|
最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
「怪獣8号」 6→5 まぁまだまだ続く作品なんだろうから、現時点での評価にあまり意味はないのだが……なんか、思ってたようなハマり方はしなかったわね。 なんだろ、一番の想定外は「怪獣アニメじゃないのかよ」ってところですかね。いや、要所で怪獣要素は出てくるんだけど、それってあんまメインじゃない要素になってる。結局「怪獣」っていう名目が主人公の強化スーツ程度の扱いなので、あとは普通のジャンプ漫画。もちろん、映像部分に力が入っているのは分かるのでそこを評価しても良いのだが、ジャンプ漫画+超作画っていう組み合わせだと「呪術廻戦」がとんでもねぇ仕事をやり逃げしやがったので、まだまだ現実ラインでの仕上がりだと、もっとシナリオ部分で引っ張ってくれることを期待してしまった。まぁ、こっちが勝手に期待しただけなんだけどさ。入り口で期待煽って「まぁ、普通のバトルものにしますけど」だとちょっと裏切られたと感じてもしょうがない。2期以降、何か「怪獣らしさ」で強く打ち出せる部分があることに期待しよう。 PR 「オーイ!とんぼ」 5→5 えっ、終わんの!? と思ったけど分割だった。でもこの手の朝アニメってなんでか分かんないけどスタミナあってずっと続くイメージあるよね。わたしゃすでに切って久しいが、今確認したら「逃走中」のアニメなんてまだ放送してたわ(1年以上放送してる)。 というわけで秋から続きがあるらしいので一安心してしまったくらいには続きが気になるアニメ。別に何かが特別面白いということもないが、すごく真っ当にゴルフアニメしてる。どこぞのトンチキゴルフとはエラい違いだ。そういやあのアニメもアムロ依存だったのに、みんなして「ガンダムはどうする」とか「コナンは!?」っていう話題ばっかりで「BIRDIE WINGの続編が作れないじゃん!」って騒がないのはどういうことだよ(そういうことだよ)。 よそのゴルフアニメはおいといて、流石にゴルフ雑誌連載漫画だけあって、子供向け教育アニメみたいな見た目とは裏腹に細かいゴルフのあれこれをガチで描いてくれる。実際の試合展開(ほとんど試合はしてないけど)も渋い画面だが、CGも交えた生真面目な描画でじっくり見せてくれている。まー、作画カロリーは大したことないし、アニメとして大きな刺激は無いが、ハナから「そういう作品」だと思ってれば別に気にならず、むしろその丁寧さは好感度が高い。相変わらず「どの層を視聴者として想定してるんだよ」というのは疑問だが、土曜の朝という時間帯はマジで休日のお父さんが対象だった可能性がある。そう考えると、徹底して「娘的存在」であるとんぼを可愛く描けていればなんの問題もないわけで、萌えとかエロとは一切無縁の「父性刺激アニメ」として軸はブレてない。その上でちゃんとジャンプ漫画的な「特殊能力主人公」の成長譚としても成立しており、プロゴルファー猿以来の伝統である野生み溢れる自由闊達なとんぼのゴルフも充分に魅力的。挙句わずか1クールの間にとんぼさんたらメキメキ成長して一気に大人びてしまうというおまけ付き。切なくもあるが、逞しくもある。とても献身的なイガイガの保護が温かいおかげで、視聴者目線ではとんぼの巣立ちを眩しく見守ることができただろう。 第1クールとなる今回は見事なまでに「始まりの物語」。正しい指導者、正しいライバル、そして何より正しい保護者。そんなセッティングが全て揃えられ、あとは次なるとんぼの活躍を見守るだけ。なんか、書いてるうちにどんどん2クール目が楽しみになってきたな。 「ただいま、おかえり」 5→6 この評点は意外かもしれない。うん、我ながらどうしたものかと悩んだのだが……私個人の認識へ問い続けてくれた存在として、変な視点から評価を加えさせてもらった。 今作に接する際に最も重要視していたのは、新番チェック時に披露した「自分自身への疑問」である。もっかい書くのはめんどいのでざっとまとめると「おれはBLが苦手だと思ってたけど、今作におけるBLは思いの外容易く飲み込めて抵抗もなかったので、もしかして私の情報処理には生物学的機能や社会的役割という枠組みが大きな影響を及ぼしているのではないか」というもの。訳分からんけど、分からん人は諦めてくれ。俺にとって、このことは意外に重要なのである。何しろ、今後もこうしたジャンル(百合を含む)を鑑賞する際に、その評価を左右する可能性があるからだ。 で、1クールの間この作品を視聴させてもらった結論は……「分からん」であった。なんでこの作品がこんなに温かい目で見守れるのか、マジで分からん。でも、ほんとに今まで見てきたどのBL作品よりも穏やかな気持ちで見守れてしまった。なんなら今期ナンバーワンの家族愛作品であり、昨年度の「柚木さんちの四兄弟。」に並ぶホームドラマだったと思っている。基本的には「人の優しさと愛情」を描いた作品であって、作品の隅々まで温かいものに満ちている。そりゃ時には辛かったり苦しかったりするシーンもあるが、どれもこれもちゃんと乗り越えるべき試練を超えた後には充分な見返りがあり、善により成り立つ世界で健やかに育つ子供たちの姿を眩しく見守ることができる。とてもとてもまっすぐな、ヒューマンドラマだ。 そうして見ている間、「いや、でも主人公カップルは男×男だぜ」という部分がほぼ阻害要因にならなかった。オメガバース世界独特の表現にも違和感を覚えず、「そういう前提で動いている世界」に容易く理解が及んだ。それがあまりにあっさりだったもんで、むしろ「なんでこれまでBLが苦手だったんだろう」と分からなくなるくらいである。……でも、多分今後また別なBLを見たら「やっぱ違うなぁ」と思う気もする。「BLが当たり前で、BLとすら認識されない世界」が用意されたからこそ受け入れられたこのドラマ。現時点においては、私が何を持って世界を測っているのかを考えるための1つのサンプルとして記録させてもらう。 あとはまぁ、純粋に勉強になりました、っていうのも加点要因かな。おそらく今作で描かれたオメガバース独特の物語(フェロモンがどうとかいう後半の話)は非常にスタンダードなものだろうけど、慣れない身からすると「なるほどそういう社会の物語なのだな」ということが掴みやすかったし、それなりの切実さをもって読み解くこともできた。なんかこう、作り手側もそこをことさらに特別なこととして描かないようにしつつも、今作独自の持ち味を殺さないように注意深く描いてくれていたんだと思う。そう考えるとBL実績豊富なDEENというスタジオに石平監督の手腕がうまいこと噛み合った感はあるわね。新しい世界に触れさせてくれたものには素直に感謝すべきですな。 そんで当然蛇足だけど今作の幼児どものキャスティングのガチっぷりも。最初は種さんだけで「もう無双じゃん」とか思ったらそこに弟・小原好美は生まれるわ、シナリオを左右する重要なお友達が本渡楓だわ、キャスティング側はなんの性癖を抱えてやがるんだ。アフレコ現場実写で見て〜。 「夜のクラゲは泳げない」 6→7 俺にありがちな現象、最終話感想書いてるもんだから最終感想忘れるやつ。 まぁ、毎週書いてたからまとめる必要もそこまで無いとは思うが……よかったんじゃないでしょうか。きっちり1話ずつに刺激あり収束あり、気持ちのいいお話も、心臓にズグンとくるお話もバランスよく配置しており、お手本のような1クールアニメになっていたと思います。 ことに良かった点をピックアップしていくと、まずは上述の通りの「1クールアニメ」という視座。最近はアニメ放送も1クールものが大半を占めるようになり、「1クールじゃ短くて何も描けないよぅ」なんて文句も出てきにくくはなったが、それでもなお1クールという尺を使って何をどこまで描くかというのは課題ではあり続けている。オリジナルアニメともなればそれはなおさらであるが、最初から尺を定めた上で描ける強みというのもあり、今作は4人のメインキャラたちの交流をしっかりと完成図が見えた状態で紡げていたのが評価ポイント。1つ1つのお話を抜き出せばそこまでインパクトの強いものばかりではないが、有機的にそれらのお話が絡み合い、JELEEという1つの「創作物」が完成するという構造は端正だった。 こうして相補的な関係性を紡ぐというのは案外難しいもので、個人的にはどうしてもキャラ贔屓でキウイちゃんパートを推したくなるが、冷静に考えればキウイちゃんのお話って「合わないものから逃げた結果、逃げ込んだ先が楽しかったからOK」という逃避の物語でもある。それ単体で取り上げてしまうと身勝手な部分もあるように感じられるが、あくまでそれは「人それぞれのある人生の選択肢の1つ」であるということが明確に提示されており、そうしたキウイの人生を見てまひるが何かを感じ取ったり、キウイ自身も花音の苦悩を見て戦う勇気をもらったり。そうした繋がりがとても綺麗で、描写もスムーズだった。 また、「配信者集団」というテーマ設定もきちんと時代性を捉えており、作曲・歌唱・イラスト・編集の4人構成でそれぞれの役割を果たしながらの群像劇という設定自体が見ていて面白い。ここにさらに「アイドル」要素も絡むので「おっさんが現代っぽいものを手当たり次第に取り込んでるんじゃねぇの?」みたいな印象に繋がりかねないのだが、少なくとも私(おっさん)視点でテーマデザインに無理してる感じはなかった。MVを見せる作劇も現代の視聴者には馴染み深いものだろうし、ちょうど「数分間のエールを」という佳作が公開されたタイミングと合致したことで、「現代視覚文化」を俯瞰するときのちょうどいい指標になりそうな気がしている。 今後は「クラゲ」「花音」という文字列から真っ先にこの作品が思い浮かぶようになることでしょう(しばらくの間はね)。 「怪異と乙女と神隠し」 6→5 「Unnamed Memory」と並ぶ、今期2つ目の愛憎こもごも作品。愛憎っていうか、「ダメなとこがあるはずなんだけどうまいこと何がダメなのか言語化できない作品」。 途中までの感想でその辺りにはある程度肉薄しているはずなのだけど、ゴールに辿り着いた現在でも、何がひっかかっているのかは定かでない。そして今作の引っ掛かりは多分「Unnamed Memory」とは全然違うものだろう。 まず好きなところから確認していくと、そもそも私は怪異譚は好きだ。正確には「妖怪」っていうテーマが大好きっていうだけなんだけど、「ダークギャザリング」に続くホラー(風味)作品ということで期待はあったし、怪異の取り扱い方も決してなおざりではない。いわゆる「現代怪談」に伝統的な妖怪像を重ねる語り口はちゃんと本作のオリジナル要素になっている。また、キャラの立て方(あとデザインそのもの)も好みのタイプだ。メインヒロイン・団地妻の造形が極まっているところが一番わかりやすいが、それ以外にも乙ちゃんや畦目先生、のどかのキャラなどはいい具合にフックが効いていてキャラものとしても楽しい部分が多い。古来より怪異譚とエロスは切っても切れない関係にあり、あけすけなエロ要素だって楽しい要素だと言えるだろう。トータルすればプラス要素の印象が強い作品なのだ。 その上で「なんかアニメの質がよろしくない」と思ってしまうのはなぜなのか。まぁ、単純に作画リソースが不足してるシーンが散見されたというのもあるが、それ以上にアニメで描いている世界の「足りない」感じが足を引っ張る。単なる説明不足というのではない、まるで製作者の意識から因果が欠落しているような、足下の覚束なくなる不可解な筋運びがどうにも馴染まないのである。この現象が起こっている理由については2つほど考えてみた。1つは、怪談特有の「不安感」を煽るためにあえてどこかで「通常の」演出からズラしているという理由。起承転結の全てを追いかけた上で何かしら不安が残るという作劇は例えば「世にも奇妙な物語」とか、同じアニメなら「闇芝居」とか、そうした作品でもよく用いられる技法だと思うが、それが今作では意図的に「伝わりにくい」ものとして現れているという考え方だ。こちらの場合、私が飲み込みづらそうにしているのも制作側の意図通りという可能性があるわけだが……狙い通りの効果なのかは謎。 そしてもう1つ、こちらもシンプル過ぎる考え方なのだが、漫画原作をアニメにするに際し、「間を埋める」作業を怠った結果であるという可能性。この可能性に言及した理由は、こないだKindleの無料分があったから原作1巻だけ試し読みしたためだったりする。少なくともコミックを読んだ印象として「何かが欠けている」という感じがなかったので、「アニメにする際に何かが不足したのでは?」と考えたわけだ。よく「漫画原作のアニメ化はコマとコマの間を埋める作業」なんて言ったりするが(そう単純なもんじゃないというのは承知しているつもりだが)、今作はあまりに素直に原作をスライドさせたため、メディアの違いに不具合が生じてしまったというのは無い話ではない。……ただ、普通に考えてアニメスタッフがそんな基礎的なことを分かってないはずもないので、これもまたすっきりしない考え方ではある。実際、そうした作品だったら過去にもあったはずで、なんか違う印象はあるんだよ。 ……結論は「よぅ分からん」にしかならんのだが……なんか勿体無いアニメ化だったな、というのが正直な印象。でも、原作はちょっと欲しいとは思ってます。千和猫がどうなってるのかが気になる。 「喧嘩独学」 5→5 なんか、思ったよりもセオリー通りの作品だったので意外性はなかったんだけど、土台部分の王道設定に文句をつける筋合いもないので、これはこれでいいのかしらね。 視聴開始時に期待したのは、原作が韓国の漫画ってことで「日本の漫画にない予想もつかないもの」が出てくること。残念ながらその部分にとびきりの驚きなんてものを求めるのは高望みが過ぎる話で、およそのデザインはマガジンなんかで育まれてきた「へなちょこ喧嘩漫画」であり、私はこれを個人的に「刃森尊フォーマット」と呼んでいる(それより前にもあるかもしれないけど、まぁ気にすんな)。本作はなんか久しぶりに純正の刃森尊フォーマットを堪能した気がして、主人公のキャラ設定なんかは本当にお手本通りだし、最初にちょっと期待した「動画配信者」という設定も、主人公の自己顕示の表れの1つとして使われ、「怪しげな師匠」枠として使われたことで類型の上に乗った。そう考えると、残念ながら斬新さという面では今作は期待に応えてはくれなかった。 ただ、それはこっちが勝手に期待したことであって作品に責任は無い。そうして設定された舞台の上でやれそうなことは至極真っ当に表現してくれていたし、類型とはいうものの、やはりネットでの動画配信を絡めた諸々はいかにもな現代劇に仕上がっており、要所で皮肉も効いている。私が中学生でこれがマガジンで連載してたなら、そこそこ楽しんで読めたんじゃなかろうか。また、配信者という側面に絡んで本作最大の売りは多分カネゴンの存在。いわゆる「いい具合にサポートしてくれる悪友」ポジションなんだけど、打算と狡猾さがいい具合に混ざっていて刺激を絶やさない良い狂言回しになってくれていた。マスコットがわりのアキの存在もよいアクセントになっており、個人的にはあの口調で話すファイルーズキャラはなんか妙な納得感があった。 しいて要望をあげるとするなら、新番チェックの時から書いてるのでしつこいと思われそうだが、せっかくの韓国作品なんだからもっと韓国らしさを出してくれてもよかったのに、という部分。対戦相手にテコンドー選手・韓国相撲選手なんて出てくる時点でもはやローカライズの意味は無いんだし、いっそ全力で韓国文化にコミットしてくれた方が新しい刺激も多くなったと思うんだけど。その辺の出版業界の流れがいまいち分からんのよな。 「転生貴族、鑑定スキルで成り上がる」 4→5 「なろう→完走→2期決定」というループはまだまだ続く。何がキツいって、分割でスパンを置かれると、印象が似通ったなろう作品はほんとに区別がつかなくなることである。 などとネガティブな印象から入ってみたが、その割に加点してるあたりがダブスタクソ評価ではある。でも、今作を貶すのは簡単だがそれはそれで責任を果たしたクリエイター陣に申し訳ないな、という気持ちを優先させてもらった。アニメとしてはね、割とちゃんと出来てたんですよ。枠としては「第七王子」とだいたい同じで、「引き続きいかにもなろう的な設定もテイストも好きではないが、作画作劇を含めアニメとして不備はないし、頑張って描こうとしている要素は評価できる」というもの。多分、この作品をアニメで表現しようとした時に割と上振れしてる完成度だとは思うんだよな。 「なろう的な設定が好きではない」とは言ったが、個人的に今作で一番気になるのはタイトルにもある「鑑定スキル」の使い方そのもので、身も蓋も無い話だが、「鑑定スキル」の設定って面白さを何一つ加えてないとすら思っている。考えてもみてほしい、基本的に今作は「どんどん仲間を増やしてのし上がっていく」というワンピースタイプの物語構造なわけだが、「仲間を増やす時のエピソード」って、一番盛り上がれるチャンスなわけじゃん。ゾロが泥だらけのおにぎり食ってるのを見て勧誘を決めたり、サンジが海賊相手に暴れ回る様子を見て惚れ込んだり。そういう「一番描きがいがある」初登場シーンの「新キャラの強み」を、本作は「鑑定スキル」の一言で片付けてしまうためにことごとくオミットしてしまう。出会いの鮮烈さを描く必要がなくなってしまう。マジで1話目時点ではそこに納得がいかず、最初の忠臣・リーツは「うわぁ、すごいステータスだぁ、金積むからうちに来てよ」というのでハイおしまい。ドラマも何もあったもんじゃないのだ。 でもまぁ、そこから仲間の数が増えるにつれ、流石に物語を構築する手段としてリスクが大きすぎると思ったのか、それともほんとに「鑑定スキル」ってのがなろう的テイストに合わせるためのとっかかりでしかなかったのか、その後の出会いと勧誘の物語は割と真っ当なストーリーラインに乗っている感はある。決して新鮮さは無いものの、これならジャンプに掲載されてるセミワンピース作品みたいな扱いでストレスなく読み進めることはできそうだ。 そして、仲間を集めてしまったらもはや鑑定スキルなど意味がなくなってしまいそうなものだが、それでも今作は2期をやるらしい。こっからどこまでオリジナル要素を展開できるかで評価が決まる。そういう意味では、とても楽しみな続編になるかもしれませんな。 「デート・ア・ライブⅤ」 ―→6 「死神坊ちゃん」が足掛け4年の完結だというなら、こちらはなんと11年。クソでか大団円が押し寄せるシーズンとなった。 当然こちらも年季の長さを含む御祝儀評点ではあるのだが、こんだけの長きにわたる旅路、最終的にきちんと形を成したエンディングを迎えられたというのはそれだけでもありがたい話ではなかろうか。道中で制作スタジオを4つも渡り歩くなんて、そんな因果な作品は他になかなか例がない。そのくせ、道を見失うことなくきちんと通底したものが感じられ、話が大きくなりすぎたクライマックスに至っても、最後の最後まで「危険なデート、始めましょう」という初期の設定を活かしてくれているというだけでもなんだか嬉しくなってしまう。1つの作品内ですでに「郷愁」を感じさせるほどの時間が経っているというのもとんでもない話だが。 ぶっちゃけ映像部分についてはそこまでびっくりするもんではない。CGモデルをうまく併用したGEEKTOYSの作劇は省エネを果たしながらうまいこと作品世界を成立させているので文句の出るもんでもないが、「なんかどっかで見た雰囲気だなー」と思って見てて「あっ、あれだ、『てさぐれ』……」って思った時点でなんか省エネ要素が割と露骨に見えてしまった。いや、別に悪いことしてるわけじゃないんだけどね。まぁ、落とし所はここか、くらいのもの。でも、そうしてダイナミックに省エネを果たしたことによって、10人ものゴタゴタヒロインズが画面内を所狭しと飛び回り、少ない機会でなんとか見せ場を作ろうと奮闘している様子は好感が持てる。まぁ、新番チェックの時に見た通りに十香の特権的な立場は完全に剥奪されて1/10になってしまったけどね……今作は多分それぞれのヒロインに個別にファンはついてそうだし、贔屓をなくしたのはむしろいい方向なのかも。いや、狂三さんだけは特別扱いでいいと思いますけどね。 そして、ラストを迎えるにあたり編まれたストーリーラインも実は結構いい感じ。設定としては狂三さんのおかげで世界線の処理については「どんなことやっても合法」になっちゃったもんで割とありがちなセカイ系のグルグルだった気もするんだけど、それでも満を持して登場した令音さんの設定は胸踊るものがある。ほら、オタクくんってやっぱ「ナンバーズのゼロがこんなところに!」みたいな設定大好きじゃないですか(クソデカ主語)。改めて1期から振り返った時に彼女の言動に整合性がとれてるかどうかは知らんけど、このクライマックスだったからこそ、「11年も散逸的に垂れ流し続けた死に損ない作品」ではなく「11年目にしてたどり着くべきゴールにようやく辿り着いた大河ロマン」に見えるんですよ。多分10年前の俺に「そのアニメ、なんだかんだで最後はいいアニメだったよ」って言っても多分信じてもらえないだろうな。 ひとまずここまで作品に携わった方々全てにお疲れ様。今後も折を見てどこかで狂三ちゃんの声が聴きたくなる時がありそうだなぁ。まじひくわー。 「声優ラジオのウラオモテ」 4→4 なんかこう、視聴中は終始「貴様にとって、声優とはなんなのだ?」って問い続けられているみたいで、訳のわからん小っ恥ずかしさや居心地の悪さを感じる作品でした。なるほど、「厄介」声優オタクってこういうことをいうんですね。ここでなぞなぞです、水陸両用の声優オタクってな〜んだ? 答えは末尾。 全くもって俺が苦しむ必要はないのだが、「このアニメを評価しなきゃ→声優の扱い方を評価しなきゃ→そもそも俺は声優をどういう対象として見ているのだろう?」みたいなルートを通ると訳がわからなくなり、この作品を褒めても貶しても気持ち悪いし、「お前はどうやねん」の一言で何も言えなくなるような閉塞感がある。見えない壁にぶち当たりまくる謎の自家撞着。ほんと、我ながらイカレた思考回路だ。 とまぁ、前置きしたので何を書いたとしても私のことは置いといて許してほしいのだが、正直に言えばあんまり好きな作品ではなかった。そもそも映像がショボかったのでアニメとしてのクオリティの低さを理由にしちゃえば手っ取り早いのだが、それを差し引いてもなんか気に入らない部分がある作品だった。なんだろね、多分「声優オタクは声優オタクとしてこっそり生きてるから、わざわざ作品で大っぴらにテーマとして取り上げずに湿った石の裏とかにいるのをそっとしといてほしい」みたいな感情があるんじゃないかな。別に「声優は裏方商売なのだから表に出すな」みたいな言論に賛同する気は全くないのだが、こうして改めて「声優とオタク」みたいなテーマを大上段に振り翳してピックアップされると、「てめぇ、表出ろ」みたいな感情が湧いてしまう。 そしてこれはものすごい問題発言かもしれないのだが、この作品を見ても、別に作者はあんまり声優のことが好きだとは思えないんだよな……。いや、別に必ずしも描くテーマを好きである必要もないんだけど……「そんなオタクがネットで拾ってくる妄想みたいなネタで作品書かなくてもよくない?」と思ってしまう。この感情は渡辺の引退騒動あたりで一番高まって「声優業界、これがもし実態ならほんと救われないな……」と寂しい気持ちになったし、ラストのやすみの「声優としての成長譚」も非常に紋切り型で、「声優を主人公にした物語って、やっぱこれくらいしかやり方ないんだろうな……」と残念に思う。本気でこれをアニメ作品にするなら、メタ構造そのものを利用して何かここでしかできないようなとんでもない演出で見せてほしかったところ。いや、どうしたらいいか具体案はないけどさ。少なくともラスト付近の話を見て、聴いてても、別にやすみが成長したって感覚は得られなかった気がしません? そこの説得力を出すのって、これだけメタを意識しちゃうメディアだとほぼ不可能だと思うんだよなぁ……。 よかった点は、一番あけすけにやすみにダメ出しする先輩プリキュア声優みたいな人たちのキャスティングです。「確かにこの連中が現場入りしたら現場の連中に嫌な緊張感走りそうだなぁ」みたいなところが最高です。いや、多分現場では優しい先輩に違いないですよ。えぇ(こないだTwitterに富田美憂と絡んでる写真あげてくれててヲイってなった)。 <正解:アッガイ声優オタク> |
ブログ内検索
リンク
最新記事
(03/18)
(03/18)
(03/17)
(03/16)
(03/16)
(03/15)
(03/15)
(03/15)
(03/14)
カテゴリー
プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
最新CM
[03/17 不折正方形]
[03/17 不折正方形]
[03/17 NONAME]
[03/16 な]
[03/15 不折正方形]
アーカイブ
|

