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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 こんなん、ずるいやん、第6話。日曜朝からこんあん見せられたら、1週間を捗らせないわけにもいかんやろ。みんな、頑張って生きような。

 今回のお話がずるかった理由は主に3つである。

 田舎のお母ちゃんとの家族愛の話→ずるい。

 可愛い猫が出てくる話→ずるい。

 そもそもすねこすり可愛いよね→ずるい。

 前回の次回予告の時点で「えぇ! 可愛い!」ってなってたので、一体どんな話になるものかとワクワクしていたのだが、なんとまぁ、切なくも素敵なお話である。シナリオラインとしてはごくごくベタな悲劇ではあるのだが、やっぱり日本人のDNAのなせる業なのか、こういうお話には弱いですね。すねこすりさんが本当にいいヤツなのがまた泣かせてくれるんだ……あの後、一体どこへ行くことになるんだろう。もっと人の多い町に出れば昔のように特定の人物を傷つけずに過ごせるのかもしれないけど、それだともうおばあちゃん相手の時みたいな触れ合いはえられないんだよなぁ……鬼太郎が家に持ち帰って飼い猫にしたりできなかったもんだろうか……(猫要素が過剰になりすぎるアニメ)。まぁ、ぶっちゃけすねこすりにはもともとあんな性質は無かったはずなんだけどね。アニメ鬼太郎で妖怪に不思議要素が追加されるのはいつものことね。なんでよりによってすねこすりさんにそんな残念な性質を……。

 そしてまた、このアニメが6話目現在でその勢いを衰えさせておらず、今回は短いながらも際立っていた戦闘シーンの演出がいちいち格好いい。鬼太郎が電柱をズザザッって駆け上がるカットとか絵的には無茶苦茶な構図だし、多分動画としても浮ついてて間違ってるはずなんだけど、有無を言わさぬ説得力があって見入ってしまう。静と動の緩急が巧みで、後半シーンはカットの間の保たせ方に余韻があって見事だった。鬼太郎が山の方をじっと見つめるところなんて、普通だったらあそこで山向こうのすねこすりを写しそうなものだが、そうはせずに視聴者の想像に任せているんだよね。正しい視聴者層である小さなお子さんも、今回のお話を見れば色々と感じ取ってくれるんじゃなかろうか。情操教育に欠かせないアニメである。最後に鬼太郎が下駄をカランコロン鳴らしながら退場するところなんかは原作オマージュなので、オールドファンもニヤッとさせられるぞ(流石に今回はゲゲゲの歌を流す余地はないけども)。

 そして、今回なんとも可愛らしくて健気なすねこすりを演じてくれたのは、我らがゆーみんこと内山夕実である。可愛いマスコットとバケモノの対比は「リゼロ」の時のパックを思い出させますね。すねこすりさんの再登場を希望したいところだが……鬼太郎はあんまりそういう絡みがないのは口惜しいなぁ。

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 事実上の最終回、第49話。なんかもう、「こんなに愉快なアニメがあっていいんだろうか」って滂沱の涙を流しながら観てしまった。

 正直、ここまで全部イカれてたんだから今回だけ感想書く必要はないんだけど、「ヤバいくらいに神経にくる」っていうこの衝動はどうしても抗えない。なんでこんなにも王道なのに、こんなにもヘボットなのだろう。シリアス風味を強めて最後の最後なんだからちょっとくらいは締めにくるのかな、と思っていたのに、1秒たりともヘボットであることをやめないんだよ。なんだよこれ。もう、これを作るための1年間の全てが尊いわ。ナグリ女王の完全体、どこかでフィギュアとかにならないもんですかね。

 個人的にツボったのはこれまでぐるぐると使い回し続けたキャストの兼ね役が全て収束していく恐ろしいまでの世界編成の様子。土星ババアがボキャ美に全てを託すシーンとか最高じゃないですか。初代ヴィーテ姫とヘボットの対話とかもたまらんものがある。中の人ネタとかいう以前に、兼ね役じゃなくて基本全員が「同じキャラ」やからな。もう、この世界マジでわけわからん。1話から見直した時に、どこまで伏線(?)として機能してたんだろう。

 まぁ、確認しませんけどね。尺の問題で。

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 テイストの違いが容赦なさ過ぎるだろ、第5話。確実にゆかりさんだけ住んでる世界というか、アニメが違う気がするんですが。いや、いちか達と違うのは良いんだけど、同じクラスの女子高生ともレベルが違うのがなんか笑える。

 前回のエピソードで中学生3人組の友情形成を確認し、いよいよ大冒険の高校生プリキュア勧誘編に突入する。ぶっちゃけ、4話であおいが普通に仲良くなってる事実にはすごく違和感があった(というか、4話のシナリオライン自体がなんじゃこりゃ、って感じではあったんだけども)。あおいって3話時点でも「何でバンドやってるんだろ? 誰とバンド組んでるんだろ?」っていう部分がよく分からないキャラで、彼女が音楽活動そっちのけでスイーツ工房に来てドタバタしてるのを見てもなんかキャラが定まってないような感じがあったんだけど、まぁ、お約束といえばお約束だから別にこれでいいのかな。「何となく仲良くなったので、3人でスイーツ作るよ!」ってことで。

 そして、こうして仲良くなった3人に、どうやって「高校生」という異物をぶっ込むかが最大の要所である。過去にも月影ゆりさんというプリキュアはいたわけだが、ゆりさんの場合、プリキュアとしての正体を明かすまでにある程度他の3人とのコミュニケーションはあったし、ムーンライト自体がシリーズ後半からの参戦だったので、本当に「追加戦士」みたいなイメージで、別に「4人1チーム」という部分は強く意識しなくて良かったんだよ。でも、今作は違う。まぁ、多分ハリケンジャーみたいに「3人+2人」のイメージは後々まで残ることにはなるんだろうけど、形の上では間違いなく5人プリキュアなのだ。お世辞にもお利口には見えないいちか達3人組に、完璧超人のゆかりさんはどのように絡んでくるのか。全く予想出来ずに見守っていたのだが……。

 すげぇな、ヌルッと来たな。サブタイトル通り、気紛れお姉さまがいちかを近所の野良猫と同じ「興味の対象」として認知した。ネコは「好きでも嫌いでもない」らしいですが、いちかに対しては「面白いわね」とはっきりおっしゃってます。どうやら、いわゆるお嬢様属性に近い要素があるらしく、ちやほやされるのには飽きてるし、自分の知っている世界にはほとほと退屈しているようなので、いちかのように臆せず自分に突っ込んできて、さらに知らない世界を見せてくれる人間には好意を寄せるようである。スイーツ作りも初めてのことってんで最初に興味を引かれ、そこから完璧超人だったはずのゆかりさんをも手こずらせるマカロンの難度に次第にムキになっていく様子はなかなか愛らしい。あくまでも中学生3人組に対して「年上」のスタンスは崩さず、そのまましれっと「見守る側」として入ってきたお姉さま。今回のバトルでは汗一つかかずに余裕の勝利を見せつけたわけだが、今後、ピンチを迎える演出とかが必要になった時にどんな顔をして、仲間達とどんな絆を結ぶことになるんでしょう。今後のゆかりさんの扱いが、良くも悪くもとても気になります。歴史的にみて、こういう鳴り物入りのプリキュアデビューをしたキャラはニチアサの空気に侵食され、次第にポンコツ化していくのが通例なのだが……出来ればゆかりさんはこのまま鉄壁を崩さずに頑張ってほしいなぁ。彼女がプライドを維持しながら額に汗を浮かべられるように用意されたのが、おそらく彼女と同じステージに立ちうる「パートナー」のあきらなんだろうね。来週ついに5人揃い踏み。今から楽しみでしょうがない。

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 やっぱり最高かよ、第3話。「プリキュア、毎週感想書くんですか?」って聞かれたけど、毎週は書く気無いんだ。1年の長丁場だと、どうしたって出来不出来は出てくるから、毎週ルーチンにしちゃうのは抵抗があるから。ただ、今週はやっぱり良かった、ってのと、あと「幼女戦記」が総集編だったもんでその代わりにこれを書いておくことに。

 といっても、ぶっちゃけシナリオ面についてはあまり触れるべき点は無い。2話のひまり登場はシナリオラインも割とすんなりキマっていたのでそこも含めての良作だったと思うのだが、今回のあおいのエピソードは、正直言って良く分からん。あの突然のバンドステージどこやねん、とか、あおいが参加してるバンドの連中誰やねん、とか、バックグラウンドに一切の説明がないので掘り下げようがないのだ。あの町にどれくらいのバンドグループがいるのかもよく分からないし、あおいの夢である「憧れのあの人に認めてもらいたい」欲求の強さもちょっと共感しづらい。まぁ、あくまでテンプレートの上なので「そういうお話なのだ」と受け入れてしまえばさほど抵抗はないが(そもそも幼児向けアニメにそういうディティールはあまり必要ない気もするが)、今回残った疑問点やもやもやは今後のあおいの掘り下げの際にまた確認出来ることを期待するしかないだろう。

 では、そんな足がかりの乏しい状態で、今回のお話の何が良かったか。それは大人ならではの割とメタな見方になってしまう部分だが、単純に新キャラ・キュアジェラートの設定がよろしいということである。前回の感想で「ブルーなのにライオン」っていう部分にびっくりしていたわけだが、更に突き詰めると、「ライオンアイス」ってことでなんと氷系の能力者である。ライオンなのに氷っていう組み合わせ、そして氷系なのに熱血タイプのキャラという組み合わせ。過去のアニメや少年漫画をひっくり返しても、この組み合わせってのはかなりレアな設計なんじゃなかろうか。「なんでアイスなんだろう?」っていうのは分かるんだよ。プリキュアを色分けしていくときに、青が必要になるのは当然のことで、さらに日本人の感覚から言うと、「お菓子」+「青色」で許容出来るのって、せいぜいかき氷とアイスくらいなんだ。氷菓子しか許されない枠がブルーの戦士であり、そこが「〜〜アイス」なのは半ば必然(まぁ、残ってるネコマカロンが紫っぽいのだが)。しかし、ここに「ライオン」というモチーフが加わるというのは、なかなか普通の発想では出てこないところ。過去の東映作品で考えれば、例えばプリキュアなら人魚だし、戦隊でもシャークだったりドルフィンだったり、どうしたって水関係の生き物になりやすい(ギンガマンやゴーバスターズで青にゴリラの印象を植え付けられたのは謎である)。まして、元々レッドの印象が強いライオンを青くしてやろうっていう発想はなかなか出てこない。他のメンバーと並べてみても、ウサギ・リス・イヌ・ネコと並んでそこに「ライオン」ってどう考えてもバランスが悪いのだ。

 しかし、この思い切ったライオン設定があおいのキャラをググッと引き出している。前回のひまり=リスの時もそうだったが、動物モチーフはいちかがその人のイメージを動物スイーツで表したものがそのまま変身アイテムに昇華したもの。つまり、おあいのイメージはライオンなんだぜ、っていうのが設定から明確に伝わり、あおい自身のキャラは後からでもついてくるのである。実際、今回作中でのあおいの行動を見てみても、ずっと歌詞を考えるために悩んでるシーンが多かったのであまりライオンっぽさは無かったりする。それを、いちかはステージ上でのイメージだけで「ライオンみたいだ!」と決めてかかり、あおいの一番輝いている部分を見事に表してみせた。一番格好良いシーンを切り取って産みだされた戦士なのだから、そりゃ格好良いに決まっているのだ。ステージ上で雄叫びのようにシャウトするあおいの姿は、実に絵になる。

 そして、そんなあおいの勇ましさ、格好良さを完璧に表現しきった変身バンクが今回最大の見どころ。ぼくら男の子は、どうしたってプリキュアのデザインに「女の子の好きなもの」があふれているのを見るとちょっと気が引けてしまうのだが、ジェラートのデザインは素直に「格好良い」ので男の子でもグッと惹きつけられる。知り合い曰く「バンクに一切の無駄な要素がない完璧な出来」らしいのだが、確かに1つ1つのカットに「あおいらしさ」を詰め込んでいるので、全ての演出に理由をつけることが出来そうだ。やんちゃ小僧みたいなエネルギッシュな表情と、フッと見せる女の子らしい可憐さの混ざり方が絶妙で、短い時間でガンガン両極に振られるのでメロメロにされる。個人的には「ジャケットをビッってやるとこ」「プリキュア名物・着地時の足の踏ん張り」「やんちゃな片方ソックスのたくしあげ」そして「キュアビートもびっくりのエアギター」あたりの要素がホント好き。多分プリキュアでこんなに真剣に変身バンク観たの初めてだと思う(色々影響されてるんですわ)。

 そして、個人的に注目しなきゃいけないのはやっぱりキャストの使い方だろう。村中知といえば同じくニチアサから「ワールドトリガー」のユウマ役で有名、というか俺の知ってる作品内だとそれくらいしか主立ったキャラはないのだが、その他の履歴を見ても、やっぱり「少年役」のイメージが強い役者。そして、プリキュアはかつて、同じく少年役のイメージのみだった三瓶由布子をメインに抜擢したという実績を持っており、こういう意外な起用がズドンとハマる。今作のあおいは一応やんちゃ要素があるので少年ぽさも無いわけではないが、いちか目線からはあくまで「格好良い女の子」である。あまり男っぽくなるのはよろしくない。そうした絶妙なラインを、ハスキー気味の村中ボイスが上手い具合に突いており、生粋の「女の子」声であるいちか・ひまりとのバランスが良い。また、熱血系のプリキュアというとそのまま「お馬鹿」っていう要素がおまけでついてくることも多いのだが、あおいの場合は(少なくとも現時点では)決して脳天気なだけでなく、きちんと自分の生きる道を考えながら、あくまで「格好良い」路線での「熱意」「勢い」があるキャラになっている。「青いライオン」という新たなポジションを上手く表現しているのではなかろうか。

 とりあえず、ジェラートのキャラについてこれだけ掘り下げてみたけども……なんと次回は4人目5人目の登場ではなく、基盤となる3人のエピソードになる様子。今後一体どういう編成になっていくのかな。3人でガッツリ絡むお話がここで入ってくるのはカスタード・ジェラートの2人のキャラが気に入った身としては嬉しい展開。来週の感想は……書くかな? 書かないかな?

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 なんか……いいね、第2話。うん、コレ好きな方かもしれない。

 1話目では「ふーん」くらいの印象だったんだけど、2話目は割と好きな要素が多かったお話。まぁ、個人的な理由から言えば、私がアニメを観る最大のモチベーションは中の人たちであって、事前の予測だと若手の美山加恋や福原遥にそこまで期待できないと思ってたんだ。でも、2話目で登場した有栖川ひまりちゃんのキャラ、思った以上によく出来てて、ひょっとしたらこれは良いプリキュアになるんじゃないか、っていう気がしてきた。

 ひまりのキャラは、チームの中ではいわゆる参謀キャラに属するものだろう。「スイーツは科学です」という台詞に代表されるように、実は割と珍しい理系で秀才タイプのキャラで、しかも過去の秀才イエローのいつきさんみたいな堂々とした優等生ではなく、引っ込み思案で、言ってしまえばオタク要素に寄った設定になっているのが面白い。好きなものの話になると止まらなくなるっていう点では近しいキャラクターデザインの「ハトプリ」勢やスマプリのみゆきなんかにも近いのかもしれないが、お利口さんだけど世渡りが上手いわけじゃない、っていうキャラクターのバランスが、今までのシリーズではあまり見かけなかったタイプなので新鮮。そして、そんな絶妙なポジショニングを、キャストを任された福原遥がきっちり役作りしている。まぁ、考えてみりゃ別に俺まいんちゃんとか全然知らないんだ。ネットの話題でしか見たことなかったし。「専業声優じゃないから駄目じゃね?」っていうのが勝手な先入観で、実際に「声優的な」発生とは微妙にタイプが違っているのだが、流石に長きに渡る芸歴を持つ子役出身者。きっちり狙ったところに投げられる実力があったらしい。ひまりは普段がおとなしいだけに今作に特徴的なメリハリの効いた表情芝居が活きるキャラでもあるし、何はなくともリスモチーフのちっちゃい女の子というだけでとにかく可愛らしい。新たなタイプのイエローとして、今後の活躍に期待したい。

 他にも1話目から印象が変わったポイントをあげておくと、まず、「肉弾戦を封印」が実際には「肉弾戦を封印キック」だということが分かって一安心。いや、おそらく今後もあまり徒手空拳によるバトルはないのだろうけど、2話目でさっそくホイップが蹴りを入れていたし、完全に封印と言っても忌み嫌って避けているというわけではなく、あくまで「魔法ファンタジー中心バトル」を意識しているということであり、これまでのプリキュアで培った「見映えのする戦い方」はきちんと踏襲されるだろう、という期待が持てた。今のところ決め技っぽい一撃が無いのでなんだか「ドロドロしたクリーム状のもので相手を絡め捕って絞め殺すプリキュア」になっているのはちょっと不安だが……まぁ、今後のグッズ展開でそのあたりは締まっていくんじゃないかしら。

 敵サイドの陣営も今回ちょっと垣間見えたところで、1話目ではてっきりうえだゆうじが単体で戦いを挑んで来るのかと思っていたら、例年通り、複数のキャラで分担して襲い掛かってくることが分かった。敵キャラどうしの横の繋がりが描かれていないのは珍しいが、敵サイドの物語(妖精サイドの物語)も魅力の一つではあるので、そのあたりの発展も期待したい。

 そして、お菓子というモチーフの使い方も非常に観やすくなっていて好感触。端的に言えば、ちゃんと「プリンが食べたくなる」お話になっている。これまでのプリキュアも色々とモチーフは展開していたはずだが、今作のようにダイレクトにモチーフ周りでシナリオを作るのは実は割と珍しい(一番近いのは「お花」をモチーフにしたハトプリだろうか)。番組を観ながら料理のいろはを何となく観ることが出来て、幼女先輩目線から見ても、ファンタジーとして、そして料理番組として魅力的に映ればそれで万々歳。スイーツへの姿勢が物語に直接絡んできているので、そのままストーリーにも興味を持ってもらえそうである。まぁ、好きなスイーツの話をしてるだけでいじめられたみたいな状態になってたのはどうかと思うが……。ひまりさんの被害妄想ですよ。きっと。

 そして次週は3人目のプリキュアなんだけど、もう、次回予告で出てきた変身モーションの時点で割と好き。どこぞの我那覇くんみたいな見た目なのでこれまた良いキャラになりそう。戦隊に馴染んだ身としては、「ブルーなのにライオン」というあり得ない展開にドキドキである。

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 くそっ、最高かよ……第48話。やっぱりこの盛り上がりはこの時期のお楽しみ。しかしあらゆるところが格好良いんだよなー、やっぱおもしれーなー。

 ラスト3話、あとは最終決戦に向けて風呂敷をたたむだけ。地上に降りてきたクトゥルフじみたディスピアさんを目の前にして、ついに4人は学校の友達の前で変身。この時、はるかがまず進んで前に出て、そこで示し合わせたように残り3人が出てくるくだりがまず格好良い。きららのいたずらっぽい「やっぱりねー」みたいな笑顔がベリーキュート。大見得切りながらの4人変身、同じバンクなのに不思議といつもよりキマって見えます。

 4人が直接乗り込もうとすると、まず現れるのはストップとフリーズ。この2人も結局最後までよく分からない存在だったが、ついに満を持して自分たちの力で進路妨害を狙う。「ここは俺に任せて先に行け」展開をやるのがカナタであるところまでは想定内だが、まさかのミス・シャムールも参戦で吹く。流石パーフェクト・レディ。「足止めくらい」なら余裕で出来ちゃうのである。普段のプリキュア以上にガチでぶつかる2対2の対決を見守りつつ、「うわ、これ変な声キャラの対決や」と惚れ惚れ。

 次に現れたのはクローズ、そしてロック。ロックはクロロと分離して死に体だとばかり思っていたのだが、どうやらそのボディだけは残されていたようで、今回クローズの手駒として、いささか不本意な登場。流石のプリキュアもこれにはたじろぐ。クローズとの連携プレイによって力を増加させたロック、半狂乱の状態ながらもプリンセスロッドを砕くという大金星。このまま押し切れば伝説になったのだが、エネルギーの源である絶望の檻をついにゆいちゃんに破られてしまいそこでゲームエンド。ゆいちゃん、流石に何度も絶望の檻に捕らわれすぎて、すっかり慣れた模様。他の仲間達の檻もことごとく打ち砕くことで、最終的にロックの挙動を封じる事に成功した。ちなみにロック戦でのプリキュア4人の連携攻撃も色々と見どころの多いシーンだ。

 そしてロックを切り捨てて単身挑むクローズに、いよいよ登場! 恐怖を乗り越えたシャットさん!! キターーーーーーーーー!!! もう、これが見たかったんですよ。シャットさんの晴れ舞台、ここ数ヶ月はずっとこれを待ち望んでいました。もう、完全に顔がイケメン顔なんです。完全に正義の心に目覚めてるんです。怨敵であり旧友でもあるクローズとの拳での語らい、「私たちが落ちぶれている間に!」というなりふり構わない心情の吐露。もう、ホントに良くここまで頑張ってくれた……あんたがナンバーワンだ。ディスダークは部下の優秀さはプリキュアシリーズでもナンバーワンだよ。格好良すぎるよ。

 はー、もう、それが言いたかっただけです。ハイ。次回でグランプリンセス誕生かぁ。これまた正座視聴やな。ところで、今回すげぇ気になったんだけど、絶望の檻に捕らわれた面々の中に寮長の白金さんっていた? あの人が負ける姿が想像出来ないし、ゆいちゃんに励まされて檻をぶっ壊す姿も想像出来ないのだが……。

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 「黄色……いいよね……」「いい……」第42話。やっぱりきらら回はパワーがあるよなぁ。いや、はるはる回もパワーあるしトワ回だって良いんだけどさ。つまり、まとめるとプリプリは全部良い。

 この時期のお当番回ってことで、いよいよシナリオもまとめに入っている。このプリキュア・戦隊シリーズの40話を超えたあたりの物寂しさというのは、毎年味わうものなのになかなか慣れるものじゃないね。奇しくも今週はニンニンジャーのナンバーワンヒロイン・かすみ姐さんが挫折するエピソードになっており、普段高慢に構えている女性がうちひしがれる姿を2連続で楽しめる構成になっているという。東映はちびっ子たちにどんな属性を植え付けたいんでしょうね(ちびっ子はそんな濁った目線で作品を見ない)。

 タイトルを見るだけで大体何が起こるか分かるお話だが、きららはプリキュアには珍しく、既に一定以上の成功と地位を手にしているスーパーモデルである。そこで、今回は新しい要素として「憧れる後輩」を導入。モデル業界なんて互いを蹴落とし合う殺伐とした世界かと思われていたが(12話参照)、今回入ってきた後輩は純粋にきららに憧れるだけの、分かりやすい「守るべき存在」。わずか1話で大した友情なんて築けるはずないやろ、と思っていたのだが、元々面倒見の良いきららのこと。トワっちと打ち解けた時よりもさらに早く、後輩には目をかけて素敵な笑顔を振りまいてくれた。そんな状況だけに、健気な後輩ちゃんがゼツボーグ化されるという事態に黙っちゃいられなかった。ぶっちゃけると「そこはきららちゃん無しで3人で何とかなるんじゃないかな」とか思ってしまうわけだが、今回は「他の3人がピンチになったからきららが駆けつけた」のではないのだ。あくまで「この子は私が助けなきゃいけない」という使命感から、きららは戻ってきた。そのあたりの心情は、いかにも彼女らしいというか、シナリオが理屈っぽくないというか。必要かどうか、正義かどうかが問題なのではない。あくまで「彼女が正しいと思ったからそうした」というところが重要なのである。

 こうして自らの選択で道を閉ざしてしまったきらら。普通ならばなんか適当なフォローが入ってにこやかにお話が終わるところなのだろうが、なんとまさかの2話またぎ。今作は、そう簡単にお為ごかしのハッピーエンドなんて見せてくれませんよ。モデル稼業のドタキャンは影響が大きく、社長も理解こそ示してくれているが大きなため息。そうだ、二者択一で1つを選ぶということは、片方を捨てることを意味する。それであっさり両方手に入るほど、世の中は甘くないのだ。現実の厳しさを教えて、小さいお友達に「選ぶとはどういうことか」を考えさせながら次週へ続く。もちろん来週はハッピーエンドが待っているのだろうが、この一週間、「きらら、モデルやめるってよ」を引きずりながら悩まなきゃいけない全国のきららファンは大変である。苦悩も抱えて一緒に歩む、それがプリンセスプリキュア。イイハナシダナー。まぁ、多分全国のきららファンよりも全国のシャットさんファンの方が心痛めてるとは思うけど。次回予告のきららちゃんはめっちゃいい笑顔だったしな。

 ちなみに、今回のゲストキャラである後輩ちゃんのCVは牧口真幸。こういう役もやるんやな。

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 グワーーーー! すげえのきたー! 第39話。やっぱプリプリすげぇや。クール締めの大事なエピソードできっちり決めてくるんだもんな。

 正直、前回(先々週)のお話を見たときには「なんてことしてくれやがる!」とマジでキレそうになっていた。だって、あの終わり方は流石に酷だろ。正しい視聴者層である幼気なお子様たちに与えるダメージが甚大だろう。これまでのプリキュアを見てると、確かにズタボロピンチ回ってのはそりゃたくさんある。幼女の「ぷいきゅあー、がんばえー!」が必要なシーンはいっぱいある。でも、それって大体分かりやすく敵の攻撃でボコボコにされて地面に倒れ伏す展開なんだよ。心理的な攻めってのはそこまで大きくなくて、すぐに次の展開で立ち直って「正義は勝つ!」と決めてくれるんだ。でも、今回は全然違うんだよ。だってクローズさんも言ってたけど、はるかにとどめ刺したのがカナタだったからね。よりにもよって憧れの王子様から、「プリンセスにならなくてもいい、なっちゃ駄目だ」とか言われたら、どうしていいか分かりませんよ。僕たち大きなお友達はまだ多少なりとも賢しい存在なのでぐっと我慢出来るかもしれないけど、幼女からしたら「え?」ってなるでしょ。今まで正しいと思っていたことが全否定されてしまったら、立ち上がりようがないでしょ。それを一回放送休止が挟まる週に流しちゃったもんだから……全国の幼女は2週間の長きに渡り、はるはると同じレイプ目で過ごしてたんでしょうか。ひどい作品があったもんである。

 ぶっちゃけ、そんな多大なダメージを受けたはるはるのメンタルについては、誰もケアなどしていない。あとになってトワさんも言ってたけども、「勝手に傷ついて、勝手に立ち直った」だけである。しかし、今回の作劇は子供に見せる「お為ごかしのお約束」の範疇にとどまらず、回想シーンのはさみ方、はるはるの思索の推移など、しっかりと「説得力を持って見せる克己」が描かれている。誰かに言われて立ち直るのではなく、何かが与えられたから立ち直るのでもなく、しっかりと、自己に内在する動機に言及し、そこから存在証明を見出して立ち上がる。はるはるはあれだけ絶望的なシチュエーションからそれをやってのけたのである。経過だけを見れば「単なる脳天気な立ち直り」ではあるのだが、あそこまでどん底にたたき落とされたからこその自己希求と克己。これをやりきるための放送休止だったとするなら、本作の製作スタッフは間違いなく鬼畜であり、策士であり、周到すぎるクリエイターである。

 そして、はるはるが立ち直ったあとの怒濤の展開。今回もコンテを担当しているのはチーフディレクターの田中裕太氏(第1話やスカーレット誕生回と同じ)。ぶっちゃけ、完全に「おっきな男の子が喜ぶ作劇」である。特にビビッと来たのは立ち上がったはるはるの最初の変身シーンだろう。バンクを使わず、落としたヘアピンを契機にして雄々しい仁王立ちからの変身。一度は手放したはずのそのフォームチェンジが、はるはるの新しい「夢」を体現している。そこからはいかにもプリキュアらしい壮絶なバトルアクションが繰り出され、クローズさんとの一騎打ちは全リソースを注ぎ込んだ激アツ模様。ストップとフリーズをぶん投げたモードローズの使い方と動画も愉快だし、シャットさんの乱入、そこに対応するスカーレットなど、どのキャラにも見事な活躍シーンが用意されている。そして極めつけはロッド2本使いからのローズ・リリィ同時放射。もう、完全に男の子の戦い方やん。やっぱりプリキュアも火力やで! というので、最後は問答無用のロイヤルフォーム。完全に神聖衣ですわ。出来ればあのモードでCGじゃない作画を見たいんだけどなー。どこかでいっぺんでいいから実現してほしいですね。今回の変身みたいなワンシーンでもいいので。

 こうしてはるはるの見事な復活劇が演出出来たのは、回りのサポートの力も大きいだろう。たとえばカナタはあれだけ酷い事を言った畜生ではあるのだが、そこは記憶を失っているというので情状酌量の余地はあるし、今回乱入するタイミングなんかは悔しいがなかなかに格好良い。カナタがちゃんと王子様然としてくれているおかげで、そこに憧れるはるはるの面目が保たれる。そして、何と言っても敵キャラ・クローズさんの徹底した悪い姿勢がありがたい。彼の「悪さ」はここ最近のプリキュアでは珍しい、非常にストレートな「怖さ」に繋がっており、気合いの入った作画も相まって彼の強さを際だたせている。いっぺん落としておいたおかげでこの「最強モード」を演出出来るようになっていることを考えると、クローズ退場→復帰の流れもシナリオ全体に大きな効果があったということだ。うーむ、良い筋立てだ。あとは最後にシャットさんの見せ場があれば完璧やな。

 何はともあれ、やっぱり見てて良かったと思わせてくれる作品である。次回はトワメイン回ですよね。お兄様の帰還でデレたり浮かれたりするトワちゃんが見られるのかしら。期待大。

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 是非スカーレットさんの出撃シーンのBGMは「ゴセイナイトは許さない」でお願いします、第22話。燃え盛る爆炎の中から生まれ出る「不死鳥」のプリキュアって、どう考えても最強設定ですやん。

 次回のニンニンジャーは新フォームお披露目、そしてプリキュアは今回が新戦士お披露目。東映スタイルに綺麗にのっております。いやー、無事に爆誕しましたね。キュア深紅。どういう過程を経るのかと思っていたが、割と素直にはるはるとの交流が描かれて、そのままカナタパワーでの変身。大事なお兄様のバイオリンが変なおもちゃに変身したときには笑ってしまったが、そっから不死鳥を呼び出して容赦無く相手に叩きつける強引さは相変わらずで好き。バトルだけ見たら完全に最終回でしたわ。

 今回、はるはるはいつも通りの態度でトワと接しており、そのことが敷居の高かったトワの心を溶かす一因となっているわけだが、基本的にはるかとトワって面識ないんだよな。あるのはあくまでも「トワイライト」であって。あのときの接触がはるかにとって心のつながりになるってことは、既にあの時点でトワイライトはトワでしかなかった、ということに。ディスピア様の洗脳も実は大したことない。いや、でもこの中盤戦で堂々と現世の敵陣に乗り込んでくるのは非常にフットワークが軽いといえる。大ボスのディスピア様がここで乗り込んできたのにプリキュアを全滅させられなかったということは、今後どれだけ頑張ってもディスピア様に勝ち目はないと思うのだが、シャット、ロック両名が何とか頑張ってくれるんだろうか(流石に後半クールでもう少し敵幹部は拡充される気がするけども)。単純にプリキュアを苦しめる目的だったらダークカナタを繰り出すのが一番手っ取り早そうだな。

 さて、めでたく爆誕したキュアスカーレットであるが、プリキュアとしてはレアな「爆炎」モチーフのプリキュアである。どこぞの太陽サンサンプリキュアなど、「火」をモチーフにしたプリキュアはそれなりにいるが、あくまで「オレンジの炎」どまりであり、スカーレットはその目に深紅を宿す者。初変身後にディスピアと対峙するシーンは背後に燃え盛る業火を背負っており、非常に世紀末な感じがして「こんな王族嫌なんだけど」感が実によろしい(中の人の影響もでかいかもしれません)。そのまま髪の色も業火の深紅を反映してくれりゃ最高だったのだが、流石にそれだと正しいお客さんに売れないだろうから、そこは無難に淡いピンク系でまとめてきたか。既に一度は変身を経験しているのでモードエレガントへの移行などもスムーズであり、あまり新参とは思わせないだけの説得力がある。しかし、ノーマルモードの足の部分は一体どうなってんだろね、アレ。

 とりあえずトワは「罪を背負いながらもグランプリンセスを目指す」というところで一旦は心の整理をつけたようだが、当然その程度では贖罪は終わらない(あんまり実働部隊として活躍してなかったので迷惑をかけた人間は少ないと思うが、自分のせいで兄を犠牲にしてしまった部分は傷になっているのだろう)。来週も「反省モード」は続いているようなので、ここから4人の友情形成まではしばらく楽しめそうだ。ただ、既に次回予告からはポンコツ臭が漂っている気がするのだけども……お姫様キャラだからポンコツっていうよりも世間知らずなのだろうが……トワさんが間抜けなことを連発すればするほど、トワイライト様に忠誠を誓った全国のシャットさんのSAN値が削られ続けるのです。ダークキュアスカーレットとか出てこねぇかなぁ。

 こうして振り返ってみると、一番良識人だった追加戦士ってどう考えてもミューズだな。王族なのに。最年少なのに。小学生に負けそうなトワさんとかセイレーンさんとかいおなさんって……。

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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