最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
都城王土! 都城王土じゃないか! 第16話。……分かんない人はスルーしてください。言葉の重みなど付加的な能力にすぎん。 さておきさておき、いよいよもってヴァミリオちゃんが1度も顔を見せないお話になってしまった。一応「声がやたらでけぇやつ」みたいな微妙にスカすタイプのギャグが入ってはいるが、もうほぼオールシリアスな展開。あとはひたすらヘルクの回想が終わるのを待つしかないのだが……終わったとしても、こっから先の戦闘でギャグが介入する余地があるかしら。まぁ、どこまで行ってもちゃらんぽらんな魔族のあの空気感が戻ってくればなんとかなるかもしれないけど。頼むヴァミリオ、そして頼むピウイ。そういや「声がでけぇ」ネタってピウイとかぶってるな……。 思いの外ダイレクトな進行を見せていた人間界の「王」や貴族たちによる全人類統一計画。もうちょっと間に何かややこしい話が挟まるのかと覚悟していたのだが、すでにクレスの魔王討伐遠征の時点で王たちの謀略は完成していたとのこと。ヘルクたちの命の恩人ともいうべきミカロスが実はクレスの特異な才能を見抜いて利用するためだけに生かしていたってぇのは実に胸糞の悪い話。やはり平川ボイスのお偉いさんにろくなやつはいない。いや、いてもおかしくないんだけど……今期いろんなところに平川大輔が出現しており、だいたいが悪いやつなんだけどどっかにまともなやつもいた気がして、作品を跨いで見てるとどれが「悪い平川」なのかわからなくなってややこしいという……。 まぁ、とにかくそんな悪い人間軍はすでに計画をほぼ完成させており、クレスは操られてるし、人間界を支配するどでかい魔法の準備もだいたい整っているという。クレスをけしかけて魔族とぶつけたのも、もしかしたら共倒れに近い状態を作ってクレスをコントロールしやすくするのが目的だったのかもしれない。もしそうだとしたら、わけもなくけしかけられたアズドラさんたちにとってはエラい迷惑である。未だヘルクのみがアズドラたちの本質を知っている状態で、他の連中に「魔族、実はいいやつなんだよ」と言ってもなかなか通じないのがもどかしい。そういや「魔族、実はいいやつじゃね?」みたいな話も、今期はフリーレンと被ってて(そして結論が真逆なもんで)ややこしい。フリーレン観た後にこっちのヴァミリオちゃんやアズドラのやりとり見てると、マジで天使に見えてくるぞ。 さぁ結果的には絶体絶命は変わらず。さらにクレスの異状から見るに、王が使っている 悪そうな魔術が、以前ヴァミリオ・ヘルクコンビが戦った黒い騎士の特質に似ていることも匂わされている。ということは、解決の鍵はもしかしてピウイなのでは……あの島の魔女さん、ここまで見越してピウイを送り出してるんだとしたらマジで救世主。いや、多分たまたま。
PR シリアスシリアス&シリアス、第15話。何やこの空気は、頑張れヴァミリオちゃん、君のツッコミがなければ世界は暗黒に染まってしまう。 しかし流石のヴァミリオもほとんどツッコミようがない話になってしまったな……。こちらも新番チェックのゴタゴタでしばらくは記事立てせずに眺めていたが、クールの変わり目に長めの回想エピソードに入ったのでちょうどいいといえばちょうど良かったのかも。オープンエンドが変更され、オープニング歌唱は前半ちょい役で登場していた愛美に。愛美ソングはこういう蓮っ葉な歌い方してくれてる初期の寺川が付いてた時代の愛美っぽいのが好きですね。マジカルデストロイヤーまで行っちゃうとちょっと謎すぎたけど。オープニング映像に電車で移動するシーンが出てきたんだけど、ほんとにこの世界の文明レベルはよく分からんな……。 さておき、長めの回想は終わる様子はなく、まだまだヘルクの告白は続く。今回最大のびっくりだったのはヘルクがアズドラさんと既に面識があったという事実。どうなんだろ、過去のアズドラの様子を振り返ったらそういうニュアンスのこと言ったりしてたんだろうか? まぁ、ヘルクの異様なまでの魔族との信頼関係のバックボーンは判明したが……その代価というか、そこに至るまでのお話は典型的な胸糞ばなしである。まー、こうして「愉快な魔族・苦しむ人間」という2つの派閥があり、どちらも笑顔で迎えるハッピーエンドを望むなら、その間に共通の敵を設けて集約させていかなきゃいけない。そして、陰で糸を引いてる悪が大きければ大きいほど、その手に操られている人間の滑稽さというか、惨めさも引き立ってしまうわけで……どうにも魔族サイドがいい奴すぎるので視聴者目線だと圧倒的に贔屓目ワンサイドになってしまうなぁ。まぁ、そういうお話なんだけど。 実際、ヘルクだってあんなちょっとアズドラと対話しただけで交流できたわけで、普通に考えたら魔族サイドが事情を説明した時に人間側が聞かない理由はないはずなんだよ。それでも「長年の歴史の曲解がそうさせている」と言われたらどうしようもなく、人と魔のすれ違いはますます加速していく。穏健派っぽいアズドラさんですらこの始末なのだから、そりゃヴァミリオちゃんがカッカしてヘルクに憎悪を燃やしていたのも致し方ない話よ。あとは双方の理解ができた後にラスボスがどこにいるかを見定めるだけなので、この2人にとっては話が簡単になったが……人間の王が天使システムにアクセスできた理由なんかもまだ謎だからなぁ。現時点でクレスがどうなってるかによって解決の難度が変わってきそうだな。 今のところ最大の懸念材料は、こんだけ重たい過去を背負って人を裏切り、魔族に肩入れしてるヘルクが、どうやったら1話目の頃みたいに「人間を滅ぼそー!」ってギャグのノリで言えるようになるかである。どう考えても1話目のノリとは接続しない気がするのだが……まぁ、ギャグでスタートしてシリアスになった漫画の宿命だよな……そこが綺麗に接続できるなら評価は鰻登りだぜ。
なんやねんこの構成、第12話。スタッフはいくらなんでもピウイの清涼剤としての効能に信頼を置きすぎなんじゃないですかね……まぁ、実際機能してるけども……。 というわけで、次週(1クール目ラスト?)に重たくて核心に迫る話を置くためか、今回はその前振りまでやっといて、余った尺はピウイ視点のどうでもいい話で埋めてしまうというアクロバティックな構成。可愛いので問題ないのだが、これだけ強引な手段が取れてしまうあたり、今作のギャグ・シリアスのトンチキなバランスが妙な効果を発揮しててなんだか面白い。 もちろん、シリアスパートが完全シリアスかと言われるとそうでもないのも大事なところで、今回は久しぶりに帝国VS勇者の視点に戻っての現状報告。以前アズドラがぶち上げた領土奪還&人間の王襲撃作戦は着実に進行しており、うっすらと勇者側の脅威を感じながらも、今のところは魔族連中が持ち前の明るさで乗り越えている。多分指揮系統の負担とかがアズドラ1人にのしかかってるのでかなり重労働になってると思うのだが……それでも音を上げないのはヴァミリオちゃんに格好いいところ見せられるように頑張ってるというのもあるだろうし、本当に単に「いい上司」なんだろうな。魔族サイドは見れば見るほど幸せそうな生活なのがなんとも……あとクッキー食べてるホンさん可愛い。今作はホンさんとピウイが2大マスコットですね。 そんな魔族の思惑を知ってか知らずか、着実になんらかの準備を進める人間サイド。そろそろ脅威も眼に見える形で成長しているようで、監視役や上役にその懸念は募る一方。唯一救いなのは、どうにも人間側の連携は良くないようで、なかなか組織だった動きとして完成してないことくらいだろうか。いや、あんだけの天使軍団を何度も派兵してる時点で組織としては完成してるんだけど……やはり頭をつぶす以外の解決策はない気がするのだが、アズドラさん1人でなんとかなるだろうか……早く帰ってきて、ヴァミリオちゃん。 というわけでヴァミリオ側のお話だが、考えてみりゃ、確かに心配されてたように「何日もの間ヘルクという男と2人きりの旅」をしている(と思われる)んだよな。アズドラさん、その辺の心配は大丈夫なんでしょうか。幸い、実際にはピウイというあまりに大きすぎる存在が間に入ってるのでそういう心配は一切ないのだが……代わりに、いよいよヘルクが全てのタネを明かす様子。さて、次回どんな話になるのかな。 ってんでまさかの16分目でエンディングへ。「あれ? 録画開始時間間違えた?」と不安になったが、残り10分はピウイ目線の旅行記での尺稼ぎ。否、こちらもメインコンテンツか。色々と楽しそうなことをやりつつ、今作らしいどこか捩れた珍妙なボケがそこらで垂れ流しになっているカオスストーリーである。まぁ、多分一番のカオスはナレーション声の変な村人がどうみても赤い彗星のゴーグルかけてたところですよね。この作品でもシャアはシャアいじりしかされないのか……。
Cパートに癒されるぅ、第11話。今回もシリアス一辺倒でなかなかに重たいお話だったんですが、本当にじっくりゆっくり進むのでその展開にツッコミを入れるのも野暮な気もするし……。 「RPGで起こりそうな事件を1話で1個ずつ処理していく」みたいな展開。まぁ、前回の料理対決みたいにトンチキなミッションばかりでも途方に暮れてしまうが、今回は「闇に囚われた謎の騎士との対決」という非常にシンプルなもので、対戦相手のヘルクが「物理で殴る」以外の選択肢がないゴリゴリのファイター気質なもんで、基本的に画面で展開されるバトルも直接的な殴る蹴るだけ。ヴァミリオが介入してもせいぜい炎魔法が加わるくらいで割と地味なバトルになってしまうのが難点。一応、闇の騎士の瞬間移動の演出とか、どことなく漂っている不気味さみたいなものにはこだわりの演出もあったのだが……まぁ、あそこはガチバトルを執拗に描いておかないとピウイの登場がブレイクスルーになった感じが出ないからしょうがないかなぁ。ちなみにピウイの歌声は、確かスピンオフコミックの方では「神のごときもの」と評されていたのだが、アニメでの歌声は……ピウイだ。まぁ、これはこれで。 というわけでワンバトルだけで終わってしまったわけだが、今回闇に囚われちゃった可哀想な騎士との交流を通じて、またヘルクにまつわるあれこれが匂わされたようである。騎士の人は「あんたも」と気がついていたのだが、やはりヘルクを取り巻く「何か」にも闇は関わっているということだろう。思い返してみればヘルクは人間の中でも貴重な、早期で覚醒して完成に至った勇者である。ヘルク自身が頑強すぎるせいで忘れがちだが、この「勇者」という存在は人間の王に支配され、半ば洗脳されたような状態で絶望的な戦争に挑んでいる連中と同じ肩書き。ヘルクだって、どこかで道を踏み外したら背中に羽が生えて魔族討伐に繰り出していたかもしれないのだ。まぁ、彼の帝国への転身までの成り行きを聞けば、彼がそう簡単に天使軍団と同じような状態にならないだろうことも想像は出来るが……魔女さんが「警戒しろ」と言っていたこと、そして今回「仲間を襲撃された」ことで激昂し我を失ったこと。どちらもヘルクの闇堕ちを示唆する不安要素。そこに騎士さんが「あんたもか」と言ってるのだから、どこかで心の準備は必要なのではなかろうか。 ただ、騎士さんはそこまで承知の上で「ちょっと呪われてる」剣をプレゼントしてるんだよな……なかなか世の中に「ちょっとだけ」呪われてるものなんてないだろうが……ヘルクくらいの強さがあれば呪いなど気にせずに操れるという判断なのだろうか。今後、ヘルクがどのくらい剣を使った戦いを展開するのかは気になるところだが……パンチだけでまだまだいけそうなんだよなぁ……。 ヘルクには羽が生えてませんが、ピウイは飛べるみたいです。なんで頑なに鳥であることを否定するんだろう……。
8話目だから温泉回、第8話。まぁ、そのこと自体はセオリー(?)通りなのだが……他の番組が最終回を迎え始めているこの時期にまだ8話っていう事実の方が問題なわけでな。すでに次の番組の番宣を(日付入りで)バンバン流してるってことは後ろにずれ込むことは絶対にないわけで、普通に考えたら次回が最終話のはずなのだが、全くそんなことはなく、今公式サイトを確認したらストーリーの項目は12話まで用意されている。……どうなるんでしょうね。 さておき、そうしてだらだらやってる影響もあるのか、最近はあんまり心踊る展開じゃなくなってしまっているのは残念至極。まー、最初から「このコンセプトでどんだけ続けられるんや?」と疑問ではあったが、最大の問題点は、もともとあんまり重要視していなかったのだろうか、タイトルにまで冠している「ゾンビ」要素が今回に至って本当にどうでもよくなってしまったこと。いや、一応退治したり逃げ回ったり、ゾンビとのインタラクションは継続してるよ? でも、あれはもうゾンビでなくても構わないんだよね。輝のシャークスーツだけで対抗できてる事実も違和感があるし、この度ようやく初登場したパツキン巨乳のベアトリクスに至っては、どこから拝借してきたかもよくわからない鎧と薙刀で正面から突破している。この手の作品にありがちな現象だが、どんどん「ゾンビ」という存在の脅威度が低下して迫力を失ってしまっているのだ。 それに加えて、「なんで音源をつけただけのドローンに引き寄せられるの?」とか「温泉の中に潜ってたゾンビはどう考えてもおかしいやろ」とか、その場のノリで展開を繋いでいるせいでゾンビの設定そのものもだいぶ破綻している。群馬県までゾンビエリアが拡大しているというとんでもない状況なのに何故かその只中でふつーに寿司屋の親父さんが生活しており、電気や電話などのインフラが生きてる意味も分からない。「別にゾンビを描くのが今作のメインではないから」と言われるかもしれないが、そこを描かないなら、もうこの作品に独自性はないので、単なる温泉サービスシーンアニメとして見るしかなくなるのよ。それってすごくもったいなくない? 映像部分もいい加減に慣れてきてしまったし、このまま終わってしまうとどうにももんにょりした結果になりそう。今から4話分、どこでどうやって展開するんだろう……。
レオがマックスに「いや、同い年だろ」っていうのなんか好き、第11話。なぜかっていうと、中の人がだいたい同い年だから。ヒロシモノと中村悠一の繋がり、普段はあんまり感じないけどマブだよな。ちなみに松岡くんとあみっけも気づけばだいたい同い年。まぁ、芸歴は全く違うが。 などという中の人の話題から入ったのもしょうがない。何しろ今週はただひたすらに三人で殴り合っていただけなのだから。マックスは嫌々ながら、フレッドはブチギレながら、そしてレオもキレてはいるが、どこか楽しそうに喧嘩している。これこそが腐れ縁、散々若い頃に馬鹿やった悪友同士の関係ってことなのだろう。お互いがツーカーでやりそうなこと全部分かっちゃってるもんだから、かえって泥沼化しちゃう関係ってのもあるもんでね。みんな不格好な大人になっちゃったから、守らなきゃいけないものがある。フレッドもレオもその背に国を背負っている。そしてマックスは……平穏なニート生活かな。 前回も面白かったフレッドのリング魔術が今回は大増量。先週の5倍くらいはぶっ飛ばしてる。そんだけ大量に操れるってことは、先週時点ではまだ出力抑えてたってことなんでしょうかね。レオと二人きりの状態でマジになっちゃうと、ほんとに誰も止めてくれる人がいないからしょうがないね。そして今週になって本気出しちゃったのは、やっぱりマックスにムカついたからだろう。フレッドはレオみたいなタイプも嫌いだろうが、なんだかんだで一番ムカつくのがマックスみたいなタイプだろうし。まぁ、大概の社会人はマックスに対してはムカつくと思うが。 そうして馬鹿な男が3人。2人だろうが3人だろうが取り返しがつかないことに変わりはないが、そういう場にいい具合にクッションを差し込んでくれるのは、いつの時代も素敵な女性ってわけさ。まぁ、まさか出産が理由で参戦できてないとは思わなかったが……しかも以前のバドミントン幼女が娘かよ。ストロングな家庭だなぁ……。まぁ、あのユリアのことだから肝っ玉の太いいい母親をやってるんでしょうね。事前にフレッドたちのキレ展開も予測していたようで、一番手っ取り早い方法としてマックスにドーピングを付与。多分徹底的な暴力で薙ぎ払おうというのが狙いだったと思われるが、現役を続けていた他の2人と違い、マックスだけがやたら錆びついてたのがちょいと誤算。おかげで喧嘩がだいぶ長引き、危うく焦土しか残らないところだった。魔王様のナイスアシスト、今回はちゃんとフレッドの最大魔力に対抗できてたな……先週の一撃はなんだったんだろうね。 全てが片付き、残ったのはぶっ倒れた馬鹿と、立っている馬鹿。最後に立っていた馬鹿は、馬鹿なりの頭を下げてなんとかことを丸く収めようと精一杯やった。あとは世間がこれを受け入れてくれるかどうかだ。いや、大半の世間の人は「なんのこと?」くらいのレベルだと思うけどね。 あとゼニア、お前はもうちょい緊張感持て。
俺はいったい何を見せられているんだ……第10話。いや、このアニメの感想はだいたい毎回そんな感じだけど……シリアスとギャグ……というかトンチキの温度差が激しすぎてどこを食べたらいいか分かんなくなるタイミングがしょっちゅうある。 序盤は圧倒的シリアスパート。前回暴走してしまったトースマン親玉はヘルクでさえも苦戦するようなとんでもない相手かと思っていたが、まだそこまでの強敵ではなかった模様。多分本気で相手してたらヴァミリオも1人で対処できただろうし、放っておいても暴走の代償として自壊していた可能性もある。とりあえずヘルクがワンパン入れて勝利だ。個人的にちょっと驚いたのがヴァミリオの炎が敵の腕を薙ぎ払ったところ。「質量を持つ火炎」ってあんまりみない概念だよな。焼き尽くすんじゃなくて切り落としたり吹き飛ばしたりできる炎使いって案外珍しい。いや、ヴァミリオクラスの強さだったら自分の得意種目で何でもできる可能性はあるが。 そうしてトースマンを撃破し、想像以上に可愛らしかった呪われた民を救ったところまでが一応今回のシリアス。呪いから解放されて喜んでた村人たちの中でも姫様だけ明らかに種族が違うくらいの美少女だったのをみてヴァミリオがなんか突っ込みたそうにしてたけど、あそこで余計なことを言うのも野暮だってんで飲み込んでたようにも見える。結局なんだったんだあいつら。 そうして更なる旅路を進む3人(2人と1羽?)だったが、どうにも世界の変容はヴァミリオが想像する以上に進行していたようだ。ヴァミリオも魔王喪失後は多分魔界の復興に全力を尽くしていただろうし、領土から外の状態ってのは何も知らなかった様子。まぁ、元々魔族が外界の情勢に興味がなかった可能性もあるが。帝国の領土外っててっきり人間の世界が広がっているものだと思っていたが、今回の村のように、どっちかってぇと亜人(と言う概念がこの世界にあるかどうか分からんが)の人口の方が多そうではあるね。これまで「魔族VS人間」てのが世界を二分する勢力図なのだと思い込んでいたが、「魔族」同様に「人間」もこの世界においては数多ある種族の1つにすぎないのかもしれない。そして、その人間だけが天使に覚醒できるのだとしたら……面倒臭いなぁ。 後半はもう、ほんとに何してるかよく分かんないパート。いや、分かるよ。いわゆる「味っ子」的料理バトル漫画のパロディを全力でやってるだけなのだが……いや、あの前半戦からそのノリにいきなり合わせるのは無理だって。あれよあれよと不条理が進行し、終わってみれば「そうなれば、そうなるやろ」というだけの話。面倒ごとはすっ飛ばしてさっさと地図渡せや。今回のくだりが実は伏線になってて、後からあのレシピ本が意味を持ったり、アージカバが後半に再登場したらどうしよう(いらん心配だ)。 アージカバはどうでもよくて、どっちかというと重要なのは路上で歌っていた吟遊詩人の子。ちなみにCVは愛美。歌う役だと最近ちょこちょこ出てくるようになったな。さて、次の流れはどこにつながっていくのかな? もう、ずっとこのヘルク・アンちゃんのぶらり旅編を続けててもいいけどね。(ピウイも大事だよ!) 魂の喧嘩と、やけっぱちの仲裁、第10話。世界最強レベルが入り乱れての大乱闘、世界を滅ぼしかねない勢いだったが……この世界で勇者パーティに対抗できる武力ってあるんでしょうかね。 何か思うところもあったのだろうか、いよいよキレたフレッドが衆目の集まる中でレオとのタイマン。腹芸の得意なフレッドが本当に無策でレオと対峙しているとは思えないし、わざわざメディアのカメラを通しているあたり、彼の策略がある気もするのだが……現状では本当に単なる男と男の喧嘩。互いの実力は認めつつも、嫌なところも全部吐き出しちゃってるもんだからどうみても命懸け。互いを殺さんばかりの全力バトルで鎬を削る。バトルシーンは今作らしいギミックも随所に散りばめられており、フレッドの戦闘スタイルが個性的なのがみていて楽しい。僧侶なのでロザリオ状の武器を握っているのはこれまで違和感もなかったのだが、それに加えて複数のリングを展開してのファンネルバトルは、生粋の戦士であるレオとのガチタイマンでも揺るがないフレッドの強さを表している。僧侶とは思えない魔法攻撃力を誇っているし、多分対魔王戦の時って、回復役も担当はしていたが、強引に4人でガンガン攻めるタイプのアグレッシブパーティだったんじゃないかと思う。いや、どこぞのザラキしか撃たない僧侶とかではなく。 そうそう、パーティは4人だったのだ。これまで一向に姿を見せなかった幻の4人目、ユリアについての詳細がちょっとだけ判明した。未だ回想シーンだけの登場だったが、今回はアバンとCパートをユリアの回想で挟む構成になっており、どうもここからラストに向けて、ユリアの存在が大きく鍵を握るような描写になっている。流石にこのまま登場せずに終わるってことはないだろうし、馬鹿な男連中だけじゃどうしようもないいざこざを、唯一の女性パーティがなんとか捌いてくれることに期待したいところ。まぁ、みた感じではウィザードとは思えねぇような武闘派だったみたいだが……もしかしてこのパーティ脳筋だらけか? そんな脳筋パーティに敗北した過去をもつ魔王様……今回はようやく魔王らしいところを見せて勇者たちを苦しめることになる……とは誰も思ってないよなぁ。あの形態を解除してないってことは当然まだフルパワーは戻ってきていないということ。フレッドに一蹴されるのも予想通りの展開としかいいようがない。それでも健気に横槍を入れてなんとかマックスに立ち直る機会を与えようとするその姿勢は素晴らしいが……もう、単なるマックスのファンだよな。誰よりも甲斐甲斐しく勇者パーティのことを思い遣ってくれる優しい魔王。もう、ここから先に勇者と魔王の対立はあり得ないだろうよ。今回回想シーンで割と骨のあるモンスターが登場しており、「あ、ちゃんと魔王軍ってマックスたちとガチで命の削りあいしてたんだな……」って久しぶりに思い出した気もする。こっから先で魔王が完全に力を取り戻して女の子フォームを捨てたらそれはそれでショックだろうな……。
冷静に考えるとウマンゴってすごくね? 第9話。あのヘルクでさえ手を焼いた大渦や怪物が跋扈する海域をあんなボヘっとした顔の生き物が「行ったり来たりする」生態を持っているという。しかも今回ヴァミリオに開放されたら陸に上がるでもなく、とっとと海に帰っていったってことは、繁殖とか冬眠とか、特に大陸に目的があるわけでもなく、マジで「往復してるだけ」なんだよ。なんだあの生き物、怖くね? 前回からやたらとウマンゴの咀嚼シーンが長かったのでどうしても気になってしまったわけですが、そういうなんかよく分からない不条理を大きく引き延ばして見せてくれるのが今作のみょうちきりんな味わいなのは事実。島の連中も大概おかしかったが、今回登場した可哀想な部族たちも、その呪いの元凶であるトースマンも、「よくあるファンタジー種族」というだけでは終わらないオリジナルの造形になっているのはとても好印象。どうしても最近のなろう界隈はあらゆる事物が「ありきたり」で終わってしまうことが多くてな……。まぁ、なんと言っても一番のキワモノはピウイなわけだが……なんだろ、あんな誰でも考えつきそうな造形の、「3秒で考えたゆるキャラ」でしかないのに、やたら存在感を放ってるんだよ。単に声がでけぇってだけであれだけ個性が吹っ切れるキャラ造形もすげぇわ。 どうでもいい話なんですが、このアニメ放送が理由かどうかはよく分かんないけど、最近電書で今作コミックの序盤が無料で読めるんですよ。こちとら「アニメ放送中は原作読んじゃいけない教」に入信しているのでほんとは読んじゃいけないんだけど、「まぁ、アニメ放送した部分まではええやろ……」ってんで島編までは原作で追いかけちゃったんですよね。そしたらやっぱり原作もピウイ推しが強いわけじゃない。このキャラ、よく作ったよなぁ……そしてここに井澤詩織ボイスを当てる英断。200点です。今作はほんとにキャスティングが良い。脇役のトースマン王の声もやたらインパクトあったし。 ほんで、ついでにピウイが単独で主人公やってる漫画もあって、そちらは普通にWebで読めるからちょっと読んだ。……作者は相当このピウイが気に入ったんだろうなぁ。まぁ、手応えあるキャラになったのは間違いない。今回も可愛かったし、番兵との緊張感がある(はずの)出会いのシーンも、ヘルクたちの強さを置いといて、ピウイのおかげであんだけ訳のわからんシーンになったのだからね。今作はヴァミリオちゃんの積極果敢なツッコミと、そのツッコミすら黙らせるピウイの存在感でなりたっています。 いや、ヘルクも強いんだけどね。今回いよいよヘルクの武力でもちょっと怯んじゃうような敵キャラが登場。トースマン王の「肥大化」は「死にかけたところから復活して強くなる」という部分は(ちょっと違うけど)天使陣営の強化方法にどこか似ている。この世界の理はどこまで歪んでしまっているのか。そして、未だかつて出会ったことがない脅威に対し、魔女が危険視していたヘルクはどこまで冷酷になれるのか。……次回のサブタイ見ても、あんまり緊張感はなさそうだけど……。
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Thraxi
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声優のこと全般
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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