最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
「こころのやいば」ですってよ? 第15話。ちゃんと広辞苑に載ってる方の意味でもあってるし、勘違いされやすい方の意味でもちゃんとあってる。勉強になるアニメだなぁ(?)。 ラストパートさえ見なければ女子中学生がきゃっきゃうふふしてるだけの日常アニメ。これまでもテルにはペペシャさんとかピルツさんのようなヒーロー仲間はいたが、同世代のマブダチといえば惟子さん一択だった。そんなテルの生活に突然飛び込んできた傍迷惑な闖入者、曖さん。わずか1話ですっかり打ち解け、人見知りのテルの心にもすんなり入り込んでしまった変な人。彼女の愉快な人となりでもって、3人のお友達関係が見事に形成されている。本作はとにかくキャラ作画がいいもんで、きゃっきゃうふふしてるだけのシーンでも問題なく楽しめるのはとてもありがたいし、三者三様でどこかクセのある会話を展開してくれるので退屈もしない。是非ともこのままいい関係を維持していただきたいと思うが、過去にツィベタちゃんのお話なんかもあったもんで「バッドエンドは勘弁してくれ」とちょっとドキドキしている俺がいる。まぁ、味方側のキャラにはちゃんと納得いく結末を用意してくれているとは思うんだけど。 以前も書いたけど、今作はコミックをちょっと先まで読んでおり、具体的には東京突入直後までは一応原作を追いかける形になる。具体的にどんなバトルを繰り広げるかは知らんので、今後曖さんがどのような活躍を見せるかは分からんのだが、彼女のスタミナが足を引っ張らないかだけがちょっと不安。敵側にいる「もう1人の曖さん」ことウツロさんは多分身体能力に不安は抱えてないだろうし。果たして次なる敵キャラはどういう存在なんでしょうね。ツィベタちゃんの時と同様ならウツロも曖さんの血縁関係の何かから生み出されたものなのか。ただ、曖さんの口調からすると「新しくスティグマが生み出した」って感じじゃなくて、以前から面識がある何者かっぽくはあるんだけどね。この世界には優れた戦闘能力を有する忍びがいったいどれくらい隠れ潜んでいるんだろうな。 追伸:えびおさんは人類がエビを食用としていることをどう思ってるんだろう。どうも思ってねーか。 PR やっぱプリキュアは初代が最強……はっきりわかんだね、最終話! まぁ、こちらのコンビは白い方がノワール(黒)なので分かりにくいんですが、マーブルスクリューはやっぱりサンダー。 お手本のような実に端正な最終話。2クールにわたって繰り広げられたあれこれは過不足なく回収されているし、ほぼすべての要素に納得いく決着を与えてくれている。オリジナルアニメとしてはこれ以上ない幕引き。その分穏当すぎて刺激が足りないと思われる向きもあるかもしれないが……これ以上を望むのは贅沢というか、お門違いだろう。 ヴァイスによるイストワールの起動、そしてそれによって明らかになるノワールの特異性。これまで何となくで語られてきた彼女の存在がこの度ヴァイスによって明確に言語化され、曰く「イストワールAIの断片、バグ」がノワールの正体ということに。分かったような分からないような存在ではあるのだが……そもそも「バグ」だと言われてしまったら100%の理解は不可能だろうし、「まぁ、そういうこともあるか」くらいで受け止めておくのが無難だろう。多分パスカルが何十年か越しで久しぶりにイストワールに接続しちゃって、しかも通信環境があんまり良くなかったもんだから、イストワール側もリモートで何かできないかとデータを送ったが、それが通信途中で切断されてノワールという1つのぼんやり人格が残ったとか、そんな感じ。知らんけど。 そうして「計算人形でもないし、もちろん人間でもない」というノワールという特異存在が現れたことで、ヴァイスの抱えていた「メイガスをいかにすべきか」という単純な二元論が通用しない事態に陥ってしまった。ノワールもメイガスも「人じゃない何かに機械仕掛けの命が宿ったよ」という部分は変わらないのだが、ヴァイスが信じるイストワールの一部が敵対存在になってしまった時点で、彼がここで結論を出すことはできない。結局は多数派に押し切られる形でヴァイスは敗北。幼馴染のトキオ・マハトコンビによって一時はその命を救われかけたが、そのような安易な和解を拒否してヴァイスは退場である。彼の命運については色々と物議はあるだろうが、彼が考えを改めるところまで行くと流石にテーマが一元的になりすぎるし、ここは「違う考えのやつもいた」というくらいで途中退場してもらうのが無難なところだろう。どこまで行ってもAIなんて認められない、そういう主張が間違いだと断じる権利も、人間にはないのだから。まぁ、最後の最後にシエルの夢を見ながら救われた感じで逝くのはちょっと腹が立つがね。お前がシエルに対して行なっていた行為は簡単に許されるもんじゃないからな。 こうしてヴァイスが去り、今の人類にはイストワールもまだ扱いきれるものではなさそうなので、面倒なシステムは全部ミステルに預ける形で一時離脱。こちらも涙の別れのシーンではあるが、ここまでの展開を考えれば、この後の時代にきっとカナタ(やマリア)が再びミステルを迎えにきてくれるだろうという未来が想像できるので悲しいだけではなく、希望にもつながるエンディングであろう。別に置いてかれたミステル自身にも悲壮感はないし、こちらは発展的な「一時的離別」くらいの感覚。最後の最後でミステルがちゃんと2人の名前を呼んでくれるのは王道だ。また、ミステルが最後に見ていた夢はパスカルの膝で穏やかに眠る様子。ヴァイスが最後に夢見たシエルとの関係性の対比構造になっているところに、「人とメイガスの共存」が示唆されているのは良い。 あとはエピローグパート。個人的にハラハラしていたエリーさんの今後だが、彼女自身が全く心配していないとのことなので多分大丈夫なのだろう。あの様子だと、多分カナタが戻ってきてから何かしらの進展があったんだろうし……まぁほら、子孫繁栄だけはメイガスには出来ないことですからね(下衆)。あとはマイケルが幸せになれるかどうかかな……いや、どうでもいいか。個人的に嬉しかったのは楽しそうなドルチェさん……もそうだけど、やっぱりシュネーさんですよ。謎の白仮面(?)を受け継いだシュネーさんが頬を赤らめつつ、ずっとマスターの隣にいられる。それだけでこの世界は良いものだったんじゃないでしょうか。 とりあえず、2クールお疲れ様でした。特に古賀ちゃんお疲れ様でした。
いい感じの若者2人を残す時にクールに去る文化(?)はこの時代にもあるんだ……第22話。まぁ、「呉越同舟」なんて言葉もあるし、意外と妙な文化が引き継がれるものなのかもしれません。 やっぱ最終決戦といえば宙域戦闘だよね! ってことで、クライマックスに地球を飛び出すのはお約束(代表例:ハートキャッチプリキュア)。そのためにわざわざ前回2台目のシャトルの存在も提示していたのだし、やっぱり無重力空間でのロボットバトルは永遠の憧れである。ただ、ガンダム世界線とかと違って、こちらの世界はまさか人類が宇宙に飛び出すなんてことはこれまでほとんど考えてこなかったはずなんだよな……。まぁ、かつての記録があれば「人類が宇宙に飛び出すことはできるやで」っていう事実は引き継がれていたとは思うけど(イストワールの存在が認知されてる時点でそうだよね)。普段から運用されているコフィンについては、さすがに宇宙での運用は想定されてないと思う。それなのに平気でそのまま飛び出しちゃった無鉄砲3人(ヴァイスも含めれば4人)は宇宙を甘く見過ぎだと思うの。まぁ、もしかしたらその辺もマリアが全部なんとかしてくれてる可能性はゼロではないが……シャトルの改修に大忙しだった彼女が個別のコフィンをいじってる時間はなかったはずなんだよな。 一応、ヴァイスさんがイストワールの使い方とか全部知ってたことを考えると、やはり人類が衰退したこの数十年ってのは案外短い時間だったと考えることもできる。技術も残ってるし、コフィンは元々宇宙での活動を想定して設計されたものだと考えれば、それをそのまま転用できる可能性も一応はあり得る。まぁ、長きにわたる地上での運用でその辺の機構が壊れなかったのはラッキーでしかないが。あと、「コフィンの運用にはメイガスが必須」っていう運用姿勢も怖くて、メイガスが元気なうちはいいが、今回のヴァイスの策略でシュネー・ムートン両名が停止させられたんで、「しまった! メイガスがいないと酸素の供給が!」みたいなことになって2人が即死してたらやばかった。……あれだけダイナミックにシャトルぶつけておいて、それでもなお酸素に不安がないイストワールどうなってんの。 まぁ、色々と不思議な部分はあるのだが、乗り込んでる当人たちが疑問に思ってないのだから多分大丈夫なのだろう。手慣れた様子で宇宙を漂うスパコン・イストワールを扱っちゃうヴァイスさんは、想定通りに「計算人形全停止」を指示。自分だけはメイガス頼みの生活してないから問題ないよ、という実にわがままなオーダーである。一発で地上も含む全てのメイガスを停止させられるイストワールさんもさすがだが、個人的には平等に降りかかった停止ビームに対してもギャグで対抗して粘ってたドルチェ(ランゲのとこのメイガス)の強さに笑ってしまった。あと一応フラムもちょっと抵抗してたね。ゼロ型の方が強いって想定だと、ドルチェも隠れゼロ型だった可能性が微レ存。 元々3対1というハンデマッチでねじ伏せようとしていたカナ・トキ・マハ連合軍だったが、これにてトキオ・マハトペアが沈黙、最後に残されたのは、想定通りに「想定外」なメイガス・ノワールが主導するカナタペア。これ以上ない主人公VSラスボスの構図が整った。せっかくの貴重なイストワール構内でバンバン暴れて人類の叡智をぶっ壊すのはええんかと思わんでもないが、もはや多少のドンパチで旧人類最強施設が壊れる心配もないのだろう。……最終回で地上に落ちたりしたらどうしよう……。 あれ、コフィンって意外と格好いいのでは……第22話。クライマックスということでメカ戦闘もこれまでにない盛り上がり。ここまでシャキシャキバトってくれれば、そりゃ格好良くも見えるってもんでさ。 なんか、思ったよりもイデアールに人いた。そりゃま、これまでだって馬鹿でかい飛行船みたいなの飛ばしてた描写はあるんだし、その出自がアメイジアの生き残り部隊なのだからそこそこの規模でも何の不思議もないのだが、これまで回想シーン以外だとメインの3人以外の人間の存在があまり描かれてこなかったので、今回ヴァイスハイトさんが(なぜかホログラムで)全軍に指揮してるシーンでふつーに部隊を率いていたので「あ、こんなに隠れてたんだ」ってちょっと意外だった。なんでこの連中がこれまで外の世界の人間と一切接点を持ってなかったんだろう。 そうして襲い来るイデアール軍団を前に、カナタたち地上チームも思いの外統制が取れている。普通に考えたら当事者のカナタたち以外はそこまでヴァイスさんたちとぶつかる理由もないはずなのだけど(だって今までその存在すらろくに認識されてなかった連中なのだから)、多分「マリアの作ったシャトルを守れ!」ってんでマイケルが号令をかけた結果なのだろう。クラウディアさんまで含めた全味方陣営が結集し、ここぞとばかりにイデアール軍を迎え撃つ。多分マシンスペックではアメイジア製に叶うもんじゃないのだろうが、数的にはこちらが有利。また、籠城戦に近いマッチングなので基本的には防衛側が有利なはず。まぁ、そんなに繊細な戦争なのかどうかもよく分からんが……とにかく、あつらえたように「いい勝負」にはなっている。お互い、どこまでこの抗争に意味を見出しているかがよく分からず、ほんとに上層部どうしのわがままのぶつけ合い(というか単にヴァイスのわがまま)にしか見えないので今ひとつモチベは上がらないのだが……幸いにして人が死ぬような戦争にもなってないので、メカバトルが派手なわりに、案外「小競り合い」程度の規模なのかもしれない。 クラウディアさんがガンガン酒代を稼ぐ中、エリーはおよそヒロインとは思えない雑な戦い方で前線を支え、カナタだって今となってはそこそこの戦歴。ちゃんとコフィンを駆って戦える立派なソルジャーになっている。そして当然攻めてくるのは未だお悩み中の黒仮面さん。この度正式にカナタから「マハトさん」と呼ばれていたので今後はマハト呼び固定で大丈夫かな? ミステルがシャトルの管理の方に回ってしまったため、カナタのサポートはノワールの仕事。シュネーとの直接対決だとまだシュネーの方に分があるようだったが、そこはもちろん、乱入してくるトキオに任せてしまえばいい。ついに幕をあけるバチバチのマハリヒ戦争。シュネーも強いがムートンはもっと強い。ポルナレフ(の中の人)がまるで時を止めてるみたいな戦い方するのは何とも皮肉なもんだが、そんだけゼロ型メイガスってのは戦況を左右する存在ということ。割とやりたい放題のとんでもバトルはやはり見ているだけでも楽しいですね。 そうして一進一退で展開されたマハリヒ戦は、ギリギリのところでトキオの勝利……ではあったが、ここで空気を読んでいかにもラスボスらしい禍々しい機体で出撃してきたヴァイスハイトさん。そんな機体をちゃんと用意してたんやなぁ。なんかミステルは目撃後即座に「タコ足ィ!」って呼んでたけど、過去に面識あるんでしょうかね。 ヴァイスハイトの乱入で押さえ込まれるトキオ。そしてあっという間に乱入からのシャトル鹵獲までを許してしまうガバガバっぷり。まー、そんだけヴァイスさんが強かったということなのだろうが、ここでのヴァイスの動きが今回よく分からんかった要素。散々マウントを取りながら「地上の人間にしては〜〜」って連呼しつつ、それでもやっぱりシャトルは欲しかったってんで持ち逃げ。いや、ヴァイスがイストワールを目指したがるのはわかるのだが、「お空の上のイストワール行きたい」という目的を掲げていたとしても、「だから地上の人間が開発した飛べるかどうかもよくわかってないシャトルを横取りする」にはならんと思うのだが。なんで自分たちよりも文明レベルが下だと思ってる連中の成果を横取りする必要があるんでしょう。別にヴァイスはマリアの才能を知ってるわけでもないし、そもそもマリア自身ですら成功するか分からんと言ってたプロジェクトなのに……。そこはむしろミステルへの信頼ってことかね。ただ、イストワール知識の有無で価値を判断するなら、むしろ大事なのってミステルじゃなくてノワールの方なのでは……ヴァイスさんはその辺ちゃんと分かって暴れてたんでしょうかね? まぁ、なんかよく分からんけど飛んでっちゃったのでこのバトルは終わりです。最終的に私の理想(予想)通りにシュネーさんがマハリヒ抗争を止めてくれてよかった。まー、基本的にこの世界ってヴァイス以外はみんないい人だからな(クラウディアだけやや微妙)。 Your song is Fluorite Eye’s Song、第21話。まー、「歌うメカ娘」としてはあの子で1つ完結してる感がある。 「この状況でそんなことしとる場合か」という感じのお話だが、ノワールの心情面を考えれば必要な禊ではあったのかもしれない。こういうエピソードの時にキャラ作画がヘナヘナだったのは、リソース管理として正しいと言えるのかアカンのか……まぁ、派手なドンパチがない時に大したことない作画で処理しちゃうのがメカアニメとしてのプライドなのかもしれない(毎回しゃんとせぇやとは思うが)。文字通りの「晴れ舞台」なのに顔が抜け気味だったノワールがちょっと可哀想。 イデーアルだのなんだのといったきな臭い話題とは一切関係の無いお話ではあったが、これまでにない角度からのノワールの掘り下げというのは今後の展開を考える上で一応意味があるかもしれない。ノワールはこれまで「ゼロ型メイガスの1体」なので戦闘時になんらかの活躍をしてくれるものと期待されていたわけだが、あの機体における戦力は結局ミステルがほぼ全部持っていっちゃっており、1クール目最終話のようにミステルが表立って動いていればノワールはお払い箱。せっかくシエルを犠牲にしてまで2つに分離したというのに、そのノワールを連れていく意味が無いとしたらいくらなんでもちょっと寂しい。そこで、はっきりと人格が分化したことがより強調されるように「ノワールの自我」の部分を探るエピソードが挟まれ、シエルの身体を引き継いだ義務感も含め、戦闘以外の目的で「生きる意味」があるように設定されたわけだ。一応、自己の成長を促すのも三原則のうちですからね。 もちろん、単にシエルの後釜のアイドルになった、というだけでは結局なんの役にも立たないので現状ではあまり意味のある行程に見えないわけだが、ノワールがきちんと個として存在するということさえ印象付けられれば、もともとミステルとノワールは「別な意思」だったわけで、ここからノワールが新たなスキルに目覚める可能性だってなくはない。というか、空から落ちてきたノワールがきちんと自分自身の能力を認識し、ミステル以上の活躍ができるとするならそれはイストワール到達のためのキーパーツの役割であるはずだ。そのための自立支援みたいなお話が今回のテーマということじゃなかろうか。まぁ、シエルの方はそうしてノワールが元気になってくれれば本望だろうが、ノワールの方がそれでシエルの問題を消化できたかどうかは分からんけど。やっぱ、アンドロイド歌姫は「別な何かの代用」としてステージに立たされて懊悩するのが義務なのかもしれない。 話のついでにトキオの方もカナタにケジメをつけて最後の舞台へと舞い戻る様子。黒仮面さんが最終的に正しい行いができるかどうかは結局トキオにかかっている。まぁ、彼ならなんだかんだで上手くやってくれそうだけどね。これでトキオ(&ムートン)死亡展開とかだったら流石に泣くぞ。 そりゃまぁ申し訳ないが「ここに3体のメイガスがおるじゃろ」って言われてもなかなかムートンは選びづらい、第20話。美女・美女・ジジイって3択はいくら何でも偏りすぎじゃない? まぁ、結果的にベストパートナーのところに振り分けられたからよかったものの……これでもしヴァイスハイト×ムートンの組み合わせだったら未来はどう変わっていたんでしょうね。 2つの異なる過去を振り返るお話。どちらも「地上を目指し、メイガスとの共存を目指した者」という部分は共通しているが、その示す方向はずいぶん異なる。Aパートはかつてのミステル(とノワール)のマスターであるばあさん、パスカルさんのお話。元々アメイジア在住だったパスカルさんは、このままじゃ人類は腐っちまうよ、ってんで決死の覚悟で地上世界へとダイブ。ミステルと一緒に世界の広さを見届ける旅に出る。元々アメイジア内でも高い立場にあった人のようだが、いざ冒険の旅に出たら割とファンキーで愉快なばあさんだった。「地上に出たらやっておきたい100のこと」(ちじょ100)というノートも持ち出し、ミステルと一緒に刺激に満ちた冒険を満喫。ミステルに様々な体験を提供してくれた。そんでその間に何やかんやあってアメイジアは崩壊。結果オーライと言えるのか、それともがっかりなのか。 パスカルは誰よりも早くイストワールの手がかりを掴んでいたが、強引にアクセスを仕掛けた結果、何故か「そらのおとしもの」たるノワールが降ってくるというサプライズに遭う。どうやらこの時期はまだミステル・ノワールの2人体勢でもボディは成立していたようで、何とかノワールの特性を理解しつつ、娘2人の面倒を見ながら旅を続ける。しかしいつしかその旅も終わりを迎え、パスカルは自分の娘を次のマスターに託す用意だけして波乱万丈の人生に幕を閉じた。そうして20年の時を経て巡り会ったのがカナタ。ミステルのシステムがあまりにトンチキだったおかげでここまでずいぶん遠回りしてしまったが、何とか真実へと辿り着き、ようやくミステルとの間に完全な理解が得られるようになったのである。ただ、ノワールだけは未だシエルの面影を探してはいるが。あの後ろ髪の演出エグいよな……そういや、ノワールも一応私のヘキである「ドラマの中でヘアスタイルが変わるヒロイン」枠になったのか。 Bパートは時代が少しズレて今度はヴァイスハイト・リヒト・マハトのトリオの物語。この3人はクローンか何かなのだろうか、とにかく同じ施設で同じように生まれ、将来的にはアメイジアの統治者となるべく育てられていたエリートキッズ。しかし大人たちの旧態依然とした支配に苛立ちを覚えるのはいつの時代の若者も同じ。特にヴァイスハイトはメイガスとの関係性についても周りと意見が合わず、革命を気取って自分が支配者に取って代わろうと周りを煽動する。ある程度のカリスマはあったのだろう、その思想に賛同した若者たちによってスムーズに体制は移行し、そのサポーターの中にマハトもいた。 そんな状況下でも空気を読まずに我が道をいくトキオことリヒト。こちらは鼻つまみ者のポジションだったが、メイガスを尊重する姿勢などはマハトとも馬があった。しかし残念ながら、イストワールを目指すという大義を優先するか、それとも現時点での人類のありようを優先するかというイデオロギーの違いもあり、マハトとリヒトは微妙にすれ違い。最終的にリヒトが組織を離反。マハトは最後の最後までどちらが正しいかを悩み抜いたが決断にまでは至らず、黒い仮面で自分の想いも表情も隠すことになってしまった。しかしまぁ、此度のシエルの扱いを見ていれば、さすがにこれ以上ヴァイスハイトに与することはできないはずなのだが……彼の運命を決める最終的なキーパーソンはシュネーになりそうな気がするね。 さぁ、背景はだいたい説明されたし、舞台は整った。ヴァイスハイトとカナタのイストワール登頂決戦。普通に考えたら組織力のヴァイスハイトさんのワンサイドゲームなのだが、ここに「イストワールの落とし子」たるノワールの存在が絡んでくると勝負はわからなくなるな。まぁ、そもそもイストワールが地球の人間を招き入れたいかどうかもわからんのだけど。 ミステルさんのお茶会空間、なんか既視感があると思ったらあれだ、メンタルモデルの会議スペースだ、第19話。最後に金剛さんが1人だけ残って「私だけになっちゃった……」って寂しくお茶飲むところ。機械の身体のキャラはいつでも寂しそう。 予定通りに物事は進行している。今回はカナタがシエルのボディを使ってノワールを復活させることを是とするかどうかという部分にまるまる1話割いているわけだが、普通に考えたら感情面での折り合いをつける以外にやることがないので、この部分をすっきり見せるのは案外難しい。実際、今回だってカナタは最終的にノワール救出を選択したわけだが、その選択にゴーサインを出した要因は明確ではない。 利害だけを考えれば「シエルが消えてしまい、空っぽになったゼロ型素体を放っておくなんて勿体無いだけだし、放っておいたらノワールもミステルもぶっ壊れちゃう」と言われてるのだから「移植する」一択なのだが、それが簡単に決められないのもカナタたちの心情面を考えれば理解できる。そこに何か、「しょうがない」でも「こっちの方が前向きだ」でもいいので、納得できる「一押し」があると説得力も増したのだけど。カナタが最後にとった行動が「ノワールの写真を見返す」だったので、そこにノワールの思い出を見て決心したとも取れなくはないが、どっちかというと「シエルとの楽しい日々の追想」がメインになってしまったので、そこからシエルとの完全なる決別を選んだのは流れとしてあんまり綺麗ではなかった気がする。シエルが前回「私の後のことは好きにして」とか「有効利用してくれ」みたいなニュアンスを遠回しに伝えてくれていれば、多少はカナタの後押しになったんだろうけども。 ただ、そうしてなんとかシエルという存在に決着をつけ、改めてこの世界における「メイガスとは何か」を考えさせるという意味では至極真っ当な展開。個人的にグッときたというか、オォと思った部分は、ヴァイスハイトさんが振り返っているシエルとの「初対面」トーク集の部分で、実はこれ、前回シエル目線から逆パターンを見せているのよね。ヴァイスハイトが「初めまして僕が君のマスターだよ」って自己紹介してるシーンが何個も流れてシエルが「私は何度も初期化されてたんだ」って気づくところだけど、当然、このシーンでヴァイスハイトは毎回似たような言葉でハジメマシテの挨拶をしているが、そのニュアンスは全て微妙に異なっていた。まぁ、違う時間の違う状況なのだから、人間が発する言葉がちょっとずつ違うのは当たり前。他方、今回はヴァイスハイトさんの回想で「初期化されたシエルが挨拶する」シーンが重なったわけだが、この時のシエル、表情やポーズは微妙に差があるが、発している言葉は全て一言一句同じなのである(多分同じ音源)。これが「初期化されたメイガス」をはっきり際立たせる要素になっており、シエルにとってはゼロからのスタートだったが、ヴァイスハイトにとっては「N周目のシエル」には違いない。未だ彼がメイガスをどのように見ているのかは定かでないが、今回の演出方向から、ヴァイスハイトもメイガスとの関係性を簡単には割り切れない奴である可能性は出てきたか。 他の連中は当然みんな自分なりの「メイガス観」を保持しているが、それを丁寧に確認してくれたのがトキオ。彼はあえてマハトに「お前にとってのメイガスとは」という質問を投げかけており、トキオ・マハト、そしてカナタとエリーに至るまで、「こっち側の人間」はメイガスのことを尊重していることが分かる。多分マハトさんが転げるのも時間の問題なので、その場合には「アンチメイガス派」と言えるのがヴァイスハイトさんだけという状態になってしまうわけで……なんか逆に可哀想になってきたな。 しかし、エリーは本当にエエ子やな……カナタは自分の周りの女の子環境が恵まれすぎていることをもうちょい理解した方がいい。 「戦闘中に歌が?!」俺(別にそんなにおかしなことでもないだろうに……)第18話。歌も歌わずに戦って、どうやってフォニックゲインを高めろというのか。 さて、雨後の筍の如く、ニョキニョキと死亡フラグが生えまくる残念展開の中、予定調和のようにシエルがひとまずの任務を終えた。あまりにも想定通りだったおかげで悲しさよりも納得感の方が先にきてしまうが、決してお仕着せのお涙頂戴というわけでもない、彼女なりの生き様のドラマがあった。いや、そのドラマですら、途中まではヴァイスハイトの手によるものだったわけだが……。 シエルとヴァイスハイトという主従関係により、ついにこの世界の全貌が明らかになったような気がする。まず全ての元凶となった「新月の涙」は気象観測衛星の事故によるもの。大規模な宇宙開発を進めていたであろう人類は、たった1度の失敗によって地球の全てを崩壊させた。まぁ、多分毒性の燃料とかそういうものが地上に降り注いだってことなんだろうね。そうして人類は大打撃を受けたし、さらにその「雨」のもたらした影響だろう、地球上の生物が変異を起こして人類に牙を剥くおまけ付き。弱り目に祟り目で人類が滅びかけたのもやむなし。しかし、そこからなんとか復興を果たした人類の希望の星となったのが巨大国家アメイジア。ヴァイスハイトやトキオたちはそこで「創造された」人類という話だったが、これが文字通りに「製造」された人工生命的な意味合いなのか、単にそこで生まれてそこで育った人類であるということなのかはまだ不明。まぁ、どっちにせよ1つの時代の節目である「アメイジア時代」を象徴するのがイデアールという組織なのだろう。彼らのお題目は「イストワールを目指すこと」らしいが、この汚れた地上を抜け出してお空の上のイストワールに辿り着けば、もしかしたら雨をコントロールする権限も人類に戻ってくるのかも。 そうして復興を目指す人類の強い味方がメイガスということになるわけだが、はい、ここでようやくタイトルどん。ヴァイスハイトさんが気にしているのは「そのうちメイガスが成長しすぎて人類に仇なすよ。人類は再び自ら作り上げた科学技術にしっぺ返しに合うよ」ということ。人工知能が人類を超える、いわゆるシンギュラリティの懸念であり、まぁ、こんだけの技術があったらその懸念も当然のものではあるのだが、今更おめぇ1人が心配したところでどうしようもなくない? とは思う。少なくともトキオはそんな心配してないし、外の世界でもマリアあたりは割と自信を持ってメイガスのメンテしてたので、今のメイガスにそんな心配はないと思うんだけど。まぁ、今回のシエルみたいに「マスターの思惑を超える」ことをする可能性はあるが、そこまで想定してのメイガス三原則だし、そもそも今回の件はどう考えたってヴァイスハイトの自業自得だろうし……まぁ、今後ミステルが人智を越えたとんでもねーことをやらかしてから考えればいいんじゃないかな。 そうして余計な心配をしているヴァイスハイトの思惑について、トキオは「底が見えたわー」ってんで離脱、黒仮面様はまだ思い悩み続けているようだが、多分シュネー共々大義名分がどこにあるかは薄々分かってるだろうから、転げるのも時間の問題か。しかし、その代償として絶唱後のシエルは機能停止。自主的にカナタにインストールさせたプログラムは、おそらく初期化にカウンターの形で機能停止させるトラップみたいなものだろう。すでに「ゼロ型メイガスを手にいれる算段はできている」と報告済みのシエル。見事に飼い主の思惑の先をいき、全ての目的を果たしてみせたのである。まぁ、そんな結末をカナタが望むかどうかはまた別問題なのだけれど……。どこまで行ってもこのままではシエルに幸せは無かった。だからこそ、彼女は自らを犠牲にしてトータルでの利益をとった。これもまたメイガスらしいクレバーな判断であろう。 さて、カナタは説明のない状態で現状を受け入れることができるかどうか……。 黒白仮面が並ぶ組織 is 何、第17話。自分らの趣味でやってるならいいけど、この出で立ちで10年前からいたわけでしょう、……変な奴ら。 さぁ、だいぶ見通しがよくなってきたね。イデアールの組織図がだいぶ見えてきたというか、人間関係のゴタゴタがすっきりしたおかげでしょうか。今一度名称を確認しておくと、我々が「黒仮面」と呼んでいた人物は現在「マハト」の名で呼ばれている。イデアールの幹部クラスということ以外は実は案外分かってないことも多いのだが、少なくとも10年以上ずっと勤勉に働き続けてきた真面目さん。ちなみに仕えているボスの名前はヴァイスハイトというが、こちらは単に性格が悪そうなやつ。調べてみたら「ヴァイスハイト」は英語なら「wisdom」に相当する語らしいですが、この世界では別にドイツ語じゃなくてイストワール語とかなのでそういう意味があるかどうかは分かりません。 そして黒仮面と対になる存在として登場した(?)白仮面、こちらはトキオ改め「リヒト」と呼ばれる個体であり、マハトと同じ出自ではあるが、イデアールが退屈で飛び出したとは本人の弁。でもまぁ、こうして戻ってきても大して怒られてないところを見ると、別に喧嘩別れとかではなく、本当に気まぐれで家出しただけのようにも思える。まぁ、下々の生活を観察することにも意味はあるだろうし、組織側としても地方に送った特派員みたいな扱いで認めていた可能性もあるか。 カナタをめぐるゴタゴタでこれまで関係性を切っていたイデアールとの接続を余儀なくされたトキオ。彼が何を思って組織に戻ったかはまだ明かされていないが、まぁ、どう考えてもカナタと敵対する意思はないだろう。どこで何を語ってくれるかを今はただ待つしかないが、彼の性格を考えると、ほんとに後から説明してくれるかどうかも微妙なところかもしれない。ちなみに白黒仮面の言い合いから推察するに、以前在籍していた時に仮面なんてつけてなかったみたいだが、どっから引っ張り出してつけているかは謎。黒仮面に嫌がらせするためだけに持ってきたのだとしたら準備がいいんだか悪いんだか。「白執事」もセットでつけてるのがなぁ……。今週は「なんかイライラしてるシュネーさん」が見られただけでもありがたいお話でしたね。 そんなこんなで謎の仮面組織になってしまったイデアールに、一人立ち向かわなきゃいけない健気なカナタ。ノワールの容体については、先週イメージしていたのが予想以上に近くてちょっとびっくりしたのだが、専門家の見立て(?)でもやっぱり「ノワールは単なるセーフティなんかじゃなくて立派に1つの人格だよ」と言われてしまったので、次なるミッションはミステルの復活じゃなくて「ノワールとミステルの分離」である。1つの体に2つの魂は窮屈すぎるから、スペアの別ボディさえあれば人格を分けられるかもしれないよ、とのことだったが……ただでさえ狩られるほどに希少なゼロ型ボディがそう簡単にその辺に転がってるわけもなく、思い切って飛び出してはみたものの、割と絶望的な探索行である。でもまぁ、視聴者目線だとなんとなーく嫌な予感はしてるけど、身近にカナタのこともノワールのことも悪しからず思ってくれてるメイガスが1人いるんですよねぇ。しかも今回はっきりと「私とゼロ型が生まれたのはそこ」って明言して「自分もゼロ型と同等のボディを持ってるんですが」って白状しちゃってるようなもんだし。 シエルさん……ここで正体を明かしてしまったか……もう、なんやかやで裏切り者呼ばわりされてカナタを守って機能停止に追い込まれたシエルが、自分のボディをミステルに託して息絶えるとこまで予定調和な気がするんですが。そんなにベタではないですか? 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HN:
Thraxi
性別:
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趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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