最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
ま た 日 笠 か、第11話。人類は、今期だけでいったい何匹の日笠を討伐しなきゃいけないんでしょうね。マジでこいつ寝る時間ないやろ。 というわけでクライマックスへ。これまでよくわかっていなかった秋葉原の勢力図も、レガリアや御三家を巡る過去の因縁も、日笠ことマグロ先生が悪いことを引き受けてくれたことですげぇシンプルな構図になった。いや、細かいことはまだよくわかってないのだが、とにかく緋月の過去のあれこれは全部マグロ(とその組織?)が企んでいたことで、緋月が「私は不幸だし友達とか作らない方がいい」と思っていたその身の上も、全部マグロがたくらんだ悲劇だったということにまとまる。まぁ、一部「娘の目玉に宝物を埋め込む」とかいうトチ狂った行動に出たご親族も関係してなくもないが……その辺は名家という出生を恨むしかないのだろう。とにかく、パーツが足りてないと思っていたところは全て目の前に、いや、目の中にあったのである。これにて過激派マグロ組が一気に秋葉原の情勢を進めるに至る。 もちろん、そんなよく分からない悪巧みを我らが魔王様が許すわけがない。ご丁寧に悪い奴らはベルさんに事前にアポをとりにきており、「ちょっかい出すならそれ相応の痛みは覚悟せいや」というふわっとした脅しだけを置いていった。この時「うちの組織のマルキュスが」というよく分からない繋がりもぽろっと漏らしており、こないだの新宿の一件も、マグロたち悪い奴らが関わっていたことが明示されている。……結局この世界でベルさんたちが敵対すべき存在ってなんなんでしょうね? ここまで500年、人類はなんやかんやで発展してきてるわけで、マルキュスみたいに「不死をぶっ殺すゾ!」って言ってる連中以外に明確な敵対勢力ってあるかどうか知らんのだけど……まぁ、今回のニュアンスからすると、マルキュス以上に「世界を揺るがす」何かをしようとしてる連中がいるんだろうな。「女神って何?」という部分がもうちょいはっきりすれば、その辺の見通しもよくなる気はする。今回降臨した女神、CVがグラムの使ってた聖剣と同じなんだけど何か関係あるんでしょうかね。 今回は前半が緋月のハートウォーミングコミュニケーション、後半がその反動みたいな勢いの不幸真っ逆さまというギャップが印象的な回だったのだが、全体的に作画が低迷してたのがちょっと勿体無い。せっかくのお風呂シーンだったのにベルさんのゴツい身体も、ヒヅキのおっぱいも、もうちょいいい作画で見せてくれればよかったのに。特におっぱい。なんかデカさの表現が不自然すぎて「豊胸か?」とか心配しました(もっと別なとこ見ろ)。 PR 「他人の恋愛って楽しい」(by椿)、第11話。(通りすがりの白猫)「ダメよまゆ、そんなにはっきり言ったら観察対象が警戒してしまうわ……」。おせっかいババア声が堂に入ってきたな……。 全部のシーンで丁々発止。ほんとにストレスが多くて大変な作品である。登場人物が全員イカれてる上、なんかちょっとのきっかけで互いに命を奪い合うことに抵抗がないっていう設定のせいでどこから何が出てくるか分からんのがたまらんスリルだな。現実のヤクザもこんなヒリついた世界を生きてんのかな……(んなわけないやろ)。 「ヤクザ」のサンプルとして非常に見やすいのが、吉乃の祖父にあたる染井蓮二である。改めて霧島と同席することになった組長は酒の席ではほんとに気さくで愉快なおっさん。彼のいろんな話を聞いてると、「祖父」とは言ってもかなり若いみたいでもしかしたらまだ60そこらとかなのかしらね。今まで全然話題にならなかった「吉乃の親父」という人物が未成年の時点で吉乃を授かっており、その吉乃が現在高校生ってことで、足し算しても40いかない。まー、そういう界隈もあるってことやねぇ。そりゃ組長さんもまだまだ元気やわ。そうなると吉乃の親父さんの死因もちょっと気になってくるんだが……あんまり本筋とは関係ないかな? 東京の旧友の孫とも仲良くしてくれるし、自宅でのホームパーティも「近所迷惑になるからな」ってんでちゃんと自制をもって開催する模範的ヤクザな組長さん。しかしやはりその本質は極道であり、大事な大事な孫娘の異変には気付いてないふりしてしっかり気付いている。年頃の女の子を傷ものにした落とし前ははっきりつけさせるため、まずはお目付け役の翔真をボッコボコ。翔真くん、ほんとに責任がなくてとばっちりだけだったし、なんなら一番気合い入れて吉乃を守ろうとしてたのに霧島&吉乃の連合軍に出し抜かれた形なので、ほんまに可哀想である。まぁ、ここでの懲罰も覚悟の上での護衛役だもんなぁ。霧島の影に隠れて目立たないが、翔真の忠心もたいがいである。これが出来る関係性が任侠道なんだろうなぁ。 そして当然、諸悪の根源である霧島だってボッコボコ。翔真と違ってこいつはほんとに身から出た錆で吉乃に迷惑かけてんだから、そのまま大阪湾でもおかしくなかったレベルではあるのだが……まぁ、ここで短絡的なことするほど組長もバカじゃない。旧友の孫、それが只者じゃないこともしっかり読み取ってるだろうし、改めて「吉乃第一主義でしっかりやれ」と激励。これにてご親族も公認のカップルへと昇格したことになる。ここで霧島を赦免したこと、組長からしたら賭けではあるんだよな。害獣から襲われないためにライオン飼う、みたいなことだし。まぁまぁ、そういう読めないところも「おもろいかもしれん」くらいのテンションでやらかしてるんだとしたら、やっぱ吉乃とは血が繋がったジジイである。遺伝してるのはじゃんけんの弱さだけじゃない。 こうしてひとまずの免罪符を得た霧島さん。よせばいいのにマウント取りにわざわざ翔真くんのところへ。この2人の喧嘩もほんとになぁ……。原因の一番表にあるのは「ヤクザとしてのメンツ」なんだけど、それを覆っちゃうほどに「吉乃争奪戦」という血みどろの戦いを演じており、お互いに「吉乃は自分のものに決まっている」と思いながらぶつかってるもんでタチが悪い。ずっとその身を捧げてきたある種「幼馴染」ポジの翔真はまだいいが、霧島の自信は純正の驕りだからな。ほんとにメンタルが鋼すぎる。そしてそんな猛獣2頭をうまいこと飼い慣らす吉乃さんの手管はお見事ですね。ちっちゃい頃から翔真をコントロールしてきたおかげである程度この手のテクニックはあるのかもしれないが、それにしたってこの人の肝っ玉もごんぶと。もはや霧島相手に臆することもないだろうよ。 ただ、やっぱり男2匹は吉乃1人では手に余るってんで駆り出されてきたのがおせっかいババアの椿さんである。ド下品で節操なしのこの女、この世界で吉乃以外に唯一霧島と渡り合える可能性がある傑物であり、今回はうまいこと吉乃と猛獣使いの役割を分担して霧島をなだめていましたね。なだめるどころか、頃合いを見て吉乃にいい具合にふっかけてその後の進展を見守りたいという欲求すらあるのかもしれない。多分、一番首輪つけとかなきゃいけないのはこのアマやぞ。 こうなると、やっぱり翔真くんにもちょっとはいい思いをしてほしいなぁ、とは思ってしまうのだが……あんだけの距離感で当然のようにアプローチかけたい翔真に対し、マジで単なる幼馴染扱いの鈍感系主人公・吉乃さん。ままなりませんなぁ。 THIS IS KAWAII、第11話。こんだけ普通に「いい話」っぽくまとめたというのに、Cパートだけで一気に不条理のどん底まで持っていけるのすごいよな……「窓際で大根おろしをするんじゃねぇ」って台詞、多分死ぬまでに1度たりとも使うチャンスないよ。 というわけで、大根さえのぞけば比較的「いい話」よりのエピソード。やっぱこの作品はどこまでいってもぷにるとコタローの関係性のお話なんだよね、ということが確認できた気がしますね。ぷにるはぷにるで自分の欲望のために振る舞っているようにしか見えないが、元々彼女には「カワイイを追求せよ」という生まれながらの目的が存在しており、それを与えたのは誰でもない、創造主のコタローに違いない。コタローは成長とともにいくらか立場や考え方が変わってしまったために現在のぷにるのイデオロギーが噛み合わない部分こそ出てきたが、彼女の奔放な振る舞いの根底には「コタローとの約束を果たす」という命題があるはずなのだ。 しかし、そこにさらにややこしい要素が1つ絡んでしまっていた、ということが今回明かされた真実。かつて、幼少期のコタローは自分の趣味嗜好が周りから受け入れられずに苦しんでいた。大好きな「可愛い」が大っぴらに好きだと言えず、挙句幼稚園児からは「それは女子のものなので渡せ」と迫られる始末。そんな強権がまかり通るはずもないのだが、幼稚園児にそんな世の摂理も分からないだろうし、コタロー自身もそれに抗う言葉を持たなかった。そして、「可愛い」の権化たるぷにるにも周りの女の子の魔の手が迫り、「渡せ」と迫られた時に咄嗟に出た一言が「ぷにるはスライムだから可愛くない」だったわけだ。「可愛いものは持っていてはならない」→「可愛くないなら自分が持っていてもいい」というシンプルな発展だが、子供にしては頑張った主張だろうか。しかし、これによりコタローの中では「ぷにると一緒にいるためには、ぷにるを可愛いと言えない」というジレンマが発生してしまう。あれだけ可愛いことをぷにるに要求しておきながら、決してそれを評価することができない。だいぶカルマ値の高い板挟みではないか。 冷静に考えれば、もはや周りに理不尽な要求をする女子もいないのだから、堂々と「可愛いぷにると一緒にいたい」といえばそれだけで終わりなのだが、そこは思春期の男の子。今まで頑なに「可愛くない」といってきたものを今更可愛いと認めてしまうのも気に食わないし、求道者たるコタローはこんな手近な(そして自前の)カワイイで納得してしまうのがギルティという発想もあるのかもしれない。どれだけ内心でぷにるが可愛いと思っても、決してそれを口に出すことはない。そしてぷにるにそんな細やかな感情の機微が分かるはずもない。真っ直ぐに向けられた「可愛い」は受け入れられる懐の深いぷにるだが、コタローとの関係性は近すぎるせいでかえってややこしいものになっているのであった。 ……とかいう青春模様のいい話ではあるんですが、周りは相変わらずカオスでしたね。スパルタ主義で飴と鞭を使い分ける宝代とか、冷静に考えると何してるかよく分からんのよな……。御金賀家、もしかして思ったより闇深い? そして注目すべきは周りの面々のクリスマスの過ごし方。間戸先生がちゃんと家族サービスしてるのは分かる。雲母先輩ご自宅で素直にパーティーしてるのも分かる。ホネ剛コンビが2人して遊んでるのも……まぁ分かる。ルンルが1人寂しいのはちょっとしょうがない。ただ……あのクラスのギャル2人のクリスマスはなんだったん? 片方に彼氏がいて、もう片方がそれにびっくりした後にちょっと嫉妬してるような趣でしたが……その後のコンビニ前デート。……百合か? もしかして中学生百合だったのか? もうちょっと詳しく話してみなさい。 結論:雨は夜更け過ぎに、大根おろしへと変わるだろう。 2週連続でひじきのあぜん顔で引き、第10話。色々と不憫な身の上ではあるようだが、いじってる分には楽しい子である。あとおっぱい。 基本的には説明回。色々とややこしいレガリアの扱いやら秋葉原の現状やらのヒアリングがほとんどんなので、お話としてはちょっと退屈。そりゃま、メイド喫茶やおっぱいでテコ入れする必要性も理解できるというものだ。マキナと高橋だけじゃ、そういう部分はちょっと不足気味でもあったしね(怒られる)。 分かんないなりにまとめておくと、「緋月も別にそんな悪いポジションにいるわけじゃないかも?」くらいが今回のお話。御三家とやらでいろんな巡り合わせから浮いてるのも、生活が苦しいのも間違いなく事実ではあるだろうが、その分周りからは色々と気にかけてもらっているようで、その代表が魔法学園の理事長。彼女の真意はまだ見えていないが、現時点では緋月のことを心配してる良い大人のように見える。 そして今回初登場、御三家の家督をどういう顛末かは分からないがついじゃったらしい謎のゴブリンキング・コルネアさん。マジで出で立ちが「ゴブリンの王/Goblin King」そのもので笑ってしまった。しかし意外なことにこのコルネアさん、別に悪い人ではないらしい。「気づいたら家督を注いでいた部外者のゴブリン」なんてキャラはセオリー通りなら極悪人みたいに見えるところなのだが、今回の雰囲気から察するに、マジで本人の言うとおりに「気づいたら今の座に座っていた」だけの人みたい。周囲との軋轢についても、あくまで真っ当な政策論争でぶつかっているだけであり、本人には財力も権力も悪いことに使おうという意思はなさそうである。そして何より、彼の口から一番の懸案事項として漏れ出たのが緋月の話なのである。色んな大人から心配されてる子やな。今後レガリア争奪戦がどのように転がるかは全くの未知数だが、少なくとも緋月にとってのマイナス方向には向かわないんじゃないかしら。何よりもベルさんに悪意がないのがでかいよな。 ちなみにこのヘンテコゴブリンのコルネアさんのキャストは、今(私は)大注目の声優さん、佐藤せつじ氏である。やっぱ曲者にキャスティングされるけど相変わらず面白い立ち位置である。こうした吹き替えメインだった役者さんが一気にアニメになだれ込んでくる転機ってあるのよね。今後とも末長くアニメの仕事をやってほしいなぁ。 性癖オブ性癖、第10話。ラストシーンで興奮したあなた、だいぶヤバいから気をつけた方がいいですよ。ハイ、気をつけます。YES,ロリータ、NO,ヴァイオレンス。それにしたって惚れ惚れする死に様だったなぁ。またいい作画で魅せてくれるんだわ。 タイトルは「ピトフーイの突撃」なのに軍勢の中で一番突撃してないのが多分ピトだ。完全なる(サブ)タイトル詐欺だが、まぁ、突撃計画の立案者がピトなのは間違いないので、正確には「ピトフーイ(が立案して全員に一か八かのリスクを負わせた上で、本人は比較的安全なエムの盾の後ろからじっくり見てるだけ)の突撃」だ。まぁ、司令官なら危険な鉄火場に出向かないのはショウガナイネ。ただ、周りの連中もこれまでの散々なピトの悪行を知ってる割には大人しく作戦に従ってるのはどうなんだろうな。ダビドとか、もういい加減に懲りてるだろうに……まぁ、今回は対決形式じゃなくて共通の目標があるからね。むしろここまでの道中でちょっとでも敵対してた方がおかしいわけでな。 というわけで、とりあえず参加チームは全員(?)結集して共同戦線を張ることになった。いや、厳密にはこれで全員なのか分かんないし、仮に全員だとしたら「結局こないだの試合と同じメンツやんけ」って話ではあるんだが、事前のドローン索敵で他の人間が見つからなかったし、流石にこれで参加者は全員だと思っていいんだろうか。こんなにあっさり全員が集まれるなら、わざわざスタート時点で参加メンバー数を伏せる意味はなかった気もするんだが……まぁいいか。とにかく「昨日の敵は」ってんであまりに強大すぎる敵を相手にオールスター総攻撃の様相。オールスターの中にイカレマシンガン集団がいるのはご愛嬌。 ピトの立案は案外穏当なもので、しっかりシールドで守りながら少しずつ前線を上げていくというだけのシンプルなもの。一応1枚の盾に複数の人間が縦列で構えて受けるあたりは妙な思いつきではあるが、あれで防げてるなら理にかなっているのだろう。そして相手陣営がこの作戦に対応しそうなタイミングを見計らって順次揺さぶりのために手駒を投入していくというのがピトの狙い。確かにこの作戦は数で上回ってるプレイヤー側が採れる最善手なのかもしれない。かき回し役第1号に選ばれたレンちゃん他2名は、アジリティ極振りのレンちゃんによる強引な突破から活路を見出し、レンちゃんがまずヒットマーク1つ。さらにシンクチームの子も相打ちという形ではあるが、敵のマシンガンという大きな攻め手を潰す活躍。複数方向から攻めやすいという数の利をしっかり活かした。 あとはなし崩し的に包囲網を狭めるだけ。かき回し第2号のフカが相変わらずの理不尽な斉射を仕掛け、これを合図に全軍が突撃。攻城戦から一気に局所的室内戦闘へ。ただ、残念ながらその過程でレンちゃんが見事捕虜になってしまったという。さぁ、この展開はあとにどんな影響を及ぼすのだろうか。レンちゃんの前に「こいつは違う」と言って惨殺されたやつがいることから、NPC(ほんとにNPCなんだろうな?)にはプレイヤー側を識別するなんらかの情報が与えられており、どうやらレンちゃんはその網にかかる対象だったらしい。明らかにNPCたちはドラマを演じている部分があり、これは最初の設定通りに動くようにAIが思考しているということなのか、それとも「中の人」がいるということなのか。どっちにしろ、彼らが何を狙っているのかという筋書きを読み解くことが勝利への鍵になりそうである。 レンちゃんが抱えたいくつもの違和感。これを伝えるためにレンちゃんは覚悟の決死行。文字通り「死を決める行動」である。今回のゲームのリスポーン設定は3分。そして残り時間が7分程度となると、復帰後にできる行動はせいぜい1つ2つである。リスポーン位置は全プレイヤーが城に突っ込んだ前提ならすぐそこに出られるので、もしかしたらこのリスポーン位置が「行方のわからない毒ガス」の手がかりになる可能性も。 まぁ、だからとて「リアルを上回る臨場感」を売りにしているSAO世界で激突死はしたくないけどな……大した度胸だよホント。 今の俺に松井恵理子ボイスの犬はそれだけで悲しくなる……第11話……。いや、完全に視聴順が悪いだけなんだけどさ。元気に走り回るあげもち太郎。長生きしてくれよ。 そして今だけじゃなくて俺には上田麗奈ボイスの泣き声(鳴き声)もキュンキュン刺さる。ほんと、今回のエピソードでは20分くらいユキが泣いてたんじゃないかしら。ずっと涙目。これ以上ないくらいに絵的にも完璧な涙目。最初に涙腺がぶっ壊れた時に「これ、どうやってオチつけるんだろう? 花粉症とかいう時期でもないよなぁ」って首傾げながら見てたんだけど、結局特に理由もなく、マジで「涙腺がぶっ壊れただけ」っぽいんだよな。一応ナカちゃんが触れてた通りに、「これまでの人生で泣いてこなかった分の負債が一気にきた」と考えるのが自然なんだろうか。いや、人間の涙腺ってそんなシステムでできてねぇだろ。また、「ユキがこれまでの人生でほぼ泣いたことがなかった」というのも何とも不思議な話で、アサシンとして鍛えられてから感情を殺して生きてきた(もしくは悲しいと感じるような対象すらなかった)というのはまだ分かる話なのだが、両親と別れた時とか、それ以降の人生に絶望した時、生きるのが辛い時にいくらでも涙は出たと思うのだが。今回最初に泣いたシーンで「目から何故か水が」ってアンドロイドみたいなこと言ってたけど、凄腕のアサシンであれば他人の泣き喚く姿なんかも見てるはずで、流石に「泣くという事象を知らない」はおかしいと思うんだけどね。まぁ、ユキさんの場合は「身体は大人、頭脳は子供」が本当っぽいので、もう泣くという概念自体を忘れてしまったということで一応飲み込んでおこう。 ヒトヨシから見ると、もちろんユキの「頭脳は子供」の部分も対処しなければいけない問題であり、同じ高校に通いつつ、少しずつ情操教育を施して年相応の情緒を身につけさせようとはしているが、喫緊の問題はむしろ「身体は大人」の方である。普段は分厚いメイド服の防護に守られているのでそこまで意識するもんでもないが、一度これを脱ぎ出してしまうと……まぁ、一つ屋根の下での生活はよろしくない。むしろヒトヨシの情操教育によろしくない。ドレスに隠したいかついベルトの類も、そういうフェティシズムを掻き立てるコスチュームにしかなってないし、露骨なスケスケエロなどなくとも、水に濡れて艶っぽくなってしまった巨乳美人だけで色々とアウトである。そんで一つ屋根の下どころか一つ布団の中にまで侵入されちゃ、もはや正常な思考能力など維持できるはずもない。ヒトヨシなりに頑張って同居人に気遣っていたが、ここまでゼロ距離侵攻を繰り返されては、やはり「好きとか嫌いとか、最初に言ったのは誰なのかしら!?」という気持ちになっても致し方なかろう。もう、諦めてその部分ははっきりさせておいてあとはユキに任せたらいいとも思うんだけどね。その場合はリコからのサポートも入るだろうし。まー、全部ひっくるめて「フェアじゃない」と思ってしまってるんだろうなぁ。この辺が悩める男の子の辛いところよなぁ。 そして、そんな浮ついた横谷家に随分引っ張りまくってようやく父親登場。結局、ヒトヨシとの関係性がいいのか悪いのか、最後までよく分からんかった。今回はバタバタしてたもんだからたまたま電話に出られなかったわけだが……なんか不穏な空気になりますかね?
ハイハイ、とっとと爆発……というわけにもいかない面倒極まりないカップル、第10話。まー、お互い相手のことしか見てないって意味ではバカップルと言えなくもないのだが……バカではないんだよなぁ……頭のおかしいカップル、略してあたおかップル。 大阪編はこれで一旦幕引きなのかしら、ここまで抱えてきたものを全て回収し、吉乃本人の口から色々と真相解明。ただ、本作はミステリアニメでもなんでもないので真相と言っても「とりあえずなんか怪しかったからひたすら張り付いて尾行しとったわ」というだけで終わりなんですけどね。そこまでの熱意を持ってストーキングできてた上にいらん洞察をぐるぐる回してきっちり霧島の急所にビタ付けしてた吉乃さんもすごいし、そんな吉乃のイレギュラーな行動もうまいこと取り込み、最終的には全部自分にとってプラスで落とし前をつけた霧島もやっぱりすごい。これ、もし吉乃が介入してなかったら小津との対決はどういう結末を迎えてたんでしょうね。まぁ、表面上は小津を黙らせることはできたかもしれないが、下手したらその奥にいる謎の人物・周防薊にまでは辿り着けなかったかもしれんね。 いや、それ以前にやっぱ小津との対決も綺麗に勝ちを拾えたかどうかも怪しいのか。今回ミステリアニメっぽかった部分はむしろ小津を問い詰めて落とし前つけるシーンの論破の過程かもしれない。ステゴロ対決で3試合全て勝利を収めた霧島陣営(?)は基本的に交渉でも有利に進めることはできたが、小津との決着だけは殴り合いでは終わらない部分。互いに持ち寄った「裏側」の武器を突きつけ、どこまで裏社会でいいポジションに残れるか、文字通りにシノギを削る。まぁ、元々の覚悟で小津はヤクザ者の霧島に一歩譲る部分があったのだろうが、吉乃の言葉を借りるなら「守るもの」があるからこそディフェンスは手堅く、霧島の手段を選ばぬ攻めに対しても決定打は出させない構え。親を引き摺り出して強引にキメに行こうとした最後の一手すら、小津は逆ギレで乗り越えてみせようとした(あのまま放っておいたら霧島はどう動いたんだろう)。 しかし、そこで見事に吉乃が用意していた一手が突き刺さる。あたかも断罪のシーンで「証拠はあるのか証拠は!」と物的証拠を要求して居直った犯人に最後の物証を叩きつけるコナンくんのごとく。自らの最大の武器である「とてもじゃないが未成年に見えない外見」を使って強引なフィニッシュ。どこまで読んだ上であんな行動に出ていたのかは定かじゃないが、おそらく「こいつ霧島の敵なんだよなー、まぁ、都合の悪そうな情報は握れば握るだけおいしいやろ」ってんで先を見越してあの行動に出ていたはず。そりゃ霧島だって放っておかない危険すぎる素材だよ。霧島をして「ハニトラにかかる時ってこういう気持ちなのか」と言わせるだけのタマは伊達じゃない。 結果的にはまるで「2人の初めての共同作業」みたいになっちゃった大阪抗争は霧島陣営の判定勝ち。ちょっとイライラした翔真くんなんかは遺恨が残るが、一応はこれで霧島にとって不利な要素は残らなかっただろう。菜緒ちゃんもこれですっぱり縁が切れるならお互い願ったり叶ったりだしね。ただ、残念ながら菜緒とは真逆でどんどん腐れ縁が強くなっていくのが吉乃さん。いよいよ公認(?)カップルの立場になってしまうような、そうでもないような……。霧島がこのまま単なる犬に堕ちてくれれば吉乃さんとしても御しやすくて助かるのだが、やっぱり折に触れて「霧島がそんな状態になるはずないやん……」ってんで危険な匂いを漂わせるあたりが見事な手綱の取り方である。いや、霧島本人は意識してないんだろうけども。2人がGPSよりも強い絆で結ばれるためには、さて何が必要なのやら。 続くのかよ! 第10話! すげぇな、クリスマス回なんてラブコメだろうがギャグだろうがお約束だけで適当に話作れそうなもんなのに、あまりに多方面にネタが発散しすぎててツッコミがおいつかねぇや。しかも2週跨ぎとか、よく分からんが盛りだくさんすぎるだろ。 要素でまとめきれなかったのでちょっとずつ切り崩していくしかないが、まずはことの発端が「あの憎らしい人物にも悲しい過去が……」みたいな回想からスタートするコタローのクリスマス悲劇。主役がコタローだからなあなあですまされそうだが、起こってることは「ぱいのこ」と同じような嗜好と幼稚なジェンダー論のぶつかりなので実は結構深刻な問題。特に幼稚園児なんてその辺の話は容赦無く突きつけてきますのでね。多様性を許容する教育か、それとも親が望む子供の成長か。コタローはそんな時代の変革の中で苦しむことになる。ほんで、それを助長してるのはコタローの両親だったんじゃないかという気もする。コタローママ、美人だしいい人っぽくも見えるのだが、息子がクリスマスに興味を失ったと見るやさっさと割り切って旦那と2人きりのクリスマスディナーにしけ込むなど、実に自由な教育論をお持ちの方である。まぁ、こんな両親だからこそぷにるも受け入れて、コタローが(あまりまっすぐとは言えないが)自由に育ったのかもしれないが……変な家族。 そして、幼少期を振り返るコタローの記憶の中に常に寄り添うぷにるの存在。今作が異質なギャグになってるのって、やっぱり「幼い頃から一緒に育ったスライム」という意味のわからない存在がいちいち説明できない理不尽さを孕んでいるからなんだよな。3年前の記憶では、ぷにるはずっとペンギンフォームのままだった。となればあれだけ達者な変身ができるようになったのはここ1〜2年の話なわけで、着実にぷにるは「成長」している。そして「可愛い」を突き詰める方向に進化を続けているのは、おそらく創造者(?)たるコタローの趣味嗜好が関係しているわけで、現在のぷにるにコタローが振り回されているのはコタローの自業自得とも言える。まさかの女の子フォームを研ぎ澄ませ、徐々に「異性として」意識しなきゃいけない関係性になってしまったコタローの年相応(?)の懊悩は悩ましく、今回ご丁寧に「ぷにるはそういう目で見てないのにコタローだけ意識しちゃう」というシーンの間にコタローがごくりと唾を飲み込むカットが入り、ちょっとだけ見えるコタローの喉仏が描かれている。……そうかぁ、二次性徴してるもんなぁ……コタローさ、こっから先の年代で「1人きりで部屋にいる時間が確保できない」のは結構大変だぞ……(遠い目)。 などという下世話な話は置いとくとして、とにかくコタローは「ぷにると2人きりのクリスマスだけは絶対に避けたい」という歪んだ目的意識を抱えてしまう。そこで「2人」はダメだが「星飛雄馬パターン」も避けるという絶妙なハードルが用意され、周りの人間との歪んだ関係性がいちいち突き刺さることになる。まず、基本的に陽キャのラインではないのでクラスに真っ当な友達は少ない。代表選手のホネちゃんと剛やんは、なんとまさかのクリスマスデート(?!)。男2人で映画見にいく約束してるこいつらも結構な傑物であるな。そして勝手に勃発している雲母ファンクラブのバトルロイヤルは下手な学校行事よりもハードな設定。「バトルロイヤルキングに俺はなる」というコタローの気概、もしかしてぷにるが赤っぱなのトナカイになったので某トナカイ(CVルンルーン)が参加してるチームを意識したりしてる? さらにクリスマスを迎えて終業式も終わったってぇのに就業義務があるらしく「わざわざ有給をとった」というあまり恵まれてない労働環境の間戸先生、違うアニメの主人公とぶつかってパワーアップイベントをこなさなきゃいけない南波なども加わりカオスofカオス。多分今回一番突っ込まなきゃいけないのは脇アニメのキャスト陣が度肝を抜かれるくらい豪華すぎる部分な気がするんだけど、ほんと一瞬しか出てきてないのに「それっぽいキャラ」なのがわかるのがすごいよな。メガネの解説ポジ、絶対いるやつ。今回やたらとキャストロールが多くて、「コタローの幼稚園時代の女子」とかも全部キャストついてたのすげぇ。 最終的にはご家庭の事情も複雑そうなアリスちゃんまで加わり、どうやら1話でまとめ切るのは不可能なご様子。こんな話で引っ張れる構成、あまりに自由すぎるわ。 なろうじゃん、第9話。まぁ、今までだってずっとそうだったじゃん、と言われたら返す言葉も(そんなに)無いんですが。それにしたってなろうだった。おかげで前半はちょっと拒否反応が出そうだったよ。 こうしてみると「学園編」ということで学校というフォーマットに収まってしまったことにより、思いの外なろうテンプレというか「魔王モノ」テンプレにハマってしまった今作。出てくるセリフもやってるアクションも、全部が全部なろうテンプレとしてボタンひとつでサクッと出てくるようなやつ。ベル様のそんな姿はあんまり見たくなかったが、だったら自宅に引きこもって配信だけしてればいいのかと言われるとそれも違う気がするので難しいところである。そうねー、せめてケロッとした顔で昔話を語って聞かせるようなところだけでもなければねー。結局ベルさんとマキナって自分達が「かつての大魔王だった」っていう事実は隠そうとしてるのか、どうでもいいと思ってるのかよく分からんのよね。隠そうとしてるなら流石に不用意すぎるし、どうでもいいと思ってるなら、さっさと「古の魔王」としての正体を知らしめた方が色んな作戦の手間が省けそうなんだけど。どっちつかずでダラダラしてるってことは、「過去の威名を使っても現代社会では大した影響力もないから意味がない」って思ってるってことかね。500年前の魔王の記憶、この街からはすっかり失われているのかしら。覚えてるのは勇者ばかりなり、って。 というわけですっかり魔法ファンタジー要素はどうでもよくなってしまったわけだが、もはや現代社会においては「電脳とオタクの街・秋葉原」の方がファンタジーかもしれない。いや、別に首都圏住まいじゃないからなんの思い入れも記憶もないんだけど、最近はもう秋葉原が「そういう」街じゃなくなってしまった、なんてニュース記事はちょくちょく目にするからさ。オタクショップが時代の波についていけず軒並み潰れてるのはアキバだけの状況ではなかろうが、作中で登場したようなメイド喫茶とか、今どれくらい残ってるもんなんでしょうか。そもそもメイド喫茶って日本中にどれくらい現存してるんだろうか。この魔王世界ではレトロタイプのオタクも含めて、我々が失ってしまった古き良き(こともなき)オタク文化がフィクションとして受け継がれているのかもしれませんね。 というわけでそんな寂寥感も伴う(??)秋葉探訪。こちらはなろう的な拒否反応が出にくい軽めのギャグパートで、やっぱ今作は高橋が出てくれるだけで雰囲気が変わって安心して見られるようになりますね。オチも念の入ったフリがあったおかげでそれなりに面白くなったし。高橋って元々ベルトールさんの魔王パワーが面白くて利用価値のあるものだったからつるんでたはずなのに、今となってはほんとにただの「悪い友達」でしかないな。いや、別にこれでいいんだけどさ。ベルさんもマキナという絶対服従の忠臣に加えて高橋という都合のいい女(?)をずっと抱えているおかげで、新たに出てきたヒロインに対してもすげぇ横柄に振る舞えるし、十把一絡げのハーレムアニメとは半歩ずれた状況がかろうじて維持されている。これ、2人がいなくて学園で女ひっかけまくるだけの展開になっちゃったらガチでなろうでしかないからな。今後とも頑張れ高橋。 |
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プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧 |