最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
お風呂回! 第11話! …………なお、画面に映るのは立派な大胸筋だけの模様……。まぁ、そりゃね、放送コード的にね……。 というわけで合宿でございます。夏場でもスケートリンクでしか活動できないフィギュア選手は活動場所も限られており、アニメ最序盤で言われていた「フィギュア教育にはとんでもなく金がかかる」というのもなんとなく理解できるってなもんで。それでもいのりたちは立派に合宿を行うことができたし、司のキャラもあってか、なんとあのミケがコーチもセットで参加。ミケちゃんのコーチ(那智さん)、夏場にみるとだいぶおっぱいの強調が激しいな……。とにかくコーチ3人体制でそこそこ賑やかな面々。いのりは多分初めての合宿が楽しかったのだろう、終始テンションは上がり気味である。 そして、そんないのりと対照的にずっと沈みっぱなしなのが成り行きで参加せざるをえなくなった理凰。ほんとにこいつはめんどくさい性格をしており、参加はしてるくせに「俺に構うな」のスタンスは崩さない。練習はするのに「もう成長も打ち止めだから無駄」とか言う。ほんなら練習くんなや。諦めたいならさっさと親父に「スケートやめる」って言ったらええやんけ。でもそれが言えないってのが……単純に「子供だから」ってのもあるかもしれないし、口ではああ言いながらもまだどこかで自分もできるかもという可能性は感じているかもしれない(それはそれで良い)。ただ、やっぱり一番は「スケートをやめたらヒカルとのつながりがなくなってしまう」なんじゃないかな。あれだけ嫌っている夜鷹という存在がいるにも関わらず、スケートから完全に離れることができない理凰の悩み、解決策はあるんでしょうか。 ということで、小僧の小癪な悩みについては司先生が筋肉パワーでぶち抜いていくぞ。資格にしろ実績にしろ、後ろ盾がないので文字通り(?)裸一貫な司。それでもいのりとの出会いでコーチとしてやっていくことに「腹を括った」と言っており、多分元から教えるのは向いてる性格だったのだろう、本気でコーチングの勉強を始めてからはきっちり実績を出せているように見える。もちろんいのり個人の才能もあるのだろうが、彼女のモチベーションを刺激し、しっかり成果が出る方向に導けているのは純然たる司の手柄だと見ていいだろう。この2人が親バカならぬコーチバカ、いや、もうバカコーチなもんだから弟子も「弟子バカ」であり、2人して溢れんばかりの信頼感で切磋琢磨しながら成長を続けていく様子は眩しいくらいである。いのりさんの成長が早すぎてちょっと怖いですわね。 もちろん、そんなバカ・バカな関係を見たら理凰は気分のいいものではなく……結局、彼にとって「コーチ」と呼べる存在って誰なんでしょうね。どうも父親はフィギュアを通じてのコミュニケーションがあんまりないように見えるし、夜鷹にはハナから相手にもされていない。となると、実は理凰の「コーチ不在」の状況って、司が嘆いていた「もっと早くコーチと出会えていれば」に完全に重なっているのでは。もし、司がいのりに対して発揮している「万全のコーチング」が理凰にも適応できるのならば……ここでようやく理凰のフィギュア人生がスタートするのかもしれません。 でも、男風呂ばっかり描写されると少し寂しいな……年齢制限的な問題があるのなら、高嶺コーチと那智さんの様子だけでも……。 PR 突然の特殊エンディング!!! 第10話。アリプロの新曲とか何年ぶりだろう、と思ってたら別に新曲ではなかったらしい。最近全然触れてなかったからなぁ(Mujicaの暗黒天国くらいである)。 わざわざエンディングを差し替えたということは、明確にこの10話がターニングポイントということ。これまで毎週訪れていたホテルの新規客も現れず、純粋に音子・阿鳥・大外の3人の話へと収束していく。ただ、拍子抜けしたのは現世での3人の関わり合いが非常にわかりやすいものでしかなく、「そんな近々の接触だった」というのはどないやねんとは思った。大量殺人鬼・大外の関わり合いが「ふつーに最近刺された2人」だったっていう。当たり前と言えば当たり前(?)の話ではあるが、流石に大外さんもはっちゃけすぎである現世の警察がいかに役立たずかって話だが、モリアーティを気取るならケチな殺人くらいで捕まることもないか。 そんなわけで関係性が一部明かされ、音子ちゃんの死因(死んでないかもしれないが)は「大外に刺された」で確定。日記の記述が本当なら「むしゃくしゃしたからやった。反省もしてないしむしゃくしゃも解消しない」というとんでもない理由で殺されており、音子ちゃんからしたら踏んだり蹴ったり。到底許せる存在ではないと思うのだが、そんな事実を突きつけられた音子ちゃんもテンションはいつもと大して変わらないっていう。多少怒ってはいるのだろうけど、これまで散々大外に好き放題やらせてしまっていたため、なんかもう「大外ならしょうがない」くらいで若干諦めてるきらいがある。なんてもの分かりのいい被害者なんでしょう。まぁ、元々自分の命にそこまで重きを置いてないのかもしれないけど。こっちに来てからとはいえ大外に目をかけらている音子ちゃんは、やはりメンタリティも常人とは一線を画している。 そして気になるのは、果たして阿鳥はそんな大外との関係性をどう見るかということ。生前ホテルで働いていた阿鳥は大外の両親と面識があったといい、写真まで撮っているのだからかなり懇意にしていた様子。そしてそんな「何やってもそつなくこなせる」阿鳥を大外がつけ狙っていたのも事実らしい。大外はなるべく「自分が奪う命」は意味が大きい方が楽しいらしく、権力者や将来有望な若者を殺して色々と台無しにするのがストレス解消になるという。阿鳥はそういう意味では恰好の獲物であり、大外は「だから殺した」と証言している。ただ、今のところ阿鳥の死については大外のせいなのかどうかは確定しておらず、音子ちゃんが気を利かせたおかげでまだ阿鳥も自分と大外の関係性を認識はしていないらしい。さて、実際に大外は現世で何をやらかしたんでしょう。自身も死の淵に迷い込んでいるってことは、単に殺しに挑んだだけではなさそうだが。 音子ちゃん目線では自分と先輩を殺した憎らしい大外をなんとかしてやりたいわけだが、地獄送りについては支配人が断固拒否。「出来なくはないけど」みたいな含みを持たせてたのはどうかと思うが、まぁ、彼には彼なりの就業意識があるようで、いくら大外が極悪人だからって、それだけで特例とはいかないらしい。だとしたら大外を超えるには音子ちゃん1人だけでは心許ない。阿鳥が今後大外に大してどんな感情を抱くことになるかが勝敗の分かれ目かしら。 と思いきや、ここでもまた登場しました、不穏の申し子・切子さん。やっぱこの人(?)危ないよな。音子ちゃんがあのキャラで取り返しのつかない鬱エンドに走るとも思えないので禁断の契約とかはしないと思うが……さて、この先どうまとめる? 文化センター近辺のうまいラーメン屋ってどこだよ、第10話。おい冬我、そんなんあるなら教えてくれ。多分あの近所にそんな有名店無いぞ。まぁ、その後山登りにまで繰り出しちゃったから、どのくらいの距離までを想定してるかも分からんけども……。 前回に引き続き合同練習会で色々な高校の個性的すぎるメンバーが絡み合う。俺たちはずっと北宇治高校だけを見て「この学校、やべぇ連中しかいねぇな」と思っていた訳だが、もしかして武田綾乃が創造する女子高生、推し並べて皆ヤバいのか? いちいち行動の破壊力とか感情の圧力とかが桁違いなのだが? 口火を切ったのは、前回時点ではマスコットみたいなもんかと思っていた謎の留学生・香玲。「流石にネイティブじゃないしあの発音じゃ朗読は無理だろ〜」と思っていたら、なんと先輩の技術をまるまる模倣することによって解決を見出すという、謎のコピー能力を駆使する輩だった。「なぜこんなにちゃんと日本語を!?」って一瞬ビビったが、中の人が声優だから当たり前だった。むしろ普段のカタコト仕様の方がおかしいわけで、改めて古賀ちゃんボイスのレンジの広さを見せつけられることに。 そんな古賀ちゃん、違う香玲は花奈に対して「模倣だろうがなんだろうが勝てばよかろうなのだ」と自論を展開し、そのまま模倣先としても指導者としても信頼しているぽここのところへ。次なる刺客は加隈亜衣である。シンプルに天真爛漫なキャラ造形のぽここ。実際彼女の愛嬌に裏はなさそうだが、「ナチュラルにできちゃうから他人の苦労が理解できない」タイプの明るさの可能性が高い。必死に頑張る花奈に対し、的確な指導を矢継ぎ早に叩きこみ、花奈を混乱状態に陥れた。多分、この感じだと花奈との相性はあまり良くない気がする。花奈は元々朗読というか「読み聞かせ」出身のスキル所持者であり、どちらかというと「朗読」よりも「演技」寄りのステージ。おそらく杏に怒られて以来朗読の基礎スキルはなんとか習得したが、まだ得意なフィールドは「演技」の方にあるはず。今回ぽここはそんな花奈の「演技」については否定はせず、むしろ可愛い可愛いと全肯定だったが、別に彼女は「朗読のうまさとして」評価しているわけではない。それとこれとは基準が全然違っており、「可愛いのは置いといて」ってんで基礎が足りない部分をどんどん突っ込んでくる。花奈もそうした知識がないわけではないだろうが、まだ純然たる技術として身についていない状態。習ったが慣れていない技術を考え始めると、もはや朗読は針の穴を通すような精密作業と化す。ぽここには当然のことも、未だ自分は至っていない。そんな事実を突きつけられて、花奈は大いに悩む。 おまけに同じ学校・柊谷というなんか濃い先輩(CV関根明良)にまでぶつかり、こちらはこちらで「お気楽マインドで大会に勝とうなんて」と鼻で笑われる。久しぶりに花奈は「楽しい朗読VS勝つ朗読」のアンビバレントを意識せざるを得なくなる。別に二律背反でもなんでもないはずだが、そこに自分以外の他者、愛すべき先輩たちが関わってくるとなると、花奈のモチベーションはますますがんじがらめだ。 そんな花奈の悩みとは全然関係ないところで杏がこれまた濃すぎる他校の子(CV小原好美)と秘密の恋同盟を結んだりして横の広がりができていくが、登場人物が多くなる=それだけ大会が熾烈なものになることである。思い悩む花奈に対し、やっぱり答えをくれるのは頼りになる先輩。瑞希はいつもの調子で花奈を強引に引っ張り上げたし、整井先輩は過去の自分の境遇を花奈に重ねて共感してくれた。そうかぁ、整井先輩から見た瑞希ってそういうポジションなのね……いや、でもいい友達関係だな。適当に濁すんじゃなくてちゃんとライバル関係も表明した上で、「自分の方が優れてる部分だって絶対ある」と言えるのは良い精神的安寧の保ち方である。単なる言い訳にせず、整井先輩も全力で大会を勝ち上がることを狙ってくれているのだろう。 先輩2人にそうまで言われちゃ、花奈も戦わなきゃいけませんからね。さて、最初の仮想敵は誰になることやら。
激アツ展開やんけ、第9話。先週の訳分からんコラボなどどこ吹く風でがっつりメインシナリオを進めてきやがった。 変身シーケンスなんかであからさまではあったが、今回のお話で「アメンのモチーフは仮面ライダー」というのが随分はっきりした。戦隊側でも一応バイクをアイテムとして使う場合はなくはないが(例:キョウリュウジャー)、あんだけダイレクトにバイクの召喚からの「ライド」があったというのがライダー要素として強いし、ラーニヤのキャラクター造形に「仮面」が大きく関わっているということでまさに「仮面」「ライダー」である。さしずめ仮面ライダーエジプトといったところだろうか。ジャッカルレリーフのモーションは完全にアマゾンだったけども。 そうしてアメンがライダーであることが強調されたことにより、本作は「戦隊とライダーの共闘」というスーパーヒーロータイムのお約束もがっつり踏襲し、まるで劇場版のような豪勢な展開に。ただ、共闘自体はそこまで盛り上がる要素になってはおらず、むしろドラマの並列性の方が見どころと言えるだろうか。レッドにはレッドなりの悩みや問題があって魔王軍との対決に臨んでいるが、ラーニヤたちエルフ側にはまた別な敵と別な問題があって、そちらの解決に臨んでいる状態。まぁ、ぶっちゃけ今回登場した敵キャラのアジールさんのサポートに回ってたやつは魔王軍なんだろうけども。アジールとラーニヤという1対1の関係性だけに絞り込めば、いかにもライダーらしい筋立てになっているし、戦隊と違ってライダーは「敵もライダー」が認められており、今回のアジールの行動はまさにそのフォーマットに則ったものである。 ただ、わざわざ変身グッズを強奪して変身せずとも余裕で強くなかったか、というのは気になるところでして……スタープラチナばりの時間停止能力(?)を持っていたアジールの特権魔法。あれを破らない限りはレッド側に勝機はなさそうだったし、それ以上の追加戦力が必要だったんだろうか。アジールの目的が「種族を超えた統合」であるとするなら、エルフ側の強さの象徴たるアメンの力を完全に掌握することで精神的にもねじ伏せたいという狙いはあるのかも。ちなみにアメンのフォルムは誰が変身してもほぼ同じだが、ラーニヤさんの場合はエルフにあるまじおっぱいが強調されていたので、アジール版はそこだけおとなしめ。 前回出てきたカード化能力のやつとかは強そうだったのにイドラに瞬殺されてしまったり、よく分からん使い潰し要素が多いのが気になるが、とりあえず次回で戦隊VSライダーの決着をつけてもらって、その裏に暗躍する魔王軍の尻尾くらいは掴ませてほしいところ。この1クールでそれなりの落とし所を見つけることはできるんだろうか。 MI MI ZU HAPPY、第10話。あんなどう考えてもいのりちゃん専用のTシャツ、どこで売ってるんだよ……。ファンアイテムとして公式が売り出したら結構人気出そう。 まさかの「時は流れて……」であっという間にいのりちゃんが6年生に。子供の成長は早いと申しますが、いのりちゃんのスキルアップときたら超特急らしいですわよ。やっぱ才能は間違いなくある子なのよね。少なくとも「努力する才能」が。とはいえ、やはり遅くから始めたというビハインドはそう簡単に覆るものではなく、未だ「追う側」には違いない。よりにもよってその視線の先にはあまりに遠い遠い目標であるヒカルしか見てない状態なので、どれだけ弾丸で成長したとしても、まだまだたどり着けない高みなのだ。 今回はそんないのりちゃんの成長と課題を示すために「アクセルとは」という解説がガッツリ入ったのは助かりました。フィギュアの花形、よく話題になる技といえばやっぱりアクセルな気がするが、それだけ注目されるのは理由があるってことなんやね。具体的にクリアすべき課題、倒すべきボスキャラみたいなものがあると分かりやすいや。ただ、仮にダブルアクセルを完璧に跳べたとしても、まだまだヒカルの足元にも及ばないというのは悩ましいところ。ヒカルの練習シーンは理凰の回想でちょろっと登場しただけだが、まさかのコーチが実演して「やってみろ」だけで行けるとは思わなんだ。それができちゃったら、もう無敵なのでは……天才のハードルが高すぎる悩ましい作品。そりゃ理凰だって腐りもするわな。 というわけで、憎まれ口コンプレックス男子の理凰がまさかのクラブ参戦。その過程にも色々とすったもんだがあったようだが、夜鷹の野郎が「一番邪魔なのお前やで」と言ったのが決定打だった様子。そりゃなぁ、天才に追いつけないことは薄々認めてはいたが、自分がいるからってヒカルの邪魔になるまで言われちゃ、そりゃ心外だよな。ただ、現時点では夜鷹は今作における「完成」の象徴であり、彼が邪魔だと言ってるなら、もしかしたら本当に邪魔なのかもしれない。その辺はヒカルに聞いてみないとわからないが、あれかな、「種に交われば種にあらず」っていう完璧超人みたいな考え方なのかな。雑魚とつるんでたらヒカルも雑魚になってまう、みたいな考え方だとしたら……まぁ、それはそれで怒りのやり場もないが。 そんな理凰にパパンは気を遣ってくれたのだろうが、預けられる司サイドからしたら腫れ物扱いで面倒なだけ。でもまぁ、司もコーチとしては発展途上だし、いろんなタイプの子供を見て、教えることにも意味はあるだろうよ。司自身がいろんな意味で挫折を経験してる人間だし、案外コンプレックスを抱えたままでの成長指導には向いている可能性もある。お父様だってそんな司を信じて……たわけではないようだが、むしろ金メダリストからあれだけ全幅の信頼を置かれている高峰先生がすげぇんだな。あの人ももしかしてすごい実績なのかしら。 結局、司が理凰の面倒を見ることになっちゃったのは大人の都合。理凰からしたらすでに半ば諦めてるスケートでさらに自分の望まない環境に放り込まれてクサクサしちゃうのは分かるが、そのストレスを周りにぶつけるのが彼の悪いところ。そんでよりによっていのりにもまとめてぶつけちゃったもんだから、あのいのりちゃんがガチギレするという珍しい事態に。こうして「圧倒的信頼関係で成り立つ師弟」のあり様を見せられて、理凰は何を思うだろうか。単に夢みがちな阿呆だと思っちゃえばそれで終いだが、どうにも彼の中にも諦めきれない部分はあるはずなんだよな。それが「ヒカルの隣にいたい」という欲求によるものなのかどうかはまだ分かってないけど、多分、どっかでスケートと向き合うモチベに大きく鞭を入れられないことには解消できない問題は抱えたままだ。多分、そういうところのケアは司の得意分野ではあるんだよな。 どうにもチグハグなコーチと生徒の関係、ここからうまくいくんでしょうか。そして、それがいのりにとってプラスに働くんでしょうか。 っぱバンドアニメはおもしれーな、第9話。「いや、流石にこれはバンドアニメじゃなくてアイドルアニメって言えよ」という指摘は無視します。いや、別にどっちでもいいんだけど。 バンドはバンドでもまさかのジャズバンドだぜ。こんなバンドをバックにオリジナル楽曲を歌唱する元アイドル、だいぶ概念として強い。でも今回の金子は割とそれだけの権利を持つキャラのようにも見えましたね。いわゆるアイドルの造形じゃなくて、どっちかというと「アイドル卒業しようかな」くらいのちょっとアダルティな部分も見せてくれてた気がするし。サブタイが「少女」ってなってるけど、結局いくつだったんでしょうね。 個人的に嬉しかったのは、前回抱えた違和感というか、予感めいたものが当たらずと言えども遠からずだったこと。「最初から顔面も名前も出ちゃってるけど、その素顔すら仮面じゃないのかい?」というフリをしており、今回きちんとその仮面が「割れた」ので一応演出意図は汲み取れていたということで。いや、想定してた割れ方と全然違うし、そこまで金子の本質とは関係なかった気もするんだけども。友情物語とアイドルドラマのどちらも成立させるためのキーアイテムとして、今回も「ホテルのシステム」はちゃんと機能していましたね。 まぁ、ぶっちゃけ金子についてのお話はそれくらいなんだけども。あとはラストに向けてのホテルクルーのお話ですからね。やはり気になるのは大外の動きだ。彼はずっと阿鳥の動向を注視してるんだよなぁ。彼のいく末が気になるのかしら。大外の基本的なモチベは人間観察だと思うので、別に阿鳥や音子ちゃんに対して悪意を持っているわけでは無いのだろうが、「なんか面白そうな結末」に誘導しようとしている部分があり、それがあんまり穏当じゃないこともこれまでの事例が証明済み。今回阿鳥がついにサックスを持ち出したことによって彼の心の変化が分かりやすく提示され、それってつまり「前を向き始めた」→「ホテルから出て行く可能性が上がった」ということ。そうなると、やっぱり彼をいじって運命を操作してみたくなってるんじゃなかろうか。もちろん、もっとヘンテコな音子ちゃんというターゲットが動き出せばそっちの方が面白いのだろうが、彼女の場合は何がどうなったらホテルから出て行くかよく分からんのだよな。 あ、とりあえず支配人はドラムお疲れ様。どこのバンドでもドラムは苦労性だよなぁ。 聖地が家から近すぎる、第9話。まぁ、京都が舞台のアニメだと割と起こりがちな事態。「けいおん」とか、ほんと徒歩数分圏内が聖地だったし(京都が舞台のアニメじゃないのにな!)。 放送部員の紹介が終わったので、世界は外に広がっていく。コネクションを広げてくれるのは全部吉祥寺のお膳立て。やっぱりこの人は放送部顧問としてめっちゃ優秀だし、どうやら過去にも色々と実績を残しているモノホンの強者のようである。そこにさらに「説明のスライドがなんか可愛い」というよく分からんお茶目ポイントも追加。京都で生き抜くならば、やはり遊佐浩二との繋がりは必須ということか。 中の人のことばかり気になってしまうのは作品のテーマ上仕方がないことである。この度合同練習という形で一気に3つものライバル校が導入されたが、そこから飛び出した新キャラは誰も彼もとにかくCVが強い。考えてみりゃ今が旬のキャストが揃って全員で「良い朗読とはなんだろう」というのを本気で表現しようとしてくれているのだから、声ヲタ的にこんなに幸せな話もないのである。最初に飛び出したのは、およそこの世界観に合ってないんじゃないかっていう変な名前のキャラ・ぽここ。……ぽここぉ!? どう考えても親がやべぇんじゃないかしら。しかも苗字が「ぼたんぼこ」。ネットで確認したが多分日本には実在しない苗字やな……京都は上京区に「牡丹鉾町」という地名があるようなので、名前の由来はそこだろうが、「ぼたんぼこぽここ」は流石にバカにしすぎである。「そんなやつおらへんやろ」と突っ込もうかと思ったが、飛び出したのは金髪ツインテCV加隈亜衣というなかなかの飛び道具。しかも朗読部門で全国1位の3年生だと。くまちゃんボイスで朗読されたら我が軍は全軍撤退の選択肢しかないのである。 続いて登場したのは謎の中国人・香玲。日本語の朗読はネイティブじゃなかったらむずかしかろうと思うのだが、声質だけで言ったらCV古賀葵が力技でねじ伏せにくる。いや、朗読向きの声かどうかは知らんが。「変なキャラだけど、ヒロプリ勢が並んだのか」と思って公式ページを確認しに行ったら、このぽここ・香玲が所属する「ライラック女学院」にはもう1人の部員が紹介されており、CVが関根明良らしい。……ヒロプリじゃねぇか!! 絶対に狙ってキャスティングしてるやんけ!!! とっとと少年とあげはさんも連れてきてください。 今後このライラック高校がどのように影響を与えるかはまだ分からないが、今回スポットがあたったのはもう1つ別な高校、音羽高校から来た曇美咲ちゃんというカチューシャ少女である。これまた変な苗字だが、一応「曇」姓は全国に30人程度はいるらしいぞ。そんでこの子もCV市ノ瀬加那という非情な設定になっており、さらには過去に匂わされていた杏ちゃんの最強幼馴染の正体がこの子だったという。分かりやすいツンデレ杏ちゃんに振り回される大変な子なのかと思ったら……こいつの方がより厄介な気がするな……わずか30分の中での感情ジェットコースター。いくらなんでも情緒が心配になる子。朗読部門に進みたい子らはみんなこんななんだろうか? 花奈の今後が心配になってきた。ちなみに、公式ページの音羽高校のところを覗きに行ったら、前回出てきた「冬我の音響を勝手にいじった先輩」が所属していた。そっち方向でも今後ドラマがあるのかしら。 ツンデレ拗らせすぎの杏と、それにしたって振り回しすぎの美咲、そして板挟みの花奈。なんか随分変な構図になっていたが、とりあえず「今の自分をちゃんと見てよ」という美咲の訴えが杏にも届いて和解。なんだったんだよ。今後の朗読部門でばちばちしながら杏ちゃんを奪い合う様を眺めておくか。今回は指導者からのアドバイスもあって「演劇と朗読の違い」なんてところも説明されていたのがちょっと面白かったですね。あんなこと言われて、さてキャスト陣はどのような朗読を見せてくれるか……。 「重要そうなエピソードなのにアニオリってどういうこと?」→「あっ(なんとなく察し)」第8話。どんだけの視聴者が分かって喜ぶってんだい、俺だって今ひとつ追いつけてないのに。 前回までの展開でだーいぶ「戦隊」要素が薄まっていた今作。いや、新たな戦力としてラーニャ率いるアメン軍が登場し、そちらはそちらで別の戦隊っぽさがあるから決して薄まってるというわけではないのだけど、レッドを中心としたキズナファイブ絡みはここんとこずっと減っていた。ちなみにアメンのデザインとか変身コンセプトはめちゃくちゃ好みのやつで、いちいち神のメダルを挿入して様々なエジプト神の能力を得るモチーフの扱い方が秀逸(どっちかっていうとライダーやね)。ピラミッドを元にしたゴツいスーツデザインもなかなか良い。この辺のモチーフはあんまり本家戦隊で掘り下げられてない部分なので可能性はありそうだが……どうしても宗教的な概念が絡むから切り込み方が難しいかしら。ピラミッドだとキングピラミッダーが限界かもね。 とにかくそんな新しい仲間との連携を深めるべく交流していく過程で語られたレッドの「回想」というのが今回のお話。おかげで完全に1話まるまる「戦隊フォーマット」になっており、ほんとの戦隊を見たかのような印象になるという。いや、途中色々おかしいとこはあったけど。ざっくりまとめると闇落ちキラーの物語。「キラー」を名乗る敵勢力もちょこちょこ存在しているが、直近のキラーがよりによってドン・キラーなのであまり余計なことは思い出さないようにしておこう。闇落ちした親友というこれまた鉄板のエピソードだったわけだが、「レッドが高校生なのでどうしたってその裏の闇要素が薄い」という悩みをそのままギャグへと昇華。エピソードを飾り立てるための最大出力の装飾は、なんと「戦隊役者大集合」という意味不明なサービス展開である(というか、このサービスがやりたいためにわざわざアニオリの舞台を用意したと思われる)。 私も事前にアニオリだと告げられていたおかげで身構えてチェックできたが、まぁ、声優としては妙な発声のキャラがちょこちょこいたので気づくことはできたかな。でもぶっちゃけ高校のシーンあたりでは「なんか特徴的な衣装着てるキャラがちょこちょこ出てくるな?」くらいだったんですよ。その後の脈絡のない周りの荒れ具合を描いたシーンあたりで「そういうことかよ」と気づいたくらいで。多分雉野モチーフのカップルとかが出てきてるのは全部井上敏樹リスペクトってことなんでしょうかね。あといくらなんでもイエローバスター(とウサダ)はそのまんまで出てきすぎじゃね? とかはツッコミどころ。でもゴーバスだけは残念ながらヨーコの中の人しか呼んでこられなかったんだよなぁ。ヒロムとかリュウさんにも会いたかったな。他の戦隊はデカレンがヒロイン2人並び、カクレンがレッドを召喚しており、メガレンに至っては中の人全員集合という超贅沢なキャスティング。いや、贅沢なんだろうけどさ、ほんとのほんとに「無駄遣い」なんよ。なんやねんこれ。 そして一番イミフだったのは突然のアクエリオン。どうやら制作がサテライトだったもんで繋がりがあったということのようだが……お前、今別次元でアクエリオンそのものが作られてるんだからこんなとこに遊びに来んなよ。 まー、こういうパロディ要素で突き抜けられてこそのアニメ化の意義があるってことでしょうからね。どっかの誰かが戦隊の歴史にこのアニメのこともこっそりメモしてくれることを祈ろう。あ、イドラさんの嫉妬顔も可愛いですね。 祝! シーク星人にも声がついたぞ! 第19話。いや、別に誰も喜んでないとは思うけども。ちなみについでにスカルボーズもしゃべってるんだけど、こっちはキャストロールに表記なし。おそらくカレクック役のトネケンの兼ね役だと思われる。次にスカルボーズがしゃべるチャンスがあるとすると、マジで原作が今やってるパートまでこないと多分無理。 さて、感想書かなかった前回でニャガさんが退場したり、ウォーズマンがようやく出てきたりしていたわけだが、飛ばし気味だった原作消化速度が少しずつゆっくりになっており、なんと今回は1期から通してみても多分初、原作3話分を消化しないスロー展開。今回の中心はロビンマスクという男の成り立ちなわけだが、どうもそこは徹底してねっちょりやりたかったようである。まぁ、人気キャラだし、彼の成長を描くことがキン肉マンという主人公像を掘り下げる役割も果たすのでここで時間を使う意味は分かるのだが、超人拳法修行がちゃっちゃと流されたラーメンマンやマーベラスがちょっと不憫。まぁ、あっちは「設定」だけど今回は「史実」だからね。その辺りに扱いの差ができるのはしょうがないところか。 超人オリンピックの話から「3度の敗北」を全て赤裸々に語って聞かせるロビンマスク。ネメシスさんたちは下界の超人たちの調査にも余念がない連中なので流石に知らんとも思えないのだが、ロビン目線からそんなことはわかるはずもないのでだいぶ長い自分語り。このロビンの訴えは原作ではめちゃめちゃいいシーンになっていて、個人的には最後のキン肉マンの締めの台詞「格好いいのうロビンってやつは」は屈指の名台詞だと思っている。ただ、あれから時が流れ、ネメシスの正体が明らかになっている今になって改めて見ると……なんか、釈迦に説法というか、お前の苦しみなんて大したことないやろというか……似たような「エリート一直線」街道の男同士の会話だったんだよな。ただ、その違いとしてロビンは敗北を知り己を知ったが、ネメシスは残念ながら「負ける」ことが許されず、強いていうなら時代に敗れた影の存在。彼の人生にもキン肉マンがいてくれたら歴史は変わっていたのかも、というのは後になってネメシスたちも思うところではある。 そうしてがっつり語られた大将格どうしのイデオロギーのぶつけ合い。結局はネメシスが聞く耳持たないので喧嘩別れに終わるわけだが、負けるにしてもやるだけのことをやっていくロビンの矜持は存分に見せつけている。こっからしばらくロビンはお休みタイムに入ってしまうので頑張って存在感をアピールしておかないとね。個人的に1つだけ気になったのは、何故か今回バトルシップシンクのインパクトの瞬間が描かれなかった。せっかくの大技でアニメ的にもわかりやすい見せ場のはずなのに、なんであんな演出になったのか。考えられる可能性としては①決着の時の画により説得力を持たせるため。多分これが正解だと思うのだが、一応②そもそもバトルシップシンクのネメシスの関節がおかしいのであんまりアニメで描きたくない。というのも考えてしまった。まぁ、今更必殺技の「嘘」なんて気にしないよな。ネメシスドライバーの時点で無茶苦茶やもんな。
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プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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