最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
うわぁ〜、家族問題のバイキング形式や〜〜〜、第9話。いや、これまででもお腹いっぱいの家庭しか登場しなかったのに、まだまだ追い討ちかけてくるのかよ。途中まではギリギリ「まぁ、現代社会って家族の抱える悩みも多いからね……」くらいの感じで耐えられてたけど、流石にここまでくるとギャグじゃねぇかと思えてくるな。「1人1能力の仲間を集めて戦うタイプのバトル漫画」みたいな感じで、部員全員がそれぞれに違う種類の問題を抱えて勝負に挑む。ドメスティックバイオレンス青春テニスアニメである。なんだこれ。 さーて今回の星合さんは、「モンペの親に責め立てられた結果精神崩壊」「末っ子が兄弟と比べられた結果親父に虐待されて怪我して出場停止」「後妻が実子ばっかり可愛がってるせいで連れ子はトラブルだらけ」の3本です。さらに既出の家庭の問題は1つも解決していません。すげぇラインナップだ……。こうしてみると「過去に虐待されてた」っていう雨野のケースが一番ましな気もする(今どうなってるか知らんけど、本人の様子をみる限りではそこまでひどくなさそう)。 1本ずつ見ていこう。まずは前回登場して問題が加速していたモンペ家庭の月ノ瀬。母親に問題があることは昔から分かっていたことなので、なんとか折り合いをつけるべくなあなあでごまかしてきた部分があったようだが、あまりに苛烈な攻めに業を煮やし、今回ついに彼は明確に壊れた。ベッドに横たわる幼女を目の前に完全に目のハイライトを消してトリップしてしまう様子はマジで怖かったのだが、これまでのように「青春の痛み」とか「家族との戦い」ではなくて完全に自己に埋没するかのような症状が出てしまったので、それだけ病巣の深さが見えておっかない。これまで「なんとかやってきた」のではなく、「こんな状態になるまで放置してしまった」ってことなんだろうなぁ。狂ってしまう方向性に共感はできないが、そうなってしまうこともなんとなく理解は出来る。何しろ本人もよくわからずにやってしまっているのだ。あの状況で妹ちゃんを監禁したところで、そのうち露見して自分の「嘘」が暴かれることは自明なのに、後のことなど考えずに自分の世界に逃げ込んでしまっている。そこではただひたすら自分の利益のみが優先され、妹ちゃんはもちろん、他のテニス部の仲間に迷惑がかかることを考えていない。これまでの事例と比べても、救いようがない状態。あの後、一体どのツラ下げて練習試合に臨んだというのだろう。そして、その後で一人帰宅できたんだろうか。多分悠汰がつきっきりで見てくれてるとは思うのだが……あの状況、仲間でもどうしようもないだろうに……。 さて、月ノ瀬だけでも大問題の状況でさらにダイレクトアタックを仕掛けてきたのは、今度は曽我の家庭である。こちらは「父親とそりが合わない」という、中高生の男子にはお約束の状況。それだけだったらモンペ母にテニスをやめろと言われている月ノ瀬の家と大差ないところだが、男親の強みはやはりパワーだ。なんと体罰からの障害事故というコンボを決められ、まさかの出場停止に追い込まれる。他の家ではトラブルの元になりがちな母親との関係性がいいだけに「ここだけ父親がダメかー」というのは残念無念(まぁ、眞己という上位互換みたいな家庭もあるけど)。そして今後どれだけ頑張ろうとも埋められない「試合に出られない」というハンディキャップ。もう、この時点で全部員の可哀想ランキングでトップタイに躍り出るレベル(流石に月ノ瀬を抜けるとは思えないが)。メンタルがタフそうな曽我はフィジカルでつぶしたろ、というスタッフの最悪なプロットが光る(光らせるな)。 そして最後に控えしは、口調からしてどうやら母親とは血が繋がっていない様子の竹ノ内。こちらは現時点ではそこまで大きな問題にはなっていないのだが、「血が繋がってないけど関係が良い」という布津家の事例の後なので単純に重い。妹ばかり可愛がっている様子がうかがえるので、月ノ瀬家のような面倒なトラブルではないものの、母親の感情が単純なヘイトであるという救えない事情もある。最終的に家族愛で解決できないやつだ。これでもし妹ちゃんが怪我でもしてたら話はもっとこじれていたのだろうが、親父さんが良い人っぽいこともあり、現時点では一番穏やかな家庭ではある。まー、妹ちゃんがいなければ月ノ瀬地獄も訪れなかった可能性はあるのだが……。 そして、次々に新しい地獄が名乗り出る中で、このアニメのすごいところは1つたりとも家庭の問題が解決していないってところである。今回フォローに回っていた悠汰だって前回Cパートで泣きつかれていたことの後日談は一切無いし、主人公・眞己の親父がどんな風に暗躍しているのかも気になるところ。このアニメ、マジで2クール無いとどうしようもないだろうけど……2クールなんですかね? オリジナルのこのクオリティで継続できるならすげぇけど。
PR まさかの御杖さんブースト回! 第8話! これまででも可愛かったわけだけど、魂の宿った御杖さんはまた別の良さがありますな。 ほんと、「中学生」っていう不安定な時期をテーマにした青春群像劇として、入れられる要素は全部入れたろ、みたいな作品になってきた。これまでの展開でも、主人公・眞己の家庭を皮切りに続々と尋常ならざる家庭環境が紹介されてきたわけだが、今回はそこにさらに2つも上乗せされるという贅沢仕様。まずは前回のラストで起動し始めた月ノ瀬の母ちゃん。こちらはわかりやすくモンスターペアレントだという設定で、息子に対して伝家の宝刀「あんたのことが心配だから」を振りかざし、結果的にはテニス部の部活休止に追い込むことに。 モンペについて描いた作品はこれまでもいくつかみたことはあるが、今作で面白いのはテニス部連中がそんな月ノ瀬家の家庭事情を充分に承知しており、部活休止に追い込まれたことに対する恨み節など一切吐かず、むしろ月ノ瀬に対して「ほんま大変やな」と同情気味なところ。そして「そんなことより大会の日程表見せろよ」というノリに表れているように、みんなして月ノ瀬を責める気もないし、そんな家庭環境を腫れ物扱いもしていない。本当なら学校と家庭の板挟みになっている月ノ瀬も苦しいのだろうが、そうして放置してくれるテニス部員の態度にはいくらか救われてもいるのだろう。「モンペ」という概念がすっかり現場にも浸透して子供からも理解が得られるという、現代社会だからこその描写である。昭和のドラマだったら絶対こうはならなかっただろう。 そして、「中学生という不安定な時期」は更なる問題へと拡大していく。次にスポットが当たったのはマネージャーの飛鳥悠汰。なんとこちらはLGBTの問題ときたもんだ。確かに第二次性徴を経て自己との向き合いも増えるのがまさに思春期・中学生。その時期に自らの「性」というものを考え始め、与えられた性との違和感を覚えるなんてのもいかにもな話ではある。これも少し前なら「何言ってんだお前?」的な反応しか返ってこなかった事態なのだが、LGBTへの理解というものは、この数年で一気に加速した。眞己の冷静な対応はあまりに模範的すぎる気もするが、おそらく周りの男子連中も(それ以上に複雑なものを抱えてる連中がいっぱいいるせいで)悠汰の悩みについて、誰もバカにしたりはしないだろう。案外そういう部分ってのは子供の方が柔軟に受け入れられるもんである。ただ、残念ながら親御さんはそうはいかなかったらしい。このアニメ、どこの家庭も母親ばっかり出てくるのが謎ではあるのだが、まぁ、「息子」の存在ってまず母親ありきみたいなところもあるしね。お母さんは息子が「男らしく」なることを望んでいるようだが……これまた昭和の価値観か。これだけ色々な問題が各家庭で同時多発的に巻き起こっているテニス部。無事に激動の思春期を切り抜けることができるのだろうか。 そして、性の悩みも「ゆらぎ」の時期だからこそだが、やはり中学生ともなると将来の悩みが大きくなる。ついに自らの意志を外に漏らし出した御杖さん。単なる無気力系女子ではなく、親に進路を反対されてる目標を持ってる系女子だったらしい。まぁ、例によって親御さんの心配も真っ当なものなので理解はできるんだよな。多分俺だって子供がいて「芸術で身を立てたい」って言い出したら「ちょっと待て」っていう気がするもの。音楽で食っていく、絵で生きていく。そういう目標ってのはやっぱり危うい。それを親に止められた上で、それでも突き進むという信念を持ち合わせているかどうか、それを確かめてからでも遅くはないからね。さて、御杖さんの胸中やいかほどか。 ところで、眞己のTシャツの「つづく」ってなんやねん……。こいつら毎回Tシャツおかしくない?
御杖さん、なんでいるんだろ……第7話。いちいち動きが可愛いんだよな。ファイナルマッチで必死に点数かぞえるために指折ってたり、こっそりガッツポーズしてたり。まぁ、単なる図々しいやつなんだけども……教室でぼっちだけどこういうところで生きがいを感じてくれる系女子、可愛い。 とりあえずクライマックス。第7話で大一番を持ってきたってことはここが実質的な折り返し点か。家族事情やらなんやらの青春ドラマと本気でテニスをやるスポ根ドラマの合わせ技作品だが、前者はとりあえず置いといてテニス部分のでっかい盛り上がりを用意してくれた。相変わらず中学生の部活テニスなのでやってることは至極地味なのだが、1つ1つのシーンの意味がわかりやすいのでストンと入ってくるのは良いところ。中学生でも最強レベルって言われてる王寺がこうも簡単に追い詰められるのは拍子抜けではあるが、それもこれもダブルスという構造の重要性を訴えるための舞台設定。今作は男と男の友情について、ダブルスを通じて深めていく設定なので、それが至上のものであることをアピールすることで家族ドラマの方にも説得力を持たせようってことだな。 もちろん、だからといってスポーツ部分に抜かりがあるわけではない。地味なモーションではあるが、特にスイング前の「溜め」の部分の描写にやたらこだわりがあり、多少テンポを犠牲にしてでも「ちゃんと振ってるよ」ということを見せる動きは他にはない見せ場になっている。「眞己が付け焼き刃のくせに強すぎる問題」についても、「動体視力がいいからね」っていう(それもどうかと思う)理由づけが説明され、ここからさらなるステップアップの準備も万全である。 試合が終われば、7話目8話目の中盤戦といえば、萌えアニメなら水着回や温泉回が挟まるのがお約束だが、今作は萌え担当が御杖さんしかいないので(生徒会長は今回おやすみ)、男子中学生は海なんかには行かずにBBQである。ちゃんと御杖さんも参加してるし、なんなら彼女が一番堪能してるけど、若い男の子には肉、というのもわかりやすい餌である。ついでに何故か王寺まで参加して練習談義にも花が咲き、2話目あたりのだるだる部活はもはや見る影もなし。来週以降にもう一周ステップアップをやって、ラストに公式戦の流れですかね。まぁ、その間に色々と人間関係の面倒なやつが入ってくるわけだが……。今度はPTAからのクレームかぁ……。
問題のある家庭の見本市や〜〜〜第5話。なんでこんな連中ばっかり選りすぐりでテニス部に集まってんだよ。 なんか予想の斜め上に尖ってきた作品。テニス部の部分だけを切り取れば本当に「普通に練習して、普通に青春して、普通に練習試合だ!」っていう展開のはずなのに、出てくる中学生が全部どっかおかしい家庭にいるっていう。今の中学生ってそんな過酷な家庭環境に選抜されて生き残ってる世代なの? だとしたら少子化傾向に歯止めなんてかかるはずがないよな……。 まぁ、冗談(?)はさておき、次々とディティールが描かれていく部員たち。雨野の虐待エピソードだけでも「こいつ、なんでこんなしれっと不真面目な部員として登場してたんだろう……」と疑問に思っていたわけだが、そこに主人公の「クズ親父家庭」が堂々と名乗りを上げる。どうやら1話目以降ずっと影を落としていたのは主人公・眞己のこの状況だったようだね。お母さんはすごくいい人だし、母子家庭としてみたらやたら朗らかな家庭だったのだが、そこに問題をぶん投げるのは典型的なクズ大人。しかも単なるニート臭いのに、不思議な凄みというか、「相手が怖がることをやるのに手馴れている」感が出てるのが微妙に気になるところだ。 そんな親父を相手にした翌日、眞己は割と素直に自分の置かれている状況を柊真に話して聞かせた。こいつの性格からしてみっともない家庭事情についてはもうちょい隠したりするかと思ったのだが、すでにここまでの展開で2人の間の信頼関係は随分成長していたようだ。まー、柊真が裏表のない単純なやつだってことがわかりやすいのは二人の関係にとってプラスに働いているのかもしれない。余計なことを考えず、付き合って間もない友達だってのにあんだけ依存できるってのは大したもんだよ。ただ、多少関係性がホモ臭くはあるのだが……そこは作品の性質上(?!)しょうがない。いくら安心したからって、すぐに抱き合うのはやめていただきたい。 そうして眞己の家庭の深刻さが浮き彫りになる中、なぜかそこは「まだ何かあるかもわからんぜ……」と脅しを効かせておき、他の家庭にも色々とカメラがスイッチしていくのがこの作品の重篤なところで。まず、同様に両親の問題をかかていたのは副部長の布津(ふつ)。まぁ、彼の場合は後で柊真に注意された通りにちょっと贅沢な話ではあって、「実は俺、養子だったんだよ」ってのは定番のショックではあるのだが、そこから「でもまぁ、両親は俺のことを本当に愛してくれてるんだけど」が続くならそこでファイナルアンサーである。他のご家庭に比べたらなんとも平穏である。いや、そりゃ養子関係の親子ってのも複雑には違いないし、思春期のお子さんがそれで悩むのももっともな話なのだが、それでもやっぱり、「幸せやんけ!」ってなっちゃうのは話の並びのせいだよな、虐待・DVと続いて「今は平和」がくると、どうしても「ちょっと黙ってて」ってなるよな。それでも相談された柊真からしたら「いや、なんて反応したらええねん」って状態だし、よそのご家庭のことになかなか口出しできねぇよ。「お前に俺の辛さが分かるか?!」って言われたら「そりゃ分かんないけど」って言うしかないもん。布津も突然キレないでもうちょい柊真のことを信用してほしい。 そして、なぜかもう1つご家庭の様子が描かれたのが謎の生徒会長、「ダンシング・デブ」春日絹代さんである。この子、カット次第ではデブ具合がさらに増し増しになってて完全にアゴが消えてしまったりするのが昨今の女の子キャラではあり得ない造形で面白い(お着物のせいでデブに見えただけだろうか?)。しかもデブなのは間違い無いのに、本人はなんの迷いもなくまっすぐに「良家のお嬢様」キャラであり、踊れるし、クールだし、聡明である。母親と姑の問題に辟易しながらも、醜い争いをお茶受けにしながらケロリとしている胆力の持ち主でもある。とにかく強くて、弱点がないし、よくよく見れば実際にかなり「いい女」な気もしてくる。本当に異彩を放つ珍妙なキャラ。なんで彼女の家庭事情に急にスポットが当たったのかも謎だし、ソウルネームも含めて3つの名前を使い分けているというおっそろしい設定も謎すぎる。どんだけこの子に盛り込んでいくんだ。盛った分だけペイがあるのか? そもそもこっから廃部宣告以上の食い込み方でテニス部に関わってくるのか? ほんと、よくわからんところが気になるアニメである。 気になるといえば、そんなデブにメインヒロインっぽいポジションを持っていかれそうな、これまた珍妙なメイン(?)ヒロインの御杖さん。作中で「ミツエさん」って呼ばれてたから名前かと思ったら苗字がミツエなのね。この子もよくわからんスタンスで、ツンデレといえばツンデレだが、幼馴染ポジと言われればそんな気もする。いや、実際には幼馴染でもなんでもないだろうけど。よくわからんテンションでうだうだとクダ巻いてるだけのくせに、気づいたらそばにいてなんか可愛い顔する時もある。なんやねん、この作品のヒロインは「訳わからんけどどっか可愛い」縛りでもあるんか。まともに恋愛させてくれそうもないのだよなぁ。いや、別に中坊の恋愛とか無くてもいいんだけどさぁ……。御杖さんの薄い本プリーズ。
桜井役の櫻井でちょっと笑った、第4話。「桜井隆幸」がフルネームらしい。もう、大体本人じゃないかな。櫻井が顧問やってる部活って大体いい仕事するイメージがある。吹奏楽部しかり、将棋部しかり。 さておき、今期のオリジナルアニメで気になる作品があるとするなら、これになるのかもしれない。非常に地味な作品ではあるのだが、かなり丁寧に作られているし、素直な中にも時にピリッと刺激になる要素も混ざっていて意外と飽きない。まぁ、刺激を混ぜすぎたせいでエンディング映像が問題になったりもしたが、解決したらしいのでそこは見なかったことにしよう。実際、あのエンディングダンスはかなり目を引くしいい出来には違いないんだよな。元ネタがあったというのは確かに(著作権的な意識が)いただけない部分はあったが、そこからちゃんとキャラごとのアレンジを加え、見せ場にすると同時にキャラの造形にも一役買っているのだからやっただけの意味はあるのだ。「シャキシャキ踊れるデブ」という見応えのある映像も素敵で、実は今作の女性キャラの中では彼女が一番魅力あるんじゃないか疑惑もある。今回も生徒会のシーンで不思議なインテリジェンスを感じさせてたし。意外と万能キャラ? その他にも、今作はなぜか中学生男子のママンにやたら力を入れているという一面もあり、登場するおかーさん方がなんだか可愛らしいというのも推せる点。まぁ、その分親父は……。 テニスの描写についても実写撮りこみか何かの技術を使っているようで自然かつダイナミックな動きが実現している。ヘタクソ中学生のテニスなので目を見張るようなプレイなんかは出てこないが、1つ1つの動作に「地に足がついている」印象があり、細かい部分からも真摯な姿勢が伺える。あとはそうした技術を駆使してどんな作劇をおこなっていくかっていう話。そしてまぁ、これは地味なんだけども……。でも、分かりやすい部活ものの展開だから見やすいし今後に期待も持てるじゃない。超次元テニヌと違って「初心者でもちゃんと練習すれば上手くなるかも」と「頭を使って、効率よく練習して勝てるテニスを目指そう」という2つの目標はそれなりに理解が及ぶし応援もしたくなる部分。今回のチーム分けのくだりは「まだそんなにピンとくるほどキャラの印象ないよ?」とか「そもそも今までなんでそんな適当な組成でやってたんだ」といった疑問もないではないが、主人公の力で少しずつ変わっていくテニス部の情景としては一番分かりやすい伝え方だったのだろう。あとはこないだの虐待の子みたいに、1人1人の部員のバックグラウンドを掘り下げ、それをプレイにフィードバックしていくだけだ。上手くその辺りで個性が出せればよいのだけど。 そして、このまま晴れやかに青春が謳歌できればよかったのだが、どうやらそう簡単にはいかないようで……。今回のくだりのおかげで、見逃した1話目の要素は大体補完できた気がしますね。
エロゲーってすごいでつね、第8話。今回だけで確実に色々死んでる。少なくともみちるは3,4回死んでる。 感想書いてないんだけど、毎回楽しく観てます。多分毎回感想書いてもその急ピッチな展開追いかけるだけで精一杯になっちゃうからあんまり意味ないだろうし。しかし、今回はちょっとだけ記事立てしておく。いやぁ、無茶苦茶でたまりませんね。突っ込み入れるなら前回の時点でいれとけや、って話ではあるのだが、もう突っ込みたいとかそういうことはどうでもいいんだ。これまでのあれこれがガンガン収束して、それがグルグルとアクションを絡めて回り出すこの爽快感がたまらんのですよ。 ここまで全部が「グリザイア」ワールドを作るための下準備だったといわれても納得出来る、無茶の上に無茶を重ねて出来上がった大活劇。各々に悩みを抱えた女子高生(?)たちが、愛する雄二のために個性を活かして特殊部隊と正面切って対決するという心躍るシチュエーション。つっても、主に「個性」がフル回転してるのは蒔菜と幸の2人だけなんだけどさ。狙撃については一応タナトスのサポートがあったから可能になった部分もあるだろうが、幸の強襲ミッションに関しては完全に彼女の自力以外のなにものでもないからな。ヤバいメイド強い。そして格好良い。何故、メイドのエプロンドレスの下からは必ず物騒な武器がこぼれ落ちるのだろうか。いいぞもっとやれ。 これまで積み上げてきた準備が全て今回の雄二奪還作戦に集約されており、1つ1つの作戦や情念がカチリとハマる場所にハマる気持ちよさ。最終的には「無茶でんがな」以外のなにものでもないが、1期目の無茶に比べれば些細なもんである。全てが片付いたところを、一姫と天音の感動の邂逅でシメる。たまらないッスね。ほんのワンシーンだったのに、颯爽と登場する一姫に涙する天音を見て、こっちまでちょっと泣きそうになったよ。これはとても良いアニメだ。 改めて、エロゲーってすごいでつね。 このエンディング映像が一番好き、第6話。みんなして可愛いチビキャラになって、しかも動きも演出も素敵。あ、5話エンディングもいいけどね。別な意味だよな。 なんかすげぇシナリオだった。ひょっとして由美子ルートってこれで終わりなのか? 終わりだろうな。うーむ、別に愛着があるわけじゃないので終わっても別に良いのだけど、流石に詰め込み過ぎっつうか、消化試合気味っつうか。超展開過ぎて親父さんの悲哀を追いかけてる暇もなかったわ。まぁ、無茶苦茶な展開なのは、この学園自体が無茶苦茶だったから別に構わないのだけども。死体入れ替わりトリックのとこ、具体的な描写はなかったのだけど、単に早業で入れ替わっただけなのかしら。ピンはずして、寝っ転がって、そのまま外から見えないように移動して、別な爆発物を起動して、か。死体はどうせ外から見えない位置にあったから最初から置いとけばいいのか。あ、だったら意外と出来るかも。もちろん、一番の問題は死体をどこで用意するかなんだけども。簡単に死体1つ発注出来るってすげぇぞ。あと「はい、戸籍」って。暗部ってレベルじゃない。こんな組織が絡んだ事件だって改めて考えると、由美子1人の人生がどうこういうことくらいはすげぇ小さなことに感じられてしまうのですが……。娘のために学園1つ作って、なおかつ用済みになってもそのまま施設維持を気ままに出来るレベルの財団やからな。継いだら良かったやんけ。 ちなみに、冒頭でみちるちゃんたちが遊んでいたボードゲーム、あれも東浜電鉄の商品である。ボドゲファンとしてはどんなゲームなのか気になったのだが、どう見ても桃鉄であった。そして、調べたらそのまんまのヤツが販売されてた。県庁所在地を子供に覚えさせるための配慮なんだろうけど、このマップだと北海道に行く意味はあるんだろうか……。 ま、駆け足でもなんでも5人分のヒロイン全員のルートを1クールで片付ける気なんだろうから、これで頑張っていかないとな。残念ながらこのペースだとちょっと勿体ない部分も多すぎる気がするが……みちるちゃんルートに2話使ってくれたのはむしろ感謝すべきだったのかもしれない。 ずるいアニメやで、第4話。今期KBSは「謎の日曜夜ラッシュ」が存在しているわけだが、その中では締めの一本となるこれが一番目を引いているかな。ちなみに間にBSで「曇天に笑う」が入るので、23時から「天体のメソッド」→「失われた未来」→「曇天」→「これ」という、第2のアニメシャワーが形成されているのである。 ずるいってのは大きく2点だが、当然そのうち1つは猫である。あかんよ、猫死んだらそりゃ泣くやん……猫好きには鬼門やん……。実家の御猫様は御歳17歳で、最近は身体の至る所にガタが来ており、我が家族は大分前から心の準備を始めている。猫好きしかいない我が家はこれまでの歴史のなかでほとんど猫を絶やさない生活をしてきたのだが、都合8代目となる現在のご老体で、そろそろ打ち止めになるかもしれない。実家の親もいい加減に歳なので、老老介護にも限界があるからねぇ。そんなわけで「猫の死」は本当に駄目なのよ。もう、ボロボロ泣くのよ。同じ理由で「まじもじるるも」も駄目だったんだけども……人が死ぬよりも現実で立ち会ってきた回数が多いので、むしろこっちの方が辛いのです。それもああいう死に方になってしまうとなぁ。みちるちゃんが可哀想すぎてなぁ。 で、もう1つの「ずるい」はそのみちるちゃんのことである。というか、ミズハスである。1話を見た時点で一番気になっていたのは当然このキャラだったので、いきなりメイン回を任されてこういう流れになると、それだけでもぐいぐい引き込まれてしまう。何が起こっているのかは相変わらずさっぱり分からないし、主人公があの通りに大抵のトラブルは飲み込んでクリアしてしまう体質なので、置いてけぼり感はかなりのものなのだが、とりあえず「ミズハスの色んな声が聞ける」っていうだけでも商品価値としては充分である。今回は本当に色んなタイプの会話が聞けたし、二重人格なんて阿漕な設定でもって変な広がりもみせたので、色んなものが満足した。頭の悪い水橋ボイスは本当に可愛いなぁ。 もちろん、映像面でも割と気合いが入っており、きちんと渡辺明夫絵のキャッチーな部分をリアル絵とデフォルメ絵の両面で活かしてくれている。ツインテールの動きが映えますね。この後みちる嬢のお話が一体どういう風に展開するのかは想像もつかないが、出来ればちゃんと幸せな結末を迎えさせてあげてほしいです。……どうなったら彼女は幸せなんだろう? 普通のエンディングだー! 最終話。いや、このアニメに普通以外のものを特に期待してはいなかったけども。ちゃんとエピローグがあるアニメは良いアニメ。いや、Cパートの貴弘大暴走ではなくてね。 ジョスト大会決勝戦。ここがどのような幕引きになるのか、というのは、正直どうでも良い話ではあるのだが、やっぱり気になるといえば気になった部分。決勝のマッチメイクは鉄板の美桜VSスィーリア会長。どっちが勝ってもおかしくない展開だ。最後の最後まで引っ張った結末だったが、どうやら、試合直前に貴弘が美桜のベグライターを申し出たことが逆フラグになってしまったようである。「私は孤独なのだな」と、副会長の顔を一切見ないで漏らした非道な会長に対し、貴弘たち全員が「そんなことないよ!」と太鼓判。そして、この絆を深め、新たな一歩を踏み出す展開とするために、見事にスィーリアは三連覇を成し遂げたのである。残念ながら私の先週の予想ははずれてしまったわけだが、ラストがフェザーズフライ、っていうところだけ何とか当たった。あれだけの熱戦を繰り広げておきながら、最後の最後にフェザーズフライってどうなんだろうね。会長がよほどの奇策に出たってことなのかなぁ。 決勝戦がどのように描かれるのかは気になっていたわけだが、なんと、オープニングテーマを流しながらのまさかのサイレント・ダイジェスト形式。「大事な部分なのにはしょるのかよ!」と一瞬は思ったのだが、凄かったのは、ダイジェスト風味でも、ちゃんと試合中に何が起こったのかが分かったということ。美桜が「持ち味である動体視力」でポイントを稼ぐと、会長がすぐさま茜の二段好きをコピーして打ち返す、なんてシーンも、実際の戦闘と各キャラの反応できちんとドラマとして繋がる。考えてみれば、ジョストで実際ぶつかり合ってるシーンって、丁寧に描いても割と地味だったりするので(そうでなくても流石に飽きてきているので)、時間をかけずにズバッと本筋だけを抜き書きした今回の演出ってのは理にかなっていたのかもしれない。まぁ、貴弘が授けた「策」とやらはさっぱり分かりませんでしたが。ちなみに、今回のコンテは例の風車回と同じ、吉田泰三氏という方。ええ仕事しますな。 結局、付け焼き刃の美桜が勝ち残れるのはこれが限度であり、最終的には回りの協力で「仲間」も手に入れた会長が頂点に立つという、とても「腑に落ちる」結末だった。美桜エンドとは言っていたものの、シリーズ全体を通してみれば、最後に貴弘が店外に逃げ出したことからも分かる通りに「みんなが俺の翼だ」エンドである。これが「貴弘の優柔不断さ」に起因するものであるのは間違いないのだが、今作の面白いところは、「全員が不幸になるハーレム」ではなく、各々のキャラにハッピーエンドを用意しながらのハーレムエンドなのだ。美桜は最後にベグライターをやってもらったおかげで面子は保ち、何よりも貴弘の騎士復帰が一番嬉しかったのは美桜であるから、一応メインヒロインらしい立ち位置に収まったはず。茜は元々会長萌えなので問題無いし(「会長、ヌいてもいいですか!」っていう台詞がすげぇ怪しかったよな……)、リサは友情を、ノエルは家族を取り戻してきちんと「結末」をもらっている。唯一残っていた会長についても、今回「仲間」を手に入れるという素敵なご褒美があり、言ってしまえば全員が「貴弘がいなくても別に構わない」状態なのである。こういうさじ加減でのハーレムエンドって、なかなか気が利いてるじゃありませんか。まぁ、もやっとする人はいるかもしれないけどね。 今週のベルティーユ先輩→ジュースで悪酔い。一応こいつらって未成年だったな……ベルティーユ様に至ってはまだ2年生だそうな。……見えねぇなぁ……。 |
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HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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