最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
<アニメソング部門> 歌い続けるよ! アニソン部門。僕にとってはカラオケ部門。カラオケ戦士になって以来、どうも曲の方にばかり比重が行ってなかなか映像部分が見えなくなっているのが難ですが、今年は何とか、映像部分のポイントもチェックしていきたいところですね。まぁ、最近はせっかくオープニングがあるのに尺の関係で切られてばかり、なんて残念なパターンも少なくないですが……。一応、今年も例年通りに「各クールで一番熱心にカラオケで練習したで賞」をランキングとは別にピックアップ。コレ(と過去の受賞履歴)を見ると分かりますが、わたしゃ大人しい曲ってほとんど歌わないし、聞かなかったりする。
春クール・「COOLEST」(坂本ですが? OP) 夏クール・「DIVINE SPELL」(レガリア The Three Sacred Stars OP) 秋クール・「サウンドスケープ」(響け!ユーフォニアム2 OP) 冬クール・「JINGO JUNGLE」(幼女戦記 OP)
さて、今期もたくさんのナイスアニソンが乱打されましたが、皆様のお気に入りはどんな曲でしょうか。恒例なので「今年のナイス声優歌唱」から見ていくと、真っ先に思い浮かぶのは「絶対絶望バースデー」なのよね。あんなもん、反則やろが。同様にキャラ歌唱で圧倒的破壊力を持つのは「LOS! LOS! LOS!」ですかね。曲も台詞も噛み合って圧倒的に「アニソン」してますね。しっかりと「歌手」名義で活動する人間で今年注目したかったのは、2作品とタイアップを果たした沼倉愛美。「Climber’s High」も「叫べ」もどっちも格好良いです。そしてもう1人要注目は田所あずさ。こちらもタイアップで2曲を世に出しており、独特のロックテイストがクセになる。個人的には「運命ジレンマ」が好きですね。歌姫の登竜門・マクロスシリーズでは鈴木みのりがデビュー、「ルンがピカッと光ったら」は素直に元気が出る曲でした。同作は豪華声優ユニット・ワルキューレの存在もあるのでグループ歌唱も当然おさえておく必要があり、個人的には「破滅の純情」がお気に入りでした。 このままユニット歌唱の部に移りましょう。アキバミュージックの薫陶を受けてアニメ沼に沈んだ身としては、やっぱり「一件落着ゴ用心」みたいな分かりやすい狙いの歌に弱いです。すぐに行き詰まるかと思っていたんだけど、イヤホンズはむしろこの1年でグッとあげてきた感すらありますね。作品限定のユニットに目線を移すと、青春のありがたさを歌い上げる、「ヴィヴァーチェ」は流石の出来。可愛らしい映像とともに楽しみたい一品。今年度ラストを席巻したグループ(?)歌唱曲といえば、IQ下がること請け合いのお気楽テイスト「ようこそジャパリパークへ」。こういう賑やかさはアニメソングならではの部分ですね。グループ歌唱だが、どっちかというと映像の勢いを楽しんでほしいのは「クローバーかくめーしょん」。このモーション、このテンション、オープニングがクライマックスと言われても仕方がない完成度。同じく動画工房のやりたい放題に注目したいのは「ガヴリールドロップキック」。この音源の映像を作れてしまうというだけでも太田監督のアニメには価値がある。ちなみにこの曲、フルで聞いた時にネタ度合いが更に増します。ラスサビ前のサターニャのあるあるっぷりは必聴。ガヴリールといえば、7話エンディングの「ガヴリール数え歌」もなかなか……。そして今年度初頭を席巻したキャラソンの代表といえば……「KUMAMIKO DANCING」じゃないでしょうかね。あれも楽しい曲、楽しい映像でいいエンディングでした。 声優歌唱だけで文章の半分以上を費やしてしまいましたが、ここからは声優以外の部。鉄板の「アニソンシンガー」たちは相変わらずいい仕事をしてくれていますが、今期注目だった動きを見ていくと、例えばangelaとfripsideによる限定ユニットなんて面白い試みもありました。私はどっちかといえばangela派なので、曲を担当した「僕は僕であって」が印象深いです。同様にスペシャルユニットを結成したのは黒崎真音とTRUSTRICKで、「DEAD OR DIE」では実に綺麗なかみ合い方を見せてくれた。TRUSTRICK、割と好きだったんだけどもう聞けないのが残念ね。そして、最近ガンガン挙げてきているアニソンシンガーといえば上のカラオケ部門で曲を2つともあげちゃってるTRUEですかね。「Divne Spell」、大好きなテイストです。「サウンドスケープ」の方はアニメの内容に肉薄した歌詞がズルすぎて、最初にフルで聞いたときには「上手くなりたい、特別になりたい」のとこでブワッと泣いてしまいましたもんね。 懐かしいアニソン関係者としては伊藤真澄の名前を久しぶりに見た気がします。一発でそれと分かる味わい、「FLIP FLAP FLIP FLAP」。最高に愉快な映像と一緒にお楽しみ頂きたい。あとは久しぶりにタイアップが来た! と思ったらとんでもないアニメだったAiRI。まぁ、底抜けの明るさの「DREAM×SCRUMBLE!」は馬鹿アニメにぴったり! 映像の際だちに曲のヘンテコさが合わせにいったパターンが「99」。フルで聞くとちゃんと1から99までカウントアップするのよね。そしてなんだかよく分からない迫力に丸め込まれる怪作には「History Maker」なんて曲も。何故ディーン、すげぇディーン。あと、なんでか分からないけど印象に残っちゃった歌として、多分あんまり観てる人多くないので「ケラケラあっちむいてホイ!」を紹介させてください。映像も合わせてだけど、なんか愛嬌があっていいのよ。あとは、歌い手がよく分からなかったり、何とも言えない不思議な雰囲気、レトロな空気が気になる怪作「Shadow and Truth」、そして作品の内容に肉薄しすぎて震えが止まらなかった「平行線」を今期最後のお気に入りってことで名前をあげておきましょう。濃い曲が多かったので、疲れた頭は「シャンランラン_feat.96猫」なんかで癒しつつ、残り3曲いきましょうか。
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<キャラクター部門・女性キャラ> 簡潔にまとめた(?)男性部門と違い、どうしても長くなりがちなヒロイン部門。なるべく絞って、絞ってね。 今期も本当に素敵ヒロインはたくさん居たわけだが、どうにもハーレムな作品だと個々の重要性は薄れがち。作品ごと忘れ去られないよう、出来るだけ「良かったところ」を特徴付けて記録に残していきたいところ。「個性」というテーマを設定すると、金太郎飴のような現代アニメヒロインは自然に淘汰されていくことになる。とはいえ、ベタはベタで良さもあるので難しいところだが……。 まずはまっとうなヒロイン勢から。新世代のアイドルとして今後が期待されるのは、銀河の歌姫フレイア・ヴィオン(マクロスΔ)。前作「フロンティア」では完全にシェリル派だった私ですが、今作はどこぞのパイロットさんの存在意義が薄すぎたせいで、事実上のフレイア一択。まぁ、アイドルヒロインとしては正しいスタンスだったのかも。同様の真っ直ぐさでいえば白羽由希奈さん(クロムクロ)も正統派で魅力を振りまける良い女子高生でしたね。2クールも濃密に「ただ1つのカップルの馴れ初め」を見せられても、剣之介と由希奈だと「分かったからさっさと幸せになれよ」という気持ちしか出てきません。当然、上記男性キャラリストと重ね合わせるなら、牧穂乃香さん(キズナイーバー)もさっさと幸せになれ、タイプのヒロインですかね。メインヒロインは違う人? そんな概念はしりません。 メインヒロインってのとはちょっと違うかもしれないが、どっちかというと男役でいい仕事を見せてくれた大人な女性、小林(小林さんちのメイドラゴン)。こういう立ち位置のキャラってアニメだと珍しいので、彼女の存在そのものが今作の個性と言えなくもないですね。あ、もちろんメインヒロインってのはカンナちゃんのことですからね。当たり前じゃないですか。尽くす側と尽くされる側のどちらが可愛いのかはなかなか難しい問題だが、尽くす側の筆頭はほしのゆめみ(Planetarian)ということになってしまうだろう。まぁ、そこまで全てを賭けて尽くされても涙しか出てこないのだが……。もうちょっと気軽にね、日常的な奉仕がほしいところですね。イゼッタ(終末のイゼッタ)とか? うーむ、これでもちょっと重いなぁ。雪染ちさ先生(ダンガンロンパ3)とか? 違う、そうじゃない。どっちかっていうと彼女はラスボス部門だ。来夢先輩(ばくおん!)の包容力とか……違う、あれはゲテモノ部門だ。あんまり尽くしてくれるキャラがラインナップしてないじゃないか……。あぁ、犬塚つむぎちゃん(甘々と稲妻)ですかね。この部門、幼女を何人並べるかで俺の人間性が問われそうで怖い。 やっぱり女の子は滅私で奉公なんて必要ないのかもしれませんね。どこまでも元気で、自由であってくれればいいのかも。当方被虐属性ですので、ちょっとくらい暴れても魅力だと割り切ります。花咲里あさみちゃん(アクティヴレイド)とか。……いや、そこまで壊れるとちょっと手がつけられない。サナギ姉妹(アンジュ・ヴィエルジュ)くらいなら大丈夫かな? あー、でも、百合だと付け入る隙が無いんだよな……。グループの中で一番元気な小田切双葉さん(三者三葉)あたりは。おっ、このあたりが現実的なポジションじゃないかな。やっぱ女子高生やな。元気っぷりでは天下ハナビちゃん(灼熱の卓球娘)も負けてない。部活少女の清々しさは素晴らしい。自由の申し子草薙ゆまちん(装神少女まとい)も非常に魅力的ですよね。まぁ、オープニング映像すら自在に変える強さをやんちゃと片付けていいものかどうかは悩みますが。中の人繋がりなら胡桃沢=サタニキア=マクドウェルさん(ガヴリールドロップアウト)も破壊力でかいですよね。こうやって並べた中ではかなり被害が少ないほうですし。そして走り出したら止まらない愉快なヒロインといえば宮野さん(田中くんはいつもけだるげ)は絶対にキープです。一家に1匹、宮野さん。こうしてみるとやっぱりロリ度が高いな……。 もうちょっと抑えめで大人の魅力とかないんですかね? そうだなぁ、やっぱり甘えたり、頼ったり出来る女性の方がいいかなぁ。先輩キャラといえば八神コウさん(NEW GAME!)あたりが鉄板でしょうか。まぁ、ここも百合成分が多めですけどね。もっと素直に甘えたい? それなら川本あかりさん(3月のライオン)で決まりだ。オギャリティとかいう気持ち悪い言葉があるらしいですが、彼女の存在を目の当たりにしてしまったら、それもやむなしと諦めるしかないですね。ちなみに姉属性っていうくくりで同作品から幸田香子さんもリストアップさせてください。面倒臭い年上の女性にいいように弄ばれる人生も素敵なものですよ。これが佐藤先生(亜人ちゃんは語りたい)までいくと甘えるべきなのか甘えさせるべきなのかが分からなくなっちゃうからなぁ。まぁ、佐藤先生の場合は「弄る」とか「嬲る」で良い気がしますけども。そうそう、ママ味溢れる今期最高のキャラはトップスピードさん(魔法少女育成計画)ですからね。異論は認めません。 年上とか、年下とか、そんな関係性はやっぱり駄目なんだ、という対等のポジショニングをお望みの人には、幼馴染みキャラなどいかかでしょうか。失われて初めて知る大切さ、一ノ瀬桃子さん(タブー・タトゥー)。何故こういうアニメって幼馴染みが幸せになれないんだろう。近所のお友達なのに絶対関係が発展しない気がする女の子、木幡真琴ちゃん(ふらいんぐうぃっち)。関係性が一足飛びでもう熟年夫婦みたいになっちゃうからなぁ。関係性の疲れ切ってる感なら、お兄ちゃんが大っ嫌いな妹、千種明日葉ちゃん(クオリディア・コード)なんてどうでしょう。明日葉に蹴られながらアイス買ってきたい人生だった。隣に置いておけば絶対楽しいことが起こる(そして面倒なことが起こる)同居人にはスーシィ(リトルウィッチアカデミア)を置いておきたいですね。間違いなく翌日にはキノコですけどね。バディを組むならもっと真っ直ぐな子がいいかな。責任感もあるし、安心して背中を任せられるヤヤカ(フリップフラッパーズ)なんてどう? 男女の友情を積極的に成立させてくれそう。愛憎を乗り越えた絆の強さなら下村泉さん(亜人)も理想のビジネスパートナーだなぁ。スーツが似合う萌え系女子って貴重よね。そして、恋愛感情なんて遙か彼方に、僕らのフレンズサーバルちゃん(けものフレンズ)。ペットセラピーって、女の子との生活を指すことも可能なんでしょうか。 そういや今回、「ラスボス部門」にほとんどキャラクターがノミネートされなかったなぁ。ヨハネ(津島善子)(ラブライブサンシャイン)はボスでもなんでもないしなぁ。個人的には彼女が一番転がしたいAqoursメンバーですね。あ、一応敵キャラなら黒鳥の騎士オディール(スクールガールストライカーズ)ってのもいるんだけど……ボスキャラじゃねぇなぁ。一応、純正の悪役ってんなら中村刑事(TRICKSTER)は割と印象的だったので、今期悪役部門は彼女でいいかなぁ。最後どうなったか分からないんだけどさ。 ラスト、ベスト3に入る前に、こぼれベスト3とノミネート除外理由を付記。ナンバー1,レムりん(RE:ゼロから始まる異世界生活)! 他の部門で色々関わりすぎてるので殿堂入りだ! ナンバー2,ターニャ・デグレチャフ少尉(幼女戦記)! 彼女を女性キャラ扱いしていいのか決められなかったんだ! そしてナンバー3、チトさん(ふらいんぐうぃっち)!! 猫だ!!! でも、多分ナンバーワンは猫だ! 以上、残す3人は誰だ?!
今週はバタバタしてたせいであんまり2話目の感想が書けなかったので、ざっと見て気になった部分だけ簡単にまとめ。ちゃんと観たい奴はまだ残してる。
・ガヴリールドロップアウト 第2話 「天使と悪魔と委員長」 オープニングうるせえぞ。まぁ、このバッタバタした感じも太田作品の持ち味といえば持ち味か。「我が名は小学生」とか「かくしん的めたまるふぉ〜ぜっ」とか、映像と曲ががちっと噛み合った名作が多いのでね。今作の場合は台詞がやかましすぎるのであんまり「曲」てイメージではないんだけど、アニメの一部分みたいな感じかね。 1話目で期待していた内容に比べると、ややパンチが弱いかなぁ、という2話目。「うまる」の場合はキャラの属性とネタ回しが上手いこと相互に良さを回していたが、今作の場合、キャラの押し出しが想定していたよりも弱く、例えばガヴリールも1話であれだけ廃人っぽさを出していたのに、2話目では普通に学校に来て管巻いてるだけなので、主人公としてはちょっとインパクトに欠ける。そんなガヴとヴィーネが2人で話しているところに委員長が延々突っ込みを入れ続けるパートも、ネタが弱めなのでなんか冗長な感じがしてしまったし。面白くないわけではないのだが、期待してたのとはちょっと方向性が違ったかなぁ。 その分、サターニャのパートどこもかしこも割と元気なので嬉しい。ラフィエルとの唐突な絡みもかなりえげつない展開だったし、彼女の脳天気なテンションの高さはむしろ主人公っぽい気すらする。今後はサターニャメインで応援していきます。
・けものフレンズ 第2話 「じゃんぐるちほー」 なんか、逆に楽しくなってきた。 1話目で落胆した「CGデザインからのアニメーションとしての質の低さ」は相変わらず。さらに2話目では様々な動物が出てきたせいでそこにくっついてる素人まがいのキャストの質の低さまで浮き彫りになり、二重の苦しみ。合間に入る本職の飼育員さんの解説パートも、絶対に収録時の音響設備が原因だろ、と思われる声の遠さで、一体何を言ってるのかも良く分からないっていう。作品の質以前の問題として、作り手側がまっとうなものを組み立てようとしているかどうかすらあやしい作品。 ただ、そんだけ駄目だ駄目だと言ってるんだが、本筋の方は正直ちょっと気になるんですよ。だってさ、「記憶を失った少女が、人っ子ひとりおらず荒廃して機械だけが残ったサファリパークの中をさまよう」っていうお話なんだよ。広大な川を渡る橋が「もう随分前に」壊れていて、その向こうにはうち捨てられたバスまである。この世界は一体どうなってしまったのか。本当に人類が滅んでしまった後のアニマルな楽園に、タイムスリップでもしてきた人間が一人紛れ込んでしまったというSFなのではないか。カバンの知識量も割と謎で、「バス」といわれても分からないくらいに文明を知らないのに、サーバルともども「2時間くらい歩く」といわれて「2時間」という時間の概念はすんなり理解出来るんだよ。どういう文明レベルを想定しているんだろう。そもそも獣少女と人間の関係は? そうした謎を解くため、カバンは唯一の武器である知性を活用し、動物たちの特技を上手く動員して活路を開く術を模索する。なんか、「ICO」とか「ピクミン」とか、そういうタイプのアクションRPGっぽく見えてこない? もしくは「MIST」みたいな謎解きダークファンタジー。そういう作品に展開していったら、グダグダのデザインとのギャップも相まって怪作になるかもしれないのだが……。まぁ、ないだろな。
・ハンドシェイカー 第2話 「Lead by Red」 2話目は戦わねぇのかよ。 1話で何となく世界観を見せて大立ち回りを演じ、2話ではその設定を回収していくというデザイン。訳の分からない言葉を連呼する白衣(CV:森久保)に突っ込みを入れていく形で、主人公がこの世界のルールを理解していった。まぁ、理解したと言っても相変わらず分からないことだらけなのだが、まぁ、「特殊能力バトルによる世界争奪戦」と思えばいいんだろう。「BIGORDER」とかと同じよね。そんな中、何故か主人公チームだけは「手を繋ぎ続ける」という制約まで課せられちゃった、という内容だ。「手が離れないバディもの」のお約束であるトイレ、風呂イベントをあっさりとこなしたが、別にエロくもなんともないのは残念なところ。ロリっ子の入浴シーンなのだが……このキャラデザではなぁ。まぁ、そういうことを求めている作品ではないってことやな。日笠の喘ぎ声の方は割とよかったと思いますよ。 そして何より恐ろしかったのは、主人公の両親のキャストが父:浅沼晋太郎、母:佐藤聡美という桜才学園生徒会チームで固められていたこと。会長は1話から登場して喘いでいたので、これでスズが揃えば生徒会役員ビンゴ達成である。何というGoHandsキャスト。その他にも浪川・福山あたりは「K」からそのままのキャスティングだし、GoHandsもシャフトみたいに起用する声優を偏らせていく方向性なんでしょうかね。まさかこんなにも早く、しゅが美が母親役を担当することになろうとは……。いいぞもっとやれ。 引き続き、週末放送の番組の2話、3話の感想まとめ。この中から来週ピックアップされるのはどれになるやら。群雄割拠。
・魔法少女育成計画 #03 「バージョンアップのお知らせ!」 思ってたより早く死の真実が明らかにされたな。どうせ淫獣は放っておいたら絶対に言わなかっただろうけど、事前に口を滑らせていたのをたまたま過去ログ漁ってて発見してしまった、というやや強引な流れ。「いなくなってしまったねむりんのためにログを保管しておきましょう」って普通はそういう流れにはならねぇよな。もしなったとしても、ねむりんの発言で検索するだろうから、全然関係無い2者だけの対話が目に留まるとは思えないし。まー、こうでもしないと話が進まないからなぁ。「全員が命に関わることを知らずに、ゆっくりと命を落としていく魔法少女」っていう展開もそれはそれでシュールな面白さはあるが。 マジで想定通りのテンプレ展開になってきた。いや、これをテンプレって言っちゃうのも問題がある気がするが、いわゆる「まどマギ以後」の魔法少女像を、余計な要素を全部取っ払ってバトルロイヤル形式にまとめたもの。どこぞのインキュベーターのように面倒な主義信条も目的も存在せず、ただただ魔法少女に殺し合いをさせるためだけに設定されたフィールド。結局あの淫獣が「半分に減らすのだ」って言ったのは完全に行き当たりばったりの結果なんだよな。高尚なお考えをお持ちだったインキュベーターさんとはエラい違いである。 まだまだ具体的な闘争には到らず、今回はざっくりとチーム分けとキャラ紹介。ルーラさんの率いる軍団は色々と火種が多そうだな。ルーラさん、たまを罵ってる時にはクズ枠なのかと思ったが、単にチームの面倒をみなきゃいけないっていう使命感の強い人な気もする。決して性格がいいわけではなかろうが、悪い人って感じでもないよなぁ。緒方恵美&新井里美っていう年長者コンビが割と悪そう。早見ボイスの子と画伯ボイスの子は、絶対に秘匿した方が得な情報をわざわざ漏らしてくれたあたり、多分良い人っていうか危機意識の薄い人かな。言った後で殺し合い展開になってから初めてことの重大さに気付いて後悔しそう。個人的には現状ダントツでトップスピードさんが好き。っつうか豪放磊落でなんも考えてないタイプのゆーみんボイスが好き。
・ガーリッシュナンバー 第2話 「天狗な千歳と声なき悲鳴」 やっぱり千歳が心底ムカつくな……。いや、でも多分「デフォルメとはいえ、根源的にこういう精神性のヤツは業界にもいっぱいいる」ってことなんだろうなぁ。 新番チェックでも書いたが、ボクのように純真無垢な声優ファンは、こういう輩の存在を認めたくないし、僕らが日々応援している憧れの声優さん達はみんな根っからの役者で、努力家で、清廉潔白であると思っている。いや、思いたい。でもまぁ、そんな「アイドルはウンコしない」みたいな妄想は限界があるわけでね。よく年配の声優さんたちが「近頃の若い子は駄目」みたいな愚痴を言ってる様子も聞こえてくるし、それら全部がまっとうな意見というわけでもないが、これだけ声優という職業の間口が広がった現在なら、多分表に見えているような有名どころでも、一定の割合で「そういう精神性」の人間もいるのだろう。あとは、業界の自浄作用と真の実力主義に期待するばかりである。 でもまぁ、こうして「ムカつく」ことがはっきり伝わってくるということは、それだけ分かりやすくキャラが描けているという証拠でもある。いつか千歳がボッコボコに貶められてすっきりすることを望んでいますよ。あと、これは重箱の隅だが、声優が東京進出してまず初めにやらなきゃいけないことは「方言の矯正」である。役として方言が出るのは別に構わないし、演じる時に標準語に切り替えられるなら別に良いのだろうが、普段から関西弁でしゃべっている人間は、おそらく本番で調整しきれない。我々の見ている関西出身の声優も、みな日常的には標準語アクセントでしゃべっているのだ。つまり、今作の関西弁おねーちゃんは絶対に無い「声優キャラ」なのである。ちなみにこれを見てて石川由衣が関西出身ってことを初めて知った。
・ブブキ・ブランキ 星の巨人 第15話「右手の傷」 やっぱり黄金ちゃん&的場井さんの絡みは好きだなぁ。エンドレスでブチ切れてる黄金ちゃんのテンションがヤバい。 的場井さん、礼央子様がピンチってことで精神的に参ってる部分もあるのだろうが、1期の時の悪辣さはすっかりなりを潜めて「良い大人」になっちゃってる。まぁ、宝島戦のあたりでだいぶしおらしくなってはいたんだけどさ。これ、1期から通じて見て、ちゃんと的場井さんのテンションって一貫性あるのかな? 「本当は黄金ちゃんをいじめるつもりも殺すつもりも無くて、父親を殺した罪悪感もあったし、黄金ちゃんをブブキから引き離したかったから今まで付きまとってたんだよ」っていう理由付けで説明出来るような絡み方だったとは思えないのだが……。まぁ、大人の事情も色々あるよね。的場井さんが元気で働ける未来があって欲しいものだが……もうブブキ使えないって言ってたしなぁ。チーム礼央子はどうなってしまうのでしょうか。まぁ、絶美さんみたいな人もいたし、そもそも炎帝があるんだったら礼央子復活はマストのイベントなんだけどな。 そんな炎帝に乗ることになってしまったのは、調子に乗ったら天下一品の薫子である。うーむ、ここで彼女を炎帝に乗せてしまうのは……色々と不幸なイベントのフラグにしか見えませんねぇ。現時点でアズマといがみ合ってる理由も適当だし、彼女が炎帝で暴れる必要もあんまり無いはずなのだが、功名心ばかりが勝っている性格だからなぁ。出来たら大事なお色気要員なのでラクシミさんはこれからも使ってあげてね。やっぱり今作は各々のパーツどうしで戦う5対5バトルが見てて一番楽しいや。 しかしアメリカ勢、一体何してるんだか……。
・Occultic;Nine Site02 「運命を変える力なんて無いから」 まだまだ分からない展開が続くよ。まぁ、まだ事件の「起こり」の部分なのでね。やっぱり群像劇は状況把握だけでも一苦労。場面がしょっちゅう入れ替わるのに、さらに時系列までいじるのは勘弁して欲しいよな。 1話の時点ですでに「ナイン」の9人は揃ってたんですかね。公式ページだとすでにキャラ紹介が12人になっているのでどれが「ナイン」なのかが分かりにくいが……多分占い師の友達は除外して良いのかな。後はずれるとしたらオカマバーのツダケンとまだ出てきてないあけこ、あときーやんのキャラもよくわからねぇや。残る8人は、主人公とおぼしきまとめサイト管理人、その友達の巨乳あやねる、全ての中心にいる占い師っ子、みゆきちボイスの電波系呪殺師、なんか微妙にうざい少年警察、爆乳麻美子、占いにいちゃもん付けてきた眼鏡、そして雑誌編集の女性か。 事件はオカルト系の研究を続けてきた教授の殺害事件が中心にあり、一応大部分がそこで繋がっている。あとは実際に超常現象を使いこなせる連中をどういう扱いにするかだな。具体的には未来視の能力を持つ占いっ子と、守護霊っぽいのを使役してるみゆきち。あれってミイラ化して死んじゃった「お兄様」なのかしら。 次はどこに視点が飛ぶのかねぇ。 今期は本当に色んなアニメの完成度が高く、なかなか感想を書くアニメが絞りきれない(全部書ければいいんだけど、流石に体力がしんどい)。とりあえず、短めの感想で今週末作品の面白い部分を覚え書き。来週以降は少し記事の体裁をまとめて行きたい。
・ドリフターズ 第二幕 「踵 鳴る」 素直に面白い。ガンガン首をかっ切ったり剣を突き刺したりするシーンも一切の修正無しで描いていくが、別にグロくなるというわけでもなく、テンポ良く虐殺劇が描かれているのはむしろ優しい演出になっているのかも。こうして見ると、いちいちグロシーンの断面とか血飛沫に修正を入れる方がかえって変な印象を与えかねないんじゃないか、なんて気もするな。 3人のメインキャラの悪辣な活躍を非常に印象的な画風で濃密に描いている。信長の真っ黒な表情、豊久の滾りまくって鬼気迫る表情など、ヒラコー作品そのままのエグさがここまでアニメで映えるとはおもわなんだ。冒頭、ハンニバルとスキピオの口論なんかは画の枚数が少なくて「手抜きしてね?」って思ったけど、その分をクライマックスにたっぷり持ってきてるし、あのシーンはそもそもギャグだから敢えてああして抜けた雰囲気を出しているのかも。謎の存在だった「紫」のフィールドにゴスロリな女性が乱入してくるシーンの墨がかかった演出もとても楽しい。紫はCVに宮本充が付いたおかげで一気にキャラが固まって魅力的に見えるようになったな。 大体、視聴開始時に「日本語版とオルテ語版のどっちで見よう……」って悩むんだが、せっかくキャストの人が頑張ってくれているので、一応オルテ語版で観てます。
・ブレイブウィッチーズ 第2話 「はばたけチドリ」 502のメンバー登場。まだ個々のキャラの区別をつけられる段階ではないが、部隊長がまさかのクールサトリナボイスで大変なご褒美になっています。もう、その時点で他の何もかもがどうでもよくなるレベル。 お姉ちゃんと一緒に戦っていく物語になるのかと思っていたのだが、なんとリミッター解除からのまさかの初戦リタイア。なるほど、ひかりのモチベーションは「お姉ちゃんの代わりに頑張る」なわけね。姉の信頼度が高すぎるせいで部隊に溶け込むのにしばらくかかりそうだが、まぁ、芳佳だってメンバーに認められるまでに1クールかかってるわけでな。同じ前向きマインドでも分かりやすいポジティブ思考の芳佳と違って、ひかりは「姉の代わりを務めなきゃ」っていうプレッシャーがあるから多少重い話も増えるかも。しかし、メンバー表を観ると思ってたよりも扶桑の人間が多い部隊なのな。
・タイムボカン24 第3話 「桃太郎は鬼よりも鬼だった!」 くだらない作品なのは間違いないんだけど、結構えげつないネタを盛り込んでくるあたり、夕方アニメで穏当な終わり方にしないぞ、という気概が感じ取れる一本。ギャグの方向性が分かりやすく、カレンちゃんとビマージョさまという2大ヒロインがしっかり魅力を振りまきながらも残念なキャラに落ち着きそうなのが良いね。
・クラシカロイド 02 「出せ!ムジーク」 やっぱり貧乳をネタにされた時の怒りの演技が真に迫っていますね! 毎回そんなんやられてる気がします! 一応今回はモーツァルト回ってことになるのかな。ムジーク発動の手順がクッソふざけていたので前回のベートーベンと比べるとどうやねん、って気もするが、この2人はどこまでも真剣になりきらずに天然のままで突っ走るんだろうな。まぁ、残りのクラシカロイドも全部そんな気がするけど。次回参戦はまさかの能登麻美子ボイスのリスト。どこまでもテンション高めで突っ走ってくれる。今回は奏助たち3人のアホみたいな修行シーンダイジェストが見もの。こりゃぁ歌苗ちゃんの苦労も絶えませんわ……。胸、育つといいですね。
・週末のイゼッタ 第3話 「天翔る剣」 ようやく披露された、イゼッタの無双劇場。戦場の悲惨さをたっぷりと演出しつつ、それをひっくり返す「白き魔女」の大活劇シーンは必見。オーソドックスな話の作りながらも、イゼッタの飛行ギミックや節操の無い武器の取り回しなど、映像面が非常に高カロリーでかなり見応えがある。ロングスピアがエンチャントマジックを受けて戦闘機を貫けるようになるとか、実にロマンじゃないですか。流石に普通の片手剣で戦車は貫けないからそこは反重力魔法で吹っ飛ばすしかないけど。戦車の砲弾を剣の集合シールドで守るギミックとか、魔女の万能性を感じさせながらもギリギリでチートになりすぎないようなバランスの性能設定が絶妙だ。
・三月のライオン 第2話 「Chapter.2 〜 Chapter.4」 濃いなぁ。今回は「あかりさんフルスイング」回ってことでいいんでしょうか。もう、将棋アニメとか主人公の生い立ちアニメじゃなくて、三姉妹の魅力をマシンガンで乱射するだけのアニメになってませんか? いいぞもっとやれ。 1話で見せていた沈んだ空気は一応残しつつも、「そこまで陰鬱な要素もないのか?」と思い直すような展開。前回登場したふとっちょライバルキャラは愉快だし、今回出てきた対戦相手の先輩連中も予想外にファニーな連中ばかり。あんまり将棋バトル自体に重たくなる要素は無さそう。一応、ダイジェストとはいえ棋譜をちゃんと描いてるのはなかなか面白いね。こういう作品って、大体勝負の具体的な中身は省略されることが多いから。 それにしても三姉妹よ。というか、あかりさんよ。ただでさえ羽海野デザインで「ハチクロ」のはぐみみたいな童顔のイメージがあるあかりさんが、キャバ嬢の大胆エロ衣装を着てかやのんボイスで酒を振る舞ってくれるとか、もう色々とシナジーが多すぎてヤバい。「酒を飲む巨乳かやのん」っていう文字列の破壊力の高さよ。かやのんはこのまま人妻ボイスを活かして年齢を重ねてもずっとポジションは維持し続けるんだろうなぁ。大沢三姉妹に囲まれた主人公が今更何を言っても自虐風自慢にしかならねぇぞ? って思ってケド、別に今回は鬱な話もしなかったし、単なる羨ましいヤツだった。猫もいるし。猫のCVも可愛いし。ずるい。 ライバルキャラのCVがしこりんで、ついに彼もキャストとしてプロ棋士を演じることに。実戦慣れしているおかげで諸々の将棋用語が自然に聞こえてくるのがいいですね。
以上が金・土曜日作品の前半戦。今期も週末にアニメが集中しすぎてるのでまだまだ消化するノルマが山積みなのだよ……。
2015年度・俺的アニメグランプリ
まだ終わってない作品も若干残ってはいますが、毎年恒例、年度末の総決算アニメグランプリの時間がやってまいりました。ブログ上ではこれが7年目。……7年?! え? このブログってもうそんなにやってんの?! うわぁ……ヒくわぁ……。なお、グランプリ企画自体は身内向け地下ページ時代からやっているので11年目。11年目……ドン引きよ(CVあけこ)。まぁ、結局一事が万事、全部言語化しないと気がすまない体質が悪いんや。いや、でもね、これを書くっていうモチベーションがないと、ただでさえ流し見でダラダラ消化するだけになりがちなアニメ視聴姿勢に歯止めがかからなくなってしまうからね。どんなクソアニメでも一期一会です。しっかり受け止めて、人生の糧にしていきたいものですね。アニメで人生狂わされてるから糧も何も無い気もするんだけども。なお、昨年分はリンク参照のこと。それ以前のデータも同様に「アニメ・雑記」タグから遡れます。 毎年のことなので断り書きをコピペしておくと、タイトル賞の選出は何故か毎年「仮装大賞」の賞に依っており、タイトル部門以外の賞は、基本的に3位まで取り上げてある。そういや最近は「仮装大賞」も見てないなぁ。欽ちゃんはまだ元気に司会をやってるんだろうか。 今期エントリーされたのは、「2015年4月期以降に終了した、もしくは現在放送中である」ことを条件としたある程度最後まで視聴していた以下の152作品。作品数については毎年ギャーギャー言ってるし、数だけで言えば昨年の149本よりもさらに増えているが、実はこれには理由があって、今年は何故かしらないがショートアニメの数が一気に増加した年なのである。「ウルトラスーパーアニメタイム」のような枠が出来たことで、去年まで視聴していなかった「闇芝居」みたいな作品に触れる機会も生まれ(正確には「影鰐」が割と面白かったのでその後に始まった「闇芝居」の3期を見始めた)、昨年の時点でショートアニメは15本になって「増えたなぁ」と思っていたのに、今年はさらに増えて23本。これをさっ引いて考えれば昨年は133本、今年も分割クールや単発ものを引けば128本になるので去年よりも減ったとも言える。まー、それでもかなりしんどいことには依然変わりなく。今の生活スタイルもそろそろ終焉を迎えそうだし、今年か来年あたりがこのグランプリ企画の最後になるかもしれない(毎年そう言ってるが)。一応記録を残しておくと、過去9年間の本数の推移は76→74→59→67→90→103(93)→132(121)→149(133)→152(129)となっている(括弧内がショートアニメや分割をまとめた実質本数)。こうしてみるとやっぱり2013年に何があったんだよ、って気がするな。AT-Xに加入したのがこのへんだったのかな? 一方、劇場作品は冬の映画ラッシュもあって年間9本で、昨年よりも少し増えた。業界の劇場版押しの空気もあるが、最近は「単なる総集編」みたいな残念映画じゃないものも増えたし、OVA程度のちょっとした特別版を安価で見られる機会も増えているので、今後も劇場に足を運ぶ回数は増えるんじゃないかと期待している。まぁ、あとはぶっちゃけガルパンショックがでかかったな。あれ以降は無闇に劇場の敷居が下がったから。ちなみに劇場作品視聴本数の変遷は過去8年で7→4→6→12→8→6→9と、それなりに安定している。来年はどうなりますことやら。なお、毎年のことだが劇場作品については「基本的に」このグランプリの選出規準からは外すようにしている。評価の軸がずれてしまうというのが大きな要因だが、やっぱりシリーズアニメの方が思い入れは強くなるからね。
○一応ある程度見ていたエントリー作品(アイウエオ順・ショートアニメは()で表示) 「アイドルマスターシンデレラガールズ」「蒼の彼方のフォーリズム」「青春×機関銃」「赤髪の白雪姫」「アクエリオンロゴス」「アクティヴレイド 機動強襲室第八係」「亜人」「アルスラーン戦記」「暗殺教室」(いとしのムーコ)「ヴァルキリードライヴマーメイド」(うーさーのその日暮らし夢幻編)「うしおととら」「うたのプリンス様マジLOVEレボリューションズ」「うたわれるもの偽りの仮面」(浦和の調ちゃん)「えとたま」「OVERLORD」(おくさまが生徒会長!)(教えてギャル子ちゃん)(おじさんとマシュマロ)「おそ松さん」「俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」としてゲッツされた件」「俺物語!」「終わりのセラフ」「終わりのセラフ -名古屋決戦編-」「終物語」(温泉幼精ハコネちゃん)「学戦都市アスタリスク」(影鰐 -KAGEWANI-)「がっこうぐらし!」「ガッチャマンクラウズインサイト」(彼女と彼女の猫)「かみさまみならい ヒミツのここたま」「牙狼 -紅蓮ノ月-」「ガンスリンガーストラトス」「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」「GANGSTA.」「境界のRINNE」「金田一少年の事件簿R(第2期)」「銀魂°」「空戦魔導士候補生の教官」「Classroom Crisis」「グリザイアの楽園」「黒子のバスケ(3期)」「K RETURN OF KINGS」「ケイオスドラゴン赤竜戦役」「GATE 自衛隊、彼の地にて斯く戦えり」「「血界戦線」「攻殻機動隊ARISE」「紅殻のパンドラ」「GO! プリンセスプリキュア」「ご注文はうさぎですか??」「GOD EATER」「この素晴らしい世界に祝福を!」(この男子、魔法がお仕事です)「コメット・ルシファー」「コンクリート・レボルティオ」「最弱無敗の神装機竜」「櫻子さんの足下には死体が埋まっている」「実は私は」「シドニアの騎士 -第九惑星戦役-」「下ネタという概念が存在しない退屈な世界」「Charlotte」「シュヴァルツェスマーケン」「城下町のダンデライオン」「少女たちは荒野を目指す」「SHOW BY ROCK!!」「昭和元禄落語心中」「食戟のソーマ」「ジョジョの奇妙な冒険SC」「進撃!巨人中学校」「新妹魔王の契約者 BURST」「スタミュ高校星歌劇」「すべてがFになる」(石膏ボーイズ)「戦姫絶唱シンフォギアGX」「蒼穹のファフナーEXODUS(第2期)」「それが声優!」「対魔道学園35試験小隊」「ダイヤのA Second Season」「だがしかし」(旅街レイトショー)「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」「Dance with Devils」(旦那が何を言っているか分からない件2スレ目)「DD北斗の拳2+イチゴ味」「ディバインゲート」「Dimension W」「てさぐれ!部活ものすぴんおふプルプルんシャルムと遊ぼう」「デュラララ!!×2転」「デュラララ!!×2結」「電波教師」(どうしても干支に入りたい)「To LOVEるダークネス2nd」「トリアージX」「ナースウィッチ小麦ちゃんR」「長門有希ちゃんの消失」「虹色デイズ」「ニセコイ:」(にゅるにゅる!! KAKUSENくん(第2期))「ノラガミ ARAGOTO」「ノルン+ノネット」「のんのんびよりりぴーと」「ハイキュー!! セカンドシーズン」「ハイスクールD×D BorN」「灰と幻想のグリムガル」(ハッカドール THE あにめ〜しょん)「ハルチカ~ハルタとチカは青春する~」「ハロー! きんいろモザイク」(ぱんきす!2次元)「パンチライン」(ビキニ・ウォーリアーズ)「緋弾のアリアAA」「響け!ユーフォニアム」「干物妹!うまるちゃん」「ファンタシースターオンライン2 ジアニメーション」「Fate/Kaleid Liner プリズマイリヤツヴァイヘルツ」「Fate/stay night[UBW]」(不思議なソラメちゃん)「ブブキ・ブランキ」「プラスティック・メモリーズ」「監獄学園」「プリンス・オブ・ストライド・オルタナティブ」「ベイビーステップ(第2期)」「ヘヴィーオブジェクト」「放課後のプレアデス」「僕だけがいない街」「魔法少女リリカルなのはVivid」「ミカグラ学園組曲」(ミス・モノクローム)(ミリオンドール)「無彩限のファントム・ワールド」「モンスター娘のいる日常」「やはり俺の青春ラブコメは間違っている。続」「山田くんと7人の魔女」(闇芝居(第3期))「ヤングブラックジャック」「ゆるゆりさん☆ハイ!」「妖怪ウォッチ」「ラクエンロジック」「落第騎士の英雄譚」「ランスアンドマスクス」「乱歩奇譚」「ルパン三世」「レーカン!」「霊剣山 星屑たちの宴」「六花の勇者」「WORKING!!!」「ワールドトリガー」(わかば*ガール)「ワンパンマン」
○今期視聴した劇場アニメ作品 「ラブライブ! The School Idol Movie」「心が叫びたがってるんだ。」「蒼き鋼のアルベジオ -ARS NOVA- Cadenza」「ARIA The AVVENIRE」「リトルウィッチアカデミア 魔法仕掛けのパレード」「ガールズ&パンツァー劇場版」「傷物語Ⅰ 鉄血篇」「ガラスの花と壊す世界」「selector destructed WIXOSS」 この記事は4本で1セットになっています。
<アニメソング部門> カラオケ戦士俺にとってとてもとても大切なアニソン部門。自分で歌うようになってからというもの、随分選出規準も変わってきた気もしますが、好きな方向性に変化はありません。ただ、以前は曲と映像で半々のウェイトだったところが、やや曲に偏るようにはなったかな。あと、自分で歌いやすいとか、歌っててトランス出来るとかいう部分の加点も多くなりました。男声ボーカル曲も以前より聴くようになったので、その辺は良い変化なのではないかと。いや、誰も興味無いだろうけども。一応、今回も「各クールで一番熱心にカラオケで練習したで賞」をランキングとは別にピックアップ。
春クール・「DREAM SOLISTER」(響け!ユーフォニアム OP) 夏クール・「L.L.L.」(OVERLORD ED) 秋クール・「群青サバイバル」(青春×機関銃 ED) 冬クール・「Beat your heart」(ブブキ・ブランキ OP)
上記の中だと特にお気に入りは「L.L.L.」ですかね。アルベドさんのヒドインっぷりが完全に表現されたマッドな歌詞がこんなにイカしたハードロックになるのがたまりませんわ。映像も合わせて見ると完璧なアルベドさんのイメージビデオとして楽しむことが出来ます。「DREAM SOLISTER」は今期大活躍だったTRUEの曲の中でも飛び抜けて明るく元気の出る曲。映像は流石の石原監督。池田さんの作画とも相まって京アニ的完成品の赴き。山田さんが演出してるエンディング「トゥッティ!」ももちろんナイスだ。 さて、その他の曲もたくさん見ていきたいが、まずは「いつものアニソンシンガー」部門。昨年も2曲を提供して盛り上げてくれたAKINO with Bless4からは「Golden Life」。相変わらず無茶な高音域のかっ飛ばし方がオープニングからアゲてくれます。同様にアゲまくるテイストでいえばfhanaの「虹を編めたら」。なんか、fhanaの高音パートの無茶苦茶さは作品を重ねるごとに凄まじくなっていく気がするわ。アニソンシンガーとしては意外な方向から出てきたのは、酒井ミキオの「アイデンティティ」。久しぶりの登場だが、テイストは相変わらずだし、ばっちりはまってたのは嬉しいところ。より阿漕なヒーローソングとしてならZAQの「カタラレズトモ」も良い。エクウスの古くさい出撃コールとか、ずるいよなぁ。 今期(も)ピックアップしていたらやたらと声優歌唱のアニソンが多くなってしまったのは私の性質上致し方ないところだが、まずはソロでの作品をピックアップしていくと、愛らしさと憎らしさ、やかましさが絶妙に作品にマッチしたりえしょんの「リトライ☆ランデヴー」。作品同様、何度見ても退屈しない上質のドタバタアニソン。ソロデビューおめでとう。若手の進出という意味で注目なのは田所あずさによる「純真always」。ころあずの声は理屈抜きで元気をもらえる。娘にしたい愛らしさ、ルルの可愛らしさも改めて確認出来る。ソロデビューおめでとうといえばもう1人、早見沙織の「その声が地図になる」。1期OPも良かったが、個人的には2期の方がみさおらしさが出ていてよりお気に入りだ。しっとり聞かせてくれる路線では「トワイライトに消えないで」も素敵。はらみー本当にいい女。ガラッと変わって駄目な方向に吹っ切れて「らしさ」になっている声優といえば、上坂すみれによる「Inner Urge」。これが共産思想です(嘘です)。あまり注目されないところでは、藏合紗恵子による「triage」。藏合の格好良さはもっと世に知られても良いと思うのだが。そして格好良いといえば毎年お馴染み、原田ひとみによる「Overdrive」である。オーバー、ドラ↑あ↓あ↑あ↓あ↑あ↓あ↑あ↓あ↑あ↓あ↑あ↓あ↑あ↓↓あ↑あ →→→↑あ→イブ! 声優ユニットに寄るよりキャラソンとしての性格が強い部門では、映像の何かホイホイっぷりがやばすぎてどうにかなる「ときめきポポロン♪」。この映像を作ったヤツは日本をどんな国にしたいというのだ。あぁ〜〜〜チマメ〜〜〜。別方向で日本をおかしな国にしようと企んでいるのは「最高速Fall in love」。わが国のガバガバの貞操観に乾杯。ちょっと視点を変えて萌え方向からずらしてみると、「自力本願レボリューション」なんてどうでしょう。映像の謎モーションが気付けば癖になってますよ。さらに異色なところでは、曲中でラジオ番組をぶっ込むという謎展開の「あなたのお耳にプラグイン!」。すげぇ試みだなぁ、と思ってたら、まさかそのすぐ後にも同じように曲内ラジオのアニソンが作られるとは……。可愛らしさではこっちの映像が珠玉。曲の特異性でいうと、個人的に新感覚だったのは「放課後革命」。ボカロ文化ってほとんど触れたことがないので、微妙に予想を外してくるメロディラインが何とも歌いづらかったけど、癖になったもので。そうそう、声優ユニット曲ということで、一応今期にカウントされるはずの「僕たちはひとつの光」もここでピックアップしておきますね。一曲選ぶとしたらやっぱりこれだろうなー。 さて、残りはベスト3を含めて10曲。まず、普段絶対に触れないテイストというところでは「スピードと摩擦」(リンクはPV)。こういう不可思議な世界観の楽曲にも分け隔てなく接する機会があるというのはアニソンの良いところ。アニメ本編もこの曲の雰囲気に寄せて、どっかデカダンスな雰囲気の作劇にしてくれれば良かったんだけども。さらにどこか気怠げな雰囲気を接続するなら、「薄ら氷心中」。みよ吉役の林原めぐみが椎名林檎の楽曲を歌い上げるという、刺さるファンにはたまらないコラボレーション。映像の方もしっかりこの雰囲気に合わせられたアダルトな仕上がり。こういうアニメ演出は本当に貴重だ。強引に「昭和」で繋いでしまうなら、やはり話題性では群を抜いていた「はなまるぴっぴはよいこだけ」。作品人気にあやかって、みたいなところもあるのかもしれないが、あの世界観から逸脱しないで映像と曲がちゃんと導入になっていたのって、考えてみれば結構な功績だったのでは。 転じて、まっとうな「アニメのオープニング」として非の打ち所のない正統派ならば「stella-rium」をあげておきたい。映像のスマートさも相まって、大きく期待感を高めてくれるアニメオープニングのお手本のような出来である。カップリングにつくキャスト歌唱バージョンのアレンジも秀逸。知り合い曰く、「劇場版の主題歌はこれにしてくれ」とのことだが、個人的には「劇場版を作るならこの曲がエンディングに流れるのに相応しいデザインにしてくれ」とは思う。キャストの歌唱の中でもやたらと感じ入ってしまった一本に、「ここんぽいぽいここったま!」という隠し玉もあります。歌可愛い、映像可愛いという二重ヒットの作品だが、やっぱりこうして聞いていると豊崎ボイスってのは唯一無二だよなぁ。 あとはとびきり御陽気に。今期を席巻したアニソンといえば何といっても「シュガーソングとビターステップ」だろう。リンクはPVだが、アニメ映像の方も合わせて楽しんでの完成形である。あのはっちゃけっぷりは本編の雰囲気を完璧に再現していたし、無闇に楽しかったのでオープニングと合わせて完全な「作品の看板」になっていた。そして、問答無用の電波ソング「スーパーウルトラハイパーミラクルロマンチック」もエンディングテーマであった。やっぱり私の原点には電波ソングがあるな、と痛感するこの中毒性。井口の歌は元気がでるね!(昨年に引き続き)。 さぁ、あと3曲見ていこうか。
第3位 ‘05 「Canvas2」 ED 「NA NA IRO」 ‘06 「涼宮ハルヒの憂鬱」挿入歌 「God knows」「Lost my music」 ‘07 「Myself:Yourself」OP 「tears infection」 ‘08 「マクロスF」25話挿入歌 「娘々サービスメドレー」(ライオン) ‘09 「乃木坂春香の秘密ぴゅあれっつぁ♪」OP 「挑発Cherry Heart」 ‘10 「みつどもえ増量中!」OP 「我が名は小学生」 ‘11 「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」ED 「secret base 〜君がくれたもの〜」 ’12 「這いよれ! ニャル子さん」 OP「太陽曰く燃えよカオス」 ’13 「有頂天家族」OP「有頂天人生」 ’14 「デス・パレード」OP「Flyers」 ‘15「戦姫絶唱シンフォギアGX」挿入歌「殲琴・ダウルダヴラ」 歌と! 言えば! シンフォギアだぁぁァァ!! というわけで当然入ってきますよ、絶唱がね。とはいえ、遡ってみたらシンフォギアソングで過去にランクインさせたのって1曲だけだった。まぁあんだけいっぱいあるのでどれか一曲選べって言われると困ってしまうのでね。今年の場合、この選出は後述の声優部門で水瀬いのりを選出したかった分も加味してのランクインととらえていただければ。この「ダウルダヴラ」は、本編で明らかにされるまでシークレット扱いされていた8枚目のキャラソン。2期では未来さんがこのポジションについていたわけだが、今回はまさかの敵ラスボスから絶唱が響いてくるというサプライズ展開だった。1期ではあおちゃん、水樹そして彩陽と固めたキャスト陣に、2期ではぴかしゃ・ジョルノ・かやのんが喧嘩を売るかたちで「歌える声優大集合」みたいな様相を呈しており、ここに3期目で新しく参入する人間ってどれだけのプレッシャーがかかるんや、と思ってたところにまさかのいのすけ。当時はまだソロデビューもしておらず、他所でのキャラソンのイメージしかなかったので、まさかここまで歌える声優だとは思っていなかった。これまでのいのすけキャラとはがらりとカラーを変えたキャロルの歌唱スタイルは彼女の新次元を切り開く大きな一歩になると同時に、作中でも「錬金術による絶唱」という絶望的なパワーと悲哀をもたらした。そのインパクトたるや、ひょっとしたらソロ歌唱のシンフォギアソングではトップかもしれない。是非とも4期5期ではキャロルの復活から新曲をぶっ込んできてほしいものだ。もちろん、テイストはこのままの破滅型でお願いします。
第2位 ‘05 「ゾイドジェネシス」ED 「ありのままでLovin’U」 ‘06 「武装錬金」OP 「真赤な誓い」 ‘07 「ひぐらしのなく頃に解」OP 「奈落の花」 ‘08 「狂乱家族日記」OP 「超妻賢母宣言」 ‘09 「獣の奏者エリン」OP 「雫」 ‘10 「けいおん!!」OP 「Utauyo!! MIRACLE」 ‘11 「神様ドォルズ」OP 「不完全燃焼」 ’12 「坂道のアポロン」 OP 「坂道のメロディ」 ’13 「戦姫絶唱シンフォギアG」第4話ED「教室モノクローム」 ’14 「ガンダム Gのレコンギスタ」ED「Gの閃光」 ’15 「干物妹!うまるちゃん」OP「かくしん的☆めたまるふぉ〜ぜっ!」 シンフォギアソングの次は、こちらも私の中ではお馴染みの太田雅彦作品である。こちらも過去のランキングで1曲入ってますね(「我が名は小学生」)。太田監督の映像の魅力といえば、何といってもそのちまちました賑やかさ。とにかく細部にまで手抜きを許さず、ネタを提供するなら徹底してネタを盛り込み、オープニングでは絶対に退屈させずに作品世界にぐいっと引きずり込もうという意志が感じられる。今作もうまるのちまっこさが見事にこの作風に噛み合っており、うまる本人の歌唱による憎たらしいまでの愛らしさが曲・映像に完璧なリンクを作る。作品自体が「うまるの可愛らしさ」に全力で依存する非常に潔いものであり、うまるの魅力が伝わらなければ全てがぶち壊しになってしまうため、アニメ化は簡単なようで難しい作業だったはず。オープニングもその例に漏れず、視聴者はこの冒頭の90秒で作品のイメージを固めてしまうだろう。その重責を負わされたオープニングは、これ以上無い形で視聴者に作品の伝達を果たしている。一言でまとめれば「うまる可愛いやんけ」以外には何もないのだが、それだけで充分なのだし、それを満たすのがどれだけ難しいことか。まさに職人芸である。 それにしても可愛いな……。
この記事は4本で1セットになっています。
<キャラクター部門・女性キャラ> さて、ヒロイン部門は当然数が多いので効率的に処理していきたいところではあるが……これ、書く時にもかなり壮絶な取捨選択が行われてますからね。「あのキャラがいない!」で恨まないでくださいね。単純に忘れてるだけかもしれないけどね。 さて、男性部門と同様にまっとうな主人公の候補から見ていくと、今年最初のヒットを飾ったヒロインといえば、ここまで何度も登場している「えとたま」より、にゃ〜たんを出さないといけない。掛け値無しの弾丸りえしょんキャラという大きな武器を持つにゃ〜たんは、とにかくしゃべって動くだけで常にフルパワー。もう、各方面からお腹いっぱいですわ。同作のヒロイン勢はパワフルなキャラが多かったが、ホームランの数ではにゃ〜たんに引けを取らないモーたんや、死に芸という謎のポジションを確立したDEATHデス娘のウリたんなど、いくらでも選出できそうなキャラがてんこ盛り。 さらに賑やかしのヒロインといえば、やっぱりデレは力強い方がいいですよね、アルベド(OVERLORD)さんも外すことは出来ないだろう。ヒドインという新たな称号を獲得した圧倒的痴女力、そして顔芸。うーん、モモンガ様は幸せだなぁ! 上で登場した作品で外せないヒロインといえば、やはり黄前久美子嬢(響け!ユーフォニアム)も挙げておくべきだろう。彼女の身の丈に合った「青春」こそが作品の最大の魅力。そう考えれば、魂の交感百合という超次元を成し遂げた高坂麗奈嬢も外せないし、そんな世界を統べる神の役割を果たした田中あすか先輩の名前も挙げておくべきか。やっぱり作品単位でごそっと候補が並び立ちますね。 多少毛色を変えて、メインヒロインの中でも大変な役回りを任された人物にはみよ吉(昭和元禄落語心中)なんて苦労性の女性も。振り返ってみて、彼女の人生を幸せなものだったと言えればよいのだけど。同じく苦労性ながらも、なかなかそれを顔に出さない仮面のヒロイン、柊シノア嬢(終わりのセラフ)も印象深い女性だ。お茶目さんには違いないが、時と場所は選ぼうな。彼女が出たついでに、一気に白雪さん(赤髪の白雪姫)、斧乃木余弦(終物語)あたりもピックアップしておいていいですかね。いや、何で並べたかはワカリマセンケド。 まだまだいるよ、変なメインヒロイン。意外なところからは、一宮エルナ(ミカグラ学園組曲)なんてどうでしょう。彼女の馬鹿可愛らしさは、珍妙な作品の中で最大の吸引力を持っていたと思うのですよ。珍妙さでいうなら負けちゃいない、真宮桜さん(境界のRINNE)なんてクールなヒロインも。彼女の手慣れた突っ込みと、時たまみせるりんねに見せる感情が無闇に可愛らしいのです。まっとうにヒロイン力は高いけどどこか目立たないのは、これまた苦労人、花咲里あさみさん(アクティヴレイド)。ダイハチは変な女ばっかりだけど、実は一番ネジが緩んでるのがこの子っていう可能性。あとアニメで動いててうれしかったヒロインっていうとギャル子(教えて!ギャル子ちゃん)っていうのもいるんですけどね。そして、メインヒロインには違いないが扱いが難しいのが丈槍由紀(がっこうぐらし!)。この作品がなりたったのは間違いなく彼女がいたからだが、これを褒めてよいものかどうか……。 メインヒロインのそばで支えながら友情を育み、時に友情の一線を越えてしまうレベルのナイスなお友達部門からは、真っ先にピックアップしたいのはチームプリキュア、天ノ川きららさんと紅城トワさん(GO!プリンセスプリキュア)。いや、ぶっちゃけトワさんよりもトワイライトが好きなんだけど、きららちゃんが今作の視聴モチベーションを大きく支えてくれていたのは間違いない。あんなエロい女子中学生とか、間違いなく犯罪であるし、しっかりと百合成分を育んでくれる努力の方向性は表彰もの。そして今期終盤に不思議な存在を見せたサブヒロインとしては、「実はこっちがメインじゃないか」疑惑もあった遠藤サヤ師(だがしかし)をピックアップ。ほたるさんよりサヤ師派です。彼女がココノツとのコミュニケーションに成功した時の眩しい笑顔は本当に素敵。 「友人」という枠で語るなら、ヒロイン勢の中から一歩抜きんでた西園寺うさぎちゃん(対魔導学園35試験小隊)。るみるみ+巨乳というキャラは、ひょっとしたらこれが最後かもしれないので、しっかりメモリーに焼き付けておきましょう。「ヒロインの親友」ポイントがMAXで振り切れた素敵なキャラといえば朝倉涼子さん(長門有希ちゃんの消失)。今作の主人公は朝倉さんだった説をずっと押しています。ここからさらに友情を強め、ジワジワ百合要素に傾けていくと、例えば病気がギリギリ常識の範囲内に治まったのはレトリー(SHOW BY ROCK!!)。他の連中が異星人だったり闇堕ちしたりしてる間、ずっとシアンだけを見続けた鉄の意志のすさまじさよ。残念ながら病気がデッドラインを超えてアウトだった人としては佐々木志乃さん(緋弾のアリアAA)。綺麗な百合とサイコレズは紙一重ですなぁ。 毎年個人的に盛り上がりを見せるのは「ライバルキャラ、巨悪」なわけですが、正直、今年はあんまりこの部門からのエントリーがない。もちろん誰もいないわけではなく、例えば「敵」にカウントするのは心が痛むが、ジリジリと精神を痛めつけてくれた難しいポジションにはフミタン・アドモス(機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ)の名前が。フミタンマジふみタン。彼女がいなくなってから露骨に視聴モチベーションが下がってしまった自分が辛い。もっと素直に敵意をむき出しにしましょう、緑川花さん(監獄学園)。生徒会3人娘はどの子も甲乙つけがたいサディスティックな魅力があるが、花さんは最終回の「馬鹿になるぅ!」で殿堂入り。花澤香菜を汚しては……いや、もうだいぶ汚れてるからいいや。さらにストレートな敵キャラというと、バトルアニメからはガリィさん(戦姫絶唱シンフォギアGX)をチョイス。当初、CVが公表されてからはミカの活躍を楽しみにしていたのだが、いざ蓋を開けるとガリィさんの傍若無人さが癖になったのですよね。ギザギザ歯っていうのはよい萌えポイントだ。あ、既にアニソン部門でランクインしてるようなもんなのでキャロルちゃんは選考からはずしますよ。「エロいコスチュームの幼女」というだけでも殿堂入りの気配がありますけどね。あ、「エロい幼女」枠でついでにパピ(モンスター娘のいる日常)も入れておいてください。モン娘勢では個人的にはパピのダイレクトな活躍が一番印象に残ってます。他の連中もよいのだけどねー。あとヘンテコモノノケ枠だと……ルル(無彩限のファントム・ワールド)? 彼女の立ち位置って結局なんだったんでしょうね。ルルは普通にしてても健康エロ可愛いし、デフォルメになってもどっかエロさがあるのにヤらしさがないのがいいよね。 さて、以下にあげる5人は、本当に悩みに悩んで最終選考で惜しくもベスト3に入らなかった面々。年次が違えば充分トップを狙えた人材である。まず、今年最後のアニメシーンを大いに盛り上げてくれた作品からは、女神アクア(この素晴らしい世界に祝福を!)。もう、あの駄目可愛さは奇跡の配剤。クソムカつく女なのに可愛いってずるいよな。面倒な女に惚れないように注意しなきゃ……でもなぁ、金払えば何とかしてくれそうなところとか、いいですよね(ナニをとは言わないけど)! 夏クールからは、これまた正統派を逸脱して「面倒臭い」属性を筆頭に掲げるメインヒロイン、土間うまる(干物妹!うまるちゃん)がエントリー。作品内では海老名ちゃんなどのライバルも色々といたはずだが、やっぱりうまるの愛嬌があって初めて成立する作品だったのは間違いないし、視聴者はみんなでお兄ちゃん気分を味わうのが至福なのだ。面倒な女は可愛い。男ってのはチョロいもんだ。 せめて非現実くらい、尽くしてくれる女性を選びたいもの。そんなときにぴったりな女性が、クラリオン(紅殻のパンドラ)。……いや、ロボだけどね。メイド服だけどね。猫耳だけどね。登場時に「どんだけあざとすぎるテンプレ萌えキャラやねん」と思ったものだが、クラりんの魅力はそんな些末なものじゃない。いや、猫耳は必須だけどさ。彼女の愛らしさは、メイド服も、ロボも、すべて無関係になったへちょ絵の時にこそ訪れる。「もうコード全部引っこ抜いて」しまっていいのだ。単に「なんか白い塊」になったときのクラりんが一番可愛い。ある意味エポックメイキングなキャラなのは間違いない。もっともっと尽くしてくれる一途な女性がいいですか? だったらもう、ムーコ(いとしのムーコ)しかいませんよ? お? 猫耳の次は犬耳か? っつうか完全に犬か? ……まぁ、ムーコの場合は「ヒロインの可愛らしさ」っつうか「犬の可愛らしさ」なんだけどさ。しょうがないじゃん、動物大好きなんだもん……基本は猫派だけど犬だって好きだよ。柴犬の愛らしさってのは相当なもんだ。今作の場合、アニメーションとしては安価だけどちゃんと原作通りの魅力が出てたし、何より吉田仁美演じるムーコの勢いが毎朝毎朝エネルギーになりました。犬万歳! そして最後の1人は、そんな暖かさ、心やすさとは真逆の存在から、ナッシェタニア(六花の勇者)! 猫耳、犬耳ときたらオチはやっぱり(?)うさ耳ですよね。今期の「巨悪」枠は文句無く彼女のものです。最終回の彼女の表情が見たくてどれだけリピートしたことか。別れ際の「あっは!」っていう笑いが最高。 さて、残り3枠、いきましょうか。
第3位 ‘05 「灼眼のシャナ」より「“弔詞の詠み手”マージョリー・ドー」 ‘06 「天保異聞妖奇士」より「アトル」 ‘07 「バンブーブレード」より「千葉紀梨乃」 ‘08 「とらドラ!」より、「逢坂大河」とその他ヒロインズ ‘09 「デュラララ!!」より「セルティ・ストゥルルソン」 ‘10 「会長はメイド様!」より「鮎沢美咲」 ‘11 「47都道府犬」より「愛知犬」 ’12 「しろくまカフェ」より「笹子さん」 ’13 「サムライフラメンコ」より「真野まり」 ’14 「デンキ街の本屋さん」より「先生」 ‘15「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」より「ヘスティア」 由紀ちゃん、キャロル、そしてヘスティア様……やはりいのすけ強いな。もう忘れてしまった人も多いかもしれないが、今年度、アニメシーンは「例の紐」の狂乱から幕を開けたのだった。その後、紐は本当に「一時の熱狂」になり、すぐに収束して今作のことも割とあっさり数多のアニメの流れの中で埋もれていった感がある。しかし、やはりダンまちは楽しいアニメであったし、その楽しさの8割はヘスティア様がベル君の尻を追っかけて顔を赤くしたり青くしたりしていたおかげで生み出されたものなのだ。「主人公にベタぼれ 」「僕っ子」「ロリ」「巨乳」「女神」という禁断のかけ算。その結果、ヘスティア様はロリ特有の甘ったるさと、現代オタク用語ではバブみとも称されるような圧倒的包容力、母性すらも発揮する、まさに男の願望をそのまま具現化したような、ある意味で最も下世話な存在として顕現したのである。たとえ飽きやすいオタクがすぐに忘れ去ろうとも、あの意味の分からない紐は、間違いなくアニメのコスチュームの文化に一石を投じ、なんだかよく分からない伝説を残したのである。「紐一本で、業界はここまで震撼する」という現代アニメ文化の象徴的な事件として日本の歴史に刻んでおくべきだろう。まぁ、そんな歴史書は読みたくないけど。こうして振り返ると、春クールのヘスティアに始まり、冬クールのアクアで締める1年だったということに。……日本人はやっぱり女神様大好きやな。
第2位 ‘05 「地獄少女」より「閻魔あい」 ‘06 「うたわれるもの」より「トウカ」 ‘07 「キミキス pure rouge」より「二見瑛理子」 ‘08 「紅」より「九鳳院紫」 ‘09 「ささめきこと」より「村雨純夏」 ‘10 「刀語」より「否定姫」 ‘11 「花咲くいろは」より「四十万スイ」 ’12 「人類は衰退しました」より「“わたし”ちゃん」 ’13 「戦姫絶唱シンフォギアG」より「雪音クリス」 ’14 「selector spread WIXOSS」より「蒼井晶」 ‘15「下ネタという概念が存在しない退屈な世界」より「アンナ・錦ノ宮」 中の人の事情を懸案せずとも、今期のグランプリでアンナ先輩の名が刻まれることは登場時点から決定していた。これほどまでに規格外で、アニメの全てをぶっ壊しかねない危険なヒロインはこれまで存在しなかっただろう。全力で振り切れた「純粋」。全力でねじれた「正義」というものの恐ろしさを教えてくれる最強の「敵」であるアンナ先輩。彼女がいたからこその「下セカ」であるし、今作の肝である倫理観の倒錯は、彼女が一人で全てを背負って体現してくれていた。 アンナ先輩のキャラ特性というと、そのイカれたストーカー的な言動にばかり注目が行きがちであるが、彼女の本質はそうしたネジの外れた部分ではなく、幼少期から与えられた純然たる「正義」を守る鉄の意志にこそある。そのために彼女は規格外の体術などの「執行する力」を自らの努力で手に入れ、母の教えを守るため、その力をたゆまず奮い続けている。作中では既に完成形に到っているので描かれていないが、彼女こそが、作中で努力・勝利というテーゼに最も近い人物なのだ。しかし、彼女にはただ一つ、「友情」の部分が欠けていた。そして、それは「愛情」とも言い換えられる。この世界の最大の歪みは、性の概念が完全に欠落しているために、どれだけ「愛」を語ろうともそれが永久に満たされないことである。アンナ先輩は、あまりにも純粋さと善に貪欲でありすぎたために、その身に世界の歪みを全て抱え込んでしまった。その結果として、初めて本能的に「愛」を認識した途端にあのイカレた言動が発露するようになってしまったのだ。アンナ先輩が幸せになれれば、この世界は全てが丸く収まる。そういう意味では、世界=アンナ先輩と言いきってしまっても良い。「過度な規制社会との戦い」を描くという大上段の目標も、最終的にはアンナ先輩を幸せにすることでカタルシスを迎える設計に落ち着く。これだけの大役を任されながら、一切の迷いも弱さも見せずに駆け抜けたアンナ・錦ノ宮は、文句無しで最高のヒロインなのだ。 そして、たくさんの記事で何度も書いているので繰り返しになってしまうが、やはりこのアンナ先輩のバイタリティというものは、その声に宿っていたということを繰り返し強調していきたい。まつらいさん、あんた、世界を作ったんだよ。
第1位 ‘05 「ぱにぽにだっしゅ」より「レベッカ宮本」 ‘06 「ローゼンメイデン・オーベルテューレ」より「水銀燈」 ‘07 「ひぐらしのなく頃に解」より「鷹野三四」 ‘08 「SOUL EATER」より「’魔女’メデューサ」 ‘09 「CANAAN」より「リャン・チー」 ‘10 「けいおん!!」より「田井中律」 ‘11 「よんでますよ、アザゼルさん。」より「佐隈りん子」 ’12 「中二病でも恋がしたい!」より「凸守早苗」 ’13 「魔法少女まどか☆マギカ新編 叛逆の物語」より「暁美ほむら」 ’14 「PSYCHO-PASS2」より「霜月美佳」 ‘15「ガールズ&パンツァー劇場版」よりドゥーチェ・アンチョビ(安斎千代美) 2年前と同じ措置です。グランプリの設定自体が適当なことについては、心より謝罪を申し上げます。今期テレビシリーズのアニメグランプリに関しては、2位のアンナ先輩がトップということです。しかし、今年度のアニメを語る上で、この作品だけは外すことが出来ない。一枠だけここで使わせてくれ! ガルパンは、ガルパンは……。 実際のところ、これでもかなり抑えている方なのである。ちょっと油断するとヒロイン部門が上から「ドゥーチェ」「ミカ」「ローズヒップ」とかになりかねないところだったのだが、流石にそこは我慢出来た。しかし、一昨年の「まどマギ」の時とは問題が異なっているのでまた悩ましい。「まどマギ」の場合、あの作品の全てを「暁美ほむら」という1人のキャラクターに集約することが出来た。作品全体を評するのに、この1部門だけでもまとめられた。しかし、ガルパンはむしろ真逆のアニメ。何十人もの女の子がひしめき合い、その1人1人にドラマがあるのが最大の見どころ。とてもじゃないが1人のヒロインをピックアップすることなんて…………いいや! するね! 俺はするね! じゃぁドゥーチェだ。選択の余地はないんだよ! OVAアンツィオ戦からぽっと出の存在であるドゥーチェ。彼女の活躍が描かれたのはあのわずか30分ちょっとのOVA(と本編の2秒くらい)だけであり、キャラの掘り下げなどはほとんど行われていない。キャラクターを好きになる時ってのは、そのキャラの内面を深く深く知ることで愛着が高まっていくものであり、テレビシリーズのヒロイン勢は皆それで目が離せなくなるものだ。しかし、ドゥーチェの場合には本当に一目惚れみたいなもんである。OVAでの短いやりとりだけでも分かる司令官としての風格、回りから信頼を集める人格、そして隠しきれない愛嬌。……もう、みんなでシュプレヒコールを続けるしかないのだ。劇場版においても、中盤まで彼女は一切姿を見せない。初見のときには「え? ひょっとしてドゥーチェが来ないなんてことは……」と、(本当にちょっとだけ)心配にもなる。しかし、満を持して駆けつけるドゥーチェの笑顔で、その不安が極上の喜びと信頼感へと転じる。ノリと勢いとパスタの国から、彼女は来てくれたのだ! その後も「とりあえずパスタをゆでる」「干し芋パスタでゴキゲンになる」「かけ算が出来ない」「叫ぶ」「喜ぶ」「やられる」。もう、全てがアンツィオだ。戦車道には、人生に大切な全てが詰まっているらしいが、ドゥーチェには、ガルパンに必要な魅力が全て詰まっているのだ。 是非、ガルパン2期シリーズを製作するなら、視点を大洗だけに定めずに全ての学校にチャンスを与えてほしい。時系列を考えればどうしてもドゥーチェの卒業後の話になってしまうだろうが、彼女がOGとしてアンツィオに檄を飛ばす姿を見せてほしい。解説役として、見事にパスタを語る彼女を見せてほしい。 我々は、ノリと勢いをいつでも求めているのだ。
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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