラがドタバタするだけでなくてしっかりと心情面も追えるだけのゆとりがあり、雑多にキャラが集まる大所帯の作品にもかかわらず、あまりとっ散らかった印象がないのも良いところだ。ただ、その分横道にも目がいってしまうようになり、今作最大の難点である「主人公のはずのデクにイマイチ魅力を感じない」という部分がさらに際立ってしまうことに。まぁなー、単にパワー型の能力をもらってる割に本人は頭脳派キャラで行きたいみたいだしなー。爆豪とか飯田の方がよっぽどわかりやすいキャラだから少年漫画の主人公に向いてる気がするんだよなぁ。実際、主人公不在のトーナメント決勝戦はちゃんと盛り上がるわけでなぁ。サブキャラまでしっかり作られているのも良し悪しである(いや、普通にいいことなんだけども)。今回はさらに各方面で脇のキャラが中心に来る機会も多くなったので、その辺りの「中心線の弱さ」が浮き彫りになってる気がするわね。 あと、女の子にもっと活躍のチャンスをあげてもいいと思うんだけど、その辺のバランスも「少年漫画」を維持しようとしている姿勢の表れかしら。もう、梅雨ちゃんだけで一本漫画作ろうぜ。いや、カエル少女が主人公の漫画ってどうやったら面白くなるかはわからないけど。個人的には(世間の多くの人と共通らしいが)梅雨ちゃん派なので、彼女がケロッと活躍する展開がもっと見たいですね。そういう意味では、アニメオリジナルは割と嬉しかったり。 なにやら既に続編は決まっているようだし、あんまりここで区切りをつける必要もないかな。2期目では割と大人しめだったヴィランサイドの物語もこれから進んでいくことになるし、自作でまた別な盛り上がりが起こることを期待したい。 「メイドインアビス」 6→6 度し難い作品でしたね……。劇場版ユーフォと同じ日に最終話を視聴したせいで、1涙腺キャパが大変なことになった。 多方面に魅力を見せた作品だった。正直いうと、1話で感心はしたものの、そのあとはしばらく意識が離れる期間があった。「背景が綺麗だなぁ」というところからスタートしたけど、本当にそれだけだったら慣れてしまえば毎週張り付いて見たいというわけでもないし、リコたちが地上にいる間のあれこれは、そこまで見どころがあったというわけでもないんだ。あと、リコのキャラクターに関して最初のうちは疑問に思う部分が多かった。何しろ「たまたま拾ってきた超便利兵器であるレグがいるから無茶な探窟を開始するよ」っていう単なる阿呆だったのだから。レグの存在が便利すぎて、こんなん、お前の手柄じゃないやんけ、ってな感じだ。実際、リコはレグにとって事実上のお荷物になるシーンが多く、ヒロインとしてどうなのよ、という印象がしばらく続いた。 そうしてちょっと訝しんでいた印象が変わり始めたのは、やっぱりオーゼンさんの登場後だろうか。オーゼンさんの基地で修行を始める段になってようやくリコが多少なりとも特殊性を見せ始めた、というのもあるが、オーゼンさんのおかげで、「別にリコ&レグだけをみる必要もない」という広がりがあったからだ。考えてみれば地上パートでもこの2人以外には大してキャラも出てこなかったわけで、せいぜいリーダーのキャラが立っていたくらい。そんな状況では物語もなかなか動き始めませんわ。オーゼンさんが登場し、彼女との交流でリコのキャラの掘り下げと同時に、世界観がようやくその全貌を見せる。1話目見た時には「よくわからない場所に潜るって設定だから『マギ』や『ダンまち』と大体同じじゃね?」って思ったけど、そうじゃないんだ。今作の場合、奈落は攻略すべきステージでもあるし、この世界の原理の根幹をなす世界そのもの、そして、すべての不幸を生み出すラスボスでもある。奈落の設定が色々と作り込まれていることがわかると、まさにタイトルの表す通りに、今作は「潜る」ことに大きな意味がある作品だということが分かってくる。 こうして独特の世界が形成され、初めて出会う「濃い」キャラだったオーゼンさん。独特の風貌、しゃべり方、そして芯の強さと心の優しさ。なんかもう、いろんな部分にフックのあるキャラだった(まぁ、当然声がいいというのが第一なんですが)。彼女がヘンテコなことをしてくれればそれだけ奈落のことにも興味が湧くし、ライザという謎の存在、そしてそこから帰結するリコという謎にも興味が接続し、最終的にはレグにそれらがおさまっていく。彼女がいてくれたおかげで、改めて「探窟」がスタートしたのである。 あとはもう、ナナチ編が残ってるだけですからね。物語が怒涛の展開を見せるのはご存知の通り。リコはまたしてもレグに迷惑をかけてしまうわけだが、そこで見せた彼女の執念は、もう「お荷物」なんて呼ばせない立派な主人公(の1人)である。またナナチのキャラが際立ってるしなぁ。こっちも声がいいっていうのが第一にあったけども、あのビジュアル、あの声で「んなー」って言われたら誰だって諦めるしかないじゃない。ついでに触れておくと、ミーティの中の人がキタエリって設定もなかなかショッキングではある。キタエリとシーの師弟芸が炸裂しているのが濃密な聞きどころ。キタエリのミーティ、すげぇ仕事だと思うんだよ。だってさ、あの状況でミーティは「シリアス」やっちゃいけないんだよ? ひょっとしたらミーティだって何か考えていたかもしれないし、少なくとも中の人は現実をすべて理解しているのに、それを声に出さずに「ミーティ」しなきゃいけない。あの仕事は本当にプロの所業。今作は本当に職人芸が光る現場だったなぁ、と思います。オーゼンさんとか、オーゼンさんとか。 中の人トーク多めになっちゃったけど、色々と見応えのある作品だったのは間違いないです。これ、終わり方からすれば当然2期目をやらなきゃいけないはずなのだが……原作溜まってないって話聞いてるし、お預けなのかしら(原作読めばいいのでは)。 「コンビニカレシ」 5→5 環境音楽みたいな作品でした。間違いなくそこにあるのだが、スルッとどこかに抜けていくような。その存在に気付ければどこか心地よさもあるのだが、注意しないとすぐに意識が外れてしまう。そんな儚い作品でした。 物語の運び方はすごく丁寧なんだ。いや、正直いうとメインヒロイン2人が「深窓の令嬢」と「大病持ち」っていう時点でめちゃめちゃ安易にドラマ作るな、とは思ったんだけど、まぁ、それで話が膨らむならしょうがないね。アニメになる前のプロジェクトではもっとたくさんの主人公、たくさんのヒロインがいるプロジェクトらしく、オープニングに登場するキャラとか、作中でちょいちょい絡んできたサブキャラめいた人たちもそれぞれにドラマがあるらしいのだが、アニメではそこを割り切って2組の物語のみに絞り込んだ。この判断はおそらく正解で、尺に余裕があるおかげでベタな恋愛ものでも丁寧に中身を掘り下げることができた。釘宮ボイスでツンデレる委員長なんて手垢まみれでどうしようもないやんけ! と思いきや、彼女がデレていく過程や、そこからの本格的な関係構築が「ありうべき」恋愛模様としてじわりじわりと進んでいくのは見ていてやきもきさせられるし、とても良いものだ。「セイレン」も似たようにしてヒロインを絞り込んでのアニメ製作だったが、こちらの作品は完全に一本の時間軸に絞り込んで2つの恋愛模様を同時並行で描いたところが効果的。真四季のお話、委員長のお話、それぞれが「あんたんところも色々大変ねー」と思いながらも、男は男同士、女は女同士で連絡を取り合い、戦略を繰り広げていく様は縦にも横にも広がる恋愛模様である。こういう地味ながらも堅実なドラマをアニメで見るのも良いものだ。 1つ最後まで謎だったのは、やっぱり今作がなぜ「コンビニカレシ」だったのかということである。コンビニが重要な場所だったのは間違いないし、忘れた頃に適宜テコ入れしてコンビニ要素を思い出させてくれるくらいの関係性は維持したのだが、これって別に「コンビニ恋愛」でも「コンビニラブ」でもいいんだ(クソダサいという話は置いといて)。なぜ「カレシ」に「コンビニ」をつけたのか。それが最後まで分からなかった。多分、元のプロジェクトではいろんな男から1人選べますよ、みたいなところに「コンビニ」感があったのだろうが、アニメの場合はそういう性格の作品じゃないしなぁ。何かラストで「あぁ、この男、コンビニだ!」と思えるような仕掛けがあれば感心したのだが……。いや、ごめん、別にそんなもんいらないですね。 結論:釘宮ボイスは時代を超えて、キャラクターを超えての文化である。以上。 「地獄少女 宵伽」 7→6 一応全12話とすると放送終了。6話目時点でまとめてしまっても良かったのだが、ひょっとしたら最後まで行って何か発表があるかもしれないって期待していた部分はある。まぁ、4期が6話しかなかった時点でその続きはないよね……。新規分は嫌という程しっかり記事を書いていたので改めてまとめることもあんまり無いのだが、「地獄少女」シリーズの今後も考えながら、今期シリーズの意義をまとめておこう。 まず、非常に残念な話ではあるが、今期が6話で終わってしまったという事実は、やはり「新しいエピソードを作るのがめっちゃ大変だ」ということの表れなのではないかと思う。別に毎回ベタな話をつないでいくだけの「必殺仕事人」シリーズになってもファンとしては一向に構わない気がするのだが、それでもやはり柴田つぐみ・紅林拓真・御影ゆずきと言ったシリーズの縦軸を用意しないことにはわざわざシリーズアニメにする意味はないということなのだろう。そして縦糸を紡ぐにしても、すでに「地獄少女」という存在を取り扱うための手法はあらかた出尽くしてしまっている感があるし、2期3期の時点で既にかなりトリッキーなエピソードもあったのだ。なかなか「さらに上に重ねる」脚本は捻出できまい。願わくは1クールくらいは続けて欲しかったものだが、ディーンと大森さん、それに金巻さんが揃った結果としてこの構成になったのだとしたら、製作陣もなかなか「新作」を作るのが難しいと判断したということ。それならそれで無理強いも出来ないか。実際、今期も「わたしを深く埋めて」のようなやや微妙なエピソードもあり、毎回スマッシュヒットを飛ばすのが難しいことはよくわかる(まぁ、あれだけ素晴らしかった二籠や三鼎の時だってハズレエピソードはあったわけでな)。 今期だって、別に手を抜いていたわけではないのだ。むしろ、畠山守・高本宣弘・寺東克己など、コンテ担当者の名前を見れば過去作同様にしっかりしたクリエイターに制作を任せているし、見応えのあるエピソードも何本かあった。「三鼎」から8年という時間が経過しているにもかかわらず、これだけ制作サイドの意図が維持できてるのは、2期もの、続編もの乱発で問題が多い昨今のアニメ業界の中でもかなりの優等生。それだけこの「地獄少女」というコンテンツがスタジオにとって有益なものであり、大切に扱われてきたことの表れなのだと思う。ただ、やはりスタッフに当時の担当者の名前が減っているのはどうしようもないことであり、藤原さん、名村さん、神保さん、そして小滝さんあたりの名前が出てこなかったのは残念至極。8年という時間はどうにも残酷である。なお、小滝礼氏に関しては、ネットで調べても2013年の仕事を最後にアニメ作品に名前がクレジットされていないようなので、ひょっとしたらもうお仕事を離れてしまっているのかもしれない。そうだとしたら非常にもったいない……。まぁ、だからこそ「回顧録」の最後が「はぐれ稲荷」だったことは喜ぶべきなのだろうが。 こうして、半端なものはできるだけ作りたくない、という状況の中でなんとか新たなシリーズを作ろうとした時に生み出されたのが今回の「宵伽」。ミチルの物語としてはいささか性急ではあるし、エピソード間の繋がりに欠けるのでどうしても過去3作に比べれば物足りないが、拓真やゆずきの時と違い、ミチルの場合はいわば地獄少女という存在との融和の物語である。落ち着くところが穏当(?)なのでまだ勢いだけでも成立しやすい部類であろう。そして、今後の「二大(もしくはそれ以上)地獄少女体制」というのは、新たな時代を告げるもう1つのコンセプトになり得るかもしれない。かつて、地獄少女は地獄少年やら地獄博士やら、色々なキャラクターと戦ってきた(実際には戦ってない)。今後は「地獄少女対地獄少女」が実現するかもしれない。もちろん、お互いに流すことはできないので、それぞれの持つ仕事に対する信念みたいなものでぶつかるような展開。そうした「新たな流れ」が生まれれば、シナリオに幅も出来てシリーズが作りやすく……なればいいな。5期が、あればいいな。大森監督、なんとかこのコンテンツの命脈をつないで、「てーきゅう」や「名探偵コナン」すら超えるような息の長いコンテンツに……。いや、どんだけ鬱々とした国にすれば気がすむんや、って話だけども……。個人的な願望キャッチコピーは、「能登麻美子さえ元気なら続けられるコンテンツ」。 以上の件、どうかよろしくお願いします。全然感想でも評価でもないな。しょうがないじゃない。僕だもの。 「18if」 4→5 俺はこの作品の点数を上げていくタイプの人類だ! みんなよろしくな! まー、ひどい作品ですよね……。ラス前の話で思いっきり盛り上げてきたから「これ、最終話にすごいこと起こるで」って思ってたら……いや、ある意味ものすげぇけども……。ここまでフリーダムな作品がきっちりシリーズアニメとして映像化されるという自由さには、まだまだ日本のアニメ業界も捨てたもんじゃないな、って思いますよね。まぁ、このアニメを投げ捨てる人はいっぱいいる気がするけども。考えてみりゃスタート直後の「けもフレ」だって「なんでこんな企画が通ったんだよ」みたいな印象だったわけで、世界はまだまだビルド&スクラップを求めているわけですよ。えぇ、スクラップをね。 今作の凄まじいところは、何と言ってもその作画ベースである。7話のような神がかった超絶エピソードもあれば、後半(というか、多分7話以外だいたい全部)のようなふざけた作画状態の時もある。しかし、最終話みたいなデザインを見てると、これ絶対にわかっててあえてクソ作画にして遊んでる部分があるよね。作監がまともに仕事したら、普通はこんな状態で世に出てくるわけないもんな。何が起こっても全ての作画について「夢なので仕方がない」という魔法の呪文で解決できる。それが今作の素晴らしい(?)ところです。実際、8話や10話は作画のヘタレっぷりを逆に利用して世界を作ってた感じはある。また、毎週あえて作画をぶっ壊して全部違う品質にしてしまうことで、ラスト2話での「魔女総出演」のカオスっぷりを増幅させる狙いもあったのかもしれない。まぁ、集まった魔女のほとんどは結局同じテイストでまとめられてて「やっぱり全部へなちょこやないか!」ってなってましたけども。統制の取れていないごった煮感を出すという目的は割と達成できていた気がする。 後はまぁ、各々のシナリオライン……、いや、そもそもシナリオらしいシナリオすらないエピソードも多いしなぁ。なんとなく「展開」があっても「本筋」は無いというのがいかにも夢世界の筋立てらしく、逆にこれだけ取り留めのない内容を10本以上も作る方が大変な気がする。確かに、夢の世界でのお話なので「現実に着地できてしまう」のはむしろ欠点ですらあるのだ。なるべく浮ついた状態を維持するように、毎話構成には気を遣っていたのではないだろうか。まぁ、そうして出来上がる「浮ついた物語」を視聴者が求めているかどうかは別問題ではあるのだが。一言でまとめれば「わけわかんねぇ」だからな。 謎が謎呼ぶ「怪作」と呼ぶにふさわしい一品。この居心地の悪さ、脳がついていかない感じは、なんだか視聴者のメンタルを試しているかのようにも見えて、個人的には「負けてたまるか」っていう無駄な反骨心が養われました。「何か見た気分になる」という謎の充足感が得られます。なお、他人には絶対勧めようとは思いません。こんなん勧めて責任を追及されても謝るしかないやん。物好きな人、GONZO好きな人、中の人好きな人はトライしてみては。 「デジモンユニバース アプリモンスターズ」 5→5 もう、毎朝ゆーみんの声を聞くことができなくなるっていう事実だけは辛いです。「来期のゆーみんは何があるかなー」って思って確認したら、レギュラーで決まってるのは風先輩だけだった。いいのか悪いのか……。 朝番組なので、基本的にはながら見、9割がた耳だけで観ていたような作品であるが、番組に求められている部分にはそれなりに応えられた模範的な子供向けアニメだったのではなかろうか。デジモンという文化の肩書きがあるために先代に思い入れがあるお年寄りが見たら不快感もあるのかもしれないが、幸い私はそうした前提条件がないため、「これはこれでデジモン」という(リアル子供さんと同じような)素直な受け入れが可能であった。まぁ、一回だけ先代とのコラボがありましたけどね。あれって今の子供たちのはどう映ったんだろう。 シナリオは本当に真っ直ぐなものなので「ヘボット」のようなツッコミどころはないのだが(当たり前や)、一応現代アニメとして良かった点、物足りなかった点をピックアップしておくと、良かった点は「しっかり現代風に要素がアレンジされている」というところ。何しろ主人公チームがユーチューバーとアイドルグループの木っ端アイドルである。おっちゃんたちからしたら「こんな浮ついた主人公チーム嫌やわ」と思うような人選だが、実はこの構成が案外面白い。アストラがメインでユーチューバーとしての矜持を訴えるエピソードは現代の子供たちに大人気の職業が一体どんな風に受け入れられているのかをなんとなく想像できるし、これまでのように絶対的な存在ではなく、総選挙で順位を上げていくことを至上命題としたアイドルの卵であるエリのスタンスも色々刺激があって面白い。特にエリの方は、最初のうちは「こんなことやってるから人気でないんやろ……」と寒々しく見ていたはずなのに、回を重ねるごとにだんだん魅力的に見えてきて、最終的には「CD買って投票したろかな」とか思えるくらいまでに立派な正ヒロインになっていた。ドカちゃんが可愛いので、コンビとしての相乗効果もあったのかもしれない。ミュージモンもクッソ適当な奴なのになんか無視できない保護欲が沸き起こる愛らしさがある。そういう意味では一番陰が薄いのって実はガッチモンだったんじゃねぇかな。放送開始時には「永遠のサブ声優と言われたゆーみんがついに主役やで!」と息巻いていたのに、蓋を開けてみればハルってどこまでも地味で結局脇役くさいという……。ゆーみんのせいじゃないからな! こうして色んなキャラが独自の見せ方で引き立てられていたのが良い点。その反面、おもちゃの販促としてはどうだったのかな、っていうのが気になる部分で、具体的には、最終的にそこまでアプモンのバリエーションが増えなかったこと、そして、終盤の見せ場になるはずの神アプモンがあんまり魅力的に見えなかったこと。アプモンの数については、そりゃまぁアプリが元ネタになっているのだからポケモンや妖怪ウォッチのように際限なく数を増やすことはできなかろうが、少し前に放送していた「カミワザワンダ」のプロミンでももうちょっと数があったわけで、中盤以降に固定キャラの物語になってしまったのは制作側の狙い通りだったのかどうかがちょっと疑問である。そして、このデザイン、この機能で子供達が「集めたい!」と思うのかどうか。まぁ、アニメだけで判断するんだから商品の売れ行きはどうでもいいのだが……。もうちょっと魅力的な展開もあったかなぁ、という気はする。あと、個人的には最終盤でユージンが正体を現した時にお子さんたちがどんな反応だったのかは気になるところ。どれくらいの年齢になったら、「ハイハイ、AIAI」って受け入れられるようになるんだろうな。 個人的には大して刺さったわけではないが、「多分この枠はこれでいいんだろう」と思えるくらいの内容はあった作品。ただまぁ、個人的には、これを見てユーチューバーを目指すお子さんたちが増えるような世界は……嫌だな……。 「神撃のバハムート VIRGIN SOUL」 6→5 オチのカイザルさんのビジュアルがやばすぎませんかね?! らしいといえばらしいオチではあるのだが、ハッピー……エンドか? 相変わらずのクオリティを維持し続ける作品。2クールという長丁場になった今作でも一歩抜きん出た映像技術は維持され続けており、ニーナの細かい表情から最後の怪獣大決戦に至るまで、画面の質で文句をつける部分は1つもない。MAPPAの技術のなせる技か、それともソシャゲマネーという現代の錬金術が実現せしめたものなのか。まぁ、とにかく贅沢だった。 映像品質だけなら文句なく良作であり、シナリオラインも王道といえば王道のラブロマンスの文法だったのだから文句をつける部分はないはずなのだが、なんか、こう……長いんだ。中盤からの展開が、ダレてしまったんだよな。最初のうちは本当に毎週ドキドキしながら見ていたのだけども、どの辺だっただろうか、本格的にシャリオスとアザゼルがぶつかり出したあたりから、全ての展開が間延びし始めて、あまり意味のないカットの長回しが増えた。シナリオが王道すぎるため、次に何が起こるかは大体分かっている状態で無駄に引っ張る展開が増えてしまった。多くの作品で「1クールだと尺が短すぎるんだ」と文句を言うが、今作の場合、2クールだと長すぎたんじゃなかろうか。アザゼルの苦悩とか、ムガロの生い立ちの葛藤とか、1つ1つの要素は必要だと思うのだが、大体どうなるか分かってるんだから、そこまでじわじわ描くようなもんでもないだろ、という部分が多かった。時間をかけた割には、悪魔と人間の関係性って綺麗に解決するもんでもないから、最終的にちょっともやっとするものも残るしなぁ。 まぁ、キャラへの愛着がきちんと根付いている人間にとってはこれくらいのゆったりした展開でも味わい深いのかもしれないけどね。個人的にはファバロが元気だとそれだけで楽しくなるので、彼の活躍シーンだったらもっと見たいと思えるものになってたし(登場シーンが最高のタイミングだったのが本当にファバロらしくてよかった)。新主人公のニーナも純正のヒロインとして文句なしの可愛らしさ。恋する乙女の魅力が素直に出ていた良ヒロインである。まぁ、恋のお相手がKYオレサマ系男子じゃなかったらもっとよかったんだけどね……。いや、シャリオスはシャリオスで悪い奴じゃないこともわかるんだけどさ。最終的に光を失った王様と声を失った女の子のラブロマンスっていう救いのない状態になっているので、「テメェラだけ幸せになりやがって」みたいなやっかみようもないのが悩ましいところである。 トータルすれば、相変わらずのバハ様クオリティは文句なしの結果を出したが、豪勢な材料を使ってるんだから、2クールという長丁場をもっと刺激に満ちたものにする工夫がもう一つ欲しかったかな、という感じ。王道ならではの安心感から、こういう欲求も出てくるのかもしれませんがね。まだまだバハムートは滅びないようなので、ひょっとしたら次の展開もあるのクァもしれませんね。 「バチカン奇跡調査官」 4→4 キリスト教って変な宗教ですね(問題発言)。まぁ、多分他の宗教も漏れなく他と違って変なんだけどさ。 想定していたよりもはっちゃけていた作品。ある程度真っ当なミステリとして押さえる部分は押さえるのかな、と思って視聴しており、実際、ロジックを作る部分は不自然なほどにロジックを意識した発言なんかも飛び出してきて、いかにも元新本格作家が書いたシナリオにはなっているのだが、さりとて今作のレーベルは「ホラー文庫」である。必ずどこかで本格ミステリの範囲からは飛び出してしまう。その切り替え部分、「そこは説明ないんかーい!」みたいな絶妙なアンバランスさが、苦笑ものだったり、かえって味わいだったり。「だいたいナチスのせい」って言って問題ごと全部押し付けるのも笑えるが、元々「こんな奇跡が起こりました! 科学では説明できないから是非とも調査してください!」って言われて出向いて、現地に行ったら「この地方にはそういう技術があるんですよ」って言われて解決するっていう。他にも悪魔の力を借りた壮大な脱出ゲームに興じたり、単調になりがちなミステリの文法の中で、斜め上に「アニメ向き」なデザインも楽しませてくれる作品ではあった。 そういう意味では当初の期待よりは面白かった部分もあるのだが、それでもやっぱり脚本が「アニメになると面白い」とまでは言えないのはしょうがないところか。ほとんどのシーンは「状況の説明」に終始する作品なので、どうしたって映像としては単調になり、その全てを台詞で説明させなければならない。ミステリアニメってのは最近でもポツポツ作られてはいるが、「ダンガンロンパ」「逆転裁判」など、そのどれもがあまりアニメにしたことによるプラスを感じられるものではなかった。どうしたって食い合わせの悪さは避けられないのだ。 本作の場合、そうした「ミステリ」「ホラー(トンデモ)」という要素に加え、平賀とロベルトの友情物語としても一定の重みを持ち、多分アニメとしてウケる要素があるとしたらそっち方向でキャラを売り込む戦略だろう。実際、展開したシナリオの半数はロベルトの過去だったり、平賀の現代だったりに関わったものであり、謎を追うついでに各々のアイデンティティにも言及する方向だった。2人の友情やら(愛情やら)を楽しみに見る人間にとってはその辺りが加点要素になったんじゃなかろうか。ただ、残念ながらミステリ要素を強めに見たい人間にとっては、「ロベルトの親父さんが実は……」みたいな話は都合のいい(都合の悪い?)偶然がとんでもない比重でのしかかってくるという、いわばイレギュラーであり、あんまり歓迎したくない要素でもある。この辺りはなかなか全方位に売り出す形は作りにくいか。 おそらく、「この原作をアニメ化する」という課題に対しては、ベストとまではいかないまでも、ベターな結果は出せていた作品だと思う。出来れば、もうちょっと画面中心に見せられるだけの時間的余裕があれば、見ている側も一緒に思考して楽しむ形の見方が可能になったのだろうが、残念ながら尺が切り詰められてしまい、マシンガントークですぐに解決に入っちゃう「説明を聞くだけアニメ」に終わってしまったのはもったいなかった。原作はそれなりに巻数も重ねているみたいなので、もし2期があるなら、もうちょっと腰を据えた作品作りが見て見たいものだ。 |
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Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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