最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
○「ミカグラ学園組曲」 6 テンションたけぇなオイ。百合は地球を救うが、妄想レズはどうなんだろう。ちょっと次元の違う概念な気もする。 ラノベ原作ということで相変わらず「どこかで見たことのあるもの」の寄せ集め感はあるものの、個人的には悪くない掴みの1話目だったと思う。「特殊能力だらけの学園に入学」とか、「部活動の能力を使ってバトル」とか、そういう発想ってのは至極ありがちで、アニメ作品に限定しても「マケン姫ッ!」あたりがものすごく近いイメージだし、個人的にはアニメ関係ないけど「はやて×ブレード」が凄く似てる気がする。多分他にも色々と類例は出てくるはず。そういう部分であまり新鮮味はないし、現時点で「バトルが楽しそうだな」という期待感は全くないのだが、それ以外の部分で賑やかなのはとても良いことだ。 監督は「一週間フレンズ。」の岩崎太郎。テイストはまるきり違う作品になっているが、なんだか昭和みたいなテイストでボケを飾り立てる分かりやすいアピールポイントは見やすいし、テンポが良いので細かい部分はあまり気にせずにぽんぽんと次に行ってしまえる。冷静になれば、あの寝袋で寝てた子はなんで今の今まであそこに寝てたんだよ、とかいう突っ込みは当然入るはずなのだが、そういうディティールを考えさせずに、ヒロインの子を中心にとにかく賑やかに、サクサクと展開するのでストレスがかからないのである。こうした勢いのほとんどは、主人公の女の子、エルナの性格設定による。彼女の妄想加速馬鹿百合脳は、「とにかく好きだから」という動機だけで何もかもを回してしまえる非常に便利なエンジンだ。こちらも似たような性格設定に宮前かなこさんっていう致命的なまでのキャラクターが存在していたが、エルナの場合はあそこまで病的ではなく、ライト百合を維持しながらも、それが性欲とも食欲ともつかない妙なモチベーションになって物語を牽引することが可能。トチ狂っている状態のビジュアルもいちいちおかしいし、彼女がハッスルしている間はこのアニメも楽しめるんじゃなかろうか。小気味よく動く動画を担当しているのは、ここのところ連戦連勝の動画工房である。ふむ、次世代の野崎くん……とまではいかずとも、ギャグアニメとして「何となく好き」くらいは記録できるのではなかろうか。ただ、今後バトル展開メインになってしまうと1話目みたいな暴走した楽しさは減ってしまう恐れはあるのだけれど……どうなりますかね。 中の人は、暴走特急エルナ役に、なんと「宮森の中の人」、木村珠莉である。最初に聞いた時には「あれ、これ誰だっけ……あぁ、宮森?か?」くらいの認識だった。まだまだサンプルが少ないのでベースが定かじゃないけど、今回の配役もなかなかはまっております。この調子でてっぺんとれるか。その他、最近はすっかり安定してメインクラスを任せてもらえるようになった大西沙織、こちらも名前を見る機会が一気に増えた諏訪彩花など、若手が着実に頑張ってくれている。こうして無事に世代交代というのが完了するんだろうなぁ。 PR ○「やはり俺の青春ラブコメは間違っている。続」 3 やっぱ好かんな。なんなんだろ。ラノベアニメは数々見てきているし、これよりもよほどショボいアニメもたくさんあったと思うんだけど、やっぱりこれだけは見てて嫌悪感が先に立ってしまうんだ。こればかりはもう、持って生まれた相性なんだろう。 基本的に今作が嫌いな理由は「比企谷が嫌い」という一点に集約される。いわゆるやれやれ系主人公に属するキャラではあるのだが、こんだけひねてて共感出来ない主人公は珍しい。絶対近くにいたら殴ってるだろう。根暗だろうが引きこもりだろうが何をしても構わないと思うが、何故そういう「対人嫌悪」を持つ人間のくせに、ちょいちょい余計なところで人に絡んで他人を不快にさせようとするのか。本当に人間が嫌いならば、極力他人との接触は断つものであり、こいつのように徒にまわりをいらつかせるということはむしろ少ない。元々引きこもりがちな俺は、少なくともそう信じている。そのあたりの主人公としての魅力の無さが、見ていて一番イラッとするところだ。今回も1話目から遠慮なく面白くもない独白を繰り返しており、その一言一言の台詞選びが的確にイラッとする。黙っとけと思う。もう、その時点で相性は最悪だ。かてて加えて、そんな苛立ちの権化のような比企谷に、何故か人が寄ってくる。そういう「この世界の理解できない構造」が、またイラッとくる。多分、本当に私の信じているモラルとか社会性とは別なルールで動いてる世界なんだろうなぁ。今回メインで出てきたチャラ男なんて、比企谷との関係性で考えれば本当にクズみたいなことしかやってない「純粋に嫌悪感しか湧かないヤツ」なのに、なんでそいつのサポートに回る話になるんだろう。もう、この世界がどこに向かいたいのかが分からない。 ま、こんだけ「理解不能」ではあるものの、個人的には1期より見やすくなったとも思っている。理由ははっきり分からないのだが、製作が変わって多少デザインに変更があったためなのか。いや、でも1話目から画は大して見どころ無かったけども……ひょっとしたら「俺はこの作品が大っ嫌いだった」っていうマイナス方向の印象が強すぎて逆方向にバイアスがかかってるのかもしれない。あとは単に「慣れ」とか「諦め」とかかな。 見る度にイラッとするアニメなんだからもう見なければいいのかもしれないが……どうするかなぁ。 ○「銀魂°」 5 いつも通りでした。いや、俺がアニメ銀魂見始めたのってこないだの追加シリーズからだからそんなに見てないんだけど、まぁ、でもいつも通りでした。原作通りでもあるし、原作より酷くもあるし。これができるからこその銀魂ってのはある。 冒頭、記者会見会場が映った瞬間に「あれやる気やないか」って瞬時に理解できるクオリティ。もう、このスタッフ連中が何やるかは大体分かるよな。おかげで爆笑するほどのものにはならないのだが、やっぱりきっちり放送できるところまで持ってくるのはすげぇと思う。個人的に一番笑ったのは、なかなか会場に銀さんが現れないまま、何事も無かったかのように提供クレジットに入った瞬間。「こいよ!」って突っ込むしかなかった。 あとはまぁ、中の人の充実感? 杉田が銀時なのか銀時が杉田なのか……もうよく分からなくなってくる。ぱっつぁんは言わずもがなだ。くぎゅぅに関してはもう「神楽専用の発生装置」みたいなものを特別に内蔵してる気がする。色んな釘ボイスってあるけど、神楽の声って神楽でしか聞けないんだよな。ほんに幸せな出会いをしたアニメよのう。 ○「響け!ユーフォニアム」 6 結局、私がどれだけ石原作品が大好きなのかが確認出来るだけのアニメである。監督・石原立也、キャラデザ・池田晶子、シリーズ演出に山田尚子も参加。もう、パーフェクト京アニ体制じゃないですか(キャラデザは堀口でも可)。 作品の方向性は非常に分かりやすい。とどのつまりは「今度は男性ターゲットのFreeをやろう」ってことでしょう。いや、そもそもFreeの時点で「女性向けのけいおんやろう」だった気もするので、つまりは「一周回って戻ってきたプレインズウォーク後のけいおん」である。京アニ最大の武器であるまるまるむちっとしたデザイン性、細やかなモーション、透明感のある映像様式をそのままに焦点を萌えからスポ根にちょいとずらし、単に音楽室で放課後ティータイムするんじゃなく、いくらか真面目に楽器の練習をする女の子の話。当然その中には「何故部活をやるのか」という問題意識が発生したり、同じ部活内での人間関係に悩んだりもするだろうし、自分たちの実力の無さに歯がみすることもあるだろう。そのあたりは「Free」の成功例から持ちだしてきたスポ根要素ということになる。いや、別にFreeを例に取らずともいわゆる「一般的な部活もの」なのだけれども。 今作でチャレンジングなのは、こうして「部活もの」をやるならば別に何部でも構わないし、アニメーションとしての魅力を直接的に訴えるならば当然運動部の方が良いだろうところに、何故か吹奏楽という難しい題材を持ってきたこと。吹奏楽が難しいというのはいくつかのポイントがあり、まず「動きが分かりにくく、絵的に見せにくい」こと、そして「音楽の良し悪しを伝えるのが難しい」こと、更に「参加人数が多いためにドラマ作りに神経を使う」こと、「参加人数が多いので演奏シーンに(実際のペイに見合わないほどの)負荷がかかりうる」ことなど。絵的な部分については、過去にも「のだめカンタービレ」というお手本になる作品もあるし、直近では「四月は君の嘘」という傑作まであるので、京アニの力があればおそらく何とかしてしまえるだろう。正直、1話目では演奏シーン自体にそこまで魅力はないのだが、これはまだ「へたくそな吹奏楽」の描写がメインであったので致し方ないところ。今後主人公チームが参加し、盛り上がってからの演出に注目だろう。そして、音響面についても画面である程度フォローは可能な部分だ。ぶっちゃけ「君嘘」の演奏についても私のような素人には何が良くて何が悪いかなんて分からないことがほとんどだが、そこは画作りでどうとでも印象づけられる。実際、今回の入場時の「へたくそ吹奏楽」は、主人公の反応で「あ、やっぱりこれじゃ駄目なんだ」ということが印象づけられる分かりやすい事例で、もし「良い演奏」を描きたいならばその逆をやれば良いということになる。 ただ、最後の懸念材料である「ドラマとの絡ませ方」については今後どうなるかは分からない。人数の多い競技を描こうとすると、どうしても普通のドラマ作りでは人間関係に厚みがでない。吹奏楽の人間全部に関わって回ったらどれだけ大変かはジャンプの「SOUL CATCHERS」なんかを見れば分かりやすいところで、つまりは「えれぇ大変」。まー、流石に限られた尺のなかで吹奏楽部全部を巻き込むような作劇にはならないだろうが、そうなるとせっかく大所帯の部活を舞台にした意味が薄れてしまうので悩みどころ。基本的にはメイン4人のお話になるだろうが、「Free」のメドレーみたいに綺麗におさまる方法はあるのだろうか。一体どういうシナリオでまとめてくるんだろう。 まー、色々と気になることはありますが、結局「石原作品だからどうとでもなる」と思っている自分がいる。1話目は山田監督のコンテであるが、女の子のちょっとした仕草までがさりげなく描き込まれており、相変わらずの京アニクオリティ。主人公の女の子のすげぇフラットなテンションもいかにも素朴な舞台設定を好む京アニらしくて、例えばP.A.作品におけるヒロインの頑なさなんかと比べると好対照である。この等身大の「子供っぽさ」が、素直にドラマに絡むのが楽しみなのです。1話目ではめっちゃ大事なはずの「部活に入るか入らないか」というテーマを、特に表立った動機付けも描かずに「やっぱ入らない」「いや、やっぱ入る」とコロコロ変えているのも、いかに「ありそう」な青春時代の煩悶の表れである。そうよね、高校生の頃の1日なんて、こんなもんなのよね。今後も、この「何となく青春絵巻」を楽しみにしてますよ。 京アニ作品といえば、大胆に若手新人キャストを起用することでも有名。今作はお見事、黒沢ともよちゃんに白羽の矢が立った。うーむ、既に自分ワールドを確率しているこの強さ。良い仕事しそうだなぁ。その他、「境界の彼方」から京アニにはつながりを持っていた豊田萌絵、「新妹魔王」に続いてのレギュラーを射止めた朝井彩加、そしてジワジワ仕事を増やしている安済知佳、この4人が新たな放課後ティータイムとなることができるだろうか。大丈夫、先輩としてムギちゃんが見守ってくれてるから。美菜子とかはやみんとか、90年代産まれのキャストが続々「先輩」になっている構図が、自分の加齢を感じさせるのでとても脅威である。そらまぁ、美菜子も気付いたら23やからな……。あと、どさくさに紛れて「Free」からの続投でツダケンも混じってた。ツダケンまじツダケン(単なるツダケンファン)。 ○「SHOW BY ROCK!!」 5 なるほどこれが噂のプリパラかぁ(錯乱)。なんかすごいのきたで。 調べてみると、なるほどこれってスマホゲーが元になってるのね。ゲームのアニメ化で、そのまま「ゲームの中に引きずり込まれる子」が主人公ってのは潔いな。しかし、初見で持った「これはけいおんかな?」という印象をどうしてくれる……結局学校でバント活動は一切やらないのね。よく分からん世界でよく分からん状態のヘヴンズソウルを奏でるケモっこの物語。ただしギターは良くしゃべる。……なんか、盛り込み過ぎてやしませんかね。もう色んなものが交錯しすぎて、何がなにやらよく分からなくなってるぞ。 いや、しかしそんな無茶苦茶加減も、決して悪いものではない。まず、「原作サンリオ」という最近じゃ聞いたことのない出自のアニメであり、その甲斐あってかキャラクターは非常に可愛らしい。学校パートとかのアニメーションはすげぇ普通だし、観客席に大量の豚リスナーがいるあたりは別に可愛くないのだが、今作の勝負どころであるデフォルメケモっ子のパートは、丸っこいデザインでちょこちょこ動きながらの演奏になるので、おそらくゲームの画面そのままであろう愛らしさが楽しめる。よく「あからさまなCG描写が入ってくると浮いちゃうので萎える」という現象があるが、ここまではっきりと世界に線引きされ、「いや、ゲームの中だからCGで当然ですし」という理由付けまでされてしまっているのだから、浮くだのなんだのということは問題にすらならない。あの世界の住人たちは「ああいう姿」なのである。人間形態とケモ形態を行き来するトランスフォームについても案外良いバランスで、戦闘パートになればケモメインでエフェクト重視、歌を歌うような本気のライブパートになればより見映えがしそうな人間形態でライブアニメ感を重視。この切り替えは決して見づらいものではないし、作品世界を膨らませる役割をきちんと果たしているように見える。 更にヘンテコタマゴ社長との絡みなど、シナリオラインがすげぇ安易な中にもそこそこ刺激は盛り込まれているし、ラストにはいきなり新しいバンドが追加されるなど、ガンガンオプションも増えていきそう。「ライブもの」というよりは「バンドというチームの団体戦バトルもの」として楽しむのが正しいのかしら。あぁ、やっぱりそうなると「幕末Rock」の後継ということに……ならないか。ヘヴンズソウルを感じさせるのは最後に出てきたバンドの中の人だけやな。日本の夜明けぜよ。 そんなよく分からないなりに楽しそうなケモっ子アニメで主人公を務める中の人は稲川英里という、聞いたことのない名前。ほぼこれがレギュラーとしてはデビューみたいなもんか。キャラソン歌唱も含めて、ここからどのようなシンデレラストーリーが始まるのだろうか。その他の面子についてはすみぺ、ぬーさん、あやねると続く。あやねるうるせぇな。あと宮野もうるせぇな。今公式ページ見てきたら、こいつら以外にもいくつかバンドがあるようだが、「日高里菜・かやのん・ゆきんこ・りえしょん」っていうすごいメンバーのバンドもあるらしい。なんか脳が的確に破壊されそう。怖い。 ○「ハロー!!きんいろモザイク」 5 ぽいんてしの「ハッローォ!!」の発音がなんかイラッとくるよね! 絶対あれいうときは小馬鹿にしたような顔芸してるに決まってますわ。顔がうるさいことで有名な西さん。 2期目ですね。1期の時には「嫌いじゃないけど特にファンでもないなぁ」と言っていたわけなんですが、毎週必ず聞くようにしている声優ラジオが忍の中の人のラジオと陽子の中の人のラジオなもんだから、どうしても接点が多くなってしまうのがこのきんモザ。これ以上シリーズが続いてRhodanthe*の活動が増えると、のじょさんのSAN値が下がる危険があるので勘弁してほしいです。とにかく色々と気にする機会が増えてしまったので、多分2期は1期よりも好きな状態で視聴することになると思う。実際、1話目も割と楽しかったし。シリーズものでは必ず言ってる気がするけど、やっぱり「継続は力なり」だね。1期目で一番引っかかったのが「忍はいいけど、なんでアリスの方からもあんなに忍に熱烈ラブなの? 理解でけへん」という部分だったのだが、2期が始まったら「もういいや、とにかくこの子たちはおかしいんだよね」ということでまとまった。しょうがない、男がいない世界なんだから、百合に目覚めて生きていくしかないじゃない! この世界のへちょ絵は可愛いなぁ。 上記のような理由から、基本的に中の人スタートで楽しんでいる今作、まなみんの愛くるしいボイスが聞ける貴重な作品というだけでも割と大事。そうなるとどうしたって鬼畜こけし大宮忍には不穏な空気が付きまとうが、1話目ではそんな我々の心配を予期してか(?)、忍のちょっといい話からスタートして「中の人とか関係無いですから!」と強い強いアピール。ほんわりと温かくて優しい、お手本のような萌えアニメになっている。こうしてみると今作の主人公って忍じゃなくてアリスの方なんだな。アリスさえ可愛ければ何とかなると思うのだが、これに加えて綾も陽子もカレンも可愛いなら完璧。からすちゃん先生も可愛いし、新しく登場した先生も愛嬌があるし、忍もドリブルが上手い。 ちなみに、本作を見ていて一番思う事は、「ゆゆ式の2期はよ」です。
○「攻殻機動隊 ARISE ALTERNATIVE ARCHITECTURE」 5 攻殻機動隊も25周年なんですってね。まぁ、ぶっちゃけあんまり攻殻に詳しくないのでどこから数えて25年なのかは良くわからんのだが……漫画原作が’90年にスタートしてるのか。もう、最近は時間の間尺がよく分からんから「意外と最近だ」なのか「うわぁ古い」なのか判断出来ないわ。 記念企画とは銘打っているが、これ自体は新作テレビアニメではないらしい。調べて観ると、「劇場版ARISEを再編集、再構築、そして次の劇場版に繋がる新作エピソードをつなげたシリーズ」ということらしい。結局「ARISE」劇場版は1度も見に行く機会が無く、一体どういうものだったのかは正直気になっていたので、こうして地上波放送してくれるのは割とありがたい。劇場版一本が前後編、つまり大体50分くらいにまとめられるということだが、どれくらい内容が詰め込まれるものなんでしょうかね。 そんなわけで私は初見だし、あんまり攻殻熱が高くないので「何となくシリーズを眺めているヤツなりの感想」で、しかも劇場版公開が既に2年前なので本当に「今更の感想」にしかならないが、神山健治監督作品としての「攻殻」のイメージとは、やはりどこか違っている。今作の総監督はなんと黄瀬和哉であるらしく、正直意外である。というのも、個人的には黄瀬和哉というと「HOLiCのキャラデザの人」というイメージで、そもそもディレクションをする人という認識が無かったからだ。確かに、今作でもキャラクターデザインを担当しており、特徴は画面から出ているものの、それが黄瀬さんのディレクションによるものなのかどうかはいまいち判断が出来ない。デザインが変わったことによって画面の雰囲気も過去作とは変わっており、いつも通りのサイバーな雰囲気の中にも、どこか丸みを帯びた熱っぽさも含まれている。どこまでもシャープでどこまでもスタイリッシュな神山版とは分けて考えるべきものだろう。もちろん、どちらが良いということではなしに、あとは好みの問題。まぁ、正直言うとやっぱり先に植え込まれたイメージの方が優先されるので、今作のデザインだとイメージはちょっとズレて見えてしまうのだけども。シリーズ1つ見続ければ慣れるレベルのものだと思う。情報量の多さは相変わらずだし、「ブレイクブレイド」の時と同じように、劇場版作品を手軽に味わえることに感謝しながら追いかけていこう。 あとはキャスト総取っ替えの影響よね。個人的には坂本真綾による少佐はけっこういい気がする。そりゃ田中敦子のイメージはどうしたって拭えなかろうが、「ちょっと未熟な少佐」であるならこれくらいの落としどころじゃないか、っていう説得力はあるんだよね。その他もまぁ、「この声があの声にどうやって繋がるんだよ」って気はするけど、これはこれで構わないんじゃなかろうか。トグサだけちょっと慣れるのに時間かかりそうだけど。あと、タチコマ(じゃない別なアレ)のみゆきちはもうミツオにしか聞こえないのでなんか笑える。 ○「うたのプリンスさまっ マジLOVEレボリューションズ」 5 また帰って来やがったのか……今やすっかり「頭のおかしなそっち系作品」の代表格となった存在、うたプリ。今期も元気にイカれた時間をどうぞ。 この手の作品にも随分慣れたはずなのだが、うたプリのイカレ具合はやっぱり健在だなぁ。今回はオープニングからして「……あへぇ」っていうしかなかったからなぁ。「愚民め」って言われても「Oh, I’m 愚民」って返事するしかないからな。前に「アニソンカラオケ」決勝でしゃべってるの聞いて初めて気付いたんだけど、これって上松が音楽監修してるんだな。ということは、男性向けのシンフォギア、女性向けのうたプリという綺麗な棲み分けが出来ているってことだな(出来てるとは言っていない)。突然歌う翼さんに対し、闇夜に湖のほとりでサックスを吹き鳴らすレン様が対応するわけです(対応しない)。 まぁ、ネジの外れ具合っていう意味じゃなんだかんだで近いものもあるのかもしれんから、僕は門外漢としてそっと見守っていきます。中の人たちがウカれてるの聞いてるだけでも割と楽しいですから。こんな優しい沢城ボイスを聞く機会、今となってはここくらいしかないですから。そういや微妙にスタッフも変わってるみたいだけど、どういう影響が出るんでしょうね。ここまで求められる要素が分かりやすい作品だと、多少のスタッフ変更があっても根幹に影響は無いと思うけども。これで「3期だけはクソだな!」とかってファンに一斉に叩かれ出したらそれこそ謎過ぎる。とりあえず、ちょろいでパイセンがどんな話聞かせてくれるかが今から楽しみです。 ○「境界のRINNE」 5 「ログホラ」の後番組。個人的には「ログホラ」が好きだったので印象は辛口になってしまう枠ということになる。「おいおい、裏で『電波教師』と被ってるやないけ。同じ掲載誌でアニメの放送時間被るとか、頭悪すぎるんちゃうか? しかも今更高橋留美子作品ってなぁ……『犬夜叉』も別におもんなかったし、どうせ大したことないやろ!」 →割と面白かったンゴwww。あっれ〜? 嫌いじゃないぞ? っつうか、けっこう好きだぞこのテンション。オープニングの雰囲気からしてどうせ犬夜叉と同じバトルものだと思ってたら、バトル要素ほとんど無かった。高橋留美子のあのユルいギャグがふんだんに盛り込まれ、その昭和テイストと相まって、意外とNHK教育のアニメとして正しいポジションに落ち着いてしまっている。もし我が家のレコーダーがぶっ壊れて「電波教師」とどっちかしか見られないって言われたら、間違いなくこっちを見ますわ。 そうか、犬夜叉でもうやりきったから、また多少なりともギャグ路線に戻したんやな。あだち充と高橋留美子(あとゆうきまさみあたり)の持つ、この「体温の低いギャグ」って、思い切り笑うっていう方向性じゃないんだけど、見てて退屈しないというか、不可思議な中毒性があるというか、とにかく疲れないのがよいね。今作は主人公の少年のドケチ貧乏キャラに加えて、メインヒロインのどこまでも平板な観察と突っ込みが実に良い懐かしさ。そうか〜、今のサンデーではこんなのやってたか〜。若い子に受けてるのかなぁ。いや、そもそも犬夜叉がどの程度受けてたのかも知らないんだけどさ。 アニメとしては塗りがちょっと固くてお世辞にも「すげぇ綺麗!」ってな感じでもないんだけど、ここまで低血圧でぬるっとした作風だと、こういうベタッとした風合いでも別に気にならないね。監督の名前がどこかで見たと思ったら、「ディーふらぐ」の人なのね。ある意味似たようなところが……ねぇかな。いや、ディーふらぐで一番引っかかってたのって風間の突っ込みテンションだったので、それを無くして余計な起伏を廃し、ダラダラしてるだけの平熱ギャグって意外と変なとこにニーズがあるかもしれない。来週からはチャンネルを読売じゃなくて教育に合わせておくことにしよう。 中の人は、ただひたすら熱を持たない麻里奈のしゃべりがとにかく愉快。普段こういうテンションってあんまりやらず、騒がしくない場合には完全に「クール」キャラになりがちなので、「別にクールじゃないけど平熱」っていう配置が色々楽しめそうである。石川界人君も、素でこういう突っ込みを受けるタイプなので割としっくり来るし。あとお友達があやっぺ、ナレーションが哲章さん。ほのかにさばげぶのかほり。 |
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Thraxi
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声優のこと全般
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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