最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
○「Persona4 the Golden ANIMATION」 5 ゴールデンっつってるのに放送は深夜なんだな。いや、ゴールデンタイムのアニメなんて今のご時世ほとんどないけども。 何が衝撃って、前作「P4」の放送は2011年で3年前ってことである。もうそんなに経ってたっけ?? 3年前ってワタシナニシテタカシラ……。まぁ、アニメ見てたのは間違いないけども。 さて、相変わらずこういうゲームジャンルには疎いのでさっぱりなのだが、このアニメは一体何なんだろう。「P4」は最初から最後までアニメ化してしまってるわけで、それに3年の時を経て何かを追加する道理も無い。だからといって違うペルソナシリーズが始まるかと思ったらそうでもなくて、見たことのあるキャラで見たことのあるお話が始まった。軽く確認すると、これっていわゆる追加版ディスクのお話なの? ダンガンロンパに対するRELORDみたいなものなのね? だとすると、基本線としては「同じ話をもう一回やる」ってことになってしまうわけなのだが、それってアニメとして大丈夫なのか……と思ったら、割と1話目から違っていて安心。いや、確かに基本線は同じはずなのだが、「分かってる部分はさっさとやる」という意図が、製作スタッフだけでなくて作中のキャラクターにまでちゃんと伝わっている感じが妙におかしい。なるほど、どこぞで「強くてニューゲーム」という話を聞いたことがあるが、そういうことなのか。知ってるわけではないだろうが、鳴上君はもういちいち世界の変革に驚くフェイズはすっ飛ばして、いきなり最強モードからのスタートなわけだね(アイキャッチのステータス参照)。こういう設定のアニメ化作品ってのは流石に初めて見るので、今後どういう風にこのメタ度の強い設定をいじってくるのかは楽しみである。 しかし、岸誠二は今期これと「ハマトラ」の同時進行だけど大丈夫なのかね。こっちが「総監督」名義になってるのはそんな理由からかも。あと、「また花澤かい!」と叫ぶ人も多いと思うけど、実は今期花澤レギュラー作品ってこれと「劣等生」だけになった(てーきゅうはカウントしない)。前クールの8本から考えると相当大人しくなったぞ。ここらで少し休暇取ろうよ。あとそろそろ田の中勇にも休ませてあげたほうが……。本人の死後にも出演作が伸び続けるってすごい現象だよなぁ。 PR ○「スペース☆ダンディ(2期目)」 7 ひどい(直球)。 単なる14話だったな。そして、ひどかったな。ネタ部分をAパートで出し切ってしまってるからどうなるのかと思ったら……いや、どうにもならなかったけども……。無駄過ぎるクオリティの高さを本当になんとかしてくれ。そういやオープンエンドすら変わらなかったな。いや、別にかわんなくていいんだけども。落ち着く。以下、今作で楽しんでる人たち一覧。 1,製作スタッフ 2,中の人たち 3,視聴者 あり得ないくらいにWin-Win。べーさんとよっちんが色々出来るのは分かるけど、QT役の佐武宇綺もすげぇ頑張ってた。すごい。ちなみに、この14話で一番偉いのはどこかっていうと、久しぶりの放送再開で最初に出てきた人物がスカーレットさんだったこと、そのスカーレットさんにマジトーンで駄目出しさせたことです。もっと罵ってください。 ○「Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ツヴァイ!」 6 変身シーンwww。酷かった。よくあんな演出思いつくな。 約1年空いての2期目である。1期目で物語としてはおよそ片もついているし、分割2クールにしては割と長いこと空いてしまったので割と忘れかけていた作品ではあるのだが、やっぱり帰ってきたら色々と期待してしまう作品である(ちなみに1期評価は6→5)。 今回、オープニングを見ていて驚いたのは、監督だった大沼心氏が「総監督」というポジションに回っていたことである。未だにこの業界のクレジットの意味ってのはよくわからんので「監督」と「総監督」でどのように違うのかはピンと来ないが、どうしても「現場で直接作品にタッチする量が減る」みたいなイメージがあるので、「えー、大沼さんじゃなくなるのかよー。誰だよー、SILVER LINKだから川面さんとかきてくれんのかなー」と思っていたら、監督にクレジットされたのはまさかの神保昌登氏。えぇぇぇ、確かに神保さん、1期にも割と関わってたけども。まさかの初監督がこんなところで。いやー、大沼さんの手を離れたら残念ではあるけど、神保さんだったらいいや。これはこれで1期と全然違うものが出てきちゃうのではなかろうか。 そして案の定、ごらんの有様である。フリーダムやな。ホントにこの人の演出方針はヒヤヒヤするようなところを攻めてくるよな。ものすごく簡単に印象をまとめると、大沼さんの演出ってのは「軽さ・テンポの演出」。台詞の繋ぎもそうだし、細かい画をちょこちょこ動かして常に画面に刺激を与え、小さな動きからでも画面に大きなモーションのきっかけを与え、そこから情景を揺さぶっていく。シャフト時代にはその「動き」の回りの「止め」の印象もあったが、やはり肝要なのはリズムである。今作の1期も、くねくねと動く不気味な魔法のステッキのモーションから始まり、幼女たちの愛らしい動きがちょこちょことコミカルさを演出していた。 他方、神保さんの演出は、「切れ切れの演出」。はっきりと静と動を切り替え、動かすときには徹底的に振り回すのに、ふっと突然ゼンマイが切れたように動かなくなる。そして、この切り替えに予想がつかない。おかげで整合性がとれないとなんだかぶつ切りになってしまったような違和感が残るのだが、この違和感を意図的に生み出す方向性が、独特の味になっている。彼の中で、どうも「動かす」という基準が一般的なアニメ演出とずれている部分があるようなのだ。そして、これがハマったときにたまらないおかしさに繋がるのである。とりあえず「バリツの秘密」や「地獄少女三鼎」の15話「兎と亀」なんかの理解が追いつかないような置いてけぼりの演出を見るとイメージが固めやすいんじゃなかろうか。 で、この1話目である。正直、やっぱり所々もっさり感というか、ぶっつり感はある。イリヤたちが車に拉致られた後の4人のやりとりとか、なんかワンテンポずれたようなやりとりは背中が痒くなる。そうかと思うと、間を置きまくったシーンとは対照的にあの変身シーンである。多分大沼さんが演出したら、どれだけ小さくても画面端に凜たちのチビキャラをおいて動かしているだろう。それをせずに、真正面から変身シーンのみを「動き」として描き、凜たちの惨状は延々画面外、何故か台詞はオフ気味にならないという。すげぇな、あれ。その他、動くシーンの緩急には中毒性の高さがあり、グルグル回ってアイスを強奪する幼女、高台の上でたべさせっこをして固まっちゃう幼女など1つ1つのシーンが各々のスピードで勝手に動いていく。ちなみに、前作の不満点として「(メイン以外の)幼女があまり活躍してなかった」というのがあったのだが、今回は違うかもしれない。いいね、全幼女が活き活きしているよ。私が観たかったのはこれだったんだ。今回一番の注目シーンは、美遊がイリヤからジェラートを食べさせてもらった後、スプーンをきゅぽんって吸い取ったところ。美遊さん、どんだけ食いついてるんですか。幼女キマシ成分の高さは高町さんのところを超える可能性すらあるで。木之本さんのところは……まだ無理かなぁ。 というわけで、今回は幼女軍団の中の人たちに是非注目したい。メイン2人はもちろんだが、1話目ではアホ幼女の元気さが際だっていた。やっぱりえみりんのアホ幼女は良いなぁ。「大室家」のアニメ化とかしねーかな。 ○「まじもじるるも」 4 間をおかずに始まった「弱虫ペダル」の第2シーズン。……だったら良かったんだけど。 原作未読。というか、つい最近まで存在自体知らなかった。正直、ペダルの作者はメジャーデビューがペダルだと思ってたくらいである。まー、シリウスで連載って言われても、触れたことすらないのでしょうがない。上手い具合にペダルが休んでいるタイミングでの放送開始なので、世界は謎の渡辺航チェインを構成することに。 中身については、何となく漏れ聞いていた通りの内容だが、てっきりもうちょっと殺伐としたギャグなのかと思ってたのだが、メインヒロインのるるもは別にどこぞの撲殺天使みたいな人殺しを目標としてるキャラクターではなく、やってることは割とヌルい。確実にどっかで見たことがある中身であり、最近だと「ToLOVEる」が一番近いんだろうか。ジャンプで連載してたらコミック2巻くらいで終わりそうなイメージである。1話目の印象だけではまだ何とも言えないのかもしれないが、良くも悪くも一切引っかかるところがなく、放っておいたらスルッとそのまま消え去ってしまいそうな印象である。何をもってアニメ化にこぎ着けた作品なのかがよく分からない……。 いや、別に悪いところがあるわけじゃない。「ペダル」からそのまま繋いだおかげか、特徴のあるキャラクターデザインもすんなり受け入れられるし、まだ印象がないだけで、メインヒロインるるもも決して悪いキャラではないだろう。エンディングで必死に自転車の練習してる様子なんかを見てると、これから見ていけばだんだん素直クールがデレてきて可愛くなってくるんだろうな、という期待も持てる。でも、1話目でそれはまだ無い。おかげで、出てくる感想としては、「うん、何回も見たことある」というくらいしかないのである。まー、無尽蔵に溢れ出てくるラノベアニメだって似たようなもんだけどね。こっからどういう風に持って行けるかなんだが……前に「漫画原作は期待が持てる」ってことを書いたけど、こうしてみると、漫画原作だと「多分、大化けはしないんだろうな」という、先の予測が立ってしまうのは悩ましい部分かもしれない。猫キャラが可愛くなることを祈ろう。福圓先生の関西弁、貴重。 ○「ヤマノススメセカンドシーズン」 5 微妙に長くなったので1期目はあんま書いてなかったけど一応記事立て。確認したら「となりの関くん」は評点つきで記事あげてるけど「まんアシ」は点数無しだな。15分枠の扱いが微妙。 ただ、今作はきっちり取り扱うに足る作品だと思うよ。いや、まんアシも結構面白かったんだけどさ。今作は2期目であり、時間枠拡大であり、更に2クールって話まであり、そうなれば時間的には普通に1クールもの1本に並ぶ尺である。そして、1話目を見た感じだとこのくらいの時間がとても丁度良い。日常ものはダラダラやられると飽きが来てしまう恐れがあるが、今作は13分でぴしっとまとめてくれているので、あまり緩急を意識せずとも、ダラダラやっているだけで過ごせてしまうとてもいいあんばい。積極的に刺激を求める作品ではないので、30分枠でやるよりこっちの方が都合がいい。5分枠じゃ流石に物足りなかったので、まさにベストの時間配分である。視聴後も30分作品一本見たのとあんまり変わらない充足感が得られたし。意外と15分枠ってのはもっと活用法がある時間枠なのかもしれない。「奇鋼天女ロウラン」とかが見直される可能性が微レ存?(そこはせめて「プリンセスチュチュ」か「BPS」をあげるべきだと思った) 5分じゃ何とももどかしかった本作だが15分だといちゃいちゃが存分に味わえるので萌え作品としては割と完成度が高い。一言でまとめるなら「ゆかもこは正義」である。全部あわせると「ゆかもこひよゆい」である。完璧やな。それ以上語る必要は無し。 ○「リプライハマトラ」 4 1期は何一ついいところがなくて絶望的だった今作。少し間をおいての2期目である。絶望的だったとはいえ、きちんと最後まで観たのは間違いないので、特に期待は抱かずに2期1話目も視聴しますよ。 最大の焦点は「ナイスがどうなったのか?」だったはずだ。あの史上稀に見るレベルの投げっぱなしエンドを迎えた1期ラスト、どれだけ呆然としたと言っても、やはりナイスがどうなったかってのは気になるわけで。お通夜ムードから始まった2期目、流石に初心なねんねではないので誰も死んだとは思っちゃいないが、「まー、ナイスが帰ってくるときにそれなりに感動があるのだろう。やっぱり旧作主人公が戻ってくるシーンってのはどんな作品でも心打たれるものよ」と思っていたら、一切そんなことはなかった。っつうか、去ってすらいなかった。うそーん、個人的にはMk.2になったハマトラのはじめちゃんの活躍がみられるならば多少なりともモチベーションが上がるだろうと思っていただけに、この味も素っ気も無いナイスの帰還ははっきり言っていい迷惑である。もう少し眠ってて欲しかったのに……なんのけれん味もなく帰って来やがった。どないせいっちゅうねん。 やっぱりこの作品のまずいところは、どこまで言ってもギャグが寒いところだ。色々詰め込んでみるものの奇跡的に面白くない展開ばかりが続き、今回のナイス帰還のくだりにしたって、もう少しドラマティックに見せられるはずのところを、中途半端におちゃらけたせいでシリアスとしてもギャグとしても中途半端になっている。扱ってるテーマは無駄に重く、キャラ設定もろくに掘りさげてないのにシリアスになるところは無闇にシリアスになる作品なのだから、もう余計なギャグを混ぜ込んでしらけさせなければいいのに、と思ってしまう。 ただ、そんな期待が全く持てない1期目からの復帰戦ではあるが、全体的な雰囲気は割といじってあって、意外に不快感は少なかった。変な効果を入れ込んだアイキャッチを多用してぶつ切りにしまくる構成はどうかと思うが、このとっ散らかった雰囲気はわざと出しているのかもしれない。チームハマトラの面々がそれぞれにツーマンセルを組んでいるので、視点が散り散りになるのは致し方ないことなのだ。その上で、個々にネタをばらまいて多元中継的に紡いでいく方向性は、上手く行けばややこしいプロットでも短時間で描写出来る可能性はある。少なくとも1話目ではそれが機能的に働いていたとは言いにくかったが……。まー、1話目の事件としては、普通? こういうのがずっと続いても興味は湧かないけどなぁ。 ということで、今後の焦点は、「メインのダークなシナリオをどうやってまとめあげるか」という部分と、「あくまでコミカルにこだわる悪癖を、どうやってさばいていくか」の2点になると思う。1期のホモ回みたいに振り切った奴は、きちんと意志を持って全力でやれば馬鹿アニメとして笑えるようになると思うのだが、とにかく低クオリティ過ぎて、面白いかどうか以前の問題だったからな……今期はどのくらいの品質になるんでしょうか。少なくとも、1話目を見た限りではあんまり期待しない方がいい気がするよ。 1話目が何となく許せたのは、多分ゲストヒロイン勢の配役が世代的にツボったせいだろう。新谷+清水=めぇめぇもぉ。新谷+山本麻里安=激店。ナツカシス。 ○「セーラームーンCrystal」 4 ニコ動でアニメ見るのってすげぇ嫌いなんだけど、流石にこいつぁ見ないわけにいかないので試しに視聴。うーむ。 幼い頃に何となく見たことがある気もするセーラームーン。ただ、正直あんまり記憶は無い。そりゃそうだよね、ぼく男の子だしね。幼少期はアニメなんて特に興味のない健全な男の子だったしね。いかに伝説的な作品とはいえ、別に思い入れはないわな。もちろん、うさぎのCVが三石琴乃だった、という程度の認識はばっちりあるので、そのあたりの話題性はもちろん気になる部分もあった。色々無理してるなんて話もあるが、まー、これくらいなら別に構わないと思うんだけどね。旧作に思い入れのある人が文句言ってるのか? そうとも思えんけどなぁ。 ただ、全体的なデザインに違和感があるのは事実。キャラデザが原作寄りに変えられたことが悪いのではない。1つ1つのパーツがはっきりしたせいか、全体的に動きが乏しいことが問題なのである。これって動画環境の問題なのだろうか、口パクするべきところでしてなかったり、視線の動きが無かったり、細かいところで動きがぶつぶつ切れる気がする。全体的に動画枚数が足りてないというか……これ、低予算なのかしら? 東映は色んなところで作画リソースに影響が出ることが多いのでねぇ。変身バンクなんかはCGで処理されているのだが、これも最新鋭っていうイメージじゃない、プリキュアなんかはバッチリアニメ画としてCG方向への進化を見せているのに、こちらのCGはあまり「綺麗さ」「可愛らしさ」のボーナスがないのである。やっぱり低予算だとしか……。 ま、映像がどうこう言う作品だったらネット配信だけってことは無いもんな。とりあえずセーラー戦士が出そろうまでは中の人目当てでゆっくり見せてもらいますよ。とりあえずヴィーナスが出てくるまでがんばらないと。亜美ちゃん→レイちゃん→まこちゃん→みなちゃんってどんどん中の人的にテンションが上がっていきそう。エロそうなみなちゃん(有能)、アホそうなまこちゃん(有能)。 ○「ハナヤマタ」 5 「ノゲノラ」から間を置かずに始まったいしづかあつこ作品。こうしてみるとマッドハウス所属ということがよく分かる配置になっており、随分印象の強かった「さくら荘」(J.C.製作)だけがイレギュラーだったってことが分かる。 今期きらら系の、非常に分かりやすいガールミーツガール。転校生が異文化を持ち込み新しい世界への扉を開くことで、これまで必要以上に「平凡」を意識していたヒロインの意識に改革がもたらされるというお話。それだけだとすごくありきたりな話になってしまうので、きらら系作品には分かりやすく、「取り扱うジャンルを異端にする」という方法でオリジナリティを出している。その題材というのがなんと「よさこい」。うーむ、漫画ってのはまだまだ見たことのないテーマがあるものだ。ひとまず「よさこい」と言われても、聞いたことはあるけど何のことやらよく分からない。そこで当然ネットにお伺いを立てることになるわけだが、「高知県の民謡、またはイベント」という、何となく知ってる知識がヒットするに決まっている。しかし、その割にはこのアニメの舞台は鎌倉だということも書いてある。一体どういうことかと更に調べると、今度は「よさこい」じゃなくて「YOSAKOI」というwikiのページもヒットする。簡単にまとめると、高知県のよさこいをベースにして、とにかく似たような振り付けで踊る踊りの形式を総称して「よさこい」であると捉え、地方に拘らず、様々な場所でダンス・イベントとして展開しているのが「YOSAKOI」ということらしい。案外色んなところでイベントが催されている旨も書かれている。ふーむ、そんな日本人もよく知らないようなイベントに、留学生が乱入してくるところから始まる物語。なかなか取っつきにくいのは事実だが、知らないことだらけなので興味は湧く。 取っつきにくさについては、もう1つの要因がある。「なんかキャラデザが独特」ということだ。特に目の形だろうか、非常に目立つ造詣で、1話目を見ている段階ではなーんか引っかかる。慣れの問題だとは思うし、他作品との差別化を図る上ではむしろよい傾向なんだろうと思うのだが、あの綺麗なひし形をした目は馴染むまでにちょいと時間はかかりそう。幸か不幸か、毎度お馴染みいしづか演出のおかげで世界観は実に現実感に乏しい不可思議な印象である。紫や緑といった中間色をベースにしてグラデーションを多用したいしづかカラーリングは相変わらずであり、「ノゲノラ」だったら「異界だから」というので理解出来た部分が、このアニメでは「非日常」への入り口として機能している。夜中の神社での出会いのシーンは非常に印象的で、ここから「女子中学生日常もの」になるのかどうかすら怪しい幻想性を持っている。普通に考えたらここから先にそこまで劇的なイベントが待ち構えているとも思えないのだが、他の「日常系」との差別化を図り、ヒロインの変革と成長を意識させる物語としてはなかなか面白い導入になっていた。違和感だろうがなんだろうが、1話目で「気にさせる」っていうのは大事なことやね。 全体的に見るとまだよく分からない部分は多いし、シナリオラインについてもそこまで目を引くものがあるわけではないのだが、今後「よさこい」という馴染みの薄いテーマをどのように掘りさげていくのか、独特のビジュアルをどのように活かして見せていくのかという部分については期待して見ていきたい。あとオープニングは割と好きよ。もう畑亜貴の過労死については心配しないことにする。 中の人については、割と攻めのキャスティングになっている。主人公・なる役は、「モブ子の中の人にして謎の画伯」、上田麗奈。ぶっちゃけキャストロールを見るまでは誰なのか分からなかったのだが、初ヒロインとしてはなかなか美味しいポジションにつけてるのではなかろうか。ここから必要以上にうじうじしないで真っ直ぐ成長していければ、キャラとしてもそれなりに好感度は上がりそうだし。そして驚きは、ハナ役の田中美海。あの「うんめーにゃー」の実波ちゃんがいよいよ他作品でメインを務めることに。確かにWUGの中でも一際個性は発揮していたが、ここでいよいよ次の一歩を踏み出すことになったわけだ。まだちょっと聞きにくいところもあるのだが、声質の独自性で売り込んでいきたいところ。ちなみに同じくWUGから夏夜ちゃんの中の人、奥野香耶も単独で抜擢。やったぜ最年長。まさかあの7人の中からこの2人が一歩抜き出ることになるとは思わなかったけども。次々に新しい子が出てくるのは刺激的で良いのですよ。 ○「モモキュンソード」 4 すげぇ。このご時世に、今更、何の臆面もなく桃太郎の萌えバージョンを放送しようとする胆力は凄まじい。まぁ、誰得なのかはよく分からないが……。 タイトルといくらかの事前情報から予想されるものから1ミリもずれない分かりやすいものが出てきた。「桃太郎を女の子にして、萌え昔話をやるよ」と言われたら、まぁこういうもんが出てくると思う。捻りの要素は無い。巨乳キャラにしてその部分をことさらに「桃」として強調するのもお約束だ。何が注目すべき点かなぁ……お供との合体? このままストーリーが進むと3体と順次合体していって、最終的に全部と一気に合体する完成形があるんだろうなぁ、なんてことも大体予想が出来るのである。天女との絡みはどうなるか分からんが、単なる賑やかしだろうしなぁ。……で、この後は何を目的に見ればいいんだい? まぁ、萌えものなのでそれなりに映像はまとまっている。監督と製作スタジオは「ロウきゅーぶ」のところ。可もなく不可もなく。一応エロ要素も押してるはずだけど、桃子単体では大してバリエーション無いし、あんまりそそられないので映像的な魅力はあんまりない。何かもう一押しあればいいのだけども。いや、なくてもいいや。一昔、二昔前のアニメを懐かしむ気持ちで、生暖かく見守っていきましょう。頑張れ竹達。 |
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声優のこと全般
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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