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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 プールの水深が全く分からない世界、第8話。どう見てもカナタがしゃがんでるとこは浅いし、その周りも普通に立てる水深なのに何故かメイガス連中が絡むシーンだけ一気に人が死ぬ深さになるという……きっと変幻自在の謎の科学力が働いているに違いない。

 正直、このアニメで「8話目ですし、水着回やりますか」みたいな流れになるとは思ってなかった。全く期待もしてなかった。まぁ、マリアやクラウディアなんて普段から割と痴女気味の格好してるし、メイガスに「水泳」の概念が、いや、「水着」の概念があるかどうかもよく分からんかったし。以前も書いたけど、この世界におけるメイガスって、本当に「自分は機械だ」っていう負い目は1ミリもないんだよね(特にアンジュ)。活き活きとしながら、公式設定では割と重たいはずの体重も気にせずにプールを満喫できる連中ばかり。まぁ、楽しそうでなにより。そもそも一番のびっくりはこの荒廃した未来世界にもちゃんとレジャー施設が運営されてるってところだよな。

 そんな水着祭りを舞台に描かれたのは、これが最後じゃないことを祈るばかりのエリーメイン回である。個人的にはカナタはエリーエンドを迎えて欲しいと思っているのだが、どうにもアニメ業界の常識として(?)ツンデレ気味の幼馴染ヒロインというのは不利な状況にある。どう考えても今作メインヒロインはノワールであり、今回ゾクリとしたのは、よりによって最後のキャストロールではエリーがなんとシエルよりも下にいたこと。念のために公式ページのキャラクター紹介も確認したが、並びはキャストロールと同じで「カナタ→ノワール→シエル→トキオ→エリー」の順(今回登場してなかったけど、公式ページだとさらにトキオのあとにムートンも入る)。この並びではなかなかメインヒロインだと自信をもって言えないのもしょうがない……がんばれエリー。トキオだって気がないわけじゃないのだし、きちんと攻めの姿勢が維持できれば、ポンコツノワールなんて目じゃないぜ!(ノワール、あれで意識的に邪魔してるんだとしたら最悪だぞ)

 どっちかっていうと、エリーにとって厄介なのはノワールではなくて周りの野次馬ども。こないだの一件でマリア×クラウディアという面倒臭すぎるつながりが生まれてしまったようで、応援していると言いながらもカナタたちの恋路を邪魔する騒音がでかくなるばかり。そこにシエルまでもがちょっかいを出してきたら、そりゃぁエリーも胃に穴が開くってもんで。元からあんまり押しの強い子じゃないし、周りの連中が煽れば煽るほどにますます意識しちゃって空回り。こんなに可哀想な幼馴染ヒロインはなかなかいない。多分、一番の害悪はちょっかい出すだけだしといて、いざという時に邪魔してるアンジェなんだよな……結果的に今回濃厚なキスシーンを披露したのはエリー&アンジェだったわけで……もう、いっそエリーさんは異種間百合に目覚めてしまったらいいんじゃないでしょうかね。

 そうしてヒロイン勢が頑張っている姿が描かれただけなのでメインストーリーにあんまり進展はないが、一応シエルが開き直って近場で堂々と商売を始めたのは気にしておくべきところだろうか。彼女はどこかで「組織」から呼び出されるのは間違いないわけで……彼女の腹は決まっているのだろうか。

 

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 フォニックゲインの波動を胸にィ! 第7話! ……「歌いながら戦ってる!?」な作品はごく稀に登場しますが、流石にまだ「戦うためだけにスタジオで歌を収録してる」作品はアレくらいなもんですね……今回の画面はどっちかってぇとマクロスでしたかね。

 さて、アニメも中盤を超えていよいよ物語が動き出しました。そっちから動くのか、というのが多少意外ではあったけど……やっぱりカナタたちの知らない謎組織はあるんだよなぁ。カナタが探す理想郷、どうにもアンタッチャブルな世界の秘密に繋がっているようで、ここから先どんだけスケールの大きな話になるものかとちょっと心配。

 今回注目すべきは、割と力を入れてくれた作画によるヒロインの表情の豊かさ。特にちょろイン代表のエリーさんは喜怒哀楽がぽんぽん顔に出るので見ていて楽しいし、アンジェのツッコミも綺麗に決まるのでそれだけで実家のような安心感。純情可憐幼馴染ポジという、絶対に安全なように見えて結局ゴールに辿り着けない不憫な身の上のエリーさん、多分視聴者目線だと8割は「最終的にエリーと幸せになってほしい……」って思ってるぞ(俺調べ)。他にもマリアというアバズレヒロインもいるけど、そっちはまぁ、要所でエロいことを差し込んでくれればそれでいいや。

 そして、なかなか話の中核に食い込めないエリーさんに変わって一気に話を掌握したキーパーソン・シエルさん。そっかー、カナタとの関係性も偶然ではなかったかー……今回の設定、突然出てきたように見えてしまったが、シエルさんの過去の登場回を振り返ったらもしかしたら伏線あったかもしれんね。言われてみればこの世界における「パートナーなしメイガス」はちょっと怪しくはあったわ。ただ、そんな彼女が何かをしでかす前にカナタの方から先制パンチ。結果的に2人でしっぽりデートした後にユニゾンして敵部隊を殲滅するという初めての共同作業までクリアしてしまい、どうやらシエルさんはあっさり陥落してしまったようだ。エリーばかりがちょろイン扱いを受けているが、実際に一番ちょろかったのはシエルさんだったんじゃなかろうか。

 そんなシエルをオトすことに成功してしまったカナタくん。今回は彼のバックボーンが語られ、この世界の謎がまた1つ解けたような気がした。カナタは「メイガスの子」であり、その生い立ちのせいで他人とはメイガスを見る視線が違う。だからこそ、ノワールともあんな関係性を築けているという。やはり、主人公は何かしらの特別さがあるものだ。この「カナタの視点の違い」ってのは実は結構大事な要素で、これまでこのアニメについて引っかかっていた部分というか、気になっていた部分がちょっとわかった気がする。

 気になっていたのは、「このアニメ、アンドロイドが出てくる割にあんまり『機械の心』に触れないな……」という部分。過去のアニメ作品を見るに、よく引き合いに出す「プラスティック・メモリーズ」もそうだし、割と近いところでは「Vivy」なんて作品もあり、どれもこれも「人間と機械は違うけど、きっと分かり合える」みたいなお題目を最後に掲げるため、いかにして「機械人形の中の人の心」を印象付けるかという作品作りになる。現在放送中の「AIの遺電子」もそうした部分に踏み込んだSFだ。今作もメイガスという存在が「人と違う」ことは当然語られているのだが、そこにあまり焦点を絞り込まない。これまで登場したメイガスはみんなしてあまりにも「人っぽすぎる」し、「機械だから云々」ってのは例えば今回アンジェが自分から踏み込んではいたが、ヒトの方から「こいつら機械だからなー」みたいな区別をしている様子がない。ここまで「人として」描いてしまうと、もう「機械との交流」みたいなテーマは描けないんじゃないかと、勝手に心配してたというか、「どういう方向でこの設定に意味を持たせるのかな?」と思っていたのだ。

 しかし、今回カナタが「メイガスを機械と思えない人」であるという説明が入り、妙に納得してしまった。結局視聴者目線は主人公のカナタを追いかけることになり、彼の主観で見えている世界を拾い上げるのが主な情報の受け取り方である。だとすれば、彼がみている「メイガスも人も変わんないよね」という世界が入ってくる方が自然なのだ。そして、このカナタ的世界観が強ければ強いほど、「それにしたって明らかに機械っぽすぎる」というノワールの異質さが際立つことになる。ここからどのように物語を紡いでいくつもりかは定かでないが、こういう「機械の物語」は新鮮なので、先の展開は素直に楽しみですね。まぁ、なんも回収されずにしれっと終わっちゃう可能性もあるけどさ。それでもアンジュとかムートンが楽しそうにしてるのをみたら、「これはこれでいい世界だよな」で満足しちゃうかもしれない。

 ……普通に考えると、ここから先の展開でシエルが生きてる未来が想像できないんだけどな……。

 

 

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 おっさんと野郎の裸体ばかりが楽しめるアニメ、第6話。ジジイの半裸に変なバンド、かなりマニアックなフェティシズムだよな……。

 視聴環境の関係でもう次の話数がきちゃうくらいのタイミングでようやく観られたので感想は短めに。メインプロットでの動きは「いよいよノワールのメイガススキル発動」くらいかな。これで少なくとも黒仮面たちにはノワールがゼロ型であることが明らかになった。ただ、やはり黒仮面(命名がまさかのカナタ)は悪い人ではないらしく、ノワールのスキルを見ても特に反応した感じもなく、前回までのクラウディアさんたちの企みとは直接関係なさそう。まぁ、もっと崇高な目的を持っているが故に最後の最後でカナタとぶつかる可能性はまだ残っているけども。風俗での一幕を今度はカジノでも繰り返しており、ほんとに単なる世間知らずの変な奴ということにしとくのが良さそう。周りから変な目で見られるのはいいんだけど、シュネーさんも平気でその論調に乗ってるの笑う。

 そして、今回個人的にヒットだったのはネタに全振りしてるカジノの様子。前から「一度文明が滅びた後の近(?)未来としては微妙に描写が変」ということは言ってたけど、今回の描写はネタ混じりとはいえ色々と面白い「こんな未来は嫌だ」みたいなたらればが出ていて面白かった。流石にRemove Grandma(ババ抜き)やMind Destruction(神経衰弱)はネタすぎるし、「それ、カジノでやるのに向いてない競技なことくらいはプレイしてたらわかるやろ」とは思うが、その前の描写でバリバリにカジノなテーブルで丁半を繰り広げてるところや、ルーレットと見せかけて人生ゲームやってるところは予想外すぎて笑ってしまった。確かに、わずかな伝聞情報から娯楽施設を再建しようとしたらこういう間違いが起こるのもわかる……って、んなわけねぇ。

 

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 こんな簡単にNTR展開が楽しめる世界観だったんやなぁ、第5話。冒頭で女の子メイガスが連れ去られるところでちょっとワクワクしたし、ノワール強奪シーンもちょっと期待してしまった。今作の人気が上がっていい具合に薄い本が描かれますように。

 女の子の可愛さも売りの1つとなる作品のはずだが、前半はちょっと作画状態が不安なところも。まぁ今期アニメもぼちぼち折り返し点、スタミナが切れてきたスタジオもあるのかもしれない。何とかエイトビットさんには頑張ってもらいたいところ。「このまま、また歴史の闇に消えるショボいロボットアニメの歴史が1つ刻まれてしまうのかァ?!」と不安になったが、幸い中盤以降はある程度持ち直し、セールスポイントであるメカ戦闘はCGなので作画崩れのダメージを受けず、きちんとやりたい画が作れているようには見えた。今回はことさらに「バディ」という部分にスポットが当たっており、きちんとルーキーのカナタが自分の特性を活かし、その上でノワールと協力して強敵を打破している様子がうかがえたのはいい展開だったんじゃないでしょうかね。やっぱりバディものはうまいこと作れれば通常の2倍の味がするので美味しくなりますよ。

 もちろん、単なる「バディ」ではなくて男女の仲という部分も全力で下世話に掘り下げるのが今作。もしかしたら「12回のボインボイン」って、先週までの作中で発せられたボインボインの数だったんじゃないかと勘繰っているが、だいたいそれくらいじゃなかろうか(流石に数え直すのは面倒くさいのでやらないが)。トキオのせいで「必須学習用語」と認識されてしまったボインボインだが、わざわざメイガスのおっぱいが柔らかく作られているのだとしたら、そりゃボインボインが目的だと思われてもしょうがない。ノワールだって適切なサイズで「ある」わけで、もうこれ以上の文句はないですけどね(エリーがどう思うかはしらん)。多分、先週・今週と続けてクラウディアさんが出てきちゃったもんだから、その辺りにより注目がいくことになったのだろう。今後ともカナタとノワールの夫婦模様がどう展開していくかは(エリーと一緒に)要注目。

 そして、先週時点では「案外悪い人じゃなかった」と思っていたクラウディアさんだが、平気でカナタたちの前に姿を現したわりに、「案外悪い人」だった。ゼロ型強奪犯の正体はまだまだ分からないみたいだが、あんだけあっさりと加担しているのは単なる銭ゲバというだけでなく、いくらか倫理観は欠如していると見るしかなさそうである。まぁ、先週の盗人行動でその辺は察しておくべきだったのかもしれないが。流石にあんだけ仲良くなった(と思ってた)ノワールをあっさり差し出す所業に出るとは思わなんだ。それでも平気で許しちゃうカナタはいくら何でもこの世界で生き抜くためにはあまちゃんすぎるかもしれません。

 ということで、今後の焦点になってくるのは「ゼロ型強奪犯の正体」ということになるが、おそらく今作のラスボスポジションに立つ何らかの巨悪に繋がることだろう。ゼロ型の中でも特定の性質を持つ機体を探しているようで、フラムがあれだけ強力なスキルを持ちながらあっさり解放されたことを考えれば、もっと深いところの、「超絶ゼロ型」みたいな証を探しているのだろう(そしてそれはおそらくノワールなのだろう)。この辺りの事情、多分例の黒仮面も多分知ってると思うが、あの人はどっちかってぇと誘拐犯を取り締まる側の人かな? あいつがラスボスには見えないから、最終的には仲間になってくれる人な気がする。

 

 

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 大切なもの=おっぱい、第4話。まぁ、おっぱいを押し付けられるなら多少の犠牲は必要だと割り切るしかないのか……。

 というわけで今回の新キャラはおっぱい。おっぱい&ロリ。隙を生じぬ二段構えである。毎度新たに出てくるドリフターはクセが強いが、今回のバディもなかなかの個性派。夢に燃える青年のところにおっぱいおねーさんが訪れ、人生の酸いも甘いも教えてくれるウラヤマ展開である。まぁ、登場時にいきなり分からせられたり、ドリフターなりの流儀には色々厳しかったようだが、決して悪い人ではない(最終的にはちょっとワルい人であった)ことがわかって何より。前回の黒仮面もそうだが、この世界のドリフター、今のところあんまり悪いやつが出てこない。最初の方に出てきたあらほらさっさーが小悪党だったくらいだろうか。まだまだ人生勉強真っ最中のカナタは、こうしていろんな大人に会って、ドリフターとしても、人間としても成長していかねばならないのである。

 さて、ドリフターのおねーさん(クラウディアさん)が別に悪い人でもなく、そこまで追加設定が出てこなかったので、今回確認しておくべきは、彼女たちドリフターがどんな仕事をしているかというこの世界の経済と産業のお話。前からなんとなくこの世界の仕組みは背景でも語られていたが、今回おそらくドリフターが最大の資金源としているであろう、よく分からん鉱石が登場した(1話目でも出てきてたか)。「AO結晶」と呼ばれる不思議な鉱物は、「AO波」と呼ばれる謎の電波を飛ばしてエンダーズを呼び寄せているという。まぁ、何某かのエネルギー体であると考えるなら、ドリフターズ側もエネルギーを求めて集まってくるという構図は分からなくはないか。とにかくこれがこの世界における争いの中心にあるのは間違いないようだ。人の手により「AO波」を抑える防護膜を張ることもできるらしいのだが、普段街中にエンダーズが押し寄せてきていることを考えると、あんまり万全の抑止力にはなっていない様子。今回のミッションでも防護しながらの採掘は難しいとのことだったので、AO波を抑えるというのはあくまでも仮の処置だと割り切るべきだろう。とにかくこの高エネルギーをめぐって、人とエンダーズが争い、また人と人も争いが起こっていると、そういう世界のようである。まぁ、人の争いの方はまだ笑い事で済んでるレベルだけども。

 そしてもう1つ、「ゼロ型メイガス」という言葉も気になる要素だろうか。何やら「超強いメイガスの一形態」のことらしく、このカテゴリに入っている個体は「メイガススキル」と呼ばれるよく分からん超常パワーを発揮することが可能。現在確認されているゼロ型はこないだ黒仮面が連れていたシュネー、今回クラウディアがバディにしていたフラム、そしてノワールの3体。このうちシュネーは「氷を作り出し、相手を氷漬けにしたり、氷の道を作ったりできる」という氷雪系、そしてフラムはその名の通りに火の玉を大量に生み出して相手を焼き尽くす広域攻撃特化型。もう、機械の身体がどうこういう話をぶっ飛ばした魔法の力である。ノワールはフラムからゼロ型認定を受けているが、彼女とシンクロした時のカナタの超反応がメイガススキルによるものなのかはまだよくわかっていない。機体の外にイメージが飛び出しての映像効果が出てないので、彼女はまだスキルを発動してないと考えた方がいいのかな?

 とりあえず設定は色々と揃ってきた感。ぼちぼち大きな物語が始まる頃合いだろうか。まぁ、1クールでやるとしたら今からどんだけ中身のある話ができるかは分からないが……。

 

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 こんな風俗の待ち合いは嫌だ、第3話。いや、どんな場所だろうと変な仮面が混ざってる場所は嫌だろうけど……今週は主人公が風俗に行くアニメを立て続けに見てるんですがどういうことなんでしょうか。片や本番前に召集され、片や中折れで鬱状態。そりゃま、全年齢向けアニメでそっから先は無理だけどさぁ。

 なんて下世話な話もありつつ、ロボットものにはお約束(?)な謎仮面の登場で不覚にも爆笑してしまった。なんやあいつ、いい奴やんけ。毎回1チームずつドリフターを追加する感じでキャラがどんどん増えていく形式になっていくのだが、今のところダレてる感じもなく、きちんと興味を引っ張りながらこのヘンテコロボワールドを展開できている。脚本が面白くなるなら、これだけのクオリティのアニメは自然と評価が上がってくるわね。とりあえず退屈させないってことが一番大事よ。

 今回登場した変態仮面(クレジットは「黒仮面」)は、一見すると「おっ、ガンダムでお約束の敵キャラやな」と思わせといて、その実単なるいいやつといういきなりぶっ放すギャップが挨拶がわりのジャブ。まぁ、流石に今後の諸々で敵対関係にはなってきそうだが、連携をとるメイガスとのコンビネーションも立っているし、マシンワークも様になっている。「戦闘シーンになったらただ強い」とかじゃなく、戦闘スタイルも馬鹿っぽさを残しつつ、それを飲み込んだ上でさらに一枚上を行く強さを発揮してくれてるのが良い。お供のシュネーさんがどこまで本気でアホっぽいマスターに忠誠を誓っているかも気になる部分ではあるが……まだメイガスってのがどこまで脳死で命令に従う機械人形なのかがよくわかってないのよね。エリーとアンジェのバディを見てると、もう完全に人間だしなぁ。あと今回何もしなかったトキオんとこのジジイが「まだ若いもんには負けん」みたいなこと言ってたけど、メイガスって歳取るの? その辺の設定はまだまだ掘り下げる余地がありそうだ。

 あとは敵対存在がなんぼでも無茶なデザインを出していけるってのも興味を惹かれる部分かな。エイリアン的なやつに無茶苦茶な造形を付与するってのは割といろんなアニメでやっていることではあるんだけど、今作はフルCGでゴリゴリの幾何学模様でも許される戦闘デザインになっているので、大仰なギミックもあまり違和感なく見せることができる。デザインの方向性として一番近いのは「ストパン」シリーズのネウロイかな、という気がしているけど、戦うのが生身の人間じゃなくてちょこまか動くロボなので、戦闘シーンがフルCG処理でも自然になるのよね。1話で出てきた車輪みたいなやつも面白かったが、この調子でどんどんヘンテコデザインが出てきたらいいな。まぁ、「異形の敵性存在」っていうと、エヴァが30年前にやりきっちゃってる感はあるんだけどさ……。

 

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 なんか格好悪くはなくもなくもなくもなくもなくもない気がしてきた、第2話。いや、ごめん、メカに関してはやっぱり格好良くはないのだが……一応、今週もつまらなくはなかったぞ。

 大雑把な設定が語られた第1話目はどうしてもSFロボ作品は設定の回収だけで大忙しなもんで前回触れるのを忘れていたのだが、ここまでプロトタイプな綾波型ヒロインって実は久しぶりじゃね? 白髪無口まではいいんだけどご丁寧に赤目までおんなじだし、なんかすごくノスタルジーのある景色だった(思い出したので今週書いた)。そんで、やっぱり今作のベースにあるのは「ワタル」「グランゾート」のラインな気がする。いや、シナリオは知らんよ? 別にどこも似てない。ただ、マシンの構造そのものと、アニメでどこをどう見せたいかっていう制作理念はあの当時のスーパーロボットにかなり近い設計思想を感じるんだ。もちろん時代を経て手描きからCGへと変遷はしているが、丸っこいデザインでシャキシャキ動かして、ロボ戦ならではのシャープさも出していこうという画面の作り方は、昔懐かしい作品群を想起させるのである。デザイン自体に格好良さは感じないけど、モーションに最低限の重厚さと小気味良さみたいなものは内包されてるしね。

 そして、「やっぱワタルじゃね?」と考えると、それぞれのロボに「メイガス」と呼ばれる機械人形が付き添ってバディを組むシステムも納得できる。元々「ワタル」に登場したマシン(魔神)らは自らの意思を持っているものもちょこちょこあって、玄田哲章ボイスでしゃべりまくる僕らの龍神丸、電話しても色々と予定があってきてくれなかったりする戦神丸など、実は結構個性的(幻神丸って自分の意思で動いてたっけ?)。今作は流石に「マシン自体に意志を持たせて」だと子供っぽくなりすぎてしまうからだろうか、そこは機械と人格を半端に分離して「メイガス」というシステムにまとめ上げたわけだ。これでボーイミーツガールによる人間中心のストーリーに無理なくマシンを組み込むことが可能になっている。いや、無理してんのかもしれないけど。一応の布石は打った。

 あと、今回出てきた悪役(?)のメイガス、藤井ゆきよボイスでどこまでもシリアスになりきらないバブリーなねーちゃんたちのコンビがどうにも昭和の匂いを漂わせているのもノスタルジーの一因かもしれない。服装とかもそうだし、最後にマシンを破壊された後の逃げ方があらほらさっさーなのよね。どこまでシリアスにしたいのかよく分からん世界観だ。2話目にしていきなり敵対したのが異生物じゃなくて人間だったしなぁ。どのくらい平和に暮らせる世界なのかも気になるところだが、「生野菜が超貴重品」っていう台所事情の割に、酒はガバガバ飲むしみんな食い物には困ってなさそうなんだよな……今期、なぜか2話目にしてニンジンがカギを握るアニメをすでに2本見た気がするんだが気のせいか?

 

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 実は好き、第18話。今作はこれまで一切記事を立てるチャンスがなかったんだけど、実は毎週楽しみに観てます。前クールが土日に集中しすぎてて辛かったんよね……今期はあんまり毎週何か書きたいっていう作品が定まらないので、半端なタイミングだけどなんとなく記事立て。

 まぁ、わざわざ触れたってことは今週の展開が特に気に入っちゃったってことなんですけどね。今作の何が楽しいかっていう話はここですべきではないのだろうが、ざっくりまとめると「めちゃめちゃ分かりやすい」というのが一番の売りかな、と思ってる。サッカーってのはフィールドが広い上に人数も多くて、独自の良さを描こうとしてもアニメでは手に余ることが多い。そのせいで私は「サッカーアニメに名作無し」という持論を持っていたわけだが、それが崩れたのが最近の「アオアシ」。あれはとにかくキャラクターの内面に食い込んで青春ドラマとしての立たせ方がうまかったし、試合シーンでの焦点の絞り方もうまかったおかげで見ごたえのあるアニメになった。

 対して本作は、「アニメ(原作なら漫画だが)にむかねぇなら、もうサッカーのルール自体を捻じ曲げちまえ」ってんであらゆる要素を捨象し、サッカーの中でも面白そうな部分を強引に絞り出し、そこだけで見せてくれる。11人での試合も一応あったが、やはり最近の2対2とか3対3の方が面白さが分かりやすいですね。さらに、個々の能力についてもあり得ないくらいに的を絞ってしまい、もう、1人1能力と言えるくらいに要素を切り捨ててしまっている。おかげでサッカーじゃなくて「なんかサッカー的なスキルを持ってる奴らの喧嘩」にまで次元が転換しているので、余計なことを考えずに能力バトルを楽しむことが出来る。さらに、個々の性格を全員「エゴイスト」にしてしまうことで動機に関わるドラマ部分まで大胆にシェイプアップ。みんなして「俺が勝ちたいから」を最大のモチベにしたキャラで、そのぶつかり合いの中で「どんなエゴイストなのか」という差別化を図るというのはなんとも大胆な設定である。

 そうすると、「どっちのエゴが大きいの?」というエゴ量でのマウントの取り合いになるのだが、そんな中での成長譚でいい味出してくれたのが、今回メインとなったバロウだった(今作のキャラはみんな名前が変なのでカタカナ表記にします)。典型的な俺様キャラだったのに、まさかの敗北から主人公・イサギたちのチームに入る。寝食を共にしてちょっとお茶目な要素を発揮してきたと思ったら、あれよあれよと成長するイサギたちに置いていかれ、一気に「下手くそ」扱いまで格下げ。イサギの成長力が尋常じゃなさすぎるのであまりにもあり得ない展開なのだが、それでもこの作品なら納得できてしまうのがお見事な力技。そして、どんどん自分が通用しなくなって「キング」の座を引きずり下ろされたバロウのヘナヘナ具合がとても可愛い。負け犬になって嘲笑われちゃうバロウくんのぐにゃぁな世界がとても愛おしい。まさに「エゴ量マウントバトル」という意味不明な今作のコンセプトの真骨頂である。

 そこまでズンドコに落とされたからこそ、そんな絶望的な状況からも立ち上がるキングの雄々しさも際立つというもので。ほんと、捨てキャラがいない「全員主役」のサッカーアニメが成立してるのがすごいよね。

 ちなみに、ここまでのお話で一番好きなキャラが誰かと言われたら……そりゃもう久遠よ(性癖ィ)。

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 う〜ん、むにゃむにゃ、もうこれ以上ドメスティックなバイオレンスは食べられないよぉ〜〜、第10話。これまでやんわり描かれてきた柊真の家はまだいいとして、さらに追い打ちで石上家にまで暗雲立ち込めさせるのやめて。

 今回はやたらぶつ切りでシーンをつなぐ箇所が多かったね。演出のくせなのか、単に尺が足りないから無理やり繋げた結果なのか。あまりにシーン数が多すぎるので、「もう、そういうサンプルをただただ垂れ流すだけの作品なのでは?」ってなってる。そういう「陳列」感が出てるのって、これも毎回言ってることだけど「問題が起こるだけ起こって、一切解決せずに垂れ流しになってる」からなんだ。何しろ未解決の家庭問題がどんどんたまるだけで先週までの話は「まぁ、それはそれで」みたいにして綺麗さっぱり忘れられているので、「えっ、月ノ瀬の野郎、もう前回のことは忘れた風で普通に喋っててええんか?」ってなる。これ、本当に最終回まで何ひとつ救われないのでは……ねぇ、2クールなの? 2クールあるの?(違うらしいよ)

 一応柊真の家庭事情については、ラストの試合に関わってきそうだから次回に引っ張りそうなんだけど、太洋んところのアレは今後関わってくるかな……関わって来ない気がするな……。各家庭からちょっとずつ違う問題をぶち込んできた意味って、単に「やっぱりメンタル面で辛いからみんな試合には勝てないよねー」っていうだけで終わってしまう可能性が……。ねぇ、本当にそんな作品? もしかして脚本書いてる人間はじわじわ苦しむ男子中学生が見たいだけじゃあるまいな?

 そんなわけで、「1勝でもできればいい」という試合はあっという間の2敗。それぞれのチームが一応良いところは見せつつもことごとく負けるっていう展開はすでに練習試合でやっちゃってる奴だし、流石にラストはキメてくれるだろうが、「思ったより善戦できる」要素の出方もなんか珍妙なんだよな……ソフトテニス、意外と簡単なのかしら?

 とりあえず、生徒会長さんが最後に活躍できる場が欲しいです。今回もちょろっと分裂症みたいな変な話し方してたけど、彼女の家庭問題もまだほったらかしだわ(そして御杖さんも辛酸なめとるわ)。このまま誰一人幸せになれないまま終わっていったらどうしよう。でも、ここから突然全員がハッピーエンドになるのもおかしいだろうし……うーむ。

 

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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