最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
さぁ、万感の思いを込めてこの言葉を使おう、「いい最終回だった」、最終話! まぁ、あまりに綺麗すぎる「俺たた」エンドなので最終回と言っちゃっていいのかどうかは微妙ではあるのだけど。でもいい最終回だったよなぁ、2期はよう。 10話11話のサブタイが「夜」を纏っていて、最終話で「朝」っていうのも綺麗な流れなのだけど、本当に晴れがましさだけが残るシンプルな構成。別に大会でもないし、誰かと戦うわけじゃない舞台なんだけど、ただいのりちゃんが滑っている様子を見せつけるだけで全てが完結するというのが今作の美しいところで。そして対戦相手がいないわけじゃなく、はっきりと本人が「さようなら」と言っていたことからも分かる通り、これまでいのりはずっと「過去の弱い自分」と戦い続けていた。そしてこの度、完全にそれを乗り越え、新たな境地へと足を踏み入れる。そんな進歩と決意を表明する舞台、そりゃもう最高の最終回でしょうよ。 ほんとさ、もう毎回の感想で何度も書いてるけどさ、おっちゃんくらいの歳になるとまるで自分の娘のように見えて、少女の頑張りがほんとのほんとにかけがえのないものに見えてしまってね……いのりちゃんが笑顔で滑っているというそれだけで満足だし、このアニメはその「晴れ舞台」の「晴れ」の要素をことさらに強調して描いてくれるのよ。そりゃもう号泣よ。つま先から指の先まで、全てに神経を張り巡らせた渾身の演技に、見る者皆目を奪われます。お母さん、あんたの娘さん、格好良かったよ。 今回はそれに加えて理凰さんも殻を破って大きな成長を見せる回でもあった久しぶりにあった司が「明浦路先生」になっており、理凰の中で司に対する(そしていのりに対する)態度が大きく変わって真っ直ぐにスケートと向き合えるようになっていることが分かる。そんな脱却と進化が見える彼のスケーティングは、なんとまぁいのり以上に楽しそうだったではないですか。男の子の成長もおっちゃん泣いちゃうよ。どっちかというといのりの雑草魂よりも、理凰くんのねじくれたエリート意識の方が共感性高かったりするよ。こんな息子が欲しいですよね。そして自分自身の精神性もこうありたいですよね。 ちなみに理凰くんについては、実は親父さんの誠実な性格もちょっとした感動ポイントだったりします。司にコーチをお願いした時点で「いい人なんだろな」っていうのは滲み出てたけど、今回の挨拶でよりそれが強調されている。理凰君がヒネちゃったのは親父さんのせいじゃなくて、やっぱり夜鷹が原因なんだろうなぁ。個人的には、親父さんが深々と頭を下げたタイミングで思わずそれよりも下がろうとして地べたにくっつきそうな司先生がツボ。そうだよね、人間そういう動きになっちゃうよね。 1つの山を越えたが、いのりちゃんのスケート人生はまだ始まったばかり。それどころか、ようやく同年代に追いついたばかり。ここからが真の勝負の世界。司ともども、志を高く戦い続けられるものか、要注目。まぁ、いつになるか分からないけども……これも原作読んじゃいそうだなぁ……。 PR 人を呪わば? 最終話! なんかよく分からんけど最終回っぽくはなったな! ぶっちゃけ「どないやねん」要素もちらほら見える最終話ではあったな。何しろここに来て知らん設定がザクザク出てきて全部が音子ちゃんの都合のいいように進む。具体的には「これまでのホテルの賃金が時間で支払われ、それを使うことで死よりも前の時間に戻って過去改変が可能」「正規の従業員がエレベーターで現世に戻る際は記憶の保持が可能」。あと切子が持っていた「地獄の蓋を開ける箱」もゲームブレイクなアイテムだった(切子はなんで自分に使わないんだろうな)。これらの要素が最終回で怒涛のように押し寄せるのはズルすぎるし、一番の問題として「これ、ここまで描かれてきた物語を色々ひっくり返すのでは?」という懸念がある。やっぱり過去改変が可能だと知らされてしまったら、これまで「ホテルで働く」という発想がなく死を受け入れていったキャラクターたちに対して不誠実な内容だったようには思えてしまう。支配人は単に「説明を忘れてただけ」と言っていたが、そんな大事なことを説明もせずに就労させていたのだとしたらアンフェアってレベルじゃねぇ。まぁ、それを気にしてなかった音子が一番悪いと言われたらそうなのかもしれんが。 とまぁ、ちゃぶ台が3回転半くらいひっくり返るお話だったわけだが……正直、今作のプロットについて、そこまで整合性を求めているわけではないというのも事実である。なんとなくのツールをなんとなく組み合わせる「なんちゃって推理劇」みたいなテイストは最後の要素もギリ許容できるくらいのユルさだと思えば、ハッピーエンドを仕立てるためにこんな展開にしたのもやむなしと受け入れておくか。実際、これにより3人のメインキャラが全員落ち着くところに落ち着いたわけだしね。これまで茶化すようなテイストだったから許されてたけど、フツーに考えて大外がのうのうと生きてていいわけがないし。まぁ、先週時点で1回地獄行きを確定させてるのに今週もう一回とどめを刺す必要もないのだが……この時間改変による「2人の大外」「2人の阿鳥」のパラレルはこの作品ではどのように説明されるんでしょうね。 最後の駅のホームでの(余計なまでの)大立ち回りもなかなかの「どないやねん」要素ではあったが、記憶がない(というかまだ持ってない)大外との対峙はそれなりに緊張感と説得力があったので悪くないシーン。ここに来て血染めの三色菫がちょっとした伏線だったことを音子ちゃんが推理から導き出したり、最後の最後で本作のギミックが小技を効かせていたのも悪くない。どうせなら似たようなツールをもうちょっと縦横無尽に張り巡らせておいてもらえたら、ラストバトルももうちょい刺激があった気はするんだけど。最終的には、今作はサイコキラー大外と「サイコだけど単なるオタク」の音子ちゃんの関係性を紡ぐ物語ということになり、阿鳥が割と蚊帳の外だったというオチもいいような悪いような。まぁ、幸せそうなら、OKです。 最後までちゃんと音子ちゃんは音子ちゃんらしさを貫き、可愛らしかったのはよかったと思います。何はともあれ、1クールお疲れ様。
それっぽい展開、第11話。前回の流れから回想の現世パートの続きがあるのかと思ったが、そっちは関係なかった。 絵に描いたような(絵に描いてるけど)大団円を迎えたアメン編。ラーニヤも含めて5人になったおかげでキズナカイザーのコクピットがちょうどいい感じになったが、なかなか1つの戦隊を名乗るにはうまくいかない様子。そりゃまぁ、レッド&そのツレ&全然関係ない別カップル&仮面ライダーの5人でまとまる方がおかしい。特にロゥジーは席順に不満があったようだが、ロゥジーの位置は配色が青の時点で右端に固定である。となるとテルティナを右から2番目に持ってくるしかないが……まぁ、そこは別に誰でもいい気が。テルティナが左端のグリーンの位置についていたが、女性3人はそこまで色味にこだわりがなさそうなのでどこに配置されてもおかしくはない。まぁ、そもそも女性3人からなる5人戦隊が存在しないから前例もないしな。キュウレンジャーの個別部隊だったらワンチャンあるくらいかしら(その場合にはグリーンが女性なのは納得ではある)。 席順をおいといたとしても問題は色々とあるが、チグハグなメンバーでも強引にまとめてしまえる便利な言葉が「絆」である。友情だって絆だし、もちろん愛情だって絆だ。アジールを正気に戻すにはラーニヤの「絆」が機能することが大前提。男女の関係を引っ張り出せばそれが一番ダイレクトに伝わるわけだ。そして、男女の関係だったら負けちゃいけない、ってんでハッスルしたのがイドラであった。「惚れた男」とはっきり言っちゃってるし、すっかり絆の力にも慣れっこになったイドラ。彼女の「愛情」も絆に変えて、爆誕するはマジでレンジャーな魔法の力。まだまだキズナカイザーには未知の可能性が秘められているということか。それにしたって、惚れた腫れたと言ってる連中ばっかりでなんか居づらい雰囲気の戦隊である。 イドラの博士ポジかつフィニッシャーポジの大活躍によりアジール事変は制圧。ハッピーエンドかと思われたが、ここで待ち構えていた敵幹部のヴィダンさんが降臨。もうちょい様子を見てくれる参謀タイプかと思ったが、もう1枚、アブダビの参戦もあり一気に勝負を決めにきた。前回のアブダビ侵攻の際もレッドは太刀打ちできていなかったわけで、その幹部クラスが2体同時ってんだからたまったもんじゃない。アメンに至ってはライダーキックが片手で軽くいなされてしまう体たらくだし、頼みのロゥジーも脇にテルティナを置いた状態では万全で戦えない。そして「変身前を叩く」という、戦隊シリーズではアバレキラー以外はやっちゃいけない蛮行によりレッドも撃破されてしまう。 絶体絶命のピンチに繰り出されるは……まだ奥の手あったのかよ。流石に1シーズン分のエピソードを放送し終えている(?)レッドは手持ちの技も豊富である。なんとここで繰り出されたのは黒い絆創膏。現れ出たるは「キズナブラック」である。基本的に戦隊シリーズにおいて「黒」は悪を意味するものではないのだが、最近はこの「黒い」ことを設定に活かしたキャラもいくらか登場するようになっており、一番近いのは闇のトッキュウ1号だろう。レインボーの中に突如現れる「黒」の不穏さはストーリー中でもいい刺激になった。また、直近では天下の奸雄・カグラギが変身したハチオウジャーは、清濁合わせ飲むその心がけを体現しての「黒」であった。さて、キズナブラックはどんな戦士なのか。レッドの言い分からすると、暴走モードみたいなものだと思われるが……ちゃんとこれが登場した「本編」の方が来週語られるんでしょうかね。 なんにせよ、「黒い絆創膏」はあんまり貼りたくないな。
まさかの構成!!! 第21話!!! こいつぁ全国のファンもびっくりだったんじゃなかろうか。ここにきて突然のスピンオフ挿入。どうやら映像化を待ち望む声も多かったらしく、実にニクい演出となった。 奇しくも先週時点でいただいたコメントと「まだ2話残ってるからのんびりウォーズマンの活躍が見られるで」みたいな話してたのに、まさかの漫画原作「ウォーズマン・ビギンズ」がそのまま回想として挿入。おかげで今回は原作で言うと1話分程度しか消化しておらず、最終回に5話分を残すこととなった。大丈夫か? まぁ、試合の展開は削りやすいからな。多分将軍様までは入れてくれると思っているのだが……。 さぁ、試合の方はポーラマンが一方的に攻め続けるワンサイドゲーム。せっかく「活きた! あの特訓が!」だったのに瞬殺されちゃうのも不憫なもので、せっかく久しぶりにちょろっと出演してくれたネプチューンマンも寂しそうである。お茶目なポーラマンさんはウォーズマンをいたぶるのが楽しくなったらしく、彼の生まれ育ちをわざわざ引っ張り出しての誹謗中傷。改めて、完璧超人さんは下等超人の事前調査に余念がないことが分かる。流石に人気のアイドル超人のデータは事前に調べてきたんでしょうね。その結果、世間の人がどれだけ知ってるかもよく分かってないウォーズマンの暗い過去、養成所「狼の部屋」の時代以前にまで話のスポットが移っていく。 「ウォーズマン・ビギンズ」については手元に原作本がないので比較しようがないのだが、まぁ、筋立て自体はいつも通りのゆでなのでディティールを気にしなくてもいいだろう。万一初見の人がいたとしたら「後天的に改造した父親のロボ超人の血が……遺伝?」とかいう疑問に今更行き当たった可能性もあるが、多分アニメをここまで見てくれているならこの程度のゆでイズムには慣れてしまってるだろうから余裕でスルーできるはずだ。スルーしてくれ。 そんなことより、アニメ化にあたって全力でキャストを配置してくれているのがこのアニメの嬉しいところ。旧作ファンだったら一発で気づいただろう。なんとウォーズマンの父・ミハイルマン役が先代ウォーズマンの堀秀行氏!!! 真弓・スグルと同じ措置だが、これは古参ファンもにっこり。「同じことがロビンとかブロッケンで出来ないのが悲しいけど……」とか思っちゃうけど、出演していただける人が健在なのは喜ぶべきことだ。堀さんのウォーズマンはねぇ……私の魂の歌(ソウルミュージック)が超人ソングなもんでさ、ウォーズマンの語りはそりゃもうカセットテープが擦り切れるほど聴いていたわけですよ。他の超人より語り要素が多めだったので、どうしても堀さんウォーズマンの印象は強く残ってまして……超格好いいんだ。マジで。悲しみのベアークロー、子供向けアニメの曲とは思えない名曲なので知らない人もぜひ聴いてほしい。 加えて、ウォーズマンの母親・ナターシャ役はなんと桑島法子! またも桑島に悲劇の墓標が追加された! 「悲劇です」と一声で伝えてくれる素晴らしい仕事ぶり。ちなみに幼いウォーズマン(ニコライ)役は井上麻里奈だぞ。単にキャスティング協力が青二なだけだな! (カマーンダスの中の人はなんかプロレスラーらしい) 「ビギンズ」についてのツッコミは後を絶たないが、ちょうど原作でもペシミマンさんのおかげで「ロボ超人とは?」という疑問が再燃しているところなので、以前のターボメンの時の反省を活かし、せっかく持ってる「学研の図鑑・超人」で「ロボ超人」について調べてみた。図鑑の分類によると、出版時点では正規の超人の中で「ロボ超人」に登録されているのはウォーズマンや今回出てきた面々、それにターボメン(ターボマン)くらい。あとは量産型ウォーズマンなど、あまり「超人」としては認識しづらいものが多い。じゃぁ他の機械っぽい奴ら、例えばMr. VTRなんかはどこにいるのかというと、「道具の超人」という別カテゴリに含まれており、ここにはステカセやバネクズ、プリクランやギヤマスターなども含まれている。 どうやら「ロボ超人」の定義として重要なのは、やはり「後世に人間(もしくは宇宙人)によって作られた」という部分が重要らしく、本編で言えばここに該当しそうなのはミハイルマン・ターボマンくらいのものである。ペシミマンがどういう出自なのかは気になってしまうね。その他の「機械っぽい超人」については、「ギヤマスターのように存在そのものが人類の発展に影響を与えたもの」とステカセのように「人類が生み出したものから派生した超人」がいるらしいのだが……後者は付喪神みたいなものってことでしょうかね。ただ、この分類も明確なわけではなく、図鑑を眺めていたらイリューヒンが「乗り物の超人」に分類されていたのだが、小さく「イリューヒンの父親も航空機型のロボ超人」という記述があり、「こいつらもロボなんか?」という部分はよくわからない。結論としては、ゆでワールドの学術的分類に意味はない。 まぁ、とにかくウォーズマンはロビンと出会って生まれ変わって、今リングに立っている。最後の一戦、どこまで見せ場を作れるか? ガチムチ成人男性をめぐってロリとショタが争う三角関係、第12話。こういうとだいぶ爛れた人間関係のように見えますが、単に子供たちが無邪気に大人に懐いているだけなので事件性はありません。あるとしたら受け手の脳内に問題があるだけです。 まさかの司のターン。文字通りにターン。そりゃもう、なろう主人公かってくらいに周りから大絶賛の司先生の演技。どうやら彼がデキる奴だってのは本当のことだったようだ。まぁ、彼の経歴から「なんでそんな人がろくに実績も残せなかったんだろう」という疑問が完全に解消されたわけではないのだが、きちんとやれることをやって現在に至った男だということは証明された。特に高峰先生からの信頼は厚く、どうせだったら2人が活躍したアイスダンス時代の映像ももっと見てみたかったもんである。残念ながら高峰先生は「当時のようには滑れない」と言っているので、今後の共演は多分ないんだろうけど、どこかで思い出話でも出てくればいいですね。 理凰が滑る予定だったプログラムを再現しただけなので演技としてはそこまで超難度の技があったわけではないのだろうが、それだけに細かい部分にまで意識が行き渡り、演じる側も見る側も充実した時間に。特に理凰に与えた衝撃は大きく、有無を言わさず実力でねじ伏せる結果となった。これが単に「大人が実力を見せつけただけ」だとするならあんまり褒められたものではないのかもしれないが、理凰にとって司の演技が特別だったのは、その背後に夜鷹純の影が見えてしまったからだろう。自分は夜鷹という才能、そしてヒカルという才能のあまりの眩しさに挫けてしまったが、目の前で滑っていた司は、同じものを見て、同じものを目指した過去が如実に演技に表れているのに、今なお決して挫けることなく、夜鷹の影を乗り越えてその上を目指そうとしている。そんな司の生き様が見えてしまったからこそ、理凰はついに折れたのである。 そしてデレ始めた理凰くんは……普通に可愛かった。今作のとても良いところは「子供」の描写から全く逃げていないところで、一人の人間として尊重し、立派な人格を子供に見出すことは前提としながらも、やっぱり子供は子供なので年相応の可愛らしさや憎らしさ、面倒臭さもしっかり味わいとして残っていること。今回のいのりちゃんのあれこれはほんとに「めんどくさい女の子」だったし、ミケの奔放な振る舞いや口の悪さなどは大人だったら叱ってやらにゃならんくらいに太々しい。そして理凰に関しても、これまでの態度は色々と抱えていたものがあったからこそ司も見守ってきたわけだが、1つ呪いが解ければ年相応の素直な姿も見せてくれる。大人が見守るべきは子供の成長。いかに「教育」が大変か、そして伝わったときにいかに達成感があるか。そんなことを教えてくれる作品なのだ。 そしてそんな「成長」の権化であるいのりちゃん。この度はバレエという新しい練習の軸が導入され、これまで苦しんできた「遅れ」に更なる要素が追加。当然のようについていく周りの面々を見て挫けそうにもなったが、「遅れ」は見つかれば見つかるほどに、彼女にとっては加速する要素が増えるのと同義。だからこそ「追いついちゃったら少し寂しい」とも漏らすのである。 ここから先は対等な勝負。結束いのりという才能はどこまで輝けるのか。 真の男女平等パンチ、第11話。大外さん、動きがだいぶエグかったっすよ……。いやまぁ、殺人鬼なんだけどさ……。 というわけで一気にクライマックス。音子ちゃんも随分と思い切った行動に出たもんで。ヤンキーばりの「表出ろや」コールからのガチタイマン。これまでの信頼関係(?)があるとはいえ、自分を殺した殺人鬼だと分かっている男と2人だけで対峙できる音子ちゃんのメンタルもたいそうなもんである。まぁ、銃という庇護があればこそかもしれないが、その場合は逆に「銃で撃つ覚悟はあったんかよ」ということになり、それはそれでやっぱりすげぇ奴である。 音子ちゃんによって丸裸にされていく大外の本性。前回お部屋訪問した際に見た日記帳が一番の情報ソースだったわけだが、あれをさらっと一読しただけで異常者の心理の内面までグッと食い込めちゃうあたりが音子ちゃん。彼女自身にも色々と抱えてるものがありそうなのは次週明かされるかどうか。でもまぁ、大外の本性はこれまでの彼の泰然とした態度からするとやや小物感があるというか、「蓋を開けてみたらそんなもんか」みたいなとこはありますよね。もしかしたら1番の衝撃は阿鳥の死因が轢殺だったことかもしれない。どう考えても確実に死んでる保証が得られる最悪の死に方。天下の殺人鬼である大外さんが、よりによって一番大切な人の殺害方法にこんな手段を選んでしまったというのもなんとも皮肉なものである。そこに至るまでの心理プロセスは理解できなくもないが……まぁ、結局は単なる発散下手というか、うまいこと周囲に打ち明けられる相手がいなかったせいではある。両親との軋轢が根本的な原因であることを考えると、すでに幼少期の人格形成から問題はスタートしてるし、今の人間関係だってその延長線上にあるのだから、結局は「親のせい」と押し付けたくなる気持ちも分からんではない。 ただ、そうなるとやっぱり阿鳥は完全なとばっちり。彼自身は大外に対してなんもしてないのに、ふっと思いつきで殺された上に「殺しても意味なかったわ」とか言われるという最悪の展開。挙句死後の世界にまでストーキングされ、そこでもまた生活を脅かされるってんだからやってられない。今回の地獄行き、しれっと受け入れられれる阿鳥のメンタリティは流石に理解できないよ。どっかで自分が悪いとか考えてるんだろうか。そんなわけないのにね。 ただ、「此の期に及んで自分の死に様が思い出せない」という阿鳥の証言はもう1回分のどんでん返しがあるんだろうか? 大外が口から出まかせ言ってる可能性もあるので、轢殺ってのが嘘で、案外阿鳥復活の可能性もあったり……いや、地獄行ったらそこで終わりやな。でもこのまま阿鳥がバッドエンドってのは胸糞過ぎるし、何か救済措置はないのかしら。あるとすればどこでひっくり返せるだろう。……余計なことしまくってる切子がどうみても地獄関係者なので、突き崩す隙があるとしたらそこら辺だろうなぁ。 そういや作中ではまだ大外が消え去る様子も描写されてないな。ホテルの外にいたし、何か特別措置みたいなことが起こってる可能性も微レ存? いやぁ、流石にそれはなぁ。ちゃんと最終回まで気になるアニメだわ。
U・SU・RAI・ぐるぅぷ♡、第11話。日本の大企業、ろくな連中いない説。「お前は薄頼の本当の恐ろしさを知らん」とか爺さんに言われてからが本番。 想定してない方向に転がり出したお話。いろんな友達も課題も出来て、あとは大会まで一直線かと思いきや、まさかの部員トラブルで「大きな敵」にぶつかることに。「大会間近に有能な先輩が突如家族の事情で部活から抜ける」という展開、どこかで見覚えがあるな? まぁ、田中あすかは一応自分の意思で身を引く決意をしたわけだが……今回の瑞希に関しては完璧に親族の横暴。やってることに大義名分が無いため、花奈たちの奪還劇は一応正義(瑞希の意思)の名の下に行われることになるはずだ。高校生が寄ってたかってゴネたところで、金持ち一家が本気で瑞希の解放を拒んだら正直どうしようもない気はするのだが、少なくとも今回の顛末だけだと婆さんが強硬手段に出てまで瑞希の身柄を確保する意味もよく分からんのだよな。一応、家族関係についての醜聞を嫌ったというのが理由ではあるのだが、「部活の大会に出るため」だったら世間的にもそれなりに納得のいく欠席理由なのだし、そこで嫌々ながら出席する不良娘がいるよりも欠席させた方がよっぽど都合がいい気がするのだが。 婆さんの一存で瑞希の監禁が行われたとすると、他の親族連中がこの一件をどう考えているかは割と重要になってくる。花奈たちがぶつかる予定の「兄」は、果たして一族の体制についてどんな考えを持った人物なのか。婆さんを妄信してるかどうかで対応は全然違ってくると思うのだが、流石に「強引に高校を休ませて引っ捕まえてきた」はネガティブ要素に見えそうなもんだけどね。まぁ、中学時代の瑞希がどこまで悪さしてたかでも味方の数は変わってくるかもしれんが。すでに一人暮らしも認めて放置してる状態の不良娘、いちいちこだわってる婆さんの方が変な気はするなぁ。 とかいいつつ、個人的にはこれからの展開よりも瑞希のこれまでの人生の方が気になっていたりする。分かりやすい「不良娘」だったらしいのだが、これまで見てきた瑞希の性格からして、やっぱり「根っからの悪」とかにはなれるはずもなく。本人のいう通りにマジで「若気の至り」だったんだろうね。手っ取り早く家に楯突く方法として「不良」しか思いつかず、なんとなくポーズだけで粋がってはみたけど、「やっぱなんか違うわ」と思い始めたところで風紀委員からの干渉があり、今の程よい落ち着き方になったのだと思われる。よりによってそこで放送部に誘われたってのも変なご縁ですけど。そんで風紀委員長さんがやたら「そういう」雰囲気を持ってた人なのもなかなかに強烈な匂わせでしたけども。風紀委員が風紀を乱してどうすんだこんちくしょう。 さて、大会前のこのよく分からない騒動が、果たして放送部の面々にどんな影響を及ぼすのか。花奈は「部長と一緒に大会に出る」に随分こだわりがあるようなので、もしミスったらモチベは落ちそうだが、さすがにそんな展開はなかろうしなぁ。
変な尺! 第10話。相変わらず自由な構成の作品だな……いや、「表」も「裏」も退屈ではないから別にいいんだけど……本編のシリアス展開だけを追いたい視聴者層からはちょっとしたノイズにみられてそうで怖いな。 メインパートは順当にシリアスドラマが展開中。アジールの想像以上に重たい経歴が明かされ、いかにもライダーらしい悲劇が繰り広げられている。裏で糸を引いていた執事の存在も明示され、わざわざ種を使ってアジールをそそのかしたことから魔王軍であることもほぼ確定。だいぶ見やすい構図になった。あとは絆の力とやらでアジールとラーニヤのどちらも救われるのを待つばかりである。また、注目されていたアジールの時間停止能力についても言及が入り、それを解析、打開するのがイドラの役割だったのはちょっと嬉しいところ。ロゥジーは無体なステータスがあるので放っておいてもバディとして活躍できるのだが、イドラは異世界スキルのドタバタバトルの中ではどうしたって影が薄くなりがち。チームの参謀役として、しっかり頭脳労働してくれている様子が確認できるとちょっとホッとする。まぁ、今回に限っては放っておいてもロゥジーは聖剣の力で動けるようになってただろうし、イドラの解析はそこまで意味なかったわけだけど。分かったからこそ対処できるかどうかも差が出る部分かもしれないからね。能力を看破されたらアジールももう使ってこないだろうし。 というわけで、小細工なしの殴り合いモードとなったレッドVSアメン。同じフィールドに立てばあとは根性論で押せるのがレッドの強み(ズルい点)であり、ラーニヤの後押しもあって早々に決着ムード。5人揃ってのバズーカ技の披露もありつつ、最後は当然巨大戦だ。一応5人でのロボ操作は初のことであるが、別にこのメンバーが今後固定するわけでもないかな。色味がチグハグなのが微妙に美しくないよな。 とまぁ、ここまででメインシナリオが終わって……何故か突然の現世パート。露骨な尺調整。ただ。こっちの方が色々と興味を惹かれる内容が多くて面白かったりする。中の人の経歴に合わせて「サスケ」じゃなくて「サイゾウ」になっていたり、どこまでリスペクトがあるのかもよく分からんパロディ要素に気付けるとちょっと嬉しい。また、キズナファイブのメンバー構成を見ると、なんと最年長がイエローというのがかなり意外。女性戦士の、しかもイエローが最年長のパターンって既存の戦隊にはなかったんじゃないかしら。ピンクだとボウケンピンクとかキラメイピンクとか、おねーさんポジの人も割といたけども。 最後のカットで「つづく」が表示されたってことは、こっち側のエピソード展開も次週に続くってことなんだろうか。……変なアニメ。
1週休んで第20話。休止が入ったから試合中のロビンがハンモックで寝てたりしたらどうしようかとちょっと心配だったが、流石に1週間では緩まないようだ(今にして思えばすごいネタだったよな)。 前回に引き続き、ロビン周りのあれこれはかなりドラマティックに演出してもらえているのでだいぶ恵まれた環境。かえすがえすもマーベラスの不憫さが際立つ。まぁ、それだけロビンが人気超人ということの表れなのだろう。今回は「どう考えても人体の構造がおかしい」でお馴染みのタワーブリッジ・ネイキッドのお披露目となったが、さすがのアニメ、よく分からないなりの迫力ある取っ組み合いである。漫画ではそこまで強調されなかった「掴んだままぴょんぴょん跳ねて叩きつける」の行程がえげつない音になっており、キン肉族特有の背骨ポキポキがなかったらさすがのネメシスでも危なかっただろう。……いや、どうなんだろう。よりによってその後のくだりで「悪魔将軍かよ」って思うくらいにぐにゃぐにゃして頭締め上げてるからな。ネメシスなりの親切心でなんとなく効いてるふりしてただけで、せっかくのフェイバリットも意味がなかったのかもしれない。アバラを数本折ったのも後のラーメンマン戦に影響なかったしな。 打つ手無しのロビンは最後に「現在開発中なのですが……」と申し訳なさそうに新技・ブリティッシュ・スティール・エッジ(仮)を披露。こういうところでしっかり「未来」への種まきをする姿勢がいちいちファンに刺さっていたとかなんとか。ちなみにこの時代にロビンとウォーズマンが共同開発してた技がなんで不良息子のフェイバリットになったのかは謎である。まぁ、もはやこの後の時間軸なんてぐっちゃぐちゃなのでなんぼでもパラレル世界線はありそうだけどな。 結局なんちゃらエッジはあっさり解かれ、前回あまりフィーチャーされていなかったバトルシップシンクが今回は堂々たるフィニッシュホールドに。哀れ正義超人軍に初黒星がついてしまった。さらにそこからネメシスの容赦ない(文字通りの)死体蹴りが行われるが、どないやねん度合いが半端なかった原作バージョンからはちょっと改変されて多少納得いく形での埋葬に。いや、全然納得いかんけども。でもキン肉マン世界での「死を悼む」描写ってむずいよね。「どうせちょっと労働したら帰ってくるやんけ」ってなるからね。いや、今はそのシステムは崩壊したけど、「みんなで10万パワーずつだ」っていうあの手もあるので、ほんとに悩ましい。それを無くすためには、ネメシスさんがやってくれたように手を出せないくらい地中に埋めるくらいしかないのである(まぁ、それでも帰ってくるのだが)。お疲れ、ロビン。 そして一通りキン肉マンが叫び終わったところでラストマッチ。話数を数えたらコミック45巻のラスト、キリのいいところまで残り7話弱というところまで進んだので、アニメ2話分でちょうどいいかな? 次週はまるまる熊VSウォーズマンですね。ポーラマンのデカさは割とアニメ映えするので楽しいのだが、松山さんの「ボッフォボッフォ」がいちいち可愛いのが気になっちゃう。 |
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HN:
Thraxi
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男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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