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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「スペース☆ダンディ」 6

 来た! ようやく来た! これ、馬鹿なやつだ! しかも、致命的に馬鹿なやつだ! こういう分かりやすい1話のインパクトを待ってたんだよ。いやー、馬鹿。

 オープニングの岡村靖幸でいきなり吹いたが、そこから繰り出されるのはとにかく馬鹿馬鹿しすぎるスペースドラマ。スペースオペラっていうか、スペース新喜劇みたいなやつ。これを作っているのがあの「カウボーイビバップ」の渡辺信一郎ってんだから準備は万端だ。確かにやってることはスパイクとそんなに変わらない(?)し、ダンディはなんてったってダンディだ。いや、嘘だ。「適当に宇宙で生きてます」ってな雰囲気は「無責任艦長タイラー」なんかにも被るが、今作は間違いなくあんなドラマにはならない。1話目からガンガンメタな発言が飛び出して世界観崩壊しまくりだし、宇宙に生きる人々は馬鹿ばっか。敵組織が早々に登場したからその辺だけでも真面目にやるのかな、と思ったら、やっぱり無理だった。銀河なんちゃら艦隊を率いてるのは銀河万丈ですよ。ダンディのワープ航法にしてやられた変な博士(石塚運昇)は粛清されたけど、2話以降もちゃんと出番はあるんでしょうかね。

 思いつきで適当に書き散らしたような本当に適当なお話で、観ている側としても「よし、これは真面目じゃない」と分かりやすいのが親切。そして、こんな一見するとアホな話なのに、アニメとしてはものすごく神経使って作っているのが分かるのがまた。個性を発揮する宇宙人たちの造形は、無駄に凝っている。背景でもにょろにょろ動いていたりするし、タコ型火星人みたいなベタなのもいれば、どこがどう動くのか想像もつかない変なのもいる。何しろおっぱいバーに亜人種のおっぱいもゴロゴロ転がってるくらいなのだ。それらが等しく動き回り、馬鹿馬鹿しさを助長する動きはそれだけでもワクワクするし、「多分意味ねぇんだろうな」と思うと、ますますおかしい。もちろん、力を入れる画には全力で挑んでおり、ダンディたちが星に降り立ってから死ぬまで(?!)のむやみやたらな背景動画とか、1話だからってやりきっちゃった感すらあるレベル。締めはやくしまるえつこ歌唱に、山本沙代のエンディングアニメーションがつくという。もう、何でも詰め込めばいいって思ってるだろ。正解だ。

 まー、これは勢いの勝利だ。このまま何も考えずに突っ走ってもらえば何の問題も無い。ある意味「キルラキル」と双璧を成す作品になるかもしれないぞ。ちなみに中の人は、ダンディ役にべーさんというのはある意味必然として、猫型宇宙人のよっちんもはまっている。やっぱりよっちんはイケメン役じゃなくて、イロモノの方が僕は好きだな。そして、ダンディの相方の丸っこいロボットは、なんと本業声優じゃなくてアイドルだと? 佐武宇綺という名前らしいが……なんやこの子、上手いやないか。可愛いやないか。びっくりだ。このまま続けてくれ。でも、一番の衝撃はやっぱり矢島正明氏によるナレーションかな……こんな仕事して頂いて、ありがたいやら申し訳ないやら。この声で80越えてるねんで。声優って恐ろしい。

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○「未確認で進行形」 6

 今期の日常系枠だろうか。ただ、日常系というには縦軸となるドラマはあるので、なかなか分類の難しいところである。まぁ、前期の「のんのんびより」だって掲載誌や連載スタイルはきらら系とは一線を画していたのだけど。

 点数的には多少下駄を履かせた感はあるものの、今期の横並び一線のなかでは割と印象の良い作品。自分でも何がよかったのかが今のところはっきりしないのだが、絵がとても丁寧だったのが一番の要因だろうか。最近は動画工房の品質はかなり高水準なものになっており、おそらくシリーズを通じてこのままのクオリティでやってくれるだろうという期待感がある。監督の名前は記憶になかったのだが、「GJ部」の人だと分かってなんか納得。ここからどこへ伸びていくかは定かじゃないが、案外良い物が出てくるのではなかろうか。

 こうしてみると、私はいわゆる日常系、萌えものに対するハードルがやたら低いような気はするのだけど、そこはフィーリングがかっちりはまるのだから仕方ない。ただ、今作の場合には「何が売りになるのか」というのを見極めるのがなかなか難しい。「日常系」は、基本的に時間経過の意味が乏しく、核となる物語というのは無い場合が多い。「のんのんびより」「きんいろモザイク」「ゆゆ式」のここ最近の三段活用をみてもそれは分かるだろう。そうした作品の場合、たとえば「田舎アニメと見せかけた狂気のにゃんぱすアニメ」とか、「外国人アニメのフリをしたガチ百合鬼畜こけしアニメ」とか、「何も無いけどなっつってっつっちゃったアニメ」など、一点突破出来るくらいに「異様な」設定で引っ張るのが基本。今作の場合、一応「小姑が幼女」というあたりにそうした「異様さ」はあるのだが、今のところ、(アニメ的には)そこまで常軌を逸したものにはなっていない。「突然の許嫁」も割とありがちであるし、「愛情過多な姉」もまぁ、分からなくはないレベルだろう。全体的に、そこまで尖った設定があるわけではないのだ。その上で、「どこかで観たことがあるものの集合体」が、総体としてどこか新鮮に見えるのが何とも不思議。掲載媒体を考えれば、ここから目の覚めるような展開などなく、何となく主人公カップルが接近していく様子が嬉し恥ずかしな感じで描かれていくに違いないことは容易に想像出来るが、「それだけでもいいかな」と思える世界観なのである。うーむ、やっぱりこの辺の感覚は分かりにくいところだが……ま、「絵が綺麗だからそれでいいや」っていうのが今のところの結論かな。この丸さが、今後吉と出るか凶と出るか。

 そして、今作の特筆すべき部分として、メインのキャストがほぼ新人で固められているという点があげられる。メインヒロインをはじめ、その姉、そして幼女と、ほぼ新人といえるキャリアの浅い役者が担当している。おかげで、そこまで高密度で訴求するものは無いものの、実は案外悪くない。いや、頑張ってる方だと思う。まだちょっと必死さが先行して演技プランとしては粗も目立つが、この辺りは慣れの問題もあるだろうし、これが売れれば、代表作として華々しく表舞台に上がってきた、といえる日がくるのかもしれない。若手の頑張りを見るのも、声優ウォッチャーの楽しみの1つですからね。

 色んなところで「まだ未知数」の多い作品だが、それだけに期待して見守りたい。

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○「中二病でも恋がしたい!戀」 6

 実は先行上映会で既に観ていたので、初回の感想などはそちらを参照。

 上映会のときと変わっていたのは、オープニング、エンディング、(確か)エンドカードである。オープニングは、上映会の時は「Sparkling Daydream」のままでした。新版は歌の捉えどころがなくなっているので慣れるまで時間がかかりそうだけど、六花のアクションの迫力が増したのは見どころ。エンディングは、上映会はなんと劇場版Liteから「弧濁覇王節」のアレだったのでちょっと得した気分だったのだが、新規エンディングも映像がやたらエロくなっていて見応えがある。歌の方は、多分1番だからなんだろうけど、六花と凸守が歌唱で、それに残りの2人が突っ込みを入れていくスタイルになっている。多分2番だとこれがひっくり返るんじゃないかな。早くフルが聞きたい曲。そしてエンドカードは……ある意味ここが本編といっても過言ではないな。今期も「Lite」ってあるのかなぁ。

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○「となりの関くん」 5

 ショートアニメは別に感想書かないことにしてるけど、一応10分枠なので触れるだけ(実際の放送時間は7分程度)。原作好きだし。

 ま、こうなるしかないアニメっていうか……でもなぁ、横井さんはもうちょっと可愛いと思うんだけど、あんまり可愛らしい感じになってないのがなー。多分、髪の毛の色が不自然に白いのがいけないと思うんだ。いや、確かに原作コミックみると白髪なんだけどさ。なんなんだろね、あの色合い。

 キャラ絵は割と緩め。その分メインコンテンツである「遊び」の描写に力を入れており、そこだけみれば割と本格派のアニメに見えないこともない。この作品の表現方法としてはまことに正しい形である。でもまぁ、7分しかないんですけどね。非常に身の丈に合ったサイズ、身の丈にあったクオリティであるため、やいやい言うもんではない。エンディングが無駄に気合い入ってるのはちょっと笑った。

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○「咲-saki-全国編」 5

 まだまだ続くぞ5点ラッシュ。でも、この作品の場合は別に「新番組」でもないので、観るモチベーションが分かりやすいのは助かります。

 思い返してみれば、「咲」って、俺は別に好きじゃないんだよね。1期アニメはあんまりハマれなかった、って感想を書いているし、「阿智賀」の方は後半盛り上がったなー、とか言ってる割には、途中で終わっても別に追いかける気も起きず、特別編で放送されたはずの大将戦とか観てないしね。穏乃は一体どうやって勝ったのでしょうね、私は知りませんわ。まー、それくらいのモチベーションですよ。1期のステルスモモとか、阿智賀編の園城寺の一人舞台とか、無茶苦茶度数が上がってくるとアニメとしても盛り上がるんだけど、そうじゃないパートが多すぎるのがねぇ。基本的に、麻雀なんて地味なスポーツ(?)なんだから、普通にやったらそりゃ盛り上げにくいでしょうよ。そこを、どれだけ「この世界の麻雀」として見せていけるか。強豪が集う全国大会ならば、何か頭のおかしいことをやってくれるんじゃないか、っていう期待はある。(今ふと思ったんだけど、テニスに対するテニヌみたいな、この世界の麻雀を表す単語って無いものだろうか)。

 1話は本当に「選手入場!!」だけで終わるという、堂々とした横綱相撲である。既に固定ファンがついているために、これだけでも充分1話分の意味があるってことだろう。正直、出場選手が全然分かっていない私みたいな人間からするとさっぱりなのだが、こうして「不穏な強者共が集まってるぜ」感を無闇に出してる時って、やっぱりなんか楽しいよね。バキだって、シットパイカーが何かすげぇことするかもしれないって期待がありましたもんね(いや、無い)。あと、どうしてもこの作品を観るモチベーションとして、中の人大集合的な面もあるので、それを聞いてるだけでも盛り上がるんですけどね。「1期でかなり豪華なキャスト使っちゃったのに、あれって長野県内の話だから、もうでないのかー」とか思ってたら、大体出てきてワロタ。池田がいるだけで不思議な安心感があるよ。

 「何が起こるか分からないワンダー麻雀」への期待が半分あるものの、当然のことながら懸念材料も少なくない。まず1つは直接的にシナリオに関する問題で、ワンダー麻雀は「よくわからねぇ理屈でとにかく相手を圧倒する」という車田理論が採用されたバトルだ。つまり、ここまで勝ち上がってきた強豪についても、「なんだかよくわからねぇ」強さである。そんなキャラクターたちを倒すのは「もっとわからねぇ」連中になるわけで、この「分からない」VS「分からない」というカオス過ぎるバトル内容で、はたして盛り上げられるのだろうか、という点。宮永照みたいな化け物ばっかりだとすると、タコスとか鼻息で飛ばされそうだけど、そこを「何か分からんけど勝つじぇ」で勝たせてしまうとなると、メタメタになってしまうはずである。現時点で、宮永姉妹の対決は決勝で約束されていなければならないだろうし、そこに阿智賀が食い込んでくるのもほぼ確定だろう(1話の穏乃が怖すぎたもの)。この超絶バトルって、何回卍解すれば勝てるようになるんだろうね。

 そして、どうせ決勝まではアニメで放送されないだろう、という事実も、気になる部分ではある。阿智賀編が1クールで収まりきらなかったことからも分かるように、雰囲気を描くためにやたら尺を引っ張れる作品だし、原作が終わってないなら当然アニメはどこかで軟着陸させる必要がある。この制約のなかで「面白いシリーズ」をまとめるのはかなり難しい。おそらくファン目線ならば原作通りにどこかで収めてくれれば問題ないのだろうが、1つのまとまったお話を観たい、と思っている層は、それだけじゃ納得出来ないからだ。はたして、この「全国編」と題されたシリーズがどのような展開になっていくのか、恐る恐るではあるが見守りたいところである。

 まぁ、なんやかんや言ってますけど、「とにかく色んな声が聞けりゃそれでいいや」っていうのが正直なところなんですけどね。阿智賀(というか穏乃)には頑張って欲しいです。でも、一番優勝して欲しいのは鹿児島です(中の人補正)。

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○「とある飛空士への恋歌」 5

 むーむ、これも普通だなぁ……一定水準が保たれているというのは良いことではあるのだが、1話で見るべきポイントが定まらないのが多いなぁ……。

 「とある飛空士」云々っていうのは、確か映画になってたはずのコンテンツ。ただ、そっちは見ていないのでこの作品についても全然知らない。多分禁書目録や超電磁砲とは関係無いんだろうな、っていうことくらいしか分からないレベル。でもまぁ、一応この作品は前のやつを知らない状態でも見られるだろうとは思うので、これをファーストインプレッションにしてしまって問題無いだろう。ただ、「飛行機アニメ」っていうと、割と危険な分野ではあると思う。最近だと「LAST EXILE」がなんか微妙に消化不良だったし、似たような空気で(別に飛行機アニメじゃなかろうが)「フラクタル」はちょいと辛い結果に終わった。「アリソンとリリア」は観てないから分からない。なんか、飛行機乗りをメインにしたアニメって徒にハードルが上がる気がするんだよな。今回この作品を観てて漠然と思ったのが、ひょっとしたら、こういうアニメって未だにラピュタの幻影に縛られているんじゃないか、って気もする。「空を飛ぶこと」のすごさって、もうあの時代である程度やり尽くしてる部分があって、何をやっても「ラピュタフォロアー」みたいに見えてしまう部分がある気がするんだ。ま、観ている側の勝手な思い込みであって、制作側がどう考えてるかは知らないけど。そして、私は「風立ちぬ」を見に行かなかったんだけどね。

 「ラピュタ」(あと「紅の豚」を足してもいいかも)の幻影が残る理由の1つは、「飛行機」そのもののデザインが、現代の飛行機ではなくて一昔前のものである、というのがあげられる。所謂ジェット機レベルの現代技術ほどではないけど、グライダーとかいうには進歩しすぎてるくらいのレベル。多分、この辺が一番「人が空を飛んでいる」感が出る時代なのだろう。確かにオートコントロールでレバーだけ握ってても画面は盛り上がらんわな(そう考えると、旅客機をテーマにして何度も盛り上げてるコナンの映画って偉いよな)。1人、2人乗りの飛行機をテーマにして空を飛ぶとなると、どうしても時代背景は「近世」になるわけだね。あと、今作の場合はなにやら空飛ぶ島が出てきているところも被っている部分。どういう世界設定なのかは1話を観ただけじゃ分からないが、突然の姫様とのラブロマンス、何とももったいぶった恋愛の見せ方など、1話から話は壮大にならざるを得ないところもラピュタチックではある。初対面の男女のくせに雰囲気出しまくってるあたりがにくらしいわ。

 こうした「飛行機の見せ方」と「ドラマの見せ方」については、1話時点では水準以上のものである。CGがベタっとした飛行機の制動についてはもう少しなめらかなものが作れそうな気はするが、別に悪いってほどでもないし、女の子の仕草なんかは割と可愛らしく描けている。ただ、どこかで「おっ」と思わせるワンポイントでもあれば良かったのだが、今のところ目を引くような方向性は見えてこない。ってことは、あとはシナリオライン、原作頼みってことになるわけだが……どうなんだろう。黙ってお付き合いするしかないな。

 中の人的には、もうあおちゃんが出てきてお嬢様やってるからそれだけで別にいいや。そうそう、オープニングがプチミレディなんですよね。冒頭のずっと一音で引っ張るパートはなんか不安定になりそうだったけど、サビからのスカッと飛ばしたパワフルな歌い方は割と好き。良い曲じゃないでしょうか。

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○「ノラガミ」 5

 うむ、普通である。また5点か……今期月曜日は何か軸になる作品が欲しくなるな……。

 こいつは漫画原作か。月マガ連載ってことで一切知らなかったので一瞬ラノベなのかと思ったが、割と画面の動かし方が自然で、きっと原作通りの絵になっている漫画なんだろうな、というのは雰囲気で伝わってくる。多分、原作ファンからしたらそれなりに喜ばしい作品になるのではなかろうか。

 と、原作を知らない人間が勝手に想像するが、久しぶりのBONES製作ってことで、そりゃまぁしっかりしてますよ。アクションシーンも見やすいし、ヒロインも可愛く描けている。デフォルメとのシフトもスムースに出来ており、ちゃかちゃかした雰囲気と、バトルなんかになってそれなりに締める所のメリハリが効いている。1話だけを見るならば、現時点では割と上の方に来てもおかしくないアニメだと思う。でも……話は地味だよね。いや、1話からはっちゃけろっていう方が無理な話で、結局スタートの時点では「うん、悪くないよね」っていうくらいの感想しか出てこないわけだが。期待したいポイントは、ヒロインの女の子が素直に可愛いところかな。割といいとこのお嬢さんなのにこっそり格闘技好きで、おそらく練習など一切していないであろうソバットを見よう見まねで決めてしまうなんて、ミート君もびっくりの見取り稽古っぷりである。CV内田真礼ということで相変わらず緩急が巧みなのも好印象。前クールで「夜桜」のヒメを見てるときみたいな楽しみ方が出来ればいいかな。あと、毎度同じみ神谷兄ぃの主人公だが、いつものように真っ当なイケメンではなく、どこか頼りないようなところがあるのはいいかもしれない。病室で高笑いからむせるところなんかを聞いていると、いわゆるイケメン神谷の声と、イロモノやってるときの獣じみた神谷がほどよく混ざってるみたいな声が聞ける(つまりベルゼブブさんである)。どうせ少年漫画なのだから、主人公を見て盛り上がれるのがベスト。そのあたりの中心人物の印象がどんどん良くなっていくことを期待したい。

 ただねぇ、致命的に気になるのがねぇ…………シリーズ構成が赤尾でこなんだよなぁ……私、本当にこの人の脚本が苦手でねぇ……「地獄少女三鼎」の8話が酷かったせいか、なんか頭から疑ってかかっちゃうんだよね(あのときは三重野名義だったけども)。前クールのこの人の担当作品を思い出すと、「BLAZBLUE」と「メガネブ」なんだよ。……ね、不安になるでしょ。原作ありの作品だから大崩れはしないと信じたいけど、はてさてどうなることやら。

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○「バディ・コンプレックス」 5

 ナイスカップリング!(意味深) MONPA2本目はサンライズ産のロボアニメ。よく言えば安定したサンライズ感、悪く言えばどこかで見た既視感。今期のアニメはずらっと5点が並んでて、あんまり点数つける意味がないなぁ。

 一目でサンライズアニメと分かる切り出し方だが、当然のことながら、品質は高い。前クールの同じ枠は「ヴァルヴレイヴ」だったが、あちらはプレスコ作品ってことで作画にも多少の変化球が混ざっていたのに対し、こちらは至極真っ当な、どこかで見たことがある画面が続く。これは決して悪いということではなく、「サンライズ安定」ということは、決して大崩れすることがないだろう、ということも意味するのである。デザインのイメージは現在放送中の「ストライクザブラッド」あたりに近いだろうか。一緒に戦ったヒロインの顔も姫柊雪菜さんによく似ていらっしゃる。つまり、割と可愛い。キャラクターデザインはそこまで線が細くなくて見やすい部類じゃなかろうか。そんなキャラクターを支えるシナリオラインは、よくある「1話目ではなんか分かんない」系。よくある学園の日常風景で、わざわざ席替えしてまで主人公とヒロインが「アニメ主人公席」に固まったのは笑ってしまったが、残念ながらその後の進行で未来へタイムワープしてしまったようなので、もう教室に出番はなさそうだ。っつうか、あのはやみんヒロインも出番終わりなの? 流石にそんなことは無いと思うが……しばらく出ないならちょっと残念ね。

 中盤を盛り上げた商店街での逃走劇や、ロボどうしのバトルについては流石の安定感。いつも通りと言ってしまえばそれまでだが、見ていて「うわー、直球で表題な匂いがするー」と思えたので、なんかそれだけでいい気がしてきた。タイムワープした後の戦場なんて、まさにあの絵のまんまだもの。思わず巨大なおでんをぶち込んだり「誰だお前」に写メ撮らせたくなるような戦場。あ、でも一気に登場した未来側のクルーがエラくしっかりしたキャストになってたから、次週以降にどういうお話になるのかは楽しみかもしれない。麻里奈、花澤、サトリナ、藤村。野郎共も吉野・杉田のコンビとかがいるし、「いつ見てもロボにのってる気がする」でお馴染みの内山君とかもいる。これを聞くだけでも、未来世界が主戦場だってのがよく分かりますね。さて、ここから「いつものロボアニメ」を脱却して何が作れるかだね。

 あ、すげぇどうでもいいことだけど、オープニングが好きです。こういう素直なアニソンが一番馴染むなぁ。映像も理想的な「カメラが下からぐいっとパンする」系ですよ。すげぇ加工しやすそう。

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○「ノブナガン」 5

 今期2つ目の信長作品にして、今期3つ目の「偉人の名を借りたキャラが戦うアニメ」。「あれ? あと1つは?」と思った人はまだまだ素人だぜ。「ファイブレイン」を忘れちゃ困る。

 ま、そんなどうでもいい話題はさておき、こちらも「偉人さん頑張れアニメ」であるが、「ザ・フール」の方が戦国ものになっているのに対し、こちらは現代を舞台にしてスタンドを憑依させる形で外敵と戦っていく。原作はアーススターの創刊時に掲載されていたときは読んでいて、その濃い絵柄が割と楽しかった記憶があるが、アニメの方も分かりやすいシナリオながら、癖のある絵柄をなるべく活かそうといじっており、なかなか面白い画面になっている。ちょっと暗いので見えにくいのが難点だが、色遣いもおどろおどろしく、垢抜けないキャラクターデザインと相まって、B級っぽさが逆に味わいになっているのじゃなかろうか。このままの画面品質が維持出来るなら、個人的には「フール」よりもこちらの方が好みである(比較すること自体がおかしいけども)。

 もちろん、そんな荒削りな作品なので難点がないわけではないだろう。モンスターのデザインなんかはそこまで目を引くものではないし、ありきたりといえばそれまでの設定なので、1話目でそそられない視聴者も割と多い気がする。シナリオ面で捻るのも限界があるだろうから、後は直接的に画面のインパクトでどれくらい引き込めるかの勝負になる。1話は、ユルい画面の場合にしつこいくらいにテロップを使って説明を入れていく演出が割と面白かった。鬱陶しかったり、うるさかったりする部分もあるかもしれないが、短い時間のなかでテンポ良く外堀を埋めていくアイディアとしては悪くない。ヒロインの女の子のどこか抜けた感じと併せて、ユルいところはとことんユルく仕上げることで、バトルシーンとのギャップを強調する働きもあるだろう。まぁ、漫画の時点で冒険してる作品だし、色々とやってみるのがよいのではなかろうか。

 大きな問題として残っているのが、キャストのお話。明乃が変な役で出てきたり、嬉しい部部もあるにはあるのだが。やっぱりメインの子がかなり不安定。新人さんみたいだし、初めてにしては頑張っている方だとは思うのだが……ちょっとハードな展開を引っ張っていくキャラとしてはパワー不足な感が。まぁ、誰にでも初めてはあるのだし、ここからステップアップしてもらうしかないのだけれども。

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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