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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「ClassroomCrisis」 6

 冒頭「アニメイズム」のロゴが作中に食い込んでたんだけど、どうしたらいいだろう(録画で残すか削るか)。こういう演出は初めてだな。

 普段、基本的に新しいアニメがくる場合にも特に予習はせずに全てをありのままで受けきる体勢の私ですが、本作はちょっとだけ事前にプロモ映像を見ています。何故かっていえば、そりゃ中の人の顔出し企画だからですね。キャスト陣が毎回2人ずつコンビを組んでペットボトルロケットを作っていくっていうよく分からない企画なんですが、これのアスミス回がとても良いです。アスミスの眼鏡美人っぷりがこれでもかと堪能出来ますので、ファン必見。あと津田ちゃん回のどうしようもないテンションも割と良いですね。

 まぁ、そんなわけで声優番組作ってくれてるから良い作品。……というだけだと流石に駄目だけど、完全オリジナルの導入としては悪くないスタートだったんじゃないでしょうか。最初の印象では「クラスのみんなで宇宙船作るよ!」みたいなノリで一番近いのは「ロボティクス・ノーツ」とかになるのかな、って思ってたけど、転校生がいきなりその流れに真っ向から抗う形で登場したので、ここから何が起こるのかは全くの未知数。宇宙の高校生サラリーマンのハートフル奮闘記って、さっぱり分からないからな。1話目は、とりあえず「めっちゃ早いシップを作ってたんだぜ」ってんで無骨なパイロットがひたすらスピードの向こう側に向けて突っ走る内容になっているが、その裏では「予算」っていう重たすぎる枷が足を引っ張りまくっているし、あくまでサラリーマン、あくまで学生として、今後はねちねちと細かい要素でも見せ場がありそうだ。個人的には、どうせ「宇宙での格好良い動画で見せるぜ!」なんてのは他の作品でもナンボでも見られるものなので、どっちかっていうと「世知辛い町工場経営再生物語」を中心に見ていきたいですね。

 キャラクターデザインは割と好み。そして1話目で一気に一クラス分のキャラがまとめて登場したわけだが、それなりに描き分けも出来ているし(まぁ、事前に中の人情報があったおかげかもしれないけど)、「こいつらが今後どんな問題を巻き起こすのだろう」という興味は引かれる。アスミスの会計キャラが初っぱなからトバし気味で良いですね。他にもプロフィールを見ると開発者、パイロット、プログラマーなんかに混じって「広報・プロモーション」なんて仕事も混じっている。こいつら、1人ずつクラスとして集まってる意味は全く無い気もするんだけど、1人1人で別なドラマが作られるなら割と面白いんじゃなかろうか。そんなクラスを支える担任の森久保祥太郎も(いつも通りながら)良いキャラになっていて、シリアスになりきらないところで引っかき回してくれそう。一体どういう展開になるのかしらね。

 こうしてみると、一番わからねぇのはやっぱり転校生だな。リストラしたいならさっさと首切ればいいだけの話だと思うんだけど、なんでこんな展開になってるんだろ。その辺の説明も今後はあるのかな。

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○「戦姫絶唱シンフォギアGX」 6

 さぁ! 帰ってきたぞ! 響が! 翼さんが! そしてクリスちゃんが!! 当方、2期に引き続け、全力で今作をえこひいきしていく所存。

 1話目は、2期以降に世界がどうなっているか、という後日談を含めての緩やかなスタート。いや、全然緩やかじゃないな。まず、最初に飛び出してくるのが「マムの遺体」っていう時点で笑うわ(不謹慎)。残念、ナスターシャ博士は流石に生存展開は無かった……のか? どうでしょうね。あれだけ厳重に遺体が保管されてるなら、後からの復活展開とか、傷心のマリアに渇入れにくる展開は普通にありそう。2期でのフィーネさんと同じ立ち位置で。そうでないと喜久子おねーちゃんが悲しむから……。とにかく、今期最初のミッションは「シャトルを何とか無事に着地させよう大作戦」。2期の時は聖遺物運搬任務がこれに当たっていたが、今回は最初から明確な敵が存在しないため、「シャトル救出」や「火災現場での捜索」といった人命救助ミッションが主になっている。まー、最初のシャトル任務から馬鹿全開でしたけどね。山をぶった切れるだけの出力があるなら、シャトル1機くらい逆噴射ですぐに停止させられそうなもんだけどね。そんなことは重要じゃない。オープニングはとにかく巨大なギアを操りながら、3人のグループソングのお披露目、これが大事なのである。スピーカーから聞こえてきた響の第一声が「平気、へっちゃら」というのも分かってらっしゃる。そう、あとはもう、「あの歌この歌、懐かしのメロディ」だけでもシンフォギアファンは満足しますわ。

 とはいえ、一応今期の懸念材料はあるのでそれを先に書いておこう。まず、上記のように「穏当な任務」から始まり、クリスちゃんも、マリアさんも、割と「平和な世界」に馴染んでしまっているために、2期までのガツガツした感じは薄れている。特にクリスちゃんの場合、2期は「馴染みたいけどまだちょっと……」みたいな戸惑いがあっての完璧な配分だったので、デレオンリーだと何か物足りなくなる恐れがある。マリアさんも、「敵なのにデュエットするよ」とか、「敵の大将格だけどとにかくヘタレだよ」っていうのがチャームポイントだったので、無条件に手を結ぶようになると、牙をもがれてしまう恐れもあるのだ。実際、今期第1ステージを飾るデュエットソングにしても、2期冒頭で翼さんと丁々発止のやりとりをみせた「不死鳥のフランメ」に比べて、予定調和じみているので少し刺激が足りない気もする。まぁ、映像は気合いが入ってるからこれはこれで満足なんだけども。

 もちろん、牙をもがれたとはいっても、ここからきちんと敵対組織が出てくればみんな気持ちも引き締まってくるはず。特に1話目の導入から考えると、マリアさんの去就は今後の展開に大きく影響しそうである。2期のクリスちゃんみたいに、善悪・過去の罪・翼さんたちとの付き合い方なんかで思い悩む展開もあるかも。調と切歌はあくまでマリアについていくだろうしなぁ。いや、あの2人はもうすっかり溶け込んでるのかな。

 そしてもう1つの懸念事項は、当然「人数の多さ」である。何度も引き合いに出すのは「なのはStrikerS」の悲劇だ。我々はあの辛い結末を戒めとせねばならない。味方サイドだけでも最低6人。既にCDのリリーススケジュールでそれにプラスアルファがあることは分かっており、曲を流し、全員に活躍のシーンを作るだけでもけっこうな難行。出来れば切歌にも調にも大活躍してほしいものだが、あくまでも求められるのは「出番をまんべんなく用意すること」ではなく、「見せ場に見合ったポジショニングを維持すること」である。最低限のラインさえ守ってもらえるなら、多少活躍の度合いに差が出てもしょうがないと思います。視点が散ってぐだぐだになるのだけは避けてほしいですな。

 とりあえず、1話目ではトリオソング、翼×マリアのデュエットソング、響の一曲目、そしてオープニングがお披露目。考えてみりゃ、CD10枚×2曲だとすると20曲。1エピソードで1曲ずつじゃ終わらないのよね。どういう風に各曲の見せ場を作るか、っていうのも難しいところ。現在は、チームマリアの3人はギアすら与えられていないようなので、活躍のタイミングを多少ずらすことで曲のリリースも調整出来るだろう。個人的には切歌ちゃんがどんな歌で攻めてくるのかがとても気になります。あと、出来れば1期2期の曲も間に挟んでもらえると最高なのだが……なかなか難しいかなぁ。一応、台詞回しなんかでガンガンぶっ込んできているので、それはそれで楽しいんだけどね。「冷たい手握って」に「ぷにった二の腕」ですか。ぷにってるのは二の腕じゃなくてお腹なんだけどなぁ。ナウなワンピでゴーゴーです。

 さ、あとは新キャラの活躍も含めて、どんな3期になるのかドキドキしながら毎週正座視聴で見守っていくよ。カラオケ練習が捗るなぁ!

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○「乱歩奇譚 Game of Laplace」 6

 正直1話目だけでは何とも言えない状態だが、これまでの諸々を鑑みて「期待出来そう」と。

 スタッフは岸誠二 With チームラルケ。当然脚本は上江洲さん。いわゆる「原作あり作品で堅実な結果を残せる」ことには定評のある面子である。他方、個人的には岸誠二のオリジナルはまだまだ信じられないというのが正直なところだが、今作は……原作あり? うーん、無し? 微妙なところ。ただ、そうは言ってもこのノイタミナ枠では充分な結果を出している「暗殺教室」からそのまま流れてきているし、決して現時点での心象は悪くない。また、結果がどうなるにしろ、一応は「ミステリ」の体裁を取った作品になっており、岸誠二は一度「ダンガンロンパ」のアニメ化で色々と経験を積んでいる(苦汁をなめた、と言ってもいい)。幸い、今作は「ロンパ」と違って無理矢理1クールに収めなければいけない物語の枷は無い。上江洲さんを中心として、新たな物語を「出来る分だけ」作れば良いのである。そう考えると今回のスタッフのセッティングは、かなり好条件で、期待して良いのではないかと思えるのである。ノイタミナは「UN-GO」という前例があり、「過去の巨匠リビルド作品」というコンセプト自体も、一度経験済みのものだ。プロデュースする上で、「UN-GO」の良かった点を踏襲しつつ、更に一歩先のエンターテイメントを実現させてくれるのではないか、という考え方もあながち間違いでは無いだろう。そして、何よりも今回は、あの大乱歩なのである。

 「あの」とか言っている割に、私はそこまで乱歩に明るくない。ご多分に漏れず、小学校時代にジュブナイルとして少年探偵団やらなんやらをちょいちょいつまんで楽しんだ身ではあるが、思い返せば一体何年前のことやら。そこから真剣に読み返したこともほとんど無く、今となっては幼少期の漠然とした「ワクワク感」を覚えているばかり。今回放送の「人間椅子」にしても、そりゃ大まかな内容こそ覚えているが、それがどういう雰囲気で、どういう筆致で描かれたものだったのかなんて覚えてない。そんな茫洋としたイメージだけの状態なので、かえってそれが「現代アニメ」として蘇る際、どんな脚色で、どんな理念で作り替えられるのかは、ほとんどしがらみ無しで楽しむことが出来るだろう。下手に原作愛が強すぎると色々拒否反応を示してしまう恐れがあるので、個人的にはこれくらいの接点が一番良いのではないかと思っている。

 そしてこの1話である。もう、人間椅子でも何でもない。このかっ飛び具合。どっちかっていうと乱歩じゃなくてPYCHO-PASSだ。開幕一発目のビジュアルが王陵璃華子のやり口とまんま一緒だ。完全に、ホロに隠れて町中に安置され、最終的に犯罪係数あげちゃういアレだ。なんやかんやあった結果霜月美佳ちゃんが監視官になっちゃう理由を作ったアレだ。唯一違うのは、今回槙島さんが「作る側」じゃなくて「解決する側」に回っているということ。まー、アケチさんは槙島さんよりよっぽどまともだろうけど。そして、中心となるのは当然のことながら我らのコバヤシ少年。いや、こんなコバヤシ君はみたことないけども。圧倒的ショタ力、そして圧倒的主人公フィールド。「暗殺教室」からの繋ぎなのでどこかナギサ君に通じるものがあるが、「可愛い顔して実はデンジャー」を地でいくキャラ設定はなかなか魅力的。中の人の高橋李依はこれまで殆ど認識したことの無かった声優だが、フラットなようでいて案外マッド、そしてショタ的にエロいという良い落とし所で1話目から魅力を振りまいている。キャラクターデザインを含めて、見やすくまとまったビジュアル面も悪くないし、それこそ「ダンガンロンパ」あたりから活かされているような、どこか人を小馬鹿にしたようなシニカルなさわやかさは、「現代の乱歩像」を描く上でなかなか面白い方向性なのじゃなかろうか。

 ほぼ同時代を生きた作家である坂口安吾と江戸川乱歩。その2人の作家が、現代にこうして(本人はどう思うか分からないような不可解な形で)新たに生まれ変わり、かたや荒廃した世界のちょっとマジカルな探偵コンビ、かたや天才中学生のワクワク推理劇になっている。うーん、COOL JAPAN

 とりあえず2話目次第ですね。これで別に整合性とかどうでもいいから「なんか愉快な話」が作れていれば、今作は期待出来る。単にコバヤシ少年とアケチ君がいちゃいちゃするだけのお話になっちゃうとちょっとガッカリ。さぁ、目にもの見せておくれよ。

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○「ケイオスドラゴン 赤竜戦役」 5

 おっ、神バハかな? って始まった直後は思ったけど、そこからすぐに「うん、ひょっとしたらブレイドアンドソウルかも……」って思いました。明日はどっちだ。

 正直、冒頭に流れたCGパートを売りだそうとしているように見えるのだが、その実あんまり魅力的に見えないのが引っかかる。それをいじり回す映像処理のスキルの方には興味を引かれるのだが、別にCG作成自体は昨今の日進月歩のCGアニメの世界では並だと思う。そして、正直普通のパートのキャラクターデザインとか、キャラの動かし方にはあまりこだわりが感じられないので、全体的に映像面に関しては低調。要所要所で変な画面構成が光るのだが、あくまで部分的なものに過ぎないので、作品全体をカバーするまでには至っていない。ちなみに1話目のコンテは渡部高志だった。そして、今作は監督の来歴が面白い。松根マサトという聞いたことの無い名前だったのだが、過去の業績を確認すると、何故かズラリとオープニングやエンディングといった短い映像ばかりが並んでいる。具体的には「機巧少女は傷つかないED映像監督」「でぃーふらぐ!OP絵コンテ」「リプライハマトラOPディレクター」「暗殺教室OP映像監督」など。むー、全部インパクト絶大だった評判の作品ばかりではないか。どうやらそういう方面で才能を開花させたクリエイターの初監督作品ということである。ただ、上に並べたものを見れば確かに「あんまり長尺の映像を回すことには慣れていないかも……」という余計な不安も感じられる。さて、今後はCGとの併用でどんな作品を見せてくれることになるのか。

 映像面でそこまでパッとしなかったとは書いたが、それではお話の面はどうか。まぁ、こちらは普通か。ゲーム原作、というか奇しくも「神バハ」「ブレイドアンドソウル」などと同じようにリアルタイムで進行中のスマホゲームにも関わるということになるが、これらの2作から想像できることは、「どうとでもなるけど、アニメシリーズとして一本の軸を持って回すのは結構大変」ということである。幸い、1話目の筋立ては非常に分かりやすく、今後展開されるであろう「立志伝」の幕開けとしては入っていきやすい。「この状況からエンディングを迎えるまでに一体何クール必要なんだよ」という気はするが、ま、多分適当にいいところで締める予定なんでしょうね。ソシャゲものの「シナリオがぼんやりしている」という弱点を、「シナリオが好きなように出来る」という風にポジティブに捉えて、一つ「暁のヨナ」とかにも負けないような立派な立志伝を描いてほしいものである。

 主人公の少年は、なんかパンツを見たら世界が滅亡しそうでちょっと冷や冷やしますね。その他、いかにもスマホゲーらしくキャストには金がかかっており、安定猫耳少女として登場した沢城、1話目で瞬殺されてしまった大川さんと、その上司はいかにもドSな感じに期待が持てる大原さやか。その他、最初モブとして登場したので「何でこんな役で?」って思ったらどうやら単なる兼ね役だったらしい関智一。あとこっそりぱるにゃす。公式サイト見たら同作品にカッターも出るらしいで! ついでだからゆーきちも呼んでこいや! ぱるにゃす作品にはずれ無しの法則を、このまま維持出来るか?(主演じゃないと駄目、っていう話もある)

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○「アクエリオンロゴス」 5

 同時上映のアクエリオンLOVEが面白かったッスね。獣が2人して「臭い」「お前が臭い」って言い合ってるところが特に。久しぶりに色んな馬鹿を見ました。

 そして、そんな馬鹿の共演に引き続いて始まったのがこの新作アクエリオンなんですが……んーー、普通? なんか、あんまりアクエリオンっぽくない。いや、そりゃのってるマシンはアクエリオンだし、馬鹿な事をやってるっていう部分は変わってないんだけど、なんか、割とあっさりしてる。映像の迫力に乏しく、馬鹿をやっていてもそこまで見映えがしないというか……まぁ、キャラデザがこれまでと違うことも大きく影響していると思われるので、慣れてくればこのデザインでの良さも見えてくるのかもしれないけども。

 アクエリオンっていうと、やっぱり「神話」なんだよね。1期と2期でも全然舞台設定は違っていたけど、そこには現代社会の諸々が介入する余地の無い、素敵(キチガイ)ファンタジーが広がっていた。だからこその無茶であり、だからこその合体なんだ。でも、今作の舞台はまさに現代日本。多分そのあたりからして若干抵抗があるんだろうなぁ。映像に関しても、特にクオリティが低いということもないはずなのだが、あんまり力業で押そうっていう意図が感じられず、1話目は世界を説明するために淡々と流している感じ。ここから先で盛り上がってくれればかまわないけど、このまま熱量で進まれるとちょいと肩透かしだ。責任をなすりつけるのは良くないが、今回は監督が佐藤英一なんだよなぁ……実績残してない人なんだよなぁ……「ノブナガ・ザ・フール」の人なんだよなぁ……。完全に後付けだけど、「EVOL」の山本裕介はその後も「ヤマノススメ」とか「ワルキューレロマンツェ」とか、きちんとその尖ったセンスを活かした仕事ができていることからも、おそらく河森監督の無茶苦茶に付き合うだけのタフネスがあったんだろうと思ってるのだが、さて、今作はどうなるかね……。

 まぁ、色々とありつつも、多分個人的に一番引っかかってるのは「つうかそれ『妖奇士』でやったやつじゃん」という部分である。漢字バトルアニメはもう先に名作が存在してるんだよ。わざわざアクエリオンで日本に来ないで、「妖奇士」の完全版つくってくれよ。いや、製作会社も何もかも関係無いけどさぁ。「漢字が化けるアニメーション」の部分も、割と似てるんだよねぇ。あ、でもここから常用漢字全部を1話で1文字ずつ解決するっていう展開なら斬新だからそれは認めるわ(現在の常用漢字は2136文字らしいので、大体164クール作品になります)。冗談抜きにしても、「漢字1文字1文字にドラマや能力をつけていく」っていうのは「CCさくら」のクロウカードみたいで面白いとは思うけどね。今後も、今回の「無限拳」のような無理矢理漢字遊びがガンガン入ってくれば、オリジナリティも出てくるので面白くなるかもしれません。きっと登場人物全員の名前に色々とネタが仕込んであるんだろうなぁ(MIXの時みたいに)。

 中の人については、1話目ではあんまり言うことないけど、うりょっちが総司令ポジションだったのはちょっと嬉しかった。あと何かチンピラっぽい奴の声が変。

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○「GANGSTA.」 6

 今期新番一発目。毎度一発目は角川枠とかだったんでスタートダッシュを切れないことが多かった気がするが、今期はなにやら楽しげにスタートしました。

 原作は漫画作品ですかね、一切見たことは無いのだが、初見で特にハードルもなく、すんなり入ってくる非常に分かりやすい設定。「ギャングもの」「マフィアもの」、もっと総じて「チンピラもの」でヨーロッパ圏(イメージの架空の町?)が舞台っていうと、今作と近いイメージなのは「GUNSLINGER GIRL」だろうか。また、「二人組の仕事人のお仕事日記」という意味では「NOIR」あたりも近いかもしれない。日本人がちょっと憧れる、欧米人のサバサバした感じ、ちょいとしたダンディズムやニヒリズムなんかを交えてばんばん荒事を描く爽快感(背徳感)は「BLACK LAGOON」にも通じるものがある。こうして類例を並べて見ると、ワシも単純だから割とこういう空気は好きですね。

 とはいえ、実は初見ではそこまで手放しで褒めることもないかな、という感じでもあった。今作の監督はなんと村瀬修功。最近は全然名前を見かけなかったのですっかり忘れていた存在だが、個人的には「Witch Hunter ROBIN」が好きな作品だったので、その監督という印象が強い。彼の描くちょいと淡泊な作劇は、簡単な言葉で言ってしまえばクール&スタイリッシュである。今作もそうしたスタイリッシュな演出方向は非常にマッチしているので、今後も楽しみにしたいとは思うわけだが、実際に1話目でそこまで引きこまれるようなものがあるというわけでもない。恐ろしく乱暴にまとめてしまえば筋立てだけなら「トリアージX」と似たようなもんだし、ここから毎週チンピラがドンパチやって「悪・即・斬!」っつって暴れてるだけなら大して面白い作品にもなるまい。期待感はあるが、余計な期待は裏切られた時にダメージがでかい。「うーん、5点と6点の間で悩むけど……安全策ならアベレージでいいか……」と思いながら見ていた。黒人エロ美女がCV能登麻美子であると判明した時点でちょっと心揺れるが、「いや、麻美子は大体年かさの女性をやると幸が薄くなるんや。どんだけエロいシチュエーションでも騙されてはいけない」と何とか自分を戒める。

 ニックがしゃべるまでは。

 もう、あのシーンで持っていかれたわ。単なるツダケン好き……なのかもしれない。いや、でもあの声は普通出ないって。あれは並大抵の役者じゃ作れないって。ディレクションもあっただろうけど、きちんと聾の人の発声の傾向を勉強して、精緻化してから出した声だぞ、あれ。それまでの時間で溜まりに溜まったニックの狂気や殺伐とした何とも言えない「気迫」みたいなものが、ツダケンの一言でぶわっとあふれ出すあの瞬間。そこで一気にやられた。ニックさん格好良すぎる。いや、もちろん相方のダンディ……違う、ウォリックさんも格好良いのだけども、まぁ、いうてしまえば「諏訪部だから知ってる」。まだ「ええやん」という程度でごまかせるキャラなんだ。でもニックはダメだ。彼はここでしか観られないキャラだ。来週以降しゃべるのかどうかも定かじゃないけど、彼の下卑たニヤニヤ笑いを観るためにも、しばらくはしっかり追いかけて行きたいと思いますよ。

 やっぱり「おっさんが格好良いアニメ」って素敵よね。

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○「聖闘士星矢 黄金魂 -soul of gold-」 5

 最後の新番チェックと言ったな、スマン、ありゃ嘘だった。いや、忘れてたんだよ、こんなネット配信の番組が作られてるってことにさ。あと、正直いって視聴できると思ってなかったんだ。普通に公式行ったら割と良い画質で1話目見られたんだけど、これって1話目だけ無料とかそういうパターン? 普通に見られるの? いやまぁ、見るけどさ。基本的にネットでのアニメ視聴って嫌いなんだけど、この画質なら大丈夫。

 さて、すっかり忘れていたのは不覚であったが、「配信始まってるで」って言われて慌てて見に行ったところ、「お、おう……」てな感じになった。なんだこれ。すげぇところ突いてきたもんだな……。個人的には、「Ω」で随分熱狂させてもらったので、(異論もあるかもしれないが)Ωがアニメ版星矢の純正続編だという認識になっている。それ以外の「正史」を紡ぐかどうかはぶっちゃけ原作者サイドの気分次第だとは思うが、ああいう形でまとまった結果を出せたのだから、しばらくは「アニメ版聖闘士星矢」っていうカテゴリはそっとしておくものなんだろうと、勝手に思っていた。しかしそうじゃない。なんと誰が予想したか、ここで登場するのがまさかのアスガルド編とは!! どう考えてもアニメ時空です。キャストもアニメです。徹底的にあの頃のフラッシュバックです。これを1クール分の13話で放送するってんだから、一体何が目的なのか、ちょいと製作意図がつかめないのですよ……「Ω」みたいに2年間もやれとは言わないが、せっかく黄金聖闘士という千両役者を使ってアニメをこさえるのだったら、もうちょっと腰を据えて、おおっぴらに見られる状態のものを作っても良かったような気がするのだが……うーむ、謎だ。

 いや、別にクオリティが低いとかいうわけじゃない。ま、特別高くもないのだが、そんなこと言い始めたら「Ωはどうだったんだよ」って話になるし、この時代に、また田中秀幸ボイスのアイオリアがライトニングボルトを撃ち始めたという、それだけで事件である。このまま(ほぼ)オリジナルキャストの元祖黄金聖闘士たちがこれから1話1人くらいのペースで活躍を始めるわけで、「手のこんだおっさんたちのPV」だと思えば役割もはっきりしている。「LGEND OF SANCTUARY」のデスマスクで困ったり落ち込んだりした人は、改めて元祖の力を見せてもらう良い機会であるし、Ωで単なるチンピラとかメンヘラ女なんかの見たこともないようなヤツに黄金の肩書きを取られてしまって苛立っていた人は、久しぶりに懐かしの我が家に帰ってきたような気分が味わえるはずだ(ご丁寧に、ラスボスの中の人がフドウと一緒だ)。そういう目的であるならば、あまり長くないシリーズもので「黄金聖闘士が頑張るよ!」という企画は、それなりに見守っていく価値のあるものだろうよ。……それにしても何故アスガルド。個人的にものすごく惜しいのは、「Ω」の時にあれだけ旧アニメ版の話で盛り上がっていたのに、実はアスガルド編ってほとんど覚えてないんだよな……一体どんなヤツが登場してどういう無茶な展開になっていたのか。今回のシリーズにそういった「過去のアスガルド」が絡んでくると、十全に楽しむことが出来ないのはちょいと悔しいのである。見直してる時間はないしなぁ……ま、そのあたりは割り切ってゆっくり追いかけていくことにしましょ。

 それにしたって……今の時代にオリジナルキャストを集めるか……正直、田中秀幸氏、若いアイオリアの声出すのすげぇ苦しそうだったぞ。いくら何でも年代あきすぎてるやろ。でも、勝手に変えたら文句は出るだろうし、難しいところである。まー、懐かしさ補正で細かいところはどうとでもなりそうだよな。

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○「俺物語!」 5

 把握している限りでは今期これが最後の新番組。今期はこれで33本。まぁ、本数としては若干落ち着いたかな。もう少し減らしてもらっても構わないのだが……いや、多分それよりも曜日の格差を何とかしてほしい。今期視聴アニメは全部で44本あるのだが、そのうち半数以上が金・土・日の週末に集中しているのである。そりゃまぁ、ウィークデイに重なるよりはよっぽどいいのだが、アニメ消化してるだけで土日が風のように過ぎ去っていくのがなぁ……。

 閑話休題、毎度お馴染み関西イジメの読売系タイムラグ作品。原作は未読だが、どこぞのゴリラ大好き声優のおかげで何となく中身は知っている。なるほどね、のじょさんに惚れてもらうためにはこういう男になればいいのか……ムリダナ。大体予想していたくらいの中身だし、別段意外な展開もない「ふつーの」少女漫画だろうか。確かに猛男のキャラは少女漫画世界ではあり得ないような造形だし、その部分が本作最大のポイントであろうが、少女漫画の枠から外れてしまえば、「何らかの理由で本来モテないはずの男のラブストーリー」ってのは基本パターンの1つなわけで、そこまで特殊な物にはなっていない。ヒロインとの出会いのきっかけとなった痴漢との事件がすげぇテンプレな上に痴漢がまるでお膳立てしてくれているかのように分かりやすいクズ反応をしたりする部分はご都合主義的でいただけないし、ヒロインの設定についても、「こんな女おらんがな」を体現する「男の夢」を実現した設定。「アオハライド」でかやのんがやってたタイプの役だね。こういうヒロインは正直あんまり萌えないのでプラス要素は薄い。

 ただ、そうした部分は別に大きなマイナスというわけではない。そもそも少女漫画なのだからヒロインが男ウケするかどうかは全然関係無いし、1話目である程度ベタで分かりやすい展開にするのもある意味しょうがない(「山田君と7人の魔女」だって大概だった)。猛男のキャラについても、実は「そこまで変でもない」とは思うが、逆にその「ぶっ飛んでおかしいわけじゃない」ところがセールスポイントとして機能しうる部分だ。確かに猛男はでかいし、老けてるし、少女漫画の中は異質ではあるが、現実世界に絶対いないというほどのものじゃない。多分、イケメンモテ男の砂川君の方が現実味の薄さで言ったら希少なくらいである。こうして「猛男は変だけども、理解できる範疇」に推し留まっているおかげで、作品が適当な方向へと流れていかずに、地に足をつけてみられるものになっているんじゃかなろうか。勝手な推測だが、これで本当に画に描いたようなゴリラだったらば、ゴリラ好き女子もそこまで支持しないはず。あくまで「ゴリラ系男子」の枠を保っているからこそ、男としての魅力をカウントすることができるのである(まぁ、どこぞのゴリラ好きはゴリラを異性として見ているらしいが……)。

 そんなわけで、やっぱり猛男のキャラ次第で今後の展開は決まってくる。割と人気はある作品のようなので、今後の盛り上がりに期待しながら見守っていこう。なお、ファーストインプレッションではえぐぅの声が無理しすぎてるように聞こえて、「これどう聞いてもふざけてる江口拓也じゃねぇか」と違和感があったのだが、ものの10分ですぐに慣れた。あの音域でもちゃんと発声と芝居をコントロールしながら役作りできるんやな、すげぇぞ江口。キャスティング決めた人は一体どんな選び方で彼に任せることにしたんだろ。あと、登場後3秒で振られたモブっぽい子に中原麻衣という謎キャスティングがあったのだが、あの子って再登場するんかな。

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○「ニセコイ:」 5

 あまりにしれっと入ってきてそのまま流してしまったので、うっかり新番と認識せずにスルーしそうになった作品。そうだ、これ新番組だった。1期が1年前なので、それなりに間は空いているはずなのだが、全然そんな気がしないのは何故なのだろう。

 アニメについては「うん、いつも通り」といえばそれで全てのように見えるし、1話目については「まぁ、千棘かわいいわな。多分小野寺だって可愛いし、誠士郎だってマリーだって可愛いんじゃないかな。ま、僕はるりちゃんを応援するけどね」というところまで全部1期目と一緒である。そりゃしょうがないよな。原作だってあそこまで頑なに代わり映えしないんだから。ずっとそのままにしてあることにも価値ってのは存在しているのだから、「引き延ばし」とか「ワンパターン」とか言うてやるべきでない。ちびまる子ちゃんと同じだと思えばいいんだよ。

 しかし、そんな簡単な感想のアニメではあるのだが、ちょいと気になることもある。現時点で本当に漠然とした直感でしかないので言葉にしにくいのだが、それは「シャフトも、そろそろ変革期に来ているのかもしれない」という印象である。シャフトイズムというものは、新房昭之という1人のクリエイターと出会い、彼の持つセンスの先鋭化によって一大ブランドとなったものである。個人的には「月詠」で芽生えた萌芽を「ぱにぽにだっしゅ」で育み、「ひだまりスケッチ×365」で頂点を極め、完成形として「化物語」をみせた、というのが年表なのだが、それ以降のシャフトというのは、劇場版「まどマギ」という特大の爆発物を組み上げた功績を除くと、実は案外大人しいスタジオになっている。最近の製作作品を見ても、「物語シリーズ」は西尾維新との相性の良さから出色の出来を誇ることも多いが、「幸腹グラフィティ」は非常に穏当な出来であったし、「メカクシティアクターズ」では幾分迷走している感すらあった。おそらく、シャフトは「新房イズム」を受け継ぎながらも、この先、たった1人のクリエイターに依拠するのではない新たな方向性を定めるべく、模索している状態になっているのではないか。

 今回の「ニセコイ」は、1期の龍輪さんからチーフを宮本幸裕氏にスイッチしている。1話目を見る限り、龍輪さんの持つ「新房的」演出方向は更に抑えられ、「普通のラブコメ」要素がかなり色濃く出るデザイン性が意識されているように思える。もちろん、「ただのラブコメ」に脱却するというわけではなく、宮本氏もシャフトのたたき上げであるから、「シャフト的な良さとは何か」を考えながら、1つ1つのエッセンスを取捨選択しつつ、新しく「次の時代のシャフトの画面」を模索しているように見えるのである。いや、やっぱりまだよく分からないのだが、今回の「ニセコイ」は、人気原作のアニメ化という丁度良い「調整の場」でもあるので、何か今までとは違った手触りのシリーズが出てくるのではないかという期待がある。ホントに根拠のない憶測だけどね。「なんやいつも通りやんけ」ってなったらそれはそれ。

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声優のこと全般
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
ーーーーーーーーーー
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