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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
「メガトン級ムサシ シーズン2」 ―→5 何か「大河」をやろうという意気込みは存分に伝わってくる作品。レベルファイブというと「妖怪ウォッチ」「イナズマイレブン」が代表作なわけだが、どちらもコア層であるお子さんたちに向けての売りが「愉快」や「痛快」であるのに対し、こちらの作品もターゲット層はお子さんを維持しつつ、多少ゲーム慣れしてドラマを求めるようになった年齢層にもアピールできる、そういうコンセプトがあったんじゃなかろうか。大人目線で見ちゃうとどうしても陳腐さというか、アホっぽさみたいな部分が引っかかるところはあるが、銀英伝やガンダムを見る前にこちらのスペースオペラから「壮大なストーリー」を味わうという人生設計は間違っていない気がする。 ただ、そうして壮大な物語を見せる目的があった場合に……今回みたいな制作遅延と放送の停滞は致命的な阻害要因になってしまいまして……これで毎週しっかり追いかけられるペースで視聴できていたら、盛り上がりも随分違っていたんじゃなかろうか。とにかくけれん味に全振りした演出は、一度冷めちゃうとほんとに「なんやそれ」みたいな感覚ばかりが先立って、クドい味付けがかえってネガティブに取られかねない諸刃の剣。そのクドさを見せつけるためにこれだけ大掛かりなCG戦闘シーンを作り上げ、製作に手間がかかったのだから因果なものだ。果たして優先すべきは何だったのか……。 とまぁ、完全に作品そのものとは関係ない埒外の要素が足を引っ張ってしまったのは本当に勿体無いとは思うが、嫌いじゃない作品だったのは間違い無いんですよ。とにかく思いつく限りにドラマティックを絵に描いたような要素を盛り込み続け、涙あり笑いありバトルあり恋愛ありの特大幕の内弁当みたいな作り込みはレベルファイブの持ち味をちゃんと活かせてたと思う。こういうスナック菓子みたいにダイレクトに「身体に悪そうだけど美味いからしょうがないじゃん」っていうデザイン、突っ走れるならあり寄りのありですよね。個人的には「沢城女王の娘、ともよ姫が成長して国を牛耳るようになると母親をコピーしたようなキャラを演じる」っていう構図が、中の人の旨みも相まってエグい味わいになってるのが好きよ。こんだけ要素がとっ散らかってるのに、根幹にあるのがシンプルな「異星人とのラブ」っていうのは見やすさにもなってたしね。 きっちり続編への繋ぎも用意してるあたりが相変わらずの商魂。まぁ、どの程度人気があるシリーズかは知らんのでアニメの続編が作られるかは分からんけども……この会社なら出来そうな気がしちゃうよね。
PR 「不滅のあなたへ Season2」 ―→6 まず最初にこれだけ書かせて。「Season3あるの??!!」 いや、どう見ても大団円だったけども……これで続きがあるんかい。思わず私の禁忌を侵してwikiを確認しに行ってしまったのだが、なんとまぁ原作はまだ終わってない。そして「現世編」やら「来世編」やらという文字が踊っていることを確認。……もう、火の鳥じゃん。 さてもさても、今回2期の評価にあたって、とにかく悩んだ。まず残念なことから書いておくと、とにかく作画がヘタっている。1期のブレインズベースから制作が変わってしまったことが大きな原因だとは思うのだが、1期に比べてかなり省エネ作画というか、ぶっちゃけ残念作画が多くなってしまい、アニメーションとしてのクオリティダウンは認めざるを得ない状況。しかも2期の内容は1期以上に世界全体を巻き込んだ壮大な展開になり、省エネアニメではなかなか描ききれない内容である。これを1期と同じスタッフで作り上げていたらどうなったものかと思えば、そこはどうしても減点対象だ。 加えて、そうした「壮大な」物語の展開があまりに斜め上すぎて、私のような凡人の想像力ではカバーしきれない内容にまで膨れ上がったというのも評価の難しい部分。あまりに突飛すぎるというか、現実感がなさすぎて何をどう捉えていいのかの尺度が分からない。最後の最後まで「結局、ノッカーってなんだったん?」という部分が分からず、フシのおっそろしいくらいの成長&膨張にしても、これが通用する世界で「いい戦い」を演じて良いものかどうかが定かじゃない。依って立つ部分の無いお話になってしまった感じがして、微妙な作画と相まって、中盤(本格的にレンリルを舞台にして以降)の展開はなんだかよく分からない戦いを見せられているようで、途方に暮れてしまう部分もあった。「流石に収拾がつかなくなっちゃってる……」ってんで、ぶっちゃけ「1期までの方が面白かった」って言おうと思っていたし、もしかしたら本当にそうだったかもしれない。 ただ……これだけ突飛な設定で、「分かるお話」に終始して着地されてもどうなのかという思いもあるのだ。1期終わり、2期始まりの時点で「不老不死の存在なんて題材として扱うの難しすぎるんだから、どうやったって陳腐なお話になっちゃうんじゃないの?」とたかを括っていた部分があり、今作は見事、そんな私の甘い考えの上を行って「わけ分からんくらいに壮大で、見たことがない展開」を提示してくれたのは事実。それこそ同じ不老不死がテーマになっている不朽の名作「火の鳥」に肉薄するかのような、「この設定を絶対無駄にしない。意地でも意味を見出してやる」という作者の気迫みたいなものが感じられる筋立てだ。それを「火の鳥」の1本1本のエピソードのように徹頭徹尾管理しきれたかと言われたら怪しい部分もあるのだが、「今作にしか無い感情」が芽生えてくるのもまた事実である。この「新鮮さ」と「困惑」を無視した評価はしたくない。 終わりよければ全て良し、というわけでもないが、やはりここまでたっぷりとフシの旅路を見守ってきた最後の最後にマーチに戻ってくる展開は胸にクるものがあるのですよ。ご都合主義と言われればそうなのかもしれないが、誰だって1期を見終わった後にフシがマーチ・グーグー・トナリたちとみんなで食卓を囲むシーンは夢に見ているはず。そんな儚くも尊い景色を見せられてしまい、そこにきちんと意味があり、フシの生き様を貫き通した結果だと言われれば、納得するしかないのだ。そして、そんな無茶な世界を実現するだけの下地は、いつの間にやらそこに形成されていたような気もする。不死身の者が見守る「生死」の物語が、最後まできちんと「生きること」「死ぬこと」を問うドラマであり続けたことは、改めて振り返ったら結構な偉業なのではなかろうか。 あとはまぁ、そうして「マーチに始まり、マーチに終わる」物語でもあった裏側に、最後の最後までハヤセという女の影があり続けたことも個人的にはたまらない部分。2期スタート時に「ハヤセェ!」と度肝を抜かれてしまったわけだが、カハクという始祖に負けず劣らずのとんでも難物が、見事に「血の物語」を引き継いでくれた。カハクがカハクじゃなかったらこのお話は成立しなかった。単なる「生まれてくれてありがとう」なんて生半可な生命賛美に終わらないだけのビターな味わいを、がっつり混ぜ込んでくれた。フシが命を長らえる超常存在として描かれ、その隣に常に「想いを継ぐ」という形で人間の「不滅」が描かれている。さて、今作における「不滅のあなた」とは誰のことなのか。 いやはや、すごいドラマであった。……それだけに、「Season3あるの??!!」はほんとに分からねぇんだわ……。まぁ、アニメがいつになるかは分からんし、どこのスタジオが担当するかも分からないけども……とりあえず、放送が始まるまで斎賀みつきにはじっくりアップをしておいてほしいですね。
「異世界おじさん」 5→6 もしコンスタントに放映されてたらもう1点くらいの上乗せがあったんだろうか。まぁ、いいように解釈すれば「半年もの長きにわたってお付き合いできた作品」と言えなくもないか。 楽しかったですよね。とりあえずそれさえ分かれば充分な作品。ギャグとしての割り切りは実に潔く。世に氾濫する異世界ネタをしっかりと笑いに昇華して独自の世界観を切り開いてくれた部分は高評価。まぁ、途中から割と「異世界」という存在自体がどうでもよくなって、本当にただおじさんの人柄と、そこに絡むヒロイン勢とのコントを楽しむだけになっていた気もするが……それが悪いというわけでもないだろう。殊更に異世界をいじるのって、多分やったら分かるけど結局は現代知識でマウントとるのと大して変わらんネタ回しになっちゃう気がするし。そう考えると、なろう世界って存在そのものがギャグだよな。 正直、ネタ自体は本当に一本調子であり、本来なら1クールだって怪しいくらいのバリエーションしかなかったようにも思う。おじさんの空気読めないネタは結局チート能力の下で成り立つものだし、セガネタも分からない人間からしたら今一つ響かない「なんかそれっぽいこと言うてる」くらいの温度。ギャグの回し方自体にこれといったキレがあったとも思わない。その上で今作の笑いが良いものになっていたのは、やっぱり異世界云々以外の部分でのキャラの見せ方が上手かったからなのだろう。ツンデレエルフさんを筆頭にメイベル・アリシア(そして藤宮さん)と綺麗に揃ったヒロイン勢が本当に毎回可愛くて、それを愛でているだけでも眼福もの。本来ならおじさんに惹かれていくヒロイン勢などいつものなろう的に「なんでこいつがモテるねん! おかしいやろがい!」というストレスの種になってもおかしくないはずのものだが、おじさんの場合はそれを決してハーレムとして受け取らず、「全てを無にして現代に戻ってきた」という結果だけは確定しているためにストレスがかからない状態で見られるというセッティングもおいしい。いや、別にチートおじさんが誰とくっつこうと勝手だけれども……「俺なんかしちゃいました?」が都合のいいギャグで終わらず、そこから「俺なんかしちゃいました? いや、してない。俺はやってない! 無実だ!」まで振り切れてくれるからこそのおじさんなのです。 あとは映像的な品質の良さも大きなプラス。そりゃもう、半年も時間をかけて作ってくれたんだから半端なものを出してきたらただじゃおかねぇが、毎回待った甲斐のある最高品質の萌えキャラビジョンとキモおじさんが提供されていたので大満足。ちょいソフトフォーカスめというか、厚紙に描いたみたいな独特のビジュアルセンスがメリハリの効いたキャラデザに相まって、独自の魅力を引き出すのに成功していた。一番美人なのはエルフさんなんだろうけど、個人的にビジュアルで選ぶならやっぱり巨乳メガネの藤宮さんかなー。あとへちょ絵になってる時(つまりほぼ全部)のメイベルさんも可愛い。結論・みんな可愛い。 というわけで、この短い感想の中だけでも相当数の「可愛い」を使い切ったことからも分かるとおり、たいそう可愛い作品でした。できればもっとこの萌えキャラゾーンを堪能したいという気持ちもあるが、流石にこのネタで2クール目はキツいかな……まだ原作は続いてるみたいだけど、何やって引き伸ばしてるんだろう。まぁ、次作も3クール12話とかならいっそ気楽に見られるからいいのかもしれないぞ(この現状を許容したらあかんやろ)。
「魔入りました!入間くん(第3シリーズ)」 ―→5 まーた変な話数で終わる……確認したら前回も21話だったみたい。まぁ、NHKだとその辺の切り分けも割と大雑把に出来るのがいいところなのかもしれませんがね。 すでに定番作品として定着したシリーズなので今更何を言うでもなく、土曜の夕方は「ヒロアカ」→「これ」という長期アニメリレーががっちり構えて支えてくれていた。「ヒロアカ」の方があまりにメンタルを削る殺伐展開だったもんだから、こちらのユルい空気に救われた部分も少なくない。やっぱり休日の夕方にささくれた気分になりすぎるときついのでね(いや、別にヒロアカが悪いわけじゃないのだが)。 ただ、正直言うと1期2期と比べたら良くも悪くも落ち着いちゃったかな、という印象があったのも事実。これはまぁ、単に構成の問題かなぁ。今期は大半が収穫祭のエピソードだったために、とにかく同じ展開が長かったのよね。たっぷりの尺を使って問題児クラスのクラスメイト1人1人の特性や成長を掘り下げる目的のお話なので長くなるのは致し方ないのだが、勢い任せのギャグが売りの作品で、2クールたっぷり使って1つのイベントってのは流石にマンネリ化しちゃう部分があるのはしょうがない。ウォルターパークの時みたいに巨悪と直接ぶつかるイベントがなかったというのも起承転結をつけにくかった一要因で、「ほんとのクライマックスは次のシリーズを待てよ!」みたいな壮大な前振りだったような印象。4期があるならそれで問題ないけどね。
「アイドリッシュセブンThird BEAT!(第2期)」 ー→6 え、これ終わり? ……また変なタイミングでの最終回ってことで、1回何事もなくスルーしてしまい、レコーダーが「いや、最終回って書いてあったで」って教えてくれたから確認して、「この流れで最終回だって気づくの無理じゃん……」ってなった。不穏さを武器にアイドル業界の闇をあけすけに描いたセックス&バイオレンス(?)な今作、最後の最後まで不穏なままで走り切ったということか……。 「3期目の第2クール」という謎のクレジットだったり、放送時期がずれ込んで17話分というすげぇ微妙な話数を2クール弱で放送してみたり、なかなか安定しない枠だったのでテンションを維持するのが多少大変ではあったが、いつ見てもアイナナワールドはアイナナのままで、「他のアイドルアニメとごっちゃになっちゃうよぉ」みたいな心配が一切無いのが良くもあり、恐ろしくもあり。一応今回は「第3期1クール目」でたくさんばら撒かれた不安の種を解消していく方向の展開ではあったので、特にTRIGGERの面々については反撃と復活の物語として晴れ晴れとした気持ちで見られる部分もあった。一度は天下をとったはずのアイドルがとんでもねぇ陰謀のせいで(ほんとにとんでもない)どん底まで叩き落とされ、芸能界の闇を全部飲み込んだ上でさらに反撃に出る構図は素直にアツいものだし、そこに絡んでくるアイナナ、リヴァーレの2チームの協力体制も、「お前らもそんな安心できるポジションじゃないのに頑張るな……」ってんでほんとに次の展開が全く読めない。アイドルアニメのくせにここまで命懸けの展開が繰り返される作品もそうそう無いだろう。マジで人生の全てを賭けて戦わないと、アイドル稼業ってやっていけないのよね……。 個人的には、こうして2期3期と続く地獄のようなアイナナワールドの闇を全て抱え込んでくれた月雲さんには本当に感謝している。ここまでぶっ壊れた悪役、異世界ファンタジーでもそうそう出てこないくらいにタチが悪く、あらゆるアイドルを相手取り、芸能界の汚さを全部吐き出してフル回転してくれた。そうして「ヤクザに本気出されたらアイドルなんてどうしようもないじゃん」と思わせておいての復活劇だからこそ、TRIGGERの物語はここまでの大きさに成長したと言える。下地の物語がガチガチにハードだったおかげで、その土壌に花開くアイドルのパフォーマンスも一際映えるってもんでね。しっかりと時間をかけて作ってくれたおかげで、アニメーションとしては1話たりとも手抜き無しのハイクオリティを維持してくれていたのも高評価である。最後まで特定アイドルとして応援してるつもりは無い状態で見てたけど、やはりラストライブはちょっと感極まっちゃうもんね。 そうまでして作り上げたのがまさに「偶像(アイドル)」なわけで、もうあとは夢だけ見せて終わらせてくれよ……と思っていたのに、まだまだ不穏の種は尽きない。月雲はなんとか打倒したはずなのに、1つ前に片付いた気がしてた九条パパンはまだまだ目が死んでるし、最終回だと思えなかった最大の原因は、よりによってここでアイナナメンバーの中から特大の爆弾をぶっ込まれたせい。こりゃぁ4期も荒れるぜぇ。止めてみな!(4期があるかしらんけど)
「機動戦士ガンダム サンダーボルト TV Edition」 ― ハサウェイに触れたので、一応こちらも記録程度に。 正直「ハサウェイ」以上にバックグラウンドが分かってないし、あんまりかぶりついて見てたわけじゃないので人物関係なども全く理解しない状態で、ほんとに「雰囲気で」視聴していた。これはまぁ、責任放棄の逃げ口上でもあるんだけど、一応「それくらいの感覚で見てても、結構刺激的で面白かったっすよ」というフォローの手管でもある。 「ハサウェイ」はどちらかというとMS戦闘などのゴリゴリの「ロボットアニメ」部分を削ぎ落とし、政治と謀略での立ち回りを描いたガンダム作品。もちろん人間と対比的に描かれたでっけえメカの存在感が効果的に働いていたのは事実だが、あくまでも中心にあるのはお偉方が裏でどのように立ち回り、勢力間の衝突で何を狙っているかを描くのが主眼だったと思う。そうして政治を描くことで、単なる子供騙しのロボットアニメでは終わらんというガンダムのコアな精神が確認できるという意味では象徴的な一作。 対してこちらは、(単に私が裏のドラマを見てなかっただけかもしれないが)あんまり細かい戦略だの野望だのという部分にスポットを当てることなく、とにかく戦闘宙域で生きる戦士たちが何を考え、どれだけ必死に生き抜いているかを描いた作品。見せ方の肝はMS戦闘にあり、クドすぎるくらいの濃いィキャラデザで描かれた泥臭い男たちの、切実な生き死にの物語がダイレクトにアツい。最初から最後まで「欠損」という部分をあけすけに取り上げており、「戦争」が国レベルの巨大な関係性としてではなく、あくまで一個人が生きていく中での不自由さ、必死さの元凶として掘り下げられていく。古今東西、戦争を描いた映画やドラマなんてものは掃いて捨てるほどあるはずだが、多分旧来からの「戦争ドラマ」としての描かれ方でオーソドックスなのはこちらの描出なんじゃなかろうか。それだけでに、ちょっと気を抜いたら本当に陳腐な「戦争って怖いよね、生きるために必死になるのもしょうがないよね」みたいな御涙頂戴になりそうなものだが、そこをどこかドライに、エグいくらいにクールにも描いているので独特のパサつきみたいなものが味わいになっている。なるほど、これも間違いなくガンダムで描けるものの1つだ。 そうしたパサパサした戦争風景にもう1つのモチーフである「ジャズ」ってのが面白いアクセントとして絡み、映像・音楽が純粋に娯楽として楽しいものに仕上がっていることに加え、主人公・イオのキャラクターにいい具合に背景を持たせることに成功している。かなり割り切った上で演出を徹底しなければこうした雰囲気ってのは滑り散らかすリスクもあるなか、きちんと「なんか分からんけど、イカすやんけ」っていう全体像が完成しているのだから、なるほど良いものである。なんか、私はこうして短い時間の中だけでエッセンスを見せてもらえればガンダムも好きなようである。まぁ、元々劇場公開を前提とした作品だから単純に完成度が高いってだけの話かもしれんが。あと、大原さやかが精神をやられるっていうキャラ配置が美味しかったってのもあるかもしれん。普段そこまでやかましい役が回ってこないタイプの役者なので、ひとたび暴れ散らかした時の存在感がエグい。
「陰の実力者になりたくて!」 4→5 とんでもなく中途半端な時期に終わったぞ? なんと2クール20話という変則構成……かつて1クール10話区切りの角川枠ってのがあったけど、もしかしてそれの豪華バージョンだったんだろうか。変な時期に終わられると、区分の上で冬終了にしたらいいのか春終了にしたらいいのか困ってしまうが……まぁ、どっちでもいいか。 というわけで、よく分からんけどいきなり終わったなろう作品。原作もまだ完結していないようなのでどこかで区切りをつけるしかなかったとはいえ、20話で終わるにしちゃぁ微妙な幕引きであった。まぁ、どこで終わったところでこの印象は拭えなかっただろうし、武闘会終了のタイミングが一番無難だったってことなのだろうか。2期を考えての構成なのかもしれんね。 さて、1話目が変則構成だったせいで「なんじゃこりゃ」と思って観始めた作品だったが、正直、途中で興味は一旦切れた。主人公のデザインはなるほど際立っていて、「厨二病異世界ギャグ」というあまり見たことのない展開が出てきたことには感心もしたが、そこからのシャドーガーデンを中心としたハーレムドタバタ劇は特に面白いもんでもなく、「雑多にキャラが多いなー」くらいの印象。お話がスタートした時点ですでにハーレムが完成しており、さらにそこからストーリーの進行によって女の子キャラが追加されていくという貪欲すぎるハーレム造形はいっそ潔くすらあるが、おかげで見るべき部分が絞られず、興味が薄れたのも致し方なしといったところだろう。 ただ、そこから2クール目に突入し、話の中心が武闘会に絞られてきたおかげで逆に見やすくなっていった感がある。なろう作品で武闘会はお約束展開の1つであり、そこで対戦相手をボコボコにしながら「また俺何かやっちゃいました?」というところまでがテンプレだが、本作の主人公は「やっちゃいたい」という欲求に満ち溢れており、いわゆるなろう主人公とは一線を画す存在。結局やってることは超絶チートの瞬殺展開が続くだけなのだが、その際にいかにして弱く見せるかとか、その後の展開をどう運ぶかなんてところにばかり神経を使っており、バトルの実力やらなんやらが本当にどうでもいいのでむしろ気楽である。 そうして主人公が裏の事情ばかりを考えているおかげでメインはむしろ脇のキャラの方になっていき、主人公の与り知らぬところで巻き起こっている陰謀について、みんなして必死に戦っている様子が見えるのはふつーのファンタジー小説と言える。まぁ、今作はファンタジーというにはいささか文明レベルが進みすぎてる感はあるが……でも、こういう近代以降の文明レベルで剣と魔法も交えたファンタジーを繰り広げるっていう目線も新鮮よね。なんだかんだ言って、きちんと他作品と差別化を図って「ならでは」のドラマを見せようとする気概は感じられる。基本がギャグなのであんまり真面目に受け取ってもしょうがないという諦めが先にあるし、主人公の「目立ちたい気もするけど、陰にもいたい」という一見すると矛盾しかない精神性も、それ自体が不条理ギャグみたいなもんだと思ってしまえば飲み込める。多少の理不尽もまかり通してしまえるので強みと言えば強みだったのかも。 あとはまぁ、佃煮に出来るくらいわんさかいた女の子たちをちょこちょこつまみ食いする感覚で愛でていればそれでよかったんじゃなかろうか。キャストが現代アニメ声優業界を煮詰めて作ったみたいな壮絶な布陣になってるのもよかったですよ。まぁ、おかげで仕事が分散してあんまり活躍できなかった人もいたけども。エンディングが毎回誰になるのかが楽しみでしたよ。
「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ TV Edition」 ― 正規の放送アニメとは言い難いのであんまし書く意味も無いのかもしれないけど、一応記録上は視聴番組としてカウントしておくのでメモ程度に。 こちらの作品は、以前上映期間中に知り合いから「上田麗奈ボイスの面倒臭い女が大好きなんだったら観ておいた方がいいですよ」と言われていたのだが、「上田麗奈ボイスの面倒臭い女は観たいが……」と悩んで結局視聴しなかった。理由は単に面倒臭かったから。というのも、この手の「単体で世界観が完結しておらずバックグラウンドの予備知識を必要とする作品」は個人的に何故かやたらとハードルが高いのである。事前にどこまで知識を入れたらいいのか分からないし、分からん状態で観て、知ってる範囲内での評価を出すのも何だかヘンな気がして、劇場作品はどうしても「よく知ってる作品の続編」とか「単体で完結するもの」に限定してしまう。よく知らんのでスラムダンクとか観に行かないのもこうした理由である。 そんな事情があり、地上波で流してくれたのは渡りに船ではあったのだが……どうなんだろう、やっぱ劇場で観た方が良かったんだろうな、という気持ちと半々くらいかな。触れる機会があったのは大変良いことだし、気負わずに観る機会になったのはありがたい。ただ、やっぱその分どうしても真面目に観てなかった気はするな。「分からんもんは分からんからなぁ」っていう心情、仮に劇場で観ていたら「せめてこの1時間半は集中して話を受け止めよう」と覚悟を決められたが、4週に分割されたことで「分からん話が来週は解決するかもしれん」という漠然とした状態でほったらかしにされるので、毎週よく分からんの上塗りが続く状態になってしまった。せっかく時間をもらってるんだからネットで調べたりすればいくらでも背景はフォローできたはずなんだが、面倒でそれもやらなかったし……劇場ってのは「強制的に一定時間集中を強いる場」として機能するのだなぁ、というよく分からない学びを得た。 あとはまぁ、やっぱり劇場用に作られてる作品なので、映像も音響も、大スクリーンで観ないともったいなかったってのはありますね。もうワンサイズ大きなテレビが欲しいなぁ。画面の明暗とかも家のテレビで見るだけだとだいぶ印象変わってただろうしなぁ。ただ、個人的にはこの最近の宇宙世紀ガンダムを描く時のゴリゴリのCG描写も良し悪しかな、という気はしている。MS戦はこれでいいんだろうけど、人のモーションにちょっと現実離れした部分が見え隠れする時がある。ただ、それを埋め合わせるくらいにがっつり魂のこもったモーション作画もある。この辺は完全に作画陣の手癖でしょうね。いろんな人の手に渡るのは劇場作品の宿命なので、担当したクリエイター次第でだいぶシーンのイメージが変わったんじゃないかな。コンテワークだけで言えば今作は村瀬修功と渡辺信一郎という贅沢な布陣ではあったのだよな。 そんなわけで具体的な内容には触れずに済ますが、1時間半の「ガンダム映画」のくせしてMS戦闘のシーンがそこまで多くないっていうのは思い切った作劇よね。でもこれこそガンダム、って感じもするよなぁ。ロボでドンパチするまでに何があるかという裏側での攻防をねっちょり描くこの感じ。そして中盤の市街地にMSが降りてきてその圧倒的なサイズで人間を振り回す「人とMS」の対比の描き方。この辺りは他のロボアニメではなかなか味わえない妙味。まぁ、元々原作小説がそういう性格のものだったんだろうが、これをわざわざアニメ化しようという判断も興味深いし、余計な「アニメ化に向けて」みたいな色目を使わずにねっちょりじっとりしたままの雰囲気を表現できてるのはさすがだ。 そして「上田麗奈ボイスの面倒臭い女」、ギギ・アンダルシア。本当に「上田麗奈ボイスの面倒臭い女」と表現するしかないキャラクターで、上田麗奈ボイスな上に面倒臭かったので最高ではありました。俺に勧めた知人、ちゃんと分かってます。まぁ、こんだけ毎回言ってりゃ分かるだろうけども。あと別に「上田麗奈ボイスで面倒くさくない女」でも同じ結論になったかもしれないけども。いや、面倒臭いのがいいな。面倒臭いか頭がおかしい方がうえしゃまボイスの切れ味は増すので。上田麗奈ボイスのキャラクターで一番好きなのは、上田麗奈です。
「デリシャスパーティ♡プリキュア」 5→5 ハイ、毎年恒例ではありますが、とにもかくにも1年間お疲れ様でした。最近はプリキュアロスと戦隊ロスのタイミングが微妙にズレたので1個ずつダメージが来るのは助かるような、かえって辛いような。 朝から元気がもらえる、とてもオーソドックスでいいプリキュアだったと思います。個人的に好きだったポイントをいくつか上げていくと、まずキャラデザ。なんかこう、「ご飯のおいしさ」を前面に押し出すためか、例年に比べていくらか「丸い」印象のデザインだったよね。特にそれが顕著だったのがここねのデザインで、通常なら青キュアってクールポジになることが多いので(どこぞのライオンや一輪の花などを除く)もうちょいシャープなイメージがあるのだが、ここねちゃんは確かにクールはクールなんだけど、あまりクール要素が中心ではなく、顔にしろ言動にしろ、どこか丸みを帯びていた。まぁ、モチーフに「△・○・□」が使われてたから、ってのもあるけど。らんらんもコロコロしてて可愛かったし、あまねんもどこかにやわらかさのあるデザイン。もちろんバトルになればハードな展開もあろうが、ほわっとした優しさがデパプリの良さだった気がします。 また、キャラの配置も割と好きな部類で、何といっても敵サイドの扱い。これは先週もちょっと触れたけど、最初に登場したセクレトルーさんが最後まで頑張ってくれたのが良かった。追加メンバーが後から増えたのに、2人(1人と1体?)が割と早い段階でリタイアし、裏切りメンバーばかりになっていたのにゴーダッツ様に献身的だったセクレトルーさんの甲斐甲斐しさがツボ。下手したら作中で一番いい人だったんじゃないか説まである。敵サイドの物語がちゃんと描けているってのは個人的にプリキュアの大きな評価ポイントで、我が心のナンバーワン「GOプリ」の良さもその辺にあったのでね。それもあって、最終回で3人が3人ともがっつり収監されてる描写があったのはびっくりしましたね……歴代的キャラでも明確に「犯罪者」ってレッテル貼られてムショ暮らししてたやつなんていねぇしなぁ。どれくらいの量刑なんだろう……。 あと、男キャラの配置も割と好きだった部類かな。具体的にはブラペのことだけど、そりゃ百合百合してる方が好きは好きだけど、物語の掘り下げ方として恋愛要素はやはり欠かせないわけで、健気な男の子の奮闘が見られるのはそれはそれで良いものである。「実は父さん、クッキングファイターなんだ」というとんでもねぇ出自を知ってなお前向きであり続けたっていうだけで拓海は偉かったよ。 ベースラインは色々と良い部分はありつつも、ちょい不満だった部分も無いではない。一番大きいのは、不可抗力とは言えやはり話数が足りなくなったこと。くだんの東映パニックの影響がどの程度あったのだろう、今作は45話と普段のプリキュアよりも数話少なくなっている(コロナど真ん中のヒープリと同じ話数)。その数話分がどの程度の影響になるか何とも言えないが、個人的に、脇のメンバーにもう1話ずつは振って欲しかったかな。主人公・ゆい、そして光堕ちの葛藤も含めたあまねのストーリーは足りていたと思うのだが、せっかくいいキャラだったここねとらんらんがねぇ。この2人のポテンシャルはこんなもんじゃなかったと思うのよ。各人、もう1話終盤に向けての核心に迫るお話があれば、4人全員が並び立てる良いチームになったと思うのだが……ちょい物足りない。 また、これは随分根本的な話になるが、「食事」という最初のテーマ設定がやや窮屈な縛りになってしまった感もある。何しろ、どのエピソードも全て「食べること」に関係しなければいけないのだ。普段のプリキュアでも、1年のうち何回かは食べ物がらみの話というのは出てくるだろう。いわば「食べ物の話」はストーリーを作る上での1つのツールでしかなくて、それだけで引っ張り続けるのは結構な無茶振り。どうしても話の流れは似たようなものになってしまうし、その縛りのせいで各話ごとに切り取った時の印象はやや平坦になってしまった感がある。まぁ、大昔の戦隊ヒーローなんてもっとずっと平坦でテンプレをコピペしまくるような話作りだったわけで、それに比べたら今の作品はずっと話題のバラエティに富んでいるとは思うけども。 というわけで一長一短ありで一応評価は平均値にしときます。決して嫌いな作品ではなくネガティブイメージは無いので、今後のプリキュア・ユニバースの展開でこの4人が帰ってきたらそれはそれで嬉しく思います。 さて、来週からはまた新たなプリキュアがやってくる。すでに話題騒然(?)、史上初のセンター青キュア。次の青は、どうやって既存のプリキュア像をぶち壊してくれるか、今から楽しみである。
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Thraxi
性別:
男性
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声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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