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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「婚約破棄された令嬢を拾った俺が、イケナイことを教え込む」 4

 「魔王とは何か」はもう哲学のレベルだよね……ふつーにその辺の土地に「森に住む魔王」とかがいる世界、多分魔王だらけなんだろうな……。

 タイトルがあまりにもあまりにもで、「婚約破棄」「令嬢」という悪役令嬢ものではお約束のタームに彩られているものの、内容としては「魔王もの」の方で、視点人物が令嬢ではなくて杉田魔王側にある。「可愛い女の子をチート能力で丸め込んで飼い殺しにしちゃうよ」というシンプルな欲望丸出し設定は色々とうわべだけで格好つけるなろうデザインの中では潔い方ではあるが、設定の脳死状態もあまりに潔いので、やっぱり面白いとか面白くないとかいう次元以前に「恥ずかしい」が先にくる。まー、最近まで「わた婚」を見ていて「うわー、どうしても引っ込み思案で華恋な少女がスパダリ風のやりすぎ男にみそめられて幸せになっていく姿が見たいよー」というニッチな欲求が止まらない人はジェネリックわた婚として使えなくもないだろう。なろうのジェネリックがなろうから提供されているのだから世話ぁない。ただ、もちろんこっちの作品には超美麗なグラフィックなどはないので、あとはCVが上田麗奈がいいか、それとも早見沙織がいいかという択で決めてもらうしかないだろう。どっちでもいいって? じゃぁ、価値を見出せるかもしれないよ。一応、絵的には可愛いといえば可愛いし。今期は早見ヒロインを飼いたい欲求の強いシーズンだな……。

 杉田&早見という共演作品は、それぞれに「大変だろうから頑張れよ……」と思ってしまう。杉田も初期の頃に比べたらアイム声優との付き合い方に慣れてきたよね。

 

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○「16bitセンセーション ANOTHER LAYER」 5

 また古賀ちゃんがPCゲーム作ろうとしてる……皆さんはシノアキを覚えていますか? 私の中では「すこぶるエロい古賀葵キャラ」として割と印象深いんですよね……。

 ということで、なぜか「ぼくたちのリメイク」と同じく「時代を飛び越えてPCゲームを作ろうとするやつの話」がスタート。ざっと確認したら「同人誌が原作」とのことだが、あんまりストックも無いようだし、アニメオリジナル設定を立てているみたいなので実質オリジナルアニメと見てもいいんじゃなかろうか。残念ながらこちとら美少女ゲームという名のエロゲー文化には1ミリも興味がなく、1話で出てきたKey系作品にもあんまり思い入れがないので「ほーん」くらいの感想しか出てこず、「PCゲーム作ろうとするとみんなタイムワープしちゃうのって、もう現代では爆発的に売れないってことを業界全体で諦めてるってことなんやろな……」という気もする。同様のことは「秋葉原が舞台のオタクテーマ」にも言えそうで、つい最近「マジカルデストロイヤー」という壮絶な作品が生み出されたことも記憶に新しいが、もはやアキバは「オタクの街」でもなんでもなく、そもそも巷にはオールドタイプのオタクという生物がもはや絶滅を危惧される状態。そんな中でいまさらエロゲテーマの作品を打ち出して、どれくらい支持が得られるもんだろうか。

 アニメの質は可もなく不可もなく、主人公・コノハは古賀ちゃんぶっ飛びボイスのおかげもあって可愛いは可愛いのだが、1話目は本当にテンションで突っ走っちゃっただけなので2話目以降でもうちょいメンタリティを深掘りしてみないとまだキャラに魅力があるとは言い難い状態。「エロゲ大好き」という属性は強いのだが、「Kanonの説明の時に第一声でうぐぅが出てくるのはおかしくね?」みたいな設定の雑さがやや気になる。周りの世界もエロゲのパッケージ以外は割と雑多な描かれ方をしているし、あんまり画面に引き込まれる感覚はない。「ゲーム作り」というテーマで大して盛り上がらず終わっていった作品が「ぼくリメ」とか「しょこめざ」とかいくつか思い出せてしまうので、期待値はあんまり高くないかも。何するにしても画面は地味なんだよな。平成初期に舞台を飛ばすという展開が吉と出ればいいのだが……この時代の物語にノスタルジーを感じたり、価値を見出せる人がどれくらい見てるもんかね。流石にワシも1992年の秋葉原は知らんしなぁ……この時代ってどれくらいPCゲームとか作られてたんだろう。私の幼少期の記憶だと「Windows95」っていう名前でようやく一般家庭にもパソコンが普及する時代がやってきた印象があったのだが、それより前のPC事情は流石に分からん。まぁ、そのうち作中で説明があるかしらね。

 注目すべき点があるとしたら、ヒロインがやってきた新たな時代の会社にいたのが川澄綾子・堀江由衣という、まさに(作中の時代から10年後くらいに)一時代を作ったレジェンド声優コンビであるということ。そう、まさに「うぐぅ」って言ってた人である。あと今確認したら「To Heart」がこの2人のものか。もちろん狙ってそういう関係性を入れてるんだろうけども。多少時代にズレはあるものの、この2人が久しぶりにメインで共演しているというだけで、何か「大きな時代の脈動」みたいな気配を感じ取ってしまうのである。三つ子の魂百まで。この沼に足を突っ込んだ時に最前線で戦っていた猛者を、雛鳥は親だと思うのです。どうせオタク文化を取り扱うなら、このままの流れで声優文化にも触れたら面白い気もするが……でも92年だと、流石に俺の守備範囲外すぎるからピンとこないな。

 

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○「絆のアリル 2nd Season」 ―

 ここまでなんと6本連続で続編もののアニメ。続編は点数つけなくていいから楽なんだけど、その分1話目の視聴もあんまり気を張らずに見ちゃうから良し悪しよね。特に前作をそこまで真面目に観てない作品の場合はね。

 本作は「VTuberをテーマにした初のテレビアニメ」という割と大きな作品ではあるのだが、少なくとも1期はそこまでエポックメイキングなものではなかった。よく言えば無難な構成で、キズナアイに憧れた女の子がVの世界で天下を取るために自分を磨いていく、友情と努力で勝利するアイドルストーリー。ただ、結局「Vの者」という特性はあんまり有効に効いておらず、これなら旧来からのアイドルアニメでも別におんなじじゃない? というくらいで終わってしまった。まぁ、変に尖って「やっぱVの者は受け付けないわ……」と拒否反応が出るよりかはいいんだろうけど、肩透かしを食らった感は否めない。

 2期は半年の休憩を挟んだだけですぐに再開したのでストーリーは本当に真っ直ぐに続きをやるだけ。改めて画面を観て「ほんと普通やな」という感想しかないのだが、事前に「Paradox LIVE」というとんでもないライブアニメを観ちゃったこともあり、あんまりパワーがないようにも見えてしまう。やっぱりVモデルをそのまんま動かしただけじゃ「ライブアニメ」にはならんよな。まぁ、若手育成プロジェクトみたいなもんだと思って見守っていきましょ。

 

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○「範馬刃牙(第2クール)」 ―

 毎度お馴染みネトフリ配信済み作品で、今確認したらすでにこれよりも1つ先まで配信は完了しているらしい(配信はほぼ同時で、今回のピクル編の配信も今年の夏)。断続的にアニメ化が続いてるもんだから、もうどこまでやって何が起こってたかもよく覚えてないな。前クールの放送がもう1年以上も前らしいので、久しぶりには違いないんだけどあんまりそんな気もしないのは、作品自体がクッソ長いから1年2年なんて大したラグじゃないってことだろう。

 この辺まではまだ原作読んでたから「あぁ〜、あったなー」くらいで見守ってます。アニメ化としては可もなく不可もない、ほんとに地味なクオリティなんだけど、まぁ、悪くないので原作の楽しさ(頭のおかしさと言ってもいい)がちゃんと発揮されてれば文句ないよ。やっぱネタはそれなりに面白いし、原作の「全然進まないやんけぇ!」っていう苛立ちも、アニメできゅっとまとめてくれればすっきりするしね。

 久しぶりに見た寂海王、楽しそうで何よりでした。CV青山穣は本当にナイス配置。ちなみに、烈海王の方はもうすっかり「異世界で頑張る人」のイメージなので何をやっても全部ギャグ(もとからかもしれん)。

 

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○「陰の実力者になりたくて! 2nd Season」 ―

 こんなんだったっけ(この作品は割とこんなんや)。

 割と貴重な「そこまでヤじゃないなろう」の続編。1期の放送は去年の秋クールで、だいたい半年の休憩をおいての再開なのでリリースのテンポは悪くない。そして、なんとなくだけど私の中ではこの作品は「スパイ教室」と同じ箱の中に入っている感覚があり、多分「そこそこのクオリティのアニメーションだけど、とりあえずゴリゴリにキャストを固めておけば一定数の満足する顧客はいるだろ」みたいな作り方が似たような印象になっているのだと思う。「スパイ教室」は仲間たちを鉄板声優で固め、こちらもシャドウ配下をとにかく人気の面子で揃える(意外なことに重複してるのはいのすけだけ)。ちなみに私もそこそこ満足する一定層だったりするわけだ。

 久しぶりに見たけど、やっぱり作画面はしっかりしているし、女の子が可愛く描けているのは変わらず。2期に入って新たなステージに突入しても容赦無く新キャラの女の子をどんどん出していく貪欲さは見上げたもの。こんだけ徹底したハーレム設定を敷いているのだから嫌気がさしてもおかしくないのだが、なんだろね、絶妙に許せてしまう不思議なギャグの取り回しなんだよな。やれやれ系主人公が薄寒いことを言いながらチートで無双するっていうのは結局他のなろうと何も変わらないはずで、それこそどこぞのゼロをパクったような黒装束は「実は俺」とほとんど同じにもかかわらず、こっちの主人公は「厨二やりたい、厨二最高」と思いながら楽しんでやっている分、なぜか嫌味が少ない気がするのだ。うまいことキャラメイクに誤魔化されてる感はあるけどな。

 というわけで、引き続きヘンテコすれ違い厨二ギャグを楽しんでまいりましょう。なんだかんだいって、私は七影の連中よりもおねーちゃんが好きです。

 

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○「ウマ娘 プリティーダービー Season3」 ―

 さぁて待望の第3期。鳴物入りでの出走だ。

 とはいえ、今期からは考えなければいけない要素が1つある。2期までも「競馬知識の有無」というのは視聴体制に影響を与えるものだったが、ぶっちゃけ知らない方が楽しいまであり、史実として残されたドラマを、アニメファンが改めて女の子がいっぱい出てくるアニメで追体験できるという異次元の「史実再現ドラマ」が人気の一要因だった。しかし、2期と3期の間には「ソシャゲのリリース」という大きな出来事があり、今度は「ソシャゲ知識の有無」という差も生まれるようになったのだ。私はソシャゲ未プレイ勢なので、正直言えば「ソシャゲファンへのサービスが多くなると、未経験組はハブられる可能性もあるなぁ」とやや警戒してはいる。ソシャゲの方が想像以上の規模になってしまっている現状、そちらのファンを優先するのは致し方ないことだし、関わってない人間については「金も出してないクセに要求ばっかしてんじゃねぇよ」と言われたら返す言葉もないからだ。でもまぁ、1話目を見た限り、そこまで大きな問題にはならないように作ってくれるんじゃないかという期待はあり、あんまり心配もしていない。

 例えば1話目の登校シーンから「大量のモブ(?)ウマ娘が登場し、みんなして読めないくらいちっちゃい文字でもネームプレートを頭の上に浮かせている」という描写。これはもう、いちいち細かい名前なんか紹介するつもりはないぜ、という突き放しに見えなくもないが、まぁ、どう考えても単なるギャグである。ソシャゲプレイ組でも未プレイ組でも「いや多いわ!」と突っ込んでおしまい。元々さりげないところにシュールなギャグを混ぜ込むスタイルではあったので、こういう訳のわからん演出も好きあらばギャグに転化しようという姿勢はお見事。

 しいて1話目で分からず困ったことを挙げるなら、「この世界……年齢っていう概念はないのか?」という部分だろうか。2期でロリっ子だったキタサンとダイヤが成長して立派なトレセンの生徒になっているってことは多分2期から数年の時が経っていると思うのだが、ふつーにスピカにはテイオーとマックイーンが在籍してるし、なんなら1期ヒロインのスペちゃんも普通におる。なかなか「3世代を経た壮大なドラマ」で全部の主人公がしれっと集まってる作品ってのも珍しいんじゃなかろうか(ジョジョ4部のジョセフみたいなことじゃないのか?)。まぁ、どう見てもスペちゃんは現役そのまんまだし……ウマ娘ってのはある程度成長して実績を残すとそのまま不老不死になるのかもしれない。あれ、でも会長とかって引退して一線を退いてるイメージだよな……その辺、どうなんでしょうね?

 まぁ、先に書いたように「シュールギャグにして丸め込んでしまう」芸風なので、そうした時代のパラドックスもこの3期を描く上ではあまり問題にならない部分なのだろう。考えてみりゃ「脳筋元気系主人公と、お淑やか系サブヒロイン」という組み合わせを臆面もなく3世代連続でやってる時点でまともな判断基準など意味がないのだ。一応これまでとの違いはサブヒロインのダイヤが別チーム所属っていう部分ですかね。いちいち観客席でスペちゃんとスズカがいちゃいちゃしてて、テイオーがマックイーンとおてて繋いでたら新世代ヒロインたちがやりにくくてしょうがない気がするが、若い世代には頑張ってほしいですね。元々ツインターボとかライスみたいな脇のキャラでも全部ドラマを作っちゃうのが本作の見どころなので、先輩たちの出番は最低限でええねん。

 冷静に考えりゃほんとに同じような展開を繰り返すばかりの分かりやすいスポコン作品。いい加減に飽きてもいいと思うのだが、1話のダービーの様子はなんだかんだで固唾を飲んで見守ってしまう。レース中にカメラワークも素晴らしいし、1話分たっぷりキタサンのエピソードを引っ張ってのレース結果もグッとくるものがある。当然、視聴後すぐにyoutubeで実際のレースの様子も確認してしみじみしてしまいました。

 もしかしたら、わたしゃ今作であけこの実況が一番聞きたいのかもしれないわ。

 

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○「聖女の魔力は万能ですⅡ」 ―

 こんなんだったっけ(こんなんだった気もする)。

 1期は2年前の2021年。こちらはコロナ後の作品なので「割と最近」と言っていいと思うのだが、こちとらそこからの2年間でおそらく100本に及ばんとする大量のなろうをゴクゴク飲み干しているわけで、元々あまり印象のなかった作品をろくすっぽ覚えてないのもしょうがない。えぇ、しょうがない。

 先にどっかでも書いたが制作はディオメディアで、最近のディオメディアは割と映像が安定している。こちらの作品もキャラの崩れはなく、全体的に少女漫画的というか、ちょいと淡めの色彩で飾ったファンタジー描写は最低限の視聴に耐えるクオリティではある。あとはこれでヒロインが好ましい人物で「目立ちはしないけど普通の少女漫画として見てられるよね」くらいなら「虫かぶり姫」と同じようなの評価になってもいいんだろうけど……やっぱ端々でのイキりテイストはちょっと気になるかなぁ……。

 でもまぁ、一応今作は「異世界」の存在をすでに認めてしまっているので、異文化マウントがいちいち持って回った言い方をせずとも異世界人に通用するので余計なすっとぼけみたいなものが起こらないのはいい点かもしれない。ヒロインをイケメンが取り囲む逆ハーレム状態は相変わらずだが、そこまで理不尽な「みんな脳死状態でヒロインに心酔してます〜」っていう無双フィールドでないのもちょっと遠慮がある部分なので、2年を経ての印象はむしろ「まだ我慢できる方やな」くらいで軟化してる可能性もあるわ。あ、あと相変わらず「オープニングが結城アイラ?!」っていうのが微妙な加点ポイント。なつかし。

 

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○「東京リベンジャーズ 天竺編」 ―

 正直、あんまり書くことがないし、視聴のモチベーションも無い。過去2シリーズで面白いと思ったタイミングが無いんだよなぁ……。

 3期目は本当に「こないだの続き」とばかりにしれっと「38話」からの再開。まぁ、休みが半年だけだったからそれくらいでも大丈夫なんでしょうかね。そんだけ「2期が変なとこでブツ切れになった」ということでもあるんだけども。さらに驚くべきことに、今期はオープニングテーマに変更が無いという。いや、「シリーズを通じて同じアニソンを使う」っていう事例はあると思うんだけど、「1期から2期になるときに変更されたけど、3期は2期と同じ」ってすげぇ違和感がある。2クールでワンセットってことなのかな。

 色んなところで「どういう体制で作りたいんだろう?」というどうでもいい疑問が湧く作品ではあるのだが……まぁ、作品の中身そのものにあんまり興味が湧かないのでそういう反応になっちゃうのかもしれない。一応マガジンとしては「看板作品」だったはずなのに、なんでアニメは適当なんだろう。この辺の処理が集英社と違うところだなぁ。

 

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○「Paradox Live THE ANIMATION」 6

 なんか今期はものすごいペースで畠中祐の声を聞いてる気がする。なんかそういうサイクルってあるよね。ちなみに榎木はいつだってすごく出てくる(今作には出てない)。

 なんか、すごかったっスね。「野郎中心の(広義の)アイドルもの」ということで基本的に私は受け付けにくい枠であり、いくらか間引いて判断しようという防衛反応は働いているが、流石に今作1話目はかっ飛んでてすごかったわ。純粋に映像技術がすごい。冒頭のCGライブで一気に引き込まれ、「ベース作画もCGでライブがこの演出だと、世界がシームレスにつながるから没入感が違うなぁ」と感心させられた。こんだけの込み入ったCG作劇を可能にしたのはどこのスタジオか。「ポリピクでもなさそうだしサンジゲンも絶対違うし……」と思ったら、なんと正解はPINE JAM。最近調子がいいスタジオではあるが、まさかここまでがっつりCG作劇でぶん回せるようになっていたとは思わなかったのでめちゃめちゃびっくりですよ。こりゃぁ改めて注目していかないとね。

 そうして日常風景とライブ演出が雰囲気を維持したまま接続できるというのが1つ目の大きな武器。おそらくファンにはたまらない演出になっていただろうし、なんも知らんで見始めた身にも素直に「楽しい」と思える映像になっていた。CGによるシームレスライブシーンといえば当然「バンドリ」シリーズを思い浮かべるのだが、(キャラデザの関係もあるとはいえ)ライブシーンでの臨場感というか、ざっくり「リアルさ」みたいな評価軸で見れば確実にこっちが上だろう。まぁ、楽器演奏が絡むとまた難度は違うのだろうが、いよいよ日本のCGアニメもこの領域に入ってきたな、という時代の節目を感じる仕上がりである。今後も今作のライブシーンは注目して見守っていきたい。

 映像部分はお見事。シナリオラインは「複数のチームが絡みあうヒップホップバトル」というとっつきにくいテーマを扱っているので苦手意識はあるのだが、「ヒプノシスマイク」みたいにいっそ振り切れて「んなアホな!」っていう世界を作っちゃってる部分は好み。だってさ、「世界で突然、新たな金属が見つかった」っていうナレーションの始まりから「これにより、ヒップホップ業界は一変した」って絶対おかしいじゃん。いや、「DNAレベルで人の意識とリンクして動く物質」が現れたらもっと色んなところで世界が変わるやろ! SFとしてもおっきなテーマやろ! それなのに、何故か単なる音楽シーンのちょっとした変化だけで済ませちゃうっていう……いいよね、もう、世界が音楽のことしか考えてないっていう頭の悪いスタートがすごく好き。そんでこの謎の金属「ファントメタル」のおかげでライブシーンの演出も全部「作中世界では現実に見えてるビジョンです」っていう説明になっちゃってるので、作品世界とアニメ映像のリンクがさらに一段補強されている状態。馬鹿には違いないが、なかなか面白い設定を思いついたもんだ。

 まぁ、どこまでいっても「野郎ばっか」なのでそれこそ「ヒプノシスマイク」みたいにどっかで飽きちゃう可能性はあるが、やれるもんならこの映像技術で出来る限界まで挑戦してほしいわね。

 

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