忍者ブログ
最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
[1] [2] [3] [4] [5] [6]

 ようやく思い至った、第5話。ず〜っとどこかに既視感を抱えてたんだけどあまりにも近すぎて気付いてなかった。この話って、「るろうに剣心〜明治剣客浪漫譚〜」じゃん。

 作中2人目の暗殺者のグレイスさんが出てきてくれたおかげでこの構図がはっきり見えた。「今までの人生で血も涙も無い殺しを繰り返してきたが俗世に還りたい主人公」という造形は完全に緋村剣心で、「剣心=ユキ」、「抜刀斎=シュエ」ということになる。もちろんヒトヨシは神谷薫(だとしたらあげもち太郎は弥彦なんだろうか)。過去の罪と現在の幸せを天秤にかけてどちらに振れるかを常に葛藤し続ける感覚がやたらなじみ深いと思っていたが、消えぬ十字傷を残した伝説の人斬りが今作のメイドさんだったわけだ。綺麗に性別反転してる。

 というわけで、巨乳のヒットマン・グレイスさんは鵜堂刃衛ポジションということに設定しておくと、今回のお話はまさに剣心VS刃衛の展開そのまんますぎてちょっと笑ってしまった。剣心を俗世に繋ぎ止める薫を拐かして決闘に挑んだ刃衛と同じく、グレイスもヒトヨシを人質にしてユキとの対決に臨んだ。違う部分があるとしたら、グレイスの目的はまっすぐにユキを殺すことだったが、刃衛はあくまで剣心に抜刀斎に立ち戻って最強を貫いて欲しかったことくらいだろうか。刃衛が「お前は死ぬまで人斬りだよォ」と呪詛を残して死んでいったのに対し、グレイスさんは足を洗ってメイドになったシュエの現在に興味を持ってしまったご様子なのは、剣客活劇漫画とラブコメ漫画という土壌の違いからくるものか。ちなみにヒロインのヒトヨシさんの強みについては、現状ではグレイスさんがなんとなく「ただものではないのか?」と勘ぐってるくらいで、まだ謎が多い。神谷薫さんは刃衛戦の時点で独力で緊縛の法を解除するという頑張りを見せ、剣心にとっての無二の存在であることも知らしめていた。ヒトヨシの場合は彼自身の能力云々は置いといて、家族ぐるみでユキを甘やかすことによって「帰るべき場所」としての存在感を早々に固め、彼女が「暗殺者」に立ち戻ることを予防してくれている。

 最後の1シーンはちょっと気の早い「拙者は流浪人、また流れるでござるよ」になりかけたが、今作は京都に志々雄真実がいないのでそんなことされちゃ困るってんですぐに足止め。まぁ、こっから先は流石に抜刀斎のような凄絶な過去話にはならずにラブコメ方面に収束していくことだろう。それにしても、最強暗殺者集団が8人もいるのは多いよな……和月が「十本刀は多すぎた」っつってんのに……。

 
Amazonアフィリンク

拍手

PR

 4話目なのに未だに霧島が言ってることがさっぱり分からねぇ、第4話。ここまで振り切れてイカれた主人公ってのもそうそう見かけないぞ。底無しのクレイジーが描けてるってだけですげぇや。

 そりゃま、「おもしれー女とおもしれー男」の話には違いないんだけど、そろそろこの2人の関係をそんな紋切り型の分類で処理できなくなってきている。まぁ、吉乃の方は数十歩譲って「おもしれー女」ではある。霧島にのみ牙を剥いた時の立板に水な大阪弁の啖呵が気持ちいいが、正直「こんな女はやっぱ彼女にはしたくないよな……」とは思う。そのくせ隙を見て「まぁ、幼少期の育ちだけを考えればいいとこのお嬢といえなくもないけどね」と、ちょっとしたハイソサイエティみたいな部分をチラ見せしてきたりしやがる。なかなか小狡いメインヒロインではないか。あんまり「大阪のヤベェ女」感ばっかり強まっちゃうと、それこそ霧島みたいな異常者にしか愛されないヒロインになってしまうのであんまりあさっての方向にぶん投げすぎるのもよくないんだ。吉乃の描写はその辺りが難しいが、今のところは「いい女」の領域をギリではみ出ないレベルで統制が効いている。あと女子高生にしとくのが勿体無いくらいにスタイルが良すぎる。俺の高校時代、流石に同じ学年にこんな女いなかったぞ。

 対して、霧島の方はマジでおもしれーとか言ってられない。吉乃が改めて「何言ってるかさっぱり分からない」と匙を投げた今回の霧島の縁側での言動。途中までは「これが……嫉妬という感情なの?」っていう人の心を失ったロボットみたいな設定なのかと思って見ていて、それくらいなら漫画のキャラとしては理解できる範疇だと思っていたのだが、その後も主義主張はどこに論拠を置いているのかすら見えてこない言説になりだし、出来の悪いAIとの対話みたいになっていった。「飴と鞭のバランスが取れてないのはいいんだ、鞭だって飴みたいなもんだし」まではいい。いや、よくないけどM属性のある人間にとっては厳しくあたられたって脳内でご褒美に転換できるよ、っていう主張はまだ理解できる。しかしそこから「and so」と順接で繋いで「ヤるなら俺の前でやってくれ」はマジで意味がわからなすぎて怖い。霧島の発想は「目の前でNTRれた方が興奮するから」とかいうレベルの思考じゃないんだよね。それ以前の前提として「世の女が俺の目の前でキスやSEXをしない理由がない」というネジがぶっ飛んだ前提があるんだ。加えて「殺すって話は大前提としてあるわけでさ」みたいな話になってくるとさらにイカレ度合いはストップ高。よくもまぁ、こんなねじくれたロジックを生み出せるものだ。

 そのくせ、吉乃がぶっ倒れた後の対応はどこかにスパダリっぽさも発揮する「ふつーにできた彼氏」のそれ(ヤクザのしのぎをこなしながらではあるが)。ここで突然少女漫画的模範解答を叩き出す行動力がある。本当にどこに底があるか分からず、「まだ沈む、まだ霞む、まだ歪む」という体験が4話分続いている状態なのだ。吉乃さん、今ならまだ引き返せる気がするんですが、ほんとにそいつと正面から対峙して大丈夫なんですか?

 かえすがえすも今作のタイトルを噛み締めてしまうが……これ、今生は絶対に切れないってことだもんなぁ……。

 
Amazonアフィリンク

拍手

 作中での「ホビー」って言葉の使い方がなんか違和感、第4話。文脈からして「玩具」と同義で使われてる気がするのだが、「人間ではなくホビー」とか、「ホビーの最新作」みたいな言い回しって普通に使われるもの? 若い子の間ではそういう認識なのかしら、って思ったけど、別にこの作品は子供向けではないということに気づいて困惑。

 まぁ、どうでもいい話なんですけどね。相変わらず愚にもつかぬギャグを展開してるくせして、なぜか今期アニメの中ではしぶとくTier1を維持し続けている作品。ちなみにTier評価は個人の判断に依る。何が腹立つって、こんだけぐだぐだなギャグをやり散らかして「子供向け」と「オタク向け」のライン上をフラフラしてる作風のくせして、ぷにるを中心とした「可愛い」はしっかりと結実してるのよね。「流石に1話で2回やられるとダレるぞ」と思っていた監督肝入りの変身(?)バンクも今回は1回だけで収まり、変身後のぷにるのバリエーションは確かにThis is Kawaii。なんでかさっぱり分からんけど何故かそこだけはブレない作品なのよね。

 そして元々「ぷにるの中の人に全部持ってかれたぜ!」と思っていた中の人応援作品だったはずなのに、2話目で早々に雲母先輩が存在感を発揮して「決してぷにるにおんぶに抱っこの1強アニメじゃないんだぜ」という事実を知らしめ、さらに今回は「こんな濃い奴が今までどこに隠れてたんだよ」って新キャラをしれっと投入。良識ある漫画だったら転校生扱いとかで強調してきそうな異物感を気にもせず、何の断りもなく「まぁ、今までもこの学校にはいたんですけどね」ってツラで平然と登場したお嬢様キャラ・御金賀アリス。まぁ、金持ちキャラも子供向け漫画の定番だが、今作におけるスネ夫(ホネちゃん)が別に金持ちでもなんでもない単なる変態なので、ここでそのカードを切ってきた。そしてCVが花守ゆみりという堂々たる対抗要素に加え、お付きに小林ゆうボイスのメイドまで連れているというおまけ付き。2話目で台風の目になるかと思われていた真戸先生なんてさっさとツッコミ役の常識役に回ってしまっており、この学校の倫理は果たして大丈夫なのだろうか。

 ほんでこの無駄に贅沢な布陣から展開されるコロコロギャグに何故か変なアクセントもあって、要所では可愛いところを惜しげもなく強調したり、徒に命を与えられてしまった機械生命体の人間性に思いを馳せたり、ちょっとキュンとさせるようなぷにるとコタローの関係性にドギマギしたり、普通のアニメみたいなふりして見せてくる要素がちょっとよく見えてしまうのも憎らしい。なんなんだよこれ。

 
Amazonアフィリンク

拍手

 虎はどっちかというと格好いいよりも可愛い要素の方に注目しがち、第4話。うっかりするとカワイスギがクライシスしそうなお話でしたね。

 展開としては3話目までと大して変わらんし、特段この話数をピックアップする意味はなかったんだけど、新番チェックが一段落し、楽しんでるアニメの中から何の感想を書いたらいいもんかと悩んでるのでとりあえずこのタイミングで「なんかいいよね」という意見を表明するための記事立て。1話目の印象から特に変わらずではあるんですが、嫌いじゃないアニメなんですよ。

 今期もラブコメアニメは色々とあるんだけど、一番お手軽にいろんなフレーバーを楽しめるのが今作ですよね。3組の全自動で構築されたカップルが好き放題にいちゃついていくこの展開、あまりにも都合が良すぎて「それ専用」の3対3が構築されていたというのに、「なるほどねー、これが合コンってやつかー」と納得せざるをえない(んなわけない)。でも、女性チームが勝手に分かれて目当ての男のとこに収まってる図は座りがいいよね。

 そして今作の推しポイントの1つは、コンセプトをブラすことがないから基本的にどのチームも男は受け一辺倒という部分。これまでのラブコメなら男側が悩みそうなことを女性が悩み、女がときめきそうなことで男がキュンとしてしまう。これこそが真の男女平等……ではなかろうが、Mっ気のある人間にとっては割とご褒美ポイントが高い。また、CVがあんまり思い切って「イケメンボイス」のキャストに振り切れてないというのがこっそり評価ポイントになっており、男目線でちゃんと「女の子としてみても可愛いんだよね」という受け皿が用意されているバランスが良い。あんまりイケメン風味が突き抜けちゃうと、それこそ作中の萩のように「俺は男でもイケちゃうタイプなんだろうか?!」と思い悩むことになってしまうので、「可愛い」の余地を残しておいてくれているのは助かるのである。まぁ、ショタ頻度も高いみかこし・おいちゃんはさておき、奈央坊はどういじっても「男性的」には聞こえないけど、それくらい思い切ったキャスティングの方が本作のコンセプトにはあってるんじゃなかろうか。

 ただ、そのせいで萩の抱えてる「俺は男が好きなんじゃないか」っていう懊悩は全く理解できないものになってしまってるんだけどね。いや、どんだけ見た目がイケメンだったとしても声は奈央坊だよ? その子単に可愛い女の子だよ? 蘇芳さんもちゃんとガードを緩めて「可愛い」とこ見せてくれてるんだし、そこでいちいち思い悩む必要はないと思うけどね。悩むならそれこそコミケに行って「俺はBLでも美味しくいただけてしまうのかッ」って悩めばいいのだよ。そこに悠木碧を置くのはちょっと危険だ。

 
Amazonアフィリンク

拍手

 「オバロ」かと思ったけど「はまおう」かと思ったらやっぱり「異世界おじさん」だったはずなのになんか「勇者、辞めます」っぽくなった、第3話。まぁ、どこをつまんでも異世界ファンタジーで既存作品の残滓はありますわな。そもそも「勇者、辞めます」はこんな話ではないな。それこそ「ワンルーム勇者」とか、いっそ「Helck」が近くなってる可能性すら。

 というわけで展開がどこに伸びるかなかなか予測できずに油断できないアニメ。デキる女・高橋のおかげで不器用な魔王様がわずか1話で有能な配信者へ様変わり。流石に秒で登録者100万は盛りすぎな気もするし、真夜中ぱんチの立つ瀬がないが一応「この時代、この世界の総人口が分からないので同じ軸では評価できないかもしれない」という言い訳は成立する。現代社会の基準で100万を目指していたまよパンと違い、この世界はもしかしたら100万程度ならその辺にちょいちょいいるストリーマーの可能性もあるからね。まぁ、とてもそうは思えない状態になってたけど。あと、私個人の考え方としては現代における配信者のスタイルって絶対に数十年も保つものじゃないとは思っているので、仮に2099が現代の延長線上の70年後だったらこんな「商売」は成立しないと思う。まぁ、今作は「延長線上の2099じゃぁない」ので全然問題ないんだけどね。イメージとしては「1回現代社会が異世界との統合でぶっ壊れたもんで、技術や文化の発展が停滞して偶然2024年と同じくらいの状態にある」と考えると納得しやすいかもしれない。ついでに世界統合に合わせて世界の総人口が爆増したと考えると上述の100万登録者も理解しやすくなるしな。ほんと、便利で都合が良すぎる設定である。

 でもそこに不都合が生じていないのだから文句の言いようもない。この世界は魔法に近いエーテルコントロールがあるけど文化水準は現代日本レベルだし、貧しいマキナちゃんは安アパートで必死に音を立てないようにストリーマーの彼氏(?)を見守り、風呂上がりには冷蔵庫の冷えた飲みものを飲んで生を実感するのである(不死のくせに)。そこはビン牛乳とかの方がわかりやすいじゃん、と思ったけど、紙パックの方がより切実さがある気がしてなんか憎めないね。見たところ結構いい身体してたような気がするんですが、相手が魔王様じゃぁなんの意味もないのが可哀想。

 高橋のプロデュースが優秀だったのだろうか、ベルトールの配信業はあまりに順調で、現代基準で換算するなら100万人規模の配信者ならもうマキナちゃんの収入をとっくに抜いて家計を支えてるまである。その割に慎ましい生活を続けているあたりは魔王様の無欲なところで、ほんと、家に置いとく彼氏としてこれ以上の存在もあるまい。2人の日常生活も順風満帆だし、このままヘンテコ日常アニメになって永遠の平穏を生き続けるマキナちゃんを見守るだけでもいい気がするのだが、流石にそれだと視聴者もベルトール様も納得してくれないので、いやでも世界は動き出す。なぜか知らないけど一目でそれとわかる勇者ルックのままの男・グラムの登場である。近未来サイバー日本でマント&ソードの勇者衣装はコスプレ以外の何物でもないのだが、一般市民に不審がられていなかったのはやはり「そういう土壌」が残ってる世界ということなんでしょうかね。銃刀法違反が機能してれば明治の剣客浪漫譚ですら官憲に引っ張られる事案なのに。

 そんなグラムの排斥の歴史はこれまでいろんななろうで見てきた通りの「勇者の末路」。そんな彼が「辞めます」と言わずに未だ1人で足掻きながら生き続けているのは、この男のどうしようもない真面目さを表したものなのだろうか。ベルトールとの「平和」についての議論、ざっくりまとめれば「君主か、民主か」という話に集約される話で、現代社会だってそんな結論は出やしない。500年越しでぶつかってしまう永遠の難題を、男たちはうどんのアテ程度に話して別れていく。この世界に勇者も魔王も求められていないのであれば、それこそ机上の空論でしかないのである。

 しかし、勇者は落ちぶれたが魔王は違う。今や100万の民の信仰(?)を得てパワーを増強。冒頭でベルトールが分析していた「文化と技術の発展により、人々の個が失われて支配するのは集団心理」という実情、まさに現代社会の縮図ともいえるものであり、そこもまさに「2024年の延長世界」として魔王の降り立つ土壌が整っている。この人、やっぱ人の上に立つだけの才覚は間違いなくあるよね。根がここまで真面目じゃなければ、500年前ももっと楽に世界征服できたのかもしれない。まぁ、改めてこの世界を支配したいと思っているかどうかは定かじゃないけど。少なくともマキナさんは「余裕があればもうちょい広い部屋に引っ越したい」くらいは思ってるんじゃないかなぁ。


Amazonアフィリンク 

拍手

 光学銃とはなんだったのか……第4話。今回の試合だけだとビームライフルのアドバンテージが1ミリもわからなかったんですが、もしかして単なる愛好会の人たちだったんでしょうか。

 消化試合というか、試合消化な展開。なんとここにきて「未来のレンちゃんが試合を振り返り、本来なら見えないはずの試合展開を眺めている」という視点から試合上の各所で繰り広げられた戦いをざっくりまとめてくれた。まぁ、展開いうても「順当に強いチームが劣勢を物ともせず戦場を制圧したよ」っていうだけの話で、何かびっくりするような展開があったわけじゃないんだけども。アマゾネスことチームシンクはマジもんのパワープレイで猪突猛進。それができてしまうチームだからこその強豪ってことなのだろうが、それにしたって容赦がない。対抗チームメメントモリも特に捻りはなく、地の利も活かして「前回の強豪は目をつけられる」というビハインドを弾き返していく。2チームに共通しているのは、よくわからんうちに有象無象のチーム連中が徒党を組もうと目論んだ信号弾作戦を逆手にとった部分だろうか。この展開のおかげで、一応「強いチームが単に強い」というなんもおもんない展開にちょっとだけスパイスは加えられていて、「ほんとだったら強豪チームも苦戦したかもしれないのに、雑魚どもが下手に策を弄したもんだから返り討ちにあっちゃった」という大義名分が出来上がった。まぁ、それにしたってほんとに消化試合なんですけどね。

 気になるのは前回壮大な漁夫り方をした優勝チームT-Sの連中。「エリアが狭くなる」というPUBG的お約束は強制的に中心へと全チームを引き寄せるものかと思っていたが、ゲーム内の「海面上昇」という現象自体は一応対策というか、「動かずとも高いところにいれば大丈夫」という逃げの選択肢があり、これで1チームだけ孤立したのはいいのか悪いのか。これでまた壮大な漁夫展開になり、1回も銃を撃ってないチームが勝っちゃったりしたらイベントとしたら最悪だ。

 そして、そんなそれぞれの事情以上に最悪なのが、運営側が設定したとんでもルール。なんとここで人狼要素……ではないが、ちゃぶ台返しの裏切り要素が追加されるという。普通に考えたら大会に向けてみんなしてチームでの統率訓練を繰り返してるはずで、そこにいきなりゲームの本質とは全く関係ない部分からヒビが入るという、どう考えてもクソゲー要素が混ざり込んだ。そりゃま、レンちゃんじゃなくてもビビるし文句の1つも言いたくなる。そして当然のように選ばれるピト。まー、そうなればそうなるしかないやろ……。コロシアエー。これでまたレンちゃんがアマゾネスさんと仲良くできる理由もできちゃったなぁ……。

 個人的に気になるのは、「裏切り者を中心地に送り出すために輸送物体が送られるよ」っていう設定で、当然それって孤立してたT-Sのところにもいくのよね? もしそこにみんなして乗り込めたら孤立状態から復帰できたりしないだろうか。まぁ、だとして試合に絡めるかどうかは知らんが。

Amazonアフィリンク

 

 

拍手

 俺にとって石田彰とはなんなんでしょう、第3話。いや、他人に投げかける問題じゃねぇし、誰にとっても「知らんがな」なんですけど。今期は凄絶なる彰シーズンになってしまい、「リゼロ」のレグルスがやべぇのはすでに書いた通り。そこにさらに「マジルミエ」では敵役っぽい外道社長をやっており、「夏目友人帳」ではご存知の通りに名取を担当。いや、この流れで名取を出すのは流石に可哀想だが……あいつも大概ではあるんだよなぁ……。

 そうして「せめてシーズン後半のラスボスでだけ出てきて欲しい」と願っている石田彰。もちろん嫌いじゃないんだ。大好きなんだ。ただ、石田彰が声をやってるキャラは、もはやその時点で無視できなくなってしまうんだ。だって、それだけ存在感がクソでけぇキャラということであり、そこを見逃して、聞き逃したら全てを失ってしまうリスクがある。ということは、石田彰が出てきたらそのアニメは正座して見なきゃいけないということになり、シーズン序盤から体力を削られまくっているのである。何が腹立つって、ちゃんとそうして削られた精神力の見返りはちゃんとあるってことなんだよなぁ……。

 というわけでたった1人のキャストから興味を繋いでいるように見える今作だが、実は普通に面白い。色々とヒドいアニメなのは間違いないのだが、ほんとに「今まで見てこなかったアニメ」になっているのでいやでも興味を引かれてしまうというか、嫌う理由がないというか……新番チェックの時に触れた「ヤンキーものとかヤクザものは嫌いなんだけどここまで外道ならもう関係なくない?」という感覚はやはり正しかった様子。生まれてこのかた、人に手をあげたこともないよう人畜無害な私のような人間って、暴力で物事を解決しようとするヤクザものなんて理解しようとすら思えない存在なんですよ。持つべき感情は嫌悪感だけだし、その理屈で何を語ろうが基本的には響かない。「東リベ」なんてその結果なんも面白くなかった代表選手だったのだが、今作は遠慮なく極道モンの内情にまで切り込んだ上で容赦無く暴力&暴力。酒タバコ女ドラッグ。絵に描いたような(絵に描いてるんだけど)嫌悪感の対象である。

 でも、もうそんなんどうでもいいんですよ。だって霧島がおっかない理由ってそんなとこにないんだもん。単なる異常者だから怖いだけで、「ヤクザだからダメ」なんて次元はすでに通過している。そうしててっぺんに立つ霧島というイレギュラークレイジーを中心に据えているおかげで、普通だったらこちらも好きになんかなりようがないだろうヒロインの吉乃もなんだか愛嬌があるように見えてくるし、「狂人の理論」が先立てば、まだ話が通じそうな極道の方がマシってもんで。もう、いっそファンタジー部門として処理してしまいたいくらいにイマジネーションを膨らませて見る未知の世界だよ。

 そして、全てに諦めがついて穏やかな心で追いかければ、今作は割と貴重な「おっさんが輝くアニメ」にもなっている。ヤクザ連中に居並ぶ強面キャラと、それに彩りを添えるクドめのキャスト陣がとても良い。特に今作は関西弁の出現率が高く、ネイティブ関西声優がイキイキと真価を発揮してくれている。中でも今回注目したいのは、吉乃の子守り役(?)として付き従ってくれている遊佐浩二である。上田瞳・遊佐浩二とネイティブ京都声優2人が浪速の極道をやってるのは笑ってしまうが、やはり流れるような関西弁トークはとても気持ちがいい。今期は石田彰シーズンだと言ったが、実は同時に遊佐浩二シーズンでもあり、「青の祓魔師」ではすでに遊佐的ノルマである裏切りをすでに終えてしまった関西人、「甘神さんちの縁結び」では“いけず”のイデアを凝縮させたような最低最悪なエクストリーム京都人役を担当して遺憾無く胡散臭さを発揮してくれている。クセの強いおっさんどもが蠱毒のように煮詰められていく今作、そりゃおもろいわ。関西弁テーマで統一されたエンディングもクセになるし、是非関西文化のお勉強に活用してみよう(地獄かよ)。

 
Amazonアフィリンク

拍手

 イオナズンとか懐かしすぎるだろ、第2話。ついこないだ「吉野家コピペがネタとして通じなくなってる」ってんでちょっとニュースになっていたが、イオナズン知ってる人間もだんだん減ってるんだろうな……。一応イオナズンのリンク貼っとこ。2ch文化が廃れ、ニコニコ文化が廃れ、現代の代表的ミームってなんなんでしょうね。

 さて、前回時点で「オバロかと思ったらはたらく魔王さまだったね」みたいな展開だったが、今回は「魔王さまみたいに働くかと思ったら異世界おじさんになったわ」という流れ。どっかで見たことある展開にはなっているが、別にそこまでテンプレ感とかやっつけ感は感じないのでまだ印象は悪くない。作画に関して、キャラ絵がややぺしょっとしてしまっているが、まだ全然作画崩壊って段階ではないし、引き続き1話目と同じノリで視聴できていてちょっとホッとしてる。何とは言わんが、新番チェックでいいとこ探しして持ち上げたら2話3話であっという間になろう沼に沈んだ畜生作品があってトラウマ気味である。

 さておき、異世界おじさんとは言ったが基本的には「魔王さま」の方が流れは近い。魔王さまが単なる横柄なキャラではなく、きちんと世界に順応しようと努力もするし、流石に長年人の上に立っていただけあってそれなりに思慮もある。「はまおう」の真奥はそこにさらに「割とノリがいい若者」テイストを乗せていたが、こちらは魔王としての尊厳を失うことなく、日野ボイスというイケボ&イケメンというルックスも武器にしてここからの打開策を模索していく模様。

 それに加えて「はまおう」との大きな違いは、一番の従者がむさ苦しい男ではなく献身的すぎる美少女(ロリババア)だという点。より阿漕な方向になっているわけだが、彼女が可愛くて時たま無茶してくれるのも充分な引きになっているので文句は言うまい。今回冒頭でマキナがベルトールに心酔している理由が軽く語られたが、あれだけだとなりふり構わずベタ惚れしてる(しかも500年もその憧れが薄れていない)理由としてはちょっと弱い気もする。できればもう1つ2つくらいは2人の絆を示すエピソードが欲しいところだが……なんかこのままいきそうな気もする。まぁ、たまに恐ろしくなおざりな態度を見せる時もあるし、2人の関係値はこのくらいでちょうどいいのかしら。マキナが最終的にベルトールとどうなりたいかはちょっと気になる。恋人関係じゃないんだよな……まぁ、再び魔王が支配する世が訪れることが最終目標なのだろう。それまで2人のモチベーションを共有したままで生活できるもんだろうか。

 そして追加ヒロインの高橋がさらにマキナを刺激する。この辺の女の子の愛嬌で攻めるのが現時点での主軸になっているわけだが、今後配信活動が中心になった時に、この2人のアクの強さをうまいこと活かせるもんだろうか。結局「真夜中ぱんチ」になっちゃうとちょい物足りないので、ちゃんと「魔王もの」としての最低限の矜持を守りつつ頑張ってほしいところだ。

 
Amazonアフィリンク

拍手

 勝手に戦え! 第3話。主人公パーティがエリア死だけ警戒してダラダラしてたら、傍にいる「そこそこメインキャラ」クラスが頑張った結果の死屍累々。FPSはこれがあるからね。

 原作を読んでないのでこの先の展開は知らないが、なんとなく「ははーん、SJ3は実はそんなに長いイベントじゃなくてせいぜい6話で終わるな?」という感覚はある。それくらいにサクサク話が進んでいく。まぁ、1期もおよそ2部構成みたいなもんだったし、今回も似たような構成になってるんじゃなかろうか。まぁ、このままサブキャラがばったばったと倒れていくとレンたちの圧勝になってしまう気もするが……アマゾネスさんたちが頑張ってくれるのかしらね。

 そんなわけで、今回はレンちゃんたちの出番はほとんどなく、「変態みかこし」ことクラレンス、そして「お前誰だっけ」ことシャーリーの2人にスポットが当たる。……すまん、マジで覚えてないわ。回想シーンからすると前回大会でピトに一矢報いたような、そうでもないような人ってことかしら。変態みかこしの方は新番チェックで書いた理由(カラオケの映像に映ってる)で覚えてるんだけどなぁ……まぁ、レンちゃんたちとは違うスナイパータイプの強敵ってことだったんだろう。

 レンちゃん包囲網を敷く敵軍勢、普通に考えたらエリアが狭まる間ずっと睨みを効かせてれば詰み盤面だった可能性があるのだが、連合を形成したところでそれが全てじゃないってのがバトルロイヤルの面倒なところで。同盟組んだと思った中に変態が混ざってたらそれだけで作戦は瓦解。よりによって享楽主義者のクラレンスを迎え入れてしまったら、そりゃダメだろって話で。そこにさらに優勝のために策を練ったスナイパーのシャーリーまでが絡み、貨物車両の周りだけでも大混乱。こんなに綺麗な漁夫り方があるだろうか。

 結局わずか1話とほとんど活躍の時間が与えられなかった2キャラは可哀想といえばかわいそうだが、サブタイトルまでもらってスポットが当たったんだからよしとすべきなのだろうか。特にクラレンスの方は大したことやってねぇのに「うん、ちゃんと変態だったな」って分からせた上で死んでいったので本人は満足だろう。このゲームの死亡判定、相変わらずよくわかんねぇな。他方、スナイパー娘のシャーリーちゃんは単なる偶然から変態と絡んでしまったのが運の尽き。目的も半ばに不慮の事故みたいな死に方で最後までピトの顔を拝むことすらできなかった。こんな偶然に振り回されたチームメイトの人らも可哀想だが、まぁ、シャーリーが死んで1人しか生き残ってなかった時点で結果はお察しだったから別にええか。

 さて、エリアもだいぶ狭まってきたでしょうし、レンちゃんたちもそろそろ動かなきゃいけないとは思うが……残る強敵って、アマゾネス軍団以外に誰かいたっけ?

Amazonアフィリンク

 

拍手



忍者ブログ [PR]
カレンダー
01 2025/02 03
S M T W T F S
3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28
ブログ内検索
カテゴリー
プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
ーーーーーーーーーー
↑越えられない壁
沢城みゆき 斎藤千和 
中原麻衣  田中理恵  
渡辺明乃 能登麻美子
佐藤利奈  佐藤聡美
高垣彩陽   悠木碧
最新CM
[01/30 NONAME]
[01/27 デュッセル]
[01/21 デュッセル]
[01/20 NONAME]
[01/20 NONAME]
バーコード