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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「失格紋の最強賢者」 3→3

 最終的に子安さえぶっ殺しておけば何となくハッピーエンドっぽくはなる。SK∞も教えてくれる大切な学びである。

 いや、だからってこのアニメがめでたしめでたしってことにはならんけど。まー、特に見るべき点もなければ、他のなろうと比較して突出して叩きたい点も無いので全般的に書くことがないという、たいそう困った作品。こういう作品って「作画もグダグダだったし」って叩くことが簡単なのだが、今作は低空飛行ではあるがそこまで大崩れも無かったので作画いじりも難しい。「これに作画リソースを割くくらいなら他のもっといいアニメにコストをかけてよ」という鬱憤は溜まってるけどね(つまり、この手のアニメはショボくてもダメだし、いいならいいで腹がたつのである)。

 今作で一応注目すべき点があったとするなら、「転生」ってのが異世界転生ではなく「同世界転生」だったという部分。ディスガイア系のゲームのごとく、ステータスMAXになっちゃったからいっぺん生まれ直してレベル1から新しいスキルを取得し「強くてニューゲーム」しようという発想。そこにオリジナル要素があれば、一応他の転生ものと差別化する要素になったのかもしれないのだが、まぁ、無いよな。要所でちょこちょこ「俺が死ぬ前にやったアレかー」みたいな感じで「前世」の記憶や記録に触れるのだが、別に「異世界から持ってきた超絶技術」と扱いは大して変わらんかったしな。そして主人公ageのために周りのモブを全員低脳にしてしまうというのもお約束のヘイトポイントで、今作は「生まれ変わったら、世間の常識もなんだか低レベルになってしまったなぁ」というスタンスなので、異世界マウントじゃなくて単なる年齢マウントになっちゃって老害っぽいイメージにすらなっちゃうという、何の得もない設定だった。

 ちなみに、あんまり書くことを思いつかなかったので何となくWikiから作者のページに遷移してみたのだが、なろう作者って同じプラットホームで同じような作品を何作も連打するスタイルなんだな。……こんだけ似たようなタイトルで似たような話してて、作者の中で設定がごっちゃになったりしないんだろうか……あと読者も……。

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「半妖の夜叉姫 弐の章」 ー→5

 終わってみれば存外いい話だったんじゃないかという気もする。まぁ、古くからの犬夜叉ファンにどう見えたかは分からないけども。

 犬夜叉ファンじゃなかった私でも1期の時に不満だったのは「これ、別に犬夜叉の新作として作る意味なかったやん」という部分だったのだが、終わってみればあの1期は2期目のクライマックスに持ってくるための盛大な「溜め」の期間だったのだと理解できる。まずはとわ・せつな・もろはの新世代トリオのキャラをしっかりと確立させ、それぞれの関係性も手堅く構築しておく。そうして3人が充分に視聴者に伝わったところで、いよいよ「犬夜叉と殺生丸の子供」という属性を活かすために「先代」とのつながりを描いていく。満を辞しての犬夜叉・かごめの登場、そして殺生丸・りんの関係性がどうなっていたかに改めて触れ、それぞれの親子が子供世代とどのように接しているかで対比も描く。当然、ライバルである麒麟丸もりおんという娘との関係性に色々と問題を孕んでおり、そちらとの対比も見どころとなっている。

 まぁ、クライマックスの事件規模が無駄にでっかくなっちゃった上にキリン先生とかいうイロモノ臭あふれるキャラがフル回転で面白くなっちゃったので狙ったのとはちょっと違う方向性で愉快になっちゃった気もするのだが、どこか間抜けな雰囲気も残しつつの二世代協力バトルが白熱したのだから、終わりよければ結果オーライの精神でいいんじゃなかろうか。個人的には「犬夜叉に娘ができたら、確かにこういう関係でわちゃわちゃする愉快な家族でいいなぁ」とか「りんが二児の母になった今、改めてキャスティングの意味が出て実に罪深くて良いな」とかがお気に入りポイント。声優業界の世代交代も順調に進んでるんでしょうかねぇ。

 

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「からかい上手の高木さん3」 ー→5

 現状、やはり最大の興味関心は「劇場版って何すんねん。成立したとして、ファンはどんな顔してどんな気持ちで見たらええねん」である。多分私はわざわざ観には行かないですけどね(ごちうさとかも観てないからね)。

 とまぁ、劇場版を経て完結を迎えるであろう、というシリーズになったわけだが……結局「元高木さん」につながっていくということが分かってるっていうのは本当に異質な作品である。ほんと、これだけの内容、これだけのくだりでアニメを3シリーズ+映画までやって続編まで作るだけの内容と人気があるというのが恐ろしい話。そして、そんな甚大なポテンシャルを何となく分からないでもない自分も恐ろしい。高木さんのキャラは間違いなく良いんだよなぁ。クライマックスとなった今期はこれまでよりも具体的かつ致命的な方向にギリギリまで攻め込んでおり、最終的に西片は大きく動きを迫られるまでになった。まー、どこまでいっても「たかだか中坊の色恋やんけ」って話ではあるのだが、これまで積み重ねた時間があればこそ、それはそれで価値のあるものに見えてくるのだから不思議なものである。

 継続は力。そして、力を維持し続けたスタッフにはお疲れ様。

 

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「スローループ」 5→5

 お手本のようなきらら系アニメ。日常系っていうと「何もしない中身スカスカ作品やろ」みたいな印象を持つ輩もおるが、そんなこたぁない。きちんとホームドラマを展開しつつ、ガールミーツガールとしての要件をきちんと満たしておる。

 1話目でちょっとびっくりした「再婚相手の子供と同居ネタを同性で振りかざすとは!」という衝撃が、単なる出オチに終わらずに最後まできちんと機能しており、回を重ねるごとに「2つの家族」が距離を縮めて文字通りの「一つ屋根の下」になっていく様子が描かれている。主人公の小春とひよりは最初から割と仲は良いので「ここから関係性を深めることある?」くらいのスタートだったけど、そこから過去への掘り下げ、互いの家族への思いやりなど、まだまだ関係性の変化が伴っていた。また、そんな家庭を中心として視点人物としてもう1人、恋ちゃんもしっかりと自分のポジションを主張しており、吉永家も「家族」としてのありようをまた別な角度から見せてくれる。百合とか日常とかいうカテゴリよりも、やっぱり「ホームドラマ」というフレーズが一番しっくりくる作品。

 そこに混ぜ込んだ釣りという主題に、さらに「釣った獲物の料理」というスパイス。それぞれの要素が最後まで忘れられることなく正面に出てきて、個々のテーマに興味がある人間にも魅力が発信できる点も良い。惜しむらくは、私がどうにも釣り自体に興味を持てず、最終的に釣りの知識パートが「へー」くらいのもんで終わってしまったことだが、まぁ、こればかりは個人の趣味なので致し方ないだろう。知らない人間への入門漫画としての性格もあるのでどうしたって説明は丁寧にしなきゃいけないので、そこがやや説明的になりすぎるのはどうしたって避けられない。そこも自然にストーリーに溶け込むようなデザインがあったら格段に印象が良くなったのだろうが……流石に贅沢な注文だろう。

 映像部分も比較的安定しており、あんまり動きがない作品とは言え、やはりきちんと女の子が可愛い画が維持されているのは大切なこと。長らく続くきららアニメの系譜の中で、「こういうのでいいんだよ」という納得があったのは久しぶりである(まぁ、ゆるキャン△が別格になっちゃったからね)。

 ちなみに個人的おすすめポイントは、いろんなご家庭の大人たち(主にママン)のキャラもきちんと引き立てられていること。「親世代も隙なく萌えキャラ」ってのはきらら系かプリキュアに許された特権だ。

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「プラチナエンド」 5→5

 なんちゅうエンディングだい。まー、これが「プラチナエンド」だと言われれば……むちゃくちゃだとは思うが、思ったより文句はないんだよな。多分、後半戦は特に散々無意味な問答を繰り返す展開になっていたので、今更もう1つ無意味な問答が増えたところでそこまで影響がないせいだろう。

 正直、中盤はかなりダレた。今時貴重な2クールぶっ続けできちんと完結するというありがたい作品だったのだが、どうしても脳裏をちらつくのは「デスノート」の存在で、あれに比べると1つ1つの事件のフックが弱いというか、「次はどうなっちゃうんだ〜!」っていう注意があまり向けられない。具体的に言っちゃうとメトロポリマン戦がすごく冗長な印象があって、あそこで撃つの撃たないとぐだぐだイデオロギーをぶつけられたところは、下手したら視聴が途切れてもおかしくないようなモチベーションで見守っていた。一応「デスノート」とは異なり、「具体的に戦闘に絡む飛び道具がメインウェポン」「でも能力バトルというほど複雑にせず、純粋に関係者が「刺すための矛(矢)」と「守るための盾(翼)」だけを持った対戦」という要素がチャレンジしようとしていた部分だろうから、シンプルな設定でどこまで詳細な心理戦を描けるかという挑戦は頑張っていたとは思うのだが、それでもまぁ、やっぱり地味になっちゃうし、求心力は低下してしまうのはしょうがない。特に中盤からかなり作画クオリティが下がったことも問題で、小畑絵を仔細に描くことで商品価値をあげるデザインだったと思うのに、キャラの顔がクタクタに崩れてしまうのは本当に勿体無かった。

 ただ、そうして「やっぱシンプルすぎる設定は失敗だったんじゃねぇかなぁ」と見切りをつけようとしたあたりでメトロポリマン戦が終わり、そこからは一気にレスバ漫画へと変貌する。米田博士というジョーカーが登場し、「単なる欲望まみれの神候補バトルは終わり。あとはバトル後の世界のことを考えて、ちゃんと話し合って」という予想外の流れに。この時の話し合いも生きるの死ぬの、人間とは何か、神とは何かという愚にもつかない話を延々やるだけになるのでテーマとしてはちゃちいのだが、それでもこの設定で馬鹿正直にその部分を詰めるっていう判断が逆に新鮮だった。米田博士のキャラがドぎつすぎて面白かったってのもあるが、そうして「能力バトル+レスバ」というよくわからない足し算が最終的にはそれなりに成立した感じになっていたのは悪くないんじゃかなかろうか。デスノートの時もそうだったが、大場つぐみの偉いところは、最終的なひねりはどうあれ、きちんと「結末」を用意しているということ。なあなあのハッピーエンドでも終われるはずのデザインだったが、それではドラマとして不充分だと判断したのだろう。ちゃんと「この作品にあるべき結末」を用意し、適宜筆を割いてそこに落とし込んでいる。2クール分のお話としては、悪くない製品だったんじゃなかろうか。

 中心にある架橋くんのキャラが「愛」に生きているため、デスノートのライトみたいなかっ飛ばし方は出来なくなったが、愛情を中心としたヒューマンドラマをやるという目的は達成できていたと思うし。考えてみりゃデスノートの中のラブ要素ってミサくらいで、あいつも単なる道具の1つでしかなかったからなぁ……よくあれをジャンプで連載できたな。

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「王様ランキング」 6→5

 ヒリング様は好き。特に声がほんと好き。こういうキャラが回ってくることをとても嬉しく思っておる。

 ただ、思いの外刺さらない結果になっちゃったのがちょっと残念。映像部分ですごく頑張ってたのは間違いなくて、どこか絵本のようなのどかな空気を残した原作絵にあるテイストがアニメでもしっかり活かされているし、のっぺりしないように動画部分で思い切り緩急をつけたり、見た目に幼稚になりすぎなようにかなり意識的に画面を設計しているのが分かる。その部分は文句なしに「素晴らしきノイタミナ枠」と評価すべきであろう。

 ただ、そうして描かれた2クールの物語が……なんかピンと来ない展開だったんだよなぁ……王道ものの少年漫画してるんだし、特に気に触るようなこともなかったのだが……「え、こっちいっちゃうの?」みたいな印象のままで終わってしまった。結局、物語の全てが「とにかくボッジってすごいんだぜ!」というアピールに終始しており、「丁寧に作られたなろう系作品」に見えてきちゃうんだよな。最初に与えられたボッジのハンディキャップなんてかなり衝撃的な設定だったにも関わらず、早々にあんまり意味がなくなっちゃったし、それがボッジのキャラ付けにことさら効果があったようにも見えなくなっちゃう。「修行して強くなる」がジャンプ的王道展開なのに、どんな修行をやって、どういう理屈でボッジがオリジナルの強さを手に入れたのかもピンと来ない。結局は「強い才能があったからもともと強かった。一見して弱そうだからって迫害してた奴はざまぁ」の要素が気になっちゃって。いや、結果的にはボッジの周りには「迫害しててざまぁ」な人間など1人もいなかったわけだが(敢えていたとすればそれはダイダであったはず)、それはそれで「何やかんやでみんないい人」、っていう恵まれた環境のサポートでしかない。最初に絶望的なシチュエーションが用意されて不穏な影が多かったにも関わらず、最終的には「みんなそれぞれに悩みを抱えていて対立もしちゃうけど、実はみんな悲しい理由があった、終わってみれば良き理解者だっただよ」という結論しかない。そしてその「裏があって」の部分が後からトントン拍子で明かされ、解かれていくために序盤の時点では理不尽な謎がばらまかれ続けている状態で、「伏線を回収する」というよりも「後からそれっぽい理由で説明した」という印象の方が強いんだよな。個人的には、ミランジョかボッスのどちらかに悪意があって欲しかったなぁ……。みんないい人、みんな理解者だと、やっぱりボッジが甘やかされてる感が拭えないので。

 まー、でも振り返ってみれば少年漫画ってどこまでいってもそういうもんなのかなぁ……。やっぱボッジが話せないことによるデメリットの方が多かった気がするな。

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「リアデイルの大地にて」 4→3

 いやぁ、想定通りでしたね。一応それなりに年季の入ったなろう小説ということで1話目では「もしかしたら」と様子見していたが……特に上がる要素は無く……。

 これの原作が展開されていたのが10年前ということは、やっぱりなろう文化ってこの10年で何も変わってないんじゃないかな……基本構造がここまで開けっぴろげなチートマウントってことは、やっぱり天スラだろうがオバロだろうが一緒。そう考えるとリゼロってかなりの異端児だったんだろうか? そして、残念ながらチートの楽しませ方、主人公が大上段に構えたあとの世界の広げ方など、由緒あるなろう小説ならばそれなりに見どころを感じ取ることはできるのだが、残念ながら今作には特に拾うべき部分もない。まー、それこそ10年前の作品なのだったら、「当時は斬新だったんですよ」みたいな中身もあったのかもしれないが……適当とはいえこれだけのなろうアニメの洗礼を受けた私には響くところなんかありゃしない。まぁ、この時代にすでに女性主人公でこういう傾向になってたんやな、っていうのは歴史的な価値はあるかもしれないけども……。

 加えてアニメとしてのクオリティも最低限のものでプラスアルファの要素は無く、特に萌えも燃えも見出せないまま常時平熱でおしまい。「ヒロインが愛嬌のあるキャラならみられるのに」と思っていたのに基本姿勢が「いわれのないチートでマウントとった上で酒に酔ってパワハラするクソ老害」というおよそ考えうる最悪のもので、一切惹かれる部分がない。一応取り巻き連中が逆ハーレムとかじゃなくて「血の繋がった(?)家族による絶対支持」という部分だけは他に見たことがないものだったが、age展開を見せるにしても「家族だから」という説明でもなんでもない要素に委ねてしまい、ますますキャラとしての背景は空虚になっていく。掛け合いのパートに魅力が無いので、しゃべればしゃべるほどにヘイトがたまるだけってのはどうしようもなかったなぁ……。

 まぁ、一応この下にもまだ「進化の実」とかがあるので最低作品とまではいかないが、おそらく今後思い出すことはあまり無い作品だろう。

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86 -エイティシックス-(第2期)」 ー→6

 まるまる1クール分の休みを挟んで何とかゴールインできた。返す返すもスケジュールの破綻はもったいないとは思うが、まぁ、おかげでこうして隙無くゴールに到れたのだからこれはこれで良しとすべきか。きちんとスケジュール通りに放送して一気に2クール目を走り抜けて欲しかったとは思うけども、散々待たされた最終回が綺麗にハマりすぎたのでちょっと下駄履かせちゃう。

 まさかこの設定、この展開で一応それなりに希望の見える終わり方になるとは思ってなかったな。1期の終わりとか、「こんな世界でどんだけ頑張ったってバッドエンド以外ないやん」と思っていたのだが、そこを思い切りひっくり返して綺麗な落し所を見つけた。いろいろと覚悟していた分だけ、この結末は意外だったしありがたかった。シンとレーナの2人がどちらも満足行く終わり方があるってのはご都合主義と言われてもしょうがないレベルではあるのだが、そこまで持っていくためにひたすら86の連中が鬱々と戦い続けてくれていたわけで、害意も敬意も敵意も善意も、きちんと納得できる結末だ。1期ではシンの立場とレーナの立場で視点が2つに割れるので視聴者目線でもその板挟みに苦しむことになったが、2期は基本的にシン目線でのドラマが続くので、1期の時よりも話題はシンプルになって見やすくなったというのも結果的にはプラスだっただろう。シンの物語に視点を固めるおかげで戦争描写にグッとスコープを寄せられるようになり、映像部分でも持ち味を活かせる展開が多かったのもありがたかった。超低空飛行巨大戦艦の絵面とかは見てて笑ってしまったが、1期の頃から延々無人機多脚戦車の戦闘ばかりではどうしても飽きちゃうし、ド派手な兵器での大馬鹿炸裂戦争シーンはアニメ的に大いにあり。チームの面々がそれぞれに居場所を見つけて「生きる」場面が増えているのも嬉しかった。なんだか、終わってみればどのシーンも良い思い出になってる気がするな。あとは久野ちゃんとおっちゃんの父娘コンビ好き。あいつらがいい人らだったおかげで2期を見続けられたからなぁ。ありがとう、善人な大人。

 

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「終末のハーレム」 5→4

 「エロ漫画でやれ」という感想は終始一貫して変わらないものではあるが……一応単なるエロだけで終わらないようにしたいという意思は感じられる作品。まぁ、だからとてそれを全年齢向けのアニメで発信する意味があるとも思わないのだが。

 わざわざ放送枠の調整などの兼ね合いで放送時期がずれてしまうというトラブルからスタートした作品。それだけでも割とネタとしては秀逸だし、いざ放送されたら「ま、そりゃ揉めるだろ」というのも納得の作品。エロの徒な規制には反対の立場ではあるが、いうてもゾーニングは大事だからねぇ。もちろんそのためにワンランク上のアニメチャンネルなどが存在してるのだから、製作側は是非ともアニメという文化が長生きするように世間に配慮して頑張っていただきたい。

 「エロだけでは終わらない」とは言ってみたものの、やはりその中心は間違いなくエロではあるはず。おかげで「真面目にサスペンスものとして観ようと思ったらエロが邪魔してくるし、エロアニメとして観ようとするならたぶんもっとダイレクトなオカズは世にたくさんある」という中途半端のジレンマから抜け出すことはできない。まぁ、そうしてサバイバルサスペンスにダイレクトな「性」のモチーフを盛り込むこと自体をオリジナリティとして打ち出したいという狙いだったのだろうが、あんまりそれが効果を発揮したとは思えない。まー、シナリオが未完なのでアニメだけをみても微妙な反応にならざるを得ないのは当たり前なのだが……とりあえずこれで原作の売れ行きが伸びればそれで良いってことなんでしょうかね。

 おっぱいの作画を頑張っていたというのは評価ポイントだが、全体的な作画品質は低調。そりゃま、スタッフだってほとんどのチャンネルで消されちまうような「大事な」部分に力を入れてるとなれば、他のところにまで全力で当たる気力はないわな。そういう意味では、「頑張ってブラジャーを描き込む」みたいな方向性が作画スタッフの何らかの訴えのように見えなくもない。まぁ、いろいろやってみないことには世間も変わらないですからね。変える必要があるのかどうかはわからんけど。一応、「いろんなキャストに普段は絶対言えないようなセリフを言わせる」という部分は楽しいサービスではあった。竹達がここに至ると、15年前は想像もできなかった……いや、竹達はそうでもねぇか。

 

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