最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
○「とある科学の超電磁砲S」 5 さぁ、ついにやってまいりました、今期大本命と言ってしまっていいだろう、あのレールガンの2期のスタート。1期が終わってから既に3年経っていたというのも衝撃だが、それだけ経っていても、あの時の感覚は未だに残っており、充分期待感を持って観ることが出来る。うっかり、先に録画しておいた他の新番組よりも先にこっちを見ちゃうくらいには楽しみである。 1期の評価については適当に確認してもらうとして、私はとにかくこれの1期は大好きだった。基本的にラノベ嫌い(的なポーズ)なので手放しで喜んでるのは色々とおかしいのだが、結局長井監督に丸め込まれて見事に籠絡されたのが正直なところ。その前にやっていた「禁書目録」の方はそこまで熱を上げていたわけでもなく、本当にこの「超電磁砲」のタイミングで転げたのである。おかげで今や劇場版まで観に行くようになっちゃってねぇ。ちょろいな。でも仕方ないじゃない。好きなんですもの。23話、24話とか一体何回見直したか分からないです。1つ1つの見せ方が本当に劇的でね、お涙頂戴でね。あとはまぁ、女の子も可愛いしね。禁書はそんなでもないのに超電磁砲が好きになってしまった要因の大部分はメイン4人のキャラにあるのかもしれません。 さて、そんな2期目だが、何も考えずにもてはやして始めるわけにもいかないのが難しいところ。当然期待はしているが、今期を始めるにあたってのハードルも数多い。最大の難所は、レベルアッパー編が終わり、今期のメインがシスターズ編に突入するということ。シナリオが悪いというわけではないのだが、どうしてもシスターズ編の御坂の葛藤というのは、重くてどす黒いのである。一方通行率いる敵勢力はもちろん「悪」なのだが、残念ながらそれに敵対する御坂の立場にも大義名分が無く、途中からは単なるデストロイヤーと化してしまう。その間も延々「自分のクローンが殺され続ける」という想像もつかない虐げられ方なので、本当に感情的な部分が辛い。そして、そんなシチュエーションに御坂が単体で挑まねばならないというのもネックで、1期超電磁砲の最大の魅力であった「4人の友情物語」の部分が描きにくくなる。もっと端的に言ってしまえば、他の3人の出番が無くなってしまう。初春佐天さんコンビに出る幕がないとなると、確実に魅力は半減してしまう。だからといってシスターズ編はシナリオをいじるのもキツイだろうし、どういう方向にアニメ独自の見せ方が出来るか、というのは大きな勝負どころになるだろう。 また、既にシナリオが既知であること自体も難点の1つと言える。シスターズ編は「禁書」で1度やってしまっている話だ。もちろん御坂視点なので物語の中身は全然違うのだが、中心となる御坂の葛藤という部分は共通しており、そこをそげぶする当麻が主人公になってしまうので、「超電磁砲」の物語としてはいささか据わりが悪い。そして、私自身がコミックスで全部読んでしまっているので、1期のように知らない物語を見る楽しみがないって言うのも勝手な悩みもある。今期は結局どこまでやるんだろう。いっそ1期目みたいに完全オリジナルを挟んでもらった方が、初春佐天組の活躍が作れていい気もするんだけど。復活のテレスティーナさんが見たいです。 とまぁ、悩みは多いので不安いっぱいではあるのだが、やっぱり再会出来ることは喜ばしく思うのです。いつもの4人は相変わらずだし、嬉しいサプライズとして、春上さんと枝先ばんりっちゃんが登場し、アニメ1期との接続を明確にしてくれている。ただでさえ女の子だらけなのに、更に増えてるよ! もうね、ばんりっちゃんが可愛くてね。御坂さんがサプライズ作戦の時に妄想してたへちょ画バージョンが完全に律ちゃんやった。もう、そのままレギュラーにして欲しい。能力に目覚めて一気にのし上がって欲しい。もちろん新キャラなんかにも負けないよう、初春佐天組にも頑張って欲しいけどね。スカート覗いてる佐天さんは、もう完全に変質者じゃないですか。ただでさえ治安が悪すぎる土地なんだし、もっと学園都市側もこういう奴への警戒を強めるべきだと思うよ。 さ、あとはここから暴れ回る諸々を楽しむだけである。1話ではさっそく食蜂さんが登場しており、その独特のキャラデザインで存在感をバッチリ見せつけてくれた。今後はアイテムの面々なんかも飛び出して来るわけで、期待感満載のオープニングを見ているだけでもテンションが上がる。キャスト陣とかどうなるんでしょうね。決まってるのかもしれないけど情報見てないから今から色々妄想出来る。ちなみに今回は導入だったおかげで1期と同じように「適当にとってつけたような事件」が起こったわけだが、それだけなのにキャストがとんでもないことになっていて笑った。特に男キャストが本当に無駄で、不良役に石川界人、島崎信長、松岡禎丞なんて名前が並んでいて「どんだけ主人公クラスの不良だよ」と思った。女子生徒にしてもやたら賑やかだったし。モブでたまこの中の人ともち蔵の中の人が並んでキャスティングされてるのも笑った。 なにはともあれ、今後ともよろしく、ジャッジメントですの! PR ○「アラタカンガタリ〜革神語〜」 5 今期3本目のサンデーアニメ。今期は頑張ってるなぁ。当然サンデーなので原作未読。今調べたら「ふしぎ遊戯」の作者が書いているということなのだが、実をいうと「ふしぎ遊戯」も知らなかったりする。同年代の人間が割と詳しくてカラオケでも関連曲を歌われたりするんだけど、正直その時代のアニメって全然知らないのよね。 さて、そんなサンデーであるが、導入部は無難な滑り出し。異世界転移ものだし、主人公の少年にやや厭世観があるあたりはいかにもな設定だが、そこまで臭いというわけでもなし(まだ描かれていないだけかもしれないが)、設定はすんなり入ってくるので抵抗なく観ることが出来た。こうして比べると、やっぱりラノベよりも漫画原作の方がアニメ1話の導入は楽である。基本的に長い小説1冊分を前提にしているラノベと違って、漫画の週刊連載ならアニメと同じように1話目でキャッチーな掴みを用意していてくれるし、エピソードを切り分けても見られるように作られてるからね。普通に考えたら未知の作品なら漫画原作の方が取っつきやすいのは道理だろう。 設定が何に近いかを考えていたのだが、多分過去に観た作品で近そうなのは「十二国記」じゃなかろうか。異世界転移の主人公が、実は国の権力者につく権利があるのだが、周りの人間からはそれを認識されておらず、世界のいろはも分からない状況で一からたたき上げで頑張っていくという設定。武器となるのも魔力を秘めた宝剣であるし、どうやらスタンド的な神のサポートもつく。古代日本のような古めかしい世界観もフィットする(十二国記は中世中国くらいのイメージだが)。あとは「右も左も分からない世界を、主人公と同じ目線で見守りながら少年の成長物語を見ていく」という進行になるだろう。唯一気になるのは、現代世界の方に飛ばされた正しい方の「アラタ」の扱いだけ。「現代から古代へ」という転移はたくさんの作品で描かれており、スペクタクルもあるわけだが、「アラタ」の方は逆賊の汚名を着せられた命の危機から、ぬるま湯のような現代に転移しているわけで、なかなかドラマが展開しにくそうである。これでワンサイドで「十二国記」もう一方のサイドで「はたらく魔王さま」が展開されてたらすげぇ笑えるんだけどな。 媒体が媒体なのでそこまで衝撃的な展開にもならんだろうし、制作陣を観ても何か奇天烈なものが飛び出す予感は一切無いのだが、せっかくだからこの機会にサンデー作品に触れるのも良いかな、というくらいの感覚で付き合っていきたいところ。中の人的には、敵方の12体の幹部のキャストが相変わらず濃いので、「逆目線から観た八犬伝」みたいな楽しみ方が正しいのか。作者の出自を考えれば、基本的には女性向けっぽいしなぁ。私としてはメインヒロインが彩陽というだけでなんぼかいやされるので、それをダラダラ楽しむのが主目的。オープニングもスフィアらしいので、そっちも楽しみである。CMが割と良かったので、新曲は買いの予感です。 ○「革命機ヴァルヴレイブ」 5 今期三本目のメカものであり、放送前から大量のCMを打ち出しまくって話題も色々刺激的な、MBSの「お金使ってます」番組である。CMであまりにもangelaが容疑を否認し続けているため、なんの罪で責められてるのか分からないけど「とりあえずお前らがやったやろ」と言いたくなる作品。まぁ、1話目ではエンディング流れませんでしたが。 力が入っている作品なのだから当然話題は豊富である。実は割と久しぶりなサンライズ制作のロボットものであり、監督は意外や意外、松尾衡である。確かにサンライズ作品にも参加していることはあったが、松尾監督と言えばプレスコというイメージが第一にあり、サンライズ制作でそういうのはあんまりやらんやろな、という気がしていたので、このタッグが実現したのは非常に驚き。当然今回もプレスコ収録であり、そこにサンライズのロボット映像が乗るという、恐ろしく手間のかかった作品作りが実現している。基本的にプレスコは準備が大変なので絵についてはある程度譲歩する部分があると思うのだが、今作はとにかくドンパチやらなければいけない作品ということで、音の後に従う画にも手抜かりは許されない。どういう制作体制になっているのかは分からないが、とにかく予算と手間がかかっているのは間違いない。 そんな1話目だが、ま、普通のロボものである。楽しげな学園生活に突然国が敗れて主人公が悲劇のど真ん中、そして無茶なロボット搭乗からの覚醒バトルで無双乱舞、というのは非常に分かりやすいテンプレートのなぞり方。基本的に人間対人間の宇宙戦争なのでそれこそガンダムなどの古式ゆかしいスタイルと思って見れば分かりやすいし、1話目からハムエッグが大活躍して主人公の持つポリシーと、それに対抗する敵対勢力の持つイデオロギーのぶつかりあいは分かりやすい。これに無茶な設定のロボットが絡むわけだが、ロボットの起動にいかにもいまどきな精神的なファクターが入り、血液を媒介した生体認証によるロボットとパイロットの融合で「メカのみの戦いじゃない」ということを示している。悲劇のどん底から「人間をやめた」孤高の主人公というと「コードギアス」に近い部分もあるかもしれない。 で、そんなお話だったわけだが、第一印象でいえば「まぁ普通」。サンライズなので作画面が整っており、戦闘シーンなんていかにもな出来だが、今更驚くほどのことでもないだろう。今期は既に「それなりの宇宙戦争」がいくつものアニメで描かれているため、既に食傷気味でもあるし(ま、それはこの作品が悪いわけじゃないのだが)。他の作品との差別化を図る最大の要因はプレスコによる音響・作劇の部分であるはず。正直言って、1話目ではそこまでプレスコのうまみが出てはいないように見えた。ホントに大変な作業であるはずのプレスコは、役者連中も固まって本読みから参加して画作りを行うため、本来ならば出来る限り密度の濃い関係性を構築する必要があるわけだが、今作はどうも参加している役者の数が多い。「夏雪ランデブー」はほぼ3人、「紅」でもせいぜい6〜7人程度だったはずだが、今作は優にその3倍はいるだろう。もちろんその全員が打ち合わせに参加しているわけはないので、プレスコにどっぷり関わるのはメインの数名だと思うのだが、それでも特有の「生々しさ、密度の濃さ」を出す効果はやや薄まってしまう。ドンパチが派手な分、個々の演技のやりとりのウェイトも軽くなるので、それは致し方ない部分ではあると思うが、出来ることならもう少しじっとりと絡みつくようなプレスコ特有のあの空気を味わいたいものである。 でもまぁ、やっぱり中の人の話題はどうしても盛り上がりますけどね。今作は、メインヒロインが死んだくさいので女の子をどう扱っていいのか微妙だが、とりあえずメインは逢坂君である。今のところ学園側ではっきり絡んでるのは茅野愛衣くらいだろうか。そして、やたら濃いのが相手側。福山・宮野・細谷・梶。司令官は小野Dでサポートに水樹奈々。なんだこの国。流石にちょっと勝てる気がしない。そして、収録スタイルの関係なのか、割と贅沢に盛り込まれたキャスト陣がことごとくモブで出てくるというのが恐ろしい混沌を生んでいる。何が兼ね役で何が本役なのかよく分からなくなってくる。この世界には美菜子ボイスのアナウンサーがいて、よっちんボイスのオペレーターがいて、中村ボイスのエンジニアがいる。ツイッター的なソフトで流れ込んでくる大量の声の中にはそれらが全てまとまっている。カオス過ぎる。すげぇ贅沢な音声ソフトが流行りまくってる時代みたいに見えてくる。とりあえず、松尾監督のプレスコというだけで「沢城先生は? 座長は?!」と不安になるが、今回はいなかった模様。ちょっと安心した。プレスコでまたあおちゃんと共演とかしてると、多分死ぬ(あおちゃんの方が過呼吸で)。 あと、メインテーマが予想通りにハマっていてちょっと楽しかった。西川の旦那と水樹奈々って曲の方向性がほぼ一緒みたいなもんだから、すげぇ違和感の無さ。良い具合のマンネリ感で、新曲なのにこの安心感は異常。 ○「俺の妹がこんなに可愛いわけがない。」 5 さて始まりました、「俺の幼なじみはとにかく可愛い」。もう、1期のときからそれしかないし。ホントにね、麻奈美さんさえいればいいのに、なんか色々と余計なおまけがついていて、何故かおまけの方がメインみたいに扱われてるのが釈然としない作品です。しかも、漏れ聞こえてくる噂だとどうにも田村麻奈美さんはここからあまりいいポジションじゃないみたいです。駄目だよね、主人公をそんなに虐げる作品は。脇役はどっか行けばいいのに。 というわけで、麻奈美さんが出る時のみ特別ボーナス、それ以外はダラダラと見る形になりますが、一応2期目だし、1期放送後のTrue routeと称した特別編なんかもあったので、ストーリーは進んでいるのでバックグラウンドもちゃんと出来てるはず。……その割に京介と桐乃の関係性って進んでないようにも見えるけども。いや、進んでも困るな。少なくとも1話を見た時点だと、桐乃が更に「単なる嫌な奴」になっていたような気もするが……これが受ける人には受けるんだろう。その感覚は分からなくもないんだ。本当に不愉快になるほどに振り回されるのが快感な人もいるだろうしなぁ。ある意味ツンデレとしては正しいのかもしれないが……僕はいいです。麻奈美さんがいるから。今回も1クールあるわけだから、そのうち何話か麻奈美さんに割いてくれれば我慢しようと思います。優先順位としては麻奈美さん>>>あやせ≧瀬菜。瀬菜はまだ出てきて日が浅いけど、こういうタッチの伊瀬茉莉也ボイスって貴重な気がするので、割と好みだったりする。メイン2人にいまいちときめかないので、多分この作品を楽しむにはハードルが高いとは思うのだけども。 結局「どのヒロインがいいか」の話しかしてない気がするけど作画とか作劇がほとんどブレないから、結局「どういう方向に萌えを先鋭化させるか」が勝負の作品になるんだよね。だったらやっぱりヒロインを追いかける目線で見るのが一番正しい。たとえむなしい行為でも、僕はそう思うのです。そうやって身も世もなく楽しめるようになるなら、案外良いアニメなのかもしれないと思う。 でも開始2秒で「えろーい」って言えるエロゲーっておかしくないか? ○「ハヤテのごとく! Cuties」 4 気付けば4期とか。すげぇのは間違いない。なにしろ他の作品(ひだまりとか、ゼロの使い魔とか)とは訳が違い、この作品の場合は1期目が4クール、2期目が2クールだったのだ。今期は1クールなので、3期と併せてトータルでまる2年もの間放送し続けたことになる。深夜アニメジャンルでのこれは間違いなく快挙だろう(まぁ、1期1年間は朝番組だったわけだが)。 ただ、その4期の蓄積がそのままプラスに転じていれば良いのだが、残念ながらそうでもないのがこの作品。ま、私がファンでもなんでもないせいなのかもしれないが、1期2期までの繋がりが3期では一切無くなっており、今回はその3期の続き(?)としての続編。シリーズ物として一本の縦軸があった3期とは違い、今期はタイトル「Cuties」が示す通り、1話で1人のヒロインを掘りさげるというオムニバスになっているらしい。正直言うと、オムニバスの方がありがたい部分はある。3期はシリアスをがんばっちゃったものだから、最終的に「別にこれハヤテじゃなくてもよくね?」という感想しか出てこず、あまり盛り上がらなかった。今期は完全にハーレム状態となったアパートを中心に、シリアスに寄らないギャグ中心の作劇になるだろうから、少なくとも3期の終盤よりは見ていて退屈しないものになりそうである。 とはいえ、やっぱり3期のデザインはあまり好みじゃなくて、1期の川口版、2期の岩崎版が好みだった身としては、どうも集中できないのは厳しい。好みの問題だけじゃなくて、あんまりギャグとしての勢いの付け方とか、キャラの可愛らしさの見せ方とかが上手くない気がするんだよね。あれだけヒロイン勢が出ているのにピンと来ないし、1期2期で可愛かったはずのヒナギクやナギもなんか微妙だ。ヒナギクはまだメインヒロインオーラを出しているからいいとして、ナギなんて本当に単なるわがまま娘だ。これから先、1人1人スポットが当たるときにこのイメージを改善出来るのだろうか。多分、この絵だと無理な気がする。まぁ、俺がキャラクターについての関係性とかさっぱり分かってないっていうのも問題だと思うけどさ。だって、原作読む気にはならないし、「そうだ、キャラクターだけでも把握するためにwikiでも調べてみよう」って思ったら、「ハヤテのごとく!」→「登場人物」→「三千院ナギ」って3段階も階層化されてるんだぜ。心も折れるわ。どんだけこの漫画のためにwikiの容量使ってるんだよ。 一応、良い点はフォローしておくと、やっぱり1話区切りなので視聴後にもやもやは残らず、良かれ悪しかれすっきりしているのは美点。印象が薄い回はそのまま忘れてしまいそうだが、もしここから面白いエピソードが出てくれば、区切りが分かりやすいので1つ1つのネタまわしに苦労はしないだろう。また、オープニングをヒナギクが歌ってるのも個人的には嬉しい。2期のときの「本日、満開ワタシ色!」は好きだったのです。御前が楽しそうにしているのは何より。放送前の特番でNG出してる御前が凄く良かった。 ○「ゆゆ式」 4 あれやな、きららやな。それ以上に何を言えばいいのかさっぱりですわ。かつて無いほどにユルくて、メインの3人に百合要素あり。「ユルい百合という意味のゆるゆりというのはどうかな?!」でもこれを見た後だとゆるゆりの方が圧倒的に緩くないよな。ネタは割と勢いがあったし、変態性も割とガチだったし。全く同じようにるみるみが津田ちゃんのことを「ゆい」って呼んでるアニメでも全然違う。それにしても「ゆい」って名前の子が最近やたら多いな。 いわゆる日常系。「みかみこまたのゆゆしき!」っていう文字列はまんがタイムのCMで嫌と言うほど聞いてきたが、実際に作品を見るのはこれが初めてである。日常系に対する敷居は低い方だが、これは果たしてどうかなぁ。「Aちゃんねる」はあんまり好かんかったのだが、今作はあれに空気が一番近い気がする。いや、あれよりもメリハリに乏しい。このユルさがくせになればひょっとしたら価値を見出せるのかもしれないが、1話目時点では「ちょっとキツい」としか思えなかった。そりゃね、前クールで「女子高生4コマ」アニメっつったら「あいまいみー」だったわけで、クルーンの登板後に星野伸之がマウンドに上がったようなもんだから。そりゃ打てるわけもない。もう少し目が慣れてから考えることにする。 でもなぁ、あんまり興味を惹く要素が無いのも事実なんだよなぁ。監督が誰なのかさっぱり分からない人だし、脚本は私が苦手としている数少ない脚本家の1人高橋ナツコである。制作スタジオもピンと来ない名前だし、ここから何か大きな収穫があるかといえば、多分答えはNOだ。いや、そもそもこの手のアニメで大きな収穫を期待する方がおかしいけども。別に「あっちこっち」だって嫌いじゃなかったんですよ。何とかそのレベルにまで到達すればいいけども。 中の人的には「結衣+ちなつ」コンビに加えての種田梨沙。津田ちゃんはこのポジションしか回ってこないよな。るみるみがかっ飛ばしてくれれば何かが目覚める可能性はあるが、この急速だと「直球表題」の10分強にはとても勝てないと思われる。「なんなん?」 ○「翠星のガルガンティア」 6 今期2本目のロボ作品。宇宙作品のくくりでいうならヤマトも加えて3つ目だ。今期は更にもう1作品控えているので、やたらロボットの多いシーズンである。去年はやたら少女漫画のシーズンとかもあったし、こういう傾向って被るものなんだろうか。まぁ、年中無休で「やたらラノベと日常ものが多い」国ですけどね。 さておき、制作はI.G.、監督にはギアスなどで長年サポート役を続けてきた 村田和也がクレジットされている。かなり本気のメカ戦闘に期待がかかる体制である。脚本が虚淵というのが吉と出るか凶と出るかは分からないが、なかなか見慣れないジャンルだし、ハナハル絵ということもあるので雰囲気は初回では想像出来ない方向になっている。相変わらずのハイブリッドっぷりから何が飛び出して来るかは今から楽しみだ。1話目では、導入となる「巻き込まれ」の顛末が描かれているが、素直に面白そうだと思えた。 まず、冒頭屋良さんのナレーションから幕を開ける宇宙大戦争。なにやら凄いことが起こってはいるが、正直、何が起こっているかまでは細かく理解出来なかったのは善し悪しである。バジュラのような異形のエイリアンを前にして、人類はコールドスリープによる人海戦術をとり、秘蔵の新兵器で一気に片を付けようと挑みかかった。これまでにない労力をかけたおかげでいいところまでは行ったようだが、相手の戦力はまだまだ想像を超えており、結局主人公を含む大隊は敗走。隊長の命は犠牲となり、ワープ的なものを使って帰還しようとした主人公機も、ギリギリでバジュラに取り付かれてしまい、ワープの次元断層的な何かに引き込まれてしまったという。 うむ、専門用語は分からないが、分かる言葉で説明すれば状況は理解出来る。分からなかったのは「どういう兵器で何をしようして、どういう風に失敗したのか」という部分だけである。で、最初はそういう部分が分からんのはいかんでしょ、と思っていたのだが、後半の展開を見てそれもやむなしと理解した。何しろ、我々の理解が及ぶ範囲、つまり現代科学が及んでいるのは、主人公が飛ばされた「地球」の文化レベル程度なのだから。あのガレージの中で「原始人」たちが必死に主人公機をぶっ壊そうと四苦八苦していたように、我々も冒頭の宇宙シーンで主人公達がやっていたことは理解出来るはずがないのである。「分からない戦争」をたっぷり尺を取って見せつけることで、その後に待ち受けていた主人公と原始人たちの異文化遭遇の衝撃がより分かりやすいものになったのである。 あとはまぁ、女の子のおしりが可愛いアニメになった。流石のハナハル絵、野郎もそれなりだがやっぱり女の子がぴちぴちする。メインヒロインになりそうなひーちゃんボイスの娘のつやつや感は実に良い。それまでが無機質な宇宙での孤独な戦いだっただけに、突然人に触れての泥臭い空気は、やっぱり生きてる実感があった方が気持ち良い。全体的にむちむちぎみのキャラが多いので、そこは良いと思いました。異文化接触のあり方も割と丁寧に描かれており、言語はわからねーし、お互いの意図は読み取れないし、色々と大変。主人公機(CV杉田)のおかげでボチボチ言語での意思疎通は可能になるだろうが、しばらくは主人公の受難も続きそう。地球が今どういう状態なのかとか、結局あのバジュラたちは何だったのかとか、まだまだ分からないことが多いので今後の展開は全く読めないが、少し新鮮な気持ちで見られる作品にはなりそうである。ハナハル絵のキャラが見やすいだけじゃなくて、背景のメリハリもあって凄く情感が出てるのがお気に入り。地球は空があって海があってまさに「翠星」ってな感じなのだが、主人公が逃げ惑っていた工場の錆び臭い雰囲気が対照的に際だっていたのが良いです。 絵も悪くないし、話の引き込み方もそれなり。あとは中の人さえ揃えば完璧。宇宙連合の連中はしばらくお預けだろうから、地球上のキャラだけで見ていくと、まず主人公は石川界人という新人さんのようであるが、そうとは思わせないだけの下地があるので感心。この子はまだ若いのだが、所属は安定のプロフィットである。プロフィットの若手発掘ヒット率が半端じゃないな。そして、メインヒロインは安定の金元寿子だし、サポートにはこにやんや御前で固めている。そしてこちらのロボットものにも安定のさぁや出現。今期は宇宙が絡むロボット戦で2つともサポート役やってます。なんかもう、それだけでもいいや。 ○「フォトカノ」 5 懐かしい雰囲気だネー。キミキス、アマガミ、そしてここへ。ゲームに興味が無いので中身は全く知らないが、つまりそういう流れの作品ということらしい。ま、CGモデルバリバリの画面ばかりが出てくるので前2作とは似て非なるものになっているようだが、アニメにすればどうしたってコンセプトは似てくるからね。 非常に分かりやすいギャルゲ設定で、今回はそのメインテーマに「写真」を据えている。ゲームでは実際に写真を撮ることを目標にしているが、アニメの場合にはそういう楽しみ方はできないので、写真というツールを使ってどのように女の子といちゃいちゃしていくか、という部分が焦点になるだろう。基本的に大勢のヒロインからルート分岐させていく形だろうから、最終的にどういうルートになるのか、というのも1つの焦点になるだろう。今回は1話目でほぼ全てのヒロインを出し切っており、更に個々のヒロインとの接触もちゃんと描いている。ということはシナリオは一本道ということになるはずだが……さて、どうなるのだろうね。ファンからしたらあの「キミキスの悲劇」は繰り返して欲しくないと思うのだが……だからといってアマガミ形式にするにはまだ土壌が整っていないのか。見た感じだと幼なじみヒロインがメインのようなので、やっぱりそこに収束する設定になるのかなぁ。 基本設定は分かりやすいし、お話自体も割と入り込みやすくて悪くない。主人公にカメラが与えられた、という切り出し方は物語が進み始める1つ目の刺激として分かりやすいし、そこで初めて写真部に入り、カメラを通じてヒロイン勢とコミュニケーションを取るというのも、無難な設定である。どう考えても校内でカメラを構えてうろうろしてる奴は不審者だが、写真部という大義名分が出来れば一応理屈は通るし、元々カメラってのはコミュニケーションツールとして有用なのだから、(下心なしで)振りかざせれば武器になるのは道理。あとはこのままの主人公の性格を維持しながら、どこまでエロに転じていくかだ。正直言うと、この設定ならあんまり露骨なエロも必要無い気もするんだけどね。「女子高生が写真を撮られる」ていうシチュエーションだけでもそれなりに雰囲気が出てるわけだし。安易なラッキースケベとかにするよりも、もっと「写真部らしさ」を見せてくれると個性が出るんじゃなかろうか。まぁ、既に今回登場した写真部の設定の時点でその辺は怪しいけどさ。 あとはなんと言っても個々のヒロインがどの程度魅力的か、という話になってくる。既に1話で一気に女の子が登場したわけだが、登場のタイミングやきっかけはそこまで無理矢理詰め込んでる感じもしないので、割と自然に認識出来る。各キャラのパート分けは相変わらずアマガミキミキス設定だから「いつもの奴やな」という感じだが、一応「写真が撮りやすそう」な配置にはなっているだろうか。何よりも、これ以上無いくらいに高カロリーなキャスト陣のおかげで、もうお腹いっぱいである。かな恵ちゃんを筆頭にして、沢城・中原・千和・ミズハス・ひーちゃん、伊瀬茉莉也。もう、これだけで確実に重量オーバーだ。そういえば、ゲームの第1作の情報が出たときにも、「このキャストは……PSP買うか?」と真剣に悩んだものである(なお、キミキスの時もアマガミの時も壮絶に悩んだ模様)。もう、キャスト目的だけで見続ける、聞き続けることはほぼ確定だろうな。 あ、沢城、ほんと休め。(今期4度目) |
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HN:
Thraxi
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声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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