最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
○「タイムボカン24」 5 今期の土曜夕方はこちら。毎週ピック表を書くことにしている時間なので、なるべく横目で適当に流せるくらいの作品だと助かります(ここ数年はずっと助かってました)。今期はどうでしょう。 まぁ、助かりますよね。そんなに気合いを入れて正座で見る作品でないのは間違いない。だからといってそっとテレビを消すほどでもない。夕方アニメってのはこれくらいでいいんでしょう。伝統あるシリーズだし、まっとうな視聴者層であるべき子供さん達は何となく楽しめて、思い出深い親御さんたちは「現代だとこんな風になるんだな」と苦笑いしながら見守る。うまくいけば親子の会話が弾みつつ、今作では世界の歴史のお勉強も出来るかもしれません。間違ってもお子様が「真歴史」の方を鵜呑みにしないように気をつけてくださいね。まぁ、鵜呑みにするような子供だったらもっと根本的なところから教育を見直す必要はあると思いますが。 特筆すべきこともないので一点だけ触れておくと、今作で上手いのはちょっと話題になったキャストのスライドである。そう、悪玉トリオの「世代交代」劇だ。数年前にやっていた「ヤッターマン」は、主人公サイドのヤッターマンたちはキャストが変わっていたというのに、悪玉トリオはなんとオリジナルキャスト。あそこを変えられちゃヤッターマンじゃない! というアツい要望があったことは想像に難くない。しかし、今となってはたてかべ和也が死去し、八奈見乗児や小原乃梨子も流石にいい歳である。サザエさんやドラえもん同様にキャスト変更は避けられない流れ。そこで、本シリーズの場合は一度「夜ノヤッターマン」という「番外編」を企画し、そこでまさかの悪玉トリオメインの話を作り上げた。あまりにも異色のデザインだったし、あくまでスピンオフ、あくまで深夜アニメ。そもそもドロンジョ様が幼女だった時点で、キャストが変わるのは必然であった。そうしてワンクッション挟むことで、今回の悪玉トリオはしれっと「夜ノ」方のキャストを採用。違和感なくスライドに成功したのである。……いや、まぁ、一般視聴者がどの程度「夜ノヤッターマン」を見てたかって言われたら、圧倒的に見てない人の方が多いと思いますがね……。とりあえず、俺の中では自然にスライド出来てるよ。 その他、主人公チームの方は若手を抜擢。野郎側はほぼ新人、女の子の方は「タブータトゥー」の姫様役でいい仕事を見せてくれた鬼頭明里。こちらも素直に聞けるものに仕上がっているので問題ないし、それ以外の部分のキャストが濃すぎるので、楽しみ方として「聞いてる」だけで問題無いだろう。千葉繁やら愛河里花子やら、なんかもう、「うるせぇ」の一言ですね。こういう賑やかさでドタバタやってくれれば、多分お子さん達もそれなりに楽しんでくれるんじゃないでしょうか。ボクはピック表を書きますね。 PR ○「デジモンユニバース アプリモンスターズ」 5 9月中に始まった「へボット」を除けば、今期一発目の新番組。いや、別に除く意味は無いんだけど。 基本的に、わたしゃデジモンという文化に一切接点は無い。過去にはそれなりに人気を博したアニメ・ゲームだったようだが、世代があわないのでさっぱり見てないし、最近劇場映画になったりもしてたけど、特に思い入れもないので追いかけることはしなかった。だからこのタイトルが新番組のリストに上がっていたときにも「まぁ、デジモンはスルーでいいかなぁ」と思っていたのだが、一応の視聴。何故視聴したかといえば……まぁ、キャスト表ですよね。なんと、今作の少年主人公はCV内山夕実である。ゆーみんの少年役は過去に何例かはあったが、ここまでの重要ポジションは当然初。というか、ゆーみんが単独で主人公になり、キャスト表でトップに来るのは、これが初めてのことなのである(「貧乏神が!」はダブル主人公だったのでね)。ゆーみんファンならこれを逃す理由は無い。 そんな邪道な動機で1話目の視聴だが、これが案外悪くない。デジモンを知らないとは言ったみたが、どうやら今作は過去のデジモン文化とはさっぱり関係無いらしい。何しろ「アプリモンスターズ」だからね。スマホアプリがそのまんまモンスターとなり、主人公とチームを組むのはまさの検索アプリ。主な攻撃方法が「相手の弱点を検索する」というえげつない設定で、まさに「ググレカス」を地でいく信じられないキャラ設定なのである。こうして子供向け番組でスマホやらアプリやらが普通にまかり通っているのを見ると、時代も変わったもんだとしみじみしてしまうね。特に私のようなガラケーおじさんはね。しかし、1話目で検索アプリとメッセアプリ、2話目で地図アプリと進んで、果たして何話分くらいのストックが出来るものやら……。 製作は当然の東映アニメーションだが、1話目のデザイン性は割と好みのタイプ。朝アニメではあるがそこまで朝っぽくなく、かといって深夜アニメというほど阿漕でもなく。同じ時間帯にやっている「カミワザワンダ」と色んな部分で被るのだが、こっちの方がシリアス風味が強めで頭身も高く、「ワンダ」がギャグメインで引っ張るのに対し、こちらは素直な「能力バトルもの」の見せ方になっていくだろう。まー、どうせ東映だから作画のクオリティはどこかで下がるとは思うが、しばらくはこのままで進んでくれたら嬉しい。ちなみにディレクターは「ドキプリ」の古賀豪。一体どんな作劇になっていくのでしょうかね。 あとはずっとゆーみんの事ばっかり書いていい? いやー、ゆーみんの少年主人公役は本当に感慨無量。「ついに少年役かぁ、腕白な様子を見せてくれるのかナー」と思っていたら、この少年がなんと読書が趣味で存外に優しい男の子なのである。普段のゆーみんがやってる役の系統を考えたら、女の子よりもおしとやかなくらい。こんな優しげで落ち着いたゆーみんはなかなか聞けないぜ。その上で、きちんと主人公として締める部分は締めてくれるので、もちろん何の心配もなく聞いていられる。執拗に「主人公かどうか」を聞かれる主人公っていうポジションも「永遠の名サブキャラ声優」と言われ続けてきた内山夕実の歴史を思えばなかなかに意味深。これだけでも内山夕実ファンは必見必聴ですよ。その他のキャスト陣も安定の東映作品ってことでガチガチに固めてあるので無問題。なんかモブに高橋李依がいたんだけど、何かキャラで絡んでくるんだろうか。 さぁ、あとはどこまで作画が保つかだ。東映作品は崩れた作画の趣を楽しむところまでが味わいだからね(覚悟)。 ○「へボット!」 ー 秋期クールの記念すべき一発目の作品となったのは、いわゆるニチアサ、「ガンダムUC」の後番組で登場したコレ。……何だコレ。怖い。なんか、触れちゃいけない狂気を感じる。 朝の子供向け番組は、現在プリキュア・「カミワザワンダ」「タイムトラベル少女」あたりは視聴しているのだが、まぁ、やっぱりどうしたって深夜アニメに比べると優先順位は下がってしまう。何となく観ているというのが正直なところなのでこれ以上作品数を増やさないためにも、この訳の分からないアニメはスルーするのが正解なんだよ。でもまぁ、「ガンダム」の後に番宣やってて、そこから聞こえてきたメインキャラのCVがしーたむだったから、まぁ、見てみようかな、ってなるじゃん。見るじゃん。……何だコレ。 いわゆる「コロコロ的ギャグの描写」ってこういうのなんだろうな。小学生が笑える下ネタをぶっ込んで、とにかく不条理に、訳が分からないけど勢いがあればいいや、というノリ。うん、そういうものの存在を頭では理解出来るし、穏やかに微笑みながら「そういう作品もあるよね」と受け入れられると思っていたのだが……なんか、一次元違った。だって、何してるかさっぱり分からないんだもの。前後の整合性など知ったことか! とばかりに「何となく面白そうなこと」を並べる勢い任せの展開。しかも本作は「ギャグ」をメインテーマとしているというのが恐ろしいところで、なんと作中では「新しいギャグを産みだす」ことが至上命題になっている。そんなもん、構えられても笑えるわけはないと思うのだが……何か、スタッフの鬼気迫る意気込みみたいなものは感じた。これは「子供には子供らしいものを見せておけばいいんだろ」みたいな適当な作劇理念からは産まれてこない気がする。この不安感は、「ミルキィホームズ」の「バリツの秘密」を始めて見た時の感覚にやや似ているが、あれはあくまで計算尽くで産みだされた不条理だったわけだが、こちらの作品の不条理については、どこまでが計算なのかも計り知れない。監督は「ログ・ホライズン」の石平さん。構成は長年こうした子供向けアニメを担当している冨岡さんだ。ってことは、これは全て計算された第1話だったというのだろうか……怖い。人間怖い。 これを現代の子供たちがどのように受け取るのか、おじさんには想像もつかない。数ヶ月後、町中にへボットが溢れるようならば、このアニメは成功したといえるのだろうが、なんかこう……もっと全然別な危険なものを布教しているようにも見える……。何で日曜朝7時からの子供向け番組で「ネジバージン」とかいう訳の分からない言葉を聞かされなきゃいけないのか。起き抜けに見て耐えられるカロリーじゃないぞこれ。さぁ、全国のお父さんお母さん、子供さんにこれを見せてどんな風に育つのか、しっかり観察しておいてくれ。あ、あとこれで少しでも将来の井澤病患者が増えたらしめたものだ。 ○「七つの大罪 聖戦の予兆」 ー たかだか4話ぽっちなので別に新番チェックで記事立てする必要も無いんだけど。一応、記録としての一貫性を持たせるため。 これって一体どういう企画意図で進められたものなんでしょうね。アルスラーンやるにしても1クール保たないから穴埋め代わりにOVAみたいなものを流そうと思ったのか、本当は1クールやりたかったアルスラーンにせっかくの企画だからとねじ込んだのか。まー、出版社が同じだとこういう荒技も出来るぞ、っていう面白い1つの類型を作ったというだけでも意義はあるな。前から言ってることだけど、アニメの辛いところって「1クール」っていう(作品側からしたら)謂われのない尺に縛られるところなので、こうして分割でも何でも、枠にとらわれない自由な形での発表の場が増えるというのは今後の作品作りの自由度を上げられる方法だと思う。今期だったら「planetarian」みたいにWeb限定で放送するっていう手もあるが、やっぱりテレビ放送とネット限定だと未だに大きな開きがあるのは事実だし(実際、俺はWeb限定作品はほとんど見ないし)。 ま、そんな外側の話はさておき、何でも原作者が脚本を書き下ろしたオリジナルストーリーの放送らしいぞ。もう原作は全然追いかけてないし、1期の内容もうろ覚えなレベルの視聴者からしたら「ふーん」くらいの感覚だが、ファンには嬉しいサービスなのではなかろうか。すぐに終わるって言われてるからどうせ大きな話にはならないって分かってるし、製品版についてくるオリジナルエピソードのテレビ放送くらいの感覚でお手軽に楽しむことが出来るのではなかろうか。実際、1話目も本当にどうでもいい(悪口ではないよ)内容がほとんどだったしな。テレビシリーズの枠を決めて放送すると、なかなかこういう遊びの話数って作りにくいから、まさに適材適所のお話作りである。メインがホークの時点で、私の場合は下手したら本編より楽しい可能性すらある。ただでさえキンキン声の久野ちゃんが、さらにホークがミニサイズになったことで1段高いところの声出してるんだもんなぁ。 そして今作はヒロイン勢が強いね。「勢」っつってもエリザベスとディアンヌしか出てないけどさ。どちらも存在感はばっちりで、特に今回はエリザベスの非常に念の入ったパンツ描写がやばかった。そこに力入れるのかよ。いいぞもっとやれ。1話目からヒロインの股ぐらくぐったり乳を揉んだり、日曜夕方でも自由でけっこうなことですな。次からは流石にもうちょい真面目なことやるんだろうが、上手いことこれを中継ぎに使って、何とか正規の2期シリーズへ繋げていってほしいもんである。 ○「Planetarian〜ちいさなほしのゆめ〜」 6 今期新番チェックもこれにて一段落。新番タイトル数は41本にのぼり、視聴番組は週に55本……やめてください、死んでしまいます。流石に今期は何本か切っていくかなぁ……。流石に「パズドラクロス」は切れよ、と自分でも思う(でもカミワザワンダは切らない)。 さて、そんな記念すべき最後の作品だが、かなり変則的な視聴スタンス。というのも、これがWeb配信限定アニメであり、私はよっぽどのことが無い限り、テレビ放送が無い作品はスルーするからである。まぁ、過去の実績を遡るとその「よっぽどのこと」のほとんどがダテコー作品なのはどうかと思うが……まぁ、そういうこと。基本的にそれ以外は情報自体をキャッチしないことも多いので自然にスルーし、例えば今期改めてテレビ放送されることになった「ももくり」みたいな例は遅れて視聴することもあり得る。そんな中で何故今作を視聴することになったかというと、単に知り合いから紹介されたからである。(こんなこと書くと大体誰だか分かりそうだが)Key作品に一家言ある某氏は今期の「Rewrite」に対する私の感想に心痛めた部分があったのか無かったのか、「もう一本あるからこっちも見て欲しい」と紹介してくれた。普段なら「いや、web限定アニメは見ないことにしてるから」とスルーするのだが、「20分×5話だけで終わるから」と言われ、まぁ、それなら負担にもなるまいと思って、この度遅ればせながら1話目を視聴したわけだ。 うん、なるほど、確かにこれは気になるね。元々ギャルゲ産まれの作品だろうし、ヒロインの設定が阿漕といえばそれまでなのだが、ヒロインと主人公の会話のみでただひたすら時間が流れる設計が潔く、とにかくここさえ見られればいい、という分かりやすい構成になっている。最初に荒廃都市が出てきたときは「まーた日本がボロボロになってる」と呆れたものだが、外側の設定は割とどうでもいい部分なんだ。とにかくすったもんだの末に孤独になってしまったちょいとお馬鹿なロボットがおり、そこに殺伐とした「外」の世界から男がやってくる。ロボットはあくまで「機械的に」仕事をするだけだが、ある意味で何よりも純粋なその振る舞いに、男の方が感化されていく。 これまた遙か昔から語られているSFの基本設計だろう。私の体験だけで言っても、原体験と言える作品は「火の鳥」シリーズが思い浮かぶし、最近では「ガラスの花と壊す世界」あたりは近いジャンルと言えるんじゃなかろうか。そんな陳腐な題材ながら、短い時間の中でもゆとりを持たせてキャラの交流を描き、一切噛み合わない中にも愛嬌が混ざり、そして、何よりももやもやした「気掛かり」が残る。全くもって個人的な趣味趣向になるのかもしれないが、この「気掛かり」は嫌いじゃないんだ。本来魂が無いはずのものに心を見てしまうという人間の業のようなもの(それも1つの優しさなのかもしれないが)は、私が何故か昔から心惹かれるモチーフの1つなのだ。漫画「Q.E.D.」の「ヤコブの階段(コミック4巻収録)」あたりを読んでもらうと何となくその辺の感覚は分かってもらえる……かな? まぁ、チョロいと言えばチョロいかもしれんが。なんか、久しぶりに「CLANNAD」のときに見た「どこかやるせない切なさ」みたいなものが垣間見えた気がする。 画の方はそこまで労力がかかっているようには見えないのだが(むしろ導入となるロボットとのチェイス部分にリソースの大半が割かれていたようにも見えるが)、まぁ、そこまでこだわり抜いた作画が必要な内容でもない。プラネタリウムの中がメインの舞台になるのだとしたら、いっそドラマCDでも足りているくらいのものだが、作品の狙っている部分を阻害することなく、スルッと入ってくる情景描写は自然に受け入れられるもの。主人公の細かい所作なんかはいい演出方向。誰のお仕事かと思って見てみれば、なんと監督・コンテが津田尚克である。もちろん制作はdavid pro。こんなところでこんな仕事もしてるんやなぁ。なんとこれ、劇場版も用意されていて、今回のアニメシリーズはひょっとしたらその劇場版の宣伝みたいな仕事も兼ねているのかもしれない。残り4話でどうなるかは定かでないが、もし気に入ったら劇場にも足を運んでみましょうかね。 ○「バッテリー」 5 今期ノイタミナ枠。「暗殺教室」の枠が終わってしまったので、今期は木曜夜のフジ系列がこれ一本になってしまったな。 いかにもノイタミナらしい手堅い一作。いや、「ノイタミナらしい」っつってもやたらに勝負かけてくる作品もいっぱいあるんだけどさ。今作は色々とメディアミックスした実績の多い、ある意味で「安定した」原作が満を持してアニメ化という形なので、これは「手堅い」方の作品と見てしまっていいだろう。いや、原作がどんな作品なのかはよく知らないんだけど。小説媒体での野球ものって珍しいな。 監督の望月智充はこれまた安定感のあるベテラン。ノイタミナでは過去に「さらい屋五葉」という激シブ作品を展開し、これが素晴らしい出来だったので今作も期待したいところだが、まー、正直「普通」だわな。キャラクター原案に志村貴子が参加しており、これまたノイタミナの「放浪息子」みたいな雰囲気を出した水彩のような背景設定は特徴的だが、キャラ作画やその他プロップなどを見ると、そこまで手の込んだものであるようには見えない。悪いもんじゃなかろうが、そこまで響くような特別な要素は無かった。野球ものなのだからここから実際の試合を始めればまた見どころも出てくるとは思うが、あまり過度に飾り立てるような作品でもなし、実際1話目の投球シーンはそこまで仰々しくならず、背景に合わせるように淡々とした処理とすら言えた。この手堅さが吉と出るか凶と出るか。キワモノの多い昨今の深夜アニメ業界では、薄味だとどうしても興味を引っ張れない恐れがあるのだが……。 気になるのは「ゼロジー」という聞いたことのないアニメスタジオの名前。調べてみても詳細は分からないのだが、一応起業した人間を調べるとI.G.やAICからの独立か? 当然これが初の元請けということになるのだろうが、最後まで完成させるスタミナがあることを祈りたい。まぁ、ノイタミナ枠は制作資金が豊富そうなので、ここまでほとんど作画崩れなんて見たことないけどね。むしろノイタミナ独自の問題点としては、話数が11〜12話しかないことの方が心配。野球アニメを1から初めて、この話数ではたしてどれだけのものが描けるだろうか。そのあたりが一番気になるのだが……。 ○「ダンガンロンパ3 The End of 希望ヶ峰学園 絶望編」 5 改めて観ると恐ろしいキャスト陣だな……これ、今後毎週集まったらエラいことになると思うんだけど、流石にそんなことはない……かな? 「あのメンバー」が集まっての「絶望編」。完全新作の「未来編」と異なり、こちらはある種のスピンオフみたいなものなので、現時点ではダンガンロンパ的なフォーマットからは外れた構成になっている。謎解きやらなにやらは無さそうなので一応点数は基準点としたが……でもさ、普通に考えて何も無いはずがないんだけどね……だって、わざわざ2本同時に放送開始だよ。しかも重要なポイントとして、何故か「未来編を先に放送開始」したんだ。おかしいよね。普通に考えたら放送日程は絶望編を先にすべきだ。その方が時系列に沿っているし、おそらくサプライズ要素が入ってくるなら未来編の方。そちらを後に回して、「前日譚」である「絶望編」は先に流して馴染ませるべきだろう。1話目だけで考えても、例えば雪染先生という新キャラを導入するにあたって、「絶望」→「未来」の順に放送していれば、「あの絶望編で登場してた先生がまさかの!」というサプライズを手軽に与えられたはず。にも関わらず、実際は逆順になっている。話数が同じかどうかは定かじゃないが、もし同じ場合にはこちらの方が「後で終わる」のだ。これは一体どういうことだろう。そこに、どんな意図があるというのだろう。 「未来編」との接続を考えると、単純に考えれば両方の作品を跨いでいるキャラが重要な役割を果たすことになる。もっとも分かりやすいのは雪染先生だろう。彼女は未来編では不幸にも最初の犠牲者となってしまったわけだが、前日譚である絶望編では主人公のごとき大活躍。そして、「絶望をもたらされたクラス」の担任のというとんでもない経歴があり、今作冒頭の物言いもやたら意味深だった。「未来編」の感想で「中原麻衣をこんなに簡単に殺すなんて!」と書いたわけだが、おそらく彼女のメインフィールドはこちらになるということだろう。果たして、彼女は一体何者なのだろうか。そしてもう1人作品を跨いでいるのが、謎の新キャラ御手洗亮太。彼の存在については、「2」をプレイ済みの人間ならなんとなく頭に引っかかる部分はあるだろう。何しろ、ゲーム版の十神(?)のポジションに入っており、そしてデブなのだ。まぁ普通に考えたら御手洗亮太を名乗る人物がアレな感じで、未来編ではソレな感じになると思うのだが……そのあたりは一応様子見かな。そしてもう1つの謎は七海の存在。彼女についても、普通に考えたら「いないはず」のキャラなのだが……まぁ、そのあたりの接合を果たすのが前日譚の醍醐味という奴だろう。現時点では雪染先生の動向以外は大体想像がつくが、上述のような放送順の問題もあり、未来編と絶望編のどちらを「本命」としてスタッフが用意しているのかによって、こちらの作品の展開も変わってくると思われる。週に2回のペースで放送されてどっちも気が抜けないのが大変だ。 まぁ、ひょっとしたらマジで「2−Bの愉快な仲間達の学園生活アニメ」になるかもしれないが、それはそれで楽しそうだからいいや。唯吹や蜜柑ちゃんが動いているだけでも私は楽しいのです。あと花村の活躍もね。ゲームの方ではあんまり(自粛)。左右田の髪の毛の色がなんかおかしい気がするんだけど、こんなにけばけばしい色だったのかよ。あと田中も髪型もなんか変だし。色々気になる要素がてんこ盛りだなぁ。ちなみに田中の名前が放送されないのが権利関係なのか、理由があってのことなのかはまだ分かりません。サンライズに許可とってこいよ、銀魂みたいに。 とりあえずこのキャスト陣なのでわたしゃそれだけでもヘヴン状態です。まさかこのクラスを統べる先生がこんなに素敵な人だったとはねぇ。「常在戦場」の習字はこの時点ですでにクラスに張ってあるのね。色々と発見も多いし、今後が楽しみなのは相変わらずだ。 ○「クオリディア・コード」 5 やっぱりガングニールの破壊力は別格だなー。ん? 違う? いや、でもほら、大体同じじゃない? 歌ってたし(別なキャラが)。 なんだかよく分からない展開を見せたアニメ。流石に依って立つところがなくて不安だったのでデータを調べると、なんだか妙なプロジェクトの一環なのね。3人のラノベ作家が同じ世界観で別々の主人公を立ててお話を展開していくという。なんだろ、フリー素材で好きなようにして下さい、みたいなことなんかね? ラノベ作家も詳しくないので一応確認したけど、「変猫」作者、「デート・ア・ライブ」作者、そして「俺ガイル」作者。……うーん、この中で一番好きなのは「デート・ア・ライブ」ですけども……アニメの出来って必ずしも原作の良さに比例しないからなぁ。変猫も嫌いではなかったし(俺ガイルは嫌い)。 そんな不可思議なプロジェクトのメディアミックスとしてスタートしたアニメ。3人でのチームプロジェクトという部分は、何故か東京・神奈川・千葉という3県にチーム分けすることで表現されており、少なくとも1話目の主人公視点は東京チーム。まぁ、一番まっとうに主人公してるっぽい? なんかまた日本が水没してたんですが……最近やたらとボロボロの国土になった日本を見かける気がしますね。一応この3県が取り扱われてるのって海アリ県だからなのかな。埼玉がはぶられてるのが可哀相だけど、海が無い県だとアンノウンとやらが襲ってこられないから……かな? いや、どう見ても異空間転移して出てきてるんだから、別にわざわざ海上から出てこなくてもいいと思うんだけど。とにかくなんかよく分からないエイリアン的な奴が毎度のことながら日本を襲撃してきたので、一度は滅びかけたけどそこから復興。特殊能力「セカイ」に目覚めた若者達の能力バトル地球防衛アニメ……であってるのかな? ぶっちゃけ、見るべき点はあんまり無い。設定が陳腐だし、一番のネックは侵略者側の描写が一切無く、何を考えて侵攻してるかが分からないところ。そういや同じようなことを「アンジュ・ヴィエルジュ」でも書いた気がするな。ネウロイは自由意思無しで襲ってくる状態だとご都合主義で「ピンチのためのピンチ」しか作らないからあんまり面白くないんだ。そんな敵キャラと戦う能力についても今のところ目新しさはなく、モブたちは単なる銃撃しかしてないのであんまり特別感はない。まぁ、千葉に至っては何が特殊能力なのかすら分かってないので、ここからもう少し設定は盛れるとは思うが。1話目のバトルには、あんまり惹かれるものはなかった。重力を操る東京も、剣戟を操る神奈川も、いちいちやってることが「どっかでみたようなやつ」なんだよな。 一応、良かった点もフォローしておくと、主人公の極端な人付き合い下手設定は嫌いじゃない。ぶつくさ文句を言いながらあらゆる面でヒロインをフォローしてあげる甲斐甲斐しさはどこかキュンと来るものはある。人との接し方マニュアルのVol.3を読んでたってことは、2冊は読破してあの状態なんだよな。……不器用過ぎるやろ。このへんの設定でもう少し笑いやハートウォーミングな方向にドラマが掘り下げられれば、案外良いキャラになるかもしれない。ただ、現時点でヒロインの方にあんまり魅力が無いんだよな。主人公が言ってたように、単なる阿漕な萌えキャラのテンプレだからなぁ。そういう意味ではチーム構成は東京よりも神奈川・千葉の方が好き。神奈川はなんつっても脳天気あおちゃん+それをサポートする剣士が百合っぽいのが良いし、千葉はなんかもう、色々見えてこないのが逆に気になる。ダウナー系のキャラって大体1つのコミュニティに1キャラ制限があると思うので、兄妹揃ってこのテンションっていう組み合わせはレアで興味が湧く。今後の展開は東京を中心にするのか、それとも3県を分けて描いていくのか。それによっても評価は変わりそう。バトルの方は……まぁ、期待しないので適当にどうぞ。 上述の通り、中の人要素からの期待票みたいな部分はあるので中の人の話。トップは当然あおちゃんキャラだが、ダウナー系千葉の2人も気になる。妹の方は今期レギュラー2つ目のちかぺである。こういう役でも、キャラの後ろでイキってるちかぺが透けて見えて楽しい(正しくない楽しみ方)。あとはサポートしてくれる大人たちとか、そういうところでどのくらいキャラが立つかだね。一応上手くいけば大きなコンテンツになるかもしれないので、しばらくは見守っていきたい。 ○「モブサイコ100」 5 なんか、今期は「圧倒的な力を制御してる中高生」のアニメクールなんですかね。いや、斉木しかいないけどさ。みんな能力に目覚めると色々大変なんですね。 原作が「ワンパンマン」と同じ人、あちらは元々自分で書いてた奴を村田雄介が作画を務めてああいったアニメ化まで持っていった作品だが、続いて、その原作者が作画を続けている作品もアニメ化したということか。基本的にWeb媒体の作品は何も追いかけていないので、そのあたりの事情もよく分かってないくらいに原作未読。でもまぁ、考えてみりゃ設定は「ワンパンマン」に似たり寄ったりではあるな。冴えないタマゴみたいなやつがとにかく無駄に強いっていう設定で、それを社会があまり持ち上げてないところも一緒。「ワンパンマン」はそこに襲い来る理不尽なモンスターたちとの戦いで盛り上げてくれたわけだが、こちらの作品はどうなっていくんだろう。流石に全く同じような展開だったらアニメ化はしないと思うので、原作者がどういうストーリーテリングを見せてくれるのかは楽しみな部分。 「ワンパンマン」はマッドハウスの全精力を傾けた作品だったが、こちらの作品で対抗するのはボンズ。なるほど、これはなかなかの見もの。さらに監督は傑作「デス・パレード」で見事な手腕を見せてくれた立川譲ということで、嫌でも期待が高まる。感情を込めた1つ1つのモーションの見せ方なんかに、あの時の片鱗は見えるかな? とはいえ、1話目は「まぁ、このくらい」という感じのスタートである。やはり原作絵がショボいということもあり、作画クオリティは高いが「ワンパンマン」みたいにビビッと際だった作劇は難しく、この妙にゆるい世界をどのように大仰なドラマで着飾っていくか、というのが今後のポイントになってくるのだろうが、1話目はあくまで顔見せ程度なので、そうしたギャップの激しさはまだ笑いにまで昇華していない。ネタの差別化も図られていないので、このままだと「ワンパンマンでいいじゃん」ってなる可能性もゼロじゃないのだ。まぁ、アニメ化も非常に力が入っているようだし、流石にそんなことにはならないと思うが。一応、あくまで様子見の1話目だ。サイケデリックな戦闘描写なんかは、色々と制作陣が遊びを入れてくれていることは伝わってくるので、今後それらがどのように厚みを持たせることになるかが勝負だろう。 中の人は、主人公・モブの中の人が新人、なおかつあんまりしゃべらない役ということで、とりあえず霊幻役の桜井が全部持っていった。こういうハッタリ系のキャラって、二面性をナチュラルに出さなきゃいけないから結構重労働なんだけど、まぁ、その辺は心配無用だな。ヒロインっぽい女性は、たまに思い出したように声優業にも顔を出す佐武宇綺。この子は割と上手いと思うんだけど、声優業に本腰を入れる様子はないねぇ(他で何してるかしらんが)。ま、こんな食い扶持にならない業界に入ってくる方が奇特なわけだしな。 |
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プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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