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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダーズ エジプト編」 6

 変な歌だったな(第一印象)。まぁ、特に語ることもありません、安心の2期目です(3期目?)。

 充電期間を置いて、あとはDIOまで駆け抜けるだけ。何が楽しみって、ここから先のキャラの濃さよね。っつうかアレッシーとマライアの2人が楽しみなのだよ。もう、アレッシー役にキャスティングされた声優は一生自慢できるぞ、「俺、アレッシーなんだよ」って。偉いねェ。ちなみに期待の一発目、ンドゥールはイトケンでございました。相変わらずかっちりしたキャスティングだよなぁ。まぁ、イトケンっていうと最近は某デブの声しか聞いてなかったので、シュッとした声聞くの久しぶりな気もするんだけど。そして、新キャラといえばなんといってもイギーである。福圓先生に決まったことはだいぶ前に知らされていたわけだが……うなりすぎだろ! おっかない声出し過ぎだろ! アフレコ現場の様子を想像するとすげぇシュールだ。運昇さんとか腹抱えて笑ってそうだ。馬鹿犬役でも余裕でハマってしまう福圓先生流石です。はやく見せ場のペットショップ戦が来るといいね。

 その他、全体的な設定は当然前半戦と同じなので、オープニング・エンディング以外で大きく変わったイメージは無いのだが、相変わらずのファンサービスの多さはありがたい。今回ぶったまげたのは、まさかの写真エピソード補完である。前々からずっと「イギーがいて、花京院が怪我してないタイミングってほんの一瞬しかないのに、あんな穏やかな顔の記念写真が残ってるはずないやん」って設定矛盾の話題で盛り上がれたものだが、なんと、こんな形で回収してしまうとは。確かにすげぇ自然だ。あり得ない話ではない。いや、ポルナレフとイギーのポジショニングが不自然な気もするけども。いちいちこんなところ補完してくれるなんて、これから一体何が起こるやらな(ちゃんと「9人の男女」の映像で1人がアヌビス神をもってるのも芸が細かいのである)。

 アニメとは全然関係無いところで、改めてエピソードを見て思った素朴な疑問その1。なんでンドゥールはアスワンツェツェバエのことを知っていたんだろう。多分DIOから聞いたんだろうけど、DIOもそんな詳細まではしらねぇよな。しってんのかな。ジョースターの血のつながりって便利だな。疑問その2、「DIOの館に出入りした人間がいる」ってことは知ってるのに、なんで最後の最後でDIOの館が見つからずに探し回ることになったんだろうな。最初から地図とかもらっておけば良かったのに。そしたらカイロの乞食が死ぬこともなかったのに。疑問その3、なんで14時にヘリ操縦士のアラームが鳴ったんだろうな。おやつでも食べるつもりだったのかな……。

 あ、あとCMの徐倫とエルメェスが楽しそうで何よりでした。シャァン。

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○「聖剣使いの禁呪詠唱」 3

 ギバ〜〜〜ップ! もう私のアニメ視聴ライフはゼロよ! 流石にこれは……。今期は色んな意味で充実したラインナップになった、伝説となるアニメクールなのかもしれません。

 さぁ、ラノベだ。もう既に世間でも話題になっているようだが、今期のラノベ作品ラッシュは相当なもの。現時点で似たような作品を視聴順に並べていくと、「アブソリュート・デュオ」「新妹魔王の契約者」「銃皇無尽のファフニール」、そしてこれが並ぶ。更に、実は角川枠がもう一本最後に控えており、そっち次第では「それっぽいラノベアニメ」が5本集まる群雄割拠の時代になっているのだ。いや、スマン、「群」と「割拠」は合ってるけど「雄」じゃないな! 正確な言葉を知っている人募集中。

 「アブソリュート・デュオ」は現時点で唯一2話目まで放送されているのだが、まー、決して面白くはないがそこまでひどいボロは出していない。落としどころは模索中。「新妹魔王」は1話序盤での作画のひどさでげんなりしたが、後半持ち直してたし、オープニング映像は出来が良かったので、ひょっとしたら一発逆転があるかもしれない。「ファフニール」は既にどんなアニメだったかもよく覚えてない。すまん。そしてこれ、話の方は「おっ、アブソリュート・デュオの3話目かな?」って思うような中身。前世が云々の話を置いとくと、「勝手に武器精製出来る能力者だらけの入学式」から始まるお話だし。アバンではバハムート()との対決シーンが描かれていたが、「半年前」のシーンの時点で、こいつらが何故学園に集められたのかは詳しく説明されてないので、世界設定は保留の状態だ。まー、1話目は能力の顔見せだけにしておいて、その外延部分は2話目以降、っていうのは正しい判断なのだろう。なんでもかんでも1話目でやっちゃおうとすると設定をまくし立てるだけになって欠片も面白くなくなるからね。

 ただ、「何が起こってるかは分かった」のは良いのだが、これ以上無いくらいの「でっていう」である。タイトルにも現れている通りに、全ての要素が「多分8年くらい前にこういうアニメあったよね」レベルのお話。そして極めつけは最後までどれが正しいのか分からなかった圧倒的なキャラ作画だ。「新妹魔王」の時も驚いたものだが、なんと、軽々とその上を超えてくる猛者が現れたのである。全ての顔が壊滅的、おかげでシーンによって同一キャラとは思えないレベルでの差が発生しており、当然どれも可愛くない。というか、人間を超越しちゃってるので、キモい。怖い。これ、本当に萌えアニメになるんでしょうか??? 確かに話も面白かぁないのだが、流石にこれをやられたのだったら原作者も怒っていいような気がする。製作は「今期放送分は全部で4本あるよ!」でお馴染みディオメディアさん。そして案の定、作監のクレジットには大量のアルファベットが並んでいるわけで……。「つ、次からは大丈夫だよ」→次回予告も死んでたんですが、それは。「ぼ、冒頭の戦闘シーンはエフェクトバリバリで恰好良かったろ!」→直接www日本語www手書きwwwwww手ぇめっちゃ速いwwww。

 駄目だと思います。このアニメで良かったところその1、「このキャスティングだと、オープニングかエンディングはプチミレだろうなぁ」→正解。このアニメで良かったところその2、「ワンフレーズ聞いただけでアリプロやないけ」→正解。オープニングだけチェックしておこうと思いますが、ここから視聴が継続出来るかどうかは、来週の体力次第です。

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○「戦国無双」 3

 ……これは……あかんのじゃないかなぁ。まったくもって食指が動かないぞ。

 原作ゲームはそれなりに接している。直接プレイしたソフトは「2」の一本だけなのだけど、三国無双はずっとやってたから、そこからの接続で「Orochi」は2本プレイしてたし。だから大体どういう配役でどういう設定になっているかは知ってる世界なんだ。その程度の接し方でも思うのだが、ゲームの楽しさは欠片もアニメに繁栄されないよね。普通に考えて「単なる歴史再現アニメ」って面白くないだろうし、無双シリーズからアクション取り除いたら自然にそうなっちゃうよね。歴史再現っつってもシナリオは割と適当だし、「再現もしないけどはっちゃけもしない」アニメって、どうやってみたらいいのさ。こうして振り返ると、やっぱり「BASARA」シリーズって上手い落としどころだったんだろうなぁ。

 最大の難点は、なんといってもビジュアル面だ。そりゃまぁ、ゲームのあのグラフィックのディティールを再現出来るわけもないし、アニメ的キャラデザに落とし込む必要はあるだろう。でも、それにしたって前時代的すぎやしませんかね? 原作イメージからかけ離れすぎてませんかね? 元々の絵でも個々のキャラクターの顔のデザインってそこまで大きく変わらないので、ゲームでは華美な装飾品で区別をつける方向になるわけなのだが、アニメデザインだといちいちチャラチャラとアクセサリーを振り回すわけにもいかず、外側ですら簡素なデザインになってしまう。すると、ますます「嘘臭さ」「チープさ」が際だつことになり、通常のシーンはもちろん、戦闘シーンはよりショボさが目立つ。動きが悪いとか、作画が粗いとかじゃないんだ。もう、デザインの時点で駄目なんだ。これ、原作ファンは納得出来るんだろうか……。そして、動画がいいかって言われるとそんなこともない。I.G.制作の「BASARA」は怪獣大決戦のごとき嘘バトルが画面に彩りを添えたが、今作の「なんか知らんけど壁を駆け上れる真田」とかは、昭和のギャグみたいにしか見えないんだ。「ふざけてやってる」じゃなくて、「そうとしか描写出来ないからそうなった」画に見えてしまうんだ。どうしたらいいのさ。

 そして、当然シナリオの方だって地味である。「BASARA」を見ていた時には「こんなアホな設定にしやがって、歴史を馬鹿にしてるとしか思えない」と苦笑していたものだが、やっぱりフィクションにしてしまうなら、アホでもなんでも振り切った方がいいな。今作1話目だってきちんとドラマはあるのだろうし、何かが破綻しているわけでもないのだが、「そうなれば、そうなるやろ」の連続で盛り上がりが一切無い。その割に細部は適当で、結局北条が死んだ扱いになるのかどうなのかもうやむやなままで「歴史的大決戦」が幕を閉じてしまった。これを毎週追いかけるのはなかなかの苦痛だと思うぞ……。

 何か良いところを探そうと思ってもなかなか見つからないが……おねね様の衣装は引き続きアニメでもエロかった。そういや、ゲームでもわたしゃねねさんが好きでずっと使い込んでたんだっけ。Orochiのねねはアクション繋げるとほぼ無限コンボみたいな無敵技が連発出来て楽しかったのよ。ゲームは、楽しかったのよ……。

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○「夜ノヤッターマン」 6

 そのインパクト抜群のタイトルで注目を集めていた一作。一体どんなものが飛び出してくるのかと思っていたら……なるほど、完全にエロミーニングだと思ってた「夜の」っていうのはそういうことなのね。

 基本的にわたしゃ「ヤッターマン」について何も知らない。いや、日本国民が持っている一般知識程度には概要は知っているが、実はほとんど見たことがないのでディティールはよく分かってない。まぁ、ドロンボー一味が悪だくみして、ヤッターマン一味がそれを打倒して、ビックリドッキリして、おしおきだべ〜で終わり、っていうくらいは分かる程度。結局平成版もほとんど見てなかったし。そのせいで、新たにスピンオフ作品が作られると言われても「ピンと来ないんじゃないかなぁ」と勝手に思っていた。ただ、事前の特番で「ドロンジョー一味が主人公で、しかも幼女です」と言われた時には「もしや?」という期待も湧き、とりあえず1話目を見てみたわけだが……こりゃすげぇのが出てきたぞ。

 話の筋立ては、バックグラウンドを一切考慮しなければ至極ありきたりのものだ。まさに王道展開。貧しさに苦しむ一般市民が実は「選ばれし者」の末裔であり、圧政を敷く悪王、つまりは魔王を退治するために仲間と一緒に旅を始める。どこをどう切り取ってもRPGのスタート1話目である。ただ、この構図の「善悪」がぐるっと入れ替わるだけで、なんだか随分倒錯した状態に見えるのが面白い。誰がどう見ても、幼女は正義だ。彼女の真っ直ぐな生い立ち、愛のある幸せな家庭環境はこれでもかというほどに見せつけられているので、どんだけひねた人間でも「ドロンボー一味が悪い奴だ」なんてこたぁ考えるはずもない。過去の歴史はどうあれ、この作品の幼女は「正義」である。そして、その正義を苦しめる存在であるヤッターマンは、どう見ても悪として描かれている。分かりやすすぎるが故に、なんだかとてもいけないものを見ているような気がしてくる。原典に興味がなかった私のような人間ですらそうなのだ。もし、元々の「ヤッターマン」をよく知っている人間がみたら、ひょっとしたらネガティブな印象を与えてしまうかもしれないくらいのものではないだろうか。こんなんで大丈夫か、と思ったが、ちょっとフライング気味で公式ページ確認したら、どうやらドロンボー一味にはこれから同行者が現れるらしい。そしてその2人の男女の名前は「ガ」リナと「ア」ルエットという。ガちゃんとアちゃんですよね。更に極めつけはCVが吉野裕行と伊藤静……。まぁ、そういう筋立てになるんだろうな。今後の展開がどうなるのか、引き続き王道ながらも楽しみです。

 で、そんな分かりやすい筋立てではあるが、1つ1つの要素が非常に丁寧に作られており、嫌でも期待が高まる1話目になっている。まずもって幼女が可愛いというのが一番でかいのだが、それを取り囲む2人の手下連中のコミカルな挙動は、これだけ等身が高い作画であるにも関わらず、不思議と原典のギャグタッチが透けて見える絶妙な配分になっている。もちろん、ギャグだけに偏ってしまってはせっかくの設定が無駄になってしまうわけで、きちんとシリアスな部分はシリアスかつスマートにまとまっている。この「本来ならギャグアニメで使われるような動きをシリアスの中に取り込む」という技法はとても新鮮で、それだけで「新たな時代のヤッターマンを見ているのだ」という説得力がある。最近のタツノコはこっそり良い作品を世に送り出しており、同じくリメイクでは「ガッチャマンクラウズ」も面白い作品になっていた。更なる変化球で投げ込んできたこの新たなヤッターマン、時代に即したヒット作になってくれるんじゃなかろうか。監督の吉原達矢氏ってのはどこかで見た名前だと思ったら、「むろみさん」の監督やってた人なのね。今回の画を見てたら妙に納得出来るわ。

 中の人の力も、当然作品を引っ張り上げる大事な役割を果たしている。やはりキタエリは素晴らしい役者である。完璧な幼女である。完璧な可愛い幼女である。そして平田広明のボヤッキー、三宅健太のトンズラーという、渋さの中に絶妙なコメディを混ぜ込める2人の手腕。この3人が中心にいれば、まず心配はないだろう。上述のように、後からヤッターマンの2人も合流するみたいだし、既にブタ役でちあきんぐもいるし。っつうか、御前は既に今回ママン役で他界してるやんけ。そんなとこで兼ね役まわさんでもいいと思うんだけど(まぁ、エロ可愛かったので良しとする)。

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○「純潔のマリア」 6

 ぴかしゃの巨乳ビッチが安定しすぎるのは何故なんでしょうね。フクロウ可愛いなぁ。

 原作、読もうと思ったこともある気がするけど、1話目観ても全く思い出せないところみると、多分読んでねぇな。未読。おかげで何が起こるのか全く分からない作品なのだが、1話目、良いのではないでしょうか。一切退屈せずにぐいぐい見せられました。「可愛い」と「すごい」が上手い具合に同居してるアニメになっている。

 とりあえずの誘致要因はなんといってもマリアのキャラクターそのものだろう。処女云々は昨今の日本のアニメ業界にもそのままぶっ込めるネタなので、舞台が中世ヨーロッパになっているのに不思議と近しい感覚がある。そういや「シンバシノミコ」(光永康則)なんかも処女性をネタにした漫画で、最近は割とこういうネタ回しが流行っているのかもしれない(女性がどう受け取るかは知らんが)。そして、なんといってもマリアのひーちゃんボイスである。金元寿子といえばロリ専門声優だったので、なかなか「大人の」女性を演じる機会が少ないのだが、今作のマリアは大人なんて歳ですらないだろう。こういう役だとどんな声になるかと思っていたのだが、なるほど、良い方向性。映像も割と自然に動けているし、アニメのスタート地点として「マリア可愛い」は申し分無い。そしてそこに「ぴかしゃエロい」が重なり、2人の掛け合いだけでも満足出来るだけの中身が出来ているのがナイス。フクロウ実体化後のあのかっこう、もう服じゃないじゃん。紐じゃん。そりゃぁ狙われた男の方だって色々捗るってもんですよ。ぴかしゃの「巨乳声」(本人談)もブレないよなぁ。潔癖黒髪ロングから淫乱フクロウまで、変幻自在の日笠節である。

 そんな中の人フィーバーだけでなく、地味な部分からアニメーションがやたらしっかりしているのがとても好印象。特に見どころとなったのはフランス・イギリスの戦争パートで、当時のもっさりした武器による戦闘シーンをかなりあけすけに、じっとりと描写している。原作でもこういう描き方になっていたんだろうとは思うが、今作を見てると改めて「遠距離射撃武器って強いよな」ってことが確認できる。どこぞの魔弾アニメなんかよりもよっぽど弓矢が強そうな世界だ。更に近接戦闘に入る際の槍での牽制とか、いざとなったら剣で突き刺すんじゃなくてメイスやらシールドやらでガンガン殴り合ってぶちのめしていくところなんか、いかにも「農民上がりや傭兵連中の安上がりな戦争」っぽくて凄く新鮮。こういう戦争ってアニメでは初めて見たかもしれない。こんだけもっさりじっくりやってくれているおかげで、マリアの破天荒な乱入劇も際だつようになっている。ドラゴン召喚の無体なシーンなんかも割と楽しい画になってたし、1話目としてはかなり良い導入なんじゃなかろうか。スタッフロールを見れば、脚本倉田、そして監督・コンテが谷口悟朗だ。そりゃぁ納得。演出にも浜名さんがついており、今後もここでI.G.の精鋭が良い仕事をしてくれそうです。

 ひーちゃん、ぴかしゃと来て、あとはロリっ子の加隈ちゃん、そしてもう1人のビッチに能登麻美子という神々しいキャスティング。もう、これだけで満足。

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○「少年ハリウッド(第2期)」 5

 お帰り小ハリ。……なんで帰ってきた! 俺、この作品観てる時の自己に内包される不可解なせめぎ合いでずっと難儀してたのに!

 というわけで、私の人生で初めて「男性アイドルアニメなんて興味ないジャンルのはずなのに、なんか気になっちゃう(ビクンビクン)」という不名誉な反応をしてしまったヘンテコアニメが帰ってきた。小ハリのおかしさについては過去の感想群を観てもらうとして、改めてここから歩を進めることについての期待と不安を書き留めておこう。1期は「いよいよアイドルになってきたな!」みたいなところで一旦終わっており、この作品の独自の方向性といえる「アイドルって、楽しいの? 痛くね?」みたいな半端な視点が非常に鮮明に出ているシーズンだった。「アイドルとは何か」「アイドルになって何がしたいか」を模索し、そこに向かって邁進するのではなく、手探りで5人が5人とも恐る恐る進んでいく様子は、他の一般的な「アイドルアニメ」には無い興味深いポイントだった。改めて始まった1話目でも、「ひたすら海苔を食い続ける本番前」とか「自分のまつげを克服しなきゃいけないアイドル」とか、訳の分からん描写は健在で、「アイドルを目指してきゃーきゃー言われてるイケメン集団」なんていけ好かない連中のはずが、なんか知らんけど放っておけない近しさと親しさが感じられるのは楽しい部分である。

 他方、不安材料となるのは「アイドルとしてある程度安定してきている」という現在の事情。1期最終話あたりではライブをやるっていうだけでドキドキしまくっていた5人だったのに、このブランクの間で随分人気も仕事も安定しており、既に会場にはファンが詰めかけて満席になるまでの成長を見せている。こうなってくると、あとはもう普通の「アイドル」になってしまう恐れがある。たとえとして適切か怪しいが、「マジLOVE」クラスのハイパーアイドル的な描写になってもおかしくないのだ。そこまでいっちゃうと、流石に小ハリ独自の訳の分からない親近感は薄れてしまう気がするし、「一般高校生が大した志も無く、漠然とアイドルを目指す」という不思議な空気も損なわれてしまう。ここからどのように「小ハリらしさ」を見せつけて、他のアイドルアニメとの差別化を図っていくのか、とても気になる部分である。

 でもまぁ、こいつらのおかしさはちょっとやそっとじゃ揺るがない気もするね。シャチョウは相変わらずの調子だったし、てっしーも何一つ変わっていなくて一安心。挙げ句てっしーの下にはお供の者まで2人追加され、今後広がっていくであろう小ハリの活動はてっしーズに手厚く保護されることになるのだろう。眼鏡にならなきゃいけないバイトの人も大変やで。

 そして安定のライブパートのこっ恥ずかしさもたまらんね。1期であれだけ渋っていた自己紹介、スラスラ出てくるようになったんだなぁ。もう、癖になってきたから女性ファンと同じ目線で追いかけられる気すらしてきた。……いや、やっぱり無理。颯はもう少し1期目みたいに悩んでくれ。お前が充実した顔でアイドルやってるとこっちの調子が狂うんだよ。あと中の人のせいですげぇドヤ坂顔が浮かんじゃうんだよ。楽しそうで何よりです。

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○「東京喰種トーキョーグール√A」 5

 えーと、今どういう状態なんだっけ? ……金木君がさらわれて、なんかフルボッコにされた上で助けに来た人達まで惨殺されてイカれちまったところだったっけ? 1期も中盤以降あんまり本気で見てなかったもんで、3ヶ月空いたらどんな空気だったのか思い出すのに時間がかかる。

 1期の時には「いやいや、こんな終わり方ありえへんやろ」というので不満たらたらだったわけだが、当然2クール目があるわけだ。ただ、どう考えても今回のって「1話目」じゃないよね。「13話目」だよね。噂に聞くところによると、この2クール目からは原作を飛び出してアニメで完全オリジナルルートに突入するらしいのだが、おそらく今回のラストシーンがその転機となる部分なのだろう。それだったら、なおさら今回のは13話だったのでは。いきなり1話目からこれをやられても、テンションについて行くだけで大変やん。まー、「1話目はとりあえず盛り上げておかないと」っていうのが現代アニメの不文律みたいなところもあるので、バトルばんばん流しておいてシナリオを追うのは次回から、みたいな感じですかね。

 気になった点を上げておくと、1期目では割と壮絶で良いな、と思っていたバトルシーンが、今回そこまで響くものになっていなかったこと。ところどころ作画が怪しいとこなんかもあって、せっかく分割にしたけど大丈夫なのか? という不安がよぎる。いや、そこまでひどい崩れではないので気分的なものかもしれないけど、せっかくバトルを冒頭に持ってきたのに、そこであまりこだわりが感じられなかったのはなんだか気になる。ガジェットが細かすぎて画面が見にくいのかもしれん。何をメインで見せたいのか、目的意識が希薄なのかなぁ。ただ、言い換えれば1期の時にもセールスポイントになっていた背景なんかのディティールはかなり作り込んであるってことで、雪が降り始めるシーンの背景に見える東京の夜景なんかはすごく綺麗。せっかくの「東京」要素なので、こういうところで独自性を打ち出していきたいところだ。

 ま、まだ全体が見えてこない話だったので、しばらくは「アニメオリジナルで何がしたいか」っていう部分に注目しながら見守っていきたいですな。こういうときに原作知らない人間は気楽で助かるわ。

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○「黒子のバスケ(第3期)」 5

 もう、ド安定の3期目。約1年の休憩を挟んでなので、1期と2期の間の休憩期間と大体同じ。「バクマン」もそうだったけど、こうしてたっぷりと尺を取り、確実に最終回までやってくれるからジャンプ漫画ってのは幸せだよね。あれ、でも「めだかボックス」は……まぁ、あれも2期やったし……。

 1期も2期も充分楽しませてもらったし、今期はまず間違いなく最終話まで走り抜けるだろうことが分かっているので特に心配はいらない。原作の完結も無難な仕上げ方だったし、そこまでの流れをのんびり追いかけるだけである。久しぶりに見るとやっぱりこの超次元バスケ漫画、もしくはバヌケアニメは面白いよな。今回はAパートが軽い総集編になっていたが、黒子の活躍シーンだけ集めたくだりなんかは完全にギャグだった。あれを毎回やってたんだからそりゃぁ賑やかなもんである。残す相手は「相手の技をドレインする」灰崎、相手の能力を上書きコピーでパクる黄瀬、そして2人の赤石と無冠の五将である。うわー、バヌケすげー。

 それにしても、この世界のスポーツ記者も大変だよな。「イーグルアイってすごい能力だね」って、雑誌には一体どんな記事が掲載されてるんだよ……。

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○「デュラララ!!×2 承」 6

 ひゃっほう! 帰ってきたぜ! お帰り池袋、そしてお帰りセルティ!

 1期はもう、とにかく好きな作品だったので、こうして5年越しで帰ってきた2期目はまさしく望外のもの。とにかくセルティが、静雄が、杏里が、三ヶ島沙樹ちゃんが元気に動いてくれているだけでもわたしゃ満足ですよ。良かったわー、生きてるうちに続編が拝めるとは思ってなかったからなー。

 もちろん、5年もの間が空いてしまったという部分に不安がないではない。時代は変わっているわけだし、アニメの制作体制だって変化はしているだろう。今回、制作スタジオが聞いたことない名前だったので「すわっ」となったわけだが、幸い、元々ブレインズベースで制作を担当していた部署がそのまま独立した形らしい。大森監督の太鼓判もあるし、1話を見る限りでは1期の頃に比べて失ったものがあるようには見えない、一安心である。そう、これは久しぶりの大森貴弘作品だ。現役監督の中では、私の信頼がトップレベルの大森さんだ。彼の評価を確実なものにした「デュラララ」がこうして帰ってきて、彼以外の人間が采配をふるうことはあり得ない。更なる伝説を産みだすためにも、是非とも全力でこれに取り組んでほしいところである。1話目は当然、監督自らのコンテ回になっており、いきなりこの曲者だらけの池袋でしっちゃかめっちゃかやるお話。事前の特番でキャスト勢が「2期は1期以上に忙しいし、目を離したら大変なことになる」みたいな脅しをかけていたのでビクビクしていたのだが、流石の大森さん、これだけコロコロと場面の切り替わるせわしい構成にも関わらず、ややこしかったり、もやっとしたりする部分は一切なく、ごく自然に筋を追いながら、改めてこの池袋の街へと入っていくのにこれ以上無い導入になっている。そうや、俺はこれが見たかったんだ。今後は更なる混乱の中を突き進むことになるだろうが、このスタッフなら大丈夫。きっと良い作品になるよ(まぁ、原作知らないからこの後どういう展開になるか予想も付かないんだけど)。

 唯一懸念材料があるとするなら、タイトルに「承」と題された非常に特殊な放送形態だろうか。つまり5年前の1期を「起」とし、ここから全4部構成で「転」「結」とつないでいく。「転」は分割して7月から、「結」は来年1月からということで、1クールずつ、ブランクをおきながらの放送になる。この不可思議な大計画、視聴者を満足させる構成ははっきり言って大難行である。分割2クールだけでも間で忘れてしまったり、モチベーションが切れたりするのに、更に一カ年計画ともなると……予想もつかないな。まぁ、勝負出来るという判断があってこそのこの構成なのだろうが。ドキドキしながら見守っていくよ。

 なんか外延の話しかしてないけど、1話の中身は「セルティマジ可愛い」と言っておけばそれでよいのではなかろうか。1期の時はここまでドジっ子成分の強い萌えの権化みたいな存在ではなかった気もするのだが、今回は容赦無く可愛い。ドジっ子、健気、強い、セクシー、美人(?)。完璧やないか。その他のヒロイン勢も、懐かしさと相まって魅力2割増し。沙樹ちゃん元気そうで何より。臨也のところの双子妹も愉快。杏里ちゃんエロい。そして狩沢さんチョー可愛い。狩沢・湯馬崎ペアの安定感ね。狩沢さんはダボッとしてボディラインの出にくい服を着てるのに、なんであんなにエロいんだろう。あと、1期から2ヶ月しか経ってないはずの池袋なのに、ラノベの新刊がものすごく時代を駆け抜けているのが謎だ。ちょっと前までシャナだのとらドラだのと言っていたはずのドタチンカーが、何で深雪さんの痛車になってるんですかねぇ。そういやセルティのトークもハンディキーボードがあったはずなのにフリック入力になってやがるな。これが時代の進化ってやつか……。

 中の人については、とりあえずセルティ万歳なので(以下略)。新羅のところにやってきた後妻のエミリアさんは、かっ飛んだテンションで誰だか分からなかったのだが、なんと中の人は種﨑敦美である。相変わらずピンポイントで良い仕事押さえてくる子やなー。それ以外の面々も、とにかく全部引っくるめて楽しみじゃい!

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声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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