最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
○「ラブライブ!サンシャイン!!(第2期)」 6 廃校は何度だってやってくるのだ……我々はもう、そのことをよく知っている。とりあえず文科省役人をどうにかするといいと思うよ。「次のラブライブは殲滅戦です」って言われる。この9人で30人のアイドル相手に勝てるかな?! さておき、ちょうど1年の休憩を挟んで、やってまいりました Second Seasonである。1期を見たときに「まぁ2期からが本番みたいなもんやし」って感想書いてたので、ここからが本番だ。何故2期からが本番かというと、無印(1作目)の時も、私は1期で特に入れ込んでおらず、2期に入ってからだんだん引き込まれていったからだ。やっぱり、女の子だらけのイチャイチャがメインの作品ですので(?)、人間関係が確立して、見やすくなってからが本番ですよね。そういう意味で、これからが「サンシャイン」の幕開けと言っていい。ただ、ぶっちゃけ無印の時の方がまだ身を入れて観てた気もするけどね。記憶を手繰ると、無印は2期が始まる前の時点で一応カラオケのレパートリーに3曲入ってたんだよ(OPと、「START:DASH」と「No brand girls」)。「サンシャイン」は現時点でOPしか歌えないや。 さらにどうでもいいことを確認しておくと、当方無印ではかよちん派でしたが、2期で迂闊にものんたんに転げそうになった軟弱者。「サンシャイン」においては一応ヨハネ推しではありますが、正確にはよしまるのカプ推し。単体だと曜ちゃんの異次元のセンスが好きです(Tシャツや帽子や毎日の挨拶に自分の名前を盛り込む女子高生ってどう考えてもイカれてるやろ)。 そんな状態で始まった2期目だが、無印の2期目とはちょっと様子が違う。無印の場合、1期で廃校問題はほぼクリアしており、2期目はアイドルとしてμ’sが神話になるまでの「上がり一本」の物語。1話目からテンションも高く、「もう絶対にことりを留学させたりしません」という鉄の意志でもってネガティブな物語は描かれなかった。それに対し、今作はなんと再びの廃校。まぁ、確かに1期の時点で解決したかどうかはわからなかったもんな。「決定は覆りません」って役人がメガネくいってやってるところなのだろう。体育館に集まった全校生徒の数もいかにも頼りなく、こんなところに10人やそこらの新入生を迎え入れたとて、私立の学校では焼け石に水。どう考えても経営など成り立つはずもなく、小娘どもがどれだけ足掻こうとも廃校は決定事項。音ノ木坂の廃校とは次元が違った。そんな大ピンチを乗り超えていくからこそ、千歌ちゃんたちは「奇跡」と連呼しているのである。さぁ、ここから「奇跡」を起こすにはよっぽどの大逆転ホームランが必要になるが……脚本はうまいこと持っていけるかどうか。 映像部分には何も文句はなく、さらに「ラブライブ」の最大のセールスポイントと言って良いだろう、ライブ映像のクオリティは文句なしの出来。オープニングバックのライブパフォーマンスは今後実際のライブでも繰り広げられることになる非常に重要なパーツであるが、今回は過去3作に比べても図抜けた完成度になっている気がする(個人の好みです)。昨今はアイドルアニメの数も増え、あちらこちらでCGによるライブパートが見られるようになったが、やはり今作はその中でも大看板であるという確固たる自負があり、その牙城を守れるだけの実力があるのだ。オープニングライブを見てワクワクできるかどうかというのは、アイドルアニメにとっては最も重要な要素と言えるんじゃなかろうか。1話目でそれ以外の挿入歌がなかったのは残念だが、まぁ、これからいくらでも新曲は追加されていくことでしょう。カラオケのレパートリーが増えるといいな。 とりあえず、1話目からよしまるは元気だったのでそれで結構ズラ。 PR ○「Dies irae」 3 ??????? なんだこれ……いや、良いとか悪いとかじゃなくて、何もわからねぇよ。 イギリスに引き続き、今度はナチスドイツ……なんですかね? 舞台設定としては大戦時代の年代が表示されていたし、一応文化背景を見るにナチス的なものが見え隠れする(人名とか)のだが、それが何を意味しているのかもわからないし、今後どこに行くかもわからない。アバンとラストで描かれた謎の金ピカフライングオブジェクトの意味もわからないし、それを作った諏訪部が何者なのかも一切説明がない。バトルしてるけどなんで戦ってるかわからない。しかも最終的には殺しあってた連中がみんなして仲良く戦ってるような描写もある……。とにかくどこに何が繋がってるかがわからんのだ。何が起こってるかさっぱりわからんからキャラがどうこうとかいう感想を書くこともできない。 調べて見ると、原作はゲーム、それもエロゲー……なのかな? そして、エンドロールで大量の「プロジェクト参加者」がクレジットされたことからも分かる通り、なんとクラウドファンディングで出資者を募ってのアニメ化だという。ということは人気作品ってことになるんだろう。しかし、その辺りの文化にはとかく疎いので、さっぱり聞いたこともないし概要もわからない。これ以上調べたらアニメ見る前にネタバレになっちゃいそうだし……何をどう判断したらいいんだろう。 アニメとしての判断材料としては、映像部分はそこまで大したもんじゃない。アクション描写がかなり鈍臭くて、普通の手描き部分はあんまり魅力的ではない。最初の金ピカ要塞みたいなCG部分は整っているようだが、これだって最近だったら最低限のところだしなぁ。1枚絵は決して悪いものではないので、今後どの程度アクションの比重が増えるかでアニメーションとしての評価は上下するかもしれない。あとは中の人要素とかでも採点は上下するが……諏訪部&鳥海という胡散臭さ100%のゴリゴリのキャスト陣以外はあんまり見るべき名前がないなぁ。もう、何もかもが手がかりにならないんだよ。さすがにこの状態で何かを評価しろってのは無理だ。「1話目で何も得られなかった」ということから評点は下げておきます。 でも、これって「第0話」ってクレジットなんだよね。つまり、無くてもいい雰囲気だけのPVみたいなものって可能性もあるか……。来週もう1回評価する必要があるんかな……。
○「Code: Realize 〜創世の姫君〜」 5 お宝おっぱいを持つ毒女のお嬢さんのお話。嘘は書いてない。 プリンセス・プリンスパルの逆バージョン。嘘である。共通点は「ロンドン」しかないわ。ただ、やっぱり日本人はイギリス文化が大好きだよなぁ、ということを改めて感じるわけだが。調べてみるとこちらは乙女ゲー原作で発売は2014年とある。つまり「プリプリ」よりも圧倒的にこちらの方が先である。乙女ゲー原作ってことは私としてはあんまり興味が持てないタイプの作品ではあるのだが、「近代ヨーロッパの有名人をイケメンキャラにして集めようぜ」というコンセプトは分かりやすく、映像部分も割と馴染みやすいデザインなので初回で悪い印象は特になかった。お姫様可愛いし。まぁ、「悪い印象がない」というだけで今後展開されるであろう乙女ゲーなストーリーをわざわざ追いかけられるかというと微妙ではあるのだが(「ノルンノネット」とかもそういうカテゴリだった)、とりあえずまた一味違った聖杯戦争みたいなノリで見られればいいんじゃなかろうか(違いすぎるな)。 我ながらもう駄目だと思ったのは、ルパン(CV:前野智昭)が「ダメだ」ってセリフを口にした瞬間に、それだけで脳内の景色がネジが島に戻ってしまったことである。チギルさんのキャラも好きだったのよねぇ。今作とはさっぱり関係ない話題だわ。だって、あと出てくる話題っつったら「また森久保キャラの語尾がカタカナで『ショ』」だなぁ」とかそれくらいなんだもの。なかなか濃くて楽しめそうな面子ではあるんですけどね。あと、メインヒロインが「毒を生み出す少女」っていう救いようのない設定なのに、ルパンが「俺が紳士じゃなかったらどうなってたかわからんぞ」みたいなこと言ってて、「いや、お前どう頑張ってもその子にエロいことはできないじゃん」っていう部分がすごく気になる。それなりにエロい雰囲気を撒き散らしているにも関わらず、男は一切触れることができないお預け状態のヒロイン。彼女は今後、幸せになることはできるのだろうか。 ○「クラシカロイド2」 6 あのバカどもが帰ってきた、第2弾。今期は「おそ松さん」加えてこちらも2期目ということで、藤田監督のスケジュールは大丈夫なのかと心配したのだが、こちらは監督名義ではなく「ストーリー監修」とクレジットされている。「銀魂」も含めると関わっている作品は同時に3作品ということになるが、「銀魂」は宮脇さんに事実上任せている形だし、どうやらこちらもシナリオ部分以外では責任者から外れている模様。流石に「おそ松」に全力で取り掛かるということなのだろう。こちらの作品への影響が減ってしまうのは残念だが、まぁ、今作はシナリオ以外にも音楽部分での演出など、いろんな部分に楽しみが混ざっているので、大人しく新スタッフの頑張りに期待することにしよう。 半年ぶりの音羽館は何のお変わりもないいつも通りの姿を見せてくれており、ファンとしては安心するばかり。しかしもちろんそれだけでは2期を謳うには物足りないってんで、新キャラ投入からのダイレクトな展開である。音羽館に住んでいる信長の気配を察知してやってきた新キャラは禎丞。歌苗の弟と称して潜り込んできた「どっからどう見ても一般人じゃなくてクラシカロイドやんけ」っていうキャラクターはすでに正体を隠す気などなく、クレジットにはしっかりと「ワーグナー」の文字。さらに諏訪部ボイスという反則技をやすやすと使いこなすカバのドヴォルザークと、なんかもう、テコ入れってレベルじゃない災厄の種はばら撒かれている。これでまためちゃくちゃやってくれるんだから今から何が起こるか楽しみである。 一応の懸念としては、有名な楽曲は1期でたくさん使っているので、2期の新曲でどういった名曲群を扱ってくれるのか、という部分だが……まぁ、1期の時点でバダ公なんかは曲のネタも尽きてたわけで、あんまり問題にならないだろう。わー君の台詞からして今後もガンガン新手のクラシカロイドが追加されて暴れる展開になりそうだし、今後どんな作曲家が今作の慰み者にされるのか、今から楽しみである。 それにしても、シューさんはもうあのままのキャラで固定なのか……。 ○「タイムボカン 逆襲の三悪人」 5 わーい、半年ぶりの復帰だぞー、って内心ちょっと喜んでるんですが、全国にこれの2期目を喜んでるアニメファンって何人くらいいるんだろう……。 意外と、クセになるとこあるのよ? いや、まぁ、くだらねぇんだけどさ。監督の稲垣さんも割とギリギリのとこ攻めてくれるところがあるので、油断するとかなり際どいネタぶちこんできたりもするんだよ。土曜夕方のアニメとしては頑張ってる方だと思うし、元々が「タイムボカン」であるという、古き良き時代を受け継ごうという王道精神も立派だ。問題は、忙しい現代人にそんなものは特に求められていないというだけのこと。 2期目はサブタイトルにアクダーマを表す「三悪人」の文字が入り、「やったぜ、アクダーマが主役!」って思ったんだけど、別に扱いは変わらないな。まぁ、1期の頃からどっちが主役かよく分からなかったしな。一応管理局側は微妙に体制が変わっているとかいう謎の変更はあるのだが、その辺は正直どうでもいい。気になる変更があるとするなら、よりダイレクトに、わかりやすく「歴史」というキーワードをフィーチャーした教育番組的な配慮だろう。大人目線で見ればなんともクドくていかにもバラエティ番組っぽい処理はテンポの悪さが気になるところだが、それでも昨今の嘘みたいにクドくて思わせぶりなバラエティよりはあっさりしてるし、ターゲット層であるお子さんたちに様々な歴史的事実への興味を持たせるという教育的配慮としてはよい采配なのかもしれない。子供さんたち、楽しく歴史を学んでくれるといいな。 土曜の夕方はこれと「クラシカロイド」という見事なラインナップで子供さんたちの情操教育をおこなっていきます。いい子に育つかどうかは別問題。 ○「Just Because!」 5 なんだろう……全く読めない作品だな……。 調べてみると、こちらはアニメオリジナル作品。そして露骨なLINE活用描写や学校生活の何気ない描き方などは「月がきれい」とかぶる部分が多いのだが、別にパクってるとかいうわけではない(制作時期を考えたらそもそもパクる時間的余裕はないよ)。「現代風に若者の描写をしよう」と考えた時に、LINEコミュニケーションっていう描写に行き着くのは割と普通の発想で、たまたま並んでしまっただけだろう。ただ、ぶっちゃけ全体的な動画の質、画面効果の使い方なんかを見ていると「月がきれい」の方が最初のつかみは良かったかな、という気はする。制作は「ゲーマーズ!」のPINE JAMなのだが、1話目の作画は割と際どい。野球シーンのモーションのつけ方とか、割と動かし方にこだわりが見えているので今後に期待は持てる気がするのだが、やっぱりどうしても全体的な枚数というか、金の使い方は粗が目立つレベルだろう。 まぁ、他作品と比べてもしょうがない。本作は本作なりの良さを見つけるのが優先だが……どこなんだろう。よく分からねぇや。そもそも何アニメなのかもまだ分からないんだよね。野球アニメ……ではないよな、試合終わってるしな。吹奏楽アニメ……でもないだろうよ。もしそうだったとしても例のあの作品に太刀打ちできるわけもないし。あと残ってるのは写真部アニメか……。いや、でもそれも違うよなぁ。まぁ「恋愛アニメ」っていうのがファイナルアンサーなんだろうけど、1話目では各キャラの持つ属性がとっ散らかっていて「どこが中心線やねん」というのが見辛かったのは難である。いや、この「定まらない第一印象」は狙って送り出しているような感じもあったんだけどね。「何アニメ」っていう安易なラベルづけをせず、「学校生活全体に見るべき要素が散りばめられているよ」というスタンスを明示するような。もしそういう狙いがあったのだとするなら、今後少しずつ焦点も定まって来るだろうし、今後(作画面で安定していれば)面白い要素も見やすくなって来るかもしれない。まだタイトルの意味もさっぱり分からないしね。 中の人は事実上の新人が多いのでこれまた様子見だが、1話目では失点はなし。それにしても、今期は「クラスメイト全員登場」みたいな大量のクレジットが並ぶ作品が多いような……。 ○「牙狼 -VANISHING LINE-」 5 なんかここ最近、またくぎゅぅボイスのメインヒロインが増えてきてない? 「コンビニカレシ」「時間の支配者」の前クールに続き、今回も「戦刻ナイトブラッド」に続いて2本目(銀魂も入れれば3本目)。いつの時代も、釘宮ボイスは求められているということか。 そしてこちらのアニメ、牙狼シリーズのアニメも気づけば3本目。これも求められている証拠なのだろうか。私としては「炎ノ刻印」「紅蓮ノ月」と毎回一応視聴はしているのだが、あんまり印象に残らずにただ見ているだけの状態になってしまい、覚えていることといえば「毎回SANSEIの意図がわからなくて不気味すぎるCMを見せられている」ということくらいである。決して悪い作品ではないはずなのだが、毎回2クールたっぷりやるほど引っ張る要素がないんだよなぁ。そういう意味では同じMAPPAが担当していた「神バハ」あたりに近いものがあるかもしれない。 MAPPA制作のアクション活劇ということで、毎度のことながら動画の迫力はお見事である。特に今回は舞台が現代(?)となり、機械的なギミックもふんだんに盛り込んで非常にディティールの入り組んだ画面構成になっており、これまで以上にガチャガチャとやかましいアーマーのデザインなどが画面映えする。西洋風ファンタジー、平安陰陽絵巻ときて、今回は現代パンクホラー。節操なく舞台を変えてくる作品だが、おかげでやってることは似たり寄ったりでも毎回新鮮さを失わないのは素直にすごいと思う。「やってることは全然違うやんけ」と言われればそうかもしれないが、まぁ、変身ヒーローものだからな。突き詰めれば描きたい中心部分は似たようなもんでしょ。一番違う要素は何かって考えると、主人公のメンタリティだと思う。今回はセキトモボイスのゴリマッチョ。食欲も性欲も元気でシンプルなアメリカンスタイルである。こういう性格の方が豪快なアクションと合わさった時に見栄えがするわね。番組前半は一切変身せずにステゴロオンリーでガンガン突き進んでたのは番組の趣旨としてどうなんだ、という気はするけど。脳筋アクションだって格好よければそれでOKなのだ。 個人的には、これまでで一番見やすい1話目だったので今後の展開次第では評価も上がっていく作品になるかもしれない。とりあえず、ここでしか聞けない「影山ヒロノブの声優業」をしっかり堪能しましょうね。 ○「少女終末旅行」 6 合間に「メイドインアビス」のCMが入るとなんか言葉にできない不可思議な融和を感じる気がする変な作品である。 1話目では何も語られていない。しかし全てを描いているとも言える。何しろ「少女」が「終末」を「旅行」している。これだけでタイトルの要素は100%回収している。だからって全部分かるかといえば、むしろ何も分からないというのがすごい。一体どんな作品なんだろう。不思議なことに、今作の場合は「分からない」ということは全くもって苦にならない。それはおそらく「あぁ、分からないことなんだな」ということはすぐに「分かる」からだ。分かる必要がないことが分かるからだ。おそらく、この世界における2人の少女はキャラクターというよりも「舞台装置」の1つなのだろう。「終末」というシチュエーションを用意し、そこにポンと少女を置いてみる。そして、「終末」を「旅行」させてみる。そこに何が出てくるのかというのをただひたすら観察する作品。無理やり繋げるなら、「どこでもいっしょ」でトロを見ているような、「シーマン」を観察するような、決してゴールはないが、目的はある作品だ。 真面目に考えようと思えばいくらでも疑問は吹き出してくる。2人の少女はどこからきたのか、どこへ行きたいのか。今までどうやって生きてきたのか。どこで言葉を学んだのか。世界をどこまで知っているのか。なぜ2人で行動しているのか。あの戦車は燃料があるのか。何故銃を撃つ練習をしていたのか。そもそも銃を知っているのか。もっと細かいところでは「普段トイレに行ってるのか」に至るまで、分かることより分からないことの方が多い。しかし、それはどうでもいいのだろう。もしかしたら本当に番組が始まる5分前に突然全ての記憶を与えられた状態で生み出された「5分前少女」なのかもしれないし、ちゃんとあらゆるバックグラウンドが用意され、壮大なスペクタクルの末に今のような放浪生活に至ったのかもしれない。しかし、それは今や問題ではないのだ。彼女たちが移動し、見つけたものだけが、この作品の全てなのである。我々視聴者が枠の外を想像するのは自由だが、そこに意味は与えられず、あくまでも「見えたものを見えた通りに描いていく」というだけの作品だ。 「旅行」というキーワードで結びつけるならばそれこそ「キノの旅」と同じデザインの作品と言えるが、「キノ」の場合は主人公が放り込まれる世界にはっきりとした意味がある。しかし今作ではどこからが「新たな世界」なのかも定かでないし、そこに与えられた意味も非常にユルい。あとは見ている人間が好きなように埋めてくれればいい。なんとも自由度が高く、自由度が高すぎてどこかへ飛んで行ってしまいそうな設定だが、そのふわふわとした覚束なさが、不思議と心地いいものに見えるのは、おそらく「世界」を与える映像がしっかりと地に足をつけたものになっているおかげだろう。「設置されたもの」として不動の「終末世界」の硬質さと、そこをふわふわと移動する「少女」たちのユルさ。つぶれまんじゅうデザインは「メイドインアビス」以上のものだが、「これをかっちり描くことだけは絶対許さん」という確固たる意志が感じられる団子のようなキャラ造形は、「世界」から「少女」を引き離し、次元が違う存在であることを誇示しているかのようだ。一歩間違えれば「FXで全財産溶かした人」にしか見えないような表情のデザインだって、「終末」という世界設定では絶対出てこない異次元の存在。このミスマッチが二つのレイヤーの存在を強調し、その間に生まれる不思議なハーモニーを明確に際立たせているのである。なんだこれ、自分で書いてて何言ってるかわからなくなってくるわ。 まぁ、とにかく「やってる意味はよくわからんが、とにかくすごい世界だ」という満足感だけは得られるのである。やっぱりつぶれまんじゅうだろうがなんだろうが、少女ってのは大切なんですよ。CVが水瀬いのりと久保ユリカ。なんとも不思議な組み合わせだが、これまたふわふわとしたつぶれまんじゅうに見事に調和するのだ。 今後毎週見続けたら、この作品はどうなっていくのでしょう。正直、割と楽しみです。 |
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Thraxi
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声優のこと全般
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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