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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 フミたん……フミたぁぁぁぁあぁぁあああん!! 第16話。いや、分かってたけどさ! そりゃそうなるんだけどさ! でもゆるさねぇ!

 つらいよなぁ、クーデリアとの過去話でさ、スラムに置き去りにするところさ、あれは徹底した実地教育なわけじゃない。安易な思考でもって施しをしてしまったお嬢を放置して、自分のやったことを後悔させた上で、住んでる世界が違うんだってことを骨の髄までたたき込む教育じゃん。そりゃま、あのまま放置して逃げたら極悪人だっただろうけど、あの時代からフミたんはすでにフミたんだったわけで、ちゃんと救助に入って、お嬢に世間をたたき込むことに成功したはずじゃん。それなのに、クーデリアは曲がらないんだ。あれから10年が立っても、このお嬢は頭の中身が変わらないんだ。それをフミたんは「眩しい」と思ってしまったわけだけど、傍から見れば単なるおめでたいお嬢様なんだよ。ミカにも怒られるような、駄目駄目な世間知らずなんだよ。それでも、人生の修羅場をくぐり抜けて今の地位に辿り付いた苦労人のフミたんからすると、憧れの存在にもうつってしまうし、ここまで浮世離れしてしまうと、ひょっとしたらそれは変革の兆しなのかも、と思ってしまうわけなんだ。……辛いなぁ。

 現時点において、私の中のクーデリア・バーンスタインは「フミたんを殺す元凶となった阿呆」でしかない。彼女の言動に未来は感じないし、フミたんが命を賭してまで守る価値がある人間だとはとても思えない。だからこそ、クーデリアにはここから大きくなってもらわねばならない。幸か不幸か回りの百戦錬磨の大人たちは彼女に価値を見出して、彼女の挙動に注目している。回りの世界が、勝手に彼女を革命の女神に仕立て上げる準備を整えている。クーデリアも、目の前で最愛の人を失ったという極限状態を経験したのだから、ようやくここから本当に大人になることも出来るだろう。皮肉なことだが、「守る価値も無かった馬鹿」をフミたんが守ったことで、彼女には「守るべき価値」が産まれたのかもしれないのだ。そういう意味で、フミたんこそが革命の女神である。エプロンドレスの似合う、紛う事なき女神なのである。

 でも、来週からもうフミたんが出てこない……フミたんのいないオルフェンズなんて……………………。

 辛うじて救われるのは、ミカは相変わらずミカだったからちゃんと世界観が維持されてる、っていう部分かな。この期に及んで寝言を漏らすクーデリアに対して放った「それはもうフミタンじゃない」の一言は流石の三日月。彼がクーデリアになんとかして生きることの厳しさをたたき込んでやって欲しい。それでこそ、フミたんも浮かばれるというものだ。

 フミタン・アドモスに、改めて哀悼の意を。

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 フミたん……フミたぁん! 第15話。もう、私の願いはただ1つ、来週フミたんが死なないことだけです。いい女は生きろよ。名瀬さんだってきっとそう言うよ。

 先週からフミたん回が順調に進行しているわけですが、もうそればっかりが気になって他のことが頭に入らないんです。鉄華団的にも割と大変な事態になってるはずなんだが、どうせミカもオルガもこんなとこで死ぬわけないって分かってるから、そっちはもういいや。コロニーの人たちが偉い人たちに騙されて大変な目に遭っちゃってるのは、実はこれまでのシナリオでも一番エグくてひどい状態のはずなんだけどな。大丈夫、「ガンダムAGE」とかだともっと大規模で悲惨なことを平気でやってたから。そんなことよりも私はフミたんのいう「責任」の方が心配で仕方ないのです。「責任」って言う言葉を聞いただけで顔を赤らめる発情姫様はちょっとじっとしとけ。

 こうしてみると、クーデリアだって色々頑張ってるはずなのだが、回りの女性たちの方が何倍も懸命に生きている描写が多いおかげで、やっぱり姫様の場合は世間知らずの道楽みたいに見えてしまうのがちょっと辛いな。何しろ今回はフミたんとアトラちゃんという2人の「家族」がそれぞれに決死の覚悟を固めてるからな。アトラちゃんは咄嗟にあそこであれが出来るだけでもすげぇ胆力だし、どれだけ人間が出来ているのか。あの年齢で、どれだけことの全貌が見えているというのか。どれだけ修羅場をくぐり抜けてきたというのか。そりゃクーデリアさんだってなんとかして彼女達の意志に報いてやらにゃ。でもなぁ、現状では姫様に出来ることは何一つないんだよなぁ。

 そんなクーデリアの前に現れたのは、ガンダム名物・謎の仮面の男。なんだろね、ガンダムワールドではロリコンは仮面を被る決まりでもあるんですかね。諸先輩方にも割といたけど、今回も「なんで仮面被ってんねん」っていう理由がよく分からないパターン。いや、正体がばれると政治的に面倒なのは分かるが。「仮面被ったら何してもいい」っていう発想が既におかしい。

 もう一度確認しましょう。フミたん、死なないで。こんなに美味しいポジションの内山夕実キャラは珍しいんだよ! せめて最後までゆーみんの声を聞きながら終わりたいんだよ! フミたんが笑顔でクーデリアと将来の夢を語り合う姿が見たいんだよ! だから死なないで! 頼むから!

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 こんガキャァ! フミたんになにしてくれてんねん! そこ俺とかわれやぁ! 第13話。別にフミたんはそんなにおっぱいな印象はないんだけどね! カテゴリとしては「貧乳ではない」ですね(中の人参照)。

 タイトルの通り、まるまる1話使って葬式をやるという、ガンダムシリーズには珍しい(?)展開。ドンパチの中での人の生き死にを「何となく」で片付けないあたりがこの作品の狙いを端的に表している。作中で言われていた通りに「毎回やられたら面倒でしょうがない」だろうが、今回は敵味方双方に犠牲者が大量に出た、鉄華団にとっては初の「死闘」であった。その現実に直面した子供たちが、喪失のショックをどのように受け入れ、どのように反応するのか、という部分を克明に描いているわけだ。一年を締めくくるエピソードとしてはどうかと思うが、新たな戦いへの区切りとしては分かりやすい。

 「死」というものを一番ダイレクトに受け止めなければいけなかったのは当然アキヒロである。目の前で見せつけられた弟の死。そしてそこには、不可抗力とはいえ自分自身が関わってしまっている。そんな状況で肉親の死を簡単に飲み込めるはずもないのだが、アキヒロは強い男だ。多数の仲間達の優しさに支えられながら、家族の喪失をただのマイナスでは終わらせないという気概が見て取れる。グシオンを引き取るというまさかの選択も、ちょっとした強がり、情けない感傷にも見えるかもしれないが、最大戦力となりそうな「出物」を自分一人の都合で手放してしまうという措置が鉄華団にとって大きな損失になるということも鑑みての判断なのではなかろうか。彼はマサヒロという肉親を大きな糧として、次なる家族のために動き出しているのである。

 敵戦艦での銃撃戦でも多数の被害者が出ており、中にはその喪失を受け入れられない者もいる。そこでメリビットさんが提案してくれたのが、大々的な「葬送」である。思いつきでの花火大作戦はちょっとやり過ぎな気がしないでもないが、どうやら彼らにとって「葬送」という儀式は初めてのもの。オルガもいくらか訝しげにその指揮を執るくらいだったが、もちろん彼はその意味を分かっている(メリビットさんが教えてくれたからね)。現実を飲み込めない子供たちに、1つの儀式を行うことで区切りを付けさせる。「終わったもの」としてただ通過するのではなく、しっかりと「家族の死」を受け止め、それを考えながら生きていくことを目指す。そうした「記念碑」としての意味合いが葬送の儀には込められている。「また同じ儀式はやりたくない」という思いも含めて、この日に見た光景の全てが、子供たちの財産になるのだ。

 そんな葬送の光景も、見る人によって受け止め方はそれぞれ。チームで一番の大人、名瀬さんのあまりにダイレクト過ぎる「前向きな行動」はお子様には刺激の強いもの。「死」から「生殖」にダイレクトに繋げてくる生臭さ、流石の岡田麿里。当然のことながら、オルガさんはこれをスルー。しかし、パートナーであるミカは違った。人を殺すことをなんとも思わず、「こいつは殺してもいいやつ」という恐ろしくあっさりした判断から怨敵を容易く消してしまったミカだったが、葬儀を経て、「死」を考えさせられた時に、自己の内側にある処理しきれない感情を垣間見る。どうしていいか悩んだ結果、名瀬さんのアドバイスを素直に受け取って姫様に突然のアタック。それを受けた姫様は思わず高速バックステップ。いきなり縮まる2人の距離。アトラちゃんがいない隙になにしてやがる。ミカは本当に油断がならないな……。一方のアトラちゃんは貧乳を馬鹿にされていた。

 姫様は様々な出来事に混乱しながらもフミたんに相談するわけだが、考えてみりゃ、フミたんだって完璧超人じゃないんだからそう簡単に姫様の恋愛相談に応えられるわけじゃないのよね。そろそろ彼女の鉄仮面にもほころびが出てくるかな? 次回予告では珍しく彼女が表情を変えていたので、次回がすごく楽しみ。

 一方その頃、どこぞの貴族様はロリコンっぷりを存分に発揮して社交界での噂を独り占めしていた。お嬢様が回りの女のケツやおっぱいを見て落ち込んでいるのに、そんなロリっ子を抱え上げて「忘れられない夜にしてやるぜ」(意訳)とか言ってる真性の人。いやいや、きっと政治的判断ですから。別に子供にしか食指が動かないっていうわけじゃないですから。多分。

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 エイハブリアクターすげぇな、第12話。放置されてしばらくしてもずっと稼働し続けて重力を発生させる機械って……怖くね? しかもあの広大な宇宙でかなりの広さのデブリ帯が維持されていたようだし……まぁ、何かしら超常的な機構が無いと宇宙戦争は成立しないからな。

 さて、サブタイトルが暗示する不穏な空気を素直に体現し、ついに決定的なところから死者が出てしまった今回。まぁ、どっかで誰かが死ぬことは次回予告の時点で分かっていたので心の準備はできていたわけだが、「その死に方かー」みたいな意外性はあったかも。シナリオ運びがなかなかに嫌らしく、アキヒロ・マサヒロ兄弟の諍いあたりまでなら、まだ分かる展開なんだ。せっかくマサヒロがなびきかけていたのに、アキヒロが余計な「家族」というワードを出してしまったが故に決定的な亀裂が入る。この後、アキヒロご乱心から結局討伐さる、とか、暴れた挙げ句に不慮の事故、みたいな展開なら(すごく胸くそ悪いけども)納得はいくのだが、今回の展開は、あれだけ悪態をついて、決裂したかに見えた兄弟だったのに、弟は兄を助けて死んでしまうというもの。言動不一致極まりない、腑に落ちない展開なのである。しかし、それだけに、どうしようもない「家族の繋がり」というテーマが呪縛のように浮かび上がってくる。

 マサヒロがアキヒロに吐いた決別の言葉はおそらく本心だ。彼はこれまでの泥を食う生き方に心底絶望しており、心のどこかで兄が助けにくることを待ちながらも、あまりに長い時間に希望がすり減り、何事においても厭世的な考え方しか出来なくなっていた。そこに出来すぎたタイミングでアキヒロが助けに来る。既に人格が出来上がったマサヒロは、もう兄の助けなんか必要としていないし、信じることも出来ない。しかし、そんな彼のどうしようもない状況でも、兄の必死の言葉は届く。兄弟の絆とはかくも尊いものか、と思ったところに、決定的なすれ違い。弟の信じた「家族」は、兄の中では既に別なものに変質していた。2人きりの家族だけを拠り所に生きてきた弟は、もう兄を信じることは出来ない。「マサヒロの心の奥底」が打ち砕かれてしまったと思った最後の瞬間に、全ての予想を裏切り、マサヒロは兄を突き放してしまうのである。この行動は誰にとっても予想外だ。アキヒロにとってもそうだし、ハンマーを振り回していたクダルもそうだろう。そして、何よりもマサヒロ本人が一番意外だったのではないだろうか。二人の「デブリ」が、奇しくもデブリ帯の中で不思議な重力に引かれながらも、最後には引き剥がされ、この距離が何よりも二人の繋がりを表しているという皮肉な結末。ホント、なんで岡田麿里ってやつぁこういう脚本が書けるんだろうか。

 正直、来週のアキヒロの精神状態が心配でならないが、次回予告を見る限りでは敵頭領をボコボコにすることでストレス発散するのかね。少なくとも今回の作戦展開では鉄華団とタービンズの連中はみんなしてアキヒロのために献身的に動いてくれていたし、多分アキヒロの「家族」はこのまま保たれるとは思うけども。弟の今わの際の一言は色々と禍根を残しそうなんだよなぁ。「家族と呼んでくれる人が出来た」って、おにーちゃんからこんなこと言われたら普通は間違いなく入籍報告だけどな。

 アキヒロの入籍相手は多分ラフタちゃんになるでしょう。あの子も気立ての良い素敵な子ですよ。その他の女性陣の様子を確認していくと、姫は相変わらずだけどアトラちゃんのおかげでなんとか動けている様子。ミカのことは意識してるんだけど、アトラちゃんが既に「一夫多妻どーんとこい」で安心しちゃってるせいで、恋のさや当ては一切起こらない模様。まぁ、これはこれで平和。そして、タービンズ屈指のエロさを誇る女親分のアミダさんも割とアキヒロには好意的で頑張ってくれていた。それにしても、作戦会議でハミケツさせて男どもを誘惑し続けてるのはどうなのよ。オルガとかビスケットはあの状況でよくまともに相談ごとが出来るよな。俺ならガン見する以外にやることないぞ。「ちょっと撫でさせてもらっていいですか?」って堂々と聞いたら、案外本人も名瀬さんも「いいよ」って言ってくれそうな期待感(なんの話だ)。

 そうそう、冒頭でタカキが入ってた医療用カプセルみたいなやつ……あれ、あのまま寝たら確実に溺死しますよね。大丈夫か、この時代の科学力。

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 まさかロリコンではあるまいと思ってたらまさかのロリコンだった、第11話。いや、「妹はまだガキだ」って言ってたけどさ、そりゃ普通は「お兄ちゃんにとっては妹なんていつまでも子供だけど、実際はもう立派なレディですのよ」っていうことだと思ってたら……ガチロリじゃないですか。そんなサラッと結婚とかいうなよ。何冷静に対応してんだよ。

 「俺、弟がいたんだよ」っていう話をすると、その翌週にはすぐ生き別れの弟が敵として襲撃してくる便利な世界。いや、そりゃフラグ立ててるんだからすぐに会えるだろうことは分かってたけど、アキヒロが回りの連中に心を許して弟のことをポロッと話したその瞬間に来なくてもいいじゃない。せめてもう少し待ってあげた方が「あぁ、ちゃんと伏線張ってるな」って気になるじゃない。すぐに来たらギャグだよ。生き別れで絶対会えないと思ってた宇宙空間でピンポイントに運命を交差させてるんじゃないよ。意外と宇宙って狭いもんやな。これなら、急にコントロールをわたされて遥か彼方までぶっ飛ばされたおやっさんも安心して帰って来られるよね。……今週最大の被害者は間違いなく(タカキを除けば)おやっさんだよな……エンジン全開状態でいきなりの放置プレイとか、それこそ広い宇宙空間で生きた心地しねぇよ。しかもミカの野郎、「飛ばしてきたから噴射液がもう無くなりかけてたんだ」って、コトが終わってからおやっさんを救出に行く気なんて全くなかったやんけ。一生恨まれても文句を言えない事案である。

 そんなこたぁさておき、久しぶりに命のやりとりをする戦闘回。相手組織はどんな複雑なバックグラウンドだろうと思ったら、「依頼されて姫様強奪に来た海賊」という非常に分かりやすい存在だった。ビジュアルもコテコテに悪そうで、最初にタービンズにあったときのような「こいつらは敵か味方か?!」という含みのもたせ方は全く無い。今作がガンダムシリーズでも屈指の分かりやすさを誇っているのは、この辺に無駄なこだわりを見せず、アニメ的にさっさと処理してしまう手際にあるのかもしれない。まぁ、いくらなんでもあのカマ臭い緑のおっさんのビジュアルはどうかと思うけども……あと、船長のフォルムもどうかと思うけども……なんであんなに少年兵ばっかり子飼いにしてるんだろう、とかも色々と悪い想像してしまうけども……うん、あかん要素ばっかりやね。それだけに、敵対図式が描きやすく、オルガと名瀬の連携もスムーズに取れそう。問題となるのはマサヒロをどうやって救助するかという部分になるわけだが、まー、下手したら犠牲者になる可能性もあるな。今作におけるメインテーマの1つに「子供が頑張る」というのがあるので、出来ることならマサヒロは救出してほしいとは思うのだが、鉄華団という「家族」の繋がりが鮮明になっている今、ここに外部からさらに「家族」が入ってくるかどうかは微妙なところだろう。まー、アキヒロが一人で盛り上がってる脇では、「あれは弟なんだ」って告白を受けても「フーン」みたいな顔のミカがいるわけだが。あいつ、ホントにこの手の人間ドラマに興味ねぇな。

 じゃぁ、それ以外にもついでにドラマ部分を見ていくと、まずはアキヒロとはバトル友達になった日笠ボイスの可愛い女の子、ラフタちゃん。元々彼女は名瀬のお手つきだし、むさっくるしい鉄華団の野郎連中になんて興味はなかったはずだが、昨日の敵はなんとやら。延々シミュレーターでバトル特訓を手伝わされた結果、どうやらアキヒロに対しては割と愛着が湧いたようだ。流石に超人的な速度だったミカには及ばなかったものの、その後真っ先に現場に駆けつけてくれたのは彼女である。油断すると懸垂を始めるような男臭さしかないアキヒロだが、弟のことが一段落したら、少しは生活に彩りを添えて上げてもよいのではなかろうか。

 しかし、本作のヒロインは残念ながら女の子ではない。傷ついたタカキが苦しむ現場を見て呆然とするクーデリア。そして、その横で全く同じような反応をしているオルガさん……。駄目じゃん! 隊長のあんたが負傷兵を見て怖じ気づいたら駄目じゃん! そこに颯爽と駆けつけて見事な救急処置を見せるメリビットさんを見て、「んもう! 男子って頼りになるわ!」の逆バージョンみたいなシーンを見せつけられてしまうオルガ。その後のシーンでなんとかアキヒロ相手に格好付けて見せているが、彼が本番に弱いことがまた露見してしまった。仕方ないんだって、彼だってまだ子供には違いないんだから……。オルガ・メリビット間の関係をおねショタとは……いわんな。

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 いちいちオルガさんの童貞ネタでいじめるのはやめて差し上げろ、第10話。ユージンさんのドヤ顔がうぜぇが、それで大人しく引っ込んじゃうオルガさんのピュアピュアっぷりがどうしてあげたらいいやら。メインヒロインの面目躍如である。

 ホントに余裕のある脚本だよなぁ。これで実質3話ものあいだバトル展開無し、ひたすら「家族がどうの」「女がどうの」ってんでシナリオを回している。キャラの数が多いのはガンダムシリーズではいつものことなのだが、これまでのガンダムだと戦いながらその流れの中でなんとかして人間関係を描いていこう、っていう組み上げ方になるのだが(一部、ネジの外れた監督除く)、今作の場合、もうバトル要素は切り捨てて、今後使っていく必要のある背景設定はそれだけで徹底的に掘りさげる形になっている。今回分かりやすいのはアキヒロの弟設定とか、新キャラ・メリビットさんとオルガの関係性とか。オルガもアキヒロも「フラグを乱立する男」っていう印象が強いのだが、現時点ではまだまだ元気(正直、今回はラストのあたりでちょっとヒヤッとしたけど)。今後、こうして積み上げた人間関係から生死の物語に繋がっていくときにどこで何が爆発することになるのか……正直怖いぞ。岡田麿里脚本でダイレクトに戦争する話ってまだ無かったので、どういう風に「戦死」を扱うのかは戦々恐々と見守る必要がある。

 というわけで、今回はまだ「溜め」の1話である。しかし、すっかり萌えキャラとして落ち着いたオルガは今回もフルスロットル。冒頭の童貞いじりにはじまり、明らかに意識させる目的で更なる女性クルーを追加。しかも彼女はオルガが一番嫌がる「子供」という要素でちょいちょい絡んでくるし、どれだけ虚勢を張って嫌がっても既に情けない姿を見られちゃった後なのでどうにも恰好がつかない。これまでオルガは他人に情けない姿を見せることだけはしないはずだったのだが、メリビットさんの前では艦長もかたなしである。あとは彼女に裏が無いことを祈るばかりだ。テイワズは鉄華団を悪いようにはしないと思いたいところだが、何があっても不思議ではないからなぁ。

 そして、今回もう1人やけに荒ぶっていたのが、増え続ける女性キャラに焦りを覚える(?)アトラちゃんである。彼女がミカたちと一緒になるまでの顛末が描かれ、「相変わらず女性の性についての描かれ方がえげつない」という印象。幼女が働く場所なんてどこに設定してもいいのに、何故か娼館なんだよな。「役に立たない少女」という存在を際だたせるのに最適な場所ということなのだろうが、あんな出自じゃぁ、彼女が「大人の女」という存在に対して偏った認識を持っても文句は言えないぞ。いや、割と真っ直ぐに育ってるから大丈夫だとは思うけども……「娼館務め→さらにタービンズなんて訳の分からない集団を見せられる」っていう展開から、既にアトラちゃんの中では一夫多妻制がオールグリーン。一足飛びでミカハーレム建築計画まで進行している様子。いや、別に姫様はまだそんなこと一言も相談してないからね。特にミカの場合はオルガと違ってマジで女に興味ないからね。下手したら男に興味はあるかもしれないけど……。アトラちゃんの苦難はまだまだ続きそうである。

 そして、「大人の女」候補として艦内でメリビットさんと肩を並べているらしいのが我らがフミたん(姫様はまだ大人の女性としてはカウントされない様子)。そんなフミたんの挙動はいちいち思わせぶり過ぎるんだよなぁ。これでなんにも裏がなかったら逆に驚くけど、まぁ、この脚本でそれは無いだろな。姫様を裏切った後のフミたんがどんなキャラになるかが今から楽しみ。

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 この世界におけるジャポニズムとは、第9話。どう考えても名前からして日系人でもない連中がなんでこんな任侠の世界やねん、とか思ったけど、一応母船の名前だけは漢字表記なのね。

 順調に出世街道を進んでいる鉄華団。どんな物語でも「主人公パーティーがレベルアップしていく様子」ってのを見守るのは楽しいもので、きちんと頑張っている様子が分かるし、道理にあった成長物語であるならば安心して見ていられる。今回のオルガたちの場合、多少名瀬さんが優しすぎる気がしないでもないが、まぁ、それなりに苦労してるわけだし、「男と男の絆」としては妥当なものだろう。名瀬さんが特に「家族」っていう言葉を大事にしてくれるイタリア人気質なのはありがたかった。ついでにテイワズのトップであるバリストン氏(CV・石塚運昇)も割と話の分かる人で、オルガの盃は一発OK、さらに姫様との会談も割と物わかりが良く、その上できちんと世間の厳しさ、現実の難しさを教える度量の深さを持つ。かててくわえてあっさりさっぱりの三日月の気立てにも好感を持ったようで、なんとバルバドスが無償修理&パワーアップまで約束された。流石にここまでくるとちょっと上手くいきすぎている感。まぁ、おっちゃん達から見たら鉄華団は「立ち上げたばかりのベンチャー企業」みたいなものだし、右も左も分からない若僧に早いうちから恩を売っておけば、万一大きくなった時には色々とボロい話もある、っていう計算もあるんだろうけど。とにかく、時流に乗れたことで今回はみんな笑顔ばっかりである。

 これまで鉄臭い船の中であれこれ悩んでばかりだった若者たちにも一時の休息。血気盛んな若者たちの娯楽といえば、飲む・食う・そしてヤる。……確かにぁ、タービンズとの合流後の環境は、野郎だらけの船内では完全にお預け状態だったもんなぁ……みんな溜まってるはずやで。何の反応も見せずに平然としているミカやオルガはひょっとしたらホモなんですかね。あ、アキヒロは間違いなくホモです(偏見)。ミカの場合はまだそのあたりの感心が薄い子供、ってことで片付けるとして、オルガは立場もあるから、どういう風に発散したらいいか分からないんだろうね。見ず知らずの美人さんにハンカチをもらっておいて「女くせぇ」って、勿体ないわね。ちなみに、謎の綺麗なお姉さんはCV田中理恵ですよ。エラい久しぶりの仕事やな。

 今回最も見るべき点は、やっぱり本作における「女」の扱いだろうか。タービンズにおける女性像、そして鉄華団が持てあます「女」という存在、姫様やアトラちゃんが奮起し克己する女性の戦い。そしてタービンズにおける愛の形。必要以上に「女とは何か」という問題を掘りさげるこのシナリオライン、いかにも岡田麿里の脚本らしい生臭さ。こういうシナリオラインにしてもらうと、本当に色んな女性像が見られて楽しいのですよ。いや、富野ガンダムにおける女性像も色々あって楽しいけども……基本的に「全員キチガイだし全員富野ワールド」だから何もかもぶっ飛んでて怖いからね……。今作で「女」というファクターが掘りさげられることにはきちんと理由があって、それはメインテーマとして「家族」が掲げられているから。本来「家族」といえば男女の繋がりが始めに有るべきだが、実際には鉄華団の掲げる「家族」は野郎臭さ満載である。そこできちんと「女」という存在をクローズアップすることで、本来あるべき家族像を鉄華団の持つ「家族」の意味と対比させることでオルガ・ミカの関係性を掘りさげることになっているわけだ。本当に卒のない脚本である。

 それにしても、回を重ねる事にどんどんオルガがメインヒロインとしての地位を固めているよな……べろべろに酔ったオルガの守ってあげたい感は異常。

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 お前もママなんだよぉ! 第8話。これを日5に放送するということは、世間的には一夫多妻制を促進させる流れが来ているということに??

 ガワがガンダムなのに、最近の構成はすっかりガチガチの長井&岡田作品になっているのがとてもヘンテコな感じで面白いのが今作。特に今回のようにバトルシーンの無いお話だと、普段以上に人と人の関係性に焦点が当たるために、そのあたりがはっきりと浮き出てくる。富野ガンダムみたいに「全部察して」みたいな構造も面白いが、こうして一から十まで全部画面に描いてくれる作劇で人間関係を積み上げていくのも、分かりやすくて良いですね。

 一応今作はミカとオルガのダブル主人公体制と銘打っているらしく、それがどういう組み合わせなのかが今回だけでも明白。まずミカの方は、未だに「とにかくオルガのために働くし、自分の意志とか二の次三の次だよ」という姿勢こそ崩していないものの、それが理屈抜きの盲信というだけでキャラを覆ってしまうのではなく、その根底に流れる三日月というキャラクターが少しずつ掘り起こされるようになってきている。本当に「ただオルガのために」「オルガ大好き」というだけなら、例えば今回は帰還後にすぐにオルガに会いに行って安否を確認していたはずだが、帰還したミカが優先したのは機体整備を行うドッグの方。さらに、チーム名瀬(タービンズ)と合流後はひたすらトレーニングに心血を注ぐなど、とにかく「戦闘要員」としての自分を磨きに磨こうとする生真面目さ、一途さが際だつ。また、今回の戦闘では事実上引き分けたものの、相手の機体に大きく後れを取って苦汁を飲まされたということを必要以上に重く受け止めており、責任が果たせなかった際には素直に落ち込むという人間らしい一面も確認出来た。完璧な「兵器」を目指すが故に、その一点での不備はミカにとっては大きな負担になるらしい。食事も喉を通らなくなったし、しばらくオルガと会うことを避けたのは後ろめたさもあったのだろう。彼はまだ「冷酷無比なキリングマシーン」ではなく、あくまで「精神的に未成熟で頑なな子供」でしかないのである。

 そして、同じ「子供」というキーワードでくくれるのが今回のオルガを巡るあれこれだ。「話の分かる」大人代表として登場した名瀬は、必要以上に「アダルティズム」を示す道具立てて飾り立てられており、奔放な態度や割り切った世俗のとらえ方など、これまで見てきた「子供を劣ったものとして見る醜悪な大人たち」とは一線を画した存在である。もちろん子供を侮る姿勢は見て取れるものの、それは実際に名瀬が「大人としての度量の大きさ」をもっているが故のことであり、ここに来て初めて、「お前らはガキなんだ」という大人からのメッセージがオルガたちに意味を持って伝わった。そんな大人たちとなんとか対等になろうと背伸びをするオルガだったが、名瀬にはその脆さを看破され、「もっと落ち着け」とばかりにデコピン一発。情けなくこけてしまったオルガの表情は、本作でも初めて見せた、「困った子供」の表情だったかもしれない。その後もビスケット相手に自分の失敗を愚痴る一面もあったり、今回はオルガの別な一面が色々と見られたのが面白かった。チームの中では一番「大人」なはずのオルガも、まだまだやっぱり小僧なのですよ。名瀬さんの姿を見て多少なりとも「大人らしさ」を身につけることが出来たでしょうかね。まぁ、あんまりお手本にしちゃいけない大人ではあると思うが……。

 そんなわけでオルガ・ミカという2人の関係性もさらに一枚層が厚くなった今回ですが、やっぱりタービンズの皆さんの方が気になるよね。楽しそうだもんね。そうかー、全員名瀬さんのお手つきかーー……テイワズのお偉方からはどんな目で見られてるんだろうな、あの船。ちゃんと仕事してりゃ別に文句は言われないんだろうか。でも、あの女の子たちの普段の勤務態度を見てると、あんまり有能そうにも見えないのだが……名瀬さんの才覚1つで切り盛りしてるんだろうなぁ。まぁ、有能な女性クルー(という名の愛人)を見つけてくる才能もありそうだしな。個人的には、あの船のブリッジにいる女の子たちの名前が全員○○・タービンで統一されてるのが気になるんですが……三つ子とかなんでしょうか。それも全部お手つき? どういうプレイなの? ダーリンずるくない? 

 さらに、あの船の女性キャラはメインを務める面々以外にも無駄に豪華で、名前のないチョイ役で種﨑敦美やら大地葉あたりの名前も確認出来るのである。名瀬さん、流石です。鉄華団はアトラちゃんと姫様だけで対抗できるんでしょうかね。あ、フミたんもいるけど。

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 わーい! 可愛い女の子がいっぱい! 第7話。急に女性キャラ比率が増えて華やかな作品になりましたよ。とてもいいことです。

 相変わらず問題が絶えない鉄華団。あれだけ頑張って櫻井&松風コンビに対処したというのに、今度現れた敵キャラは元親会社の社長と繋がっていた鳥海浩輔(相変わらずキャラ名を認識してないので中の人の名前で)。櫻井・松風、そして鳥ちゃんと、鉄華団が相手取らなきゃいけない野郎共はいちいち曲者ばっかりだよな。「小僧ども」と侮られる鉄華団には、「大人の厳しさを教えてやる」てんでお仕置きしにくるいけ好かない大人どもが多いのであるが、何しろ今回は鳥ちゃんがトップなのである。その配下はムサ苦しくて嫌らしいおっさんが多かったこれまでの群勢とは訳が違う。右腕とおぼしき兵卒のトップにはCV田中敦子のケバくてムチムチしたナイスバディーエロ姐さん、そしてその配下はブリッジクルーまで含めて全員女の子。なんて素敵な組織なんだ。みんな鳥ちゃんが唾つけた女の子ばっかりなんでしょうかね。約1名「ダーリン」とか言ってる輩もいましたしね。羨ましいですね。

 しかし、一度モビルスーツに乗ってしまえば男も女も無いのがガンダムワールド。先週はバトルシーンが無かった分、今回は宇宙空間とは思えない恐ろしいバトル描写で見せる見せる魅せる。特にアキヒロの試合展開は凄まじかった。お互いに間接取り合っての肉弾戦をあの距離、あのサイズで展開するんだものな。多分視聴者の7割くらいは「あ、アキヒロ逝ったわ」って思ったはず。CV田中敦子のキャラがあれだけ大見得切って出てきたんだから負けるはず無いし、「ミカに託されたんだよぉ!」って特攻をかけるアキヒロはどう見ても死亡フラグの塊だったし。しかし、思い切りの良さが運命を変えたのか、すんでのところで生き残り。まー、満身創痍なのでこれまで以上に整備班は苦労しそうだけども。

 そんなアキヒロの頑張りマッチメイクに加えて、ミカはCV日笠というなかなかに刺激的な女の子と1対1。バルバトスはこの世界のMSでは強い方なのかと思っていたのだが、しょせんは旧型、ガンダムフレームを使っているからといってそこまで高性能というわけではないらしい。純粋にスピードで後れを取ってしまい、相変わらずきびしい戦いが続いている。アンカーを使って命懸けの攻防に持ち込んでなんとかドロー。日笠キャラの方もスピードにかまけて好き放題やるだけの馬鹿というわけではないらしく、いざ捕まった後にも正面から啖呵を切ってミカと互角にやりあった。この弾けっぷりは今後が楽しみなキャラだ。その他、ブリッジクルーにはCVシカ子なキャラもいるし、もう1体のモビルスーツ乗りなんて中の人はまさかのビルドファイターズ・レイジの中の人。それはそれは強そうですよ(そうでもないか?)。こんだけ一気に女性キャラが増えると、ただでさえこれまでお荷物臭の強かった姫様の扱いがますます雑になりそうだけども……まぁ、アトラちゃんと一緒になんとか頑張って欲しいもんである。

 それにしても、ブリッジで黙々と作業を続けるフミたんの存在が気になってしょうがないんだけどもね……彼女、先週から既に怪しかったんだけど、今週もやたらに思わせぶりなカット割りが多かった。彼女の正体は一体?

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Thraxi
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声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
ーーーーーーーーーー
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