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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「金田一少年の事件簿R」 4→5

 特に無いです! 別に悪いことは特にないのよね、ただ淡々と原作再現するだけだし。原作に最近は特に思い入れ無いし。

 ただ、「思い入れもないし、原作読んでるし、わざわざアニメで見るかなぁ」って思ってたんだけど、むしろ思い入れが無くなってるおかげで、割と中身忘れてたんだよね。おかげで酷い時には「これ犯人誰だっけ?」っていうレベルで割と新鮮な気持ちで観られたので、途中で飽きるかもしれないという予想とは裏腹に、結構観ちゃったのである。まー、やっぱりひどい話も多かったんだけどね。短編の話とかになると作画までどんどん適当になって「やる気ねぇなぁ」ってずっと思ってたからな。

 でもまぁ、こうして改めて新しい方のエピソードが確認できたのは決して悪いことじゃなかった。雰囲気も昔のアニメそのままで特に目新しさもないが、これはこれで伝統芸能みたいなものだしね。最近は原作の方がそもそもひどいので、ひでぇ展開でも「あぁ、最近はこんなんやで」としみじみ出来るのもある意味良かった(?)です。これでまた一仕事終わったわけだけど、まだ映像化されてないエピソードってどれくらいあるのかなぁ。もう、いっそのこと今のクオリティで過去の思い入れのあるエピソードをリメイクしてほしい。今の映像技術で描いたらすげぇ氷橋が造れそう。

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RAIL WARS!」 4→3

 ぼくの回りの一部では大人気の作品。こないだの飲み会でも無闇に盛り上がりました。「あまりに酷すぎて、つい観てまうねん」とのこと。ぼくぁ基本的に「一周回って観てしまう」ってあんまりやらないので、単にどんどん視聴のモチベーションが落ち続けていただけだったんだけど、みんながそうして褒める(?)もんだから、そこから視聴モチベーションもいくらか回復。改めて「やっぱひどいな」と思いながら楽しめました。めでたしめでたし。

 まぁ、ラノベだから…………。何が悪いってのはもう考えるより感じてもらった方が早いと思うが、ここまで登場キャラクターが何してるのか分からんお話もなかなか無い。多分、どの事件でも全て「鉄道絡み」にしなきゃいけないっていう制約が思い切り足枷になって話が破綻しているのだと思うのだが、訳の分からない活劇になった結果、最終的に「これ、鉄道要素もいらんやん」っていう落としどころになるあたりに救いのなさが。必死で他人が手を使って押さえている時限爆弾に液体窒素ぶっかけたり、アイドルのステージ公演中に暴漢が上がってきたのを「ステージ優先だから」と笑顔で対応して局員が刺されたり、重たい自転車みたいな列車で旧線を走るというどう考えてもタイムロスとしか思えない走り方をしてみたり、その車両が「重くて動かない!」と筋肉が苦しんでるはずなのに、何故か駅局員は「用意しました!」と汗一つかかずにホームまで持ってきていたり。結局どの事件も最終的に「ブレーキがかからねぇ!」に集約されるお約束オチになってみたり。もう、鉄道愛に溢れすぎる作品だったせいで、明日から怖くて電車にのれねぇよ。どんだけ頼りないんだ、電車。あんだけブレーキ絡みでひどい目にあってるのに、演習になると既定速度ぶっちぎって前を進んでる奴に「遅い!」とか圧力かけるキチガイヒロインとかもいたなぁ。もう、峠最速狙っちゃって「電車でG」でもやればいいんじゃないかな。

 これだけ話がメタメタな作品、いかにラノベアニメとて久しぶりな気がする。確かに、ここまで尖ってくれればある意味「面白いアニメ」ではあったかもしれない。個人的にはどう考えても人間的に魅力が無い主人公が気付いたらハーレム作ってるところが一番イラッとしたけどな。もう、筋肉の方がいい男やん。あっちにしとけ、どっちにしろ後悔すると思うけど。女の子については……エロかったからいいじゃないでしょうか。でも、エンドカードとかは良かったけど、作中ではちょいちょいキャラデザおかしくなってたけどなぁ。正直鉄道関係のディティールとか興味は無いので、女の子のディティールをなんとかしよう。結論「やっぱハーレムがあればそれで良かったのかもしれない」。

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「グラスリップ」 7→6

 さて、そろそろ自分の中でも落ち着いて来たので一旦まとめておくことにしよう。実に様々な議論を巻き起こした「問題作」である。まぁ、話題になるのも有名税ってことかもしれない。私はこの作品に対しては非常に寛容な姿勢を取っていたのでそこまで苦しむことはなかった。何故寛容かって、そりゃね、既に新番チェックの時点で言っているからね、「P.A.作品は全力で贔屓していく」と(「Angel Beats!」を除く)。

 点数を下げさせてもらったのは、当然「万人受けするとは到底思えないチャレンジ」の配置の仕方が不親切であったのは否定出来ないため。受け取る層にも問題はあるのだと思うが、それでもやっぱり、「これまでのP.A.作品でお馴染みの空気だよ! 恋愛を色々ややこしくするよ!」というノリで中盤までの構成を貫いたことは、視聴者側に「見る姿勢」を固めさせてしまう要因となっていただろう。おかげで非難を浴びたりもするわけで、いくら「観る側の勝手」とはいえ、もう少し、「注意して見ていた方が良いよ」というサジェスチョンは用意して欲しかったところ。単に自分がそこの調整で苦労したので不満だった、ってのもあるけど。一度「分かりやすい話なんだ」と思ってしまうと、いかに真剣に見ようと心構えをしていても、どうしたってゆるみはでてしまうものだ。それを助長した制作側に難があったのは事実であろう。

 しかし、そこが決定的に「不親切」であったとしても、やはりこのチャレンジ精神は買いたい。「何があるか」すら全て覆い隠して、視聴者に正面から「アニメで描く意味」を問いかける無鉄砲さは実に刺激的。前半パートでは普通の恋愛ドラマとして「どこがくっついてどこが離れるか」で注目させておき、追いかけていくと「あれ? なんか恋愛ドラマとしてはシンプルに終わりすぎじゃね?」というところに疑問が生じ始める。なにせ、3組のカップルのうち2組は9話の時点でゴールインしており、残る1組だって脇道などなく、あとは「普通のいちゃいちゃ」をするくらいしかないとしか思えない状態になったのだ。冷静な姿勢であれば、そこで何かおかしいことに気付くことは出来たはず。それを「凪あすだったらここからまた一悶着ある」と、理由も無い先入観で「恋愛ドラマとしてみる」ことを続けてしまったのは単なる失態である。そこから先にある「未来の欠片」の物語は、最終話のところで描いたように、「青春」を、「心象」を、「曖昧」を探す物語だった。……まぁ、「知らんがな」というのがやっぱり正しい答えではあるのだけど。結局、振り回された挙げ句に必死に考えさせられ、注目してしまった時点で「上手くしてやられた」のである。こんなにも毎週どうしたらいいか分からずにオロオロした作品も久しぶり。それをこんなにも静かな「恋愛ドラマ(風)」作劇でやってのけたのだから、肝の太い脚本だったのは間違いないだろう。

 そして、ここからはメタ度の強い邪推であるのだが、何故このような「妙なプロット」が産みだされるに至ったのかを想像するに、元々は「P.A.独自の画作りをそのまま作品世界のテーマとして落とし込みたい」という欲求がどこかにあったのではないだろうか。ちょっとややこしい話になるが以下のようなことである。

 「アニメの映像」は、当然製作スタジオの武器になり、味になる最大の要素であり、天下のP.A.Worksは特にその特性が顕著である。過去の作品を並べて見るに、海の青や雪の白、弾ける透明な水しぶきといった透明感溢れる映像美が特に見どころになり、「true tears」では深々と雪の降る中での麦端祭り、「花咲くいろは」では一家の思い出や未来に繋がるプール・オン・ザ・ヒル、「TARITARI」で描かれた湘南の海に、「凪のあすから」のぬくみ雪と汐鹿生の青がある。こうした映像美は、作品世界を彩る大きな武器である。しかし、実際にはあくまで「彩るツール」であって、「物語の中心」にその武器を置くことは出来ない。「物語を紡ぐこと」と「映像を描くこと」は、どうあがいたって目的を1つにするわけにはいかないのだ。しかし、それを強引にまとめ上げる方法がある。美点である映像特性を、そのまま作品テーマとして物語内部に落とし込んでしまえばいい。作品世界内部の人間も、「映像の美しさ」が見えてしまうようにすればいい。そこで産みだされたのが、「大いなる観察者」たる深水透子だったのではなかろうか。彼女の「見えるもの」は漠然と「未来の欠片」と名付けられ、それは「心象」であったり「青春」であったりするかもしれないが、画面にあらわれる特性としては、それは「輝き」であり「光」である。彼女の象徴たる「ガラス」に映り、夜空に光る「花火」をもたらし、静かに積もる「雪」を導き、最後には全てをなげうって飛び上がる「流星」となった「未来の欠片」。これはつまり、透子が見ることの出来る「P.A.の映像技術そのもの」ではないのか。「光の演出が描きたい」からこその、「欠片」であり、「欠片」が作品世界内部で意味を持ち、透子が「メタ情報である」ことを意識せずにメタレベルに触れられるよう、「作品に内包される被観測者」である沖倉駆を産みだした。駆の中身を探ることで、透子は「欠片」について思考する。そしてそれは、「輝き」を、「映像美」を作品内キャラクターが追求することの置換である。こうして、「P.A.作品内でP.A.作品を見る」主人公が完成した。それが、この作品の目的だったのではなかろうか。

 うん、妄想するだけなら自由だからね。普通に考えたら絶対違うって分かってる。でも、こういうことを夢想させてくれるだけで、私はこの作品が好きだったんだ。毎度ご静聴ありがとうございました。

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DRAMAtical Murder」 3→2

 ま、まったく真面目に見てないんだけどね……。真面目に見たいって思うようなきっかけは一切なかったなぁ…………原作ファンは楽しめたのかなぁ。

 まー、正規の消費者層じゃないのでね。別に私が存在価値を一切理解出来なくても作品としては問題無いのかもしれない。でも、結局最初から最後まで何が言いたいのか分からなかった。主人公を通じてこの世界をどうしたいのか分からなかった。誰との関係を重要視したいのか分からなかった。ゲームの趣旨からすると、オムニバス的に主人公が色んなキャラを「攻略」していってる展開なのだろうけど、1つ1つのエピソードが薄くてなぁ。主人公の立ち位置がいちいち「お前がじっとしてれば良かっただけなんちゃうか」って展開ばかりだし。知り合いを大事にしたいっていう気持ちが第一なんだろうけど、その気持ちを向ける先が多すぎるせいでそれぞれの感情が全然ピンと来ないんだよね。ハーレムものなんてそんなものなのかなぁ。でも、この「なんか微妙にバーチャル」な世界設定とか、有効利用しようと思えば色々シナリオも捻りを加えられたはずのコテコテの設定なのに、それが特に活きていたこともないし……。いちいちクドいキャラ設定が、この尺で上滑りさせたら寒いだけになってしまう……うむ、よく分かりませんでした。

 そして作画がいちいち力尽きるガッカリ感。「咎犬の血」とかこれとか、「そっち向け」ってたまに時代を超越したかのようなとんでもないクオリティでお届けすることがあるよね。ご愁傷様である。

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Persona4 the Golden ANIMATION」 5→4

 僕はマリーが可愛かったと思います。正直、前半戦は冒頭のポエム朗読さえあればそれでいいや、って思ってた部分がある。もしくはドヤ顔でマーガレットさんに朗読される展開とかがいいな。

 ふむ、正直ゲームはまったく知らないし、アニメ1期もそこまで熱心な視聴者ではなかったが、特に苦労なく最後まで観ることは出来た。「追加ディスクからのシリーズ化」っていう時点で色々と無茶な作品にはちがいないのだから、よくもまぁ、ちゃんとこれだけの話数をやりきったとは思う。「1期目で作り上げた世界観を活かして、更に盛り込んだ2期目を」という活用法としては決して間違った作品ではないだろう。

 ただ、残念ながら頑張ったところで無茶を覆いきれるものではなく、作品のそこかしこに無理が生じてきたのも間違いない。メインシナリオはすっ飛ばさなきゃいけないので「1期見てた人、もしくは原作経験者御用達」みたいな部分はあったのだろうし、どうしたってぶつ切りのイメージはぬぐい切れない。最終的には「すごく普通の頑張る青少年のお話」なのだが、マリーの正体が分かってからそれを打破するまでの流れは、結局力業なのであまり入れ込む余地がないのである。どっちかっていうとまだマリーが楽しそうにみんなと遊んでいる時のダラダラギャグの方が見ていて楽しくて、それらの思い出を大切に思う後半戦の方が、おまけみたいな印象になってしまっていた。もう、いっそ2クールでやってくれた方が諦めてガンガンどうでもいい話をつぎ込めてかえって面白くなった気もするぞ。

 そして、もう1つの問題点としては、ちょいと画面のクオリティが低い。キャラの魅力を強くアピールしなけりゃならないはずの作品なのに、等身がやや高いせいかいまいちキャラデザが安定しないのである。ギャグパートだったらそこも含めてネタに出来るのだけど、シリアスになってからの展開でそれだとちょっとね。ほとんどのお話がメインキャラ総出演のシーンばかりだったので、かなりリソースを割かなきゃいけないのが負担になってたんだろうなぁ。同情するところではなかろうが、なんだか寂しかった。

 ま、あくまでおまけのお話なので、これくらいのユルさでも特に目くじら立てるほどのこともないと思うけどね。諦めてOVAとかでやっててもよかったのかもしれない。それはそれでカオスになりそうだけども。個人的に、足立メインのエピソードを割と丁寧にやってくれた部分については、このアニメの独自のセールスポイントだったんじゃないかと思っている。ああいう「1期で足りなかった部分」をもう少し見たかったんだけどねぇ。

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「アルドノア・ゼロ」 6→5

 すごいのは分かる。分かるんだけど、なんかこう、ピンと来ない。そんなアニメ。「まだ1期目だから」と言われりゃそうかもしれないのだが、そこで消費者の欲求を満たしきれないなら分割2クールは勘弁してほしいのだが……。

 はっきり言ってしまうと、現時点においては「既存のあおきえい監督作品の中では最も心躍らなかった」作品である。いや、ハードルが無駄に高すぎる気はするけど、事実は事実なのでしょうがない。演出面に問題があるわけではない。相変わらず非常にデリケートで綺麗な絵が作られているし、戦闘シーンにしたって様々な趣向を凝らして迫力を出しているのが分かる。キャラの描き方だって、一本調子にならないようにドラマを盛り上げる技術力の高さは様々なシーンから確認できるだろう。「やっぱりあおきえいは上手いな」と思わせるだけのものは、本当に何気ない中に転がっているのである。

 ただ、そうした技術力をもってして、何を描きたかったのかが未だはっきりしていない。毎度毎度のことになるが、やはり「天才を描くのは難しい」ということなのだ。主人公イナホがどれだけすげぇ奴かを描くためには、敵がどれだけやべぇ存在かを描く必要がある。たとえば無敵のハイパーバリアだったり、なんでも斬っちゃう居合いマッスィーンだったり、謎のロケットパンチおばけだったりする。個々のデザインは面白いし、ロボットものとしての個性は引き立つ部分も多かろうが、こうした敵キャラのやられ方が、なんかショボいのである。イナホは最初から最後まで量産機に搭乗したままで戦い抜くという、ロボットものの主人公としては革命的なチャレンジをやってのけたわけだが、結局、彼の思いつく対策法はそこまでエポックメイキングなものではなく、「そうなれば、そうなるやろ」だったり「いや、その理屈はおかしい」だったりするので、どうしたって敵キャラには「なんで負けてんねん」という突っ込みを先に入れなければならない。火星貴族の連中はさぞかし強いのだろう(何せ人類を壊滅させたのだから)。でも、イナホ君は何故かもっと強いのである。結論からいうと、人類は、かなりの阿呆だ。うーむ。

 まぁ、こういう作品の「戦略性」なんてものはお話として適当に受け入れるのが良かろうとは思うのだが、丁寧に描こうという作品の方向性が、どうしてもこの根本的な「足がかりのなさ」と相性が悪く、結果的には「すげぇけど、なんか伝わってこない」という消化不良の状態になってしまっているのである。まー、ザーツバルムさんを筆頭として「作中キャラの心情もよく分からん」ってのはあるんだけどね。最終回の超展開とか、誰が何を考えていたのやら。単にみんなして戦場にいたせいでテンション上がってたとしか思えないんだよなぁ。姫様、これで死んだの3回目やぞ。三国無双の孟獲倒すイベントじゃないんだからさぁ。

 改めて確認するが、流石に期待が高すぎた部分があるので、そのギャップでがっかりした感は否めない。色々取っ払ってもう一度別視点から見直せば、改めて評価出来る点も多いことだろう。でも、現時点ではそれをやる元気はないので、「うーん、2期大丈夫?」という不安を残してこの状態のままで。正直、イナホが死んでようが生きていようが、おねーちゃんさえ生きててくれればいいや。俺、最終的にこのアニメはおねーちゃん目的でしか見てなかった気もするな。

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「スペース☆ダンディ(2期目)」 7→7

 概念になり損ねた男、ダンディ。いや、もう彼は既に概念の上位存在であるかもしれない。そしてこのアニメも、今やダンディという1つの概念に成り果てたのか。今作を表すのに一番しっくり来る言葉は、やっぱり「怪作」なんだろうか。

 私の中ではどこまでも「金と時間と人手をふんだんにつぎ込んだギャラクシーエンジェル」である。GAの馬鹿さ加減を、より野放図に引き延ばしつつ、それを「視聴者を笑わせる」以外の方向にも拡充させて出来上がった、何とも金のかかった悪ふざけ、それがダンディ。1期の時点で既に悪ふざけは限界を振り切っていたはずなのに、2期では更に好き放題の度合いを強くし、「とりあえずクリエイターがやりたいって思ったことをやってます」感が半端じゃなかった。これはもう、シリーズアニメの皮を被った巨大な実験施設である。脚本家が暴れ、アニメーターが遊び、作曲者が荒ぶり、役者が跋扈する。その中で、最終的に産み落とされたものが、毎回お届けされた30分である。これだけのものが、何故かシリーズ物として、最終的に収束したのである。やはり渡辺信一郎という男は、凄まじいエネルギー量を持つ大馬鹿野郎なのだった。しょうがないよなー、全部平行宇宙だったらダンディが1人2人死んでも問題無いよなー。伝説巨大兵器アレーも大活躍するよなぁ。

 とにかく最終話を見れば今までのあれもこれもどうでも良くなるわな。1つたりとも捨てシーンが無いという怒濤の突っ込みどころ。よくもまぁ、「一応まとめよう」と思ったもんだよな。いや、まとまってないけども! 訳は分からないけども! 個人的に一番釈然としないのは、結局スカーレットさんが幸せになってないところです! せっかくあんだけデレてダンディ救出メンバーに加わったっていうのに! 最終的にダンディの覚醒を導いたのってハニーのケツじゃないですかー! 隣のスカーレットさんは何?! 当て馬?! 畜生! 俺にくれ!

 というわけで、2期はスカーレットさんの活躍シーンも増えたし、あの手この手で不思議とダンディが恰好良くなっていくという脅威の展開に毎度お腹いっぱいでした。どのエピソードが良いとかいちいち選べないくらいに、13本が全部濃いからなぁ。また改めて1話から見直したら、マジで頭おかしくなりそうです。なんか、エンドレスでサーフィンして足踏みしそうだけども。最終的に一番良かったキャラは、個人的には「ミャウの親父」です。「大好きです!」

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Free! -Eternal Summer-」 5→5

 なんか今回は痛々しいエピソードが多かったせいか、1期みたいに「うひゃー」って何も考えずには観られなかったなぁ。なんだか予想と違う方向性だったので気持ちの修正が色々と大変だった。その分、最終的なカタルシスが大きくなってるわけだが。

 相変わらず「そっち向け」メインなので真っ直ぐに視聴は出来ないのだが、今期は宗介が入ってきたおかげでもうドロドロ具合が大変である。1期はハルちゃんが引っ張りだこだったのに、2期目はその遙と宗介の間に挟まれて凜ちゃん大人気。そこの険悪なムードだけで、なんかね。あげく、クライマックスには宗介はポンコツになってネガティブ要素しかなくなるし、それに引きずられて遙は立ち上がっちゃうし、もう、見てられなかった。「部活ものの挫折」っていう意味では(ものすごく乱暴なくくりだが)「ハナヤマタ」と同じような進行ではあるのだが、こっちの方が徹底的で容赦がなく、「こんなん、回りにいたら胃に穴があくわ」とずっと思っていた。まぁ、単なる部活の話ではなく、「将来の夢」とか、人生全部がかかった悩みなんだから、重たくなるのは当然なんだけど。なんだか「俺はフリーしか泳がない」とうわごとのようにつぶやくだけの遙っていうキャラを作ってしまった1期の罪滅ぼしをするかのように、急激に遙が「人間」になっていく様が、成長痛みたいな痛々しさを伴っていたんだ。

 今作の何がすごいって、そんな「人生の悩み」を持ち出し、散々青少年を難局にぶち込んでおきながら、最終的には「とにかく泳げばいいじゃん!」と、水泳で全部解決してしまったところ。どんだけ悩んでも、成長しても、最終的に遙は遙だからね。マコちゃんとの関係性なんかも、いつの間にか(それなりに大人として)収まりがついているし、それら全ての要素は結局泳ぐための理由付けだったんだな、っていう結論になるのである。水泳ってのはなかなかアニメにするには地味な題材で、普通に考えたらそれを中心にした筋立てなんて作れそうもないのに、今作は京アニ流の無茶な動画と、こうした無茶な脚本によって、強引に「水泳」を中心軸として成立させてしまったのである。なんかもう、それだけですげぇ。「部活もの」としても綺麗に収まっていたし、やっぱり良い最終回になるんだよなぁ。

 あとは……江ちゃんは相変わらず可愛かったな。明乃さん、もっとこの調子で萌えキャラ(?)やってくれてええんやで。

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「まじもじるるも」 4→4

 本当に第一位印象から一切変化の無いままで終了した番組である。なんだろう、今期アニメにぽっかりと空いたエアポケットみたいなイメージである。「予想通り」という意味では「モモキュン」だって一緒だけど、こちらは本当にスルッと、ヌルッと、サラッと(実に貧弱な語彙である)。

 普通なことってのは決して悪いことじゃないのだが、やっぱり今作はわざわざアニメにして押し出すような強さが無く、「別に見ていても苦痛じゃないが、無いなら無いで一向に構わない」というレベルから動くことはなかった。この作品にオリジナルの要素ってのが何一つ見出せなかった。うーん、日常もののジャンルでは必ずしもそれが悪いってわけでもないのだけど、別に「コレを見ているだけでとにかく落ち着ける、幸せになれる」っていうような、いわゆるきらら系漫画の空気とも違うんだよね。一番近いのはひょっとしたらドラえもんなのかな? いや、下手したら今のドラえもんだったらあっちの方が毒が強い可能性すらあるよな。そして、別にドラえもんは毎週録画する気は起こらないんだ。つまり、そういうことじゃないかな?

 プラスの要素はもちろんある。1話視聴時にちょっと予想していたけど、順当にるるもは可愛くなった。テンプレから1ミリも出ない素直クールなのだが、「素直」の部分が存分に前に出ていたので、そりゃぁ愛でてみたい気になる。相方のチロとバランスもよく、このメインヒロインズは確かに看板として成立していたのである。ただ、それを振り回す回りの面子のキャラがどうしても薄いんだよなぁ……。古今東西お馴染みで、最近はラノベなんかでも多いのが今作の柴木のような「変態、エロを強く押し出す男子学生」キャラであるが、「変態」要素ってのはアピールするとなると結構難しい。男子中高生なんてのは、誰だって少なからず変態であり、その要素を取り除くと「朴念仁の草食系」という別枠のキャラ設定が成立してしまうくらいなのだ。過去の事例を考えると「なるほどこいつの性欲は度が過ぎている」と思える男性キャラってのはほとんどおらず、強いて言うなら、「ハイスクールD×D」のイッセイあたりは、そこそこエロをキャラとして活かせていた部類だろうか。残念ながら、柴木にはそこまでのパワーは無い。特にるるもが関係してくると保護者としてのいい人な側面の方が際だってしまい、どうしても「変態柴木」の人物像からは離れてしまう。もう、猫の子のエピソードとかずるすぎるくらいに、良い奴なのである。主人公としては申し分ない奴なのである。だからこそ、どうしても「変態柴木」をベースにしたお話に勢いが感じられなかった。こういうさじ加減ってのはなかなか難しいね。

 色々文句をつけてはいるが、別にあって困るアニメではないし、もし購読してる雑誌で連載していたら何となく読み続けているだろう。でも、毎週30分を割くアニメの枠としては、出来ることならもうワンパンチ欲しかったところ。さて、弱虫ペダルに備えないとね……。

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