最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
幼女先輩たちはついてゆけるだろうか? 桜井演出のこのスピードに……第4話。このスピードのアニメで育成された幼女たち、将来どのアニメをみても物足りなくなりそうで怖い。常時1.3倍くらいの速度で回されてる感覚だし、他のアニメが「止まって見えるぜ!」みたいになるんじゃねぇかな。そういう幼女たちは、もう桜井作品以外を見ても満足できない身体になってしまい……もしかしてそういう調教なのか? 幼女調教なのか?! 教えて幼女たち! というわけで、4話にしてこれまでの最高速度が出てたんじゃねぇかっていう振り切れた展開力。ただでさえ隙間なくセリフで埋め尽くされてる作品なのに、加えてまいらがマシンガントークのキャラなもんだからますますかしましい。まいらのテンポにナチュラルについていってるゆめちゃんのコミュ力(理解力か?)も尋常ではなく、この世界の住人たちは常に即興コントでの反応を求められているかのようである。バンクシーンが来ると「よかった、ここで一旦情報の荒波が止まる……」ってホッとする作品、なかなかないぞ。普通バンクって一番盛り上がるところちゃうんかい。 そして、そんなまいらさんのところに新たな畜生がやってくるのが今回のお話なわけだが、その中の人は久保ユリカであった。彩沙とシカコ、強烈な関西コンビ結成と相成ったわけだが、冷静に考えると京都府民と鹿県民、まいらのコテコテ大阪設定からは微妙にずれてたりもする。これ以上マシンガントークなキャラが増えると大変だから勘弁してくれ……と思っていると、さらに今回から悪役トリオが正式にエンカウント。なかなか休む暇を与えてくれない。黒い三連星もキャスト陣が強烈だし、怒涛のように専門用語を連発して勢いで押し切るスタイルで「初対面のくせに分かり合いすぎだろ」という謎シチュエーションもぶち破って去っていった。ほんとに優しくないアニメである。「ブラックスキーマ」って普通に専門用語としてありそうな概念だよな(多分無い)。 一応、真面目に気になる要素を1点だけ上げておくなら、今回のことでまいらは無事に「相方」を手に入れたことになっているが、残念ながらゆめ以外の一般人には公開できないイマジナリーフレンドどまりだし、今回のインタビューでも詳らかにされたように、まいらの表裏の顔は本人も割と大きな齟齬を抱えていることが分かっている面倒な問題のはず。学内であれだけおおっぴらにイメージブレーカーな活動をしていたら遠からず本業に影響が出るはずなのだが……その辺の暗い部分に触れそうな作品ではないよなぁ。今回のことでめでたしめでたしっぽいよなぁ。まぁ、それでいいんだけどさ。 とか言ってたら、なんと今作もいよいよコロナダウン。うぇーん、どうしたらいいんだよぅ。ことここに至って、流石に状況の重大さが身にしみてきたぞ。頑張れアニメ業界。
PR 桜井弘明作品、他人の夢に入りすぎ問題、第3話。いや、単にシャミ子との連チャンってだけだが……でも、斉木楠雄もそれくらいは出来た気もするので下手したら3連続かもしれんな? 初回放送で感じた予感のまま、ブレーキ無しで突き進んでいる作品。何しろ3話目のコンテが大地丙太郎、しかも作監には藤井昌弘氏まで参加しているという。ある意味おっちゃん世代からしたら青春真っ只中みたいな布陣やで。ちなみに作中の少女漫画を描いてるのがこげどんぼのせいで嫌でも時代を「デジキャラット」の時にまで引き戻されるのもたまらない。これはサンリオなのか? サンリオはこれなのか? まぁ、そんなわけでニチアサというにはちょいとズレてる感じもありつつ、ニチアサの中では一番楽しみな枠になりつつありますね。あ、キラメイとプリキュアも悪くないよ。でも、プリキュアは一足先に放送休止を発表してしまったし、今年はどこのアニメ枠にとっても試練の年になりそう。今作はそのあたりを乗り切れるか……。まぁ、事情が事情なんだし、無理して乗り切る必要もないんだけどね。この提供枠なら、再放送だけでもいくらでも繋げるだろうしな。 そうそう、3話目になってもう1つブーストがかかったのが、まさかの切り口で飛び出した関西弁アイドル・まいらの存在。およそ「幼女向け」のヒロインキャラではなさそうなのだが、個人的にはエンジンかかった関西弁の伊藤彩沙というだけで加点要素なのである。百地たまて、市ヶ谷有咲、花柳香子とステップを踏んだずんぐりピンクの新たなる進撃。純粋に聞いてて気持ちのいいお仕事の出来る子なのよねぇ。その辺りのキャストも含みで、まだまだ伸びしろの尽きないアニメな気がする。出来ることなら、このまま休止無しで走り続けて欲しいところだ。
たまにこういうストレートにいい話やるの勘弁して、第81話。いや、びっくりするくらいにベッタベタの話ではあるんだけどね。まんが道は良いお話だなぁ(だいぶ違う)。 こうした長尺アニメ、特に東映作品の場合、ライターが一人に統一されないので話数によって随分印象がばらつくことがある。それは良い部分も悪い部分もあり、もしかしたら作中で齟齬が生じる可能性もあり、純粋なお子さんたちがまっすぐな視線で作品を見て「あれ?」と思ってしまうこともあるかもしれない。ただ、だいたいにおいて(特に大きなお友達は)このばらつきをそれぞれの味わいをして受け入れる場合が多く、今作はシリアス回とギャグ回の見事なまでの温度差なんかは作品のムラというよりも懐の深さと受け入れて楽しむべき要素である。 もちろん、そうしたばらつきを認めるためには作品に通底した何かが必要になってくるのも事実で、今作の場合は一貫して「人と妖怪」という関係性のドラマが下敷きになっており、だいたいにおいては「やっぱり人と妖怪がわかり合うのは難しい」という落とし所になる。今回だってやっぱりそういう「差異が強調されることの悲劇」が描かれているわけだが、普段とちょっとテイストが違うのは、ひでり神の方が積極的に人間と交わろうとしていたところを、鬼太郎が強く止めるという構図である。これまでも鬼太郎はいろんな妖怪に「人間と関わりすぎるなよ」という警告は出してきたわけだが、今回のひでり神は「人間のことをよく知らないから調子に乗ってでしゃばっちゃう」系の妖怪ではなく、本人もきちんと人間社会のことをリサーチし、文化を理解した上であくまで「外見上の違いが大きすぎるから鬼太郎に仲介役を頼みたい」という変わり種妖怪である。どう考えても「突然漫画家の才能を開花させて大成する妖怪」っていうデザインにひでり神が選ばれた意味がさっぱり分からないのだが、まぁ、その辺は気にしてもしょうがない。スタッフはどうしても熱血漫画家話がやりたかったのだろう。ある程度人型で、さらに「明らかに人と違う外見」を持ってる妖怪だったら割と誰でも良かったはずである。 そうしてひでり神が駆り出されてたっぷり見せてくれた「漫画家人情話」。これが本当にベタでありきたりな話なのだが、王道を行くが故か、なんか無性に感動的な話になった。正直、クライマックスではちょっともらい泣きしてしまった。作中では横暴な一部の編集者以外にあまり理不尽な要素がなく(ねずみ男はいつも通りなのでしょうがない)、素直に感傷に浸れるだけの場面設定が整っていたおかげだろうか。普段なら「人間の醜さ、酷薄さ」ばかりをあげつらうツールになっていたネットやツイッター界隈の技術も今回は「良い話」をサポートするための舞台装置として機能しており、今作の徹底した「現代の妖怪話」づくりに一役買っている。まぁ、本当に今回の話は妖怪である必要が無いのだが……たまにはこういうのもいいよね。 途中でやたらとインパクトのでかい止め絵が連発されるシーンがあったり、演出方向にも一癖あって愉快である。個人的にはひでり神が原稿を燃やしてしまうシーン、彼の隻眼に映る情景が炎と涙で重なるカットがやたら印象的で気に入っている。こういうお手本みたいないい話が見られると、「やっぱり鬼太郎は子供の情操教育に良いアニメだなぁ」と思えるのである。まぁ、たまに時事ネタとか政治ネタがどぎつい時もあるけどね。今回もさりげなく違法漫画サイト叩きになってるあたりがニクいとこである。
お手本のような起用、第59話。今期鬼太郎は色々と良いところがあるわけですが、その1つが、コンスタントに起用される青二キャストですね。青二は安定感のある役者が揃っている上、選択肢が豊富なので毎度充実感がある。 というわけで、今回は流石に書かないわけにいかないな、というくらいに濃密すぎる桑島法子回である。もうね、「桑島法子マニュアル」の1ページ目に書かれてるくらいに真っ当で、模範的な使い方。最初から最後まで最高のお話でした。日本人男性にアンケートをとったところ「理想の死に方第1位」が「桑島法子に呪い殺される」であることは周知の事実であるわけで、今回の後神のようにピュア&ヤンデレのサイコな姿勢を打ち出すのは、すでに伝統芸能とすら言える領域である。これまでも鬼太郎の中では何度かキャストとして登場しているが、今回がおそらく一番のメイン回。まっすぐにキュートな声が聞けたのは久しぶりだし、そんな声で呪い殺してくれたり、大胆にプロポーズしてくれたりというサービスがたっぷり楽しめるのはまさに今作ならではの部分ではなかろうか。ありがとう青二プロ。ありがとう桑島法子。真実の愛を手に入れるまで、永遠にゴーイングマイウェイ。 君は、本当に素敵な女の子だね、第48話。そりゃクライさんだって満足するに決まってますよ……かっけーんすよ、はなさんは……。 ラストバトル。盛り上がらなきゃ嘘の1本で、当然毎年の事ながら思い切りリソースをつぎ込んだ名シーンの連発になるわけだが、もう、本当にしびれますわ。歴代主人公プリキュアの中でも、筆頭候補になりうる存在だと思います、野乃はなさん。まさかの劇場版またぎのアンサー。「私のなりたい野乃はな」の姿である。本当に最初から最後まで一本気で、まっすぐなヒロインだったのだなぁ。 最大の見せ場となったのは、やはり単体での特殊変身シーンだろう。バンク以外の変身は過去のプリキュアシリーズでもそこまで多くないと思うのだが、はなの場合、それが「立ち上がり、前を向き、走り出す」という変身になっている。力強い踏み込みからの劇的な復活の演出。劇場版でも打ち震えたものだが、勝るとも劣らない名シーンである。そして、「みんなからの声援を受けて強くなり、巨悪を打倒する」という展開は毎度のお約束であるはずなのだが、今作のプリキュアはそれだけでは終わらない。そう、彼女は他人からエールを受け取り、そこからさらにエールを返すのである。みんなにもらった力を、さらに世界に届けていく。ここでもブレないエールの信念がある。結局、プリキュアとは象徴なのだ。それは人それぞれの持つ知恵であり、力であり、愛であり、そして元気なのだ。全てを受け止め、全てを捧げ、全てを抱きしめる。そんな存在に、はなさんは「成った」のである。 ちなみに、最後にエールに駆け寄ってみんなで抱きつくシーン、ルールーが抱きついているのははなさん本人ではなくえみる(あとほまれ)であることに注意が必要である。 劇場版やんけ! 第37話。よくもまぁ、これだけのものを通常放送でやろうと思ったよな……それもこれも、プリキュアシリーズの始祖的存在とも言える佐藤順一監督作品という保証があってこそか……。いや、別に始祖でもなんでもないけど。なんかこう、やっぱりニチアサといえばサトジュンなんだよ、俺の中では。 というわけで、本当にやりたい放題の30分だった。作画リソースも相当量注ぎ込まれているおかげで、細部まで真剣に何度も見直さないと全体で何が起こってるかは分からないだろう。2周目を見始めるとキリがなさそうなので、とりあえず初見の段階で覚えていた絡みだけでも書き上げていくと、個人的に一番嬉しかったのは「ブロッサム」と「フローラ」という花咲くプリキュアツインの組み合わせ。ブロッサムはその直前のシーンでずっこけてカッコ悪いところ見せてたけど、フローラとの絡みなら立派に戦える。あとは実際やったらウルセェだろな、と思ってた「弦楽器縛り」というわけのわからないコラボも実現。ギタリストの中にバイオリンやハープが混ざり込むカオスっぷりがたまらん。そして一箇所だけ空気が違うと言われていた「年配プリキュア組」。すげぇ、この並びだとゆかりさんでもまだ若手に見える! 定番の色合わせでは青が大体水系・氷系で統一されているのに、黄色プリキュアは性格付けが2チームに分かれ、ほまれが率いるのはどっちかっていうと「ちゃんとしてる方」の黄色組で、ひまりが代表するのは「頼りない方」の黄色。当然ピースはこっち側だ(なぜかいおなさんも「ちゃんとした黄色」組に混ざっていたが)。 他にもソード組とかシールド組のような武器での分け方やら、「お菓子を作ったいちかに羨望の眼差しを送るゆうこさん」やら本当に小ネタは枚挙にいとまがない。キュアペコリンを含めた特殊プリキュアまで集められるだけ集めてくるなんて、誰が想像するかよ(ただ、追加プリキュア云々で言い始めるとハピチャの全部が該当するのでキリがなくなるのが問題だが)。レジーナさんの姿が確認できただけでも泣きそうになったわ。これ、劇場版でやられると見直すの大変だけど、地上波放送だと何回でも確認し直せるので助かりますわね。 これらの大挙したプリキュアを統制するのは最終的に現役チームのお仕事になるわけだが、それ以上に「初代」の存在感が圧倒的で、最終的にあの2人がやってることが最大の正義だ、みたいな構図である。まぁ、アカレンジャーが戦隊全ての統括を行なっていたのと同じだと考えれば初代の特権的立場ってのは本当に強いってことなんだろう。いつもの三角飛び、そして爆風煽り飛びといった「オープニング技」も後輩に伝授し、今後もプリキュアの力は脈々と受け継がれていくのだろう。 ……ここまでのことをやってのけたトラウムさんはほんとすげぇよ。しかも退場時もルールーとの絡みで綺麗に幕引きしたしな……お疲れさんです。 雑に集うな、第36話。なんかもう、いろいろ自由だなヲイ。基本的にオールスターの時って世界線設定があやふやになるイメージがあるんだけど、この世界はハグたんがいるせいで常時あやふや設定になってるのかしらね。でも、それ以前にトラウムさんが単独で各プリキュア世界の侵食に成功してるんだよなぁ。 まぁ、「劇場版の販促だから」という身もふたもないことを言われてしまえばそれまでなのだが、一応15周年の特別企画ってことで。ただ、同時期に仮面ライダーが大々的な回顧作品を打ち出してるのにプリキュアの方は特別企画の一端としてしか展開してないのはちょっと勿体ない気がする。ちゃんとしたプリキュアディケイド(+5)をやればよかった気がするんだけど。男の子向けと女の子向けではそのあたりの売れ方が違うのかなぁ。確かに、昔ライダーや戦隊が好きだった男の子が未だに戦隊見てる可能性は低くないけど、昔プリキュアが好きだった女の子が10年後にプリキュア観てる率は低そうだもんなぁ。多分特撮に比べて回顧企画をやる旨味が薄いんだろうなぁ。 とにかく、そんなわけで通常放送にオールスターズ要素をぶち込んできた無茶苦茶な回。トラウムさんが便利すぎるおかげでギリギリ成立している感が出てはいるが、正直接続はかなり大雑把だし、場面転換が多く、どこに誰がいるのかもわかりづらくなっている。劇場版ならお祭り騒ぎの勢いで誤魔化せる部分も、しっかりシリーズ中の1エピソードを使って描こうとするとなかなか落としどころが難しいようだ。当たり前の話だけど、主人公プリキュアが集まると色味が似てるのでどうしてもごっちゃになるしな。はなといちかが割と似たタイプな上に、さらにのぞみもデザインが似てるから訳わからなくなるねん。まぁ、このごった煮感も楽しさのうちと捉えれば良いか。 あとは節操のないコラボを楽しむだけの展開なので、まほプリコンビがうっかりハグたん掴んじゃう系のネタをもっとぶっこんでいけばよろしい。アイドル繋がりやら何やら小ネタはそこかしこに仕込まれており、ずっと追いかけ続けいるファンならニヤッとできる部分も多いはずだ。その分、真っ当な消費者層である幼女先輩たちは割とポカンな気がするけども。「プリキュア言えるかな?」みたいなこともやってたけど、やっぱり学習意欲の旺盛な幼女さんたちはちゃんと復習したりするんでしょうかね。今にして思うとやっぱり「スーパー戦隊ヒーローゲッター」って凄まじい企画だったんだよな。 集まってしまうと個性が消えてしまうリスクもあるが、その分際立ちを見せるヤツも出てくるのがポイントで、これまでのオールスターでいえば個性ナンバーワンはダントツでえりかさんだったわけだが、今回はそこにマイペースクイーンゆかりさんが参戦。あそこで話の腰を折って着替えに持っていける胆力は凄まじいよな。これ、マジでえりかと合流したらカオスになるんじゃなかろうか。他にもいろいろと絡みが見たいプリキュアはてんこ盛りなわけで、やっぱりディケイド的な尺が欲しいところだなぁ……おそらく私と同年代の人間の最大にして最初の欲求は「とりあえずリコとルールーの絡み増やせよ」だと思うんだけど、冷静に考えると絡む理由が何一つないな。あれ、そういえばトワ様のCVって収録すんでるんだろうか。ここで代役立てられたらさすがに勿体無いぞ。 いい仕事してますわ……第20話。記念すべき追加戦士爆誕回だが、ほぼ完璧な仕上がりになったんじゃないでしょうか。 これでダブル田村の威名は轟き渡ることになるのです……。ネジルもナグリ女王もプリキュアになったということは、もしかしてネジが島って実質プリキュアアイランドだったのでは。 新規プリキュア誕生までの軌跡を描いた物語なので今回の1話だけを切り取っても特別驚くような展開があるわけでは無いのだが、史上初(?)の「2人セット変身を義務付けられたプリキュア」という設定が、効果的に画面に落とし込まれているのが見どころになっている。やはり注目すべきは最大の見せ場となる変身バンク。コンビ前提の変身シーンということでこれまでにないシーケンスを見せることになるわけだが、ちゃんとえみるとルールーの信頼関係を存分に見せつけながら、個々のキャラクター性が失われないように彩りを添えているので見方によっては「チーム」でもあり、「二人」でもあり。今後はこの二人がどれくらいのさじ加減で「個人」として見せていくのかも気になるところだ。 プリキュアの組成でこうして3−2にはっきり分かれているのは初めてのことなので、せっかくなのでチーム戦の大先輩である戦隊シリーズを紐解いてみると、3−2で分かれている作品は結構ある。それらを「どの程度独立しているか」という尺度で並べてみると「ハリケンジャー」>「ゴーバスターズ」>「ゴーオンジャー」くらいになるかな(3-1-1に分かれる戦隊(ゲキレンジャーとか)は除外)。えみるとルールーはどれくらいの分け方になるんだろう。理想としてはゴーバスくらいがいいかなぁ。2人で行動するのがベースだけど、チームとしては同じ名乗りをするような感じ。ゴウライジャーまで行くと別なチームっぽくなっちゃうからね。 こうして生まれた新しいプリキュア。その成り立ちも独特なもので、「敵サイドからの裏切り」パターンはこれまで何度もあったが、「プリキュアファンの女の子が憧れを実らせてプリキュアになる」というのは初めての事例。「なんでもなれる!」がテーマの「お仕事」プリキュアという特性を体現した展開で、ともすると阿漕な展開になりそうな「なりたい欲求」をルールーとの友情で中和することで美談に仕上げているあたりは脚本のうまさだろう。えみるみたいなキャラってどう考えても狂言回しの域を出ないイメージがあるのに、ここまで自然に「彼女ならきっといいプリキュアになれるはず」と思わせ、奇跡を許容できるようにしている。音楽で繋がった二人の絆もシンプルながら分かりやすく、五人揃ってのアンサンブルが今から楽しみである。 かてて加えて、今年は「プリキュア15周年」というのでCMなどの様々な展開を見せている年でもある。そんな記念すべき作品で、改めて堂々と「ふたりはプリキュア」というキャッチコピーが唱えられているのも心憎い設計。まさに温故知新。古き良きプリキュアの伝統が、ここにきてまた一つ新しい形を成したと思えば感無量である。 3人と2人という組み合わせ、そして五人の組み合わせ。今後はどんな展開を見せてくれるのであろうか。 癒された……第15話。今期プリキュアはクサクサした心にしみるお話が多いですね。いや、過剰にしんどい回もあるのだけども。 ルールー回なのかえみる回なのかはわからないけど、多分その両方。もう、とにかく可愛らしいしポップだし、キレキレのギャグ描写が本当に愉快。1話目から継続して感じていることだが、本当に今作は昔ながらのサトジュン演出の強みが分かりやすく、コロコロしたギャグ描写が冴え渡っている。今回のように徹底してギャグに寄せたエピソードならばこれがさらに際立つことになり、あらゆるカットが丸っこくて可愛くてしょうがないのである。 元々ヘンテコクラスメイト枠で登場したえみるだったが、キュアエミールという極まった姿(けっこうプリキュア!)を手に入れると同時に、ギター演奏なんて謎の趣味まで展開してお腹がいっぱいになるくらいに個性を発揮。そりゃまぁ、ルールーさんでなくたってこんな人間に出会ったら情報が処理しきれずに脳がパンクしてしまうだろう。それでも根っからの優しさという部分はブレないので、しっかりとルールーへの情操教育の役に立っているという。それにしても……女だてらにギターを弾くことがそんなにダメなことなのか……あれ? そういえばどこぞのご令嬢プリキュアもギター担当だったような? ギュイーンとソウルがシャウトするのです! コロコロしたデフォルメギャグテイストの多さはメイン3人の扱いにも波及し、こちらはもう、完全にモブレベルの処理。でも今回は別にいいよね。四人目のプリキュアを探しているのだから、ここはせっかくなのでキュアエミールに花をもたせてあげましょうよ。残念ながら今回の一件で再登場はなくなってしまいそうな雰囲気だが、今後のルールーの展開次第では本当にかけがえのないポジションに落ち着くかもしれませんよ。かつてはプリキュアにならずともプリキュア以上の強さを誇るというキュアゆいちゃんみたいな存在もいたことですしね。えみるさんはどこまでクライマックスに食い込めるかな? 個人的には「そろそろパップルさんも退場が近づいてるなぁ」っていうのが寂しい今日この頃。プリキュアにありがちな「三下だと思ってたやつが意外とラスボス」パターンに……ならんやろなぁ……。 |
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Thraxi
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声優のこと全般
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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