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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「魔法科高校の劣等生(第3期)」 ―

 こいつもまぁ、随分と息の長い作品になったもので。一応確認しておくとテレビ放送としては4年前の「来訪者編」が最後なのだが、その後どこかで「追憶編」というのが挟まっており、わたしゃこれを確かAT-Xで拾ったような、そうでもないような微妙な記憶。ちなみに1期は2014年とのことで、足掛け10年と随分貫禄が出てきた。流石にこれだけの歴史を重ねているとキャストのゴリゴリ具合が特に注目に値するレベルになっており、ニュアンスとしては前クールの「青の祓魔師」に近い立ち位置になっている。単に花澤&キタエリが出てきたからそういう印象になった可能性もあるけども。でも「姉が花澤、妹が双子でキタエリ&おいちゃん」って凄まじい姉妹だよな。阿良々木さんちの兄妹もびっくりである。

 もうちょいデータを調べていくと、今作は1期がマッドハウス制作だったが2期目からエイトビットに移行してスタッフも大きく入れ替わっているが、今期はそのままエイトビットが引き継ぎ。毎回監督などの名義は変わっているのだが、1期では1スタッフだった人が2期で監督に繰り上がり、今期監督を務めるジミー・ストーンという人物も実は1期からずっと参加しているクリエイターとのこと。10年越しのプロジェクトの割には案外安定した製作体制なのかもしれない。唯一不安があるとすれば額面上はエイトビットが今期3本もの作品を並行して放送してるってことくらいだが……まぁ、これも毎回書いてるけど、放送時期が同じだからって制作時期が被ってるかどうかは分からんからね。

 私の今作との付き合い方は、もともと「なんやこのクソラノベは」というので明らかにアンチ寄りだったのだが、昨今のなろうアニメの奔流も影響してか、2期の評価でグッと態度が軟化。「もう、これくらいのラノベ作品で文句ないわ」という感想に。継続が力になっているかどうかは定かじゃないが、キャラが増えてごちゃごちゃしながらも、なんとなくお兄様を持ち上げながら深雪が頑張る作品になればそれでいいかと思い始めている。実際、今回の1話目だってぼんやり見ながら「まー、この3姉妹はなんとなく可愛いし(特に声が)、業界を代表する絶対的ブラコン神にあえて百合をぶつけていく姿勢も勇ましいな」などとよく分からない満足感を得ている。

 まぁ、いうて話半分でしか観てないので視聴が継続できるかどうかは分からないが、声聞いてるだけで満足しちゃう作品は切らない可能性が高いです。

 
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○「となりの妖怪さん」 5

 猫屋敷さんちのユキちゃんよりも先にしゃべる猫が出てきてしまったのはちょっと悔しいです。ただ、ユキに比べるとこっちのぶちおはあんまり可愛くないので、トータルで見れば猫屋敷さんちの圧勝です。主にまゆちゃんが圧勝です。

 僕の好きなジャンルに「妖怪もの」もあるんですが、最近は「百千さんちのあやかし王子」なんかは残念ながら刺さらなかったりしたので、ジャンルとして何を求めているのかは自分でもよく分かりません。「ダークギャザリング」は好きでしたが、あれは妖怪ものでもなんでもないのでノーカン。我が永遠の至宝は「もっけ」です。さておき、こちらの作品はほわほわした日常もののテイストに「妖怪」という要素をプラスした「日常妖怪もの」という新しいような、そうでもないような作品。「優しく隣にいてくれる妖怪」というコンセプト自体は割と好きな部類だとは思うのだが、あまりに近しすぎると妖怪の特別さがなくなってしまうのが困りもの。やはり妖怪が妖怪であるためには「恐れ」は欠かすことができない。そう考えると、「隣に妖怪がいてくれる景色」+「それでも妖怪は時に恐ろしいものだ」の完成形ってやっぱり「ゲゲゲの鬼太郎」になるし、これを現代的に進めれば「夏目友人帳」になるのかもしれない。

 「妖怪が怖いものではない」というのは今作でやや残念なところだが、もちろん「全く怖くない単なる愛玩動物」ではなく、まだどこかに恐れのニュアンスは残してくれているし、「いっそ日常の延長線上に妖怪を置いてしまえ」というので妖怪に社会保障まで適用してくれるトンチキな世界観はなかなか面白い。うまいことその辺の「妖怪共存社会」の設定がオリジナリティに繋がってくれれば視聴のモチベーションも上がるかも。そうでない場合、この地味さだとちょいこの先は不安かも。引きが気になったので、多分来週の冒頭で1つ結論が出そうな気がします。

 
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○「龍族 -The Blazing Dawn-」 4

 ん〜、わっかんねぇよ。

 今期もやってきました、中国アニメでございます。こちらはWikiが無いので公式サイトの情報が頼りだが、中国のファンタジー小説が原作で、向こうでアニメ化されたものが翻訳版でこちらに入ってきたという流れ。実は私が避けていただけで「天官賜福」などの中国アニメはちょいちょい日本でも配信・放送されていたらしいのだが、久しぶりにガチンコシリアスな中国アニメを視聴することになった。「万聖街」とか「フェ〜レンザイ」は割と幸せな経験だったのだが、シリアスに寄ったものになると、やっぱりどうしても微妙な文化差みたいなものが気になってしまうなぁ。

 いや、これが文化差によるものなのかどうかすらよく分かってないんだよ。ほんとに「なんか分からん」という感覚しか得られないので、単に俺の理解力不足という可能性もあるのだが……この1話目もはっきりと「なんか分からん」が発生した作品で、主人公の置かれていた立場がどこをどういじられ、何を決心するに至ったのかが分からない。多分、最終的な納得感が得られない理由は何か大きなものがあるのかもしれないが、やはり細かい文化差の積み重ね、1つ1つの要素で理解が及ばない違和感から、全体像を飲み込みにくくなっていると思われる。分かりやすいところで言えば、主人公の家庭環境がまずわかんないよね。結局実の両親はどこで何してるって話? 薄情な叔父叔母との関係性は途中からギャグみたいなテイストもあったが、あれってそんな簡単に処理できる部分? 「雑誌売り」ってどんな職業? 結局主人公はNTR状況になんで転がり込んだの? あのステージイベントは誰が何を指示し、誰が不幸になったの? 1つ1つのパートで「?」が浮かんでしまうもんだから、なかなか先への連結ができないのが悩ましい。多分雰囲気からしてそんなに頭を悩ませるような小難しい作品じゃないと思うんだよなぁ。最終的にはなろうマウントみたいな「よく分からん特権ポジション」になった主人公が周りの有象無象を見返して異世界に旅立つみたいな内容でしょ? ……まぁ、それだけ聞くとあんまり面白そうじゃないが……。

 さらに悩ましいのは、初回1時間スペシャル放映だったのだが、クレジットが「第0話」になっているという部分。これに公式HPのキャラクター情報も重ね合わせると、どうやら今回の話は主人公が謎の学園に入学するまでの前振りを描いただけで、今回登場したクラスメイトとか憧れの女子とかは、多分来週以降全然関係ない。入学した謎学園のクラスメイトの方がよっぽど大事なのだろうが、残念ながらまだその辺のキャラがほとんど登場していないのである。これじゃ1話目で何か判断するのは無理だろうよ。

 もちろん、力を入れた作品なので映像部分のクオリティは高い。イメージとしては「俺だけレベルアップな件」にも似たデザインなのだが、海外作品はこういう絵柄がお好みなのかしらね。画がちゃんとしてる分だけ、内容が頭に入ってこないのがさらに余計なストレスになっちゃうんだよなぁ。

 来週以降、この困った状態は打破できるんでしょうか。1つくらいはシリアスな中国アニメもきっちり咀嚼して飲み込みたいんだけど。

 
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○「烏は主を選ばない」 6

 こんな雰囲気なのに最後に流れたオープニングがおもいっくそハードロックでちょっと笑ってしまった。そう考えると「後宮の烏」の女王蜂はようやっとった(そうか?)。

 タイトルは聞いたことがある作品。随分前に知り合いから勧められたことがあり、そのせいでてっきりミステリ作品なのかと思っていたが、Wikiでキャッチコピーを確認したら一応「和風ファンタジー小説」と書かれているのでそこまでミステリ要素は強くないのかな(勧めてくれた知り合いは日本神話好きでもあったわ)。ついでに言うとその流れでかつてコミック版の1巻だけ(無料だったから)試し読みしたような気もしていて、今回見た1話目も漠然と「なんかこんなん読んだ気もする」とは思ったが、すでに記憶の彼方なのでカテゴリとしては「未接触作品」でいいだろう。この度きちんと触れる機会ができたのはありがたい。

 「薬屋のひとりごと」で中華風後宮ファンタジーが終わり、そこから和風宮廷ファンタジーがスタートしたのでなんとなく雰囲気は近いが、やはり日本風の方が理解は及びやすく、不思議な世界観にも足を踏み入れやすい。さらに小説媒体ということでかなりきちんと世界構築されている雰囲気も感じ取れるので1話目の印象はなかなか良い。制作がぴえろなのでこの後どう転んでもおかしくはないのだが、監督の京極義昭氏は、なんと過去に「ゆるキャン△」をやってた人である。この人がこっちに関わったからゆるキャンのスタッフが総とっかえになったんでしょうかね? まぁその辺の事実関係はわからんが、スタッフとしてはある程度の期待感は持って接してもいいだろう。シリーズ構成の人がアニメの脚本経験なさそうなのがちょっと気になるが、その辺の良し悪しの判断まではしばらく時間がかかるだろうし。

 正直、1話目だけを見てもここからどう展開するのかはさっぱり予測できない。1話目で割と陳腐なシンデレラストーリーみたいなもんかな、とは思ったけど、4人集まった四聖獣みたいな女性たちも、別にイジワル継母が集まったわけでもなさそうで、クセはあるけど主人公いびりに発展しそうな空気はそこまでない。というか、そもそもいじめられてた子が主人公なのかどうかもよく分からない。2話目は最後に出てきた少年の方にスポットが当たりそうだし。まぁ、よく分からんなりにじっくりこの世界を味わえればそれでいいかな。

 どうでもいい話だが、今回の映像を見て「あ、星馳せアルスの3本腕ってもしかして八咫烏がモチーフだったのか」って今更気づいた。知らんけど。

 
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○「変人のサラダボウル」 5

 巧妙なブランド和牛の販促アニメ。高くて美味い牛肉は……美味い。

 タイトルからはどんな作品なのか全く想像できなかったが、その正体は異世界(から)転移のラノベアニメでした。原作は平坂読とのことだが、「僕は友達がすくない」「妹さえいればいい」ときてこのタイトルなので気づけという方が無理である。

 アニメとしては、ぶっちゃけ全体的にショボめ。特段悪い部分もないのだが、制作はSynergySPでカロリーは低めだ。ヒロイン勢の描写にはある程度力を入れているが、特に主人公の男の顔になるとのっぺりしててあまり力は入っていない。まぁ、「そこに力入れる必要ないわ」という判断での省エネだとしたらその判断は特に間違っちゃいないのだが。

 異世界(からの)転移ものということで手垢のついたジャンルではあるが、テンポよくサクサクお話が進み、ドラえもん型の特殊生物居候系スタートとしてはとても見やすい。メスガキ王女(奇しくもこの子も第7皇女ですってよ)がその圧倒的力による脅迫を隠す様子もなく、抜け抜けと居着いてしまう様子は太々しいがどこか憎めないし、後から追っかけてきたくっころ系女騎士もテンプレ以外の何ものでもないけどおっぱいの大きさで許されてる部分がある。「長良川で鮎を取る女騎士」はなかなか斬新な絵面ではないか。

 この後の展開は一切読めないが「冴えない主人公+強大な力を持つメスガキ+その従者」という構造はなぜか「Lv1魔王とワンルーム勇者」が近い構造。あれくらいの感じで、ファンタジー混じりのユルめのギャグとして成立してくれればストレスなく見守ることができるんじゃなかろうか。ラノベ原作者がアニメの脚本でもガッツリ参加してるみたいだし、あまり大きなやらかしは無いんじゃないかと期待している。監督の名前に見覚えはなかったが、過去の作品としては「チート薬師」「デンキ街の本屋さん」がラインナップされており、ユル系のギャグなら大はずしはなさそうだし。僕ぁM・A・Oネキのやるくっころ系女騎士が好きです(突然の告白)。

 
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○「オーイ!とんぼ」 5

 最初のクレジットで掲載誌が「週刊ゴルフダイジェスト」という雑誌であることが分かり、「ゴルフ雑誌って週刊誌あるんだ……」という時点でまず驚き。ゴルフだけの雑誌で毎週何が語られているというのだろう。「なるほど、ニッチな雑誌で連載してるゴルフ漫画のアニメ化なのね」と納得したところにさらに「既刊49巻」というとんでもない情報が飛び込んできてビビる。世界には私の知らない世界がまだまだたくさんある……いや、こんだけの長期連載してんのに世間的に知名度が全くないし、書店で見たこともないってやっぱすごいわ。まぁ、多分実際には見かけてるけど目に入ってないだけなんだろうなぁ。

 というわけでゴルフアニメである。ゴルフをテーマにしたアニメなんて過去30年以上遡ってもほとんど例がないと思うのだが、少し前の「BIRDIE WING」を皮切りに、今作がスタートしてさらに「ライジングインパクト」も放送が決定しており、突然のゴルフアニメバブルが起こっているかのようである。それもこれも、きっと先陣を切って大成功した「BIRDIE WING」のおかげですね(????)。それにしたって、こんだけニッチなジャンルのアニメが土曜日の朝にスタートするってのもどういうことなんだよ。まぁ、深夜アニメの視聴者層に見てもらうってのは無理な相談だろうから、それこそ日曜日にゴルフ場に行くようなおとーさん連中を狙うなら、ゆとりのある土曜朝とかの方がワンチャンあるんだろうか。もしくはお子さんたちにこれでゴルフに興味を持ってもらって、将来的な顧客を開拓する狙いか? よく分からんが、こんだけの長期作品ならしばらくは放送が続くのかもしれないな。

 とまぁ、アニメの本質とは全然関係ない部分で色々と考えてしまった作品だが、デザインは至って穏当。ぶっちゃけ「田舎に行ったら現地の環境を活かしたコースで異質なゴルフを身につけた野生児がいたよ」って設定はまんま「プロゴルファー猿」なんだけど、そこを女の子にするだけでグッと印象は変わる。いや、「女版プロゴルファー猿」はすでにイヴァンジェリンさんが通過した道なのだが……多分とんぼは七色の弾丸は使いこなさないしシャアみたいな師匠も出てこないから大丈夫(?)。映像制作はOLM、監督の名前に見覚えはなかったが、履歴を調べたらずっと朝番組の「ベイブレード」を担当していた人らしく、この座組みだけなら純然たる子供向けの朝番組。ゴルフシーンはCG混じりで描かれているが、基本的な絵柄も古式ゆかしい子供向けっぽいあっさりした仕上がりだし、地味ながらも着実に原作を追っていこうとしている様子が窺える。

 そう、原作をちゃんと追おうとしてると思うんだよ。おかげでターゲット層は子供でも何でもない、ゴルフ好きのおっさんたち。そのため、1話目時点で主人公の口からゴルフの専門用語がバシバシ飛び出し、ぶっちゃけ俺でも聞いててよく分かんない要素もちらほら(そもそも3番アイアンの何が特殊なのかもよくわかってない)。これで「将来の顧客層の開拓」にまで至るのはちょっと難しそうだが……当然のように合間のCMはゴルフ製品の会社が提供してるし、ほんとに暇なお父さん連中が観ることになるのかもしれない。だとしたら、娘のような可愛い女の子が主人公なのも納得だよね。ちなみに中の人はほぼ新人と思われるアーツビジョンの若手が起用されており、「まぁ、若手やな」くらいのお仕事ぶり。別に悪いことはないし、キャラソンなんかも歌わせてもらっているので、ジャンルはどうあれここで看板役がもらえたのは大きいんじゃなかろうか。だいたい声優って担当したキャラのやってることを始めたりするけど、この子もゴルフ始めるんでしょうかね。

 
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○「HIGHSPEED Étile」 4

 この世界で一番早いレーサーだと言われてるクイーンがよりによってハシリヤンなんですけど大丈夫ですかね?

 昨年の「オーバーテイク」「MFゴースト」に続き繰り出されるカーレースアニメ。そして、それらの前例に違わず今作もマシンアクション部分は全てCGだ。まぁ、そうでもしないと現代アニメで車を描く意味もないということなのだろう。前例2作の時にも共通した感情を持っていたが、基本的にカーレースはアニメにしてもあんまおもんない。いや、描き方次第なのかもしれないが、少なくとも真っ当な方法で抜いたの抜かれたのを描いたところで面白みが発揮しにくい。これがまだ人間が走るレースならモーションや表情で差分をつけることができて、「ウマ娘」のアニメは面白くなることができたが、CGで描かれたマシンは表情も何もあったもんじゃないので、ただただ無機質にコースの路面を鉄の塊が通り過ぎていくだけ。そこに刺激を付加するには何か革新的な演出技法が必要だ。個人的には、「オーバーテイク!」はレース部分の面白さは犠牲にして、その周りのレース経営そのものをめぐるヒューマンドラマ部分で肉付けすることで何とか難を逃れた作品だと思っており、「MFゴースト」については何も救済措置がなかったので途中でリタイアしてしまった作品という位置付け。

 今作は「MFゴースト」にあったキャラクターデザインへの苦手意識こそないものの、レースの描き方自体は大差ない……というか、一番ダメな可能性すらある。1話目も序盤〜中盤にかけてはほんとに「路面をなんか車が動いとる」という単調な画面が続くばかりで、レースの内容は実況解説にひたすらしゃべらせて処理するといういただけない構造。その上、解説者がしゃべってる事実が画面から伝わってこず、「ここでミスが出てしまいました!」って言われても「どの辺がミスだったん?」と首を傾げるし、「この新しい加速システムのせいで逃げができず差しの時代になった」とか解説されても「何でそうなる?」とよく分からない。そもそもあの加速装置みたいなやつが何してるのかも分かんない。延々1つのレースを見せられて何かびっくりするような展開でも待ち構えているのかと思えば、結果は事前に最強と言われた2人がワンツーフィニッシュするだけ。ということは、この1回のレースを描いた目的は「このレースでマシンの格好良さとかレースの白熱っぷりを感じてくれよな!」ということなのだと思うが、残念ながら興味が1オンスもない私には何も伝わってこなかった。

 キャラクターも含めてフルCGというのは今期アニメでもすでに何作か出てきているが、今のところ一番やる気がないというか、魂がこもってなさそうに見えたのが今作のCGワーク。メインのキャラデザがなんか「VTuberのテンプレ」っぽいというとニュアンスは伝わるだろうか……あんまり生きてるキャラとしての魅力が感じられない。まぁ、1話目はあんまり車の外で動く人間の数が多くなかったし、ここからヒロイン勢が動き出せば多少印象は変わってくるかもしれないが……あと乳がデカすぎます。狭いマシンの中であれは絶対に不利だろ。

 一応のフォロー要素としてはメインヒロインらしきキャラのCVが和泉風花(マジアベーゼ)なのでちょっと応援したいという部分とか、久しぶりに堀江・田村・水樹の御三家が揃ってるとか(今でもこの3人を御三家というのだろうか)、中の人要素でちょっと頑張って欲しい部分はあるけども。あと今作の監督は実は元永慶太郎氏なのよねぇ。1話のコンテで岩畑剛一さんだったし、WHITE FOXファンなら応援したいところなのだが……別に制作はWHITE FOXじゃないんだよな。なんか、1つでも見たいと思うモチベが見付かればなぁ。

 
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○「ガールズバンドクライ」 6

 猫があんまり可愛くないのが残念です。CGで描く猫、意外と難しい。

 さて、私としては競合他社(??)みたいなもんなので注視していく必要がある作品。「ガールズバンドもの」というジャンルはアイドルものに比べれば数が少なく、どうしたって比較対象がバンドリになることは避けられないので、良いだの悪いだのとやいやい言ってしまいそうであるが……初動はなかなかの好印象。何がいいって、バンドリと同じ「CGで描かれたガールズバンドもの」なのにテイストが全く被っておらず、内容的にも映像的にも文句なく棲み分けができていそうだから。

 いや、それだけじゃないですけどね。特徴的なCGで描かれた画面のインパクトはかなり強烈だし、どこか浮いたような印象を受け取って拒否感を示す人も出てきそうだが、少なくとも私としてはこれだけ頑張ってるCGワークに文句をつける気はない。まぁ、文句をつけ始めたら「じゃぁバンドリはどうやねん!」ってブーメランが返ってきそうっていう理由もあるが……こちらの作品は背景美術などをゴリっと実写に寄せ、キャラクターモーションもかなり生の人間に近い要素を再現しつつ、そこにいかにも東映アニメーションらしい漫画的な動きも混ぜ込んでいくギャップが面白い。

 東映といえば、着実にCGによる作劇に力を入れてその表現力を高めようとしているのは間違いなくて、わかりやすいところではプリキュアシリーズなんかは劇場版で様々なCGへの挑戦が見て取れる。独自に進めたCGへのこだわりがようやくここで1つの到達点として形を成したような、そんな印象を受ける。特徴的な「漫画的表現」はそのまま「アニメ的表現」へと延伸され、モーション以外にも例えば漫符的表現の充実などにも個性が見て取れる。この「より漫画的・アニメ的なものへのCGの融和」という挑戦はサンジゲン作画によるバンドリやD4DJにも見られる方向性なので、やはり日本のアニメーションではそうした方向への発展が必須という認識でいいのだろう。

 そうして印象的なグラフィックで描かれるドラマは実に真っ当な「上京バンドマン物語」なので多少古臭くは見えるが、ヒロインの忸怩たる想いなどは1話目時点である程度は伝わってくるし、多少強引ながらもラストにクライマックスのステージを持ってくる阿漕な構成もきらいじゃない(ドラムのあんちゃんがいい人すぎるとは思うが)。バンドものの良し悪しなんて最終的にライブパフォーマンスの見栄えに集約されるのだから、1話目でドカンと「こういうライブをやりたいんやで!」という姿を見せてくれたのは今後への期待感につながったんじゃなかろうか。

 楽曲に関しても、中心的存在となりそうなバンドサウンド(トゲナシトゲアリトゲトゲ?)は割と好みの路線で、幸いにして(当たり前だけど)バンドリのサウンドとは一線を画す。キャストもこの作品のための「バンド用キャスト」を揃えたようなのでバンドリ的不安要素として「キャストが棒」というリスクをはらんでいるが、少なくとも1話目でメインを務めた2人は悪いもんじゃなかった。もちろん、ボーカルとしては文句なしに及第点だ。

 私個人としてはプロジェクトを追いかけることはしないだろうが(出来ないだろうが)、これはこれで受け入れてもらえそうなプロジェクト。世はまさに、ガールズバンド時代。

 
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○「転生したらスライムだった件(第3期)」 ―

 まだ3シーズン目なんやな。なんか、もっとず〜〜〜っと見てるような感覚もあるのだが……そういや間にスピンオフ(?)挟んでたっけ。

 前シリーズの時点で大して熱心に追いかけてたわけでもないので「まぁ頑張れ」くらいの感想しか出てこない。「OVERLORD」ならもうちょいキャラへの理解もあるんだが……今作だと「このご時世だと貴重な櫻井ボイス」くらいしか印象ないわ。1話目から「リムル様最強! リムル様すごいだろ!」の連発だったから特になんもないしなぁ……。映像部分もさ、「あれ、こんなもんだっけ?」くらいのクオリティであんまりピンと来なかったんだよな。制作スタッフはそこまで大きな変化はないはずなんだけど……ま、ここまできたら固定ファンだけでもついてくりゃ問題ないだろうしな。放送局が変わったのはどんな理由だったんでしょうね。

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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