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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「アクロトリップ」 5→5

 さぁ、本格的に最終回シーズンを迎えていくぞ。今期その口火を切るのはこの作品! ……終わったの? ほんとに? ほとんど最終回っぽさとかなかったんだが。

 まさかの「12話目で温泉回」という掟破りにもほどがある構成を打ち出してきた謎作品。最終回も特別なことをやるわけではなく、気になってた総統とマシロウの関係もなんだか分かんないけど据え置き。結局、フォッサマグナの真相にまでは辿り着けずに終わってしまった。これって、もしかして原作もこういう終わり方だったんだろうか? Wikiを見ると原作コミックは全5巻とあるので、もしかしたらすげぇあっさり走り抜けちゃったという可能性もあるが……だとしたらだいぶ図太い日常系作品だよ。

 評価としては「可もあり不可もあり」みたいな上下にブレの大きな作品で、先にダメだった点をあげておくと、やっぱ作画エネルギーはだいぶ貧弱。ユルめのギャグアニメなのでそこまで力を入れた超作画が求められるわけじゃないし、なんなら多少ユルめの方がほわっとしたテイストにマッチしていたという考え方もあるのだが、今作にはユルめのギャグという側面と同時に「女の子2人が妙な距離感でイチャイチャする作品」でもあり、やはり可愛いシーンの「可愛い」はしっかり出してほしい。そして作品を視聴し続けるにしたがい、だんだん「このアニメのヒロインは地図子でもブロッサムでもなくて、クロマだよな……」ということに気が付くので、今度はクロマの作画を頑張ってほしくなる(あとクマ怪人)。せっかくキャラデザが面白かったのに、それがキャラ作画レベルでくちゃっとなっちゃうのはやっぱりもったいない。また、ギャグとしてのテンポもどこか間延びした部分もあり、ユルいというだけじゃなくてもうちょい掛け合いのリズムが良ければなぁ、という感覚はあったので笑いの到達点という意味でももう一歩。そして、これは完全に個人的な好みの話だが、中盤以降に「魔法少女対悪の組織」という構図がほんとのほんとになあなあになってしまったので筋立てにも人間関係にもメリハリがなくなってしまったかな、というのはマイナスでとってしまった。「そのぐだぐだが味わいだろ」という部分もなんとなく分かるのだが、建前上でもブロッサムは「敵対している」雰囲気をもうちょい維持して、ピリッとした要素も混ぜてほしかったとは思う。

 とまぁ、不満は出そうと思えばいくらでも出せるのだが……「そこまでしゃっちょこばって観る作品でもなかろう」というのが正直なところで。崩れた作画も「地図子がまた困って変顔晒してる」と思えば笑いになろうし、そもそも地図子のあの眼のデザインの時点で「まともなキャラデザ」ではないと割り切っちゃうこともできるだろう。個性的な画面が続く様子を見てるだけでも割と楽しかったのは事実。また、その地図子のキャラが終始一貫していたのは好感度の高い部分で、彼女がなりふり構わず「ブロッサムというアイドル」のために身を粉にして働く甲斐甲斐しさとその愛情の重さはしっかり個性になっていた。そんな地図子の偏愛に振り回される真のヒロイン(?)クロマさんのおとぼけ要素も毎回可愛らしくて退屈しなかった。

 あとはまぁ、マシロウの意味深な設定あたりの「どこまで真剣に悪と正義の概念を描くつもりなんだろう?」みたいなふわふわした要素が最後の最後で締まれば格好良かったのだが……これがもし原作に続きがあるなら、最悪同程度のクオリティでもいいので走り切ってほしい気はする。まぁ、どこまでいってもこの日常が変わることはないかね。

 
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「デリコズ・ナーサリー」 6→6

 最終回シーズンにはちと早いが、一足お先に最終回。ほぼ2クールの尺をたっぷり使って1クール13話分を放送するという、やたらゆとりのある放送枠であった。

 色々とゴツい作品でしたね。間に休憩期間を挟んでしまったせいで私の悪い癖が出て最後まで集中力を維持しきれず、ちょっと視聴がなおざりになった部分があったのだが、トータルで決して悪い作品ではなかった。むしろ頑張ってる。いろんなところに刺激があり、この先の展開を気にさせてくれるだけの内容にはなっていたんじゃなかろうか。

 先にマイナス印象だった部分から書いていくと、全体的な世界観については結局最後までついていけない部分があった。「ついていけない」というよりは「全容が飲み込めない」といった方が正しいのかな。代表的なところではイニシアチブの設定あたりが「そんなん、もうなんでもありやんけ」と思ってしまってディティールに理解が及ばなかったし、最後まで言及されてるのかされてないのか微妙な扱いだったトランプの存在にしても、ふわふわしたまま話が進むので敵味方双方のモチベーションが最後まで確定せず、「およそ空気を読んでそういうことだと思えってことなんだろう」とあたりをつける必要があった。全体的な物語像というか、今回扱われた事件像についても消化しきれない部分はいくらかあり、最終的にはトランプという妄執に囚われたジュラスさんが一番残念なとこ引いちゃったもんで大ごとになったよね、という話になり、最後にいい話風にまとめられてはいたが、ペンデュラム側の結末としてこれでよかったのか悪かったのか、その辺りも飲み込みづらい要素はちょこちょこあった気がする。放送が伸びてしまって先送りされた分、そうした印象が強くなったという要素もあるだろう。

 ただ、そうして目をつぶってしまった部分はあるが、多分全ての原因はこのアニメが壮大な大河ドラマの一部分を切り取ったものにすぎないという、作品の出自そのものにあるのだろう。今回の話だけで全てが丸く収まるわけじゃなし、設定にしても他のシリーズ作品と繋ぎ合わせて意味を持たせる必要があるので、今回アニメとして現れたピースだけに全てを付与するわけにもいかなかった。その辺は、「世界観が気になったら他の作品にも触れてみてね!」という多少意地悪な販促戦略だったとするなら効果は抜群である。

 また、余計なところまで想像を膨らませたせいで消化不良気味になったとはいえ、一応1クールのアニメとしての起承転結は成立している。この「一応の決着」を良しとするかどうかは意見の分かれるところだが、「不完全じゃないか」という不満はお門違いだというのも理解はしているつもりだ。

 そうして諸々の事情を飲み込んだ上でよかった点を拾っていくと、まず「ナーサリー」というテーマ設定そのものが非常に面白い。ドラマを作る上で「幼児」の扱いって難しいんですよ。この話は以前もどっかで触れた気がするんだけど、個人的にはわたしゃ「幼児」が出てくるお話はあまり得意じゃない。別に子供が嫌いというわけではなく、幼児って生き物はまだ「理屈か通じない動物」の側面を持ちながらも間違いなく「人」でもあるので、理知的なドラマ構造に組み込むのが大変なのだ。あまりに動物らしくしてしまうと人格が剥奪されて単なる舞台装置に堕してしまうし、だからとてしっかりとした人間として描いたら「そんなガキおらんやろ。作り手側の意識が子供に宿りすぎや」と冷めた目で見てしまう。どっちにしろ、「真に迫った幼児像」を作るのは大変なのだ。いわんや「大量の幼児」をや、である。

 しかし、今作はあえてそこにメスを入れて「ナーサリー」という設定に踏み込んだ。幼児どうしが絡み、その人間模様も吸血鬼絵巻に取り込んだ。幼児の量が増えたおかげで「動物的な側面」と「理知的な側面」が個に付与されず群に埋もれることになり角が立ちにくくなったというのが個人的な印象で、例えば一番理知的な要素は幼児の中でもテオドールあたりに付与されていたと思うのだが、彼も彼で最年長のポジションに苦しみ、ひたすら理屈で環境をコントロールしようと試みたが、結局は幼児なのでダメなものはダメ。理不尽な大人の世界に打ち負かされもするし、子供らしい駄々をこねて解決する問題もある。他の幼児たちも「1人1人の理屈」は抱えつつ、それが前に出過ぎずに「ナーサリー」という大きなフィールドに投げ込まれ、うまい具合に「幼児性」にまとめられ、匂い立たないように処理されている。この辺りの描き方は面白いと思った。

 こうして「人格が確立しない」幼児期に迫るという描き方はそもそものドラマとして前例も少ないし、それが吸血鬼バトルものと絡むとなればなおのこと無軌道なものになりそうなものだが、「血」の物語という一本の筋を引くことでトンチキなファンタジー設定が普遍的な家族のドラマにまで引き込まれる構造はちゃんとゴールを見据えて狙っていないと生み出せなかったものだろう。正直、このクオリティの脚本で線が引けるなら、同プロジェクトの他作品も面白いんじゃないかという気がしている。どうでしょうね。

 あとはまぁ、アニメとしての画面の統制。今作の徹底したガジェットの描き込みはCG技術もふんだんに使われているのだろうが、こういうのって「いっぺん画面のデザイン作ればあとはCGをいじるだけなので意外と楽」なのか、それとも「全部のシーンでとにかく画面構造を成立させるために調整しまくるからめっちゃ手間」なのか、どっちなんでしょうね。後者だとしたら本当にお疲れ様。効果は充分に出ており、毎回毎回目が痛くなりそうな細やかな描画は楽しませてもらいました。多分アニメ化にあたって、この雰囲気作りだけは絶対に曲げられない要素として守ってくれてたんだろうな。だからこんな不思議なスケジュールになったのかどうかはわかりません。

 最後に中の人の話。今作は色々と贅沢なキャスト起用が多かったので取り上げたい要素も多いのだが、あえて1点だけ上げるならやっぱテオドールですね。最初は「ショタ役にちかぺなんやなぁ」と思ってぼんやり見てたんだけど、「ショタ役」ってだけで終わるはずもなかった。毎回出てくるいろんなちかぺ、楽しかったです。

 
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「僕のヒーローアカデミア(第7期)」 ―→7

 最終感想は終わったと言ってたな。ありゃァ嘘だ……すまん、ヒロアカがこのタイミングで終わるとは思ってなかった。ここから一気に最後までいく日程かと思ったが、今回が最終クールではなかった模様。というわけで今期の最終感想は43本に微修正です。

 とはいえ、もう今作の評価は大きく動きはしないかな。ほんとに毎週毎週クライマックスしかないみたいな展開、普通に考えたら胃もたれしてげっぷが出て「来週は少し休ませてよ〜」くらいの気持ちになりそうなのだが、これまで蓄積してきたあれやこれやが全部溜まってるため、「こんくらいしてもらわないと満足できねぇよな!」って気持ちになっちゃう。その上で、王道の少年漫画的解決は大前提としつつもきちんと「らしさ」を発揮して大立ち回りを演じるシナリオライン、この漫画、ほんとすごいね。

 今期放送分だけに絞って観ていくとするなら、まず一番驚いたのは序盤からの青山の扱い。わたしゃ何も知らん状態でただアニメだけを摂取してる民なのでガチで驚いた。そりゃそこまで目立った存在というわけではなかったが、最序盤から登場し続けた味方サイドの「メインキャラ」をまさかあの位置に持っていくとは思わなんだ。分かる人にしか分からないネタバレな表現をするなら「金田一少年の事件簿」で「魔犬の森の殺人」を読んだ時の気持ち。あそこまでの扱いにしておきながら、青山をただ落とすだけで終わらず、きちんとヒーローとしてのけじめをつけさせる流れも上手い。

 他にも相変わらずの轟家の扱いなんかはグロいくらいの話がずっと続いていたし、ラストに持っていくオールマイト・オールフォーワンの流れ、大ピンチで登場するジェントルたちの格好良さなど、名シーンのカウントは暇もないが、やはりここまでの積み重ねという意味で外せないのはトガちゃんだろうよ。ほんとに最高のメインヒロイン。ずっと彼女を追いかけられたからこそのヒロアカだなぁ、としみじみ。間違いなく「ヴィラン」なのに恋愛ドラマの主人公であり、トゥワイスとの関係を切り出せばジャンプ漫画らしい友情物語の主人公でもある。ほんと世界で一番かあいいヒロイン。

 あとはただ、最後まで見守っていくだけですわね。またのお預けがもどかしい気持ちもあるが、これだけ時間と手間をかけて作ってもらえる作品、ほんとに幸せだ。

 
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ATRI -My Dear Moments-」 6→6

 1ヶ月以上に渡る今期最終評価も今作にてようやくゴールイン。今期執筆された最終評価は42本。前クールの37本からやや増だが、春秋はクールの区切り目なのでこれくらいは順当。50本を上回らなくなっただけでも少し前に比べたら大幅な進歩である。この調子で40本以下を維持できるようになれば多少は意志の力を身につけたと言えるようになる……といいな。さて、次回はどれくらいになるやら。

 閑話休題、今作についても忙しいので最終話感想と一緒くたで申し訳ないが、まぁ、これは別に妥当な判断かな。何しろ、正直なことを言えば最後まで点数は1点下げなきゃいけないと思ってたくらいには内容に不満があったからだ。この辺は感想の変遷を辿ってもらえれば何となく伝わっているとは思うのだが、やはり終盤に向けてシナリオが駆け足になっていたというか、当初「ギャルゲのアンドロイドものシナリオ」に懸念していたある種の安易さみたいなものが滲み出てしまい、そこがどうしても没入感を阻害した。別に開始当初から全く穴がないシナリオだったとも思わないが、それでも序盤から中盤にかけて、夏生がアトリと関係を構築する過程、そして2人が島の住人たちと交流する過程なんかは納得できる粒度で描かれていたし、何よりアトリの可愛らしさを見ているだけでも不満はなかった。

 しかし、やはり1クールに詰め込む負担がでかかったのか、はたまた最初から風呂敷の畳み方をあまり考えていなかったのか、終盤に至る展開がどうにも行き当たりばったりで、ラストのババアからの無理難題、そしてそれに対する夏生とアトリの判断など、「そりゃないぜ」と思うような展開がちらほら見られるようになってしまったことでトータルの評価は下げざるを得なくなった。尺の問題を言い訳にはできようが、それを承知でシリーズアニメにしたのだから、ちゃんと視聴者が「いい話」を素直に飲み込めるだけの下地を用意してほしかった。そこは確実に評価の対象になるのだから。

 そんなこんなで最終話の結局アトリが取り込まれることを了承する展開についても未だ納得いっておらず、「そうしないと終わらないから」くらいしか理由が見当たらないのはダメだ。だからこそ「尻すぼみ感がなぁ」という感想になる予定だったのだが、……まぁ、最後はなんか、いい話風に終わった部分が納得できてしまったので下駄を履かせちゃおうという判断である。何でだろね、我ながらチョロすぎるとは思うのだが、展開に不満を持ちながらラストの消灯式のところでなんかキュッとなっちゃったのよね。そんでその後の再会シーンにも不備はないでしょ。いくらか押し付けがましい感動ではあるが、「まぁ、この完成図になるならしゃーなしかぁ」くらいの評価で落ち着くことになった。多分これもひとえにアトリというキャラの完成度が高く、愛嬌で最後まで引っ張り続けるだけの求心力を持っていたが故の結末なんだろう。

 ギャルゲーアニメで最終的に「メインヒロインが可愛かった」というのがプラス評価になるのは何も間違っちゃいませんからね。そういう意味ではよく頑張ってくれたのかも。まぁ、作中で最強の正妻パワーを発揮したのは結局水菜萌さんだったわけだが……ほんとに強かったなあの子……。

 
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「【推しの子】(第2クール)」 ―→7

 新番チェックに忙殺されているので最終話感想とまとめてで失礼します。あんなもん見せられたら「さっさと3期やれや」以外の感想は出てこないですけどね。

 見事に後を引き、尾を引く最終話。今作にいたっては続編が無いはずがなかったので全然「終わった」感がないのは全く問題なしで、この引きでの生殺しがどれくらいの期間になるかが気になるばかりだ。まぁ、2期もそれなりに早く展開してくれたし、3期もそう遠い話ではないでしょう。漏れ聞く話だと原作もそろそろ終わりそうな様子だし、あとはクライマックスまで一気に作ってくれる……かどうかは原作ストックがどれくらいあるか知らんのでまだ分からん。

 今期は大雑把に「2.5次元舞台編」とまとめて良いシーズンだったと思うのだけど、これまた「漏れ聞く噂」では、なんか「原作では盛り上がんない方」みたいな下馬評を見たことがあったのよね。いや、全然そんなことなかったね。なんなら画面だけなら1期よりも見どころが多かったレベルでゴリゴリの完成度。まぁルビーがラストの展開まで蚊帳の外にいたので「血の物語」としては半分が欠けた状態ではあったが、それでもアクアを中心としてかなとあかねが展開する女の戦いは実に見事なものだったし、「漫画原作舞台」というテーマを取り扱って業界の問題に切り込むやり口も上手かった。今作は圧倒的製作陣に恵まれているのは間違いない事実だろうが、その強みを発揮できるくらいに原作もちゃんと巧さがあるんだよな。多分、アニメで完走した後に原作はチェックする気がする。まぁ、何年後になるか分からないけども。

 現時点で何を書こうとも「途中経過」でしかないので、あとは各話の感想に任せて「面白かったです、今後ともよろしくお願いします」とだけ書いておきます。あ、あと「MEMちょを幸せにしてください、お願いします」も書いとこ。ラストのMEMちょの扱いが不憫でしょうがないのよ……みんなしていい子だってわかってるからこそのあの仕打ち……苦労人だよォ……。

 
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「夜桜さんちの大作戦」 5→5

 2クールやってなお続編確定とは。やはりジャンプ漫画は恵まれてるなぁ。……あれ、「アンデッドアンラック」って続報あったっけ?

 そっけない言い方になってしまうかもしれないが、「元来ジャンプアニメってこんな感じだよなぁ」って。筋立てだけを見たらどこかチープな感はあるけど、「少年」ジャンプってこういう子供にも分かりやすい漫画があってしかるべきで、それが無駄に王道だとかテンプレだとか訳知り顔で咀嚼されすぎちゃったもんだから再生産される漫画が複雑になったり、訳がわからなくなったりする。今作ももちろん個性が無いわけじゃないが、素直に「ジャンプ漫画的展開」をなぞり、都度盛り上がりそうな展開を用意してバトルを続けていくという古式ゆかしき製法で作られた物語に見えた。主人公のキャラクターもまっすぐで分かりやすいし、小難しいことを考えずに観たり読んだりするなら、これでいいんじゃないかな。最近は鬼滅やら呪術やら、余計な負担を強いるジャンプアニメが多いせいで身構えられてるだけやねん。

 ただまぁ、「日曜5時」という枠のせいで無駄に気負っちゃった部分があるのも事実で、「ひどいとは言わないが決して安定してはいない」くらいの作画クオリティだと「どうした?」とちょっと気にしてしまったのはもうしわけなかった。これでもし土曜の朝10時のテレ東アニメだったら誰も文句は言わなかったはずだし。よりによって枠的には「ウィストリア」と並んじゃったせいで変なとこで負担かかったよね。改めて、余計なことを考えない純粋な作品ファンの少年少女たちに面白かったかどうか聞いてみたくはある。

 ちなみに個人的に最大のお楽しみポイントは「久しぶりに真っ当で堂々たる悪役うえだゆうじ」。怪しげな役回りのうえだゆうじ、ほんとに輝くと思ってるんだけど意外とそういう起用が少ないんだよな。もったいない。あ、あと朝野家のご両親。安定の死亡率。

 

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「ザ・ファブル」 4→4

 ま、こんなもんじゃね? というくらいの印象。でもまぁ、2クールもの間なんだかんだで視聴は続けていたわけで、決して悪いアニメ化というわけではない。

 いや、どうなんだろな、もっと上を狙えるポテンシャルはあったのかな。最終話まで観て改めて感じたのは、率先してドラマ化までされている漫画なので、シナリオ自体はちゃんと面白いということである。設定の「最強だけど最弱のふりをして一般人生活がしたい殺し屋」という部分だけ見るとそれこそなろう的な俺つえーチートものを想像してしまうが、今作はきちんとその設定をブラすことなしにドラマを盛り込んでいる。ファブルがあれだけ一貫して最強キャラのままでいるにも関わらず、周りにいる連中が人間的弱さを見せるために勝手にお話が回り、悲喜交々の人間模様を描き出す。単なるラブロマンスとかドタバタギャグではなしに、そこにヤクザもんが絡むサスペンス要素や悪人どもを主役にしたピカレスクロマンとしての側面も色濃く出ている。というか、ヤンマガ連載作品なんだから元々そっちの傾向が強い作品。あとはなんぼでも泥臭いヒューマンドラマを重ねることが可能だった。

 そうした筋立てを邪魔することなく、最低限の演出でもって淡々と描いていく作劇は、アニメ化ってんで身構えてしまいそうなところをうまくスカした、正しい演出方向だった気もする。1話目時点でめっちゃ気になったファブルとヨーコのクドすぎるキャラ演出についても、そうした「劇画タッチのリアルさ」と「アニメとしてのフィクション感」の橋渡しをする苦肉の策みたいなところがあり、2、3話くらい観てたらすぐに慣れてしまったし、今では逆にこっちがファブルとして正しいんじゃないかと思えるようになった。原作者が狙った作品のテイストがこれで正解なのかは分からないが、アニメ作品としてはこの辺りが妥協点なのではなかろうか。

 とはいえ、やっぱりどうにも地味なポジションになってしまったのは事実なのでそこまで盛り上がることもなく。手塚プロはさ、この妙な古臭さというか、平成アニメっぽい手管をもっと懐古趣味を煽る方向性で特化させたりしないもんだろうか。あんま求められる方向性ではないのかなぁ。

 
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「バーテンダー 神のグラス」 5→5

 1クール遅れで視聴終了。あくせくしたアニメ視聴環境の中、こういう空気を流してくれる時間があるのはホッとする部分はありますね。

 ぶっちゃけ、アニメとして何かが大きく刺さるということはない。元々そんなにでかいドラマでもないし、アニメにしたからって見栄えがする作品でもない。しっぽりと流れるバーの空気は、あくまでも実存に肉薄するだけで、強く感情に訴求する要素は押し出されていない。

 でもまぁ、この作品はこれでいいんだろうな。酒、バーテンダー、ひいてはバーという空間そのものを共通テーマにして紡がれるヒューマンドラマの数々。取り立てて新鮮な何かがあるわけではないが、改めて世にある数多の人生へ想いを馳せるきっかけになる。癒し……というのはちょっと重たい話は多すぎるが、クールダウンには良い作品だったと思う。演出側も、あまり華美にせずに淡々と物語を紡ぐことをよしと判断したのだろうし、それは正しいと思う。適材適所、ド派手に覇権を狙うアニメばかりでは視聴者側も胃もたれしてしまうのでね。

 一応、最初のうちは「とっとと佐々倉がホテルのバーに採用されてからの話になるのかな」と思ってたけど最終的には1クールトータルで「いかにホテルに勧誘するか」「自分の職場にこだわる佐々倉の人生観とは」みたいな部分が縦軸の物語になっていたので1クール作品としてのまとまりが悪くないというのも評価ポイント。あくまで個々のエピソードをつなぐオムニバス形式がメインだが、やっぱりシリーズアニメとしては大きなドラマがあった方が見やすいですからね。つまりこれって続編も作れる構造ということでもある。いや、出てくるかどうかはしらんけどね。原作は長い作品のはずだし、あまりあくせくせず、ちょっとずつシリーズを続けてくれればそれはそれで嬉しいけどなぁ。

 
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「グレンダイザーU」 5→3

 何がしたかってん。

 昨今のリメイクブームは色々と考えさせられることも多く、懐古趣味のおっさんたちにアピールするのが主目的なのに、きちんと若い層に届くものを仕上げなきゃいけないというのでなかなか塩梅が難しい。実際、これまでリメイク作品で大成功を収めたものはごく稀であり、今思い出そうとしてもあんまり良い例が思い浮かばないくらいである。

 で、これ。私の場合はそもそもオリジナルを知らないから懐古もなにもないのだが、「なぜ古臭い作品を古臭いコンセプトのまま、古臭い絵で見せられているんだろう……」という感情しか湧いてこなかった。巨大ロボットアニメなんてそれこそ「現代風」のリブートで(それが正解はどうかは分からないにせよ)いくらでもいじりようがあっただろうに、なんとものっぺりしたままのデザインでのっぺりした画面が続く。正直開始数話で飽きてはいたのだが、「わざわざこんなところに繰り出してきたんだから何かあるのかもしれない」と思ってシナリオを頑張って追おうとしたけど、やっぱ何もなかった。強いて挙げるなら戸松の一人上手劇場がちょっと面白かったくらいだろうか。それとて、あの姉妹をもっと本気の作品でやってくれたら最高の戸松劇場が見られた可能性はあったのに。

 まぁ、元々興味のないジャンルを無理やり見た結果というだけなのかもしれないが……この結果で喜んだ懐古厨がいるとも思えないんだよなぁ。こんだけ生きてて、いまだに永井豪とのしっかりした接点を持てないのはもう無理なのかもしれない(多分「キューティーハニーユニバース」が一番印象がいい)。

 
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