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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 オメェ男かよ!! 第6話!!! ……いや待て、スピリッツさんも言ってるじゃないか。人の性別を勝手に判断するのは良くないわ、って。まぁ、本人は男だと言ってるけども、もう少し冷静に観察を続ける必要があるな……。CV村瀬歩のどう見ても女の子にしか見えない男の子と、CV田村睦心で誰が見ても男の子な男の子が同居する世界、素晴らしい。

 そして今回はさらに「原点回帰(???)したかのような超ダウナー系沢城みゆき」な敵キャラまで登場。いいっすね、敵も味方も少しずつ陣営が出揃ってきましたよ。今のところ両サイドともに(特に声の部分で)充実したキャラが揃っていますのでね。是非とも全力でバチバチやっていただきたい所存。今回はその前哨戦というか、顔合わせの第1戦みたいな試合。なぜ北極がその舞台として選ばれたのかはよくわかっていないが、今のところスティグマさんのキャラを見ているとそこまで深い考えや狡猾な陰謀を持って動くタイプの悪役でもなさそうなので、本当に行き当たりばったりで敵幹部みたいな子を逐次投入しているだけなのかもしれない。ただ、それがちゃんとシャイたちヒーロー協会(なんか正式名称あったっけ?)が感知できて、想定通りのヒーローとかち合うセッティングになっていたのは偶然なのか、必然なのか。今回登場した氷少女、どう考えてもスピリッツさんの関係者のはずなんだよな。スピリッツさんの方は見覚えなかったみたいだけども……まぁ、こないだの小石川さんの一件を考えれば、別に指輪の力で黒く染まってしまう人間の中にヒーローがいてもおかしくないし、どんな敵キャラが擁立されても不思議ではない。相手が本当にヒーローを亡き者にしようとしているなら、関係者を悪役に仕立てて殴ってくるという(それこそ小石川さんみたいな)ムーブは基本中の基本なのかもしれない。この作戦を連発されると、いかにヒーローとて太刀打ちできない気がするが……。

 まぁ、今のところは気まぐれなスティグマが遊んでいる状態なのでおおごとになっていないということなのだろう。ヒロアカみたいにヴィラン側の組織がそこまでドでかいものではなく、スティグマを中心として幹部クラスが3〜4人くらいの「アウトロー集団」くらいの認識でいい気がするが、個体での性能がやたら高く、世界各地にどれくらい散らばってるのかもよく分からないヒーロー側でいちいち奴らの悪巧みに対応していくのは意外と難しそうである。スティグマさんがシャイに興味を持っていたような描写もあるので、しばらくはシャイ周りの人間関係だけをいじって楽しんでくれればいいのだが……いや、よくないが。

 とりあえず、今週の氷原での戦いを見て「そういえばシャイとスピリッツのコンビって完全に継続高校じゃん」ってことにようやく思い至ったので、誰か次までにカンテレ用意しておいてください。

 

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 呼ばないと店員が出てこないタイプの店ッ、第5話。そうなんだよ、コミュ障にとってあんなにもキツい試練もないもんだよ。これマジな話なんだけど、割と最近、「あっ、知らないラーメン屋だ」って思って、ちょっと変な時間だったけど開いてるみたいだからドア開けて入ったんですよ。そしたら誰も中にいなくて。まぁ、奥の方になんとなく気配は感じたから、自分なりにおっきめの声で「すみませーん」って呼んだんですよ。でも、なんの反応もなくて。多分気づかれてなくて。…………そこで心折れて、今度は極力気づかれないようにこっそりドア開けて出てきました。この話聞いて「訳わかんない」って思う人、僕と友達になれない可能性が高いです。

 というわけでシャイというかネガティブな話から入ってみましたが、アニメの方は5話目にして初めて、ほぼ暗い話がなく、とても心温まる日常アニメみたいなお話。このイラストレーションでこのテイストだと、こういう日常回も映えるのよねぇ。ずっとこのままでもいいのよ。

 Aパートは前回登場したヘンテコツンデレヒロイン、レディ・ブラックことピルツさんのお話。いきなりヒーラーポジションで出てきた割にはツンデレという回復役らしからぬ性格を持った彼女だったが、今回はなんといきなりテルの家を訪問して予後診療してくれるというあまりに手厚いケアを見せる。もう、この時点でかなりいい人っぽいのだが、そこからありえんくらいの善行メーターをガンガンに振り切ってくる展開。スイス人がちょっと手当てするだけの目的でいきなり日本に来て、さらになんの脈絡もなく提案されたその辺の「ちょっと体悪い人」にめちゃめちゃ親切なケアを施してくれるとかいうナチュラル白衣の天使っぷり。この子、こんだけ分け隔てない親切をばら撒いて、これまでどうやって生きてきたんだろう。まぁ、もしかしたらテルと仲良くなるために多少の無理はしてたのかもしれないが……。

 しかし、そうして単なる「いい人」というだけでは終わらないのも今作の入念なところで、大して面識もなかったテルの素朴な疑問を起点に、大きな秘密を明かしてくれるピルツ。こりゃまた重たい過去を背負っているのだが……そんな様子はおくびにも出さず、ただ他者の救済にのみ邁進するという。なんてええ子や……。テルさん、周りに集まる子が掛け値なしにいい子ばっかりなのは本当に恵まれた環境なんだから、恥ずかしがってないでご縁は大事にせぇよ。

 そしてそんなテルも流石にこないだのくだりがあってほのぼのだけで終わるのもまずいってんで、せっかく手に入れた個性「炎」を活かすための特訓モードへ。とはいえ秘密特訓ではろくに火を生むこともできない体たらくで、えびおさんも何か有効な手助けがあるわけじゃなさそう。そんな「ヒーローの伸び悩み」展開を、なんとまぁ、書道で解決してしまうってのも珍妙な展開である。「心の力」というのがキーワードになっているので別に筋トレやスパルタからの能力開花だけが選択肢でもないのだろうが、テルの内面に一番しっくりきたのが書道だったということなのだろうか。こんなに書道をフィーチャーして特殊能力と重ね合わせるアニメ、「かみちゅ」以来かもしれん(まぁ、直近にでかい筆を振り回して全てを黒く塗りつぶすジジイのアニメはあったが)。

 関係性も広がり、個々のキャラの内面も掘り下げられ、そしてヒーローとしてのレベルも1つ上がった。もう、次にどんなエピソードが来てもおかしくない状態だが……今回みたいなハートウォーミングなお話でいいんだけどな。そろそろ敵サイドも動き出すかしら……。

 

 

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 「てんしん」って「転心」って書くのね、第4話。てっきり変身することだから「転身」だと思ってた。ウォウウォウォウォウォ。

 ドがつくくらいにストレートなヒーロー話。やってることはハードだが悪い人がいないというとても優しい世界のみで繰り広げられた解りあうための物語で、先週時点でなんとなく匂わされていた「スターダスト、別に悪い奴じゃないのに使命感からちょっと悪ぶってる」感がいいあんばい。こういう「責任が取れる大人」がちゃんと存在している世界観はとても安心する。いや、別にスピリッツが頼りないとかいうわけじゃないわよ。……「能登麻美子にスキットル持たせるの似合うなぁ」とか思っただけ。「スキットルとハズレの舟券持たせた能登麻美子の撮影会とか兼六園で開催しようぜ」って思っただけ。

 まぁ、本心はどうあれ、スターダストの試練はスパルタだったのは間違いない。彼はすでに「転心輪」による力に目覚めている状態とのことで、この世界のヒーローもきっちり1人に1つずつの個性を持った存在だった。よかったよ、前回まででほんとにシャイが単なるパワーファイターでしかなかったから、「いくら見た目が個性的でも、単なる力自慢集団じゃ面白くなりようがないやろ」ってちょっと心配してたから。まぁ、そのスターダストの能力の全貌もよくわかっていないのだが、喜久子おねーちゃんの解説によると「周りの何物からも影響を受けず、全てを支配している」とのこと。一方通行のベクトル操作のめっちゃ機能限定版みたいなものを想像すればいいんだろうか。とりあえず言い方次第でどんな使い方でもできそうな能力である。

 それに対し、シャイは小細工もできないし周りに影響も与えない。ただひたすらに一意専心。彼女のひたむきさが炎となってその身に宿る。主人公が炎系能力者というストレートな設定も現代ではむしろ珍しい配置かもしれない。まぁ、炎系といっても現時点では単に殴ってるだけだし、今後はこの「正義の炎」がどのように変化するかも予想できないけど。今のところスターダストの「支配」とシャイの「炎」、そして新キャラの「治癒」しか能力がわかってないから、どの程度の縛りなのかも分かんないしね。流石にスタンド能力みたいな限定的なものではなさそうだけど。

 というわけで、強さと優しさを武器に、真っ直ぐに、最短で、一直線に戦ったシャイの判定勝ち。スターダストがきちんと大人の役割を果たし、シャイのレベルアップイベントが終わった。いっちょまえの戦力となったシャイが次に展開するべきは、同じような能力を持った仲間たちと顔を合わせ、立ち向かうべき敵を確認することだろう。初音ミクみたいなツンデレお嬢さんは「看護班」とのことだったので戦力なのかどうかもまだよく分かんないけど……一応この世界のヒーローの力は「転心輪の力で変身した後、その心が能力として宿る」とのことだったので、変身した時点である程度戦闘力はアップしているのかもしれないね。そしてシャイがご自宅のテレビで見ていたニュースの中には明らかに中国のヒーローらしきチャイナ娘の姿も。こちらはオープニングにも映っている子なので、おそらく次回以降に焦点が当たることだろう。

 真っ直ぐでブレない見やすい展開、引き続きいい感じよ。

 

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 そうか、インキャの対義語はアウトキャだったのか……第3話。この定義ならまぁ、私がインキャになるのは致し方ないですね(?)。

 インキャばりばりのテルに対し、吹っ切れて完治した小石川さんは想像以上のアウトキャだった。表記を揃えるために名前を確認しておくと下の名前は「惟子(いこ)」というらしい。テルイココンビ、凸凹だけどいいバランス。前回の指輪騒動で彼女の内側にドロドロしていた負の感情は綺麗さっぱりなくなり、ショック療法の原理なのだろうか、ついでに肉体的な障害として残っていた足の怪我まで綺麗さっぱり。いささかご都合主義ではあるが、これにて「ヒーロー以外で唯一シャイの正体を知っているマブダチ」が完全態で爆誕したことになる。何しろCV東山奈央の軽快女子中学生。どこか言い回しも東山キャラっぽいクセがあったり、なんか不思議な存在感を放っている子だ。どこまでが指輪解除の影響なのか分からないが、シャイの掲げるヒーローの理念に完全に共感した真っ直ぐな正義感は下手なヒーローよりもヒーローらしい(というかシャイが普段はヒーローらしくない)。今後は闇落ち経験者としてヒーローのゲストアドバイザーのポジションにでもついてくれないもんだろうか。多分えらい人(ユニロード)もその辺はしれっと受け入れてくれそう。

 そんなわけで、前半パートはイコとの愉快なレジャータイム。いや、インキャは残念ながら休日のおでかけなんて苦しいばっかりなんだけどね。人混みに行くだけでグロッキーだし、多分今回のお出かけ段階ではまだテルもイコとどういう距離感で付き合っていいか定まってなかっただろうから、人間関係へのストレスでもだいぶ参っていたんじゃなかろうか。最終的に彼女の人柄の良さが確認でき、名実共に親友になれたとは思うんだけど。そしてこのタイミングでお偉いさんからの打診。スピリッツはあんな性格なのにシャイを宇宙に引っ張り上げる水先案内人として仲介業務を受け持ってくれている。あの転移ゲートはスピリッツの特殊能力だと思っていいんでしょうか。別にシャイも何か個性があるわけじゃなし、この世界のヒーローの能力ってのはまだ分かんないところが多いわね。分かってるのは確実にアル中だってことくらいか。

 大人が集まり、映えスポットとしても人気を博すヒーローベースに、新たにイギリスのヒーロー、サイコパス・スターダストが登場。彼の今回の立ち振る舞いは確かにシャイに対して厳しいものではあったが、どうもその根底に流れる気遣いみたいなものは匂わせてるんだよな。最初のイコの紹介通り、多分いい奴には違いないと思う。まぁ、このタイミングでいきなりヒーロー側に不穏分子が出てきても処理しきれないしな。ただ、そうして「多分いい人だろうけど」というのが何となく伝わってくるだけに、彼と戦わなきゃいけないというシャイの負担も一際大きなものになっている。世界屈指のヒーローと謳われているのだから、どこぞの世界のオールマイトみたいなもんだろう。いきなりそんなところにぶつけられて、シャイは簡単にレベルアップなどできるのだろうか……ここで負けたらもう美味しいボルシチは食べられなくなってしまうぞ。

 ……この作品、なんで微妙にロシア推し?

 

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 最終回でやるやつ、第2話。こんだけがっつりやられちゃったら、どこぞのヒーローガールもかたなしである。

 前回興味を引いた全部の要素を今週でほぼ回収しちゃうというとんでもない展開。ここまでドがつくシリアスに展開するというのも想定外だったが、「小石川さんとの微妙な関係」についてもすっきり後腐れなしで片付いたし、今後も長い付き合いになるであろうテルの、彼女なりの「ヒーロー観」みたいなものもかなり明確な形で提示されている。悪の組織(?)の存在も露わになり、あとはもう、このまま正義を守るヒーローとして悪の怪人とぶつかり合ったりしていくんだろうか。

 回収しきっちゃった感があるので正直いえば前回感じた初回特有の爆裂盛り上がりみたいなものはそこまで感じなかったが、非常に真っ当に、真っ正直に展開しているドラマなのは間違いない。1話だけで扱われるサブテーマ的な存在だと思っていた小石川さんが初の「変化して戦う怪人」役に選ばれ、この世界の悪が「人間の心」を弄んでいることがこれ以上ない形で示される。小石川さんが抱えている宿業が「自罰」であることもすぐに判明し、他人を犠牲にして生き続ける自分への激しい憎悪というとんでもねぇ相手と対峙しなきゃいけないシャイは本当に大変。何しろ「ヒーロー」というのは「自分を犠牲にして他人を生かし続ける」存在なのだから。過去への後悔に苦しむ小石川さんからすれば、シャイなんて天敵みたいなもんなのだ。

 そうして「何故守るのか? 何故他人のために戦えるのか」という永久に尽きることのない「ヒーロー問答」をいきなり初戦でぶち込まれてしまったシャイ。彼女なりの解答は明確に示されたとは言い難いが、「人助けだって自分のため」という、ある種のエゴイズムを表明することで小石川さんの憎しみを打破。ひとまずは友情タッグの成立とあいなった。まぁ、最終回っぽいとはいえ初戦には違いないのだから、一旦この辺りで矛を収めてもらうしかないだろう。これでシャイも一段階強くなって今後の戦いに備えられるだろうし、紅葉山テルの学校生活も多少心安らぐものになるんじゃなかろうか。ただまぁ、今回無茶したおかげで敵のボスから変な風に目をつけられちゃった可能性はあるが……ラスボスは田村少年かぁ……納得感しかないな。

 今回は麻美子も登場せず、完全に2人の女の子だけのお話だった。オープニングなどを見る限りでは当然「ヒーロー軍」はもっといるはずなので、今後はキャラクターの多彩さで見せてほしいところですね。

 

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 当然のごとく未完!! 最終話! 分割2クールで良かった、という安堵もあるし、「綺麗に完結してくれよぅ」という不満もあるが、まぁ、最初から決まってたならこれはこれでよしか。

 というわけで、残念ながら何一つ完結しなかったのでまとめる要素も何もないです。一応シルバーストームについては覚醒ノワール・ミステルのチートによって瞬殺。何故このタイミングでの覚醒だったのか、そしてノワールとミステルの関係はどんなものかは、およそ本人が説明していたのでとりあえずそのまま受け取ってしまっていいのかしらね。一応確認しておくと、ノワールが自分の存在意義に疑問を持ってしまい、深層に眠っていた「最強キャラ」ミステルを叩き起こして対策とした。ノワールが自身の深層にそうした最強キャラが眠っていることを知っていたかどうかは微妙なところだが、強く願ったことで封印が解除されてしまったのだろう。

 ミステルとノワールの関係については、ミステルが「セーフモード」と呼び、さらに「自分は眠っていたかったのに」みたいなことを言っていたことからもおよそ想像はつく。20年前のシルバーストームの際にも大活躍した最強メイガス・ミステルは、何らかの事情でこの地上での戦いに嫌気が差し(おそらく元の契約者との何かがあったと思われる)、自分がもう出てこなくてもいいように、「セーフモード」という省エネ状態のノワールを開発し、自分の意志の上から被せた。全く省エネではなかったノワールだが、諸々の思考ルーチンなんかを簡略化した「ぼんやり人格」に全てを任せて、ミステルはそのまま眠っているつもりだったのだろう。しかし、それが叩き起こされたことで、今度はノワールに戻らなくなってしまった。何しろノワールの方がかりそめの人格だったわけで、戻ってこないのも致し方ないのである。

 こうした「かりそめの人格の方を好きになっちゃう」系の恋愛譚ってのもアニメだと何本か観てきた気もするのだが、加齢のせいかパッと例をあげることができない。だいたいは強烈な本人格の方が偉そうに抗っちゃうけど、最終的には愛の力で望む方の人格が戻ってきてハッピーエンド、みたいな流れになりがち。ノワールの場合は、ちゃんと戻ってきてくれるんでしょうかね。

 ノワール絡みのお話はほんとに「未完」なので置いとくとしても、他の連中も色々と未完なのであんまりいじりようがない。エリーとの関係性は待ったをかけっぱなし、トキオはなんと黒仮面様とお知り合いだったようだがそのバックグラウンドも当然謎。名前を「マハト・エイヴィヒカイト」と読んでいたが、「永遠」を冠する名前をつけられているのはいったいどういうわけなのか。そして彼らの目的は何なのかも引き続き気になるところ。シエルは一応誰も傷つけずに済んでいるが、ミステルの行動次第では割とすぐにカナタとの関係性に決着をつけなきゃいけなくなるかも……。

 とまぁ、メインシナリオは各所で重たい展開が始まっているが、個人的には「契約律!」「隣人律!」「成長律!」とか小難しいこと言われてるのに能天気な関係性のメイガスたちが好きよ。多分ランゲたちのトコなんて成長だのなんだの、考えてないだろうし。あんなランゲだけど、契約律のせいで縁が切れないとしたらメイガス・ハラスメントの可能性もありますがね。

 あと、ほんとに馬鹿馬鹿しいのにマイケルのプロポーズからのくだりはマジで爆笑してしまった。「ボブ」っていう名前をそういうふうにつけられる奴はこの世におらんのよ。ほんでフラムとのショートコントも笑っちゃったし。笑顔でいられる関係性って素敵ですね。

 とりあえず、2期ではクラウディアさんの年齢が明かされるところから始まります。嘘です。

 

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 惚れてまうのもしょうがない、第11話。ラストに向けて、きっちり主人公が仕上げてきましたなぁ。周りの女の子らにナチュラルに影響与えまくり。

 ラストバトルっぽさは文句無しの展開になっているが、いかんせんエンダーズという連中の特性が未だにはっきりしてないもんだから、「コアが2つあるからどっちか壊せばいい」(なんかよくあるツインタワー展開に強引に持って行かれた……)「両方のコアを破壊! しかしコアはもう1つあった!!!」(知らんがな……)みたいな感じになってしまっている。まぁ、公式がそう言ってるんだからしょうがないんだけどさ……結局この世界においてエンダーズってのは最終的に立ち向かうべき世界の謎とは別次元で暴れている存在みたいなので、本当に「嵐」のような自然災害として場当たり的に対処していくしかないんだよな。そういう意味では超「感覚派」のマイケルが対策指揮をとっているのはとても正しいのかもしれない。

 そんな大騒動の陰で暗躍しているそれっぽいなにがしか。いや、だって結局どこのどなたなのかさっぱり分からなかったからね……まぁ、とにかくこの世界には「なんらかの世界の真理を求めて暗躍している連中がいる」ことが(分かりきっていたことだが)確定。前回までの展開で「シエルはそこの諜報員で、ノワールの価値が確定し次第カナタを始末するアサシンでもある」という認識が得られた(そんで前回時点でもうその任務は放棄したものかと思っていた)。そんなシエルと別軸で動いていた謎の上位存在に黒仮面さんがいたわけだが、今回のくだりで「実は黒仮面さんがシエルの直属の上司だった」ことが判明。思った以上に世界の構造はシンプルだった。黒仮面の上にはさらに組織の大ボスがおり、2人して何か大切なことを成そうという了解は取れているみたいだが、黒仮面さんもどっちかというと「感覚派」の人で、上からの命令を聞いても「いや、自分がやりたいようにやるわ」と気まぐれを発揮。そのおかげで、ほんとギリギリでカナタは一命を取り留めることとなる。これにて「ラスボスー黒仮面―シエル」のラインが確定したので、あとはこのラインがどこまでカナタと利害関係でぶつかるかが問題となる。シエルはほぼカナタ派に転がっちゃってるし、黒仮面さんも目的が達成できるなら一応カナタの命に関しては優先順位を上げて考えてくれそうな人物。ノワールとの特別な絆をアピールして、今後は世界を揺るがす側に回りたいもんですね。

 てな展開は来週決着がつくかどうか分からんが……今回の最大の見どころは、むしろいろんなメイガスの表情豊かなマスターとの絡みだった気がする。その筆頭はフラムたんで、今回はコロコロと表情を変えて魅力を全方位に振り撒きまくった。クラウディアとのバディ関係が完璧。マイケルのところのメイガス(ボブ)もいつも以上に良い味を出しており、彼がナチュラルにマスターをdisればdisるほど、対比的にマイケルの格好良さが引き立てられるという、なんともツンデレなメイガス。他にも久しぶりに登場したランゲさんとこのコンビも昭和の匂いがしてたまらんし、復活のトキオの世話をしているムートンもいつも通りである。こうしてみると、やっぱりメイガスの中で一番キャラが薄いのはノワールな気もする。記憶があの調子じゃしょうがないんだけどさ。

 まぁ、それもこれも全てクライマックスへの布石。最後はいいコンビネーションを見せて欲しいもんだ。でも、メインヒロインの座をエリーから奪わない程度でおなしゃす。

 

 

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 この世界のエンダーズはなんぼでも強いやつを追加できる設定なのでタチが悪い、第10話。このタイミングでの「めちゃ強いやつ出てきたぜ」展開、きっちり1クールの締めに入ってるな……死者が出なかったのが不幸中の幸いか。

 いや、違うな。もうすでに他所のネストで大量に死者が出てるんだよな。せっかくなので今週のキーワードお勉強コーナー:“エンダーズ”とは、“新月の涙”後に現れた異形の存在。毒素であるブルーシストから発生し、AO結晶を狙う性質があるという。ぶっちゃけ、公式の説明でもこれだけってことは、おそらく作品世界内でもまだまだわかっていないことだらけなのだろう。人類との対立が続く中でさまざまな対応策も生まれてはいるし、少しずつその生態についても分析はしているのだろうが、よりにもよって空気中の気体を媒介して生まれちゃう存在なんて言われたら、基本的に根絶は無理だろうし、どれだけ予防したところで完全に脅威を取り除くことはできない。さらにエンダーズは単一特性だけではなくさまざまな種類が存在しており、前回スポットが当たった「寄生型」なんて特殊形態を含め、個体レベルでさまざまなものがいくらでも登場できる。そういう意味では、単体での脅威度がやや低いとはいえ、エヴァにおける使徒や、ストパンにおけるネウロイなど、「何をやってきてもおかしくないからその都度対策を考えなきゃいけない難敵」のグループに入っちゃうのかもしれない。

 まぁ、視聴者目線だと「近隣のネストが大量に壊滅させられている」という情報を得ているにもかかわらず実態調査のために人員を分散させた今回の采配はどうだったんだ、という疑問もあるのだが……どこに脅威が隠れているかもよくわからない状態で、防衛にも人員を割いてわずかな人数での調査をやらなきゃいけなかったのはかなりのリスクを伴う状態。そしてそのリスクをモロに被ってしまったのがトキオで、彼の心配が全部的中した結果が今回の顛末である。もちろん彼が内省していたようにいつまでもカナタのことを子供扱いして余計な反抗心を植え付けてしまったのは失策だっただろうが、結果的には本当に「カナタが迂闊だったばかりにトキオが傷つく」という、最悪の展開になってしまった。カナタからすれば「トキオさんの言うとおりだった。自分はまだまだ半人前で、自分が余計なわがままを言わずトキオの言うことを聞いておけばこんなことにはならなかったのに……」と凹みまくってもおかしくない状況だ。ただ、そこはトキオも気を遣ったのだろう。最後にダメ出しをするのではなく、自分が退場してしまった後のことを考えてカナタに発破をかけることによって彼が凹んでしまう展開だけは回避した。あとは主人公に頑張ってもらうしかないのである。まぁ、カナタの実力が伴っていないというのは事実以外のなにものでもないので、もうワンランクのレベルアップは必須になるはずだが……ぼちぼちノワールが本気出してくれるでしょうかね。今んとこクラウディアさんに助けてもらうのが関の山。

 トキオの退場と同時に彼の悪友であるマイケルがどんな人物なのかが詳細に描かれ、おそらく今後の作戦は彼の「天性の感覚派」としての判断が活きてくるのだろう。多分そういう人をリーダーにしておかないと、まだペーペー呼ばわりされてるカナタが大きな戦闘で活躍する展開にはなりにくそうだからね。今回わざわざマイケルに「カナタは意外とやるやつだぜ」と認める発言をさせているのも、この後の展開でカナタが鉄火場に出撃しやすいようにしているのだろう。……そうなるとやっぱり「カナタはこんなふうにちゃんと強くなってます!」というのを示す要素が何か1つくらいは欲しいけどな……。今回の事件でコフィンも大きく破損したみたいだけど、大丈夫なんでしょうかね。

 

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 設定掘り下げ回、第9話。前回のトロピカってる雰囲気とはうってかわって、レイニー&ウェッティな状況でのじっとりしたお話。特に暗い話があったわけではないのだが……これから始まる不穏への予告みたいな感じもしますね。

 基本的に私は雰囲気でアニメを見てしまうのでこういうSF作品もなかなか専門用語が覚えられず、ガンダムなんかは途中で置いてけぼりを喰らってしまうことになるのだが、今作も一気に難しい用語が出てきて、そろそろ基盤部分くらいは認識しとかないとまずそう、という気になってきた。特に今回はこの世界がこうなった前提を知る「伝説のドリフター」が登場し、それを伝手にノワールの過去を探るお話。どうせだったらこの機会にキーワードをいくつか確認しておこう。以下、公式HPを参照しつつ。

 まず今回繰り返された「アメイジア」という言葉が気になったのだが、それを知るためにはキーワード“新月の涙”が必要。こちらは「正体不明の毒性の雨による大洪水」とあり、これがこの世界をぶっ壊した天変地異の名前。世界人口の92%が失われて文明が崩壊したとのことで、どうやら隕石やら地震やら、はたまた宇宙生物やらによる襲撃とかではないために、文明が崩壊したのちにも残っている遺物が多いのはあくまで「毒殺」が主な崩壊要因だったからなのかもしれない。この世界の人たちが雨を忌み嫌い、警戒しているのもこの影響で、“ブルーシスト”と呼ばれる毒物は現在も人間を蝕むという。

 この“新月の涙”を生き延びた人々が地下に築いた都市国家が“アメイジア”とのこと。「超高度AIによって全てが統制され、一定水準の生活が保証されていた」とあり、人類は壊滅の危機を逃れ、一旦は団結できたということ。その他諸々のキーワードはまた折を見て触れたいが、なんやかやあってアメイジア体制が破綻、人々は地上に出て各ネストにてAO結晶の採掘などで生計を立てているらしい。なるほど「本物の野菜や果物」がやたら珍重されているのは、この世界の土が毒性を持ってまともに植物が育たないせいなのか。ちなみに公式によれば物語の舞台となる時代は2242年、“新月の涙”が2099年ということで、約140年ほどが経過しているとのこと。まぁ、確かにそれだけあれば人々も災害から復旧してそれなりの生活に落ち着いているのも頷けるか。

 そうして高度な文明が築かれながらも一度は滅び、そこから情報を吸い上げての復興状態から生み出されたのがメイガスというシステム。前回もちょっと触れたけど公式解説によれば「体重は平均120㎏」とのことで……前回ノワールたちが器用に泳いでたのすごくない? 多分普通に戯れ合う程度でも、細身で体重120㎏のやつとだと命の危機はちょいちょいありそう。まぁ、他の部分も色々すごいけどさぁ。今回はカナタがそんなノワールの秘密を探ろうと頑張ったわけだが、残念ながら「普段からなんかブラックボックスの中で負荷の高い情報処理をしてるもんだから、日常的にはぼーっとしてるように見えるよ」という、今後覚醒して何かをやらかすであろうフラグがきちんと建立されるにとどまった。まぁ、そんなもんだろう。この世界なら「古いメイガス」も決して「性能が劣るメイガス」を意味しないわけで、ロストテクノロジーの極致である骨董品メイガスが世界をひっくり返す可能性もないわけじゃない。おそらくそうした過去のメイガスが「ゼロ型」と呼ばれる連中であり、今回初登場のエイダもゼロ型らしい。ここまで結構な数のゼロ型が登場しており、そこまで珍しい珍しい存在ではないのかもしれないが……どっちかってぇとその相方のアルバの方が珍しい存在なのかしら。「アメイジア崩壊以前から活動しているドリフター」とのことで、カナタが知りたい情報も色々抱えてそう。ただ、今回の一件でノワールについては本当に何も分かってない様子も見え、多分はったりとかじゃなくてマジで謎なんだろう。まぁ、どこまで行ってもたかだか1体のロボでしかないはずだが……世界の真理とかに繋がってほしくはないなぁ。

 

 

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Thraxi
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声優のこと全般
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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