最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
VS姑編、安定の決着、第16話。お母ちゃんのツンデレっぷりがあまりにも古典ツンデレなもんで流石に笑っちゃったよ。こんなゼロ年代初期みたいなテンプレ対応をCVお姉ちゃんでさすなよ。いや、おもろいけども。 というわけで、冷静に考えるとどこまでもテンプレ展開で進んでいくのがこのお話。1期目は毎週感想を書いていたけど、2期目はどうするかな、とちょっと考え中。今期は結構追いかけられそうな作品が多いので相対的に重要度は下がるのだけど……ただね、一時期は供給過多で溺れ死にそうだったうえしゃまトリビュート作品が今季はそこまで多くないんですよ(わんぷりが終わっちゃうので、メインだとこれと「アオのハコ」くらい)。そういう意味では絶対に無視できない枠なので、やっぱ正座視聴にはなってしまいそうなんですよね。こんなにうえ虐が捗る作品もなかなかないのでねぇ。 ただ、今回は「虐」展開ではなくて「幸せな」方の展開。いつの間にやら「なんかよく分からんけど鬼化した人間に対してはカウンターを見舞って回復できる能力」みたいな扱いになってる美世さんの夢見の異能。当然、謎の敵勢力を迎え撃つ際にはキーパーツになり得るわけで、分かんないなりに必死に使いこなせばそれだけでヒーローになれるポジション。おかげでお母さんもころりと転げてしまったし、清霞も「あんま前線に送り込んで危険な目に遭わせたくないんだけど」とは思いつつも、無視できないだけの戦力になってしまっている。そして当の美世さんも「怖くない、怖くない」と必死に自分を鼓舞し、なんとか清霞の役に立とうと必死なのである。 そうしてこのイチャイチャカップルを無理やりくっつけるための戦場はどんどん先鋭化しており、一番手っ取り早くこの2人をくっつけるためのお膳立てとして、今回「実は敵の親玉は血縁者だったんですねぇ」という事実が明かされた。厳密には血縁ってほどでもなさそうな「分家」レベルらしいが、今回最後に「我が娘」というとんでもない発言をしており、「事実だったらヤバいやつ」or「単なる妄言を吐いちゃうヤバいやつ」のどっちかである。まー、流石に美世さんが斎森の血をついでない道理もないので、「娘」ってのはあくまで比喩的な表現だとは思うが。とにかく、この世界の異能バトルの根っこは最終的に久堂の家か薄刃の家に戻ってくるのである。 1期時点で暗躍している様子はあった異能心教。その動きは少しずつ活発化しており、今回は見事な設置型トラップで下野たち一同を爆殺(死んでないと思うが)。世の平穏を乱すためにシャキシャキ悪役ムーブをかましてくれている。立ち向かうべき困難が大きくなればなるほど、余計に主役カップルの愛情は燃え上がるというのに。なんかさ、今期は「若奥様と言われるのを拒絶して逃げ出そうとするヒロイン(CV白石晴香)」、「ロリババア奥様だけど次元を超えて押しかけ女房としてすっかりいついちゃったヒロイン(CV種﨑敦美)」など、ファンタジックな奥様のカロリーがやたら高いのよ。「若奥様と言われてちょっと泣いちゃううえしゃまヒロイン」は今後も幸せな結婚生活を邁進するのだろうなぁ。 PR 2期も恒常的に記事にするかどうかはちょっと悩みちう、第15話。まー、ベタな話ではあるからなぁ。いや、1期もそうだったじゃねぇかと言われればそれまでなのだが。 公式なクレジットでは今回が15話、1話目が14話という扱いで、間が1回分抜けてしまっていることに気がついた。これはどうやら「13話」がOVAで処理されているせいらしく、製品を購入してない身からすると「知らんがな」であった。なんと今回の放送に先駆けてAT-Xでは放送もしていたらしく……情報チェック漏れ。悔しいです。どっかで再放送しねぇかなぁ。 さておき、多分そんな13話は別に見なくても問題なさそうな展開。「今度の敵は姑だ!」ってなもんで、美世さんのお相手はしばらくの間は姑の芙由(ふゆ)さんということになりそうである。まぁ、「しあわせな結婚」ってタイトルの作品で、立ちはだかる敵が姑になるのは古来より自然な流れではあるよな。前回時点で「この姑さんはほんとに意地悪なだけのヤなやつなのかな? それとも度量の大きな人で美世さんのことを試してるのかな?」みたいなことを書いたが、まぁ、どっちも当たりだしどっちもハズレみたいなタイプか。少なくとも現時点で美世のことを嫌っているのは事実ではあるようで、その理由は「厳しい厳しい久堂の家に、こんなよわっちい娘っ子が耐えられるわけないじゃん」ってのでムキになってる模様。お家のことを思っているのは事実なので、清霞の親父さんも含め、これだけ苛烈な性格の女性を特に嫌ってる様子の使用人もおらず、人の上に立つだけの才覚のある人物なのは間違いなさそうだ。ただ、この手の人物にありがちな話として「他人にも自分と同じくらいのことを要求しちゃう」って傾向はあり、さらには美世を見て初見で「こいつには自分と同じことが出来るわけない」と決めつけちゃう視野の狭さというか、思い込みの強さはあるっぽい。まー、美世さんの見た目がどう見ても弱っちくみえるのはしょうがないんですが。ただ、あの様子を見て「この女が清霞をたぶらかしたのね!」ってちょっとでも思っちゃうのは些か息子さんとの関係性が悪いと言わざるを得ないですけどね。息子さん、あんたと似てるって言われてんで。 そして、そんなキツめのママンに当たってしまっても、僕らの美世さんは挫けない。妃教育から逃げないワタシですわよ。まぁ、元々小間使いみたいな身で雇われたと勘違いしてた子ですからね。シンデレラ的厳しさもなんのそので、むしろ「若奥様」なんて言われてちやほやされる方が苦手なくらいで。とっとと久堂の本家筋にも溶け込み、人たらしの美世さんはちゃっちゃと無双してしまいそうである。 ただ、いくらご家庭で無双したところで本作のなろう的メイン筋、妖怪討伐譚には絡みようがない。そうなると清霞は清霞で頑張ってる後ろで「三歩下がった」状態を維持しながらも異能を発揮する必要があり、必然的に清霞とは別行動に。この辺りが今後の筋立ての課題というか、見どころになりそうですね。うまいこと清霞といちゃいちゃしながらも、なろう主人公的活躍を維持できるかどうか。基本的に1期と違って「正妻」っていうポジション自体は揺るがないだろうから、どこか緊張感は薄いんだよなぁ。 結局シャドウミストレスじゃねぇか! 最終話! 今になって思えば、シャミ子がちよももの夢の中で暴れ回ったのも「幸せな結婚」の伏線だったということになるな?(なるな?) というわけで大団円です。そりゃもう取ってつけたような、でもこれ以外は絶対つけられないような不動の大団円です。シンデレラストーリーなんだから王子様と一緒になって終わりに決まっているのです。ただし今作がシンデレラと違うのは、邪悪な存在を「破ァ!」って吹き飛ばした挙句のハッピーエンドだという部分だけ。寺生まれのTさんも強いが、薄刃生まれの美世さんも強かった。理屈抜きで強かった。時の帝が理屈抜きで襲ってきて理屈抜きで夢の中に介入してきたのを理屈抜きで吹っ飛ばすくらい強かった。まぁいいじゃない、なろうだもの。 改めて冷静に考えると「なんでこんな陳腐な話を見せられているんだ?」という疑問が沸々と湧き上がってはくるのだが、ごんぶとの鉄板シナリオだろうが、それをとにかく雰囲気で見せてしまったもん勝ち。だってこの世界では、1日に何千何万というお母さんや保育士の方々がシンデレラの物語を幼児に読み聞かせているのだ。そして、幼児はその物語に不満も疑問も抱かない。童話ってのはそういう存在。このアニメは大きなお友達向けの読み聞かせ童話であるから、あとは「読み」の部分に力を注げばよいのである。今作が「上田麗奈による引っ込み思案大和撫子ヒロイン」から始まった物語であるなら、最終決戦で美世が戦うべき相手が誰なのかと問われれば、そりゃぁ美世なのである。「上田麗奈のヒロインがラスボスの上田麗奈と戦うのが一番いいよね」。それが世界の真理であり、平和へのきざはしなのである。なんの文句があるものか。ちなみに清霞が目覚めたシーンでは「体調不良で寝込んでたのに、目覚めた空間に下野と日笠がいるの、めちゃくちゃうるせぇな……」って思って見てました。 結局、帝がどんだけの執念をもって薄刃を殲滅しようとしていたのかはよく分からない。封印された怪異を解き放ち帝都を脅かしてまで何がしたかったのかはよく分からない。もしかしたら、2期でもうちょい掘り下げられたりする……のかな? もう、これ以上この作品世界で語ることはない気がするのだが……。
結局絶対的な悪人が周りにいないのよね、第11話。いや、今回明らかになった過去をみれば斎森の家が一番性格が悪かったわけだが……最終的にそうした「悪人」とのしがらみはどんどん断ち切られ、美世は自分を守ってくれる「いい人」の輪の中に埋没していく。だってしょうがない。タイトルがコレなのだから。 というわけで、一応は清霞との絶縁を命じられた美世だったが、まず、薄刃のおじいちゃんは全然悪い人じゃなかった。っていうかむしろ作中でも屈指のいい人だった(単なる孫が可愛い爺ちゃんだが)。薄刃の異能というのは特殊すぎてコントロールが難しく、歴史的にはずっと家の中に閉じ込めて管理していたもの。それが時代の荒波にもまれ、お家の存続を考えるといよいよ外に流出しなければならないという苦しい事態。そこで率先して我が身を捧げたのが美世の母親・薄刃澄美であった。どこで情報を聞きつけてきたか分からない斎森のお家復興計画に乗じて何とか薄刃の命脈を繋いだものの、当然その血脈が外に出ることは避けられず、娘が辛い人生を歩んでしまうことは分かった上で、封印という強引な手段にでた澄美さん。封印術なんかも平気で使えちゃうあたりはやっぱり薄刃の血って凄かったんだろうか。澄美さんの身体がもうちょい丈夫なら話は変わっていたと思うのだが(存命の間はお母さんが娘を何とか守ってくれるだろう)、病弱だったのが泣きっ面に蜂。結局美世はその真価を隠匿しつつのシンデレラ生活へ。その後やってきた後妻が畜生だったのは単にバッドラックである。まぁ、今となっちゃぁそんな家庭のいざこざに振り回された結果人格を歪められた上で放り出された香耶ちゃんが一番の被害者だった気もするが。 とにかく美世は封印から解放され、純正の「薄刃の血」へと舞い戻った。そして、そんなリーサルウェポンがあることは意外と公然の秘密。美世のことを考えて守ってあげたいと思ってたおじいちゃんはいいのだが、「世間を揺るがすような危険な異能、外に出さないようにちゃんと家で管理しとけ」と押し付けてきたのはなんと時の帝。そうか、今まで全然気にしてなかったけど、あの御簾の奥のジジイが現職の帝だったのか。あいつ、いったい何がしたいんだ? 「外に出したら危険だから家の中で守りたい」はまぁ、美世を束縛する理由としては理解できるものだ。これが「美世の力を独占して世界を牛耳りたい」とかだったら問題もあるのだが、そうした邪念がないのは薄刃の者たちが昔からこの異能を抱えてきたが故のことだろう。しかし、残念ながら鶴木くんの私情についてはちょいといただけない。「今まで薄刃に任されてた本業(異能の管理)なんて一度もやったことないんスよ。せめて、夢見の力の管理っていう仕事くらいやらせてもらえないとアイデンティティが危ない」っていうすげぇ勝手かつどうでもいい理由で美世に執着しちゃうのはいささかみっともない。まぁ、そうした言葉で包み込んではいるが、実際は清霞に負けず劣らず、美世さんのことが気になっちゃうからちょっかい出してるだけなんでしょうけどね。一応美世との関係性は従兄弟どうしなのでくっつくことも出来なくはないが……今の美世さんをみたらそんなん絶対無理って理解できちゃうからね。 結局、異能を取り戻し、自分のオリジンも完全に理解して覚醒したパーフェクト美世さんを前に鶴木も折れるしかなかった。あとは旦那様のところへまっしぐら。都合よくバケモノに襲われて眠っちゃってるので。夢の中へ、夢の中へ、行ってみたいと思いませんか。思います。夢の中に行くときは相手の好きな食べ物を持っていくのがおすすめですよ。
やっぱシャドウミストレスじゃん! 第10話。そりゃシャミ子がご先祖に出会って魔力に目覚めたら、全力で保護しに来ますよ。魔法少女が。 とはいえ、この世界における美世の場合は残念ながらちよももではなく清霞さん頼み。そしてその清霞さんも、公私共にバタバタしすぎててストレスも溜まっていたのだろう。今回の鶴木への対応はいささか浅慮だったような気もする。まぁ、いきなり衝撃の事実が次々と突きつけられたから咄嗟にベストの対応ができなかったのも仕方ないのだけども。 鶴木(薄刃)サイドの主張をまとめておくと、「今まで大丈夫だと思ってたけど、なんやかんやあって美世の異能が覚醒しつつあるっぽい。放っておいたら世界を揺るがしかねないので、歴史的に管理のノウハウがある薄刃家で今後は管理預かりとします」。まぁ、大義名分はギリ通っている。しかし、これに対しての清霞の対応は「うるせぇ、俺の嫁だ。誰が渡すか」の一辺倒で、あまりに感情的な議論が続いていた。まぁ、そうして頭に血が昇るように鶴木が煽っていた部分もあるのだろうけども。冷静に考えてみれば、その後の決闘のお約束の時に鶴木が「もしあんたが勝ったら、薄刃家直伝の異能コントロール方法をお伝えしますので、美世さんを持って帰っていいですよ」って言ってるんだから、「結界外でも異能をコントロールする手段」はこの世に存在しているってことなんだよ。だったら、「美世は私の嫁だから渡せませんが、異能についての監督責任が薄刃の家にあるのは分かりました。対処法をお教えいただいたら、あとは久堂の家で責任を持って面倒を見ます」でよかったはずなのだ。薄刃側の大義名分が「美世の異能の暴走の抑止」であるなら、その方法を清霞が覚えて管理することになんの異存もないはずなのだから。 そう考えれば、清霞にもうちょい余裕がある状態だったらトンチキ決闘などせずとも美世の身柄の問題は解決していたかもしれないのだが、おそらく鶴木側としてはやはりそれ以上の理由から美世を囲いたかったのだろう。これまで散々美世に対して清霞の悪口を言って煽ったり、思わせぶりな言動から悪者感を匂わせて清霞に「絶対こいつらに美世は渡さない」っていう対抗意識を植え付けたりして、決闘に持ち込んで既成事実を作る方向に動いた。そして、これがまた大成功。「異能を狩る側の能力が薄刃なんですよ〜」っていう重大な事実を伏せながら「じゃぁ、直接対決しましょう」っていう条件を取り付けるあたり、いかにもズルいがひっかかる清霞も浅はかではあった。 こうして幕を開ける、今作独特の訳わからん能力バトル。昼ドラやってる時の雰囲気は本当にいいんだけど、そこから異能バトルに入るとガラッと雰囲気が変わっちゃうからどうしても笑えちゃうんだよな。「真剣勝負っていったけどその剣でいいのかい?」って尋ねた直後にいきなり銃を出してくるのもズルいし、その銃に対して1ミリも臆することなく突っ込んじゃう脳筋大将もそりゃ強い。途中までの剣VS銃のバトル、清霞も別に異能は使ってないから純粋に身体能力だけで銃を凌駕してるんだよな。銃は銃でリボルバー式にしか見えないのに何発でも撃ち放題だし。あれについては、①「撃ってるように見せかけてるのも全部幻影で実際はあまり弾数を使っていない」 ②「リロードしてる様子は幻影がカバーして隠している」の2つのアイディアがあるんですが、どっちだと思います?(多分そこまで考えてねぇよ) バトルはトンチキだが戦ってる2人は至って真面目。清霞の大出力をペテンまがいのデコイでギリギリかわし、対異能戦闘に一日の長があった鶴木の辛勝。清霞さんは負け犬モードに入るが、こちらはおねーさんのゲンコツですぐに復帰した。もうちょいしょんぼり清霞さんを見ていたかった気もするが、あんまり鬱展開が長いと美世さんが壊れちゃうからしょうがないね。 これまでの展開で漠然と怪異を解き放ったのも全部鶴木の仕業かと思ってたんだが、そこはあんまり関係なかったっぽいね。清霞はさっさと妖怪退治を終えて、お姫様を塔の上から助けにいくんだ。
もしかして美世さんってシャドウミストレスなのでは? 第8話。だって先祖伝来の謎の異能を備えていて、しかもそれが他人の心に働きかけたり、夢に干渉したりするって……。もしかしたら彼女の母親の名前は清子ではないですか?(違いました) 危機管理をきちんとして欲しいところ。 さぁ、フェイズ変わってだいぶ本格的にファンタジー怪異バトルに突入しました。「古代の英霊の墓が暴かれて妖怪変化が跳梁跋扈」って、だいぶ自由な世界観だ。まぁ、どこぞの親父が突然稲妻を呼び寄せる世界なんだからそれくらい起こってもおかしくないんだけどさ。時代背景もあって「もしかしたらサクラ大戦の世界なのでは?」とか思ってしまった。光武がない分、清霞さんは大神さんよりもちょっと不利かもしれませんね。 そして何より、帝の座におわす偉い人の声が怖いよね。ただでさえ「ええ声選手権」な今作、男性陣だって負けちゃいないわけだが……あの声はほら、事実上のラスボスポジか、人智を超えたガチ聖人ポジの2択じゃん。今回の謁見を見る限りでは後者が近そうだけど……最終回間際で仮面剥ぎ取って正体表されたらたまったもんじゃねぇぞ。できればアニメのボスは胡散臭い眼鏡の方にしといてくれ。あれはあれでくっそ悪そうだったしな……。 続々変な連中が集まってくる中、意外に重要なポジションだったのが幸次くんのお兄さん、一志。飄々とした様子だったが最低限の常識と社交性はわきまえているようで、お家のお取り潰しをギリギリ免れたのもこいつの手柄だったのかも。さらに「解呪」という重要な異能も持っていたみたいだが、こちらは残念ながら力不足の様子。「解呪」とか「未来予知」とか、この世界の異能は生まれた時点で結構明確に役割分担されてるんでしょうかね。一志と清霞がやたら仲良しっぽかったのは意外だったが、こうして偉くて使えそうなイケメンは放っておいても上層部にやってくるものなのだな。 さて、そんな男どものゴタゴタを尻目に、美世さんは葉月おねーさんと一緒にモダンガール修行中。洋装の美世さんも可愛らしいとは思うが、やっぱりこの大和撫子具合だと和装の方が映えるかなぁ。絶対作中でミニスカとか水着はでてこねぇだろうしなぁ(そこまで見たいもんでもないが)。とりあえず美人2人がイチャイチャしてる図が見られるならそれはそれで良しとしておこう。もちろん、今週のハイライトはせっかく友情を結べそうだった2人の大事なシーンをよりにもよって佐倉さんボイスでカットインされてしまったこと。香耶さん、あんたまだきちんと美世の心に傷跡残せてるよ……これも歪んだ形の執着、愛情と言えるのかもしれませんね(無理がないか?)。 美世さんの夢の異能も着実にその力を増し、宿主をかえって苦しめる結果に。美世は美世の戦い、そして清霞には清霞の戦いがあるらしい。……きちんと2人はそれが繋がってることに気づくことができるのかしら? 日笠陽子、参戦! 第7話。「ちくしょう、このええ声ワンダーランドとも言うべき作品の聖域に土足で踏み込みやがって」と一瞬思ったが、冷静に考えれば日笠も普通にええ声なのであった。その上に「日笠」というステータスが上乗せされるため、「これまでの大正ロマンお耽美メロドラマからちょっとズレたキャラが来たよー」というのが分かりやすい配役。ええ声ワンダーランド、持続決定。 というわけで今回はおそらくアニメシリーズとしては前半戦と後半戦の繋ぎとでもいうべきエピソード。Aパートは事件の顛末が語られ、それぞれのキャラクターの決着が伝えられる。本来なお家騒動を含む陰湿なゴタゴタなんてなかなかすっきりした解決を提供するのは難しい問題なのだが、バカ親父が家を全焼させてくれたおかげで問題の存在自体が分かりやすくなっており、どうやら司法もそれなりに明確な答えを提示したようである。斎森の家は事実上のお取り潰し。ご両親は地方へ引き込みリタイア宣言のようだが、親父さんはともかく、あのクソババアがこのまま負け犬として処理されることを素直に受け入れたのは意外かもしれん。 そして香耶さんは「厳しげな家に奉公に出される」という、世間的にはそこまで酷いエンディングでもないのだが、多分本人からしたら死ぬほど屈辱的な敗北。いや、でもそこは幸次くんの頑張りでなんとかならんかったもんかね? 幸次本人は「自分は不甲斐なかったし、自分磨きをしてくるよ」と晴々とした表情だったが、一応結婚しているはずの香耶さんを放っておいてバッドエンド行きを止めないのもそれはそれで薄情な気も……まぁ、内心「これであのヒステリーから解放されてせいせいすらぁ」と思ってるかもしれないし(そう思ってても責められはすまい)、司法判断で彼女に実質的な罰として奉公を命じている可能性もなきにしもあらず。幸次くんが根っからのいい奴として描かれているために彼単体で見ればそこまでバッドエンドではない処理なのだが、その部分に関してはNTRフリークとしては物足りない部分かな。いや、ここで彼を徹底的に叩く意味もないし、美世目線でのハッピーエンドのためには幸次は笑顔で終わってもらわないと困るんだけどさ。 そしてBパートで次の展開へ。もう障害もなくなり、あとはタイトル通りに幸せな結婚をして終わりとちゃうんかい、と思ったら、一応まだ結婚ではなく「婚約」であるらしい。その間にどれほどの違いがあるかもよく分からんが、まだゴールまでは若干の距離を残しているので、そのわずかな隙間にさらなる障害をぶち込もうという構造。怪しげな宗教組織(?)に、古の封印を解いて現れた謎の3体。こうしていきなり世界観フルスイングで訳のわからん展開になるのがこの作品の良いところでもあり、トンチキなところでもあり……次章への引きが完全にジャンプ漫画なんだよな。強大な敵(そして悪そうなキム兄メガネ)を前にして、頑張れ清霞。そして頑張れ日笠。
いい、最終回だったね……第6話。「こっから何したらええねん」って思ったところに、ちゃんと「あいつがラスボスのわけないやろ」ってんで分かりやすい追加ボス出てくるの草。 「みんなが見たいシンデレラストーリーってこういうことやろ?」という綺麗なフォーマットを頑なに崩さない安心設計。それでもどこかにトンチキ要素が混ざっているのも今作の歪な魅力ではある。今回の、「こんなシーンが見られたら(聞けたら)楽しいに決まってる!」シーンベスト3。 第3位、ぜひバイノーラルで収録してください、香耶さんが両耳に囁き声とハサミのジョキン音を響かせる密着プレイ! 香耶さんってさ、いうてまだ大した歳じゃないよね? 今確認したら美世が19だから、それよりも確実に下、ざっくり女子高生か女子中学生くらいの年齢ということになるわけだが、その歳であれだけ堂に入った脅迫プレイができるのはもはや天賦の才といってしまっていいんじゃなかろうか。和服美人2人がねっとり絡まり合う緊縛プレイ、素敵です。あの状況で美世を立ったままの状態で吊るしてるのもポイント高いし、あの状態で吊るすのは相当手間がかかるはずなのに、その後自分であっさり縄を切って「お姉さまは地べたが似合いますわぁ」とか言ってくれる面倒な流れも高得点だ。 第2位、「手伝わないと屋敷が消し飛ぶぞ」とか脅しといて最終的に自分で全部焼いちゃうアホ当主。結局このおっさん、何がしたかったんだよ。息子相手にはあんだけ異能力でマウントとってたくせして、清霞相手だと圧倒的雑魚ムーブ。久堂の実力を事前に知っていたのだとしたら、なんで無策のままで能力バトルに突っ込んでしまったのやら。「思いの外早くきたな」って言ってたので、純粋に息子の離反が計算外だったってことか。もしくは、流石に学園都市最強、レベル5の電撃使い(エレクトロマスター)の強さが埒外だったのか。怒りに任せて正面の門をぶっ壊しちゃう系男子、下手したら御坂さんよりもタチが悪い。 そして映えある第1位、「なんか知らんけどおっさん2人が協力してシールドを張るシーン」!!! 何あれwww意味分かんなくてめちゃめちゃ笑ってしまった。「お前も協力しろ!」「チッ!」からのおっさんコンビの能力発動、なんの前触れもなかったもんだからあまりにも世界観がズレててすげぇ面白い画だった。いや、元々異能の発動シーンはいくつも描かれてたからそこまで大きく外れた印象もないはずなのだが、辰石のおっさんはまだしも、パパンがいきなりシールド展開できるとは思ってなかったもんでさ。異能って、清霞の雷撃、辰石の炎みたいにある程度属性は決まっていると思うのだが、パパさんの能力はどんなもんだったんでしょうね。 とまぁ、今回はおっさんパートが面白すぎたのだが……いや、美世さんもちゃんと可愛かったですよ。オドオドウジウジが嫌われるメインヒロイン。そんな彼女の明確な「決意」の瞬間。美しいじゃないですか。私もいつか、上田麗奈ボイスのヒロインを蔵に縛り上げるような人生を送ってみたいものだ(そっち?)。
美世さんの中の人が作中の桜色の一張羅を着て撮影したコンセプト写真みたいなのないですかね、第5話。と思って確認したらまさに先月の声グラにそんな感じの記事が(佐倉さんとセット)……。ひとまず一旦1st写真集「くちなし」に似たようなコンセプトのページがあったのでそこを読んで落ち着きます。 毎回中の人のことしか書いてない今作だが、今回は中の人のことはこれくらいにしておいて、サブタイ通りにちょっと大きく動いた局面を見ていこう。といっても美世さんに訪れる危機としては想定される範囲内のものではあるが……手ェ出してくる悪党側も割と露骨な手段に出たわね。ヒロインが拐かされるのはある意味で有名税というか、主人公である代償みたいなもんだと思うので受け入れていけとは言えるが、思い切り不甲斐なさを露見させる結果となったゆり江さんがちょっとかわいそう。まぁ、あの歳のばあちゃんに荒ごとで活躍しろって方が無理だけどさ。暴漢に相手にもされなかったのは悲しいが、どさくさに紛れて負傷とかしなかっただけでもありがたいと思わなきゃダメか。 局面が動いたのは辰石の家がいよいよ強硬手段に及んだため。そのきっかけとなったのは我らが道化姫・香耶さんの計らいによるものだが、どうなんだろ、辰石サイドとしては、所詮は単なるメスガキどまりの香耶さんと協力体制がとれたとしてもあんまりプラス要素はない気がするんだよな……「あの娘に踊ってもらうか……」「馬鹿な娘よ……」とか悪そうにほくそ笑んでましたけど、踊ったところであいつあんまり役に立たないし、齋森の家も香耶さんは「ハズレくじ引かされた役立たず」みたいに見えちゃってる感が……あれ、もしかして今後は香耶さんが不憫枠に入ってくる? こいつがカワイソ状態になったとしてもあんまり同情したくはないんだけど……せいぜいキャンキャン鳴く様子を見守っていきたい。 そうなると結局は辰石のおっさん1人で全部悪どいことやってるって話で、ここまで露骨だと少なくとも清霞には誰の仕業かモロバレ。久堂の家もそれなりの地位だと思うのだが、辰石は思い切り正面からバッティングしてしまっていいんだろうか? 最終目標は美世の強奪だから、その後に久堂とどうなっても問題ないってことなのかな……それにしてもダイレクト拉致監禁は悪手に見えちゃうけどなぁ。 そして、この事態でいよいよ立ち上がったのが「NTR不憫婿」こと辰石の幸次くん。今回も前半は香耶にイニシアティブを取られ、異能バトルではオヤジにボロクソに負けた上に後ろ手に縛られるみっともない姿を見せて「こいつどん底やんけ」と思っていたのだが、ラストに清霞のところに駆け込むという最終手段に出て男を挙げた。なるほど自分の力でどうにもならないなら、頼れるところを的確に頼れるのはある意味で才能。本来なら美世を掻っ攫っていった「恋敵」であるはずの清霞に助けを求められるのは、素直に人間が出来てるいいやつである。今までNTRとか呼んでごめんよ。最終的に美世の幸せを望んでくれる、いい幼馴染だったよ……。 さて、ここからは清霞の反撃ターンになるはずだが、勝負の内容としては引き続き政治がメインなのか、それとも突如として大迫力異能バトルアニメになっていくのか。後者だったら見た目には面白いが……そうなる理由はあんまないな……。
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プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧 |