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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 ヤッター! ヤッ……ター………………最終話……。もうさ、私としては完全に竜種の方に肩入れしてるわけで、こんなメロウなエンディングもないわけですよ。……ティア様、どこかで生存フラグ立ててくれねぇかなぁ……。

 というわけで、おっそろしくちゃんと終わりました。原作未完って話だからまだ決着つけずなのかと思ってたんですが、どうやらこの世界には「別な血主」ってのもいるようで、今回はあくまで「翼の血族篇」が終わったという認識なのだろう。……世界中にティア様みたいなのが他にも色々いるってこと? だとして、世界広すぎだろ。他の地域がどんな苦労を重ねてるのか想像もできないわ。まぁ、おそらく太陽神教はそうした世界に遍く広がっているのだろうから、今後は神教との対立構図が深まっていくとは思うのだが……。

 カムイ&ティア様の素敵すぎるカップルにもいよいよ最後の時が。強いて今回残念だった点を挙げるとするなら、カムイがラグナに敗れた理由が今ひとつわからんかったことかな。最終的には「ラグナの方がポテンシャルが高かった」というだけの話で、あれだけ最強最強と担ぎ上げられていたカムイが最後は純粋な実力勝負で押し負けてしまったというのは、もうちょい説得力のあるサポートが欲しかったところ。でもまぁ、負けちゃったもんはしょうがない。謎の存在ギルゼアの今後の動向も気になります。

 そして、たっぷりの回想から最大限に惜しまれての退場となるアルテマティア様。ダメだよティアさん、あんたそんなに簡単にこの世を去っていい人材じゃないんだ……ラストにもほんとに完璧なうえしゃま劇場が満開。悲喜交々を全て見せ切ってくれた波乱万丈のポンコツカルラの人生劇場。これをそんなに簡単に終わらせてしまっていいのかい? ……まー、最終的に討伐したのがヘゼラだったというのも何とも皮肉なもので、今生き残ってる中だと一番「一般兵卒」っぽいところに殺されてしまうのよね。しかも単なるピストルで。先週ナサレナさんもだいぶ痛めつけてくれてたので、終わってみれば「人類の恨みを全部叩き込まれた」みたいな状態になってたけどさ。最後の死に様が格好悪いのも100億点満点だし、最後まで純愛を貫き、唯一の能力である時操能力を信じ、その果てに時が止まりも戻りもせずに消え果てていくというのも何ともドラマチック。ティアさん、あんたほんとにいい女だったよ。……まぁ、この世界にはまだ掃いて捨てるほどのカルラが生きてるんだけどさ……。

 エピローグとして、当然のように生き延びたクリムゾンは再び心臓を収納、さらにどさくさに紛れて生存したゴーレム、生きててよかったスライム先輩など、チームクリムゾンは元気な様子(キメラさんは大丈夫?)。そして驚きのプレゼントとして、今後のことは定かじゃないが何と銀器姫が生存帰還。どうやらゾラさんの末期の気まぐれだったらしいが、最後の最後にいい仕事してくれたわね。やってることだけ考えたら血主への造反でしかないんだけど、まぁ、ここで銀器姫が生きてようが死んでようが決着には影響もなかったし、最期くらいはちょっとわがままやってもよかっただろう。これで姫様チームはメガネ・シン・ヘゼラ(とナサレナ)が生存。今後のシナリオに関わってくるかは分からないが、多分一番いいところで姫復活が今後の見どころになるんじゃなかろうか。どう考えてもこの作品の最後の最後のハッピーエンドはクリムゾンが滅びてラグナと姫が結ばれるエンドだろうからね。……あれ、レオは?…………

 
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 ヤッター! ……えっと、あの、なんか、もう、とにかく上田麗奈だ! 第23話! 喜!怒!愛!落! いろんなしゃまボイスを贅沢セットで!

 番組データを確認したら当然来週が最終回らしいんですが、此の期に及んでまだ想定外というか、「聞いてないそんなん」っていう展開がバカスカ出てくるイミフアニメ。もう、この刹那的な生き方が最高にロックである。来週でどうやって収拾つけるつもりなんでしょうね。

 まずはクリムゾンが追い詰めたアルテマティアさんの隠れ家空間。ティア様を「単なる実銃」というわけのわからん武器で追い詰めたクリムゾンだったが、そこに介入してきたのはまさかのボルギウス。彼なりに手の届かないところに必死に干渉しようとした結果、良かったのか悪かったのか、空間にヒビを入れてクリムゾンの邪魔に一応は成功。ただ、安全だと思われていた領域がこうもあっさりつながってしまうと、無念の死を遂げたネビュリムくんも浮かばれない気がする。そして「聞いてないそんなん」展開、前回死んだと思われたキメラが生きており、しかもそのキメラの本体はどうやら尻尾の蛇さんだった模様。この蛇さん、確か以前もクリムゾンの衛星基地で1回登場してて「なんやこいつ」って思った記憶はあったが……そうか、そこにいたのか。しかも立ち振る舞いやボルギウスの反応を見るとどうやら蛇さん自身もかつて竜の座にいたものであるらしい。まだまだ隠し球があったっていうだけでも驚きだが、その隠し球がボルギウスと同等か、それ以上の力を持っているというのもとんでもない。まぁ、その奥の手によって思い切りクリムゾンにも飛び火してフレンドリーファイアになってるのが笑ってしまうが。どこまでいってもクリムゾンは日頃の行いのせいで酷い目に遭うのだ。しかも今回は心臓持参の戦いだから、今までみたいに簡単に自殺リセットもできないっぽい。実に最悪のタイミングでたまらないですね。ちなみにキメラさんはまだ生きてるみたいですけど、蛇さんはどうなってしまうんでしょうね。

 そうしてアルテマティアの本体が同じ空間に引き摺り出されたことで、いよいよ翼の王を討つ絶好のチャンス。吠えるボルギウスさんはついでのようにメガネによって首チョンパされ、ティアさんに直接手をかけたのは姫様の恨み骨髄・ナサレナさん。奇しくもここでもプリキュアの仇をうつためにプリキュアがプリキュア(予定)を突き刺した構図である。いよいよ勝負あったかと思われたその瞬間、はい、サブタイトルどん。主人公チームばかりが窮地で成長するのはずるいですからね……さぁ、我らがヒーロー・カムイさんの見せ場だ。

 前回全く登場してなかったので存在を忘れかけていたラグナVSカムイの規格外武力対決。当初はカムイさんの方が実力では上回っていたはずなのだが、銀器姫の武器も手にし、いよいよラグナが「全盛期」に戻りつつあり、無限に供給される銀気を前に流石のカムイさんもグロッキー。あわや打ち取られかけたその瞬間、はい、ワンピースばりに過去の回想がフラッシュバック。そしてここでも見たことない謎の人物が登場し、見事に即席のパワーアップフラグをぶち上げた。カムイさんが過去に惨敗した相手は、完全初登場の謎の新キャラかつ強キャラ、その名はギルゼア。こちらも声だけでいえばプリキュアなのだが、イっちゃってる目と極まった台詞回しでこれまでにないインパクトを与えてくれる実に良いキャラ。なんかもう、ほんとこの世界は頭のおかしなやつしかいないな。

 過去にギルゼアに完敗していたというカムイ。彼女を打ち倒すために武の極みを目指していたようで、ラグナという怪物相手の超ピンチバトルの逆境が彼に新たな「尖り」を付与。ここにきて一気に最強キャラへの階段を駆け上がった。ティア周りの雑魚を全てねじ伏せ、苦戦していたラグナもあっさり首チョンパ。この作品のメインキャラ、だいたい首が飛ぶか惨殺された状態を経験している。そうしてパワーアップを果たしたその根幹には、ギルゼアとの関係もあったが当然ティア、もしくはカルラとの関係性もあったと回想するカムイとティア。もう、どう見てもこっちのカップルの方が主人公ですやん。末長く幸せになってほしい素晴らしい純愛ストーリーですやん。怯え惑い、悩み、吹っ切れ、ブチギレ、ぷっくり不機嫌から開き直って暴れるカルラさん最高。そんな「おもしれー女」を前にして、幼少期のカムイさんだって惚れないわけにいかなかったのだろう。唯一無二の関係性がここに成立し、多分この後にあのカルラが竜の血を摂取して竜族になったってことだね。

 過去話が明かされるのはパワーアップフラグだったのか、はたまた死亡フラグだったのか。スライム先輩の助けにより、クリムゾンは立ち直れるのか。先輩とヘゼラのあの関係性は、今後の展開にどのような影響を及ぼすのか。そもそも来週ほんとに終われるのか。待て次回!

 

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 ヤッター! 人格が色々ありすぎてもう本人も訳わかんなくなってるタイプの上田麗奈だ! 第22話! ……でもサブタイからしてティアちゃん全振り回を期待したけどそこまででもなかった……なんかもう、世界全部がカオス&カオス。この作品、もしかして原作もここで全部ぶん投げエンドになったりしてません?(まだ未完のようですが)

 数多の終幕が世界を覆う。最初にフィーチャーされたのは銀装兵団VSゾラさん。登場時はクールな参謀タイプだったゾラさんだったが、タラちゃん退場後はクレイジー風味を前面に押し出したこともあり、なりふり構わずフィジカル強化からの1対多の構図で暴れ回る、まさに「竜」。しかし残念ながらフィジカルだけなら兵団の面々も人後に落ちるものではなく、それぞれが持てるポテンシャルを5000%引き出しちゃったもんだから、結果としてはほぼ相打ち。先週やりたいことを全部やって落ちたジジイ、突然昔語をはじめて美味しいところを持ってっちゃった「クリストファー」さん、奥の手を披露し、メガネと最後にわかり合いながら果てたフーさん。全員が全員、文字通りに死力を尽くして満たされたままに退場。その背後には銀器姫との絶対的な絆があり、クリスさんの言葉を借りるなら「みんな、姫との間にはドラマを持っている」。だからこその兵団、だからこその最期。スターリアという1人の女性によって生み出された人の和が、こうして収束するのである。まぁ、ぶっちゃけ突然語られた昔話には「こんな世界の終わりみたいな状況でいきなり俗っぽい話されても……」と思わないではないが、1人1人にこんだけの話があるなら仕方ない。ワンピースなら全部数週間かけてやるところ(鬼滅なら1コマ)、これくらいのバランスがちょうどいいのだろう。残されたのはメガネとナサレナ。姫の死という結果に辿り着いても、彼らの物語はまだ終わっていない。メガネ、最終的に一番の主人公ポジじゃん……。ゾラさんのご冥福をお祈りします。

 一転、あんまドラマがない戦いを繰り広げるのは一切空気を読まないゴーレムさんと、それをサポートするキメラ。ボルギウス相手に単純な火力と物量で攻め上がり、スライム先輩がネビュリムを抑え込んだことで結界が瓦解、一気にゴーレム有利の盤面へ。ボルギウスさんも「死に際の一花」程度に考えていた決戦だろうが、血主のピンチとあって死ぬわけにもいかぬ。悲壮な戦いの中、なんと先にケリをつけに来たのはネビュリム。彼はもっともっと今後での活躍が期待されていた人物だったのが、なんとここで結界の再組成と引き換えに命をなげうった。おかげで残されたボルギウスさんは悲しみのどん底。怒りに任せてゴーレムとキメラを瞬殺してしまう。なんやこの展開。ここで上位竜のほとんどが朽ち果てることになるが、残ってるのがボルギウスとカムイて。……序盤にディザストロワあたりをぶっ殺しといた効果がここで出てるんでしょうかね。

 人も竜も被害は甚大。ここまでやってラスボス決戦はどうなるかというと、相変わらずねちっこい攻めで正義な感じが1ミリもないクリムゾンがアルテマティア最大の弱点である「メンタルの弱さ」を突きまくる。どうやら彼はティア様の出生についてもおよそ全貌を知っているようで……そういや彼女も他の竜と同様に元々は単なる人なのか。……ただ、他の連中と違って「ただの人」とは言っても太陽神教の変なクローン軍団・カルラの1体からの派生ということらしい。「カルラ」という存在がなんなのかもまだよく分かっていないのでその先の真実には未だ辿り着いていないのだが……あくまでも他の竜種と同様に竜の血によって生み出されたものであることは間違いない様子。ただ、彼女の場合は出自の曖昧さと「神」の存在がよりメンタルを不安定にしているようで……クリムゾンは彼女の内面をどこまで理解しているのかしら。

 ま、増殖するうえしゃまをまた見られたのでそれだけで一旦満足しておこう。このアニメ、どこかでオチはつけられるのかい?

 
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 お久しぶりです。第21話。こんだけ長期間にわたってアニメ感想書くの休んだのは久しぶり(ここウン年なかったこと)なので、もう文章の書き方を忘れかけている。サボってた分を取り返すために、ちょっとずつ追いかけながら溜まってる録画を消化していかないと。

 というわけで久々の感想だが、よりによってやたら欠損だらけのアニメ。この世界には最初から欠けてる人もいるけど、後からぼこぼこもげる。

 全面戦争の各戦況。まだどちらに傾くというほどでもなく、ただ各所で上位竜がぶつかり合っている様子が描かれ、全てが一進一退。人間の底力、実は結構すごいのでは?

 注目すべき戦況、1つ目は当然ラグナVSカムイだが、こちらはラグナがあくまで「善戦」レベルで未だどこまで通用しているかは分からない。ただ、その後の侵攻具合を見るとカムイはラグナとやり合うのが楽しすぎて、もうティアのことなんて気にもしてないみたいなんだよな。ネビュリムに全部任せて信用してるってことなのかもしれないけど。

 ただ、残念ながらそんなネビュリムの必死の防護策も「先代」には見事に突破されてしまう。元々クリムゾンが組み上げたシステムの流用だったということなのだろう、答えを知っている問題を解くように、クリムゾンはあっさりとアルテマティアが匿われている謎空間へ。ネビュリムの相手はスライム先輩が受け持っているようだ。未だ時操魔法が戻らないティアは、乗り込んできたクリムゾン相手に「竜への変身」という最後の手段で迎え撃つ。竜王スタイルになっても真っ白で綺麗なティアのフォルム。残念ながら焦りが先立っているので王の威厳も気品もないのは不憫である。もちろんアルテマティアとの直接対決を見越してクリムゾンも万全の姿勢で挑んでおり、以前ラグナに釘を刺された「死ぬ気のないやつが戦場に出てくんな」理論に反抗するためか、厳重なセキュリティの裏に隠していた心臓を装備しての参戦。クリムゾンがここまでのリスクを冒してくれるのは珍しいこと。まぁ、それによって何が変わるのかは分からないけども。

 必死のティアと、覚悟のクリムゾン。竜の王どうしの対決は未だ予断を許さないが、ここからヘルプが入らない前提ならば、場慣れしているクリムゾンの方が有利には見えるな。そうしてみると、今回の突撃&分離作戦は(どこまでがクリムゾンの狙いか分からないにしても)うまいこといってはいるんだよな。

 その他、ゾラさんはギリギリで駆けつけて奥の手を披露したフーさんとの戦闘。そして銀器姫の最後を看取ったナサレナの胸中は。……流石にあれは死んだよなぁ……ナサレナがこの状態で教団に戻ったかどうかは分からないけど、この後ラグナたちが教団と何の悶着も起こさないとは思えないよね。その時ナサレナはどうするつもりなのかしら。

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 救えぬ者は救えぬ、第20話。考えてみりゃ、あれだけの激戦の果てに手に入れた束の間の安寧だったというのに、兵団の連中はみんなしてさっさとなげうってしまうのも姫様的にはどう見えてるのだろうなぁ。

 全面戦争ラウンド2の開幕。ただ、1戦目は「集まった一般人を逃す」という目的が(クリムゾン以外には)あったので兵団側の戦い方はかなり制限されていたが、今回は名目上は「姫様の救出と翼の血主の討伐」ということで攻めの戦。みんなしてなりふりかまってないせいもあり、ボロボロだったはずなのに意気は高い。しかも今回、何故かはよく分からんが教団の偉い人から「時操魔法への耐性」とかいうよく分からんバフまでかけてもらえたので、仮に対戦相手がアルテマティアだった場合でも最低限の戦いはできるように調整されているという。まぁ、残念ながらクリムゾンの分析通りなので、今回も我らがティア様は後ろに控えてるだけなのだけど。教団の連中が時操魔法に詳しくてその対策まで打てた理由は……まぁ、分からんけどなんとなく分かるか。相変わらず個体の命をなんとも思っていない教団コピー軍団は、膨大な魔力の行使により続々老衰死。そんだけの犠牲も厭わない様子を見せられたら、あんだけむかつく教団でも憎めなくもなってしまうな。現時点では「竜の討滅」という目的が完全に合致しているからいいのだが、これで教団と兵団の目的がずれてしまった時に胸糞悪い展開になりそうでちょっと怖い。

 とにかく、虎の子の転移陣を起動して兵団は王都へと急襲をかける。しかし竜側もそれは重々承知のこと。夜が明けない魔法の帷でいきなり出鼻をくじくと、待ち構えるのは生き残った上位竜、総勢3名。何故か前回若返って逆に「死期が近い」という不思議な状態のボルギウスさん。今回はゾラさんがイカれモードになっちゃってコントロールできないので、一番の巨大戦力を繰り兵団を圧迫する役目はボルギウスさんが担当することになった。

 タラちゃんの恨み骨髄でとにかく「八つ当たり」がしたいというゾラさんは再び相見える兵団相手に容赦ない攻め。同情の余地などないはずなのに、こうまで必死になられるとなんだか申し訳ない気分になってくるのだから不思議なものだ。ちなみに前回「ゾラさんを殺せば姫様の毒もなんとかなるんじゃないか」とか適当なことを考えてはみたが、「そんな都合のいい話あるわけないわよ」とのこと。ぜーんぶお見通しかい。まぁ、ゾラさんの立場からしたら、仇の総大将である姫だけは絶対に生かしておくわけにはいかんからな。姫の勧誘とかいう自分の気まぐれが最大の要因だったという事実も、姫を消しておきたい理由の1つかも。

 というわけで、ラグナたちが乗り込んできたもんだから姫様に仕掛けられた毒の呪いは問答無用で発動。いかな銀器姫とて、これには抗えずただ死を待つのみ。残された時間でできることは、ギリギリまで作り続けた未完成品の武器をラグナに手渡すことくらい。それらの銀器姫の末期のあれこれを全部見守って許容してくれてるカムイさんはどこか優しい人に見えなくもない。姫の無念を受け取ったラグナは、もはや何度目かもよく分からないが自分の強さとの折り合いをつけ、さらに一歩前へ。これであっさりカムイと比肩できるようになってたらちょいと興醒めだが。まだ流石にカムイの方が強い……よね?

 そうして各所で上位竜と兵団がぶつかったところで、満を辞して空気も時代観も読めないクリムゾンが最新鋭ゴーレムを持ち込んでの乱入。1人だけ別なアニメやってるみたいな気もするが……問題ないか。そういやスライム先輩だけどこにもいないのだが……どこにったんでしゅ?


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 キメラちゃんダメかわいい、第19話。こんだけ圧倒的戦力の中で、そこまで強くないのに頭悪いから頑張ってクリムゾン様のために戦う姿が甲斐甲斐しい。そんでゴーレムの声が変わってたけど、東地さんボイスはあくまで前のボディのものだったってことなんでしょうかね。まぁ、今回の音声だって一時的なものかもしれないけど。

 クリムゾンさん元気だった。ひと足お先に望まぬ形で鉄火場から退場させられたせいで暇ができてしまい、以前ラグナがぶっ壊したオリジナルのポータルを修復、結果的に初登場となる月面基地への移住に成功。そこで改めて、3ヵ年計画を立ててのんびり竜の討伐計画を練るつもりだったが……なんとまぁ、銀器姫の生存報告とのこと。そうかぁ、やっぱり生きてたのか。前々回の死亡の描写があまり明確ではなかったのでワンチャンあるとは思っていたが、ともかくファンとしては嬉しいお知らせ。ただ、生存とは言ってもカムイの下でただ延命させられている状態ではあるので、訃報が先延ばしになっただけと見ることもできる。ここから姫様生存ルートで無事に救出できちゃったら、カムイがどんだけボンクラなんだよ、ってことになっちゃうので悩ましいところ。先にゾラさんをどこかで討伐できれば、毒が解除されて救出しやすくなる可能性はあるか。

 とにかく「銀器姫生存」はラグナに新しい希望と生きる目的を与えるものだったが、ラグナに余計な感情が介入することをクリムゾンは望まない。なんかもう、色々と面倒になっちゃったので懐柔することを諦め、出会った際に契約に用いた毒物(DNAレベルでの破壊ナノマシン)を発動してすっきりしようとしたが、残念ながらラグナの存在意義は的確にクリムゾンを苛立たせることにある。理由は全く分からないが「空気を読まない」というただ1点でクリムゾンの思惑を超えてしまうラグナ。結局、お互いに譲歩の余地なしということで一旦のお別れである。まぁ、今までこんだけ相性が悪いのによく我慢してつるんでいたと思うべきか。2人の別れに、多分キメラはホクホク、ゴーレムは肩透かし、そしてスライム先輩だけが意気消沈。先輩、こうしてみると一番ラグナに寄り添ってくれるいい人(わるいスライム)だったな。

 そうして姫様救出部隊が奔走する裏側、Bパートは竜サイドのお話。なんとあのボルギウスがよく分からん理由で若返っちゃったという謎展開を見せているが、ネビュリムたちの話からすると末期のほんのひとときのことなんでしょうかね。「先生」と呼ばれた歴戦の竜はまもなく最期を迎えるらしい。結果的には下馬評通りの金星を挙げたカムイだったが、こちらは生来の戦闘狂が悪い方向に働き、竜の天敵となりえる銀器姫を生存させてしまい、挙句は「オレと戦える剣を打て」というオーダー。まぁ、竜たちはみんなしてどこか狂ってる部分があるので、カムイの場合はそれが自分を害する刺激の方向に動いちゃってるってことよね。

 我らがアルテマティア様は、残念ながら寄る辺となる「神」が未だご不在で、時操能力も戻らぬご様子。カムイだけは頼りになるが、信頼していた先生との別れの時も近く、偉大なる翼の王にも不安要素だらけである。少しでもプラスの要素をあげるなら、期待の若手筆頭株であるネビュリムさんの成長著しく、面倒臭い先代翼の王が残した兵器の分析・活用などに目覚ましい活躍を見せていること。先生にも太鼓判を押された若き天才は、最終的には最大級の脅威となってラグナの前に立ち塞がる匂い。

 残念ながら1人取り残されたオルトゾラさんは心が壊れてしまったとのこと。完全に自分の責任で盟友のタラちゃんを失ってしまった影響は大きく、現時点ではラグナ・銀器姫に対する復讐心のみに駆り立てられている。彼の心の安寧を取り戻す方法はあるのだろうか。……多分無いだろうなぁ。人間だった頃の記憶とか戻しても意味ないだろうしなぁ。

 そうして竜サイドが色々とわちゃわちゃしている様子から、ラグナはアルテマティアの瑕疵に気づく。ラグナとは袂を分かったが、どーせラグナがやりそうなことなんて想像がつく。そこをうまいこと利用して自分の目的を成し遂げるために……って、それで今まで何回失敗したと思ってんだ。クリムゾン虐をみると元気が出るので、ぜひとも今後も酷い顔を見せてほしいもんである。


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 園田萌舞子! 園田萌舞子じゃないか! 第18話。正確に言うと萌舞子と萌舞恵と萌舞美と萌舞代と萌舞乃と……じゃないか! ……なぜ人類は軽々しく上田麗奈を増殖させようとするのか……。

 というわけで、アルテマティア要素がさらに爆裂してしまったせいでその他の展開は全部吹っ飛んでしまったのですが、サブタイ通り、ひとまず「兵団転送決戦」は決着を迎えた。前回の引きでラグナ大ピンチな状況だったが、ギリギリで転送が間に合い、彼はカムイの手から逃れることができたようだ。しかしその代償は大きく、一足先に首を刈り取られた銀器姫はどうやら亡き者にされてしまったようである。前回の描写だと死んでるのか、死んでないのかよく分からないとも思えたのだが……ラグナと対話してたのは残留思念みたいなものだったのか……ただ、彼女が「剣を作る」という大目標を立てておいて、何一つ成し遂げずに死ぬタマだとも思えないんだけどな……。

 とにかく、指導者を欠いた兵団は転移に成功したと言ってもほぼ烏合の衆。何も為せぬ邪魔者の集団へと堕してしまう。元々姫のカリスマでまとめられていた集団なのだから、そのトップが失われてしまっては、瓦解するのも致し方ないところか。必死に動いているのはメガネことアイクただ1人であり、どれだけ頑張ったところで数百人規模の難民は彼の手に余るものとなってしまっている。そんな状況でようやく目が覚めたラグナに何ができるかというと……まぁ、人を殺すくらいですかね……。目の前に現れたのは憎きあのアルテマティアのコピー品。いや、どういう存在なのかは全く分かってないのだが、本人たちが「竜ではない」って言ってるんだから竜ではないんだろう。……だとしたらなんやねん。時の魔法は操れてるわけで……やっぱ竜なんじゃないの? 竜じゃないのにラグナがアルテマティアと同等の嫌悪感を抱く理由ってあるのかしら。

 まーよく分からんけど、とにかく銀器姫が嫌がっていた亡命先ってのが「太陽神教」という胡散臭い宗教団体で、そのトップを務めるのがアルテマティアコピー品軍団。この集団を信用しろって方が無理な話で、これまでずっと姫も嫌悪感を示していたし、確かあのクリムゾンでさえつるむのを嫌がっていたのでは。まだまだこの世界には裏がありそうだなぁ……。

 性格の悪い教団からの搦め手をなんとか捌いたラグナが向かう先は、ひと足先に(すげぇみっともなく)転移を済ませていたクリムゾンのところ。イヤはイヤだろうが、少なくとも利害が一致して自分を動かしてくれるのはやはりクリムゾンである。この状況から、またどんな悪巧みが作り上げられるのか……。

 
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 永劫のクライマックス、第17話。このアニメは「決着」とか「小休止」とかいう概念を知らんのか。前回がフル回転だった分、今回は作画部分でちょっと省エネしてる感はあったが……。

 タラちゃんの最期。前回の一撃で瞬殺だったかと思われたタラちゃんだったが、あの一撃はほぼ五分の撃ち合いでその後のフォロースルーからの姫様チームユニゾンアタック、そして迫るラグナがフィニッシュブロー。武に生き、武に殉じた男、その最期を看取るのはサブタイトル通りの「戦友」、ゾラさんである。このタラちゃんゾラさんの友情物語が実に切なく、毎度のことながら「どっちが主人公サイドなんだろう……」みたいな感情に襲われる。別にタラちゃんゾラさんのバックグラウンドなんてほとんど語られてもいないのだから感情移入する余地なんてないはずなんだけど、血族に入る前の2人が本当に互いをリスペクトしあういい関係だったんだろうなぁ、ってなんとなく思っちゃうのよね。ゾラさんはまだ分からんけど、タラちゃんは多分ずっといい奴だったんだろうし。それはゾラさんの反応を見ても明らかで。こんなにも「死んでほしくない!」って思われる強兵が死ぬお話、なんて残酷なんだ。

 そして、そんなタラちゃんの意思を尊重すべく、一見すると無情な決断を下すゾラ。しかしそれが最もタラちゃんのためであることが分かっているという美しい友情。武人・タラテクトラは最後の力を振り絞って兵団の全てを巻き込もうと目論む。そして、今度はそれが逆サイドであるラグナ・スターリアの関係性を促進させる。ラグナの圧倒的な力をサポートしきれずに悔しがる銀器姫。しかしそんな「罵倒」を受けても挫けないのが彼女のいいところで、ラグナが掴む剣に力を与え、絶対に強者に対して遅れを取らないと気を吐く。この2人の関係性も「友情」であるとするなら、間違いなく「戦友」どうしであるのだ。まぁ、姫様の方が最終的に「友人」で終わりたいのかどうかは分からんけど、彼女の持つ「ツンデレ」を超えた「ツン姫」ムーブがとてもとても強いので……出来ればラグナもその辺はしっかり考慮して欲しい。

 実際のところ、今回のラグナの心中の変化って今までになかった動きだったような気がする。これまでのラグナは人間関係というものに凄まじく疎く、クリムゾンという畜生に引きずり回された影響もあり、人を人と見ての関係構築をほとんど行わなかった。唯一無二の関係性だったレオですら「弱さ」を理由に切り捨てたし、シンとは「戦友」になろうとしてまだまだ失敗してる状態。そんな中、ついに姫からの助力については「この人は強いなぁ」と感心し、その先にある関係性までを思い描くことが出来た。さらに、姫の方もなんの因果か「未来のラグナ像」が見えてしまい、互いにもう切り捨てられない強い強い繋がりを感じている。ようやく、ほんとにようやく、この世界にもラブの要素が生まれるのか……。

 と思ったらクビチョンパだもんよ。まぁ、ラストの謎の展開を見る限りでは死んでないんだろうけど……絶対に「勝利の達成感」みたいなものを味わわせてくれない作品。さぁ、ここで来てしまったぞ、最強最悪ウォルテカムイ。彼がこのタイミングで来たのって、ゾラさん目線で既に転移魔法陣が起動しているのでここからカウンターでティアのところにラグナを飛ばすっていう戦略を取られる心配が無いって判断したからなんだろうか。それとも単なるカムイの独断専行か。まぁ、なんにせよ久しぶりに愛しいアルテマティア様の勇姿が見られてよかったです。

 「流石にどう足掻いても詰み盤面じゃん……」って思ったけど、まだまだトリッキーな展開は終わらない。俺ら(とスライム先輩)は指をくわえて見ているしかないのだ……

 
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 死闘熱闘大激闘! 第16話! いいねぇ、こういう理屈抜きの血と汗と泥にまみれた大戦争ってのはそれだけで盛り上がる。まぁ、その中であり得ないくらいの命がザクザク失われていることは気にしないことにして。

 驚くべきは、こんだけ凄まじい盛り上がりを見せているというのに、主人公2人はホントに大したことしてないという部分。1人はありえんほどにみっともない断末魔の走馬灯を見ながら何度目か分からない死を迎えたし、もう1人はまともな言葉すら喋れない状態でただ走ってるだけだった(まぁ、ラグナは彼なりに頑張ってんだけどさ)。しかし、そんな2人などいなくてもなんの問題もない。今回の主役は間違いなく銀器姫、そしてオルトゾラの2人。

 策謀を巡らせるタイプの2人の頂上決戦。ここまでは「クズ」ことクリムゾンの意思も大いに介在していたためにその景色が混沌としていたが、余計なクズが排除されて互いの信念が見通しやすくなったことにより、残された策の数と気合いがものをいう勝負へ。まず、クリムゾンが退場したことで(まぁ、奴が残ってたとしても)当初の予定通りの転送陣は敷くことができず、姫側はなんとかしてゾラ・タラコンビに力で押し勝つ必要が出てきた。そこで兵隊長の彼に頑張って運搬してもらい、跳躍も駆使してなんとかゾラの喉元まで。もちろんそんな状態は想定していたゾラは待ち構えて設置型の罠で迎え撃とうとしたが、ここで姫が用意した奇策その1が刺さる。今までどこにいたんだアサシンちゃん。確かにここ最近姿を見ていなかったが……まさかそんな重要な任務を易々とこなしていようとは。こうしてみるとゾラのあの目の数も大したことなかったのかも……。

 ここでゾラの計画が1つ狂う。しかしまぁ、頭と心臓を潰されたくらいで終わる竜族じゃない。だいぶ意識にトラブルはあったようだが、相手の思惑を超えて生存・復活。さらにここに「ボルギウスの胎動」というよく分からんトラブルが噛み合い、人・竜のどちらにも甚大な被害を与えたという。このトラブルがどっちに有利に転んだかは定かじゃないが、なんとかゾラさんが一方的に丸め込まれる事態は回避。ちょっと冷静になれたはずだったのだが……今度は「竜族は元々ヒトだった」という要素がゾラの足を引っ張る。いや、これこそが彼の本懐だったのだろうか。銀器姫の持つあまりのカリスマは竜の身に堕ちたはずのゾラの眼をも焼き、思い出を炙り出す。一目見てしまった時点で「殺したくない」と思わせるあたり、我らが銀器姫も翼の血主に負けていないではないか。

 タラちゃんが頑張っている手前、どうにか姫を亡き者にしなければと訴える理性と、それでもなお殺したくないと訴える彼のうちなる感情。そのぶつかり合う折衷案が「姫を血族に招き入れる」というもので、ゾラさんからしたら自分の身の上にも重なるのでさぞかし名案にも見えたかもしれないが、人間サイドからしたらそのお返事は「クソ食らえ」。姫さんもガラの悪い部下たちも、ゾラの一時の気の迷いを利用したどさくさで盤面を掻き回し、姫がこれまでためにためて温存しておいた最後の元気玉は、なんとまさかのタラちゃんへ向けて。流石のゾラさんもこればかりは想定していなかったようだ。確かにここでタラちゃんを失ってしまうと、ラグナたち狂犬トリオが解放されてゾラに一気に傾れ込むことになるのか。最後の最後まで粘り、(クリムゾンからの入れ知恵なのが癪だが)敵将の弱みをフル活用した姫様に軍配が上がりそうである。まぁ、最後の最後、盟友・タラちゃんを屠られた時にゾラさんがどんな気持ちになるかがまだ分からないが……「かつての君主」に揺れてしまったゾラ、「今の盟友」とどちらの方が感情のトリガーを強く刺激するんだろう。

 それにしても今回の姫様は実に勇ましくて最高にイカす女だった。日高里菜、こんな声もガンガン出せるのやっぱすごいな。

 
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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