最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
「SYNDUALITY Noir(第2クール)」 ―→6 最終回の感想書いてからしばらく空いちゃったので、なんかまとめようと思ってた気もするけど忘れちゃったわ。まぁいいや、毎回の感想で色々書いてたからそんなに追加で書くこともなかろうし。 今作について、ガチのロボットファンとか、マジのSFファンだと物足りない部分も多かったんじゃなかろうか。あくまでSYNDUALITYというメディアミックスプロジェクトの一端でしかないという理由もあるが、今作は良くも悪くもあんまり「オリジナルのロボットアニメ」という気負いが無い。もちろん最後に宇宙に飛び出す展開とか、しっかり盛り上がりを作れるようにコフィンの配置なんかもしてる部分はあるが、あくまでも中心となるのはカナタとノワールの関係性であり、ちょっとロボが愉快な青春ドラマくらいに受け取るのがちょうどいいバランス。それこそここからいろんなメディアに広げられる世界のスタート地点と捉えてもいいだろうし、ほどよく2クールで世界の広さを感じさせてくれるドラマだったという満足の仕方もある。個人的にはこれくらいの温度感で満たされるドラマに不満はなかった。 最後まで見てきちんとタイトルの意図が回収できたというか、納得できた部分も評価ポイントで、ヴァイスさんが恐れていた「機械人形が人類を害する」という、いわゆるシンギュラリティ(SINGULARITY)という単語は元を辿れば「ただ1つ」を表すsingleから来ている言葉。そこに「2つ」を意味するdualを重ねた造語がsindualityであり、常にヒトとメイガスが2人で動かすコフィンは1話目からその象徴として機能してきた(もちろん、1クール終わりではノワールとミステルのdualも意味しただろう)。実は、作中の描写だけではヴァイスの思想は否定されていない。彼は最後まで「メイガスは人類の敵だ」というスタンスを崩さず、それを変えることをよしとせずに命を捨てた。目の前で彼の生き様を見せられたノワールやシュネーからしたら複雑な心境だろう。どこまでいっても、そうしてメイガスに不信感を覚える人間はいるはずだし、その不信感を払拭する方法は今のところ無い。いつの日か、本当にメイガスが人類に反旗を翻す日が来るかもしれない。しかし、あくまでカナタたちはそうならない未来を信じているというだけ。彼らが生きている間に、「single」と「dual」の間に答えを見つけられる、そんな希望が込められた良いタイトルである。 続編があったら喜んで観ちゃうと思うんですが、流石にアニメでのプロジェクトはないかな。コフィンのデザインも割と好きだったんだけど、あんまりおもちゃとして人気が出る気はしないのがなー。 PR 「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」 ―→4 覚えてる人はいるでしょうか、こちらのタイトル、新番チェック時に拒否反応が出て「もう無理」と宣言して点数づけすら拒否してしまった作品でした。端的に「ホモ無理」ということだったんですが……。 無理ではなかったです。なんか、こういうダイレクトなBL観るのが久しぶりだったもんで、1話目では過剰に身体がびっくりしたみたいです。「無理だ」って宣言したけど「3話までは観る」という私の生態のおかげでしばらく見続けることになり、「まぁ、しんどいことはしんどいが、これくらいの作品は昔観てたわ」というので回復。無事に最後まで視聴することに成功しました(なんでそんなに頑張るかは今更聞くことじゃぁないぞ)。 まー、そうまでして頑張って視聴したからって面白かったかと言われたらさして興味は惹かれなかったが、「純愛」作品だと思えばこういうフォーマットがあっても別に悪いもんではない。野郎どうしの恋愛もの、なんでか知らないけどちゃんと手に職がある人間がメインになりがちなのって、やっぱりメインでこういうのを摂取してる層は「ちゃんとした男」が喘いでる方が燃えるということなのだろう。女子高生どうしの百合が中心の逆の業界とはだいぶ違うもんである(もちろんOLどうしの百合だって大歓迎だが)。 今作を見ていて面白かった部分その1、この手の作品ではお約束だが、ホモの周りには何故かホモが集まる。今作は作中でカップル2つだからまだ少ない方だけど。……でも百合作品も百合が集まりがちだよな……まぁ、どちらの性別だとしてもその方が作品作りがしやすいのだろう。面白かった部分その2、「童貞」の概念、ホモセッでも卒業できる。最終回のオチは流石に笑っちまった。これ、攻めと受けでも扱いに違いがあったりするんでしょうか。でもな、今作主人公はどう見ても受けだろうし、けつあな確定でも卒業可能なのかもしれません。神様、多様性への理解がありすぎる。 ここまでガチンコで交際・SEX、そして結婚までもが描かれるBL作品ってのは実は初体験だったので、なんだかんだでいいものを見せてもらいました。僕はどこまで行ってもノンケです。 「魔法少女にあこがれて」 5→6 1話視聴時は地上波版で見て、そこからはAT-Xに切り替えて視聴していますが、別にそれが点数に影響を与えたわけではありません。ほんとだよ。言えば言うほど嘘くさくなるよ。 開始直後の感想は「設定はとても好みで美味しそうだが、作画がしょぼそうだし、無理やり安っぽいエロを挟み込まなきゃいけない作劇だとダラダラとしょーもない画になっちゃいそう」というもの。結果的に、まぁ作画については実際そこまで力が入ってたわけでもなく、トータルで見れば「しょぼい」寄りだったと思うのだが、「安っぽいエロ」ではなく「価値あるエロ」を爆誕させたおかげで無事に歴史にヤな爪痕を残すことに成功した。ちょっと前の「不徳のギルド」に続き、「放送規制版があるくらいのエロメイン作品のくせして観る価値がある」というなんとも人様にお勧めしづらいカテゴリが増えてきた。面白いアニメが増えるのは良いことだが、「今期どんなアニメが面白かった?」と聞かれて答えづらいのは困りものである。まぁ、そんなこと聞くやつには堂々と答えてやればいいんですけどね。 今作はとにかくもう、主人公・マジアベーゼ/うてなちゃんが作り出した世界。彼女のねじくれた愛情表現が実に素晴らしいフェティシズムとエロに繋がり、それをサポートする素敵なお友達であるキウィちゃんとこりすちゃんが、阿吽の呼吸で彼女のエロを強力サポート。なんなら敵対勢力であるトレスマジアも、なんならロード団もみんな手に手を取って極力エロくなるよう、闇が深くなるようにサポート。エロがしっかりとテーマとして一本立ちし、ギャグアニメの魅力に直結した。「不徳のギルド」は純粋にギャグの面白さを評価した作品で「エロはなくてもギリ成立する」デザインだったが、こちらの作品はフェティシズムそのものが最大の魅力となっているため、もはやエロそのものが魅力の核であり、エロ無しで語ることができない圧倒的な年齢制限作品。「エロくて格好いい」「エロくて可愛い」「エロくて面白い」「エロくてヒドい」「エロくてエロい」。これらの同時性を満たす実に挑戦的な作品であった。 いや、多分こういう狙いの作品って過去にも例はあったと思うんだけどね。真正面から恥ずかしがらずにアニメ化してくれたおかげで総体としての完成度が高くなったのは逆にさまざまな規制を乗り越えた上で達成された時代ゆえのことなのかも。どれだけ社会が変わろうと、人がエロを求め続ける限り、姿形が変わったとしてもどこかでその噴出は起こるのである。 まー、殊更にエロのことばかり祭り上げてみたけど、普通にヒロインが可愛いアニメだよね。やっぱうてなちゃんとキウィちゃんのメインカップル(??)の友情・愛情描写が最高なんスよ。うてなちゃんの病的な可愛さをまっすぐ馬鹿なキウィちゃんが支えてくれる構図がとても良い。ほんでこいつらはバトルもの展開でもしっかり盛り上げてくれえるのが嬉しいよね。その場合にはアズールなんかもその一助になってるけど。こんだけわちゃわちゃ女の子が出てきてるのに捨てキャラなしで全員どっかおかしくてエロいというのは実によくできた設定です。 唯一の問題は、これの原作を買ったものかどうかと言う部分なんですよね……アニメを超えるものが出てくるかどうか……(ちなみに「不徳のギルド」は買った)。有識者の皆さんのご意見をお待ちしております。 「弱キャラ友崎くん 2nd STAGE」 ―→6 ほんとに珍妙な作品だよなぁ。でも考えてみりゃ「思春期における人間関係の悩み」って文学作品で描くテーマとしてはおっそろしく真っ当なものだし、当たり前と言えば当たり前の題材。それがこうしてダイナミックに学園青春ものに落とし込まれ、さらにラノベ的けれん味も混ぜ込んで……ただただ「よぅやっとる」という言葉しか出てこねぇや。 しかしなぁ……この決着なのか……もうさ、1期からみみみ派だった人間からしたら、「ラノベだぞ」って言われたからって納得できない部分はあるよなぁ……いや、決して菊池さんが悪いわけじゃない。なんなら菊池さんだって魅力的なヒロインだし、素敵な彼女になりそうなのは間違いないのだが、どこに着地したところで「ハーレムものって難しいよね」という結論しか出てこない。いや、今作をハーレムものというのも暴論だけどさ。「ここに可愛い女の子が3人いるじゃろ」の状態からどれか1人を選んだら、そりゃ「残り2本のルートはどうなっただろうなぁ」っていう心残りがあるのはしょうがないじゃない。僕はみみみルートが見たかっただけなのさ。 というわがまま勝手な感想を除けば、やっぱり独自路線を突き抜けた作劇はお見事だと思う。本当に「思春期のあれこれ」をそのまま描こうとすると凄まじく難度が上がるし、受け入れてくれる層もグッと縮まってしまう恐れがある。だからこそ今作は導入を「根暗陰キャの生まれ変わり計画」というオタク層にもなんとか届く設定にし、そこからゲーム感覚を交えて社交術を描いていく。いわば残念コミュ障オタク向けの、作者なりのハウツー本である。もちろん全部が全部正論でもないだろうし、「どうせオタクの考えた妄想やんけ」と言われたらそれまでだが、今作を見てちょっとでも何か身につまされるものがあるとするなら、それはやはり「何か刺さっちゃった」ということなのだろう。 そうして「どこか説教じみた内容だけど虚言との混ぜ合わせがギリギリのラインを維持している」という作劇を下支えしたのは、やはり日南葵という怪物ヒロインであったのだろう。あの「人間関係計算マシン」が友崎のコンサルをやっていたからこそ、世界がこんな見え方になったのだ。5話のあの地獄のようなプロットは今作でなければ実現し得なかったもの。最強のヒロインが最恐のラスボスもかねているというこの感覚、いかにもラノベ的でありながら前代未聞。このお話、結論はどこにいくんでしょうね。もうここから日南と付き合うとかいう展開はないよな。……ないよね? 「魔都精兵のスレイブ」 5→6 2期あるんかい。ほな、今慌てて評価する意味もあんまりないかな。 でもまぁ、嫌いじゃない作品だったのでそのことは数字で表しておく。なんだろね、他の高評価作品と違って「ここが良かった!」っていうブッ刺さりポイントがあったわけではないんだけど、考えれば考えるほどに、マイナスの要素が無いというか、「思い返せば退屈せずに見てたな」と思えたというか……なんか不思議な感覚だが、まぁ、日に何本もアニメを消費し続ける生活の中、いちいち一定の評価軸を定めながら観る視聴方法にも限界がきているのかもしれない。 単純に映像クオリティが高いというのがまず1つ。主人公・優希の変身形態からしてCGベースなので相変わらず「浮いたCG」に忌避感を示す向きもあるかもしれないが、今作はそれ以外のメインのキャラ作画にも「CGに寄せる」というか、やや固めの塗りをあてて境界線を曖昧にすることで違和感を低減させている。また、荒廃した魔都での常識はずれのバトルはCGでむちゃくちゃやった方が説得力が増すのは事実で、きちんとリソースが適材適所で使用されていた気がするのである。 シナリオラインは順当に「ジャンプ漫画」的な展開を進めている。もっと言えば「ジャンプバトル漫画+ハーレム漫画」だが、各ヒロインの大雑把な能力設定を無理に頭脳バトルにしようとせず、勢い任せであることを決して悪いことと捉えていないのはむしろ正しい判断だし、だからと言って馬鹿一辺倒でもなく、程よい「能力バトル感」も出せている。この辺はやはり原作者タカヒロの経験値のなせる業なのだろう。あとはまぁ、主人公がヒロイン勢の「上」じゃなくて「下」というスレイブ設定が、単純にM気質の私の性癖にあっていたということで……ご褒美と称して全自動でエロに突入する設定はコロンブスの卵であるし、そのご褒美設定が自然に武器に転化されていたのもうまいところ。 あとはまぁ、お約束ではあるがキャストのゴリゴリっぷり。敵サイドまで含めて全部女性なので見てるだけで華やかでいいですよね。言わずもがなだが、個人的には6番隊が出てきた時が一番テンション上がりました。みんな、好きにエロいことしてええで。 「悪役令嬢レベル99 〜私は裏ボスですが魔王ではありません〜」 4→3 素直に嫌いなタイプのなろうです。「好きなタイプのなろう」があるかどうかは別にして。 先に断っておくと、アニメとしてのクオリティは並。作画状態が悲惨になったなんてことはないし、最後まで主人公のデザインに崩れはなく、キャラ作画はむしろ良好な部類かもしれない。モンスターのCG作画の浮きっぷりは尋常じゃないが、まーその辺は今作だけの問題ではない。このご時世に「並の作画」と言えば、それは「やたら浮いてるCGモンスター」も込みだ。 そうしてアニメとしてのガワはそれなりという評価なのだが、なにぶんシナリオが嫌い。最近忘れかけてたけど、ここまで素直な無双作品は久しぶりな気がするな。いや、無双作品だけなら山ほどあるはずなんだけど、なんと名付けたらいいのか、「無自覚チート作品」か? いや、今作のアリシアは自分のチートは認識してるから「無自覚」も違うんだけど……まぁ、一番手っ取り早く行ったら「またなんかやっちゃいました」作品である。常々思うんだが、チート作品って主人公をとにかく強キャラにして、何もかもを悟り切ったように冷笑しながらコケにしていく様子を楽しむ(??)ための設定だと思うんだけど、そんだけ超越した能力を持つ人間が、なんで「自分の強さを振るうこと」に対しては無頓着で「なんかやっちゃいました?」になるんだろう。今作ヒロイン、無双能力持ちなのにバカなんだもん。そんな奴がいたら腹が立ってしょうがない。全く好きになれないヒロインなのよ。こういう作風って黒髪インキャばかりが主人公の傾向があって「もしかしたら悪役令嬢なら嫌味にならない可能性も……」とか期待したが、まぁ、そんなわけはなかった。ムカつくインキャでも、ファイルーズボイスのヒロインでもムカつくもんはムカついた。 加えて、アリシアは通常の無双チート主人公属性に「乙女ゲー知識マウント」まで振りかざす。「悪役令嬢のジレンマ」を一切解決することなく、都合のいいところで「本来のシナリオ」という謎すぎる要素を引っ張って適当にシナリオを掻き回そうとする。筋立ての行き当たりばったり感が尋常じゃなく、どのキャラ視点でも視聴モチベが全く上がらない。こういう複合技もあるんだなぁ。 「BASTARD!! 暗黒の破壊神 地獄の鎮魂歌編」 ―→5 多分1期最終話と同じことしか書けないと思うんだけど、しょうがないよね。今回だって別に完結してるわけじゃないから総括する部分もないし……こっから先の配信予定はあるんでしょうかね?(無いと困るが) 同じことしか書けないということで1期感想リンク貼っておきますが、別に悪いことじゃないんだ。自分のために改めて要点をまとめておくと、「映像は超安定。ライデンフィルム頑張ったし、ネトフリ配信も悪くない」「シナリオの古臭さはしょうがない」「きーやんDSが本当にハマり役だし、他のちょい年齢層高めのコテコテキャスティングもいい感じ」。以上が1期ラストの感想。そしてこれらは全て2期にも当てはまっているのだ(そりゃそうだ)。改めて要素を見ると、「綺麗な映像」についてはむしろ磨きがかかったような気さえする。原作絵へのリスペクトがある非常にシャープな線によるデザインはアニメにした時に非常に見栄えが良く、動かす負担も大きそうな部分をうまいことCG技術と併用することでクリアしている。「全体的にきれいめ」という評価ポイントなのでアクション作画とかド派手な戦闘シーンとかになるとそっちに全力を傾けるタイプの話題作には見劣りするかもしれないが、ウン十年も前の作品がこれだけ「いまっぽく」スリムな映像で見られるのだから不満はない。 シナリオが古臭いというか、いうてもお約束ファンタジーだってのは2期目に入ると随分捻じ曲がってきた部分で、世界の核心に触れるような設定の大きさは(原作が回収しきれてないくらいに)広がりを持っているし、決して「単なるなんちゃってファンタジー」という感じでもない。時代性なのか、そこかしこに混ざってくるトンチキな設定は今の時代にはいいフックになっていると思うし、なによりも傍若無人なDSのキャラクターは今のアニメではかなり珍しく、それでいて憎めない良いバランス。この主人公、もっと人気が出てもよかったのではなかろうか。……当時も今も、微妙にコンプラ的アウトなんでしょうか。 そして中の人については言わずもがな。キャラが増えりゃぁキャストのカロリーも当然増す。ほんとに私のツボをついてくるいい時代感のキャスティングで聞いてて安心するし、そんなベテラン勢に負けじと気を張る楠木ともりのヨーコさんも良いヒロインである。その他エロ担当者もみんな頑張ってくれてるが、最終的に一番目立つ女性キャラがやっぱり日笠(ネイ)というのはいいのか悪いのか。 改めて、こんだけちゃんと作ってくれてる「発掘」アニメは割と珍しいと思うのだが……やっぱり配信メインでやってる影響なのか、さっぱり話題になってるのを聞いたことがない。当時今作を応援してた人とかには多分届いてないんだろうなぁ。なんか勿体無い。もっと自信持ってええんやで。 「道産子ギャルはなまらめんこい」 4→4 こちらも初見の印象からほぼ更新なしに「まぁ、そうなれば、そうなるやろ」くらいで終わってしまった作品。ハナから期待は持ってなかったので裏切られることもなかったが、あってもなくてもいいアニメの評価というのは案外困るもので。印象変わってないし想定が当たってたので新番チェックをもう1回貼っておけばいいんじゃなかろうか。 というのも流石にサボりすぎなので更新された要素を見ていくと、まず、本来なら今作は大幅加点が見込めた作品である。何しろ、メインヒロイン佐倉綾音に続き、サブヒロインが花守ゆみり、3人目に上田麗奈という、「この次元にワームホールでも作ろうとしてるのか?」と訝しんじゃうくらいのパワーキャスト。この3人で純正キャラ圧勝負をしたら、まじで宇宙の2つや3つは容易く生成されてしまうだろう。そんな夢想で無双な三つ巴が見られたというだけで眼福ならぬ耳福。本来ならそれだけで満点はなまる評価なのだが……。 ただ、別に話は面白くねんだわ。まー、特に特徴のない恋愛作品ではあるんだけども……そこにどうしても「なぜ道産子にしたんだ」という要素が気掛かりとして足を引っ張る。特に佐倉さんにはかわいそうだが、やっぱり一番大事な北海道弁キャラがうまいこと個性として活かせず「ならでは」がさっぱり味わえない。北海道ネタはそこかしこに散りばめられていたのだが、どうしても「とってつけた」感が否めず、かえって「そういう要素を求めている人への気配り」が露骨で一歩引いてしまう。この辺りのバランスってのはほんとに難しいもんで、アニメによる町興しのデリケートさに通じるものがあるかもしれない。まー、そもそも道産子をメインコンテンツに攻めたいなら、そこに「巨乳でオタクに優しいギャル」要素を足し算してしまったのは失敗だよ。味が濁って素材が活かせない。もしかしたら「佐倉ボイス」もそうした要素のごった煮感を強める要因だったのかもしれないな。 いっそ、秋野さんと夏川先輩のスピンオフとかがあればもう道産子要素が気にならなくなるのでそっちの方が面白いかもしれません。要約すると「うえしゃまに和服を着せろ」です。 「休日のわるものさん」 4→4 ある意味でこれも「動物」作品だったかもしれない。加えて、「もふなで」よりも動物自体は可愛い要素もあった作品だが……でも、メインがパンダなのがなぁ……流石にパンダは日常的に愛でる対象じゃねぇよなぁ。 1話目での印象がそのまま最終話まで続いただけの作品かなぁ。特に悪いところはないんだ。作画部分はずっと「ふつー」のままで安定していたし、ネタ回しも1クール通して山があったり谷があったりということもなく、終始平熱。どっちかっていうと「悪者」側じゃなくて正義の味方のレンジャー側の方がドラマ要素が多くて色々と掘り下げてくれたりもしたんだけど、ぶっちゃけ「別にそこに興味ないんだけど……」みたいな要素だったのでレンジャー側のヒューマンドラマもどこか筋が違うようでピンと来なかった。考えてみりゃ「わるもの」がメインになってるんだからその対比要素として「正義の味方」側の描写を増やしていくってのは間違った判断でもないのだが……そこまで周到に配置して世界観を固めるような作品でもないような気がしてなぁ。 結局、「地球のことをあまり知らない悪役が楽しむ平和な日常ライフ」っていう設定そのものがあんまり伸び代がなかったというか、毎週ワクワクしながら見るようなものでもなかったということなんだろうか。でも、方法論こそ違えど別軸から「何気ない日常」を描いたどこぞの拷問は面白いんだよな……。こういうのを見ながら、改めて「日常もの」の難しさについて考えさせらるのであった。オチなし。 |
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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