最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
日本怖すぎだろ、第15話。普通に国内で人身売買の取引オークションが行われていたとは……ヤクザさんの商売も随分大胆である。 さて後半戦。1週間の休憩を置いての仕切り直しは、いつも通りにエダマメのやめるやめる詐欺から始まった。いや、本人はいつだって本気のはずなのだけども……シンガポールの時にこのくだりで懲りてなかったんだ、っていう。いや、その時にも疑問は呈したのだけど、何故ローランがこれほどまでエダマメに固執するのかはいまだによくわかってないんだけどね。特別技能的に優れた部分も無いし、彼の「優しさ」みたいなものが意味を持った展開ってそこまで多くない。一応最初のロスの時のサラザールの扱いなんかはエダマメの功績だったのかもしれないけど、シンガポールにしてもロンドンにしても、別にいなくても問題はなかった気がする。まぁ、今回はサブタイトルからして日本が舞台のお話になりそうなので、ようやくエダマメの地の利が活かせる舞台になったのかもしれない。地元特派員として使い倒すつもりでローランが引っ掛けていたのなら、かなりビジネスライクで悪い計らいである。まぁ、あんなシンプルな心理誘導に乗せられて就職しちゃうエダマメ側にも問題があるが……人間の人生、そんなに簡単にコントロール出来るもんかね? そして今回一番驚いたのは、まさかのクラーク再登場であった。そういう風に過去のエピソードとの繋がりを持たせるっていうシナリオ展開は予想していなかったので、お話またぎで活躍するキャラが登場したのは嬉しいサプライズ。シンガポールの時にも言ってたけど、純粋に善人でしかないクラークが兄のとばっちりで人生をめちゃくちゃにされるのは流石にかわいそうだったので、苦しいながらも彼がちゃんと生きており、変わらず飛行機にも乗れていることがわかったのはちょっと嬉しいのである。さて、日本でのヤクザさんのシノギに、シンガポールの飛行機乗りがどう関係してくるものやら……。
PR 終わるんかい、第14話。ここまで5話、5話で来てたから今回も5話あるのかと思ってたら、まさかの4話終わりだった。おかげで流石に尻すぼみ感。 一応ロスもシンガポールも「一捻り半」があったのだが、今回は何も意外な展開は無しに、本当に勧善懲悪で終わったなぁ。一応、エダマメが絵をすり替えていたところがどんでん返しといえばどんでん返しかもしれないけど、その辺は流石に予想がついてたしなぁ。 まぁ、今回はどんでん返しがコールマンとのトリック合戦という部分ではなく、シンシア姐さんの復讐劇の要素に注ぎ込まれていたんだと割り切るしかないだろう。オークションシーンでは、コールマンの資金額を理解した上で、事前に資金源を潰していたにも関わらず更なる追加にチャレンジし、彼のプライドを刺激して余剰の稼ぎを叩き出した。これで本当に絵が贋作だったならコールマンは救われなかったが、「偽物をつかまされた」という衝撃だけは無くなったので、一応救いが……あんま無いかな……。 結局シンシアとトマスの関係性が再燃したりはしない。トマスの借金は消えたのでまた一からやり直せるとは思うが、シンシアが稼いでいる莫大な資金がトマスのところに行ったりはしない。まぁ、これがアウトローと一般人の線引きなのだよね。ここからシンシアがズルズルとトマスを引き摺り込む訳にもいかないしね。2人は2人で、別々の幸せを求めていきましょう。……そう考えると、強引に巻き込まれたエダマメはほんとかわいそうだな……。 アビーのムーブの迷いのなさ……第13話。手慣れてるからってのは分かってるんだけど、シンシア以上に色仕掛けでも勝負できるアビーって無敵なのでは。 思った以上にラブに寄った展開。最終的にシンシアさんのキャラがどういう解釈になって終わるのかがすごく気になる。「昔のシンシア」と「今のシンシア」のどちらが本当の姿なのかが依然不明なままだからだ。いや、もちろんどちらも本当のシンシアであって、過去のまっすぐな彼女も今の呑んだくれる姿も繋がってはいるのだろうが、彼女の中に、詐欺すらなげうって愛に生きるような部分がまだ残っているのか、それとも昔の恋の記憶も糧にして飲み込んでしまうような妖怪に変化しているのか。作品としておいしいのは後者だろうが、そうするとトマスがちょっとかわいそうな気もする。純な部分は残しつつも、昔惚れた男のためにちょっとお芝居して未来を見せてくれる、そんな都合のいい女になってくれないものだろうか。 こうしてみると善悪では簡単に割り切れない人生遍歴みたいなものの難しさが感じられるようになっており、「女は男が功名心から駆け出すのを止めようとする」なんてのはよくある内助の功の訓話であるのだが、シンシアの場合、そうして別れた彼女の方が、世界を股にかけて数億とか稼いじゃう詐欺師になってるのが大問題。トマスと別れた後に、彼女に一体何があったのだろう。単にローランに出会ったっていうだけではないよね? おそらくシンシアの女優としての才能に目をつけたローランが「共犯者」として彼女をスカウトした流れだと思うんだけど、その場合でもいきなり「詐欺しようぜ!」って言って乗ってくるようなキャラじゃなかったわけで、トマスとローランの間に、一回彼女の考え方が変わるような何かが起こってるはずなんだよね。 残念ながらトマスはその「何か」を知らなくて、自分が拠り所にしていた「善」の在り処としてのシンシアが変わってしまったことに少なからずショックを受けていたわけだが、「先に変わったのはあなたでしょう」と言われたら返す言葉はない。これまた自分が生み出してしまった「贋作」なのかもしれない、ということに気が付いているだろうか。一方、シンシアの方はトマスから受け取った指輪について、適当な嘘ではあるだろうが「賞味期限が切れているのよ」と表現した。彼女の中でのトマスは、今どんな存在になっているのだろうか。 単に贋作丸め込みがうまくいって2人がハッピーエンド、ってことになれば話は簡単なのだが、ここで贋作が成功してもトマスの中では救いにならない気がするのがなぁ……。毎度のことながら、オチは案外読めない作品である。
シンシアさんにもあんな純朴な頃があったのねぇ、第12話。正直、サポートが無ければ回想シーンだって分からないレベルで別人……いや、顔は変わってないはずなのにね。印象がガラッと変わるからね。 ほんとに「絵画をめぐる詐欺のドラマ」の王道を貫き通す展開。高額の名画、それを取り巻く人間模様、売れない画家と贋作の才能。役満レベルの揃いっぷり。そしてこのキーパーソンがどうやらシンシアの元カレ……いや、今どういう関係かは知らんし、生きてるかどうかも定かじゃないが。流石にここから別な贋作師が出てくるってこともないだろう。ありがちな展開はこの贋作師を巡って、どっちが彼の才能を引き込むかっていう勝負になるのだが……いや、違うな、単に「銀と金」の話だな。まぁ、とにかくそうしてシンシアの過去が今回の事件にはへばりついているということだ。 難しいのは、今回の敵キャラであるジェームス・コールマンが、どの程度の「業師」なのかが未だ見えにくいところである。少なくとも美術の鑑定眼は本物なのだろう。その上で例の彼の贋作の才能に目をつけているわけで、少なくとも真っ当な道を歩きたいような人間でないこともわかる。ただ、今作における焦点はそこではなく、いかに騙し、騙されるかという部分である。彼に詐欺の才能はあるのか? そして詐欺に騙されない才能はあるのか。今のところは単に「したたかな画商」くらいのイメージなので、積極的に詐欺やギャンブルの勝負をかけてくる前回のサムと比べると、まだ敵の大きさが分からない。 本気のローランにかかれば、この程度の案件はどうにでもなってしまいそうな気がする。すでにアビーの配置が終わっており、そのアビーの動向に対し、相手側が警戒している様子も見えない。詐欺に関してはあまりガードが固い相手には見えないのだが……こうなると、コールマン側にもう1つくらい駒を用意したくなるわけで、やっぱりそれはシンシアの元カレ……なんでしょうか? シンシアがいつのまにあんなのんだくれになってしまったのかは気になるところだが、そんなことより気になるのは「シンシアってマジの本名だったのかよ」っていう部分ですね。もしかしたらローランもそうなのかな。こいつら、詐欺師のくせにそういうところは割と雑よね。 キャストロールも国際色豊か、第11話。残念ながらフランス語とか中国語のキャストに関してはそれがうまいのか下手なのかさっぱりわからんな……。ローランとシンシア、フランス語話す時だけ露骨に声質が変わるの笑ってしまう。 アメリカ・シンガポールと渡り、次なる舞台はフランス。タイトルが「Snow of London」なのでややこしいのだが、絵画という芸術をテーマとした謀略戦が、芸術の国を舞台に繰り広げられる。飛行機レースは詐欺のテーマとしてはちょっとわかりにくかったが、絵の価値を高めたり落としたりといった詐欺行為はいかにもなテーマなので、今回は分かりやすくどんでん返しを連発する展開が期待できるんじゃなかろうか。「ギャラリーフェイク」みたいなお話だと思えばいいわけだしね。1話目からいきなり想定外の方向に進んだので、今までのお話の中でもつかみは一番面白い。ちなみに、11話目から新章突入ってことでどういうシリーズ構成になってるのかと思ったけど、どうやら3つのストーリーが5話ずつで15話っていう構成になってるらしい。相変わらず、配信アニメだと自由に枠が作れて良いわね。いや、それならバキとかも好きなようにやれたんじゃねぇかって気もするんだけど、一応13話基準のシーズン区切りを意識するのって、やっぱり最終的に地上波で放送することを前提にしてるからなんですかね? さておき、シンガポールの主人公がアビーだったとするなら、今回はどうやらシンシアが中心になるようだ。もちろん事の発端はエダマメからだが、ローランとの絡みを嫌がっていた彼もいきなりの失敗でローランを引き寄せて「いつもの面子」が集まってしまった。一応今回はエダマメが「依頼主」みたいな形になってはいるが……最終的にはお世話になった小さな下宿屋に心ばかりのお礼をすることが目的なので、数億ドルやらなんやらという大仰なお話ではなく、こじんまりとした結末を迎えて欲しいという気持ちもあるな。ぶっちゃけ、エダマメだけじゃなくて他の連中だってもう一生働かなくても食えるくらいの稼ぎはあっただろ。 個人的に嬉しかったのは、アビーの様子が随分変わっていたところ。エダマメに対する態度も随分柔らかくなっていたし、表情や振る舞いなど、全体的に角が取れて丸くなっている。再会した時の様子からすると、彼女が前に言っていた通りに、一仕事を終えてからは一人で好きなように生きているのだろう。ローランたちとは本当にビジネス上での関係なだけで、彼女自身は生粋の詐欺師ってわけじゃないしね。そのまま祖国で幸せに過ごしてほしい気持ちもあるのだが、「暇つぶし」感覚でこうやって詐欺の片棒を担ぎにくるあたり、倫理的な部分はあまり褒められたものではないようだ。 そして、倫理観という部分で一番ポンコツなのはやっぱりシンシアなのだろう。今回のターゲットとは過去に因縁があるようで、エダマメの計画の尻馬に乗るというか、率先して悪い方に引っ張るような動きを見せて完全に私怨の解消を狙っている。どうしても、一味の中で一番危なっかしいのがシンシアのような気がするので、彼女が活気付くとよくない予感しかしないのだが……さて、どうなりますことやら。
そんなんありかよ、第10話。まー、落とし所としては非常に綺麗ではあったが……このレース、割といろんなところでガバガバだな……。 気になるのは、ローランがどこまで読み切って今回のヤマを作っていたのかということ。相変わらず飄々としているのでよく分からないが、今回の件は本当に綱渡りの連続で、どこかでちょっとでもタイミングがずれていたら水泡に帰す代物だった。サムという人物がどのように動き、それを見たエダマメたち構成員がどのように行動するか。特に今回はルイス(とアビー)という非常に直情的で謀略に向かない連中が因子として組み込まれており、そのあたりが暴走したら一巻の終わりになっていた可能性もあるだろう。まぁ、そういう不測の事態に対応できるようにしたからこそのギリギリのスケジュールだったのだろうが……。 これまでの動きを見れば、ルイスが最後に代打を務めることはほぼ決定していたのだろう。そうでなければわざわざローランがルイスを呼んでくる意味もないわけだし、アビーは決勝に挑む緊張感も感じさせていなかったので、おそらく事前にルイスに代わることは承諾していた。しかし、普通レースイベントでそんなことが許されるはずもない。カメラの存在だってあるのだし、何より運営はサムの息のかかった連中が担当しているのだ。むしろ、これまでローラン側がやってきたように、事前にサムがアビー側の飛行機に何かを仕掛けたりする恐れだってあった。そんな中で、ぬけぬけと替え玉が実現してしまったのは本当に謎である。よっぽどサムが熱くなって現場が見えないようになっていると読んでいない限りは打てない手だっただろう。サムは登場後は割とクレバーなキャラで見せていたはずなのに、250万を失ったあたりでどんどん頭に血が上って冷静な判断ができなくなってたよな……そこまでがローランの仕込みなのだとしたら、もうラプラスの悪魔なんじゃねぇかな。 一応、シナリオ上の満足感があるとすれば、サムはとにかくけちょんけちょんにされてしまったが、弟のクラークは長年の夢を叶えて、一応の満足を得られたことであろうか。もちろん、大損害を受けた兄のとばっちりでこれからの人生は今までとは全く違うものになってしまうだろうが、案外クラークは兄のやらかしはどこかで覚悟していたかもしれない。彼の人柄で、また一からやり直すことができるだろうか。 そして、アビーの物語にも一応のけじめをつけることはできた。ルイスとの関係性がそんなに簡単に解消するとも思えないが、少なくともエダマメとの友情は少し深まっただろうし、ローランの金儲けだけでなく、パイロットたちのプライドをかけた一戦に直接触れて、何か感じられるものもあっただろう。次の事件でアビーがどのような関わり方になるかは分からないが、今後は少しエダマメに対して優しくなってくれればいいかな。 まぁ、あのまんまのファッキン少女でも可愛いからいいんだけどね。
あんなに可愛かったロリアビーを変えてしまった戦争を許すな、第9話。純真無垢な少女が、苛烈な少年兵を経て中指立てまくり物騒ファイターになっちゃったのは残念すぎるよ……。1話の頃のヤク中サル少女に戻ってくれ……(それもどうなの)。 アビーの過去については、もっとふわっとした「戦争孤児」くらいでごまかすものかと思ってたんだけど、想像以上にかっちり設定しててちょっとびっくりした。2003年のバグダッドということで確認したらイラク戦争の被害か。正確にどこの国の人と設定されてるわけではないかもしれないが、まぁ、まず間違いなくあの辺りの出身なのだろう。こういう部分って普通のアニメだとそこまで重要視されない部分なのでスルーされがちだが、今作の場合、脚本を書いているのがドラマ畑の人とのことなので、ディティールにリアルを求める傾向があるんだと思われる。 そうして改めて「リアルとフィクション」の線引きについて考えながら観てみると、今作はやはり色々と考えられている。何といっても「実写ドラマじゃできないことをやりましょう」という意識が最初にあると思われ、今回の飛行機レースをテーマにした作劇なんて、(少なくとも日本の)実写ドラマじゃ実現しづらい設定だったろう。そして、鏑木ひろの作るサイケデリックな映像美も、こうしたリアル路線から一線を画すデザイン性になっているのが特徴的。話だけを追えば割とストレートな「ドラマである話」なわけで、いくら飛行機レースだとしても筋運び自体は割と地味めの展開になりそうなところだが、そこを思いっきりアニメとして装飾したてることで賑やかな演出にしている。この辺りのメディアを混ぜ込んだ作り込みは、やっぱりフジテレビ系列の作品の特徴の1つかなぁ、という気がしますね。いわゆる深夜アニメの流れの中では1つ際立っているので、是非とも守り抜いてほしいところだ。 閑話休題、お話の方もぼちぼちクライマックスか。もうちょい手強いかと思っていたサムがあっさりとローランの狙い通りの動きを見せており、(少なくとも今のところは)かっかしてる様子にも嘘はないように見える。今更気づくが、こうして八百長を仕立て上げてディーラー役が掠め取っていくというデザインが、今回の章頭にあった地下格闘技の時の構図と全く同じなのよね。まぁ、これだけで荒稼ぎ出来るなら話は簡単なのだが……一番大事なのは決勝がどう動くかだからなぁ。正直、サムがほんとのほんとに詐欺に引っかかってるだけかどうかもまだ怪しいところがあるし。ラストにもう1回サム側がどんでん返しを用意しており、それをさらにひっくり返さなきゃいけないとなると時間的にも大変そうだ。 鍵を握るのはやっぱりアビー。そして、今のところ目立った動きがなかったルイスということになる。ただ、ルイスは身体が使い物にならないのは事実だろうし、現時点ではあまり手駒として使える要素がないんだよね。軍人としての彼の過去が、アビーの精神性の成長に一役買う形かなぁ。
裏の裏はどっちなのよ、第8話。こうも連続どんでん返しが続くと、マジで何を信用したらいいのかさっぱり分からなくなるな。 ローランの計画というのは、どこまでが計算尽くなのだろう。ロスの事件の時には外枠も外枠、大舞台全てが仕込みになっていたので途中のブレもナンボか修正できたが(それでもサラザールの件はラッキーだったようにしか見えないが)、今回はどこまでの下地を整えての勝負なのか。冒頭でシンシアの企みが失敗したあたりでコロコロと提案を変えている様子からして、割と行き当たりばったりで策を進めているような感もあるのだけど。ただ、最終的に「シンシア作戦がダメだったらエダマメでゴー」というところまではある程度仕込んでいたのだろうか。とりあえずカジノのハリボテだけでも作っておくという構想があったのだから、ゴールにたどり着ければそのルートはどうでもいいってことなんだろうけども。 前回の敵キャラであるカッサーノは単に「用心深いじじい」だったが、今回敵対しているサム・イブラヒムは、用心深さの下支えをする狡猾さも兼ね備えた人物。通り一遍の詐欺テクニックでは餌にも食いつくまい、というのがシンシアがらみの一件から伺えたので、エダマメを懐に飛び込ませるのもいろいろ大変だ。この手の「賢そうな敵キャラ」をだまくらかす時のセオリーは、相手に策を見破ったと思わせることだ。今回のルイスの嫁さんを使ったお芝居なんかは、多分サムは完全に読みきっているのだろう。その上で、エダマメには「同じ匂い」をかぎとり、そこにペテンがあると看破した。普通ならその時点でハイおしまいとなりそうなものだが、自信のある人間はそこからが違う。相手が騙そうとしているなら、それを利用して更なる利益を得てやろうと画策するわけだ。ペテンを利用したペテン返し。そして当然、主人公チームはそこからさらにもう一回ひっくり返してペテンを仕込まなきゃいけない。そうした二重底、三重底を用意するために必然的に求められるのは「ペテンの2層性」であり、これを相手に信じ込ませるのに欠かせないのが、エダマメの存在というわけだ。結局詐欺の片棒をかついでいるエダマメは、自分が詐欺を働いていることを知っている。サムを騙しているのだと信じている。そして、そんなエダマメの欺瞞をサムは見抜いている。そして、「見抜かれていること」を見抜かれてはダメなのだ。そのためには、やはりエダマメという「1枚目の壁」が欠かせない。そう考えると、これまで悩んでいた「ローランは何故エダマメを求めていたのか」という謎の答えになっているような気もする。 まぁ、今回はエダマメ・ローランに加えて、さらにアビーという不確定要素もあるしね。彼女が最終的にどんな役割を担うことになるのか。……流石に二十歳は過ぎてるだろうし、アビーもババアなんですかねぇ。
たるんだ胸は大事だよ、第7話。いや、もちろんアビーのたるみようのない胸も大事である。ここまで徹底した貧乳のくせに、堂々とナイトドレスをまとえるキャラクターというのも珍しいな。 まぁ、別にそんなおっぱいのアニメではないのだが……今回は「女性が云々」っていう話がいっぱい出てきたのでしょうがない。シンシアは完全に道化と化してしまったが、想像以上に凄絶だったアビーの人生が、彼女の詐術を上回り、強引に道を切り開いてしまった。現時点では詳細が明かされていないアビーの人生だが、どうにも、詐欺師というよりも「捕食者」とでもいうべき生き方の下地になっているようだ。バレエをやっていたところを見ると生まれはそれなりに良いところのお嬢さん。それがどこでどう転んだのか少年兵として駆り出されてしまい、どこぞの戦争で生死をさまよった挙句に今のポジション。ローランはどこで彼女を捕まえたのかも分からないが、極まった才能を味方につければ、そりゃ詐欺もやりやすくなるってもんだろう。 問題があるとすれば、アビーの才能が突出しすぎているという部分ではないだろうか。考えてみて欲しい、今回の企みだって、事前に相手がアビーの存在を知っていれば、ほころびが生じた可能性があるだろう。女だからと舐めてくれればそれでいいが、もし「とんでもない野生児」であると知っていれば、何が起こるか分からずに警戒するかもしれない。今回の計画の大前提として、アビーが単なる無名の少女であることが必須なのだ。しかしエダマメがSNSで色々と細工をしているとはいえ、今回のレースでアビーの存在は世界が知るところになっているはず。そうなれば、彼女は今後「有名人」になってしまうわけで、ロスでのお仕事の時のように「その辺の一般女性(ヤク中)」のフリをして企みに紛れ込むことは難しくなる。プロモーターとして顔出ししてしまったシンシアも同様。これだけ大掛かりな仕事なのだから今後のことを考える必要もないとは思うが、彼らはどれくらい長期的な目標を見据えて詐欺を働いているのだろうか。 それにしても、シンガポールっちゅうのはなかなかイカれた国には違いない。かの有名なてっぺんに船乗っけたホテルにしろ、目に入るものがいちいちエキセントリックである。これが鏑木ひろっぽいサイケな色彩と絶妙にマッチしているのが面白い。いっぺん行ってみたい国ではあるわねぇ。そん時にはみんなで「よりもい」ごっこをするのである(パスポート無くさなきゃいけないじゃん)。 |
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HN:
Thraxi
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声優のこと全般
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧 |