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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「ルパン三世 PART5」 5

 もう、どういうナンバリングでPart5なのかもよくわからねぇな。前作がPart4っていう位置付けで、放送されたのは2015年らしいので、ブランクは3年。まぁ、鬼太郎や銀英伝に比べればこっちは小休止みたいなもんである。

 基本スタッフは前作から引き継がれているらしく、前作を見ていればそれほど抵抗なくすんなり入れるデザイン。まぁ、私の場合はそもそものシリーズにそこまで思い入れがあるわけではないので抵抗も何もないのだが、旧作を愛していた人たちも、そろそろ今のキャスト陣には慣れているんだろうか。小林清志がどこまで頑張れるかっていうのは今作の1つの指標なんだろうなぁ。

 今回の特徴としては、思いっきり露骨に「デジタル要素」っていうのをぶっ込んで来たこと。ルパン世界も基本的にはサザエさん次元みたいなもんなのだが、気づけばルパンもAmazonで買物だってするし、ネットを使ってシステムハックなんかも自由自在(まぁ、システムへのハッキングは前から割とやってたけど)。そして今回のゲストヒロインはCV水瀬いのりのクール系電脳少女である。何やらテンプレくさい「電脳」の使い方だったけど、そのあとの「ルパンゲーム」の展開は世相を表しているようでちょっと面白いかもしれない。「世界中が警察ってか」というのは、あんだけ堂々と素顔で活動してるルパン達に今更という感じもするのだが(あの顔が実は素顔じゃない、とかいう設定は置いといてね)、「世界中でアクティブになっているカメラの数がとんでもない数になっている」という現代社会は、確かに怪盗にはやりにくい時代になっているのかもしれない。そんな時代にルパンがどうやって折り合いをつけていくのか。何か面白いネタが出てくることを期待しましょう。

 それにしても、今年は戦隊シリーズがルパンだし、「PERSONA5」も泥棒っぽかったし、なんか知らんが快盗が元気な年になったな。

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○「Caligula-カリギュラ-」 4

 能登麻美子だと思っていた母親のCVが一夜で川澄綾子に変わってしまっただって?! つまりな、お前のかーちゃん大沢事務所だ。

 まぁそんなことはどうでもいいのだが、だったら「どうでもよくない部分」はどこなんだよ、っていう作品。ぶっちゃけ、1話目では何が何だかさっぱりわからない。調べてみるとどうやら原作はゲームのようだが、この取りつく島もないような脚本進行は「カオスチャイルド」とか「オカルティックナイン」みたいな系統を思い起こさせるものだ。どういうゲームなのかはネタバレが怖いので確認してないけど、だいたい間違ってない気がするぞ。

 シナリオ面では何が起こってるかさっぱり分からないが、どうやら今まで平凡だと思ってきた世界はかりそめのものだったようで、次週からは「本当の姿」が見えてくる展開になるんだろうか。だとするなら、事前に確認すべきは主人公の人となりくらいか。他のサブキャラたちはどこまでその存在が実証されているかも怪しいのだから、本当に「主人公の紹介」くらいの意味しかない1話である。そして、その主人公がちょっと怪しげなのであまり第一印象はよくない。「怪しげ」ってのは別に「胡散臭い」という性格的な問題ではなく、キャラとしての立て方が正しいか微妙、という話である。冒頭からいきなりペダンティックな会話から入ろうとしたり、身内から「教授」呼ばわりされていたり、古書店にアリストテレスを発注してみたり、典型的な「お利口さん」キャラだということを見せたいのだろうが、毎度のことながら「頭のいいキャラ」を描くのは非常に難しいのである。今回だって、電車の中で堂々と心理学の本見せびらかし、女の子に「ははは、僕は心理学の話に興味があってね」とか言ってる時点で胡散臭さ満点だ。その割にはなぜかジョハリの窓の話を今更やってみたり、そこで話が終わって「それは何に用いられる理論なのか」みたいなところに話が進まなかったり、どうも「頭良さげに振る舞いたい中二」みたいにしか見えない。その後の視野狭窄の話だって、それって生物の環境学習の話であって、人間の先入観の話とはまた別物。心理学じゃなくて生物学である。なんでそんな話をラーメンデブに持ち出したのかも意味がわからんし、連れ合いも連れ合いで「お前は考えすぎなんだよ」とか言ってるけど、別にそいつ何も考えてないぞ。単に仕入れた知識を無理やりでもどこかで披露したいだけのやつだ。あんまり友達にしたくないっていう部分だけは正しいけども。

 そんなわけで、主人公の発言が出だしから痛々しいのは純粋にマイナスだし、このキャラが次週から「俺、頭いいから」みたいな行動に出はじめたら完全にキャラ造形は失敗だ。この後でテンパり芸を見せてくれるなら今回の導入で正しかったということになるけども。ただ、問題なのはこの主人公だけでなくてトンチンカンな受け答えをした友達連中のキャラにまで及んでるってことなんだよな……なんであれだけおおっぴらにタイトルを見せていた本を読んでる人間に正面から近づいて「何読んでるの?」なんて聞くヒロインなのだろう。見えてるやろ。

 まぁ、あんまり細かいところにこだわってもしょうがないが……ぶっ飛んで予想もつかない展開になることを祈っています。

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○「ゴールデンカムイ」 5

 わぁい、ゆるキャンの第2部だぁ(錯乱)。オオカミもチクワも大して変わんないよね。

 原作はなんとなく既読だから知ってる作品。熱心な読者ではないが、周りにやたら大好きおじさんが多いので、数年前に既刊だったところまでは一気にコミックで読んだ。その後週刊でいちいち追いかけてないので今どうなってるかはさっぱり知らんのだが、まぁ、アニメ化にこぎつけたってことはボチボチうまくやっているということなのだろう。ごった煮の雰囲気はあるものの、確かに面白い漫画だったのは間違いない。

 本作の魅力は、最終的にはクッソ下世話なギャグとかにも落ち着きそうだが、やはり前例のないテーマ設定が掴みとしては重要。過去に「熊と戦う」だけの漫画なら存在していたかもしれないが、それにガチアイヌヒストリーが絡んだり、アイヌ文化教本になってみたり、当時の日本軍のドロドロした策謀と絡めてみたり、クッソ汚いホモネタと絡めてみたり、全体像が混沌としているのが不可思議な魅力になっている。アニメ1話目を見ても分かる通りに、やってることは相当エグいにも関わらず、杉本もアシリパさん(面倒なので表記は正確に書かないよ)も眉一つ動かさずにそれをやってしまうせいでエグみが緩和され、時にはギャグにして笑い飛ばしてしまう豪快さを持っている。考えてみれば、こんだけカオスなのに男の子が好きな要素はてんこ盛りなんだよな。

 そんなカオスで「アニメ化不可能」とうそぶかれていた作品の満を辞してのアニメ化。1話目は「これくらいのクオリティでやるよ」というのが分かりやすい顔見せ回になっており、獣2頭がCG処理なのは笑ってしまったが、まぁ、ジェノスタジオのモーションなのでそこまでおかしなところもなく、すんなり入っていける導入になっている。アシリパさんがとても賢く、可愛らしく見えるので、きっとこの後もたいそうスマートなご活躍をなされるんだろう、みたいな期待感がある(期待感だけはある)。あとはまぁ、テレビ放送でどれだけ無茶なネタに切り込んでいけるかだよな。場所によっては色々と問題になりそうな要素も多いのは間違いないが……これくらいのネタは大らかに笑って許せる国であることを望む。

 

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○「蒼天の拳 REGENESIS」 4

 ヤクザもんが出てくるときの檜山率の高さは異常。広島県民の面目躍如よなぁ。

 「北斗の拳」関係の久しぶりの新作。最近のアニメだと(「DD」「イチゴ味」を別にすると)、これの前シリーズに当たる「蒼天の拳」が2007年、「ラオウ外伝」が2008年放送らしい。「蒼天の拳」については手元のデータを漁ったら新番チェックは見つかったが最後まで見た形跡がなかったので力尽きた様子。そしてなぜか「ラオウ外伝」は割と好きだった。まぁ、そのくらいのレベルの北斗視聴者である。特に原作に思い入れがあるほどでもないんだ。

 そんな人間からすると……ポリゴンピクチュアズなぁ……。毎回のことなんだけども、シドニアが始まったとき「うわ、違和感あるわ」→シドニア視聴後「もう慣れた」→亜人始まったとき「うわ、違和感あるわ」→亜人視聴後「もう慣れた」→今回「うわ、違和感あるわ」という無限ループである。ただ、SF作品だったシドニアがこの造形とある程度親和性があることはわかるし、亜人もIBMの演出を中心にいくらか現実離れしていても問題なかったのだが、基本的に肉体言語で語らなきゃいけない今作の場合はCG作画に馴染むことができるのかどうか。ミルパンセによる「ベルセルク」の時と同じ違和感なので、払拭するのはちょっと大変そうだ。

 あとはまぁ、ストーリーを順次追っていくだけの作業だが……これ、面白いか? まぁ雑魚役の人たちがいかにあべししていくかにこだわってるのは分かるし、暑苦しい男どもを暑苦しく描こうとしていることも分かるのだが、基本的に全員暑苦しいので1話目時点ではあんまり差別化できてないんだよな。キャストが濃いので識別は容易だが、「子安声のごついの」とか「置鮎声のごついの」っていう認識以外には特に無いんだよな。やっぱり前シリーズの記憶がないと厳しいのかなぁ。あと致命的に女の子が可愛くないのが難点だ。正直、怖い。原作絵に近い造形にはなってるのだろうが……。

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○「デビルズライン」 5

 そこで終わるんかーい。うぅむ、このままでは欲求不満な終わり方に……いや、なんの欲求かはしらんが。

 タイトルからは分かりにくかったが「デビル=鬼→吸血鬼」ってことで、割とスタンダードな吸血鬼モノのようだ。演出の方向性なんかを見てるとやたら「東京喰種」とかぶるような印象もあるのだが、この手の作品でくっきり違いを出す方向性なんてなかなか無いし、しょうがないわな。ちなみに制作会社と監督が「サーヴァンプ」と同じらしいので、そっちとの接続もあるといえばある。残念ながら「サーヴァンプ」の記憶がほとんどないけども。

 オーソドックスなので何を拠り所にして今後視聴を続けるかと問われると難しいところではあるが、1話目の印象は決して悪くない。冒頭ではグッチャグッチャと暴れまわるスプラッタなバトルシーンがあり、正直そっち方向での頑張りはあんまり望んでないのだが、一応雰囲気づくりのためにはそっち方向で画作りできるということを示しておく必要はあるだろう。その後も、「都会の闇に紛れてひっそりと息づく吸血鬼」っていうモチーフが薄気味悪く描かれているし、プロット自体も軽めのどんでん返しを意識したものになっていて、1つのエピソードとしての見どころは分かりやすかった。まぁ、それだけにあのラストの引きはびっくりしたわけだが……あのままだとメインヒロイン死ぬんじゃなかろうか。いや、死なないのはわかってるけども。

 あとは今後どちらの方向に伸びていくかっていう話になるのかなぁ。バトルものか、サスペンスものか、ラブものか、はたまたミステリなのか。なんぼでもやれることはありそうだし、掲載誌がモーニングっていうのも判断材料にならないので先は読めない。唯一それっぽい手がかりがあるとするなら、オープニングが蒼井翔太でエンディングが宮野っていうセッティングなんだよな。……そういう系譜?

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○「ピアノの森」 5

 抽象的なタイトルなのかと思ったらマジでピアノの森に森のピアノがあった。もしかして、森の中に突然雀卓が出現する「ツモっ子の森」ってこれのオマージュだったんでしょうか(多分違う)。

 軽く調べたら2007年にアニメ映画になっていたらしいのだが、全然知らんかった。まぁ、もしかしたら「主演:神木隆之介」とかみて興味が無くなって記憶を消し去った可能性もあるが……当時は映画館に行くのも心理的なハードルが高かったからな。とにかく、そんな昔からあるらしい作品を、この度NHKでアニメ化。「3月のライオン」の後枠と考えるとそれだけでも割と期待がかかる(関係ないけど)。

 1話目を見た限り、まだなんとも言えない要素が多い。一番悩ましいのは「何故主人公だけが森のピアノを弾けるのか」という部分の謎が、果たして論理的な解決を見るのかという部分である。まぁ、普通に考えたら説明はつかないのでそういうファンタジーという結論になるわけだが、他の部分がやたら現実的で下世話な部分がある割に、そこだけが超常的な要素を混ぜこんでしまっていると、ちょっと消化しにくいので悩んでしまう。「ピアノに愛された神童」ということで処理すればいいのだろうが、彼がそうなったのは偶然なのか、森のピアノがあったからこその奇跡なのか、その辺の「事の起こり」が分からないとちょっと視点が定まらない。気にしたら負けなんでしょうかね。

 「ピアノアニメ」と言えば過去の作品で思い出せるのは大きく2本、「のだめカンタービレ」と「四月は君の嘘」である。「のだめ」はこれらのジャンルの嚆矢として、手堅い演出と新しい時代のピアノ演出でしっかりと重責を果たした良作だし、「君嘘」に至っては演奏描写とその他の心理描写の噛み合わせが絶妙で、1つの伝説を打ち立てたと言っても良い傑作。今作も、そうした2本の先輩たちに負けないよう、しっかりと演奏シーンのディティールにこだわり、おそらく実際の演奏を取り込んでCGで再現する形で指運を描いている。その辺りに手抜かりがないのはわかるが……ちょっと淡白かなぁ。音響の方はしっかりしているので聞いている分に不足はないが、なんだか事務的に演奏の正しさを再現に注力している部分が多く、まだ「真に迫る演奏」というほどではない。まぁ、作中で主人公も遊び半分で弾いてる段階なので、その辺はまだしょうがないか。今後、「ピアノを弾くこと」になんらかの感情が乗ってくれば、また描写の熱量も変わってくるのかもしれない。

 あと、エンディングがおいちゃんの歌唱だってことにクレジット見るまで気づかなかったのが結構衝撃だった。今後作中でも出てくるんだろうか。今まで良くも悪くもテイストが固まっていたアーティスト活動だが、ちょっと違う路線が出てきて面白くなってきたかも。

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○「食戟のソーマ 餐の皿 遠月列車篇」 ー

 だから分割はもう評点しませんからな。そんなんばっかや。こちらは分割後半戦で、タイトルは「餐の皿」を維持している。もし次のシリーズが作られるとしたら「脂の皿」とか「飼の皿」とかになるんだろうか(ならない)。

 書くことが特に無いですが、いよいよえりな様が覚醒して活き活きしてくるのがこの辺りのパート。そのチャンスでえりな様の声が戻らないのはちょっと残念ではあるが、もう、こうなっちゃうと完全にこの役はひーちゃんのものなんでしょうかね……。他の役もそうだけど、復帰後もいっぺん譲っちゃった役は戻さない采配なんだろうなぁ。しょうがないか。

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○「LOST SONG」 4

 突然歌う系作品の新作。そんな系統無いやろ、と思ったが、これが結構あるのが恐ろしいところだな。

 正直配点は迷ったのだが、えも言われぬ「どんどんダメになりそうな空気」を感じて多少下げ気味の弱気のベットにさせてもらった。本当にこればかりは言葉で言い表せない「雰囲気」でしかないのだが、なんだろね、過去作で言うなら「コメットルシファー」のような空気が……出来ればこの予感が見当違いで面白いものになってくれることを祈るが。

 やってることはマクロスである。もしくはクロスアンジュの可能性もある。歌が世界を変えるのだが、それをやれると思っていたのは超有名人のお姫様と、田舎で細々と暮らしていた娘っ子。どうやら爺さんがひた隠しにしていた出生の秘密があるようだが、とにかくこの二人だけは、その高い歌唱力から世界を変える歌がある。あとはどうにかこうにかしてこの2人が出会い、協力して、世界を作っていくに違いない。マクロスと違うのは、間に男が挟まらないのでトライアングラーにならないことくらいか。

 デザインは分かりやすいし、メインキャストの2人を見れば「あわよくばライブイベントなんかでも稼げるコンテンツにしていくで」って言う姿勢は明確なのだが、問題はその作品世界自体が魅力的なものになるかどうか。こうした「ふわっと中世風世界」でのオリジナルはどうしても差別化が図りにくく、ここからグッと出てくるためにはよっぽど「歌う時の演出」が素晴らしいか、ドラマパートに奇想天外なものをぶっこんでくる必要がある。歌唱コンテンツとして成功した「マクロスF」や、作中の歌演出に鬼気迫るものを感じる「シンフォギア」シリーズなど、こうしたコンテンツで成功するものは限られている。そうした奇抜な攻め方ができないなら、おとなしく作中でライブするくらいの内容で諦めるべきだ。今作は残念ながら、歌唱シーンに特別な見どころがあるわけではなく、「歌ったら奇跡が起きるよ」ということを画面の説得力ではなしに設定に落とし込んでしまっている。その辺りが、多分ハジけきらんだろうなぁ、と思える理由なのかもしれない。

 そして勝負となる歌方面の広がりだが……悪くはない。悪くはないが、いち鈴木このみファンとしては、「別にこんなアニメの中で歌わんでも……」というのが正直なところ。だからさ、声優が歌う世の中だからって歌い手が声優やれるわけじゃねぇんだよ(「声優が歌えるわけじゃねぇんだよ」も真理である)。鈴木このみの演技は思ったよりは悪いものではなかったが、やはり辛いのは間違い無いだろう。「発声に難が残るから隣に久野ちゃんを置いとけば緩和されませんかね」みたいな配置やめろや。久野ちゃんが傍にいるせいでどんだけシリアスなシーンでも空気が抜けたみたいになるのは内緒な。相変わらず歌唱になると頭抜けているせいで、かえってそれ以外のシーンとのギャップが見えるようになるのも厳しい部分で、開き直ってマクロスシステムを導入して歌唱だけを任せるわけにはいかなかったのかと思ってしまう。鈴木このみ本人の意向なのかなぁ。

 転じて、もう一人の「歌姫」である田村ゆかりはどうかというと、こちらは当然ブレない存在感で一人作品世界を支えている。というか、こうして久しぶりに主演作品として見せられると、なんかもう、涙なしには見られないくらいの強さを改めて感じるのである。最近ではすっかりメンヘラ声優として定着してしまった彼女だが、こうしてただ一人、その地位を動かずに「アイドル声優」のイデアを守り続けている姿は尊くすらある。だからこそ、その苦しみに壊れてしまいもするのだろう。他の同期が、後輩が、次々とそのスタンスを翻して新たな声優人生を歩み始める中、彼女だけは、臣民たちの夢を守り続けるために我が身をなげうっているのだ。そう考えると、今作の「歌い続ける姫君」という立場もなんとも暗喩めいている。新旧の「歌姫」の共演には、もしかしたら現代アニソンシーンの光と闇が描かれているのかもしれない。

 ぶっちゃけ「こんな愚にもつかないことを考えてないと今後退屈しそうやな……」って思っただけなんですけどね。面白くなるかなぁ。1話目でかやのん殺しちゃったしなぁ(なお兼ね役で生存している模様)。

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○「Cutie Honey Unicerse」 4

 まだまだまだまだリメイクの波は終わらない。もう、今期完全新作って何割くらいになってるかね?

 一番驚いたのは、キャストロールを見て新谷良子の名前が載っていたこと!! ウオォ! 生きてたんやなワレ! なんでさっぱりアニメの仕事なくなったんだろう。謎である。ついでに中の人の話をしておくと今作は「主人公もボスキャラも草薙素子」っていうわけのわからない作品になっているぞ。あと、変身すると一部限定で声が真礼たそに変わる。よく分からん。

 それにしても、「鬼太郎」「銀英伝」はまだわかるし、「キャプ翼」もなんとかわかるとしても、キューティーハニーをまたぞろリメイクして喜ぶ層ってのは一体どれくらいいるものなんだろうか。息の長いコンテンツ……なのかなぁ。今時のアニメオタクは別に喜ばんだろうし、お子さんに見せるにはハードな作風になってたし、おっさんたちもわざわざチャンネル合わせて新しい作品観るとも思えないし……本当に対象が謎の作品。一応「永井豪50周年記念作品」らしいぞ。鬼太郎も50周年だし、この半世紀は一体何だったんだろうな。

 アニメのテンションは、正直よくわからん。そりゃま、あけすけにエロい部分を見せていけば「らしい」展開になるだろうからせいぜいそっち方向で頑張ってくれればいいのだけど、いかにも永井豪風のオゲレツギャグもそれなりに盛り込まれているし、だからってコミカルに徹するわけでもなく1話目でも容赦無く色んな奴が死んでるし、どうにもテンションをチューニングしづらいのである。映像部分も敢えてそのままの古い要素を残そうとしているあたりは「キャプテン翼」に似た製作理念なんだろうけど、戦闘シーンのよくわからない抽象表現はやけに尖っていて違和感があるし。懐古に寄せたいのか、新時代を告げる奇抜なキューティーハニーを作りたいのか。どっちつかずになって成果物がとっ散らかってる印象。もう少し見れば馴染んでくる部分はあるのかなぁ。でも別にこの程度のエロ(「エッチ」って言った方がいいような)なんて別に求めてないしなぁ。ほら、間も無く「ハイスクールD×D」始まるからそっちでいいんじゃないかな(そっちも別に求めてない)。

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