最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
さて、今年も書いていきますかね。毎年これがあるからこそ頑張ってアニメの視聴を続けられる、わたしの中で最大の課題にして最大のモチベーション、アニメグランプリが今年も勝手にスタートだ! 毎年掲げている目標は「文字数削減」だぜ! (以下去年までの記事からのコピペ)一応毎年のことなので約束事をコピペしておくと、タイトル賞の選出は何故か毎年「仮装大賞」の賞に依っており、タイトル部門以外の賞は、基本的に3位まで取り上げてある。(コピペ終わり)とはいうものの、昨年度からカテゴリに大鉈を振るって最も選考に時間がかかった「サブタイトル部門」を削減。これによって文字数も執筆時間も大幅に削ることに成功はしている。そりゃね、全部の話数が評価対象になるっていう状態だと作業量が(視聴も含めて)桁違いだったからね。この譲歩だけでも、私の老いが伝わってくるとは思うが、できる範囲で頑張るしかないじゃない。 さて、例年通りにまずは数字から見ていくが、今期エントリーされたのは、「2023年4月期以降に終了した、もしくは現在放送中である」ことを条件として、ある程度最後まで視聴していた以下の187作品。……なんだこの数字……。この期に及んで、ついに限界突破で史上最高値を更新しました。ちなみに去年からスタートさせた「N話切り」の本数は、導入した昨年1月期が9本と多かったのだが、今年度は10月期がそれを超える11本を記録し、1年間のトータルでは16本。もし全作品の視聴を続けていたらいよいよもって200本越えの大台に乗っていたことに。まぁ、人類には不可能な数字です。ぶっちゃけ今の数字も人類には不可能なもので、私自身もかなーり適当な視聴体制になっていることは認めざるを得ない。なんとか少しでも環境改善を目指す必要があるのだが……。 一応過去のデータと接続すると、本数の増減はこんな感じ(括弧内がショート枠を除いた数字) 76→74→59→67→90→ 103(93)→132(121)→149(133)→152(129)→ 170(148)→170(150)→183(157)→157(135)→ 160(141)→155(148)→176(163)→187(183)
続いて劇場作品については、19本とだいぶ増加しつつもまだ常識的な範囲か。最近は何かというと興行収益ばかりが話題になりがちだが、ウケてるとかウケてないとか放っておいて、もっと細かいタイトルでもちゃんとファンは観に行ってくれとは思う。でも……映画って高いよねぇ……流石に2000円超えちゃうと行きたくなくなるのはしょうがないよなぁ……。とりあえず、私の視聴本数についてこれまでの数字の変化は以下の通り。 7→4→6→12→8→6→9→ 17→15→17→22→7→19→13→19 なお、毎年のことだが劇場作品については基本的にこのグランプリの選出基準からは外すようにしている。
○一応ある程度見ていたエントリー作品(アイウエオ順・ショートアニメは〔〕で表示) 「アイドルマスターシンデレラガールズU149」「アイドルマスター ミリオンライブ!」「AIの遺電子」「青の祓魔師 島根啓明結社編」「青のオーケストラ」「悪役令嬢レベル99」「AYAKA-あやか-」「あやかしトライアングル」「アリス・ギア・アイギス Expansion」「アンダーニンジャ」「アンデッドアンラック」「アンデッドガール・マーダーファルス」〔いきものさん〕「異修羅」「異世界召喚は二度目です」「異世界でチート能力を手にした俺は、現実世界をも無双する」「異世界でもふもふなでなでするためにがんばってます」「異世界ワンターンキル姉さん」「ヴィンランド・サガ SEASON2」「うちの会社の小さい先輩の話」「ウマ娘 プリティーダービー Season3」「うる星やつら(第2クール)」「英雄教室」「EDENS ZERO(第2期)」「江戸前エルフ」「王様ランキング 勇気の宝箱」「オーバーテイク!」「Opus. COLORs」「おかしな転生」「【推しの子】」「おとなりに銀河」「俺だけレベルアップな件」「愚かな天使は悪魔と踊る」「陰の実力者になりたくて! 2nd Season」「彼女、お借りします(第3期)」「彼女が公爵邸に行った理由」「カノジョも彼女 Season2」「カミエラビGOD. app」「神無き世界のカミサマ活動」「鴨乃橋ロンの禁断推理」「カワイスギクライシス」「川越ボーイズ・シング」「帰還者の魔法は特別です」「絆のアリル」「機動戦士ガンダム 水星の魔女 Season2」「キボウノチカラ〜オトナプリキュア’23〜」「君のことが大大大大大好きな100人の彼女」「君は放課後インソムニア」「鬼滅の刃 刀鍛冶の里編」「休日のわるものさん」「薬屋のひとりごと」「久保さんは僕を許さない」「くまクマ熊ベアーぱーんち!」「ぐんまちゃん(第2期)」「経験済みなキミと、経験ゼロなオレが、お付き合いする話。」「外科医エリーゼ」「月刊モー想科学」「結婚指輪物語」「幻日のヨハネ」「攻略うぉんてっど!〜異世界救います!?〜」「ゴールデンカムイ(第4期)」「この素晴らしい世界に爆焔を!」「ゴブリンスレイヤーⅡ」「最強タンクの迷宮攻略」「最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。」「最果てのパラディン 鉄錆の山の王」「佐々木とピーちゃん」「THE MARGINAL SERVICE」「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」「地獄楽」「事情を知らない転校生がグイグイくる。」「実は俺、最強でした?」「自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う」「死神坊ちゃんと黒メイド(第2期)」「SHAMAN KING FLOWERS」「SHY-シャイ-」「弱キャラ友崎くん 2nd STAGE」「シャングリラ・フロンティア」「16bit センセーション ANOTHER LAYER」「シュガーアップル・フェアリーテイル(第2期)」「終末のワルキューレⅡ」「呪術廻戦 懐玉・玉折/渋谷事変」「白聖女と黒牧師」「SYNDUALITY Noir(第1・2クール)」「真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフをすることにしました 2nd」「スキップとローファー」「好きな子がめがねを忘れた」「スナックバス江」「スパイ教室(第2期)」「SPY×FAMILY 2nd Season」「スプリガン」「聖剣学院の魔剣使い」「聖者無双」「戦国妖狐 世直し姉弟編」「葬送のフリーレン」「即死チートが最強すぎて、異世界の奴らが相手にならないんですが。」「ゾン100〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜」「ダークギャザリング」「TIGER & BUNNY2」「盾の勇者の成り上がり Season3」「ダンジョン飯」「治癒魔法の間違った使い方」「月が導く異世界道中 第二幕」「ティアムーン帝国物語」「デキる猫は今日も憂鬱」「でこぼこ魔女の親子事情」「デッドマウント・デスプレイ(1期)(2期)」「天国大魔境」「てんぷる」「東京ミュウミュウにゅ〜(第2期)」「東京リベンジャーズ 天竺篇」「Dr. STONE NEW WORLD(第1・2クール)」「道産子ギャルはなまらめんこい」「ドッグシグナル」「トニカクカワイイ(シーズン2)」〔トランスフォーマー アーススパーク〕「七つの大罪 黙示録の四騎士」「七つの魔剣が支配する」「贄姫と獣の王」「望まぬ不死の冒険者」「BIRDIE WING(第2期)」「HIGH CARD season2」「BASTARD!!-暗黒の破壊神-」「BASTARD!!-暗黒の破壊神- 地獄の鎮魂歌編」「はたらく魔王さま!」「はめつのおうこく」「範馬刃牙 野人戦争編/地上最強の親子喧嘩編」〔百姓貴族〕「Paradox Live THE ANIMATION」「BanG Dream! It’s My GO!!!!!」「ひきこまり吸血姫の悶々」「悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします」「ビックリメン」「ヒプノシスマイク Division Rap Battle Rhyme Anima+」「姫様”拷問”の時間です」「ひろがるスカイ! プリキュア」「フェ〜レンザイ-神様の日常-」「豚のレバーは加熱しろ」「ぶっちぎり?!」「BLEACH 千年血戦篇-訣別譚-」「BULLBUSTER ブルバスター」「文豪ストレイドッグス(第5期)」「Helck」「暴食のベルセルク」「冒険者になりたいと都に出ていった娘がSランクになってた」「僕の心のヤバイやつ(第1・2クール)」「僕らの雨いろプロトコル」「星屑テレパス」「ホリミヤ-piece-」「ぽんのみち」「マイホームヒーロー」「政宗くんのリベンジR」「魔術師オーフェンはぐれ旅 聖域編」「魔女と野獣」「マッシュル-MASHLE-(第1・2クール)」「魔都精兵のスレイブ」「魔法少女にあこがれて」「魔法少女マジカルデストロイヤーズ」「魔法使いの嫁 SEASON2(第1・2クール)」「ミギとダリ」「MIX〜二度目の夏、空の向こうへ〜」「無職転生Ⅱ」「明治撃剣-1874-」〔名湯『異世界の湯』開拓記〕「女神のカフェテラス」「め組の大吾 救国のオレンジ」「メタリックルージュ」「もののがたり」「百千さん家のあやかし王子」「山田くんとLv.999の恋をする」「勇気爆発バーンブレイバーン」「勇者が死んだ!」「柚木さんちの四兄弟。」「ゆびさきと恋々」「ようこそ実力至上主義の教室へ 3rd Season」「ライアー・ライアー」「ライザのアトリエ」「ラグナクリムゾン」「ループ7回目の悪役令嬢は、元敵国で自由気ままな花嫁生活を満喫する」「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」「レベル1だけどユニークスキルで最強です」「Lv1魔王とワンルーム勇者」「六道の悪女たち」「ワールドダイスター」「私の推しは悪役令嬢。」「わたしの幸せな結婚」「私の百合はお仕事です!」
○今期視聴した劇場アニメ作品(視聴順) 「BLUE GIANT」「グリッドマン・ユニバース」「プリンセス・プリンシパル Crown Handler 第3章」「THE SUPER MARIO BROS. MOBIE」「PSYCHO-PASS PROVIDENCE」「青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない」「アリスとテレスのまぼろし工場」「プリキュアオールスターズF」「ガールズ&パンツァー 最終章 第4話」「北極百貨店のコンシェルジュさん」「駒田蒸留所へようこそ」「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」「ポールプリンセス!!」「青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見ない」「窓ぎわのトットちゃん」「BLOODY ESCAPE -地獄の逃走劇-」「劇場版 SPY×FAMILY CODE: White」「劇場版 ガンダムSEED FREEDOM」「劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦」
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<アニメソング部門> さて、カラオケ戦士の僕です。コロナ以降、なかなか人とカラオケに行けなくなって「歌唱部門」が事実上消え去ってしまったのは残念だが、最近は何かと話題性にも富むアニソン部門。こちらも趣味全開でやってまいりましょう。 まず、すでに総合部門で取り扱った作品と切っても切り離せない存在なので、こちらでは泣く泣くバンドリ関係の楽曲は切ろうと思っている。具体的には上からの続きで「春日影」、決定的な一打となり歴史に残るライブ回を生み出した「詩超絆」、そして新たなる次元「Ave Mujica」。正直、今年はどれかを1位にしようと目論んでいたのだが……流石に重なりが強くなりすぎるので泣く泣く断念。贔屓の引き倒しはやめましょう。 というわけである程度作品そのものとの切り離しに成功したジャンルから見ていくと、例えばアニメ自体はろくすっぽ見てなかったけどやたら耳に残ったのは「R.I.P.」(アークナイツ【冬隠帰路】OP)。ここのところ毎年取り上げているReoNaの本領、これこそが絶望、ハロー、アンハッピー。同じくアニメ自体は何一つ評価していないが曲のインパクトは特大だったよね、「MAGICAL DESTROYER」(魔法少女マジカルデストロイヤーOP)。作品自体もこれくらい思い切りアナーキーだったら何かしらの歴史に残ったかもしれないのに。ちなみにアーティスト繋がりで「HELP」(Helck OP)もここでピックアップしておこうか。こうやって歌詞でしっかり作品オマージュが盛り込まれるアニソンが好き。 作品に合ってんだかなんだかもよく分からないけどとにかくインパクト絶大だったのが「Crack-Crack-Crackle」(アンデッドガール・マーダーファルスOP)。これは映像を仕立て上げたスタッフの勝利かも。最初は「なんじゃこれ」みたいなノリだったのに作品との相乗効果でミームというか文脈まで完璧に完成させてしまったのは「メフィスト」(【推しの子】ED)。もう、今後はジョジョのエンディングかこれのどっちかを流せば絶対にオチになるという強み。 とにかく映像美に目を惹かれる「アニメとして完成してる」部門では、やはり無視できない「勇者」と「晴る」(葬送のフリーレンOP)。この辺はアニソン賞っていうより作品賞になるのかな。オープニングの楽しさというか、ワクワク感まで加味するならがっちり作品の空気を盛り上げてくれたのが「メロウ」(スキップとローファーOP)。「TikTokで踊って下さい」みたいな阿漕な狙いも見えるが、それがちゃんと評価に値するクオリティなら文句は言えまい。「TikTokで踊ってください」だったのかどうかすら今となっては分からない謎のムーブメントを巻き起こしたのは「Bling-Bang-Bang-Born」(マッシュル -MASHLE- OP)。これも実は映像制作が意外に大事な役割を果たしてる気もするが、どっちかってぇと「電波ソング」部門な気がする。 というわけで毎年お馴染みの電波ソング部門は、毎年何かしらベスト3に選出しているのだが、残念ながら今年度は上位3つに電波ソングは無い。全体的にそこまで印象に残るものはなかったのが残念なところだが、1作だけ異彩を放ったのは「今日のエンディングは私が買い取ったから好きにしていいわよね」(君のことが大大大大大好きな100人の彼女 特殊ED)。こういう爆発物、昔はもっと多かったよね。そして作品との絡みはあるが、ある意味最高のインパクトをぶち込んだ「オープニング」といえば「ババーンと推参!バーンブレイバーン」(勇気爆発バーンブレイバーン1話挿入歌)。メタレベルで世界に影響するアニソンすげぇ。 電波とはちょいと違うが、アニソン専科で常に気持ちのいい音を提供してくれるアーティスト・オーイシマサヨシによる怪作は「死んだ!」(勇者が死んだ!OP)。ほんとに耳に残るフレーズを作る天才。そしてそんな天才がやり逃げしたとしか思えない「なまらめんこいギャル」(道産子ギャルはなまらめんこいOP)。もう少し素材を調理しろ。映像もやる気があるんだかないんだか。そして電波は電波なんだけどだいぶ毛色が違うのは「ネロ」(デッドマウント・デスプレイOP)。こういう歌い手上がりのアーティストは耳に残るメロディを作るのがうまいよね。作品繋がりでついでに「アイオライト」(デッドマウント・デスプレイED)もすごく好きな曲。こちらは映像込みでの好きなんだけど、リンクから行ける前半バージョンだと真ポルカが1人だけで踊ってるけど後半になると細呂木さんが一緒に踊ってくれるからよりカオスになるのがとても良い。そして電波ともちょっと違うけどとにかく無駄遣い感があるのが「Welcome!」(でこぼこ魔女の親子事情ED)。考えてみりゃangelaも「アニソン専科で耳に残るメロを作るプロ」っていう意味ではオーイシによく似ているのかもしれない。 最後はノンジャンルだけどとにかく印象に残った曲(と映像)を列挙していくが、地味なところだと「Jekyll & Hyde」(暴食のベルセルクOP)なんかは古き良きアニメオープニング感があって好き。多分、意味もなく「作品タイトルが半端なとこで出てくる演出」が好きなんだと思う。まっすぐなラブソングとしての「LOVE INFINITY」(贄姫と獣の王OP)なんてのはいかがでしょう。やっぱ2クールアニメの後期オープニングって前半よりもどこか渋めになることが多いと思うんだけど、展開の重さと噛み合ってるのが良い。いきなり劇場作品からもテーマソングをピックアップしてみると、「匿名奇謀」(BLOODY ESCAPE ED)とか、作品のトンチキ具合をまるっと飲み込んでて好きなんだ。 まっすぐな少年漫画的オープニングでいえば「誰が為」(もののがたり 第二章OP)なんかは「ジャンプ漫画だなっ!」ってスイッチが入るからいいよね。同様にジャンプ漫画のOPとして100点(?)なのが「幽世」(ダークギャザリングOP)。当然おすすめは後期バージョンのサビで乱舞する卒業生のシーン。ほんと好き。なお楽曲提供したアーティストは(略)。似たようなラッシュ感が楽しい映像だと「修羅に堕として」(異修羅OP)が最近のお気に入り。わちゃわちゃしすぎてんだけど作品がわちゃわちゃしてんだからしょうがない。もっと軽快に楽しみたいんなら「まっさかさマジック!」(姫様”拷問”の時間ですOP)とかどうでしょう。模範的な「テンション上げてアニメが楽しみになるOP」ですよね。 最後に、ギリギリまでトップに選出するか悩んだけど「4番目」になってしまった「眠らされたリネージュ」(魔法使いの嫁SEASON2 OP)をピックアップ。JUNNAによる曲のインパクトはもちろんみるべき点で、こんなところで石川千晶の洗礼を浴びるとは思ってなかった。そして映像の強烈さね。よくもまぁ、「分割2クールの後半」でこんだけの情報量を叩き込もうと思ったものだ。 というわけで、残り3つをどうぞ。
第3位 ’13 「有頂天家族」OP「有頂天人生」 ’14 「デス・パレード」OP「Flyers」 ’15 「戦姫絶唱シンフォギアGX」挿入歌「殲琴・ダウルダヴラ」 ’16 「SHOW BY ROCK #」OP「ハートをRock!!」 ‘17 「戦姫絶唱シンフォギアAXZ」第6話ED「アクシアの風」 ’18 「ゴールデンカムイ(第2期)」OP「レイメイ」 ’19 「さらざんまい」挿入歌「カワウソイヤァ」 ‘20 「戦翼のシグルドリーヴァ」OP「Higher’s High」 ‘21 「ゾンビランドサガリベンジ」OP「大河よ共に泣いてくれ」 ’22 「シャドーハウス 2nd Season」OP「シャル・ウィ・ダンス?」 ’23「SHY -シャイ-」OP「Shiny Girl」 いつにも増して趣味に寄せた選出になったかもしれませんが、まずはこちらの曲から。上でも触れた通り、アニメのオープニングで一番大事なのはこれから始まる番組へのワクワク感を高める役割だと思うんですよ。アニメを楽しむという一種の非日常への跳躍。その補助を務めるのがオープニングのお仕事で、私が敬愛してやまないアニメクリエイター・今敏は「妄想代理人」のオープニングに「起きろ!」というメッセージを込めたという(当時は深夜アニメって文化がそこまで一般的ではなかったため)。そうして非日常への跳躍とワクワクの増進という仕事をこなすという意味で、お手本となる出来なのがこちらの作品だと思うんですよ。 分類としては一応「ヒーローもの」である「SHY」という作品。理想としては勇ましく、力強く戦うシャイの姿を描くべきところなのだろうけど、いかんせん紅葉山照は「シャイ」なもので、そこまで底抜けの元気ソングというわけにもいかない。そこでこのいくらかゆったりした切り出しから少しずつ助走をつけて最後にはポンと高く跳ぶような曲調が実にマッチしている。ラスサビのハイトーンの気持ちよさは短い時間で十二分に「ヒーローの力強さと爽快感」を表してくれるものだ。そうして少しずつ駆け上がるように作られたメロディに、安藤正臣の統制の効いた映像が乗る。氏の独特な「コマ割りの美学」は90秒のこの映像にもしっかり息づいており、ショートムービーの中に盛り込まれた様々なヒーローの勇姿はオールドスタイルに新鮮さを織り交ぜた馴染みやすいデザイン。やっぱり直感的に「綺麗だな」って思える映像って大事だと思うんですよ。小難しいことを考えず、「何かが始まる」ことを伝える、そんな根源的な楽しさが詰まった作品。
第2位 ’13 「戦姫絶唱シンフォギアG」第4話ED「教室モノクローム」 ’14 「ガンダム Gのレコンギスタ」ED「Gの閃光」 ’15 「干物妹!うまるちゃん」OP「かくしん的☆めたまるふぉ〜ぜっ!」 ’16 「学戦都市アスタリスク(第2期)」OP「The Asterisk War」 ‘17 「キラキラ☆プリキュアアラモード」後期ED「シュビドゥビ☆スイーツタイム」 ‘18 「ラストピリオド-終わりなき螺旋の物語-」ED「ワイズマンのテーマ」 ’19 「COP CRAFT」OP「楽園都市」 ‘20 「トニカクカワイイ」OP「恋のうた(feat.由崎司)」 ‘21 「ビルディバイド-#000000-」OP「BANG!!!」 ’22 「機動戦士ガンダム 水星の魔女」OP「祝福」 ’23「江戸前エルフ」OP「奇縁ロマンス」 上で「楽しさ」に言及したが、それ以外の役割をオープニングに求めることもできるだろう。もちろん、こちらのベースはギャグアニメなのでコミカル愉快は大前提ではあるのだが、そこにゆったりと息づくドラマも盛り込む、そんな理想のオープニングがこちら。 まずもって曲が好きすぎるっていうのが起点で、ナナヲアカリの手による「和」のテイストを強く打ち出した楽曲は間違いなくオリジナル。「江戸」「神社」という作品テーマに合わせたデザインなのは明らかだが、そこにナナヲが持つどこか捨て鉢な、オタクカルチャーに根差した斜に構えた寂寥感みたいなものが混ざり込んでいるのが最大の聞きどころ。無体なフレーズを刻むサビのリフレインは時代を飛び越えてこの地に根付く不老不死のエルダそのものを表しているかのよう。のんびりとしたメロディラインにピリッと刺激が混ざるミックスも愉快だ。 そうして生まれた楽曲に合わせる映像は何もそこまで目を見張るようなものではないのだが、今作の最大の魅力である丁寧でブレないキャラ作画の良さがはっきりと分かる仕上がり。「これから始まる作品への期待感」はこれだけでも文句なしに高めてくれるだろう。そしてなんといっても最大の見どころはラストのコーラスで描かれるエルダと小糸の歩み。少しずつ大きくなっていく小糸の横をずっと歩み続ける猫背のエルダのその風貌。これは誇張無しでほんとのことなのだが、わたしゃ何度この映像を見ても毎回泣きそうになるんですよ。この短いワンカットに、「江戸前エルフ」で描かれるべきテーマがギュッと詰まっている。本当に見事な90秒。毎回必ず見たいオープニングがあるアニメって、それだけで幸せですよ。
第1位 ’13 「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」OP「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い」 ’14 「ヤマノススメセカンドシーズン」OP「夏色プレゼント」 ’15 「てーきゅう(第5期)」OP「Qunka!」 ’16 「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない」OP「Great Days」 ‘17 「少女終末旅行」ED「More One Night」 ‘18 「ゾンビランドサガ」OP「徒花ネクロマンシー」 ’19 「ダンベル何キロ持てる?」OP「お願いマッスル」 ‘20 「蜘蛛ですが、なにか?」ED「がんばれ!蜘蛛子さんのテーマ」 ‘21 「小林さんちのメイドラゴンS」OP「愛のシュプリーム!」 ’22 「お兄ちゃんはおしまい!」OP「アイデン貞貞メルトダウン」 ’23「【推しの子】」OP「アイドル」 さぁ語ろうか。ここに関してはもう、どうしようもなかった。過去の履歴を遡ってみても、こうもヒットチャートと重なった選出は初めてかもしれない。しかし、今年度のアニソンを評するにあたり、今作を避けて通ることはできないし、私は忌憚なくこれがナンバーワンだと主張する。時代を動かすだけのエネルギーに満ちた楽曲であり、作品だった。 あえてこだわりを見せるなら、リンク先は厳密には「オープニングテーマ」ではなく、「YOASOBIのMV」の方である。【推しの子】という1クールアニメのオープニングとしての評価というよりは、MVとそれを取り巻く一連のムーブメントへの評価、もしくは【推しの子】の第1話、あの90分のドラマの「イメージソング」としてのアイドルを評価したものである。公式動画がとんでもない再生数を弾き出しているらしいが、そのうちの100再生くらいは多分俺。それくらいは何度も試聴し、その度に泣かされた。 アニメを試聴した人ならわかるだろうが、MVの出来があまりにもアニメにリンクしすぎていて不可分なものになってしまっているのでこうしたちょっと歪な評価になってしまっているのだが、まぁ、アニメソングを評価するってんならこれで問題ないだろう。星野アイというたった1人のアイドルの人生を紡ぐためだけに作られたこの楽曲が、作品の全てを語り尽くしてしまっている。凄まじい暴論を吐くなら、もうこのMVを見ているだけで全てが満ち足りてしまう。わずか数分の映像と楽曲に、よくもまぁここまで濃密な意味を盛り込んだものだ。そして、その圧倒的ボリュームを誇るこの楽曲をフル活用して最後まで振り回し続けることで、作品全体としても高い評価につながっている。鶏と卵、どっちが先かは分からないが、私の中では【推しの子】のアニメは、「アイドル」が先である。 もちろん、これがメディア戦略だけのこすっからい勝利だとも思わない。昨年時点で「祝福」をこの部門に挙げていることからも分かる通り、私はYOASOBIの全力でアニメに寄りそってくれるスタイルが好きだ。もしかしたら上述のオーイシマサヨシの流れに続くものなのかもしれないが、YOASOBIの場合はアニメ映像までをフル活用して楽曲をアニメの構造の中に入れ込みに行く貪欲さがありがたい。「怪物」「祝福」「勇者」と全て同様の戦略で大きな成果を残しているが、なんの具合か、この噛み合わせが奇跡的なレベルにまで仕上がったのが今作だったというお話。 現代アニメにおいてこれ以上の「アニソン」の売り出し方はない。商業的な面で考えてもこの「アニメと一蓮托生」という売り方は大きな武器であろうし、リリース後間もなく英語版も発表するなど、とにかく話題性を広げることに遠慮がない姿勢もここでは評価対象になるだろう。どこまでも「伝える」ことに特化したこのYOASOBIスタイル、アニメファンからも歓迎すべきものだ。 まぁ、この「アイドル」ショックがあまりに大きすぎたので2匹目のドジョウはしばらく捕まえられないような気もするが、私としては、次のブレイクスルーもまたYOASOBIが起こしてくれることを期待している。改めて、アニソンは「楽しんだら勝ち」だ。「起きろ!」だ。次なる、誰もが目を奪われていくような完璧で究極のアニソンは、どこから生み出されるだろうか。
<キャラクター部門・女性キャラ> 男性キャラに比べると大変なことになりがちなのでなるべく短くまとめたい、女性キャラ部門。こっちも色んな切り口がありますね。 男性キャラ部門と合わせて順当な主人公からみていくと、上の部門と若干被るリザ(カワイスギクライシス)とか、星野アイ(【推しの子】)あたりは当然候補に入ってくるだろうが、アイはアニソン部門との被りがあるので選出は断念。そういう意味では紅葉山照/シャイ(SHY -シャイ-)も都合により置いとく枠。あんまり他で取り上げられなかったメインヒロインを列挙していくなら、あまりに無垢すぎて不安になっちゃう五色しおりさん(おとなりに銀河)、まっすぐなパワーに本当に憧れてしまう曲伊咲さん(君は放課後インソムニア)、パワー系ヒロインの新機軸・ラッミスさん(自動販売機に転生した俺は迷宮を彷徨う)、好きこそものの上手なれ・秋里コノハさん(16bit センセーション)、歴史に残る名誉ミミックの餌、フリーレン様(葬送のフリーレン)、同じくエルフ族から意外と人情派・マルシルさん(ダンジョン飯)、くたびれOLの魅力という新しい性癖の扉を開けそうな福澤幸来さん(デキる猫は今日も憂鬱)、屈することにかけては右に出るものがいない姫(姫様”拷問”の時間です)、スタンド使いは惹かれ合う、鳳ここなさん(ワールドダイスター)と、ここまででもエラい騒ぎ。それぞれのヒロインに一言コメントつけてたらとんでもない量になってしまうので省略。 メインヒロインからちょっとズレる部門、作品が上と被るものも多いがサブヒロインを取り上げていくと、魔性の変身・黒川あかねさんと作中の良心・MEMちょ(【推しの子】)、ホラー好きのお前が一番のホラー・寶月詠子さん(ダークギャザリング)、使われるスタンド側・静香さん(ワールドダイスター)、下世話な神性・ミタマ様(神無き世界のカミサマ活動)、真の萌えキャラは影から刺す・白丸先輩(君は放課後インソムニア)、おバカ可愛さ突出系・カフさん(死神坊ちゃんと黒メイド)、なんでやったか長崎そよさん(It’s MyGO!!!!!)、純愛バイオレンス破壊神・銀器姫(ラグナクリムゾン)。作品感想で触れてた面々だとこれくらい? 続いて敵キャラ部門では、実は友達想い?クフフさん(SHY-シャイ-)、仮面のわがまま・プロスペラさん(水星の魔女)、お前の不幸で飯がうまい・斎森香耶(わたしの幸せな結婚)、敵っていうかボスっていうかなんていうか、フィロメラさん(魔法使いの嫁)、ライバルだったのに最後は最推しヒロイン・カトリナ・グリーベルさん(ワールドダイスター)。エトセトラエトセトラ。素敵なキャラばかりだが列挙形式で本当にごめんなさい。 さて、こっからはベスト3選出候補に上がった者たち。まずは個別記事で取り上げることが多かった名前から見ていくと、その実力の8割は声によるもの、斎森美世さん(わたしの幸せな結婚)。美世の発する消えかけしゃまボイスの尊さと言ったらもう……生きるASMR。イカすアクションとぶっ壊れた常識が世界をひっくり返す地獄の小学生・寶月夜宵ちゃん(ダークギャザリング)。彼女が愛用してるヘンテコデザインの靴がすごく好きで、あのゴツさがアクションの良さに磨きをかけている。世界を打ち立てる圧倒的暴力・ローズさん(治癒魔法の間違った使い方)。ここまで真っ当な「師匠」ポジションキャラも久しぶりに見たが、ちゃんとデザイン面でも格好いいのよな。ラブコメ主人公はかくあるべし、岩倉美津未さん(スキップとローファー)。彼女の「田舎もんだから素直だけど、決して打算がないわけじゃない」っていう妙な生々しさというか、生きてる感はすごく不思議な味わい。そして刹那的な生き方が性に合ってるくせに何故かたびたび振り回される側、九月さん(フェ〜レンザイ)。彼女のもふもふ具合をじっくり楽しむ機会をください。 サブキャラ扱いだと、出てくるだけでいちいち作品の毛色が変わる1人だけ迷惑系配信者みたいな存在、ラヴ&ピースさん(HIGH CARD)。ラブピさん単体で評価していいかどうかは議論の余地あり。無体な関西弁と空気を読めない適当な性格が憎めないのは幸田文さん(文豪ストレイドッグス)。あれだけの鉄火場で一番いい加減なやつが世界を救っちゃうのはもはやお約束か。元気系ヒロインで実は骨太なラブコメの中核、霧島宇多さん(柚木さんちの四兄弟。)。初々しく初恋とすら言えない初恋模様。マジで可愛かったよね〜。そして空気を読めない脳筋でも仕事はあるんやで、ゼニアさん(Lv1魔王とワンルーム勇者)。やる気のある無能が一番使えないとは申しますが、最終的に役に立ってるから文句は言えねぇな。 最終選考まで残るラスボス候補は本当に破壊力が高い奴らが多いぞ。まずは作中最大の地雷にして元凶・時野谷美桜ちゃん(僕らの雨いろプロトコル)。そこまで行ってヨスガらないのはむしろ裏切りでは? 主人公のチートの単なる被害者・ミリセント・ブルーナイトさん(ひきこまり吸血姫の悶々)。最高の高慢ちきキャラだったのに、不思議と応援したくなったのは全部コマリが悪い。実は今回のエントリーの中で最強の可能性すらあるぞ、鳥栖歌仙さん(マイホームヒーロー)。専業主婦ってこんなに大変なんだなぁ……。いやいや最強キャラなら負けてはいない。人の心がない女・日南葵さん(弱キャラ友崎くん)。ゲーム脳を超えたこの概念、いったいなんと名前をつければいいのか。 というわけでベスト3! に行きたいが最後の最後まで悩んだ「次点キャラ」が4名。まずは主人公だしラスボス、お前の成長は地球の希望、柊うてな/マジアベーゼ(魔法少女にあこがれて)! 君の活躍を、世界のみんなが固唾を飲んでパンツを下ろして見守っているぞ。普通に「主人公の成長」としてみたときにも輝かしいのがなんとも……。圧倒的ヒロイン力を振りかざし、やはりみんなが固唾を飲んで見守るしかなかった女・山田杏奈(僕の心のヤバイやつ)。関係性が固まってからの山田からの怒涛の攻め、普通の男ではひとたまりもないだろう。 そして毎度お馴染み「弱くて辛い、みっともなさは愛おしさ」ヒロインから、江頭ミカさん(スキップとローファー)。こんなにあけすけに「嫌なやつ」であることを自覚しておきながら、それを自覚できる時点でめっちゃいいやつというアンビバレント。例年のランキングなら確実にベスト3入りだったと思います。そして弱さも強さもない混ぜにして、全てを流しきる冷血のドールマスター・豊川祥子/オブリビオニス(It’s MyGO!!!!!)。何故、神はあんなにもキラキラドキドキに満ちた世界に祥子を産み落としたのだろうか……。全ての闇を抱えて女子高生を切り刻んでいけ。忘却を恐るなかれ。 ベスト3どうぞ!
第3位 ’13 「サムライフラメンコ」より「真野まり」 ’14 「デンキ街の本屋さん」より「先生」 ’15 「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」より「ヘスティア」 ’16 「響け!ユーフォニアム2」より「吉川優子」 ‘17 「ヘボット!」より「ナグリ・ドツーキ女王」 ‘18 「SSSS.GRIDMAN」より「新条アカネ」 ’19 「バビロン」より「曲世愛」 ‘20 「メジャーセカンド2」より「沢弥生」 ‘21 「不滅のあなたへ」より「ハヤセ」 ’22 「シャインポスト」より「青天国春」 ’23「江戸前エルフ」より「エルダ(エルダリエ・イルマ・ファノメネル)」 1人で作品を引っ張った「主人公」というか「ヒロイン」というか「諸悪の根源」というか……まぁ、「御神体」だな! やっぱ! エルダの魅力については毎回の感想で散々触れていたと思うので付け加えることはあんまりないのだが、正直エルフであることはあまり重要ではなかったのかも。いや、でも小糸も憧れちゃうルックスの良さは大事な要素だよなぁ。すらっとして最高のスタイルを持つ金髪美女のエルダ様。そんなズルい存在がいつも猫背で、節目がちで、日陰を選びながら蠢いている高耳神社。そりゃご利益なんてなくったって氏子は文句を言いませんよ。なんだかんだでちゃんと月島の人たちのことは考えてくれているし、決して悪いやつじゃないのは町のみんなも知ってるんだから。まぁ、いい加減なやつではあるかもしれないが……。 とにかく「見ているだけで何かが満たされる」というエルダの特性。日常系アニメではこれ以上求められるものはないだろう。「ずっと変わらないものがある」ことへの安心感は作中でも語られている通り。僕らがアニメに求める安寧とは、エルダのことをいうのではなかろうか。 あともちろん「あみっけありがとう」と書いておいてnext。
第2位 ’13 「戦姫絶唱シンフォギアG」より「雪音クリス」 ’14 「selector spread WIXOSS」より「蒼井晶」 ’15 「下ネタという概念が存在しない退屈な世界」より「アンナ・錦ノ宮」 ’16 「クズの本懐」より「皆川茜」 ‘17 「メイドインアビス」より「不動卿 動かざるオーゼン」 ‘18 「ポチッと発明 ピカちんキット」より「ギバさん(柳葉ヤバ美)」 ’19 「グランベルム」より「アンナ・フーゴ」 ’20 「アサルトリリィ BOUQUET」より「楓・J・ヌーベル」 ’21 「明日ちゃんのセーラー服」より「明日小路」 ’22 「ぼっち・ざ・ろっく!」より「後藤ひとり」 ’23「Helck」より「ヴァミリオ」 こちらも1人で作品を引っ張った、ある意味で「主人公」な長耳キャラである。彼女の場合は種族としてはエルフなのかどうかもよく分からなかったけど……そういう言及はなかったので多分この世界に「エルフ」と呼称される種族はいないんだろうな。まぁ、魔界の住人たちのあのフリーダムすぎる見た目を考えると、そうして「人種」にすら意味を持たせないくらいに自由な世界なんだと思うよ。 そんな魔界に生まれ育ち、魔王を支えてきた苦労人の四天王ヴァミリオ。世界を揺るがす大混乱にも当然のように全力で振り回され、決意の勇者ヘルクのせいで面倒もストレスもマッハ。全方面にキレてツッコミを入れ続けなければならない修羅の道。これをまかり通れるのはマジでヴァミリオちゃんくらいのものであろう。 ツッコミの適切さは間違いなくセンスであり才能だが、ギャーギャー喚くだけじゃなくて全てをどっしりと構えて観察し、適切な対応を取れるのは真の実力に裏打ちされているから。四天王の名に恥じないその強さがあればこそ、ヘルクという規格外の存在と対話し、相互理解を得ることができた。魔族とヘルクの関係が切れてしまったらそれこそ世界は終末へと一直線だったわけで、ギャーギャー文句を言いながらも世界を守るために一番重要な橋渡しを行えたのは彼女の器のデカさがあったおかげ。つまり、世界を作ったのがヴァミリオちゃんだったという結論。あとピウイと仲良くやれてるのも地味に偉いよな。あんなうるせえのに寝る時だけくっついてくるもわもわ、邪魔だろ。 最後は「みかこしありがとう」と書いて次。
第1位 ’13 「魔法少女まどか☆マギカ新編 叛逆の物語」より「暁美ほむら」 ’14 「PSYCHO-PASS2」より「霜月美佳」 ’15 「ガールズ&パンツァー劇場版」より「ドゥーチェ・アンチョビ(安斎千代美)」 ’16 「この素晴らしい世界に祝福を!2」より「ダスティネス・フォード・ララティーナ」 ‘17 「魔法使いの嫁」より「羽鳥智世」 ‘18 「リズと青い鳥」より「傘木希美」 ’19 「まちカドまぞく」より「シャミ子(シャドウミストレス優子)(吉田優子)」 ’20 「戦翼のシグルドリーヴァ」より「六車・宮古」 ’21 「劇場版 少女☆歌劇レヴュースタァライト」より「大場なな」 ’22 「このヒーラー、めんどくさい」より「カーラ」 ’23「ラグナクリムゾン」より「翼の血主・アルテマティア」 説明不要! もう、あたしゃ早く翼の血族になりたくてしょうがないんだよ! ティア様! あぁティア様! おもしれー女だよ。あと面倒な女だし怖い女だし狂った女。やっぱり毎年キチ○イを選出しないことには何も始まりませんからね。なんだろうなぁ、そりゃ毎年「ラスボス部門」から出てくるキャラは多いのだが、こんなにも「ラスボス」というポジションからはみ出して魅力を振り撒き続けたぶっ壊れは初めてだよ。強いのに弱い。酷いのに優しい。怖いけどチョロい。なんだこの女。こんな女で1年を締めくくれるの俺だけだっつーのww 当然のように「うえしゃまありがとう」と書いて幕。
ちょっと遅くなったけど、やるよ!! 今年はより明確に意志をもって、省エネ化、文章の削減に取り組んでいきたいと(少なくともこの書き出しをスタートした時点では)思っている。今の世の中、削れるものは削っていかないと。まぁ、この企画自体が一番のリストラ対象な気もするが……。 (以下去年までの記事からのコピペ)一応毎年のことなので約束事をコピペしておくと、タイトル賞の選出は何故か毎年「仮装大賞」の賞に依っており、タイトル部門以外の賞は、基本的に3位まで取り上げてある。(コピペ終わり)毎年「なんでこんな設定にしたんだろう」と自分で自分を責めてばかりいるが、考えてみりゃ、ある程度多角的にいろんな作品を取り扱えるんだから悪い設定ではないのかもしれない。 また、今期は執筆コスト削減のためにある英断を行った。それは、「サブタイトル部門」の廃止だ。各アニメのエピソード1本1本を選出対象とした部門で、決して無意味ではないと思うし、この部門があるおかげで毎回のアニメを観る張り合いにもなっていたのだが、いかんせん、この部門だけ圧倒的に選出と執筆の手間がかかるもんで、負担の大きさに耐えきれず、この度リストラさせてもらうこととした。おっちゃんも寄る年波には勝てないので、こうしたリタイアはしょうがないと思っている(リクエストがあったら復活するかもしれんけど)。とりあえず、これで確実に文字数の削減はできるだろう。
今期エントリーされたのは、「2022年4月期以降に終了した、もしくは現在放送中である」ことを条件として、ある程度最後まで視聴していた以下の176作品。冬クールのとんでもねぇ量には驚いたものだが、そこで頑張って削減したこともあり、年度を通しての本数だけでいえば一応史上最多まではいかず、ギリギリ「全盛期並み」に踏みとどまった。ちなみに、仮に冬クールでの「3話切り」をやらなかった場合、ここから9本増えて史上最多になっていた可能性もある。さらに、具体的な数字を確認すると、今年度は「通常枠163本、ショート枠13本」の内訳で、実は通常枠だけならぶっちぎりで史上最多だったりする。来年度以降も、明確に「3話切り」も視野に入れた試聴体制にしないと、そろそろヤバいかもしれない。どこかで「アニメは週40本までよ!」みたいな絶対ルールを敷けば楽になれるのだろうが……。 一応過去のデータと接続すると、本数の増減はこんな感じ(括弧内がショート枠を除いた数字) 76→74→59→67→90→ 103(93)→132(121)→149(133)→152(129)→ 170(148)→170(150)→183(157)→157(135)→ 160(141)→155(148)→176(163) コロナ期に落ち込んだ数字がいくらか正気を取り戻させてくれたというのは皮肉なもんだな……。 続いて劇場作品だが、こちら13本で意外にも微減。てっきり劇場商法はもっと加速するかと思っていたのだが、そこまで劇的に数字に変化がなかったのは意外かもしれない。まぁ、単に俺が気づいてないだけで制作・上映されてる作品数は増えてるのかもしれんけど。どうにも最近はアニメ映画単体での興行収益が一極集中の傾向があるよねぇ。せっかくの媒体なんだからもうちょっと多様性を求めたいところなのだが……どうしても予算がかかるし動くまでに時間がかかるのがネックか。一応、これまでの数字の変化は以下の通り。 7→4→6→12→8→6→ 9→17→15→17→22→7→19→13 なお、毎年のことだが劇場作品については基本的にこのグランプリの選出基準からは外すようにしている。
○一応ある程度見ていたエントリー作品(アイウエオ順・ショートアニメは【】で表示) 「アークナイツ -黎明前奏-」「RPG不動産」「アイドリッシュセブン Third BEAT!(2期)」「アオアシ」「アキバ冥途戦争」「悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました」「阿波連さんははかれない」「あやかしトライアングル」【ある朝、ダミーヘッドマイクになっていた(略)】「アルスの巨獣」「イジらないで、長瀞さん 2nd Attack」「異世界おじさん」「異世界のんびり農家」「異世界迷宮でハーレムを」「異世界薬局」「痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。2」「ヴィンランド・サガ Season2」「宇崎ちゃんは遊びたいω」「うたわれるもの 二人の白皇」「うちの師匠はしっぽがない」「うる星やつら」「英雄王、武を極めるため転生す」「Extreme Hearts」「エスタブライフ グレートエスケープ」【永久少年 Eternal Boys】「Engage Kiss」「オーバーロードⅣ」「大雪海のカイナ」「お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件」「乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です」「お兄ちゃんはおしまい!」「オリエント 淡路島激闘編」「骸骨騎士様、ただいま異世界へお出掛け中」【かぎなど シーズン2】「かぐや様は告らせたい -ウルトラロマンティック-」「陰の実力者になりたくて」「カッコウの許嫁」「彼女、お借りします(第2期)」「神クズ☆アイドル」「可愛いだけじゃない式守さん」「艦これ いつかあの海で」「機動戦士ガンダム 水星の魔女」「CUE!」「吸血鬼すぐ死ぬ2」「境界戦機」「虚構推理 Season2」「金装のヴェルメイユ」【クールドジ男子】「くの一ツバキの胸の内」「久保さんは僕を許さない」「組長娘と世話係」「黒の召喚士」「群青のファンファーレ」「恋は世界征服のあとで」「後宮の烏」「5億年ボタン【公式】」【Call Star -ボクって本当にダメな星?-】「ゴールデンカムイ(第4期)」「コタローは1人暮らし」「このヒーラー、めんどくさい」「古見さんはコミュ症です。(第2期)」「最近雇ったメイドが怪しい」「最後の召喚師 -the Last Summoner-」「サマータイムレンダ」「史上最強の大魔王、村人Aに転生する」「忍の一時」「シャインポスト」「邪神ちゃんドロップキックX」「社畜さんは幼女幽霊に癒されたい」「シャドーハウス 2nd Season」「シュート! Goal to the Future」「シュガーアップル・フェアリーテイル」「処刑少女の生きる道」「ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン(第2期)(第3期)」「新テニスの王子様 U-17 WORLD CUP」「新米錬金術師の店舗経営」「スパイ教室」「SPY×FAMILY」「聖剣伝説 Legend of Mana」「それでも歩は寄せてくる」「盾の勇者の成り上がりSeason2」「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか(第4期)」「ダンス・ダンス・ダンスール」「チェンソーマン」「ちみも」「ツルネ -つながりの一射-」「ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の(略)」「であいもん」「D4DJ All Mix」「デート・ア・ライブⅣ」「てっぺん!!!!!!!!!!!!!!!」「デリシャスパーティ♡プリキュア」「転生王女と天才令嬢の魔法革命」「転生賢者の異世界ライフ」「転生したら剣でした」「Do It Yourself!! どぅー・いっと・ゆあせるふ!」「東京ミュウミュウにゅ〜」「東京リベンジャーズ 聖夜決戦編」「トモダチゲーム」「トモちゃんは女の子!」「TRIGUN STAMPEDE」「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」「とんでもスキルで異世界放浪メシ」「NieR: Automata Ver1.1a」【にじよん あにめーしょん】「人間不信の冒険者たちが世界を救うようです」「農民関連のスキルばっか上げてたら(略)」「ノケモノたちの夜」「BIRDIE WING -Golf Girl’s Story-」「HIGH CARD」「BASTARD!! -暗黒の破壊神-」「はたらく魔王様!!」「Buddy Daddies」「薔薇王の葬列」「パリピ孔明」【ピーターグリルと賢者の時間 Super Extra】「ヒーラー・ガール」「ヒューマンバグ大学」「ビルディバイド -#FFFFFF-」「ヒロインたるもの! 嫌われヒロインと内緒のお仕事」「ひろがるスカイ!プリキュア」「夫婦以上、恋人未満。」「ブッチギレ!」「不徳のギルド」「不滅のあなたへ シーズン2」「ブラック★★ロックシューター DAWN FALL」「BLEACH 千年血戦篇」「プリマドール」「ブルーロック」「文豪ストレイドッグス(第4期)」「便利屋斎藤さん、異世界に行く」「僕のヒーローアカデミア(第5期)」「惑星のさみだれ」「ぼっち・ざ・ろっく!」「ポプテピピック(第2期)」「本好きの下剋上(第3期)」【舞妓さんちのまかないさん】「魔入りました!入間くん(第3シリーズ)」「魔術士オーフェンはぐれ旅 アーバンラマ編」「まちカドまぞく 2丁目」「マヴラヴオルタネイティヴ(第2期)」「魔法使い黎明期」「継母の連れ子が元カノだった」「万聖街」「虫かぶり姫」【名探偵コナン 犯人の犯沢さん】「メイドインアビス 烈日の黄金郷」「メガトン級ムサシ 2nd Season」「もういっぽん!」「もののがたり」「モブサイコ100Ⅲ」【八十亀ちゃんかんさつにっき4さつめ】「ヤマノススメ Next Summit」「勇者、辞めます」「勇者パーティーを追放されたビーストテイマー(略)」「ユーレイデコ」「UniteUp!」「妖怪ウォッチ♪」「ようこそ実力主義の教室へ 2nd Season」「4人はそれぞれウソをつく」「よふかしのうた」【夜は猫といっしょ】【齢5000年の草食ドラゴン、いわれなき邪竜認定】「弱虫ペダル LIMIT BREAK」「ラブオールプレー」「ラブライブ! スーパースター!!」「ラブライブ!!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会(第2期)」「理系が恋に落ちたので証明してみた♡」「リコリス・リコイル」「REVENGER」「RWBY 氷雪帝国」【令和のデジキャラット】「恋愛フロップス」「連盟空軍航空魔法音楽隊ルミナスウィッチーズ」「老後に備えて異世界で8万枚の金貨を貯めます」「咲うアルスノトリア すんっ」 ○今期視聴した劇場アニメ作品(視聴順) 「オッドタクシー イン・ザ・ウッズ」「バブル」「犬王」「ゆるキャン△」「夏へのトンネル、さよならの出口」「君を愛した一人の僕へ」「僕が愛したすべての君へ」「私に天使が舞い降りた! プレシャス・フレンズ」「ぼくらのよあけ」「雨を告げる漂流団地」「かがみの孤城」「金の国 水の国」「すずめの戸締り」
第3位 ’10「刀語」 ‘11「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」 ’12「黄昏乙女×アムネジア」 ’13「有頂天家族」 ’14「月刊少女野崎くん」 ‘15「えとたま」 ‘16「RE:ゼロから始める異世界生活」 ‘17「3月のライオン(第2シーズン)」 ‘18「ひそねとまそたん」 ‘19「BEASTARS」 ‘20「無能なナナ」 ‘21「小林さんちのメイドラゴンS」 ’22「メイドインアビス 烈日の黄金郷」 先にバラしておくと、今シーズンのベスト3は全て原作ありのアニメになった。別に珍しい事態ではないのだが、過去に遡ると2019年以来となる。なんとなくの感覚でしかないが、「鬼滅」フィーバー以降、ジャンプアニメを代表とし、「ちゃんとした原作をちゃんとしたアニメにすればウケる」という当たり前すぎる認識が業界にも伝播しているような気がしている。そして、そんな「ちゃんとしたアニメ」の代表例の1つとなったのが、こちらのメイドインアビスである。キネマシトラスが第1期時点でガッツリとその基盤を作り上げ、衝撃の劇場版、そしてさらなる衝撃のこの第2期へと、着実にパスを繋いできた。まるでゴレンジャーハリケーンのように、そのお鉢が回れば回るほどに破壊力は着実に増している。 クレジットこそ「2期」だが、どちらかというとこの作品においては「第六層」と言い切ってしまって良いのかもしれない。考えてみりゃ1クール目では「穴の上→第四層」を全部やってるわけで、同じ長さで扱ったのが第六層のみというのだから、そりゃぁ密度もゴリゴリである。より混沌を増し、およそ生き物がまともな形で描かれなくなった成れ果ての村。そのあまりに珍奇な風景がさも当たり前のように描かれ、そこでリコたちが出会うあらゆる「新しいもの」が異質さをそのままに、それでいてどこか当たり前に息づいているかのような不思議な感覚。すでに人間性が失われてしまった彼らの様子を見つつ、回想アニメを挟むことで「いかにして奈落が人を失わせていくか」というドキュメンタリーが残酷な形でしれっと描かれる。そこに残されたのは絶望と慚愧の物語のみだが、リコ、レグ、ナナチがそこを訪れ、新たな希望を灯して去っていく。リコたちの行き先は「下へ、下へ」のはずなのに、不思議と向上も救済も同時に存在しているという奇妙な現象。これを許すのがアビスのアビスたる所以。 こうした現実感の乏しい世界に色をつけたのが製作陣であり、息を吹き込んだのがキャスト陣。レギュラーの面々は言わずもがなだが、やはり今期を支えたのはファプタ役・久野美咲、それに平田広明、寺崎裕香、斎賀みつきという「過去」の面々(あと、マアアさん)。本当に皆に愛され、尽くされた作品であった。3期もいつかきっと作られるのだろうが……いつになるのか、そして、どんな物語になるのか。
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<アニメソング部門> 人とカラオケにいく機会がめっきりなくなってしまい、ここ数年トーンダウンしちゃってます、アニソン部門。あと、実はリモート環境が増えて移動に使う時間が減ったっていうのも大きな問題の1つで、気に入ったアニソンってだいたい移動中の電車内とかで聞いてることが多くて、去年はあんまり必要としなかったのよね。家の中でわざわざ腰を据えて音楽を聴こうと思うタイミングって少ないじゃないですか。 というわけで、以前あった「カラオケで一番練習した曲」部門は省略してノミネート曲を列挙していくが、まずは「単に歌が好き」部門。アニソンシンガーってのは少ないパイを奪い合うジャンルだが、こんだけ大量に見てるとやっぱり「最近ちょいちょい見かけるな」っていう名前も「誰やこいつ」っていう名前もあって、例えば直近で気になったのはフィロソフィーのダンス、「熱風は流転する」(あやかしトライアングル OP)や、DIALOGUE+の「僕らが愚かだなんて誰が言った」(骸骨騎士様、異世界へお出掛け中ED)。そんで名前も初めて聞いた、という枠ならカノエラナの「ヨトギバナシ」(虚構推理 Season2 OP)。この辺の路線はまだタイアップというだけでアニメ要素があんまり無いのは残念だが、こういう活動を続けているともっとアニメに寄り添うチャンスもありそう。タイアップなのかどうかよくわからんが、新しいアニソンで塗り替えてやろうという意気込みを感じるのは「アイウエ」(うる星やつら 第1期OP)。2期オープニングの「アイワナムチュー」も合わせてそうだが、どうしたってあの古のオープニングのイメージがちらつきそうな部分をキャッチーな新曲と映像で吹き飛ばそうという頑張りが見える。 個人的な趣味趣向のせいであんまり男性ボーカルは扱ってなかった気がするのだが、今期は結構男性ボーカルでも気になるアーティストがおり、例えばめいちゃんの「ラナ」(エスタブライフ グレートエスケープ OP)。めいちゃんはその後もちょいちょい名前を見かけるけど、割と好みの音質。他にも伊東歌詞太郎は遭遇率が上がっており、個人的には「ひなたの国」(夜は猫といっしょ ED)が好き。直近で変なインパクトがあったのは「くらえ!テレパシー」(トモちゃんは女の子! OP)のマハラージャン。どういう音楽ジャンルなんだろう。 多分動画配信サイトからの流れなのだろうが、MV風というか、画面に歌詞の文字を盛り込んだ演出が一気に増えたのが今年だった気がしており、代表的なところでは「堕天」(よふかしのうた OP)は気に入って毎回楽しみに見ていた映像。アニメのオープニングで、こうして曲中にブレイクを大胆に入れてくる構造って珍しいよね。他にも勢い任せで無駄に格好いい「Dance In The Game」(ようこそ実力至上主義の教室へ 2nd Season OP)もそうだし、「1」(モブサイコ100 Ⅲ OP)も文字の演出がよく効いている。歌い手のMVといえば「チクタクボーイ」(5億年ボタン【公式】 ED)のMVがとても好きです。 無駄にインパクトの強かった部門をピックアップしていくと、知り合いから「長すぎていっつも気になるねん」という理不尽なツッコミを受けた「MYSTERIOUS」(後宮の烏 OP)。いや確かに長いけども。このねっちょり感が持ち味じゃないですか。年度初頭に話題を攫ったのは「チキチキバンバン」(パリピ孔明OP)。これも何度もリピートしたなぁ。4月時点で「もう、これグランプリで受賞できそうじゃね?」って思ってたくらいにはインパクトのでかい映像と音のコラボである。同じタイミングで並び立つインパクトを与えてくれたのは「恋はエクスプロージョン」(恋は世界征服のあとで OP)。歴史的にも模範的な田村ゆかりの使い方である。なお、かのゆるゆり事件以来、久しぶりに安元爆撃が行われた楽曲としても歴史に残せるのである。公式が安元すんな。そうそう、インパクトで言えばやっぱり「KICK BACK」(チェンソーマン OP)はあげておくべきでしょうね。エンディングも話題になることが多かったが、わたしゃ1回観た程度であんま印象が残らんかったな。あ、あとは当然「冥途の子守唄」(アキバ冥途戦争 ED)。頼むからサトリナ仕事選んで(いいぞもっとやれ)。 映像の印象が強い部門も軽く触れておくと、やっぱり話題性で言えば「扉を開けてベルを鳴らそう」(ヤマノススメNext Summit ED)。このクオリティの1人作画で週替わりとか、マジで意味のわからんことやりすぎや。映像と歌唱の噛み合い方だと「どきどきアイデアをよろしく」(Do It Yourself OP)も飛ばせず毎週観ちゃってた映像だね。やっぱオープニングってこういうワイワイ系の賑やかが王道。 あとは最後までエントリーを悩んだ最終候補部門で、まずはお約束の話題作から「花の塔」(リコリス・リコイル ED)。この曲、中毒性の高さがうまいこと説明できないのが不思議なんだよな。いい映像だよなぁ。中毒性が説明しやすいのは「恋愛脳」(Engage Kiss ED)かな。個人的にナナヲアカリは刺さりやすい体質です。刺さる音といえば「HOLLOW HUNGER」(オーバーロードⅣ OP)の野放図なメロディラインも狂おしいほどに好き。オバロの楽曲、今んとこハズレ無いんだよな。直近で変に刺さっちゃったのは「escalate」(NieR:Automata Ver1.1a OP)。まぁ、いつも通りのAimerさんと言えばそれまでだけども、やっぱり後を引く。 万感の思いのこもる楽曲なら、「人なんだ」(うたわれるもの 二人の白皇 OP)に積み重なった歴史の重み。それに一番不安定で不定形なはずのアニメに「かたち」(メイドインアビス 烈日の黄金郷)というタイトルをつけちゃう残忍さ。かたちになってる。そしてもちろん「青春コンプレックス」(ぼっち・ざ・ろっく! OP)。すべての伝説はここに幕が開ける。エンディングも甲乙つけ難いが、私個人としては「Distortion!!」が一番好きですね。最初の1曲で印象に残ってるってのもあるけど、やっぱ僕は生まれながらにしてドラムを応援したい星の下に生まれたみたいです。ころころしたキャラの映像も初見が一番衝撃だったしね。 ほんでまだ3曲あるんですわ。
<キャラクター部門・女性キャラ> もう列挙するだけでも面倒なので正直1年分の総ざらえができてない気もしますが、端折り気味でも頑張りましょう、女性キャラクター部門でございます。 結局この部門のリストは、「各々の作品のヒロイン勢で誰が1番好き?」みたいな話になりがちで、たとえばLiella!なら死ぬまで嵐千砂都(ラブライブ!ス―パースター!!)ちゃん推しだよ、とか、群雄割拠の異世界ヒロインだけど最終的にやっぱり藤宮さん(異世界おじさん)でよくない? とか、そういうことを延々書いていくだけになりがち。なんとか少しでも関連項目をまとめて書き上げられないもんだろうか。 男性部門に倣って、まずは真っ当な主人公からリストアップしてみよう。何故か私は「傍で頑張ってる子の方が可愛くない?」みたいな傾向があり、たとえば「Engage Kiss」ではメインヒロインのキサラももちろん可愛いけど、不憫枠に傾きがちな一途な元カノのアヤノさん推しだったりします。「金装のヴェルメイユ」で圧倒的エロさのヴェルメイさんを差し置いて「エロ妄想幼馴染最高やろがい」ってんでリリアちゃんばかり見てしまうのは全く同じ現象ですよね。おかげで主人公がなかなか選びにくく、選ぶとなるとクセの強い連中ばかりが集まってくる。たとえば和平なごみ嬢(アキバ冥途戦争)なら流石に主人公でもエントリーさせざるを得ない。とんとことんで1人選べって言われたら、まぁなごみになるよね。他にも阿波連れいな(阿波連さんははかれない)も主人公の勝ちってことでいいかな。ここのカップルは2人して存在感があるわ。他にもクオン(うたわれるもの 二人の白皇)さん、まめだ(うちの師匠はしっぽがない)さん、柳寿雪(後宮の烏)さん、禍原デス美(恋は世界征服の後で)さん、棟梨ひより(ビルディバイド)ちゃん、エリアーナ・ベルンシュタイン(虫かぶり姫)様、etc. etc....。なんや、割と普通にメインヒロインが応援できてる作品も多かったわ。ちなみに「水星の魔女」みたいな作品だと「そりゃメインヒロイン推しでもあるが、他にも気になる子がいっぱい……」ってあわあわするので困る。でも流石にトータルでの一押しはスレッタ・マーキュリーさんってことでいいのかなぁ。多分、史上唯一「たぬきが2匹ヒロイン部門でエントリーした年」になる気がする。 少しずつサブにずらしていくと、たとえば緒山みはりちゃん(お兄ちゃんはおしまい!)はキャリさんボイスをフル回転させつつ、「マッドなサイエンティストでしっかり者だけど最終的にお兄ちゃん溺愛」という救いようのなさが高得点だし、リコはん(まちカドまぞく 2丁目)はボイスの際立ちもありつつ、完璧な立ち位置で作品をぐるんぐるんかき回してくれた台風の目。今年度のヒロイン、タヌキとかキツネがやたら多いな?(そうでもねぇよ)。純正の可愛らしさなら他にもリリィ(万聖街)あたりも良いですし、変な声ばっかり並べたいならマルテースちゃん(エスタブライフ グレートエスケープ)とかプリマスちゃん(便利屋斎藤さん、異世界に行く)あたりもいい脇役だ。 常に主人公サイドを盛り立ててくれるライバルキャラも愛着が湧きやすいポジションで、たとえば矢薙ソニアちゃん(ヒーラー・ガール)なんてのはツンなふりしてデレしかなかったりするし、クールキャラを気取って実は作中屈指のギャグメイカーである夜帷/フィオナさん(SPY×FAMILY)も強烈なキャラ。そして最後までトップ選出候補に残り続けた南雲杏奈(もういっぽん!)や、最終的にお前が主人公か!と思うほどのぷりん/須理出未来さん(Do It Yourself!!)もこの枠。悪口と見せかけた照れ隠しのやつら多すぎんよ〜。どうにも私はこの手のキャラが大好きすぎるようだな。南暁月さん(継母の連れ子が元カノだった)は……ちょっと違うかな? でもキャラの強烈さは同じかも。 あと、なんか知らんけど歳をとると娘くらいの歳のロリっこに対する目線が変わってきてしまうようで、桜樹八重花ちゃん(組長娘と世話係)とか海坂ミリちゃん(Buddy Daddies)とか、雪平一果ちゃん(であいもん)とかを見てると、なんか泣きたくなる感情までが同居してくる。病気かもしれないので、YESロリーター、NOタッチの精神を大切にしていきたいですね。 そういや今期は「クッソムカつく悪役部門」ってのがあんまりエントリーされていなかったのだけど、思い出してみるとたとえばラナー様(オーバーロードⅣ)なんて結構インパクトのでかい悪役(?)でしたよね。あの子、作中で一番幸せになっちゃいけないはずなのに幸せなのずるいよな? あと敵キャラっていうと……えっと、ヴィペールさん(BIRDIE WING)とか……。急にキャラの器のサイズが超圧縮されたな? あ、そうだ真っ当なバトルの敵キャラとして見応えがあったレディ・ナガン(僕のヒーローアカデミア)は良いですよ。悲運の敵将、あとCVが種さん。 というわけで最後はベスト3……と行きたいところだが、最終選考まで残った他のキャラをここで一気に紹介。今年1年、ずっと可愛かった。分け合う美味しさを焼き付けるヒロイン、芙羽ここね/キュアスパイシー(デリシャスパーティプリキュア)だ! やっぱり僕はここねちゃん推しでした。視聴前はらんらんでカタいと思ってただけに意外。まぁ、やっぱり名前をあげとかないと消化不良だよね、錦木千束さん(リコリス・リコイル)だ! リコリコ、典型的な「嫌いじゃないけど突出したところがない作品」なので要素が拾いにくくて不憫。全ての悲しみを背負いきった英雄、ヴエコ(メイドインアビス 烈日の黄金郷)だ! ほんとに彼女の生き様は切なくて、優しくてねぇ……そりゃ泣くよ。しょうがないよ。萌えとかあざとさという概念を吹き飛ばした異次元存在、キャロル・オールストン嬢(トモちゃんは女の子!)だ! ほんと、何をどうやったらあんなド畜生な女の子をデザインすることができるんでしょうね。メインカップルがベタすぎるアニメのサブで出していいキャラじゃねぇだろ。毒の名を冠するからこそ、沁み渡れば命に関わる、トキシッコ・ダナー(不徳のギルド)だ! 不徳は各ヒロインが本当に鎬を削ったが、やはり最後に勝つのはトキシッコなんだよ、旦那。私の魂はリズム隊に縛られ続ける、伊地知虹夏ちゃん(ぼっち・ざ・ろっく!)だ! そう、私は喜多ちゃんよりも虹夏派。やっぱり苦労性のリーダーを応援したくなるし、虹夏には必殺の一撃「自販機前」があるので。ドラマー少女はみんな幸せになってほしいんだ。そして最後の最後までなんとかトップ3に捩じ込めないかと悩み続けたヒロイン、朝井アキラちゃん(よふかしのうた)だ! もう、世界一正しい花守ゆみりボイスの使い方なんですよ。こんな幼馴染がいるのに、コウくんったら吸血鬼に憧れやがる……。そっと隣に立っているだけの幼馴染ヒロインとしては史上最強。早く、朝が来ないかな。 さぁ、残り3名!
第3位 ‘10 「会長はメイド様!」より「鮎沢美咲」 ‘11 「47都道府犬」より「愛知犬」 ’12 「しろくまカフェ」より「笹子さん」 ’13 「サムライフラメンコ」より「真野まり」 ’14 「デンキ街の本屋さん」より「先生」 ’15 「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」より「ヘスティア」 ’16 「響け!ユーフォニアム2」より「吉川優子」 ‘17 「ヘボット!」より「ナグリ・ドツーキ女王」 ‘18 「SSSS.GRIDMAN」より「新条アカネ」 ’19 「バビロン」より「曲世愛」 ‘20 「メジャーセカンド2」より「沢弥生」 ‘21 「不滅のあなたへ」より「ハヤセ」 ’22 「シャインポスト」より「青天国春」 「シャインポスト」からは絶対に誰か一人は上がってくるだろうという予感はありました。問題はそれがTINGSの誰になるか。個人的な好みで言うたら理王なんですよね。「持たざる者の悲哀」を描いたシナリオ上の立ち位置もバッチリ好みに合い、単体なら多分理王推し。ただ、異質なメンバーたちを飲み込むお嬢の存在感も強烈で、乗り越えた試練を思えば杏夏だってランキング入りしてもおかしくない人材。紅葉だけちょっと出番が足りなかったが、世界の全てを見ていた雪音だって、そこいらのアイドルアニメなら充分トップを取れるはずだ。 しかし、残念ながら「シャインポスト」という作品自体が、青天国春というたった1体の怪物を中心に回っていたのは認めざるを得ない事実。単体で可愛いキャラ、好きなキャラはいるが、いちアニメファンとして、アニメの土台となり、そこから全てが始まったキャラクターの大きさを無視するわけにはいかないのだ。すべては青天国春のための物語。人類が、たった1人のアイドルに立ち向かうための物語。それが形成された時点で、春は神なのである。 まぁ、アイドルアニメっつってこの構造が出来上がった時点でもう勝ちよね。完全に方法論としては少年漫画のそれなのに、TINGSの5人は最終的に立派な「アイドル」へと上り詰めている。倒さなければいけないラスボスをその内に秘め、「倒し、乗り越える」ことこそが最終的な融和を生み出す。そんなドロドロの坩堝を生み出した化け物をここで取り上げないわけにはいかないのだ。史上初の「怖くて見てらんない系アイドル」、刮目して見よ。
当ブログにお越しいただいている皆様。毎度ありがとうございます。僕です。この度、大切なお知らせがあってわざわざ記事を立てました。
当ブログは、今まで抵抗があり、悩みながらも決して選択しなかった行動を、苦渋の判断の末に行うことにしました。本当にこのようなお知らせをすることは心苦しく思いますが、諸般の事情が重なった結果の決断ですので、どうかご理解のほど、よろしくお願いいたします。
この度、当ブログは………………
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