最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
○「団地ともお」 3 出来る限り新番組は追い続けるつもりで観ているわけだが、流石にこれはいいかな……いや、別に何か大きな問題があるわけじゃないんだ。わざわざ「あたしンち」とか観て文句言う奴もいないでしょ。それと同じなんだけど……なんか生理的に絵が駄目。ともおの顔とか体つきをみてると、なんかゾワッてする。これ、何が理由なんだろう。 ネタまわしは普通のホームコメディで、別に「ギャグが面白くないよ!」っていったって、そりゃサザエさんやちびまる子ちゃんで爆笑するのかよって話だ。これが土曜の朝にNHKで放送されるのは間違ったことじゃないだろう。これを楽しむ層のお子さんだっているかもしれない。だからこそ、これは僕ら向けじゃないんですよね。ピンともチンとも来ないわ。なんか「ピーピングライフ」を延々30分観てる感じだよ。最近この手のモデル処理したスタイルにアニメは日本でも増えてきているし、技術の進歩は大きいと思うのだけど、やっぱり古いアニメに親しんでる人間からするとちょっと違和感がある。「ぬるぬる動く」は褒め言葉なはずなんだけど、こういう作品の場合の「ぬるぬる」は決して「綺麗な動き」というのではなく、「なんか不可解な動き」だ。シームレスな感じが機械的で気持ち悪いとでも言うべきだろうか。魂が抜けたように見える。これも多分主観的なものなんだろうけどさ。 絵が受け付けない、そして内容もニーズが合致していない。こういうのって子供さんならリアルタイムの共感、大人なら幾ばくかのノスタルジーから観るものなんだろうけど、俺、団地にも住んでなかったし、単身赴任の親父もいなかったしなぁ。根っからのインドア派だったから、あんまりともおみたいないかにもな小学校生活もしてないし……これって時代設定はいつくらいなんだろうね、現代ではない気がするけどそこまで古い時代でもない。なんだかもやっとしたターゲットである。 こうしてフィットするものが無いと、あとはもう中の人の話をするしかない。今作で唯一面白かったことをあげると、主人公が三瓶由布子で、その一番の親友が田村睦心という部分。狭い業界の中で完全にキャラ被りし、なかなか同じ仕事では登場しなかった2人の声優が、ついにこの近距離で接触に成功した。こうしてみると、やはり似ている。中の人のキャラも若干にている。でも、並べて聞けば流石に違いが認識出来て面白い。キャラ作りもあるが、田村少年の方が若干地声に女性成分が多い気がする。この2人で並んでいるところに小清水や赤﨑、伊藤静あたりを放り投げて様子を覗いてみたいなぁ。 PR ○「絶対防衛レヴィアタン」 4 「原作・グリー」の時点で色んなものがしぼんでいく作品。私の中では遙か彼方の作品なので今期新番としてはもう一切触れないことにした「ドリランド」と同じってことですわ。ふふ、ちゃんと触れない作品が出てきただけでも、僕はちょっと賢くなった。 でもまぁ、結局これは観たんですけどね。そりゃ何も知らない状態じゃ判断できませんし。それに、こちらは「ドリランド」に比べれば随分アニメとしての体裁は整っている。まず、監督が八谷賢一氏、そして構成には井出安軌の名前がクレジットされている。井出さんはそこかしこで良いお仕事してるし、何よりもこのコンビはあの「まじぽか」の組み合わせなのだ。そう言われると、ちょっとだけ期待が増す。そして制作スタジオはGONZOだ。もう、何が起こっても不思議じゃない魅力に溢れるラインナップだ。我が知己のGONZO大好きっ子も放っておくまいな! ……でも、この作品が「スピードグラファー」や「砂ぼうず」のような突き抜けたオリジナリティは出てこないと思うけどな。1話目の段階では、なるほど非常に分かりやすいファンタジー世界のゲームアニメである。何となくそれっぽいメインヒロイン3人組を出し、魔法を使うモンスター混じりのキャラクターで悪い奴をぎったぎたにした。主人公にヨルムンガンド・バハムート・レヴィアタン(リヴァイアサン)というのも厨臭い思い切ったセッティングである。ま、それ以上のことは何も伝わらないので、本当に来週以降何が起こるかさっぱり分からないのである。突然パンを焼き始めても「へー」って言えるレベル。アニメーションとしては可もなく不可もないが、何故か一昔前の絵柄に見える。5〜10年前の捨て鉢なアニメが多かったあの頃の、「セイントオクトーバー」とか「マスターオブエピック」とか、その辺の空気。つまり、お世辞にも褒められた画にはなっていない。キャラの造形もどこかピンぼけしていて萌えキャラというには何か足りない。念のためもととなったゲームのサイトとかも確認してみたが、シリアスよりのもとのゲームの方がもう少しニーズがありそうな気もする。うーむ、何かミラクルが起こるのか…… 中の人的には、ここでもメインにはやみんが据えられており、キタエリ・竹達・花澤がサポートという、かなり恵まれた配置。恵まれてはいるのだが、なんかメインの連中が微妙に自己主張をしておらず、このままだとナビゲーション役の花澤が全部持っていくんじゃないかと不安になってくる。ま、それでもいいんだけどさ。来週観て、もう少し進路相談しましょう。 ○「ぼくは王さま」 ー これ、良いわぁ。でもごめん、点数は付けられない。普段見てるアニメとは基準が違うだろうからね。あと、多分これをずっと追いかけて毎週楽しみに観るってことは無いだろうから、今後触れることも無いだろう。でも、毎週必死に見るようなことはしないけど、いつかゆっくり眺めるために毎週録画して保管はしておきたい、そういう作品です。 こういうのを見ると、普段アニメ見てる時に何かとあくせくしてるなぁ、という気がしてくる。元々子供が見るアニメって、これでいいんだよなぁ。ふわっと愉快だけどどこかシニカル、教育的だけ何かとぼけている。やっぱり絵本の文化っていうのは誰しも触れていたものだから、すごく懐かしい気持ちになるんだよね。そういう部分を取り出すアニメ化としてはとても上手く出来ていると思う。ミニコーナー「あいうえおうさま」も、説明されている以外にも文字を表す要素が含まれていたりして気が利いている。年齢層の合う子供がいる家庭なら、お母さんと一緒にみてゲーム感覚でも楽しめるだろう。子供が出来たら見せたいアニメの第一歩である。 で、そんな無難な感想だけでは流石にモチベーションにならないので触れておくのは、中の人のことである。エキストラボーイズ&ガールズコンビ、チョーさんと新井里美の2人の本当に良いお仕事。チョーさんは既に子供向けキャラクターでは鉄板のワンワンがいるわけだが、こちらの王さまも見事なはまりっぷり、また、放送を見ていると、どうにもチョーさんのアドリブくさい台詞がちらちら混ぜ込まれている気がする。実にチョーさんらしいキャラである。きっとミズハスも毎週欠かさず見るに違いない(残念ながらミズハスはテレビみないけど)。そして、一番台詞量が多いのは、当然ナレーションを担当しているみっこである。「オオカミさん」以来すっかり持ちネタとして定着させたナレーション芸は本当にホッとする仕事。そう言えばご本人のお子さんもちょうどこのくらいの番組を見られる歳じゃないだろうか。お母さん良い仕事してるよー。中でもびっくりしたのは、テーマソングの歌唱までやっていることである。普段あんまり歌の仕事をしてるイメージは無かったのだが、ナレーションの声のまんま、とてもホッとする良い歌だ。 こういう番組をゆっくりと楽しめるのが、理想的な生活様式なのかもしれません。 ○「マイリトルポニー〜トモダチは魔法〜」 4 「沢城先輩、頼むから寝て下さい、もう仕事いいんで休んで下さい」(今期3度目) 基本的に朝の子供番組はスルーすることにしているのだが、なにやらブシロードの企みでミルキィホームズの3期目(仮)が始まると聞いて、とりあえず1話目だけは視聴することに。原案はハズブロ社の展開している女児向け玩具らしく、しかも調べて見ると80年代に発売されて今も売れ続けているロングセラーのようである。聞いたことが無かったのだが、日本国内でもそれなりに知名度がある作品なのだろうか。そして、何故馬なのだろうか。1年の尺が予定された作品らしいが、お話の筋は至極単純。悪い魔法使い(CV:本田貴子)によっておとぎの国の太陽が奪われて大変だから、光の女王さま(CV:井上喜久子)の侍従ともいえる主人公馬が頑張る、というお話のよう。月の女王が悪くなっちゃった理由がすげぇ理不尽で、「元々姉妹で太陽をあげる役と月をあげる役を担当していたが,月を担当していた妹は、自分が月をあげている夜の間はみんなが寝ちゃっていてつまらないので、ずっと月を沈めないといって反発。沈静化のため、太陽担当の姉が国に伝わる最大級の魔法で妹を月の中に封印し、その後は1人で太陽と月を兼任することに」って、1人で出来るなら最初からそんな不自由な分業制を提案するなよ。せめて交代制にしてやれよ。まぁ、とにかく大変な馬だらけワールドなのである。 ま、話の方はどうでもいいんだ。デザインは「パワーパフガールズ」なんかと同じ感じだが、もうこの手のやつは画がどうとか動きがどう、っていう判断は出来ないしな。基本的に抵抗はあるのだが、そこに文句を言っても仕方ない。多分見続ければすぐに慣れるんだろうけど、今までの人生においては面倒だったので慣れるための視聴はしてこなかったからね。問題は、とにかくブシロードが絡んでるってことでキャストなんだ。主人公の紫色の馬、トワイライト役は沢城みゆき。1話目なんて、もうみゆきちがずっとしゃべりっぱなしである。こんな早朝の番組から沢城ボイスで幼子を洗脳するつもりなのだろうか。日本の英才教育は進んでやがる。そして、沢城馬が訪ねた本作のメインキャラ勢が、ミルキィホームズなのである。このキャスティングにもちょっとした偏りがあり、馬は鮮やかな色でカラーリングされているわけだが、三森すずこ=ピンク、徳井青空=黄色、橘田いずみ=青は問題無い。しかし、何故か佐々木未来=白なのである。緑はどうした。緑色の馬が気持ち悪いから採用されなかったのか。いや、そもそも紫色の馬でも充分気持ち悪いが。なんか相変わらずみころんだけ虐げられているようで不憫である。ちなみに、メイン馬軍団は4人ではなく5人なので、更にクリーム色の馬で加藤英美里も加わっています。 で、この配役がなかなか面白い。まず、三森馬はもう、分かりやすい馬鹿ピンクである。淫乱腹黒ピンクに違いない。にじみ出るエロスに違いない。黄色は食い物絡みのお調子者だ。そらまるは馬だろうがなんだろうが違和感が無い。そして白いみころん馬はおしゃまな気取り屋さんだ。三森・徳井の2名はまんまシャロとネロなのだが、この白い馬のキャラは、またみころんの新しいキャラが出てきているので面白い。まぁ、新しいつっても佐々木未来キャラなんてエリーといぬっころしか知らないわけだが。これで2/3が畜生だね! そして、一番面白かったのがいず様演じる青い馬。なんと、コーデリアとは180度違うボーイッシュなぼくっ子なのだ。事前にキャストを知っていたから認識出来たが、事前知識無しで聞いていたら「誰や?!」となっていただろう。ちゃきちゃき動く青い馬、レインボーダッシュは見ていて一番面白い馬である。みゆきちといず様の絡みは是非とも今後の展開で見てみたい組み合わせだ。 で、こうして無事にミルキィホームズが揃って平等にめでたしめでたし、となるかと思われたが……オープニング歌唱がみもりんのソロである。かてて加えて、放送後のおまけコーナーはなんとみもりん実写で登場である。そりゃま、ブシロードスポンサーならそういう仕事もあるのは分かるが、何故ここでまたみもりん1人なのか。画面映えするからですか。そうですか。なら文句は言えないけども……いっそそらまるを起用して朝からひどいことにしてみるっていうのはどうか。みもりんが顔出し起用されるのは仕方ないとして、何故相方をやっているみゆきちは実写ではなくてキャラの映像なのか。スケジュール合わないからですか、そうですか。なら文句は言えないけども……沢城、休め。 結局中の人ネタのために見ただけですので、2話目を視聴するかどうかは不明です。 ○「RDG レッドデータガール」 4 今期のP.A.Works作品。一目でそれと分かる見事な背景美術に、更にキャラ原案がメル絵なので、色々とイメージが被る作品。キャラデザの担当は芝さんなので、なんかもう、それだけでも満足してしまいそうになる。 で、「鉄板のP.A.作品やで!」とパブロフの犬のように喜んで観はじめたところにイメージずとんの早見キャラなんかが登場したので有頂天になりかけたが、話自体は遠慮無くウェット。もう、一気に土曜の昼下がりの気分が下がる。低気圧の影響かもしれないけどどんどん下がる。可愛い女の子がいじめられたり落ち込んだりしただけで終わってしまった1話だった。一体どういう話なのか全く分からないし、今後どのように展開していくのかもよく分からないので、正直言うと1話目としては「?」というお話だった。 もちろん要素要素は分かるのだ。ヒロインの子は神社の生まれってことなので何か霊験あらたかなものが憑いているということなのだろう、電子機器が苦手なようで、パソコンに接続するとはるか海の向こうで仕事をしている父親にうっかり精神交感してしまった。そして、その事態が飲み込めなくなってテンパったら学校中の全パソコンがダウンという実にはた迷惑な存在。確かにこんな異能を持っていたらなかなか人とは親しくなりにくいだろうし、周りの人間が特権的に彼女を祭り上げてしまうため、歳が近い子供たちから忌避されるのも仕方ないんだろう。でも、現時点では彼女の何が悪いのか、どこまでが彼女の責任なのかが分からないので、単なる言われのないいじめにも見えてしまうのである。本人にもその逆境を覆すほどの意志の力がなく、沈んでいくだけの展開だし、転校してきた男の子はその若さ故か、自分が囲われた生まれへの恨みからか、とにかく辛くあたるのもやるせない。男の子の方の心情も分かってしまうため、結局「大人ってひどいよな!」というもやっとしたはけ口しかないのである。 そんなダウナー系のスタートを切ってしまったことに加え、設定が見えておらず、更になんだかキャラの台詞がいちいち芝居がかっているので、初回の没入度は今ひとつ。なんなんだろうね、多分小説原作ってことで1つ1つの台詞を原作に忠実にしているんだろうけど(推測)、その台詞がまさに「台詞」って感じで、日常会話として浮いているように聞こえるパートがちらほらあったのである。それが気になって、なかなか設定が入ってこなかった。これが単なる1話目であるが故の不自由さならばいいのだが、今後の展開に影響が出るとちょっと厳しい。出来れば「単に絵が綺麗な作品」で終わらないことを祈りたい。 後は個々のキャラクターにどれだけ共感出来るか、という勝負。メインヒロインははやみんボイスのお手本のようなキャラで、タイトルの通りに絶滅危惧種指定を受けるあり得ない田舎娘。お下げに太縁眼鏡でセーラー服も何となくもっさり。二次元にいたらものすごく可愛いか空気かの2択になりそうな子(えてして高確率で後者である)。声質のおかげで何とも「放っておけない」感が出ているので今後の成長物語は楽しみであるが、鬱々としなくなるまでどれほどかかるのだろうか。そして、ここまで地味な子なのになんで眼鏡はあんなビビッドな赤いフレームなのだろうか。あれも何か神社の呪術的なものが関わっているのかしら。 今のところはやみん以外のキャストにはそこまで興味が湧かないが、なんか学校の同級生のキャストがちらほら残念。あんまり見たことのない名前も並んでるので、ここは養成枠なのかしらね。宮本佳那子が筆頭ってのは流石に辛い布陣だなぁ。 ○「DD北斗の拳」 5 一言でいうと、「しょうもなwww」な作品。確かこれ、同じようなネタで5分だか10分だかのフラッシュアニメをやっていたと思うのだが、今回は満を持して(?)30分のシリーズ作品として再構成されて放送開始。一応録画はして見たものの、実を言うと私、キン肉マンや聖闘士星矢にはひとしおの思い入れがあるが、北斗の拳はそうでもない。当初の予定では1話だけ見て「やっぱり興味ないな」ということを確認して切るつもりだったが、なんだか嫌いになれない雰囲気だったので、もうしばらくのお付き合いになるかとは思います。 このテイストからアニメとしてそれなりに笑える出来になったのは、ひとえに監督が大地さんだっていうのはあるだろう。へちょ絵、抜きぎみのギャグといえばそりゃ大地丙太郎は先駆的な存在。同じジャンプ派生作品ならば「すごいよ!マサルさん」なんかもアニメにしているのは大地さん。全く同じノリで、今度は公式認定を受けた「北斗の拳」のギャグアニメである。いきなりオープニングから色々と笑える要素が多く、定番台詞なんかもしっかりとネタにして回しているので、北斗ファンでなくとも笑えるのである。こうしてみると、やっぱりアニメのテンポって大事よね。 まかり間違っても今期を代表するような作品にはなり得ないが、こっそりと追いかける分にはしばらく退屈しない作品になりそうである。中の人についても、ケンシロウが立花慎之介ってのは思ったよりも悪くないし、トキ役をセキトモ、ラオウに一条さんというのはかっちりはまっている。リンちゃんの中の人がゴーカイイエローってのは意外だったが、これも割と仕事しているのである。そして、リュウケン役で引っ張られてきたのが、ファンには嬉しいだろう、先代ケンシロウ役の神谷明御大ではないか。神谷さんもなんだか楽しそうにやっていて、すごく微笑ましかった。こういうの、なんか良いね。 ○「百花繚乱 サムライブライド」 5 2年半の時を経て帰還した墨汁アニメ。1期は墨汁演出のオリジナリティに興奮して見始めたものの、そんな要素だけではフォローしきれないくらいにシナリオが適当だったせいで、次第にトーンダウンしていった作品であった。基本的には萌えエロ作品なんだから画面に注意して中身はそれなりに作ってくれれば文句も無いはずだったのが、半端に演出が奇抜だったせいでそっちに期待してしまって、最終的には足を引っ張る形で大成できなかった感がある。そんなわけだからこの2期目も特に大きな期待は持たずに視聴開始である。 スタッフは構成の金月さんが変わった以外はほぼ一緒。画面を見れば分かるが、デザイン性や演出方向も1期のものをほぼ完璧に踏襲している。しつこいくらいにまき散らされる墨汁もそのままだが、初見では度肝を抜かれた墨汁も、慣れた状態で見るとそこまでのもんではなく、逆に「なんかうるさいわ!」ってな気すらする。ただ、やっぱりオリジナル要素であることは間違いなく、愛らしい萌え萌えオムライスにビチャッと墨汁とか、バトル中に墨の輪が周りを囲んだエフェクトが本当に宙を舞っているかのように遠景でも近景でも同じように表示されるところとか、こだわりも確認出来るし、独自の味になっているのは確か。胤舜が封印技を繰り出した際に広がった青い羽根のエフェクトと重ねることでより混沌としたイメージを作ったり、やはり墨汁あってこその世界ではある。1期では千が見せた墨汁足場のジャンプなんて技もあったので、今期も何か意表を突く使い方での独自性を見せて欲しいものだ。 1期最大の難点だったシナリオについては、2期目はいきなりのメイド喫茶設定で「おっ、シリアスは潔く諦めたか?」と思ったが、流石にそんなことはなかった。メイド喫茶で萌え路線のベースを確保しておきながら、更なる強敵ダークサムライを4人用意してメインキャラたちの精進を促す流れ。ま、大体どういう展開になるかは想像出来るが、ここからの勝負はストーリー展開そのものよりもその見せ方である。萌えキャラVS萌えキャラのエロバトルになるのだから、その部分で盛り上げてくれることを期待しよう。考えてみりゃこれって「閃乱カグラ」の後番組っていう立ち位置になってるんだよな。荒木又右衛門の恰好が葛城まんまだしな。AT−Xがスポンサーとして加わっており、当然放送では余裕の乳首解禁である。でも最近AT−Xも仕事しねぇから久しぶりな気がするわ。ちなみに、キャラの配置ではメイン組で一番好きなのはぐつぐつさんで、相変わらず不憫な(かつおいしい)立ち位置なので万事OK。又兵衛のキャラもお変わりないようで安心だ。あとは敵側4人がどういう風にキャラ立ちしてくれるかが勝負だね。1話から武蔵が割とトバしぎみだったのはよい傾向だと思います。 そして、そんな作品ならやっぱり中の人。1期で一番楽しんでいた要素は当然「悠木碧劇場」だったわけで、今作もそこがポイント。こういう分かりやすく媚びを売るあおちゃんは最近少なかったので、嫌が上にもテンションがあがる。釘・寿のタッグもだいぶ安定してきたし、後藤(弱)さん、ぐつぐつさんの中の人豊崎も良い仕事をする(画伯はいつも通りである)。そして、新キャラ4人は日笠・進藤尚美・戸松・しゅが美という布陣。こうして並べると進藤さんだけ場違いな感はあるのだが、久しぶりに彼女のはんなり京都弁を楽しむことが出来るというだけでもテンションがあがる。静流さん、カムバック。マジでこの人の京都弁は艶っぽいので好きです。更に戸松が加わったことでスフィア3人体制。1人足りない部分はマジ訴訟。あげくしゅがまで加わったので放課後ティータイムまで結成されている。しゅががあんまりしゃべらない役なのは残念だが、戸松・日笠が加わっただけでもやたらとカロリーが上がるのである。日笠が「萌え萌えきゅん」っていうのは狙ったネタなのか、たまたまなのか。まぁ、とにかく声だけでも構わないクラスの作品ってことだな! 日笠、今期も死ぬほどはたらいてる模様。マジで休め。 ○「うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVE2000%」 5 「沢城、休め」(今期2度目)。さて始まりました、あの狂乱の作品の2期目ですよ。ただ、観ていて気付いたんだけど、俺、別に1期も大して好きじゃなかったんだよね。しょせんそっち向け作品だし、ギャグとして観ても別に面白くなかったなぁ、という記憶しかない。 基本姿勢は今期も一緒である。相変わらず賑やかを通り越して狂気すら感じさせるオープニング映像(次週からはエンディング曲だろう)だったが、野郎が腰やケツを振るのを観てもテンションは下がるだけ。なまじその辺でアピールしようとしているせいで、拒絶度数もより高いものになる。男目線で見たら、どう考えてもこいつらキモいもの。生活感が一切無いし、何考えてるか分からないし、友達にしたいと思うキャラクターがいないだろ。そんな連中が6人集まっての集団生活なんて、とてもじゃないがイメージ出来ないし、したくもない。ハーレム作品を観ている女性ユーザーっていうのは、いつもこんな不快感と戦っているのだろうか。 と、ベースとなる印象は同じなのだが、2期目ということで余計な導入無しでのスタートは、やはり初速が出る。既に中心に春歌を置いたセッティングは完成しており、全員好感度100%からのスタートである、おかげで、1話の構成はAパートで全員が好き放題にメインヒロインといちゃつく導入になっている。見れば見るほど集団生活向きじゃない奴らが1つの建物に集まってきて1人の女の子をいじくり回している図はなかなかエグい。こいつら本当に他の連中のことをどう思ってるんだろうか。で、そんな固まった人間関係からは2期なんて生まれやしないだろう、と思ったら、何と上級生の投入である。まずもって「マスタークラスってなんやねん」とか、「既にSTARISHの連中でも恐ろしく客が呼べるくらいの知名度とスキルがあるはずなのに、それを監査する上級生って一体何ものやねん、スターにしきのクラスか」とかが分からないが、これを分かる言葉に翻訳すると、「一号生筆頭である春歌がようやく周りの人間から信頼を集めて学年をまとめ上げたため、そこに三面拳が出てきて更なる試練を与えた」状態である。まぁ、ステージを1つクリアしたら、更なる強い敵が出てきてインフレするっていう、少年漫画の基本パターンですよ。 気持ち悪いと思いながらも、この訳の分からないてこ入れの仕方が面白くて不覚にも楽しんでしまった。上級生が3人乱入し、しかもこれから寮生活を始めようとしている6人に対していきなりの同居生活。なるほど、こんだけのネタがあればしばらくは話も膨らみそうである。一応盛り上がりそうな要素ではあるのだし、とにかく野郎と野郎が絡むシチュエーションは変わらないので、真っ当なお客さんも大喜びだろう。新キャラ連中がどの程度受け入れられているのかは分からないが、大して興味のない身からすれば、新キャラも既存キャラも平等にキモいので特に関係はない。ここから一体何が出てくるか、それは腐った人たちの願望のみぞ知る、である。これでもし3人を仲間に加えて「9人のアイドル」になってしまったら……どうしよう、こいつらもある意味「スクールアイドル」だよなぁ。 まぁ、後は大人しくメインヒロインみゆきちを見てるだけにするので、好きな人はあとはご自由に。もうこのヘンテコな世界も、「AMNESIA」の後だから大して問題無いように見え始めているぜ。まだ春歌ちゃんは名前があるだけ幸せだな。ま、服装や文化のおかしさはAMNESIA次元に引けを取らんけども。そうだ、みんなで信濃旅行に行こう。それにしても、前はキャッチーだったテーマソングだが、「2000%」って半端な上になんか言いにくくないか? ○「DEVIL SURVIVOR 2 the ANIMATION」 5 アトラス作品からのアニメ化。相変わらずこっちの知識が皆無なので完全に知らない状態からの視聴。現時点で、関連してる(してない?)知識で所有しているのは「P4」の記憶だけだけど、そもそもこれってペルソナとも関係無いの? とか、そもそもなんで1がアニメ化してないのに2なの? とか、P4よりも前に出てるのがこの2なの? とか、色々分からない。まぁ、別にアニメを見る上では一切問題無いわけだけども。この際だからそのまま調べずに観ているのである。 さて、知らないとは言ってもアニメとしてのことならばデータは色々見えている。まずパッと見どこかで見たことのあるデザインだと思ったらキャラデザがヤスダタダヒト、つまり「夜桜四重奏」や「デュラララ」である。主人公が神谷ボイスなのでどことなく池袋のお話に見えなくもない。そして、「P4」と同様に監督は岸誠二が受け持つ。岸監督は昔は絶妙に合わない作品を出してくるイメージだったのだが、ここ最近ヒットが続いているので、「P4」と同じくらいのレベルのものが出てくるのだとしたら期待しても良いだろう。ただ、あちらは制作がAIC ASTAだったのに対し、こちらはbridge。最近見ない社名だな、と思ったら、元請で制作を担当するのは2年前の「みつどもえ増量中」以来のようだ。さて、どんなものになりますやら。 1話目は、多分2年前だったら放送出来ねーだろうな、というレベルの都市大破壊からの壮絶なアンラッキーストーリーが幕を開ける。キーとなるのは「死に顔動画」と呼ばれる何とも悪趣味な情報サイトの話で、響きとしては「マヨナカテレビ」に近いものがあるかもしれない。ただ、「P4」の世界は最終的にたった1人の凶悪犯を追う田舎町のお話だったが、こちらは既に東京が壊滅状態。なにやら物々しい軍隊も出撃し、毎度お馴染み「悪魔召喚」も完全に兵器扱いだ。主人公機が「白虎」ってのはなんだかあんまりパッとしない気もするのだが、考えてみればP4の番長だってペルソナが恰好良かったわけでもないしな。今後持ち数も増えるみたいだし、ちょっと変わったポケモンみたいなものと思えばいいのかもしれん(違うかな)。1話目では分かることがあまり無いのでコメントもしづらいが、それなりに興味を引く導入ではあるし、謎のアイスクリーム型爆弾悪魔など、悪逆ながらも楽しそうなギミックも盛り込まれている。今後の「悪魔VS人間の審判決戦」がどうなるのか、主人公が最終的にどこまでイケメン番長になるのかをしばらく見守っていきましょう。 中の人については、いつもは新番組を見るとき「これが誰で、こっちがあの人で」という風に確認して耳をトレーニングしながら聞いているのだが、今作はなんとオープニングでキャスト表も一緒に出てくるというサービスがあったので、全部ネタバレされてから見た気分である。まぁ、聞いてパッと分かりにくいのはメインヒロインの内田彩くらいだけども。「神谷、そろそろ高校生役とかどうなのよ」とか「沢城、少し休め」とか色々思うが、そんなキャストの中に真殿光昭の名前が混じっていたのでちょっと笑った。最終回直前で裏切ったりしないもんだろうか。 |
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HN:
Thraxi
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男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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