最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
○「グランベルム」 6 りゅーじんーまる〜〜! まさかこの時代に龍神丸の姿を見ることになるとは……いや、違うけどさ、違うけど絶対ストライク世代の人間からしたら龍神丸だよ。ちなみに登場シーンと内部機構はグランゾート。機体が崖から落ちそうなシチュエーションをコクピットから落ちそうになることで再現する謎機構。 「オリジナルロボットアニメ」という、数多の作品が挑戦し続けては死屍累々の結果を残すジャンル。記憶に新しいタイトルにも「レガリア」なんかがあり、どうしても1話目から警戒心を持って観てしまうのは致し方ないところ。ただ、今作はロボアニメで第1に狙いそうな「ロボの格好よさ」をハナから捨てているというのは面白い。龍神丸をモチーフとした(モチーフにはしてない)丸っこいマスコットのようなロボのデザインは、これまで数多のアニメが狙ってきた路線とは一線を画すものであり、一般的な意味でのロボアクションを求めるものにはなっていない。もちろんこれはこれで格好いい描き方はあるわけで、1話目もド派手な必殺技エフェクトや各機固有のスキルなどでバトルシーンは思い切り魅せてくれているが、細やかなモーション作画なんかで差をつける必要がないだけに、見るべき点はわかりやすくなっている。 そして、ロボアニメの場合には「なぜロボなのか」という動機付けがいちいち面倒臭いのも難点だが、今作はこれに「魔法少女バトルロイヤル」要素を加えることで「そういうもんだから」というあまりに端的な解答を提示してみせた。設定としては完全に「魔法少女育成計画」と同じで、1話目から高飛車ぴかしゃがボッコボコになる展開を見てて「嗚呼、ルーラ様……」と悲嘆にくれたりもしたのだが、幸い(?)こちらの世界には鬼畜マスコットは存在していない。純粋に魔法の力を求めての、ロボを媒介した殴り合い。多分相手プレイヤーは殺すのではなく異世界からの追放くらいでリタイアを表現できているはずなので、相手を叩く時もそこまで心は痛まない……はず。いや、最悪今回倒された赤﨑キャラが死んでる可能性もゼロではないが……まぁ、流石に1話目から主人公にそんなもらい事故みたいな悲劇は与えないやろ……多分。 「魔法(ロボ)少女育成計画」というデザインはわかりやすいものだし、そこに丸っこくて可愛らしいメカデザインという、30年くらい回り回って新鮮なビジュアル面を合わせる。この時点で、現代アニメとしてはきっちり他との差別化が図られているのでポイントは高い。あとは「女の子だらけの殺し合いゲーム」という設定を満足させるための「女の子」要素を充足させていくわけだが、今作のもう1つの見どころに「リゼロ」のキャラデザの人をそのまま採用し、あのナツキスバルが死に戻りながら散々見せた苦悶に満ちた表情を、(ほんとは)可愛い女の子たちにたっぷりと演じさせるというサディスティックな見せ方がある。もう、どのキャラも眉間にしわ寄せすぎである。でも、コロコロしたメカデザインと合わせると不思議と収束性があり、可愛い時は可愛く、壮絶な時は余すことなく壮絶に、という描きわけは問題なく達成されているように見える。1話ということで作画は良好で、確認したら制作スタジオのNexusは「こみっくがーるず」を担当したところらしい(リゼロの製作にも関わっている)。萌えから燃えへの転化はうまく果たせているんじゃなかろうか。 個人的には「まほいく」みたいなバトルロイヤル設定ってのはそれだけで好きなデザインなので贔屓目に見てしまう部分もあるし、今の時代に龍神丸が拝めるとは思っていなかったので、ノスタルジーも含めて色々と高得点な1本。さらにキャスティングもこれでもかというくらいにガンギマリなので隙がないのも良い。1話目から叫び声がガチすぎるぴかしゃはもちろんのこと、また同性の友人を蠱惑しようとしている種﨑敦美、今期2発目の大仕事を果たして見せた赤﨑千夏など、バトる作品としてのカロリーがかなり高い。そしてそんな荒ぶる世界の真ん中の席を用意されたのは島袋美由利である。この子は本当に器用な役者で、ここ最近は「はねバド」から続く低音クール系の役が続いていたが、ここでまたストレートな萌え系のキャラに照準を合わせている。なんでもできるとどこぞの顔文字声優みたいに印象が薄れてしまう可能性もあるのだが……これもまた声優の本懐といえるのかもしれない。 バトルロイヤル展開ってことはまだまだ新しいキャラ、新しいキャストの殺し合いが楽しめるということなので、今後の展開も屈託のない精神で見守っていきたい。
PR ○「炎炎ノ消防隊」 5 スーパーアニメイズムってなんやねん、って思って調べてみたら、なんか「アニメサタデー630」の廃止に伴い時間帯が事実上合併扱いとかなんとか。どゆことやねん、俺たちのシンカリオンを返せよ。まぁ、金曜深夜も土曜早朝も同じようなものってことか(だいぶ違うわ)。これで最終的に金曜深夜のMBSはアニメ4連続ですってよ。重いわ。週末重いわ。 さておき、かなり前からバシバシCMを売ってるのでMBS系列としてはかなり売り出したい作品のように思われる。実際、気合が入っているだろうことは画面ビシバシ感じられ、davidプロらしい作画クオリティの高さを感じさせる作品に仕上がっている。いや、davidの持つ特性の本質がなんなのかはわからないけども。意外だったのは、これの監督を務めているのが八瀬祐樹ということである。八瀬さんと言ったらシャフトの生え抜きのイメージがあったのだが、来歴を確認すると実際はそうでもないようだ。ここんところはずっとシャフトにかかりっきりで新房作品のディレクションをこなしていたため、こうしてメイン名義で他所のスタジオから作品を打ち出してくるのは初めてのことである。 笑ってしまったのは、そんな八瀬さんがどういう方向性で個性を打ち出すかと思ったら、案外新房演出の影響が見て取れたこと。通常パートでのカット割りの多さなんてのはいかにもシャフト的だし、戯画的な回想の挟み方なんかは(多分に意図的なものになるが)新房流の陰影作劇の影響も相まって「ソフトタッチのシャフト路線」みたいに見えたりもする。いや、別にそれが悪いとかいうんじゃなくて、別に師弟関係でもなかろうに、長いこと一緒に仕事をしていると似てくる部分ってのはあるものだと思っただけで。 「似てくる」といえば今作はここ最近「プロメア」との類似点も話題になっていたが、確かに見てると「まんまプロメアに出てきたな」みたいな画面もあって笑ってしまった。どっちがパクりとかいうことでもないのだろうが、こうしてほぼ同時期に同じような切り口で作品を2つ続けて観るという経験もなかなか無いので変なデジャブみたいで面白かった。まぁ、こっちのバーニッシュは完全に意志を失って化け物になってしまうみたいだから扱いはわかりやすくなってるけど。流石に滅殺開墾はされないと思う。 全体的に品質は高いし、後のコーナーで中の人連中が言っていたように炎のエフェクトなんかでなんぼでも個性を発揮できそうな作品ではあるのだが、1話目時点ではまだ様子見させてもらう。どんな作品も1話ってのは作画の手数が増えるものだし、シャフト的演出との相性が万全かと言われればまだ疑問が残る部分がある。個人的にはどうしても絵柄(原作)のせいで名作「ソウルイーター」と見比べてしまうため、完全に言いがかりみたいなレベルでちょっと差し引いて観てる部分はあるのかもしれない。だって面白かったんだもん、「ソウルイーター」。 まぁ、今後グイグイ面白くなる可能性はあると思いますよ。何しろ「スーパー」アニメイズムですからね! やっぱ意味のわからん言葉やな。
○「女子高生の無駄づかい」 6 リクルートスーツなー。分からんでもないだよなー。たまに見かけるくらいだと新鮮味があって良い。ピチッとした黒スーツだから、エロいといえばエロいんだよな。まぁ、そんな風に言い出したら世の衣装はもれなくエロい気もするが。 などと教師の趣味から入ってみたが、一番笑わせてもらったのが教師自己紹介シーンだったからね。流石にあそこまで全力でやられるとビビるわ。興津さんのCVもがっつりハマってる。というか、まず今作を見てて大きな誘致要因になったのはCVだ(私だけの可能性もあるが)。まずメインの3人の面子が徹底した実力主義を貫いたラインナップになっており、赤﨑・戸松・豊崎という、今の時代でいえば既婚者トリオである。ちょっと油断すると若手の人気先行で採用されるメインのキャスティングだが、今作はそこを全力でギャグで回せるガチキャストを用意してきた。というか、ちーさま劇場がフル回転しているのを聞いてるだけで楽しくてしょうがない。新しい時代のキルミーベイベーである。 もちろん、「ドラマCDで聞けばいいんちゃう」という中の人要素だけで終わるアニメーションだというわけではない。笑いの骨子が会話にあるタイプのギャグなのでアニメにして魅力を打ち出すのは難しそうな気がするが、決して飽きが来ないよう、巧みにコロコロと変わる画面構成は手慣れたもの。見れば総監督は高橋丈夫である。そりゃまぁ、心配無用というところじゃないでしょうか。もともと高橋さんはあんまりギャグとか萌えのイメージではなかったのだが、最近だと「ひなこのーと」なんかでもキャラをコロコロと転がすタイプの演出で盛り上げてくれていたし、やはり押し引きの妙を楽しむ掛け合いのテンポは信頼が置ける。今作は「あそびあそばせ」みたいに絵の強さ(濃さ)で勝負するタイプでもなさそうだし、本当にわずかなテンポの出し方で笑いの質も変わってくる気がする。どんな作品なのかはさっぱり知らないが、きっと原作の良さを活かしたアニメ化を実現してくれるのではなかろうか。 1話目からクドいくらいにキャラの濃い連中がクラスに大挙しているのも「ここからいじってくぞ」という設定が分かりやすく、すでにキャストロールではそれなりの面子が用意されていることもうかがえる。ロリが長縄まりあなのは狙いすぎている気もするが……今作のワンカットだけのロリの笑顔は、下手したらどこぞの異世界の幼女よりも可愛かった可能性がある。やっぱりこういうのは周りのシチュエーションを大事にしていきたいもんですね。 毎週感想を書くタイプの作品でもなさそうだが、今後のキャラの重ね方次第では爆発力も上がりそう。期待して見守りたい。
○「Dr.STONE」 5 ジャンプ系作品2本目。こちらも当然(ある程度は)既読だから、今後いちいち丁寧に追いかけることもなかろうなぁ、という気がしている。 人気作品のアニメ化なのでそれなりのものにはなっている気はするが、原作の絵が非常にクセの強いもので、アニメの画面(特に色彩かな)にするとやや違和感が先に立つ。まぁ、みてりゃすぐに慣れるレベルだとは思うのだが、例えば主人公2人の顔に入ってる線はなんやねん、みたいな細かい部分が漫画なら気にならなかったがアニメでは目につきやすい。センクウの変な髪型なんかも、考えてみりゃ説明なしじゃおかしなオブジェクトである。まぁ、今後は切った張ったのバトル展開も増えてくるし、アクション部分での見栄えが出るようになれば、アニメになった恩恵も感じやすくなるかもしれない。 ただ、ちょい気になるのはどのくらいの尺での放送を想定しているのかという部分である。原作でどんなもんだったか覚えていないのだが、最初の石化からタイジュの解放までがやたらあっさりしてて、「何千年という気の遠くなるような封印」っていう雰囲気がほとんど感じられなかったのでその後のカタルシスが乏しい。原作もどんどん技術が加速していって最終的には「タメ」みたいなものが無くなっていくのだが、本当にトントン拍子すぎるこの展開が、果たして魅力に映るのかどうか。ただでさえ「ジャンプ界のなろう作品」なんて言われることもあるわけで、できることなら多少もっさりしてもいいので、あんまりシナリオの消化だけを優先したサクサク展開にはしないでほしいもんである。まぁ、当然分割で何クールかの放送にはなるだろうけど、まずファーストシーズンでどこまで進めるかやなぁ。 CVに関しては、さすがのなろう系声優、小林祐介がセンクウを担当するわけだが、思ったよりも低いところから声を出してて、普段のちゃらけた雰囲気優先のなろう系キャラよりはしっかり「天才科学者」感に合わせてきてるな、という印象。まぁ、もともと本当にムカつく喋り方しかしないキャラなので、これくらいのテンションなら誤魔化せてちょうどいいだろう。そしてナレーションが藤原啓治ってことは、多分センクウの親父さんがけーじくんなんだろうな。
全然違うじゃん! 娘ですらないじゃん! 嘘つき! 私、ロリコンやめる! いや、別に僕はロリコンではないですけどね。てっきり子育て奮闘するシングルファザーのお話なのかと思ったら、単に森で幼女を拾っただけのあんちゃんやんけ。単なる妄想劇場の一端やんけ。その時点で割とがっかりだ。結局なろう系なので「潜在的に読者層が喜ぶような事象といえば……」というので「ファンタジー世界の冒険者」というスタート地点に、単に「幼女」を足し算しただけのお話。いや、そんな安易な世界設計あるかい。いや、あってもいいけど……これだけの足し算じゃ、新たな境地はひらけないぞ。 そんなわけで、「えっ、結局いつもの世界観やんけ」とがっかりしてしまったわけだが、加えてアニメ全体もなんだか低調な予感。いや、そこまで大きく崩れが生じるとかではないのだが、1話目時点でそこかしこに「予兆」が感じ取れるような状態。「幼女さえ可愛く描いときゃいいんだろ?」ってんでそこかしこに確かに「可愛い幼女」のカットはあるのだが、これが全編にわたって維持されるかというとそうもいかず、むしろ気合を入れたカットが挿入されれば、それだけに全体を覆う空気との違和感が先に立つ。なんと表現したらいいんだろうね、背景にしろ、動画にしろ、モーションにしろ、全てが「これくらいでええやろ?」という最低ラインみたいなお仕事ぶりで、アニメーションとしてプラスアルファで魅力を加えようという意識が見てとれない。制作スタジオは新興のところのようなのでよくわからないが、どうにもピンと来ない1話目になってしまっている。 本当にこれで「幼女が可愛ければいいんだろ!」に特化して振り切れてくれるのなら他のなろう系作品との区別も可能になるのかもしれないが、さらなる肩透かしとして「主人公がスタート時点でもう強いのかよ」というのも引っかかる。これ、タイトル詐欺じゃね? 別に娘いなくても普通に魔王と戦える級だった可能性あるんじゃね? いや、別にそこはどうでもいいのかもしれないけどさ。これって結局、「かわいそうな幼女がいたので、有能で恵まれた環境を持つ俺が散々甘やかして可愛い娘に育て上げました」っていう、別方向でのなろうイズムだよね。単に対象になるヒロインの年齢を思いっきり下げただけだよね。「道端で外国人の女の子を拾ったから育てる」は現代日本だと問題なので、それならなろうワールドで幼女を拾うことにすれば万事解決ってわけだね! 便利だなぁ、なろうワールド。なろうワールドって言葉は「Hello World」に似てるね。 んー、まぁ、一応「何か違う切り口にしたい」という意識は感じられるわけで、その部分は汲み取ってしばらく見守っていきたいけども……これで本当に空気系日常作品になったら、それはそれで問題なんだよなぁ……どうしたもんかなぁ……。 それにしても略称が「うちの娘。」って、流石にどうなのよ。 ○「彼方のアストラ」 6 ソウナンですか?! 今期は1話目で遭難するアニメが2本っていうよくわからない被り方になったな。まぁ、異世界に飛ぶのも遭難みたいなもんだと思えば……。 珍しく原作既読。以前ちょいと話題になった時にお借りして一気読みした。一気に読むのにちょうどいい長さだったし、下馬評通りに割と面白くて、読後の感想は「なかなか良かったんじゃございません?」くらいのもんだった気がする。篠原健太作品って結構作者のアクが強いこともあってどうしても受け付けない部分ってのもある気はするのだが、「スケットダンス」の頃から「実は割と嫌いじゃないんだよね……」みたいな微妙な付き合い方をしている気がする。ちなみにスケットダンスのアニメは掛け値なしで面白かったから大丈夫だよ。 今時本当に珍しい、かなりガチで展開していくSF漫画。作者は別に隠す気もないようで明らかに「火の鳥・望郷編」「11人いる!」なんかを本歌取りしているわけだが、そこに流行の人狼要素的なものなんかを混ぜ込み、ある程度長めの連載でも毎回緊迫感が持続し、追いかけるモチベーションが落ちないように工夫されているのが白眉。基本的には「地球への帰還」というゴールを目指す一本の物語であるが、その過程にある様々な惑星の生態系なんかと格闘していかにもSF的な考察を重ねるパートもあり、着実に発展していくメンバー間の関係性にスパイスを混ぜ込み、犯人当ての要素を加えて裏切りと信頼の物語も展開していく。おおよその要素はきちんとクライマックスに向けて収束していくし、きちんとスタート時点で狙いを定めていたおかげでその都度の視界はクリア。本当に、作者が描きたいと思ったものを理想通りに書けた作品なんだろうな、と思った。まぁ、最後の方でネタがちょいとわちゃわちゃした感じはあるが、これだけの内容を含んだ作品なら致し方ない……というか、多分そのわちゃわちゃが楽しい部分でもあったのだろう。 そんなわけで、おそらく世間的にも一定以上の評価を得ている作品のアニメ化。製作を任されるのもなかなかの重責であるが、この度作品を受け持ったのはなんと安藤正臣監督であった。「WHITE ALBUM2」に始まり「クズの本懐」「ハクメイとミコチ」と佳作を重ねている優秀なクリエイターである。まぁ、ぶっちゃけ最初のスタッフロールで見逃してたので視聴中は気づいてなかったんだけど、後で確認して「なるほど」と納得したものである。氏の特徴的な「コマ割りの導入」モチーフが今回も随所に見受けられ、きちんとコンテ・構成に手が入っていることが確認できる。スタジオはラルケ。ジャンプ漫画のアニメ化といえば「暗殺教室」などでお世話になったわけだが、実はここ半年はラルケ制作のアニメが放送されていなかった。そんな単純なもんじゃないとはわかっているつもりだが、もしかしたらこの作品のために人員を割いてくれたのかな、なんて勝手な期待も抱いてしまうわけだ。実際、初回一時間スペシャルという気合の入った展開で、映像部分も(取り立てて素晴らしいというほどではないにせよ)安定していて今後の保証が得られた感がある。安藤監督の場合、アクションとかで引っ張るよりも「時間的な間と空間的な間」で繋いでいく作風なので、篠原ギャグをどのように料理するかは注目したいところだ。幸い、1話目時点では特に急かされている印象もないし、原作の要素を取りこぼすことなく映像化してくれるんじゃなかろうか。 まぁ、偉そうな事書いてきたけど、ぶっちゃけディティールはあんま覚えてないんだけどね! 今後は「あぁ! そんなんだっけ!」って驚きながら観られそうである。なお、キャスト陣は今後ほぼ固定になることもあり、かなり気合の入ったメンツが並んでいる。ネタバレになるので詳細は伏すがあのキャラのCVがあの人だったりして「あー」ってなる。それにしても、若手だらけの現場での龍田さんの存在感がすごそうだな。
○「ダンベル何キロ持てる?」 6 強烈なデジャヴを感じたかと思ったが、間違いなく「ウザメイド」のエンディングだな。あの謎のテンポ感、そして真剣に筋肉の動きを描こうという使命感。鴨居つばめさんは、この世界にも普通に出現しそうで怖い(まぁ、幼女がいないから大丈夫かな)。 正直、嫌いじゃなかったネ。なんとなく事前情報で得ていた作品デザインから寸分違わぬものが出てきたんだけど、「女子高生がやればどんな趣味でも云々」のさらなる進撃先として選ばれたのが「筋トレ」。そして、程よくエロを交えて、ただ愚直に筋トレを紹介するというあまりにも潔すぎる構成。それこそ、その辺の筋トレ入門まとめページでも見れば片付くような情報量だし、私のようなオタクはどうあがいてもこれを見て「よっし、俺も筋トレやろ!」とはならないと思うのだが、お手軽な距離感で普段あんまり興味のない世界が垣間見えるのは面白い部分である。おそらくこういう「筋トレ好き」の世界を程よくおちゃらけて描いてくれてるおかげでハードルが下がっているってのもあるし、作中で何度もセルフツッコミしている通りにエロい要素もふんだんに盛り込まれているおかげで退屈しないってのも大きいだろう。ちゃんとメインとなるヒロイン2人のキャラが立ってるってのも大きなプラス要素か。やっぱり天さんはコワレ役を任せると本当に安定して壊れてくれるから信頼できる。 そして謎の存在、ファイルーズあい。事前情報で名前を見たときに「Vtuberかなんかが提携で引っ張り出されてきたんか?」と気色ばんだが、1話目の時点でのお仕事ぶりには不満がなく、「あれ? 割とちゃんとしてるやん」と思って確認したら、プロフィット所属の普通の声優さんだった。趣味の欄に「筋トレ」って書いてあるけど、そういうことなんだろうか。ちなみにアラビア語も喋れるそうです。確実に流れができつつあるハーフ声優の新たな刺客なのだろうなぁ。その他、何と言ってもオープニングからエンディングまでフル回転の石川プロのポジションが美味しすぎたり、エロが関わってる作品では間違いなくお仕事がある(?)石上静香が呼ばれていたりと、賑やかな要素が多い。そして何故か学校の先生が堀江由衣で、エンディングなどの画面にも出ていることから今後メインで絡んでくるキャラになると思われる。普通に考えたら「ジムに行って主人公が毎回悲鳴をあげて終わる」っていうだけの展開になりそうなもんだが、さて、ここからどういう広がりを見せていくのか。ちなみに監督は「野崎くん」でもおなじみの山崎みつえ。「多田くん」は今ひとつだったが、今回は振り切れたギャグの要素も多いし、肌に合う取り回しを期待したものだ。 それにしてもやっぱりオープンエンドがひどいな……(褒め言葉)。
○「かつて神だった獣たちへ」 5 僕らの心の中で能登麻美子はずっと神であり続けているよ。1話目からフルパワー麻美子に殺されるアニメというだけで割と多幸感がある。そして麻美子の退場とともにぴかしゃが現れる構図がなんかワロタ。 例によってなんの前情報もなしの作品。最近では割と珍しいタイプのハードな展開かな、と思ったが、考えてみりゃ「フェアリーゴーン」と大体一緒やな。まぁ、年代で言えばこっちの作品の連載開始の方が早いんだろうが。悲劇の兵士を描いた戦争ものなのかと思って見ていたら戦争は1話だけで終わってしまい、その後に続く「獣」の悲劇を描いたお話になるという。「戦後」というテーマ設定だと過去には「パンプキンシザーズ」という佳作があったが、今作は戦争悲劇云々よりも「不確かな科学の力で生まれてしまった悲劇の兵士」をクリーチャーとして扱うモンスター退治のテイストの方が強いのかな。ただ、よく分からんのは擬神兵とやらが最終的にどういう状態になってしまうのかっていう部分で、今回最後に殺された安元なんかは普通に理性を維持したままで力を悪用してるだけの単なるダメ人間なんだよな。全員が全員暴走して暴れまわるだけなら、別に主人公が暗躍して討伐の旅なんかしなくても、放っとけばそのうち国から淘汰されるだけだろうし。その辺りの設定はもう少し見守ってないと分からないのかしら。 1話目ということもあり、画面自体は悪くない。目新しさはあんまりないけど予算はそれなりにかかっていそうな雰囲気だし、シリアスな表情からちょっとゆるむ時のデザインの変え方なんかも見やすくて良い。制作はMAPPAなのでやろうと思えばCGを駆使したもっと超絶作画もできそうな気がするのだが、漫画原作ってこともあってそういうテイストにはしない方向性なのかしら。このままのクオリティが維持されるなら問題なく見ていけそうだが、フェアリーゴーンのように目的が見えない作品にならないことを祈ろう。まぁ、ちゃんと原作に人気があるからこそのアニメ化だとは思うので、ある程度まとまったドラマ展開にはなると思うけど。 キャストはクドいレベルなので満足度は高い。このままずっと麻美子がナレーションをやるんだとしたら、世界観を考えるとなんだか物騒な気もするんだけど、明確な誘致要因とも言えるな。神だから。 ○「ソウナンですか?」 5 この並びだと本当にひでぇ雑誌だなヤングマガジン。大丈夫か? ゆるキャンがゆるくなくなったバージョン。豆知識のレクチャーを大塚明夫がやっているので大筋は間違ってないはず。いや、間違ってるけど。まぁ、作品の設定自体が色々と間違ってる気がするので気にしなくてもいいだろう。こちらの女子高生たちはゆるいキャンプを楽しむのではなく生き残りをかけた必死の生活術を学んでいくスタイルらしい。こういう「サバイバル術が云々」みたいな設定って、何故かわからないけど魅力的に映るのよね。人生で使うチャンスなんてほとんどないはずなのに、「いざという時には……」って妄想するのはやっぱり男の子の嗜みなのかもしれない。かくいう私も、遥か昔に打ち切られた某ジャンプ漫画で読んだ「喉が乾いたら犬歯の先を舐めれば唾液が分泌されて気が紛れる」は多分死ぬまで覚えている知識だと思います。役に立ったことないけど。 まぁ、そんなちょっと楽しげなことを、エロい女子高生にやらせたらエロいし面白いし一石二鳥じゃね? というわかりやすいコンセプト。けいおんの昔から「もう女子高生にやらせればどんなジャンルでも萌えアニメにできるやろ」理論というのは一定の支持層があり、その波はいよいよ「サバイバル」にも到達したということである。これは萌え……るのかなぁ。エロバカギャグとの両立は難しい気もするが……まぁ、とりあえずキャラが濃いので今後のネタ回し次第で多方面に羽ばたく可能性はあるだろう。 ちなみに監督は「ハッピーシュガーライフ」の人らしい。名前覚えてなかったけど(総監督名義の草川さんの名前しか印象になかった)、何かここでつながりを見いだすことができるだろうか。
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プロフィール
HN:
Thraxi
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男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧 |