忍者ブログ
最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
[4] [5] [6] [7] [8] [9] [10]

2010年度・俺的アニメグランプリ

 

 今年もやって参りました。1年間の総仕上げにして、アニメ視聴のモチベーションの1つ、勝手なランキング企画である。このブログ上では2回目ですが(1回目はこちらです)、個人的に勝手に決めていたのも換算すると、既に7年目になるんですよね。すごいですね、暇ですね。いったいいつまでこんなことをやり続けるつもりなんでしょうね。無論、死ぬまで。いや、働きたくなるまで? 分からん、今追いかけてる声優が全員突然死とかしたり、突然結婚ラッシュとかが来たら考えるわ。

 一応断り書きしておくと、タイトル賞の選出は何故か毎年「仮装大賞」の賞に依っている。「単にベストで順位を決めるのは難しいから、なるべく取り上げる作品を増やしたい」っていうのが当初の狙いだったんだけど、流石に無茶が出てきている気もするので、そろそろこの設定も考えた方がいいのかもしれないな。タイトル部門以外の賞は、基本的に3位まで取り上げてある。

 今期エントリーされたのは、ある程度最後まで視聴していた以下の67作品。過去の履歴だと、3年前から76本、74本、59本と推移しており、去年に比べると少しは回復したことが確認出来る。それとも、放送本数は変わらないけど、安定して最後まで観られるものが増えてきてるのかな。何にせよ、ある程度数が確保出来るのは良いことである。ただ、今期は震災の影響もあり、この記事を上げる時点で放送が終了していない作品もいくつかある部分だけは、考慮しなければならない。本来の主旨を考えるならば全ての番組が終了するまで待つべきなのだが、これ以上時期を遅らせるのもどうかと思ったので、執筆に踏み切らせてもらった。多少問題はあるが、御容赦願いたい。

 そして、劇場作品については去年が7本だったのに対し、こちらは4本でちょっと数が減った。でも、2011年は現時点で既にけっこうな数の「見なきゃいけない」映画がある気がするので、今後は劇場作品を評価する部門も考えたいところだ。ただ、現時点ではいささか不当なのは承知しつつも、劇場作品については敢えてエントリーからは外している。地上波と比べるのって、基準がないから難しいんですよね。

 

 

○一応ある程度見ていたエントリー作品(アイウエオ順)

「あそびにいくヨ!」「あにゃまる探偵キルミンずぅ」「アマガミSS」「荒川アンダーザブリッジ」「荒川アンダーザブリッジ*2」「インフィニット・ストラトス」「えむえむっ!」「Angel Beats!」「オオカミさんと7人の仲間たち」「おおきく振りかぶって〜夏の大会編〜」「おとめ妖怪ざくろ」「お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!!」「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」「会長はメイド様!」「学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD」「刀語」「神のみぞ知るセカイ」「君に届け2nd Season」「海月姫」「黒執事Ⅱ」「けいおん!!」「GOSICK」「これはゾンビですか?」「さらい屋五葉」「屍鬼」「GIANT KILLING」「侵略! イカ娘」「心霊探偵八雲」「STAR DRIVER 輝きのタクト」「ストライクウィッチーズ2」「世紀末オカルト学院」「聖痕のクェイサー」「生徒会役員共」「セキレイ pure engagement」「戦国BASARA弐」「そらのおとしものf」「それでも町は廻っている」「探偵オペラミルキィホームズ」「テガミバチ REVERSE」「デュラララ!!」「とある魔術の禁書目録Ⅱ」「咎狗の血」「ドラゴンクライシス!」「薄桜鬼」「薄桜鬼-碧血録-」「バクマン。」「パンティ&ストッキングwithガーターベルト」「B型H系」「HEROMAN」「百花繚乱サムライガールズ」「FORTUNE ARTERIAL 赤い約束」「フラクタル」「フリージング」「放浪息子」「迷い猫オーバーラン!」「魔法少女まどか☆マギカ」「みつどもえ」「みつどもえ増量中!」「もっと To LOVEる」「ゆとりちゃん」「夢喰いメリー」「四畳半神話大系」「ヨスガノソラ」「Rio –RainbowGate!-」「RAINBOW 二舎六房の7人」「レベルE」「WORKING!

 

○今期視聴した劇場アニメ作品

「いばらの王 –King of Thorn-」「宇宙ショーへようこそ」「装甲騎兵ボトムズ Case;IRVINE –ケース;アービン-」「マクロスF 恋離飛翼〜サヨナラノツバサ〜」

<タイトル部門>

技術賞

‘05「創世のアクエリオン」 ‘06「がくえんゆーとぴあ まなびストレート」

‘07「モノノ怪」 ‘08「キャシャーン Sins」 09「化物語」

‘10「デュラララ!」

 作品を作る上での、様々な意味での技術的側面を評する賞。過去の受賞歴を見ると、CGなどの純粋に「映像技術」を評価する向きから、最近は画面構成に代表される画作りの技術力を評する流れにシフトしているようだ。07年からの推移を見れば、中村健治、山内重保、そして尾石達也(新房昭之)と、癖の強い演出家の作品を選り好んでいるのが分かるだろう。

 今期も様々なクドい作品がそろい踏み。純粋な「アニメ好き」としてストレートに嬉しい作品といえば、五十嵐卓哉と榎戸洋司の手によるぶっ飛びロボットアクション学園ラブコメ「STAR DRIVER 輝きのタクト」。いかにもボンズらしい映像美術のレベルの高さはもちろんのこと、言葉選びのセンスには榎戸テイストが全開だったし、それを全て理解した上で取り込み、1つのテレビシリーズとして完成させた五十嵐監督の裁量も見事なもの。アニメオリジナルでここまで面白いものが出来るってんだから、大したものだ。

 監督の個性とこだわりが徹底的に画面を支配した作品といえば、いささか度が過ぎたが「夢喰いメリー」が鮮烈だ。山内重保による重い重いどんよりとしたコンテワークは、未だかつて無い息苦しさを与えてくれた。これが正しい姿勢だったのかは疑問が残るわけだが、どこまで行っても曲がらない個性というのは、それだけで楽しいものだ。更に個性を強めた作品では「四畳半神話大系」がある。原作自体がかなり個性的なものなので、アニメとして成立させるのは非常に難しい作品だったはずなのだが、それを何事も無かったかのように「画」の世界に変質させたのが、唯一無二の才能である湯浅政明である。彼の作るエキセントリックな映像世界は、気づけば「四畳半」ワールドを組み上げるのに最も適した素材となっていた。この奇跡的なコラボレーションは、後の世まで誰も踏み越えることのできない異質な金字塔になったといえるだろう。

 また、毛色は違うが他の人間がチャレンジしない領域という意味では、こだわりの制作集団アームスがお送りした「百花繚乱 サムライガールズ」がある。おっぱいおっぱいは置いておくとしても、墨汁アニメとしての異質さを全面に押し出し、奇妙な湿度でもって表現された「異国」大日本の風景は、良くも悪くも「まねできないもの」になっていたはずだ。

 そして、そんな「サムライガールズ」の特徴の一端を引き延ばした2作品もここで取り上げよう。1つ目は、「おっぱいおっぱい( ゚∀゚)o彡゜」の側面をとことんまで昇華させた異色作「学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD」。荒木哲郎はびっくりするようなアイディアでもって「映像化」を成す監督だが、この作品における彼のこだわりは、男ならば敬意を表さずにいられないめざましいものであった。馬鹿馬鹿しさ100%の「乳抜きショット」を大真面目に描ききった胆力は流石の一言。他方、「じめじめした日本の湿度」という異質さを押し出したのは「さらい屋五葉」。こちらはシリーズを通じてたった1つのコンセプトである「静けさ」にこだわり続けた作品作りを達成しており、アニメクリエイターならばどうしてもやりたくなってしまう「動くこと、見せること」を極力廃したストイックな画作りが、他に類を見ない作品構成に繋がった。こうした息の長い努力こそが、1つのアニメシリーズの完成度を高めるために不可欠なものだろう。

 そして、今期最も「うまい」と思わされた作品というと、1年前の「デュラララ!」を選びたくなってしまった。つまり、今年選んだ監督は、大森貴弘ということだ。彼ほど明確な作意を画面に盛り込む監督というのはなかなかおらず、この「デュラララ!」においても、隅から隅まで、全て「作品のため」に構築している徹底したこだわりには舌を巻く。およそアニメ脚本としては荒唐無稽な群像劇という題材において、彼の構成方針は非常に理知的であり、効果的であった。全ての面が作品を見やすくする方向に働いているにも関わらず、それが単なるメディアの置き換えに終わるのではなく、ちゃんと「アニメーションとしての魅力」として完成し、魅力を一回りも二回りも増すことになっている。本当に細やかなレベルでの「手心」であるため、ともすると見過ごされがちになってしまう作意であるが、1つ1つのエピソードとして各放送回を見ても面白いし、シリーズ全体でくくったときに、全てのエピソードが繋がり、大きな池袋の街の姿を浮き彫りにする。テレビシリーズ1本を追いかけて、最終的に大きな満足感が得られる絶妙なさじ加減となっている。同原作者が描いた「BACCANO!」でもその傾向は充分に楽しめたが、より長く、より大きなシリーズを作るに至って、大森監督の作品方針は1つの作風として完成に至ったように思う。

 こういう作品がどんどん増えてもらえれば、まだまだ楽しいアニメは増えていくのではなかろうか。

拍手

PR
  諸事情によりしばらく更新がストップしそうなので、穴埋め記事投下。

先日放送された「ゼロ年代 珠玉のアニソンスペシャル」について記事を立てたわけなんだが、アレに対して結構反響もあり、あの番組は世間でもなかなか評判になったようである。

 そこで、改めて自分なりに「ゼロ年代アニソン」というものをちょっとまとめてみたくなったので、個人的な思い入れも含めて書いてみた。多分誰しもあの番組のラインナップを見て「何故あの曲が入ってないんだ!」っていう思い入れはあるはずなので、それを自分流に実現させた形だ。

 暇な人は「各部門に10曲ずつ」、考えてみてはいかがだろうか。

拍手

←前の記事

 ○「燃え」部門

 3つ目は王道「燃え」部門。とはいえ、ゼロ年代アニソンというカテゴリの中で「王道」はそのまま「王道」ではない。どのように時代に即した変化をしていくのか、というのは興味深い部分だ。

 

拍手

  現時点でソースがはっきりしないので、未だ誤報であってほしいのですが……アニメ監督、今敏氏が急逝したとのことです。正直、どうしていいか分からないくらいショックです。

 

 今監督と言えば「妄想代理人」。そのあまりに鮮烈な映像でもって、私がアニメを見る際の「目」を強引にこじ開けてくれた作り手。くちはばったい言い方になりますが、彼ほど「映像を作る」ことに真摯な映像作家はいなかったと思います。アニメーターとしての彼は、「技術者」であり、「芸術家」と呼べる数少ない人材でした。まだまだ年齢も若く、これからもその精神を若手に指導しつつ、素晴らしいフィルムを作り続けてくれるものと疑っていなかったのですが……本当に残念です。

 今後、私が見るアニメは多分「妄想代理人」を越えることは無いような気がします。「妄想」を越えられるのは、新たな今敏作品だけだった、そんな気がしていたからです。決して乗り越えられない壁がそのまま立ちふさがってしまった、そんな妙な閉塞感を感じてしまいます。「千年女優」や「パプリカ」といった異世界の映像世界の構築においても、彼を凌ぐクリエイターは、しばらく期待できないでしょう。本当に、大きすぎる存在の、大きすぎる損失です。

 彼の功績と彼の技術論、その精神を受け継ぐことの大切さを、今後のアニメ業界で訴え、志す人材が現われんことを。

 改めて、ご冥福をお祈りします。

拍手

  タイトル通りです。具体的には、今日(時間的には昨日)BS2で放送された「ゼロ年代 珠玉のアニソンスペシャル」っていう3時間特番だったんですが、「いつも通りの内容だろうし、作業しながら片手間で見ておこう」と思ったのに、気付いたら貴重な休日の夜を3時間まるまる持って行きやがりました。視聴後はへとへとになったので、続けて見る予定だった「金田伊功特番」は後日ゆっくりみます。

 基本的に、私の肩書きは「声優ファン」なんですが、声優ファンってことは当然アニメファンでもあるわけです。で、声優とアニメが好きなら、やっぱりアニソンも好きなわけですよ。っつうか手持ちのipodはアニソン以外は入ってないよ(アニラジも入ってるけど)。そんな人間からすると、今回の3時間は本当にディープに楽しい3時間。いやぁ、なんでNHKってアニオタ向けの番組を作るとあそこまでのものが作れるんだろう。これでこそくそまじめに受信料を払う価値もあるってもんですわ。

 というわけで、今回の特番を受けて、あまりに面白かったので少々感想でも書いてみようかという気になったのです。

拍手

  突然どうでもいい話ですけど、あたしゃプリキュアは見ない人なんですよ。生まれながらの「ふたご姫」派なので、あちらが2期で終わってなんでプリキュアはこんなに続くんじゃーい! といういわれのない八つ当たりが最大の原因なんだけど、やっぱり前シリーズまでを観てないと新作を観る気もあんまり起こらないんですよ。今期始まった「ハートキャッチ」もね、すごくおジャ魔女っぽいなぁとは思いながらも、やっぱり朝の番組の継続視聴がきつくて、割とすぐに見るのをやめてたんですよ。そしたらさ、気付けば3人目のプリキュアが覚醒したらしいじゃないですか。

 噂を聞きつけて、ちょっと変身シーンを見たんですよ。なんかもう……すごいね。しかもこの回、作監が馬越さんなんだね。もうプリキュアっていうか魔法少女を描く気が無いとしか思えないんですよ。何この男前。すげぇよ。どっちかっていうとおジャ魔女よりキャシャーンだろ、これ。

 しかもこの黄色いプリキュア、中の人が大変なことになってるじゃないの。水樹奈々が主人公っていう時点で「流石プリキュア、無理に若手を使おうとかいう意識はやっぱり無いのだな」とか思ってたけど、ひょっとしてこの黄色いプリキュア、……死ぬ気か? もしくは敵に寝返るとか、主人公の恋人を寝取ってみるとか、そういう役? え? 違う? ……来週から観ようかなぁ……観なきゃいけない気がするなぁ……

拍手



忍者ブログ [PR]
カレンダー
08 2025/09 10
S M T W T F S
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
ブログ内検索
カテゴリー
プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
ーーーーーーーーーー
↑越えられない壁
沢城みゆき 斎藤千和 
中原麻衣  田中理恵  
渡辺明乃 能登麻美子
佐藤利奈  佐藤聡美
高垣彩陽   悠木碧
最新CM
[09/03 とみしの]
[09/01 とみしの]
[08/25 とみしの]
[08/22 とみしの]
[08/06 NONAME]
バーコード