最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
指先と犬々(ワンワン)、第18話。まさかの今期2作目となる「聾」をテーマにしたアニメである。その対象が恋する女の子なのか、それとも柴犬なのかで全然趣が違うけども。 珍しい「丹羽が特に何もしない話」だが、きちんと今作ならではの教えに満ちており、色々と考えさせられる話だった。今回のテーマは「耳の聞こえない犬」ということで、このテーマを描くのふさわしいと選ばれたモデルは、僕らのアイドル・柴犬。動画サイトをちょっと検索しただけでも大量の可愛い動画が流れ込んでくる最強犬種・しば。そりゃもう可愛いのは間違いないし、特に目を引くのはその表情の豊かさである。困り顔、怒り顔に加え、動物には珍しい「笑顔」すら完璧にマスターしているのが柴のすごいところ。この度登場した茶太郎くんは、そんな百面相も愛らしい模範的柴犬。 今回のお話がややイレギュラーなのは、これまで頑なに維持してきた「人と犬のライン」を若干踏み越えたお話になっているため。もちろん「ペット大事、ペットの気持ちになって」というのは大前提の教えではあるのだが、そこにクールな線引きをして「まぁ、犬は犬ですけど。言葉が通じるとか思うんじゃねぇぞ」という部分にはしっかりケジメをつけ、「ドッグトレーニング」の重要性を教えてくれるのが本作の特徴。しかし今回の茶太郎は(アニメの演出ではあるが)言葉を話し、言葉を介する犬として登場する。これまでの条理を踏み越えたちょっと不思議な存在なのだが、何故そんな設定かといえば、「それまで話せていた」方が「耳が聞こえず意思疎通できなくなった」という事態の深刻さが伝わりやすいためだ。それだけ「人との繋がりが密だった犬」が今回の主役だからこそ、その犬種はやはり柴がベストだったのだろう。 おかげで耳が聞こえなくなった後の悲壮さは存分に伝わってきて、「言葉が通じるわけじゃない、でも、間違いなく言葉でコミュニケーションを取っていた」という犬との関係性が改めて浮き彫りになる。今まで外界を捉えるために必須だった「音」という要素をわけもわからずに剥奪されてしまった犬の悲壮さ、そしてそれをどうにかして改善しようとする飼い主の大変さ。「耳が聞こえない犬」なんて今まで想像すらしたことがなかった対象なのだが、そこにいったいどんな解決法があるかと、固唾を飲んで見守ってしまう。きちんとベストな解決法を見つけた今回の漫画家さん、ナイスファイトでした。 でもさ、実際に耳が聞こえなくなっちゃったら、散歩に連れて行くのとかめっちゃ怖いよね。飼い主の時と同じように、突然近くを人が通ったらめっちゃびっくりして襲っちゃうかもしれないし、車の音が聞こえずに飛び出しちゃうかもしれないし……ちゃんと気づいてあげられるかなぁ。 PR ごくごくありふれた命の物語、第17話。シンプルな「ペットと人」のお話なんだけど、その分だけじわっと刺さる部分はありますね。 これまで丹羽たちのサポートに徹していた律佳にようやくスポットが当たるお話。丹羽も若かりし頃に比べたら随分ダラダラと怠惰な生活を送るようになってしまっているが、律佳も一昔前は今よりもずっとハードワークに苦しんでいた様子。そしてその傍らには当然犬。彼女が何故現在犬を飼っていないのか、という疑問に対する分かりやすいアンサー。これまでこの作品では何度も「犬との別れ」について触れてきたが、やっぱり「死んじゃったら次の子は飼えないなぁ」と思うのはごく普通の感覚なわけで。絆が深ければ深いほど、その感情も強くなるんじゃなかろうか。 今回も別に家庭環境などに大きな問題があるわけじゃないサンプルであり、律佳も仕事のストレスで多少は生活が崩れたが、丹羽の協力もあり、すぐに立ち直ってペットのリサラのために尽くせる体勢を整えた。そう言う意味ではあまり悲しかったり辛かったりする要素は無い幸せなエピソードではあるのだが、いざ別れを覚悟させられる飼い主目線に立たされるとそれはそれでやっぱり辛い。老犬の介護と延命についても考えさせられるよなぁ。今回律佳も言っていたけど、「歳をとって動けなくなっても、生きていてくれるだけでありがたい」っていう気持ちは痛いほどよくわかるのよね。うちも最後の猫は20歳越えの大往生だったけど、多分最後の3年くらいはほとんど寝てるだけの生活だった。それでも、毎朝毎晩ちゃんと顔を見せてくれるだけで安心するし、幸せだったのよね。これって人間側のエゴなんだろうか、それともペットも幸せなのだろうか。考えてもしょうがないお話ですけどね。 個人的に意外というか、ちょっと悩まされたのは、リサラの病後に丹羽が送ったプレゼントが犬用のお洋服だった部分なんだけど、俺みたいに古い人間は「犬に服着せるなんて……」って思っちゃうんだが、あれって犬にとってプラスの要素なんだろうか。まぁ、着慣れてる犬は特にストレスにもならないみたいだから問題ないのだろうが……「お腹が冷えるから着せてあげよう」みたいなちゃんと効果を期待した着衣の勧めってペット業界では常識なのだろうか。もしそうなら、時代は変わったなぁ、という気がする。 また依頼人がプリキュア! 第16話! もう、流石になんらかの陰謀が渦巻いているとしか思えない。プリキュアと繋がる犬アニメ、もう「わんだふる」とかそういうタイトルに変えた方がいいかもしれない。せっかくなのでこの機会にこのアニメの依頼人とプリキュアの関係性をリストにしてまとめておこう。 2話:プリキュアじゃない 3話;佐村の話だから依頼人無し 4話:キュアビート(豊口めぐみ) 5話:キュアメロディ(小清水亜美) 6〜7話:丹羽の過去話 8話:キュアルージュ(竹内順子) 9話:佐村の話だから依頼人無し 10話:プリキュアじゃない 11〜12話:元カノ編、キュアレモネード(伊瀬茉莉也) 13話:プリキュアじゃない 14話:キュアブロッサム(水樹奈々) 15話:おじさんだからプリキュアじゃない 16話:キュアピース(金元寿子) ……あれ、思ったよりプリキュアではないか? 一応依頼人の比率でいうと10人の依頼人が登場し、そのうち6人がプリキュアである(厳密に言うと水樹奈々は依頼人じゃなかったが)。……統計学的に有意性が認められるラインは超えなかったか……。 「毎回毎回中の人ネタでいい加減にしろ」と思われるかもしれないが、今回はエンディングの「おたくの愛犬」コーナーが中の人スペシャルだったし、公認みたいなもんでしょう。もしかしたら各プロダクションに「愛犬の写真を公開してくれるキャスト募集」とかかけてる可能性がなきにしもあらず。早く麦穂あんなの愛犬がみたいですね。飼ってるかしらんけど。 というわけで今回の依頼人は元気溌剌ひーちゃんだったわけだが、ついに番組初(?)の、「特に深刻すぎる問題を抱えているわけじゃなくて、ほんとに丁寧に丹羽が対処するしかない」という案件。これまでのパターンはだいたい丹羽が山岡士郎のごとく「こんなことじゃ全然ダメですね」ってんで状況をひっくり返してショック療法を行うような展開だったわけだが、今回は丹羽も地道に「多分こういう対処をするしかないんスよね……」というアドバイスを送るのみ。実際、飼い主のマインドにも飼い犬の生活にも命に関わるような問題があるわけではなく(まぁ、死にかけたが)、単に生活習慣を改善し、ちょっとしたところから住環境も工夫することで犬の性格も改善するんですよ、という至極真っ当なトレーニングである。まぁ、考えてみりゃ世の中のペットトレーニングなんて8割がたこういう地道なアドバイスと反復練習で改善するものだろうし、ある意味で最も「らしい」お話だったとは言えるのかもしれない。「生来の運動量が多い犬はとにかくお外に連れてってたっぷり散歩して」というのが絶対のルールであり、そこを守れない人間は犬を飼っちゃダメってことよね。……将来的に犬を飼うなら「散歩が少なくて済む、なんなら室内でずっと飼えるくらいの犬種」でいいかなぁ。……ボクの憧れはコーギーなんですが、こいつは元々牧羊犬だから割と散歩必要量が多いみたいだな……(ありもしない未来への杞憂)。 やめてくれ、その話は俺にキく、第15話。本当に……効く……。 トレーナー要素はあんまりなく、「ペットと人生」を考えさせられるお話。まぁ、ペット云々以前に熟年離婚についても考えさせられるわけだが、そこに関しては今回の主人公である小山田さんが奥さんにどんなことをしてきたのかがはっきりは分からないのでなんとも言えない。ただこの短い時間で「時間の感覚も定かでないくらいに家族を蔑ろにしてしまったかもしれない」という気づきを一番ショッキングな方法で提示してくるのは割とエグい。まさかこのアニメ、この展開でホラー作品みたいな演出になるとは思わないじゃん。 幸いにして(???)当方は蔑ろにする家族すら存在しないので数十年後(もしくは数年後)に孤独死確定の身の上なのだが、そんな人間からすると今回の「ただ死を待つのみ」という「老い」にフォーカスした話の怖いこと怖いこと。老化は誰にも分け隔てなく平等に訪れる現象であり、ただ向かう死を恐れるのではなく、それまでの生に価値を見出すべきである。こちとら死ぬことは多分そこまで忌避していないのだが、やはり最後に向かうべきルートがゴール以外の部分でも大概「孤独」であるというのはキツい現実。そして、そんな現実を少しでも優しくしてくれるペットの存在が、今回の小山田さんには更なる試練を与えるわけだ。 「ペットとの別離」も動物を飼う上では絶対に避けられないテーマであり、私だって過去に何度も何度も辛い思いをしている。「もう二度とペットなんて飼うもんか」と思いつつも、それでも飼いたくなってしょうがないという業の深い状態を続けるのが人間だ。ただ、今回の小山田さんの場合はおそらくそうした輪廻に囚われているわけではなく、愛犬のリボンが最後の伴侶となるだろうことは想像に難くない。「おじいさん」というほどの年齢でもなさそうな小山田さんにとって、リボン亡き後の人生は更なる孤独を想起させて恐ろしいものに違いないが、せめてその孤独と戦うための手立てを増やすべく、リボンとの余生を精一杯生きようというのが今回のお話だった。年老いたペット、「もういつお別れしてもおかしくないんだよな……」と覚悟する時間を与えてくれる部分は優しいよね。うちの愛猫も、ヨレヨレになってからも数年生き続けて希望を与えてくれたっけなぁ……。ペットの寿命が伸びている社会、とても優しい。 今回のお話の丹羽は「そうだよね、ペットが死ぬの辛いよね。俺だってウルソンが死んだら正気じゃいられない」って単なる頷きボットになってただけなんだけど、そんな彼が与えてくれた豆知識は「大型犬の方が実は寿命が短い」。こないだもどっかで同じこと言ってたけど、これって結構意外よね。普通、サイズの大きい生き物の方が寿命が長いってのが生物学的なセオリーだからさ。「ゾウの時間 ネズミの時間」ってやつだ。でもまぁ、犬の大小ってのはそこまで生物学的な差ではなく、純粋にでかい犬の方が負担が大きいってことなのかしらね。でも、そこまで言われても「室内飼いのゆっくりとした優しい大型犬」との老後の生活はちょっと憧れる部分はある。あんだけのサイズなら存在感抜群なので寂しさはだいぶ和らぐだろうし……。犬、飼おうかな……(何も学んでない) 依頼人プリキュア数がさらに更新、第14話。現在、プリキュアは総勢78人いるらしいですが(諸説あり)、流石にこの頻度でプリキュアが登場するのは偶然とは思えないのですが……。偶然だぞ。ハトプリ勢から2名参加したのでサンシャインも出てこないかなー。 今回は割と初心にかえって「依頼人が来る→解決する」というオーソドックスなパターン。そして、我々視聴者もちゃんと丹羽の指導で学習しているので、ちゃんと冒頭の相談のあたりで「なるほどそういう問題なのだな」と察することができた。いまだに「犬が可哀想で〜」みたいなことから肩入れしちゃってる佐村は丹羽の下で何を学んでいるのかと思わんではないが、まぁ、そうしてペットに寄り添おうとする姿勢を崩さないのが佐村のいいところなのかもしれない。 今回の問題は、いわば「忠犬ハチ公問題」。飼い主の死後、仏前を動かなくなった犬が日に日に弱っているという、古来より犬の物語としては美談として語られることの多い類型である。ハチ公のお話ってのは、そりゃ幼い頃に聞いて誰しも涙したものだろうが、大人になってみると「実はハチ公像の除幕式にはハチ公本人も参加していた」みたいな身も蓋も無いトリビアが入ってきたりして、案外その下地は今回のエピソードに繋がるような人間のエゴが入り混じっているものなのかもしれないと思わせる。どこまで行っても、結局は丹羽の言っていた「仏壇なんて犬にとっては単なる木の箱」が真理ですからね。 ただ、きちんとエピローグ部分でフォローしていた通り、だからって犬と人の友情が無いなんて薄情なことを伝えるわけではなく、犬はきちんと人のことを識別し、愛情を持って接してくれているし、もしかしたら「死」の何かしらを感じとることもあるかもしれないが、そのことと「仏壇から離れない」といった個別の行動の原理はまた違っているという話である。基本的に「コマンド」という動機づけで物事を説明してくれる本作の軸は非常にわかりやすい。まぁ、これだってもしかしたら何かしらの欺瞞を含んだ誤った考え方である可能性は残っているので過信は禁物だが、そうして常に「人と犬とは」ということを真面目に考え続けることが重要だということなのだろう。 でも、こうして見てるとやっぱり犬って健気よねぇ。死を悼むかどうかは別にしても、飼い主から「命じられた」からこそ我が身を犠牲にしてその願いに応えていたってのは間違いない事実だもんね。やはりそうして考えれば犬の幸せは本当に飼い主にかかっているのだな……。全国の飼い主の皆さん、犬より早く死んではいけないよ(そういうことではない)。 犬の匂いを嗅ぐ至福、わかりみ、第13話。あれなんなんだろね、僕の場合は「猫の匂い」の記憶が強いんだけど、獣臭って臭いのにかいじゃうとこあるよね。まぁ、猫は毎日ちゃんとお手入れしてて清潔ですからね! なんか感想書くのずいぶん久しぶりだった。番組感想・新番チェック期にちょっと飛ばしてしまっていたのだが、その間には1クール目の締めとして元カノ編とかがあったりした。元カノ編はこれまでの登場人物の中でも一番動物に対する理解と愛情が無い奴が依頼人だったせいでずいぶんストレスがたまったもんである。あいつが簡単に犬を2匹も買えてしまっている現代日本のペット事情はもう少し考えた方がいいのかもしれん。ただ、そんな元カノに対してはサイコパスみがある佐村がガチでぶつかったために一応は円満解決にたどりつくことができた。そりゃね、あれだけのことをしでかしておいて「じゃぁヨリを戻しましょう」っていう展開だったら誰も納得しないからね。「ペットの扱いについて改心したし、これまで散々な扱いをしてきた佐村へは思慕の情を持ったが、今更復縁を迫られてももう遅い」というザマァ展開が良い落とし所だったんじゃなかろうか。 で、そんなダメ飼い主の話があったせいかどうかはわからないが、この度の依頼人は珍しく人格にも家庭環境にも一切問題がない人(残念ながらCVはプリキュアではなかったが)。純粋にペットを愛しているのだが、肝心の犬が元々捨て犬だったことや、多分最初に当てたトリマーとの相性が悪かったことなどが重なったのだろう、なかなか修正の難しい状態になってしまっていた。そして、そこで見せつけられるのがトリマー・トレーナーのお見事な連携。今回はそれに獣医も加わり、「ペット業界で働く専門家って、みんなすごいんだぜ」というだいぶ分かりやすいプロパガンダみたいなお話。でもまぁ、言ってることは多分本当なので見てる側は「ほへー」って感心して見守るだけである。 考えてみりゃ、ドッグトレーナーアニメってのはなかなかのワンパターンだということがここまでくるとなんとなく見えてきて、症状や環境はどのペットも全部違うので大変そうに見えるが、トレーナーがやることって、ただひたすらに条件付けと習慣の構築。そのためには基本的に報酬系を活用することになるので、実は丹羽がやっているトレーニング自体は、最初から今回までそこまで大きな差はないのだ。アニメにしてもワンパタに陥ってしまう危険性があるはずなのだが、それにもかかわらず「ほへー」と感心して見守ってしまうのは、やはり丹羽が優れたトレーナーであるということがちゃんと伝わってくるおかげ。そして、ちゃんと毎回なんらかの形で「なるほど、勉強になるなぁ」と思わせてくれる教育的な内容のおかげ。特に今回みたいにトレーナーやトリマーがやっている具体的な「処置」を事細かに見せてもらえると納得感が高いですね。ほんと、正確な知識と技術を持って、ただただ地道な反復を行うこと以外でペットとの関係性を深めることはできないんだよな。まぁ、当たり前っちゃぁ当たり前の話なんだけど。 ちゃんとかける手間をかけてやればペットの問題の多くは解決できる。逆に言えば、ペットが問題を抱えているのはそのコストをかけてやらない飼い主の責任ということ。作中でも言われていた通り「別に犬のことを何も知らないとしてもそれ自体は恥ずかしいことじゃない。今から学んでいけばいい」のだけれど、現代社会では飼い始める前にその辺のレクチャーしてくれるところも増えているみたいだし、昔よりもペットに住みやすい世界になっていると信じたいですね。 今のところ一番エグいのはサクナ、第11話。やっぱこいつの能力だけどうにも基準がおかしい。ついでに人格もおかしいので掛け算で最強の殲滅兵器と化してるのはコマリにとっては助かる部分だが……。 序盤はまだほわほわした空気が残っていたが終盤では一気にシリアスへ。まぁ、シリアスな戦争といってもどうせ魔核で復活するはずだからどこまでいっても茶番でしかないのだが……一応魔核による復活まではタイムラグがあるようなので、その間に要所へ進軍されて制圧されたら戦争には負けたっていう扱いになるのかしらね。「Helck」の翼の軍勢はいくら殺されてもコンテニューし放題だったことから最強と恐れられていたわけだが、今作はどこの国も全部最強という収拾がつかない状況である。あれ、でもヴィルは「魔核の力で治りました」って言ってたから、回復にも個人差ってあるのかしら。だとしたらタイムリミットもよく分からなくなってきたな。 まぁ、とにかくムルナイトは侵攻を受けている。攻めているのはゲラアルカという国で、一気に天照楽土と2国を攻め落とそうとしているらしいが、これまでの歴史で均衡を保ちつつ仲良く喧嘩してきた国同士の関係性が、ここで今更大きく動くことがあるもんかね。一応秘密兵器があるらしいのだが……秘密の多さでは絶対に吸血鬼軍団の方が優ってるよな……。 サクナによる無双状態に加え、いつの間にやらなんか分かんないけど全面的に協力してくれる仮面の人、それに毎度お馴染みコマリ親衛隊など単純な武力ではコマリ側に不足はない。ただ、岡本ボイスのヤンキーはどうやら単騎でも強かったらしく、なみいる軍勢を押し除けて、さらに秘策である「スパイメイド」を発動。てっきりお友達かと思っていたネリアのところのメイドさんは実は裏切り者だったのだ! ……もうちょいタメがあってから明かされる事実だとびっくりもあったんだろうけど、まだメイドたちが出てきて2話しかたってないから……あんまりびっくり要素でもないな。話数の関係だろうけど、展開が露骨に巻き気味なのは伝わってくるのでその辺はちょい勿体無い。その分、コマリ様の激昂シーンなどは表情芝居の作画が丁寧に作られているのでそこは素敵ポイントですね。コマリ様、やっぱりこういうシーンだと真っ直ぐな少年漫画の主人公みたいになるんだよなぁ……この心根を持った人が普段は引きこもり志望ってのがよく分からんわ。 ちなみにコマリ様のポテンシャルは過去に実母からの太鼓判を押されていたことが判明。そして実母がCV川澄綾子であることも判明。そりゃぁ強い家系だろうよ。「4人兄弟」という意外な事実も明かされたが、今後コマリの兄弟が登場する機会はあるんだろうか。……1クール作品なら次回が最終回……か? 1回万策しちゃったせいで年跨ぎます。 なんか色々丸め込まれたー! 最終話! 足りてるところも足りてないところもあるが、どっちかっていうと足りないところ多め! さぁ、最終話の前には数々の課題が山積していたわけだが、それぞれがどのように解決したのかを見ていこう。まず、一応納得できる部門から上げていくと、「時野谷家の兄妹関係」について。お約束の「ホームランを打ったら手術を受けるんだ」論法を極限まで煮詰めてしまった瞬と美桜。しかし、FOXONEの窮地を見守っていた美桜ちゃんは我慢が出来ずに、結論が出る前に思わず立ち上がってしまった。つまり「勝った→立て!」というルートを想定していたにもかかわらず「立った!→勝て!」という逆転現象が起こった状態。でもまぁ、事前に美桜の足については心因性のものだとは言われていたし、こうして美桜が火事場のクソ力で立ち上がったのも瞬がやぶれかぶれで変な約束をしたおかげでもある。最終的には「兄妹愛の勝利だ!」という結論で納得するべきところだ。 やや納得しづらいが今更しょうがない部門は、「プロリーグ入りをかけたゲームの結果」。絶対に勝てないと思っていたSleeping Owlに勝利したわけだが、勝てた理由は「なんとなくの根性論」。これもまぁ、やるせなくはあるのだが……そもそもこの作品世界におけるゲームの勝敗要因は今までもよく分かっていなかったので、今更そこに説得力を持たせろと言うのも無理な話だろう。「美桜が立ったんだから勝て」と「悠宇が正体明かしたんだから勝て」という2つのブーストがかかった状態なので、アドレナリンが出まくって普段ならありえないぐらいの実力を発揮したということで一応は飲み込むしかないだろう。まぁ、今作で最終戦負けて終わるとは誰も考えてないわけだし、その辺も文句はない。負けたくせにドヤ顔のままで退場しやがったROXはちょっとムカつくけどな。今後、瞬はプロゲーマーとして活動していくことになるのだろうが、どこに行ってもストーカーのように様子を伺っているROXがいるかと思うと前途多難である。 納得できないことの1つ目は「悠宇の身バレ、なんとかなった説」。いやまぁ、イメージ戦略なんてものは水ものでしかないのだし、「やってみたら案外ウケました」は別におかしな展開ではないのだが……こんだけあっさりとプロゲーマーの悠宇が受け入れられる展開になっちゃうと、今まであんなに必死で隠そうとしてたマネージャーさんがアホみたいじゃないですか。ず〜〜〜っと大人の正しさを訴え続け、「悠宇にとってはマネージャーさんの言うことを聞いた方がいいんやろな」と思ってたのに、いざ裏切ったら「別に問題ありませんでした」って、なんかめっちゃ無能に見えて可哀想。あんだけ強引にチームを壊そうとしていたのに、そこから手のひらクルーでマネジメントまで提案してくる尻の軽さもいかがなものか。いや、これが大人の世界なのかもしれないが……だいぶ肩透かし。 そして一番納得できないふざけんな要素は、「どうみてもマクロスFの最終回やんけ」という、希と悠宇の三角関係未解決問題。「お前たちが俺の翼だ」じゃないが。そこは本命決めろよ。瞬にその気がなくても、結論出しとけよ。希姉ェはそれでいいんか。なんならラストシーンの写真では美桜ちゃんが間に挟まったせいで、悠宇の方が瞬との距離が近かったがそれでよろしいのか? ……まぁ、彼らの青春はまだまだ続くわけで、ここで1人を袖にする意味もないのだろうが……どうせ悠宇はこの活動が知れ渡ったらファンから「チームメンバーと付き合ってるんやろ!」みたいな下衆の勘繰りを入れられるに決まってるし。……でもこのままいったら「はい、付き合ってますが、何か?」みたいなことを言っても許されるキャラになるまでマネジメントできそうだな……結局この世界で一番タフネス高いのって悠宇だったのかもしれない。 そんでダネコが髪染めて陽キャに。……なんやそのオチ。どうでもええわ。
閉幕! 最終話! 絶妙に最終話っぽくないタイトルになっていますが……いや、文言はいいんだけど、「Ⅰ」がついてるってことはこれまでのフォーマットなら当然来週「Ⅱ」があるはずなんですよ。まぁ、いつの日か来る「Ⅱ」を楽しみに待つしかないわね。あ、あと「ヤッター! 裏で糸を引いて最終的に一番いい思いをする暗躍タイプの上田麗奈だ!!!」。 というわけで、万事丸く収まるとまではいかなかったけれども画面に「Fin」って出てるんだからまごうことなき幕引きでございます。とりあえずフィロメラをめぐる事件は収束しましたからね。ルーシー目線だと「いやわたしんちの話はィ!」と叫びたかったかもしれないが、せっかくの大団円ムードをぶっ壊すようなことを今のルーシーはしませんよ。フィロメラの笑顔がみんなで拝めた。今はただ、それだけで充分なのですよ。 最後の最後まで波乱を残した婆さんの顛末。禁書の魔物は「よりヤバいやつ」に持っていかれて完全除去。みんなの魔力を1つに合わせて魔法少女フィロメラが最終回に呼び出す存在としてはあまりに禍々しかったような気もするが、この世界はそういうものなので受け入れよう。ビジュアルを見ただけでその圧倒的神性、理不尽なまでの存在感が感じられるのだから押し黙る以外ないのである。根を元から断ち、禁書自体の害悪はこれにて潰えた。そしてかろうじて生き残っていた婆さんにウェブスターの家のことをとっちめようとした矢先に、まさかの人狼勢がザッケローニさんと一緒に駆け込んできて婆さんにとどめをさしてしまう。あと一歩のところで完全クリアならず、といった感じだが、流石にこの乱入は予想できなかったし無理ゲーすぎる。今回ばかりはエリアス先生の言っていた「逃げられたものはしょうがない」が正論だろう。書物の中にあった存在を追放できたのだから、現時点であの本を取られたところで魔術的な危機はないはず。単に本を手掛かりにウェブスター家の顛末に迫ることができなくなってしまったことだけが落ち度である。 あとはたっぷりのエピローグ。騒動が落ち着いて学院の封印も解除されたようで、久しぶりに家主たちが帰ってきたことでテンション爆上げの銀の君はしばらく大人しくなってくれそうもない。これだけの人数がおうちに押し寄せるのはチセにとっては間違いなく人生初。しかも時節柄クリスマスパーティーまでできちゃうってんだから、陰キャ街道一直線だった羽鳥智世さんの青春もいよいよここから始まった感がある。まぁ、そんな中でもヨセフのところに顔出しちゃうあたりがチセさんなのだが……ヨセフも満更じゃなかったが、やはり2人の距離はいろんな意味で「近く」なってるみたいですね。 そしてここまで長いこと蚊帳の外に追いやられていた不憫すぎる存在・リアンくん。久しぶりの再会でフィロメラに言いたいこともてんこ盛りだったのだろうが、ただ不器用な一言が漏れただけなのはやっぱりリアンくん。大丈夫、これから先に時間はたっぷりあるだろうし、ゆっくりと関係を再構築していけばいい。チセも確実に成長を続けているのだし、このヘンテコ学院の仲間たちならきっとフィロメラも歩調を合わせてやっていけるんじゃなかろうか。 まぁ、その学院にはヴェロニカ様という謎の存在を残してしまったわけだが……さぁ、続編はいつになるだろうか。大丈夫、1期から2期まで5年空いてるんだから、待つことには慣れている。 |
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Thraxi
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声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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