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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 また厄い能登麻美子が生まれてしまった……第10話。いろんなところで活躍してくれてるのは嬉しいんですが、どうにもこうにも業が深い。

 というわけで一気に緊迫感が増すウェブスター編。裏で何者かが暗躍しているだけならじわりじわりと不安が増すこの作品らしい展開ではあるのだが、今回はダイレクトに兄妹が襲撃を受ける。狼さんたちの目的は分からずじまいだが、わざわざ2人揃っているところを襲撃したってことは、殺害目的ではなかったのだろうか? そして、残念ながら傍に強力なボディガードが付いていたことまでは予測できなかったために計画は失敗してしまう。まぁ、純粋な戦闘力だけなら狼さんたちも大したものだとは思うのだが……チセだけじゃなくエリアスも参戦し、さらに裏チセの入れ知恵により、なんか杜王町で吉良吉影を退治した時みたいな反則じみた対策で返り討ちにあってしまう。どうみても狼な人が、なんとなく狼っぽい怪異に貪られる様子はかなりエグく、この作戦を思いつくだけで裏チセが相当なタマであることがなんとなく察せられるのである。

 狼さんたちにも何か事情はあるようで、どうやらウェブスターの一家皆殺しの裏には、単なる権利争い以上の何かが潜んでいる様子。狼さんたちはあくまでも「使われている」一兵卒であり、彼らにも彼らの事情があるのかも。そうして単なる極悪人じゃない匂いがしたもんで、チセさんはギリギリで人狼(女)の方だけは救ってしまった。片方が惨殺されてからの救出という、お互いにどういじっても遺恨が残ってしまうのタイミングだったのは悔やまれるが、とりあえずルーシーからは「あれはあれでしゃーない」とOKはもらえた。あとは狼女さんの方の事情がどう転がるか。とても納得してもらえる状況ではないが……ここから双方が話し合いで決着するような未来はないよなぁ……。

 さらに、半人半馬(?)なシメオン先生襲撃事件についても謎は深まるばかり。どうやら直近で紛失が発覚した禁書が使われているということだが、そこからさらに学園のお偉いさん、フィロメラのところのばあちゃんも何か絡んでいる様子。どこから悪人が出てきてもおかしくない展開だが、権謀術数の蠢くカレッジ内において、チセは誰を信じていいものやら。幸か不幸か、以前からの付き合いがあるおかげでどうやらセスだけは信じていいようだが……その意識がルーシーと共有できてるかどうかも分からんしなぁ……しょうがない、カルタフィルスに相談に行こう(最悪や)。

 

 

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 人外さんがいっぱい、第9話。まぁ、前回まででもたくさんいたことには変わりないのだが、こうしてぬるっと見たことないビジュアルの新キャラがたくさん出てくることを許容する世界観こそが今作最大のセールスポイントな気がしますね。

 だいぶ物騒な展開になってまいりました。まぁ、これまた前回まででも充分物騒だったのは事実で、下手したら人が何人も死んでた可能性だってあるわけだが、一応ナックラヴィー戦は「自然現象との対峙」と見ることもできるわけで、旅先でたまたまぶつかってしまった不慮の事故と、今回のように明らかに人為が介在していると思われる事件ではやっぱり物騒さというか、きな臭さが違うように見える。しかも初登場のキャラがじゃんじゃんトラブルに巻き込まれてるせいで誰がどこで何を起こしてるのかもよく分からず、追いかける側も不安要素が多すぎてどうしたらいいか困ってしまうのである。

 そんな中、どうやら話の中心に立ちそうなのはチセの同室・ルーシーであるようだ。てっきり前回までの話でフィロメラあたりを中心に話が広がっていくのかと思っていたのだが(まぁ、まだその可能性もあるかもしれないが)、今回垣間見えたルーシーの過去話があまりに壮絶だったし、流石に今後は「ウェブスターの悲劇」とやらを中心に話が進んでいくことになるのだろう。これを乗り越えた結果得られるご褒美が「ルームメイトとの親密な関係」だけだとちょっと寂しいが、エリアスたち教師陣にもガッツリ絡む問題みたいだし、頑張って乗り越えればチセ・エリアス両名がカレッジで身を置くポジションも大きく変わってくるんじゃなかろうか。

 正直、禁書がどうこうとか謎の半獣教師・シメオン先生がどうなっちゃったかなんてのはよく分からんことばかりなので、実は今回一番気になったのはチセがよりにもよってカルタフィルスのところに助言を求めに行っていたという事実だった。本人も言うように、(以前の騒動を考えれば仕方ないかもしれないが)普段から誰にも分け隔てなく優しいチセさんもカルタフィルスに対しては割とぞんざいな態度で話している。あれだけのことがあったのに「自分の中に誰かがいる状況に慣れてるのあんたじゃね?」というとんでもない発想から気軽に相談しに行ってるのだが、そこってそんなあっさり触れてしまっていい話なんだろうか。お互いにだいぶセンシティブな部分に食い込みそうな気もするのだが……どうやらチセさんにはまだそういう意識はないようである。おかげで魔法使いとしてはずっとずっと先輩であり、色々とマズい精神構造を持ったカルタフィルスからしたらチセさんは相変わらず面白い観察対象。「やべぇ変化の突端になってる気がするけどなー」とは思っているがそんなことはおくびにも出さず。まぁ、今日明日でどうにかなるような問題でもないのだろうが……やっぱりあそこで彼が平然と寝てるって状態は、色々と歪みがある気がするよなぁ。

 

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 過保護チセさん、第8話。自力でなんかやることを学ぶためのキャンプ合宿に、保護者の護衛がついてくるってんだから相当なお姫様よ。まぁ、保護者の方は「相談以外何も出来ない」っていう制限付きだったわけだが……エリアスさん、やっぱその格好はキモいっすわ。

 ようやく「学校→学校」と話数跨ぎでつながった。まぁ、サブタイトルが「Ⅰ」「Ⅱ」なんだから当たり前だけども……ただ、やったことといえばクラスみんなで(?)化け物退治ですんで、キャンプというには荒みすぎた状況ではありましたがね。こうしてフラッと理由もなく人に害なす存在が出てくるあたりが、今作のちょっと怖いところで。チセたちが「見えちゃって」いるから襲われるってのもあるかもしれないが、過去の例を見ると見えようが見えまいが「隣人」たちが悪さしてくる可能性は充分にあるのでなぁ。今回登場したのはナックラヴィー。詳細はさっぱり分からないので、私の中では「イーンタイド生息している固有種」くらいの認識である。今回ケルピーの話もでたりしたので、どうやらイーヴンタイド(ローウィン)はケルト神話とのつながりが多いみたいである。

 複数の「人に仇なす」隣人が登場したけど、かたや問答無用で人間と見れば襲いかかってくる単なる害悪、そしてかたや人間を食うとは明言してるけど、ちゃんと人語は解するしコミュニケーションも可能な意外と気さくな「隣人」。こうしていろんなレベルで人と違う世界が垣間見えるというのも面白いところかもしれない。ふつーに背中に乗せてくれたお馬さんがちゃんと伝承通りに湖の上でチセたちを放り投げたり、「俺のルールだと湖の中に入ってるやつしか食えないんだよねー」って教えてくれたり、なんかもう、怖いんだか怖くないんだかよくわからなくなってきたな。

 とにかく馬鹿でかいナックラヴィーを退治する必要に迫られ、ちょっとだけではあるが、今回はクラスの面々が一致団結、それなりに役割分担もこなして魔術師らしい活躍を見せてくれたものもいた。ゾーイのアレはメデューサ特有の石化能力の一端ということでいいんでしょうかね? まだうまいこと使いこなせてはいないようだが……あと、ゾーイは普通に飯作りの時にヘビばっか捕まえてたんですが、あれは共食いになったりしないんでしょうか。

 そうそう、なんとなくで問題が解決しちゃったので結局フィロメラがなんであんな目にあったのかはよくわからずじまいだった。単に悪いものがいる地域だからその「悪さ」に当てられてこうなってしまったのか、それともまた別な悪意が絡んだ結果なのか……次回予告を見る限りなんとなく後者っぽくはあるんだよな。そろそろおっきな問題提起がくる頃合いですかねぇ。

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 最近いろんなアニメで学生がキャンプしてる気がする、第7話。思い出してみると「インソムニア」で林間学校に行ってて、あと「いせレベ」でも気づいたらキャンプイベントが発生してた。学校行事でそんなにいっぱいキャンプ行くことある?

 というわけで、前回がご自宅のお話だったので今回はカレッジ。ほんとに交互に「家→学校→家→学校」っていう話の割り振りになってるな。と言っても今回はいろんなところに視点は散っており、チセの周りを覆う「カレッジ」だけでなく「魔法使い」という文化そのもののさまざまな姿が垣間見えるようなモザイク画みたいなお話。とりあえず、イギリスっぽさというか、「ロードエルメロイ」なんかにも感じられる「古き良きブリティッシュな魔法格式」みたいな文化が感じられる空気感は良いよね。日本人は、生まれながらにして何となくブリティッシュカルチャーが好きなのさ(暴論)。

 と言っても、カレッジは魔法使いとその他異界関係を全て取りまとめての教育施設ということで、カリキュラムは案外節操なしだ。そもそもエリアスが講師として招集されてる時点で結構懐がでかい感はあるのだが……何と体育の授業で向かった先は一面のクライミングウォールが。イギリス文化関係ねぇ!! 「いざという時に身体は動かせた方がいいから」という分からないようで分かる理屈はいいのだが、そのためのカリキュラムにボルダリングが入ってるのはちょっと面白い。広大な敷地と潤沢な予算がないと提供できない授業内容である。これ、別にチセさんが成長したからとか関係なしに、普通に楽しい学生生活になるのでは?

 しかし、残念ながらうまくいってる感が出てるのはチセさんとその周りに限ってのお話。今回スポットが当たったのは、以前チセが倒れてるとこを助けてあげたフィロメラさん。とにかくくら〜い性格が滲み出している子だったが、そのオリジンというか、生育環境が判明してしまってちょいダウナー。魔法使い関連の血筋って、旧態依然としたところも多いだろうから、昔ながらの権力図、つまりは厳しい上下関係ってのは色濃く残っているのかもしれない。あまりよろしくない出自のフィロメラさんは迫害される側だったらしく、カレッジ内でもいかにもお嬢様然としたヴェロニカ(CV上田麗奈)のいいなりになっている。実家に戻っても陰口叩かれるし、婆さんには思いっきり杖ビンタ喰らうし、どうにも苦難の人生であるようだ。ただ、今のところ直接の上司(?)ポジションのヴェロニカとの関係性が悪いものなのかどうかは分かっていない。ヴェロニカさんは高慢なお嬢様タイプにも見えるけど、今のところフィロメラさんに対しては優しい態度を見せてるようだが……いい具合の主従関係を育んでくれてるといいんだけどなぁ。

 そのほかにも、前回もやもやしてたレンフレッドさんの「大人の事情」の方も今回言及されており、こちらは素直にほっこり要因。アリスちゃんはレンフレッドに邪険にされたことで発奮して特訓に励んでおり、カレッジ側は真面目な学生なら支援は惜しまない。そして、なんであんなつれない態度だったのかという本音の部分も、おっさん同士の酒の席でレンフレッドがポロリと漏らした。なんかもうね、面倒臭い2人だわね……アリスちゃんの方もそりゃ師匠に構ってほしくてしょうがない部分はあるのだろうけど、レンフレッドの方もまだまだ「弟子離れ」できてない部分があるのかもしれませんね。この2人の関係は、多分大丈夫なんじゃないかな。未だ万全といえないのはむしろチセとエリアスの方なのかもしれないよね。……今回のエリアスさん、ずっとストーカーしてるだけだったな……。ラストシーンで草むらにカメラが寄ったから「そんなとこにおるんかい!」って思ったら、そっちはエリアスさんじゃなくてなんか怪しげなものだった。学生のキャンプ覗いてるのは単なる変質者じゃん。

 

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 もやもや ジタバタ、第6話。人間関係の話なんざ大きいも小さいも簡単も難しいもないのだろうけど……でもやっぱり、この2組の関係性は、どうにも難しい……。

 今期は構成がまず難しいな。カレッジの内情にどこかでグイと踏み込むのかと思ってるんだけど、なんかこう、「学校」→「自宅」→「学校」→「自宅」みたいな展開を繰り返しており、今回は一切カレッジ内での話をせず、まさかのアリスちゃんメイン回であった。確かに、カレッジに来てからは至極当たり前のようにしてチセとの交流を深めているアリス(あとエリアスと同僚関係が深まってるレンフレッド)だが、この2人がどんな状態、どんな気持ちでカレッジに在籍してるのかってのは今まで一切描かれてこなかった部分。まぁ、サブキャラなので描かれなくてもいいという話ではあるが、今回はおそらく、チセがエリアスとの「関係」についてちょいと悩んだこともあり、冷静にそこを見つめ直す1つの動力として、「もっと面倒くさい2人を外野から持ってくる」という展開になったのだろう。

 アリスがレンフレッドに大して抱えている感情はなかなか一言では表せないものだろうなぁ。チセ×エリアスの関係性の共通点は、どちらも「命の恩人」であったという点。チセはエリアスに買われて一応は命を救われた形だし、アリスはレンフレッドに拾われて人生をやり直せた。そこは全く同じなのだが、最初からある程度利用価値を見出してチセとの関係性を積極的に築きにいったエリアスと異なり、レンフレッドの場合は(おそらく)純然たる善意からアリスを拾い、彼女を一人前にして自分から巣立てるように育てている。ハナから目的意識が違っている。そのため、チセは「お嫁さん……ってどう処理したらいいんだ?」ってんで「近さを測る」方向に悩んだが、アリスちゃんは運悪くレンフレッドの「娘」発言を聞いてしまい、「遠さを測る」方向に悩み出してしまった。

 そりゃまぁ、歳がいくつ離れてるかもよく分からんし、「恋人どうしになって、ゆくゆくは結婚を……」なんてことをアリスが具体的に考えていたわけではないのだろうが、「お嫁さん」が望んだ役割かどうかは別にしても、少なくとも「娘」が望んだ位置ではないというのが、今回本人もぶちまけた通りの不満。どうやらアリスちゃんの場合、レンフレッドとの距離が遠いことの中でも、「実力を認められず、半端者として期待されてない」という部分が一番納得できない様子。「好き嫌い」よりも「勝ち負け」の部分を気にしちゃうタイプ。まぁ、彼女の性格を考えれば致し方ない。

 そうして不満を抱えてちょっと家出(?)して似たような境遇のチセに人生相談を行ったせいで、なんの因果か先にチセの方が悩みを自己解決させてしまった。「エリアスがお嫁さんという言葉をどの程度の意識で使ったのか問題」はずっと気になっていたことだろうが、これだけの付き合いでチセだってエリアスの人となりは充分に理解できている。想定の「内」に収まった彼の返答にちょっとガッカリしながら安堵もしたし、そこから確実に変わりつつある2人の関係性を改めて言葉にして共有できたことで、新たな一歩を踏み出すこともできた。「ロマンスなんてなかった」ってことを理解することで相手との距離が縮まり、ロマンスの萌芽になっているっていうのがいかにもこの2人らしくて良い進展。最近はエリアスもだいぶ素直に感情を表現できるようになってきましたね。そして感情を自覚できるようにもなってきましたね。

 そんなおめでたい2人とは対比的に、結局アリスちゃんの方は未解決で終わってしまって残念無念。とはいえ、正面突破以外の手段なんてなーんも持ち合わせていないアリスちゃんのこと。たまったイライラを直接レンフレッドにぶつけることで、「あたしゃこういうことで悩んでるし、お前にイラついとんねん!」という事実を示すことには成功している。レンフレッドの方も、「うわぁ、面倒なこと聞かれてたな」とは思っただろうし、とりあえず現時点では当たり障りのない返答で「分からずや」にはなったが、多分あんだけアリスがイライラしてるのを見ちゃったので、流石に何かしら態度を変化させる部分は出てくるだろう。その結果、2人の新しい関係にどんな名前がつくかはまだ分からないけどねぇ。

 サイモンは「関係性なんて解釈次第でどうとでも取れるよ」とは言っていたが、結局解釈が人それぞれで違うところに軋轢が生まれるだけなのでね。正直あの2人がこのまますれ違い続けて残念な結末を迎えるなんてことは心配しちゃいないが、早めにアリスの感情をケアして、もうちょい笑顔が増えるようになるといいですね。ほんと、史上最も目つきの悪いどうしのカップルだぞ。

 

 

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 クラスメイトのクセがすごォい、第5話。ほんでこのサブタイトルやからな……まぁ、こんなとこに紛れ込む連中が普通のはずもないのだが……。

 というわけで、ようやく「カレッジ編」とでも言うべき新環境が本格始動した感じだろうか。以前も食堂でクラスメイトが一堂に会したことがあったが、さすがにあの時の怒涛の自己紹介だけでキャラなんて覚えられるわけもなく、さらにその後はチセとエリアスが自宅に帰っちゃったもんで、カレッジの連中についての印象は一旦据え置きになっていた。今回はルームメイトのルーシーを皮切りに、お友達全員ではなくてその中の何人かに焦点を絞って描かれたおかげで、ようやく少しずつ人となりが見えてくるようになった。

 とはいえ、まだまだよくわかってない部分も多いため、今回登場した生徒については、ひとまずわかっている情報や印象を列挙するにとどめておこう。今後の展開でこの「First impression」がどのように変わるのかが楽しみである。

 まずはルームメイトのルーシー。CVは津田ちゃん。本当につっけんどんを絵に描いたようなコミュ障な女の子で、チセの発言のどんな細部でも的確に拾って苛立つという面倒臭いやつ。ただ、この第一印象は早くも覆りつつあるようで、そもそもチセも最初っから「なんか見た目には怖いけど、別に内面は悪い人じゃないよな……」みたいな見方してましたね。もちろん利己的な部分はあるのだろうけど、「自分を大事にしている」人間ってのは他者が他者を大事にすることを尊重してくれるわけで。共同生活の相方としてはあまりよろしくなかったかもしれないが、必要以上に干渉してくるわけでもなし、話せばある程度分かってくれるくせに押し付けてこないというのは、準コミュ障なチセにはかえってありがたい存在かもしれない。

 そしてそんなルーシーとの絡みもあって焦点が当たったのはゴルゴンヘッド・ゾーイ。こちらはなんとまぁ、人間ですらないというカレッジの多彩さを体現するような存在で、以前からチセに対して距離を取ろうとしていたのは、「ゴルゴンはドラゴンの匂いにめっちゃ敏感だから」だそうで。なるほど、生理現象(?)ならしょうがない。生まれ育ちが特殊だったもんで色々と発散できない性格で、そんな自分の立ち位置に卑屈になっていた部分もあるみたい。ただ、こちらも根が悪い人間(ゴルゴン)ではなさそうで、ちゃんと正面から話をしたら分かってくれたみたい。もう、こうなっちゃうと彼の頭が蛇であることなんてあんまり問題にはならないよね。暴走した時に怖い人間なんてもっと他にもいそうだし、もしかしたら今後はドラゴンのご利益で必要以上に仲良くしてくれたりするのかも。

 デバガメがバレて途中で引き摺り出されたのは、以前もぶっ倒れていた不憫の子・フィロメラ。CVは河瀬茉希。以前どこぞのお嬢っぽい人に隷属してるみたいな描写があったが、敵なのか味方なのかもよく分からないが、こちらもチセの第一印象はあんまり悪くない様子。「諜報を専門とする家系」ってのも謎だが……もしかして忍びの一族ですか? そんなフィロメラの「またいとこ」という関係性なのが、今回割と中心的にことを進めていたリアン。彼は今のところ特に濃いめの情報は出てきていないが、ポジションとしてはクラスのまとめ役とか、ツッコミ役とか呼ばれるやつだろうか。契約の魔術をサクサク作れたり、成績は優秀なようである。あとその隣になんかパーカーのお友達もいたけど、彼はキャラが薄そうなので割愛。

 今のところこんなものかしら? ゾーイのお悩み解決があっさり1話で終わっちゃったから、多分今後掻き回していくとしたらフィロメラさんサイドになるのかしら。ちょろっと出てきた双子のバックグラウンドもまだよく分かってないのでその辺の人間関係にも地雷は混じってそうだが……ほんと、こいつらがどれくらいの野心と将来設計を持ってこのカレッジに来たのかによるよなぁ。

 

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 通勤通学にかかる時間は短いに越したことはないですからね、第4話。まぁ、だからとて毎日命懸けで通うのは勘弁してほしいけども……。

 サブタイトルの意味を調べたら「頭巾ばかりでは僧侶は出来ぬ」とのことで、「衣装ばかりを取り繕ったところでそのものにはなれない」、「馬子にも衣装」の逆パターンみたいなもの、という解説があった(あんま逆ではない気もするが)。今回のお話と直接関係があるかどうかはちょい微妙なところだが、「お嫁さん」という言葉にとらわれてどうにも気になってしまっていたチセに対し、「別に何かやったらお嫁さんになれるってわけでもないんだよ」と諭しているのかもしれない。まぁ、「題名だけでは嫁にはならぬ」かもしれませんけども。

 というわけで、前回いきなり霧の中に引き摺り込まれたもんだから「まーたチセさんが大変なことになってしまった」と思っていたら、全然大変ではないところに偶然迷い込んだだけだった。自宅の近所でちょっと油断するだけで異界に迷い込んじゃうあたり、立地が問題なのかチセの体質の問題なのか……多分どっちも問題なんだろうな。時間も空間も超越した変なフィールドで待ち受けていたのは、なんとエリアスの「師匠」(?)筋にあたる不思議な魔法使い。ラハブと名乗ったその女性は、エリアスだけじゃなくリンデルにとっても師匠筋に当たるということで、そりゃもう大変な年齢ということになっちゃうんだろうけど、この世界はもはや年齢が云々とかあまり問題じゃないので、見るべきは容姿ではなくて纏っている雰囲気そのものだろうか。なるほど、泰然としたその様子は確かに大物感が出ている。しかし彼女が別に何かすげぇことを成し遂げたというわけではなく、ただ付き纏ってきたエリアスが過去に彼女を真似ることで「人間になる」第一歩を踏み出していたという。我々視聴者やチセから見たら出会った直後からエリアスはそこそこ完成していたように見えたわけだが、なるほどその概形を完成させたのがこのラハブだったということらしい。どう見ても悪人には見えない彼女の下で「真似る」ことを続けたおかげで、エリアスはあの通り理知的で節度を持った「社会規範」を手にいれることが出来た。そういう意味では本当に「師匠」というよりも親代わりと言ってしまっていいのかもしれない。

 ただ、彼女はあまり教えるのが上手くないと自認しているようで、単に一緒に暮らして、エリアスの知的欲求を満たしただけでは「教育」は終わらない。その後のエリアスがどれほどチセに影響を受けたかを考えれば、なるほど別なスタンスからの「人間の先生」が必要だったのは間違いなさそうだ。どちらもエリアスにとっては「先生」と言えるが、チセはその上でエリアスの教え子でもあり、また、「お嫁さん」でもあり。この「お嫁さん」の概念もラハブが教えたものだったわけだが、さて、エリアスさんはどこまでその辺を理解してチセとの関係にその言葉を使っているのかな? まぁ、嫁がいない僕にはより一層分からない世界ですけどね?

 Bパートはヤベェ「裏道」を通ってふたたびカレッジへ。やっぱりこっちにはたくさんの人がいるせいで色々と不穏なことも起こっているようだが、その詳細は今のところさっぱり分からない。来週あたりからぼちぼち事態が動き出しますかねぇ。

 

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 丁寧なかぼちゃ作画助かる、第3話。まぁ、かぼちゃに限らず全部が丁寧ではあるのだが……。この世界なら「魔法使いのんびり農家」っていうアニメでも僕は文句を言わないと思います。

 少しずつ見えてきたカレッジの風景。前回はエリアスの初授業ということもありドタバタ感が優先されていたが、今回は特にそうした授業もなく、チセとエリアスが周りの生徒たちの様子を見つつ、なんとも珍妙なコンビが自分たちの居場所を模索していくお話だ。一昔前なら本当に途方に暮れて佇むだけだったであろうチセさんも、一回り大きくなってなんとか新しい環境についていくことができるようになっている。まぁ、ぶっちゃけまだまだコミュ障的挙動は止まらないのだが……こればかりは彼女の生い立ちを考えれば致し方ないところだろう。人間界であれだけの目に遭い、流れ着いたエリアスの家でのリハビリ生活も、あまりたくさんの他者といっぺんに触れ合う機会がなかったのだ。久しぶりに訪れた「学校」という環境下で、忌まわしい記憶を振り払いながらのコミュニケーションなのだから頑張ってる方だ。

 幸い、まだ生徒たちにそこまで悪そうな連中はおらず、自己紹介からのオリエンテーションくらいまでならつつがなく進行している。一番の難物がルームメイトだったのは残念だが、多分表面に見えてないだけで、どうせこんな施設におる連中は少なからず問題を抱えてるんだろうし……目に見えて問題児だったらむしろ楽な方かもしれん。幸いチセは元からおひとり様には慣れてるし、ルーシーの態度もあんまりマイナス要素とは見えてないだろうしね。

 あとは、ここからどういう問題が噴出してくるかよねぇ……。とりあえずチセとエリアスの底知れなさを真っ先に感じ取った男の子がビクビクしているというのが入門編。まぁ、そりゃな……冷静に考えたら「お前らいまさらこんな学校にくんな」っていう2人が堂々と同じクラスで授業受けたり、授業やったりするんだもんな。怖がられるのはしょうがない。チセさんはなんとか頑張って「怖くないよー」か、もしくは「怖いかもしれないけど命までは取らないよー」くらいの無害さをアピールしていくしかないだろう。せいぜいそれまでカボチャを潰さないようにスキルアップしなきゃいけない。

 そんな様子を見ていたのがヨセフというのがちょっとびっくりしたけど……そうか、彼は消滅したわけじゃなく、あくまで眠りについていただけか。今後、彼がどの程度関わってくるかは分からないけど、カレッジでそこまでとんでもねぇことにならないように祈るしかないな……まぁ、すでに何かしらのトラブルには巻き込まれたっぽいが……。どこまで行っても、そういう星の下に生まれてしまっているのねぇ。

 

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 ヒステリックボインババア……第3話。なんかもう、キュンとしちゃうわね。嬉しいとか可愛いとか悲しいとか以前に、なんかキュンとする。

 今回の焦点はとにかく王女のあれこれである。ヒリング王女って名前からしてそうなんだ、っていうのは言われてみれば当たり前のことなのかもしれないが、さすがに1話2話であんまり名前では認識してなかったからな。確かに「単純な意地悪継母にしちゃ、なんか微妙に空気が違うところがあるような……」っていう引っかかりはあった気もするのだが、こんなにもダイレクトにツンじゃなくてデレだったとは思わなんだ。

 彼女の心中、考えようとすると色々大変なのよね。後妻として王室に入り、やっと打ち解けた先妻の子はいろんな意味で面倒臭い奴。そこにめでたく子供ができて、普通に考えりゃ、「実子が可愛いし先妻の子なんて滅してしまえ」は(当然とは言わないまでも)自然な流れ。普通の家庭でもそうなのだろうから、跡継ぎ問題が絡んでくる国王の息子ともなればそうした傾向はさらに強くなるだろう。そう、やっぱり「普通に考えれば」王女にとってボッジは邪魔なのである。

 でも、この人はそうは見ていなかった。変わらぬ思いでボッジに接しており、何とか彼には彼なりの人生を生き抜いて欲しいと考えていたようだ。ボッジによくしている側面と、ダイダに王権を委ねた判断がどのようなバランスになっているのかはまだ分からない。普通に考えると「いくらなんでもあのボッジに政権運営はきつかろう」ってんで良かれと思って玉座に座らせなかったのだろう。やや過保護にも見えるかもしれないが、まぁ、ボッジの現状を考えれば致し方ない。その方が国が丸く収まるのは目に見えているのだし、ボッジのやる気も「旅に出たい」と同じように無茶なわがままといえなくもない。先王の意思を曲げてでも、安全で無難な選択肢を選んだ彼女の行いは責められまい。

 問題になるのは2点。1つは、そうした王女の良かれと思った気持ちがボッジに伝わりにくいということ。しかしこれは今回の一件でどうやら解決した。そりゃね、この距離感で母子として接していれば、遅かれ早かれちゃんと気持ちは通じますよ。それなのになんでそこまでデレるのを隠そうとするかというと……。

 問題の2つ目、ダイダのやつがちょっと……なぁ。いや、私も次男坊なので「なんだい長男ばっかり」という気持ちは分かるし、自分が優れているのだという自信が裏打ちしていたら多少鼻持ちならない奴になっちゃうのはしょうがないと思うのだが、どうやらダイダさん、母親の想定よりもだいぶ残忍な性格になっていたみたいで……蛇使いの人、ほんとにとばっちりで死んでてかわいそうすぎる。そしてそのダイダのヘイトが次にどこへ向かうのか。普通に考えると「もう1人の王位継承者」たるボッジは亡き者にしたいかなぁ。あとは、そうしてボッジを「逃してしまった」実母がどううつっているか。……余計な悪寒を感じないで欲しい……このお母ちゃんで息子といざこざがこじれまくるのは本当に勘弁して……。だからわたしゃ「母親」が絡むお話に弱いんだってば。加えて王女の中の人ガチ恋勢なんだよ。幸せにして欲しいよ。息子さんもだいぶ大きくなってるんだよ(中の人の話)。

 

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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