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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う」 5

 4なろう目。タイトルで全部言ってしまう毎度のスタイルから「まぁ、出オチなんだろうな……」とは思いつつ、たった1つのアイディアだけでとりあえず書いてみるというその姿勢、悪くない意味でのなろうスピリッツではあるんだよね。そういう部分を無碍にしてしまうのは流石に申し訳ない。

 ヘンテコ転生ものという、もうお馴染みになったジャンルではあるが、これまたなかなか攻めた設定。アニメ化された範囲内で近いニュアンスを持つのは「転生したら剣でした」ということになりそうだが、あちらはわざわざ剣に転生させたってのに1話目時点でさっさと自由に移動する権利を手にしてしまったり、「もう出オチですらないやんけ」というガッカリ感が強かった(まぁ、その後は使い手の少女に魅力を全振りするという強引な手段でなんとか成立させていたが)。今作については、自販機はマジで自販機だった。そりゃま、異世界転生なので色々とご都合主義的な部分はあるが、「それはずるいだろ」と感じたのはせいぜい「結界」の能力くらいだろうか。一応あれも消費MPがクソでかいという制限がついており、そこまで極端なチートを感じさせない部分はそこまでマイナス評価ではない。あとは「自販機」という特性をどこまでフル活用できるかで今後の評価は変わってくる。

 「自販機マニアが自販機と一緒に死んでしまったから自販機に転生した」という設定こそ無茶苦茶だが、別にそこまでのゴリゴリの設定などなくとも、現代日本に生活している者ならば、自販機での買い物は常に日常にあるものだし、「自販機でものを買うこと」に意味を見出すことはさほど難しくない。私も別にマニアでもなんでもないし、なんなら自販機なんて高いので無闇に買い物しようとも思わないが、例えばみたことない商品が並んでいるのをみた時の不思議なワクワク感とか、落ちてきた商品を初めて手にしてみる時の一期一会な感じなんかは、実は案外根源的に楽しさを感じている部分なんじゃないかという気がする。そうして「自販機の良さ」みたいなものが前面に押し出されるようなら、案外面白い目の付け所なのかもしれない。まぁ、1話目でもうおでん缶まで行ってしまってるし、ここから1クール分も自販機ネタで引っ張れるほどのストックがあるとはとても思えないが……。とりあえず、出オチ部分は成立していたと思う。

 あとはまぁ、ヘンテコ方言を使う本渡ヒロインが可愛かったことがややプラスくらいかな。このままずっとヒロインに背負われて移動し続ける主人公でいてくれるなら、不思議な関係性も興味の対象たりえるかもしれない。ほら、この設定なら絶対に「複数のヒロインをはべらせてハーレム」みたいななろうの嫌な展開にはならないわけだし……まぁ、彼女がいつまでこの自販機の所有権を主張できるかも分からんが。

 

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○「夢見る男子は現実主義者」 4

 いや、そんなこと言われても……というどうにも気になるタイトルの作品。なんとこちらもなろう出身とのことで、なろう発で異世界も転生も何もかも関係ない作品は「お隣の天使様」に続いて2作目となる。いや、もっとずっと前にもあったかもしれんが。

 ぶっちゃけ、ステータスオープンやアイテムボックスや魔力鑑定のないなろうは私の思う「なろう味」が無いので本当にどこから食べたらいいのか悩んでしまうのだが、今作は特にそうした困惑の度合いが大きい。「お隣の天使様」の場合は「あぁ、これは単にメインヒロインにずるずると引き摺り込まれるだけの作品なのだな」ということがタイトルや1話目のデザイン時点で(良くも悪くも)明快だったのであまり悩まずにすんだが、こちらの作品はタイトルが矛盾文だし、1話目の導入から何をテーマにしてどういう筋立てを展開したい作品かも判断がつかない。極端な話、冒頭のサッカーボール謎演出のところから異世界に飛ばされるのかと身構えてしまったし、あそこで何か異能的なものが主人公に芽生えた可能性も若干まだ疑っている。それくらいに、どうにもとりとめがない。

 まぁ、おそらくこのまま主人公カップル(未成立)を中心とした恋愛模様が紡がれていくことになると思うのだが……なんなんだろうね、この設定。「これまで押して押して押しまくっていた主人公が、ある日を堺にぴたりと押すのをやめた」というとっかかりのシチュエーションは面白い。そこでヒロインの方が押し相撲の原理で思いっきりつんのめってこちら側に転げてきちゃうという展開も、まぁ分からないではない(めんどくせぇ女だとは思うが)。しかし、この設定を成立させる上で一番重要な、「なぜこの主人公は突然気が変わったのか」の部分にまだ何も説明がなく、そこがすっきりしないことには今のシチュエーションは飲み込めない。いや、本当に単なる気まぐれという可能性もあるのだが……主人公が「ヒロインに気にされる権利」を有しているのは、それまでのプッシュが常人離れした熱量を持っていたからというただ1点が理由。それが急に止まるということはアイデンティティの否定であり、やはりなんらかの理由がなければ今後の押し引きを素直に飲み込むことができないんじゃなかろうか。説明されるのか、本当に「気まぐれ」なのか。その辺りのネタ回し次第で今後のシナリオ評価が変わってきそうだ。

 映像は平坦なデザインで、可もなく不可もなく、やや不可寄り。これは好みの問題だろうが、どうにもキャラデザが野暮ったくてヒロイン勢の魅力に欠ける気はする。「お隣の天使様」は途中から作画が壊滅して評価を落としたが、こちらはどうなるだろうか。

 

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○「フェ〜レンザイ 神さまの日常」 6

 最近はコンスタントに入ってくるようになった中国からの輸入アニメ。前クールは視聴しきった作品がなかったので「Call Star」以来の新作ということになる。いや、「Re:STARS」っていうアニメはあったんだけどさ、実は途中で録画を立て続けにミスっちゃったことを理由に視聴をやめてしまったのよね。まぁ、ショボ作画の字幕作品とハードルがクソ高かったから遅かれ早かれ切ってたとは思うが……。

 今作は作画部分にはいささかの心配もない。むしろやる気を出した「中国の本気」側のアニメ。そして描かれるのは「万聖街」と似たような異形の者たちによるショートギャグである。これがまた……いい具合。なんでだろ、中華アニメ、こうして短めのネタ作品をバシバシ切り出された方が私は肌に合うな。今のところこのジャンルでハズレが無い。

 今作は「万聖街」よりもさらに細切れ、短ければ数秒程度、長くても1〜2分くらいのネタをアイキャッチを多数挟みながらテンポよく展開していく形で構成されており、1つ2つ分からないネタがあったとしても気にせずサクサク進めるのが最大の魅力。「万聖街」も軽くつまめる良さはあったが、あれよりもさらに勢い重視で、の流れで見せる傾向の強い作品。非常に興味深いのは、「万聖街」(および羅小黒戦記)は本当に「かわいい」キャラデザが徹底していて、マスコットのようなデフォルメになった時の愛くるしさについては間違いなくJapanese kawaii”をベースにおいたキャラデザになっていたと思うのだが、こちらの作品の場合、デフォのキャラデザはそこまで「かわいい」に全振りしたものになっておらず、どちらかというとユルかったり、キモかったり、中国が好んで作る(?)クリーチャー系のデザインに寄っていること。しかし、それでも主人公(?)のキュウゲツのもふモードは文句なしで可愛かったり、要所での萌えポイントは的確におさえてあるし、一見するとちょいキモいキャラでも、動きやカット割のテンポの良さで小気味よく見せることで愛嬌を発揮させている。この「気持ちよく見えるモーション」の妙は「万聖街」でも感じ取れた中国アニメの強さなのだが、そこにより焦点を絞って見せにきている感じ。この感覚、日本のアニメで発揮しているものは少ないんじゃなかろうか。

 これまでなかなか落ち着いてみられなかった「中国アニメにおける中国の日常風景」を見る良いチャンスにもなっており、冒頭、キュウゲツが乗ってる地下鉄のシーンとかみたら、やっぱり日本と中国の都市部の風景ってかなり似通ってる部分が多い。でも、端々でやっぱり違うと感じる部分も散見されて、そのあたりから異文化学習も捗りそう。一応「日本語版」ではあるが作中の文字情報などは変換されていない部分などもあり、その辺から強引に中国語学習に結びつけるのもありかもしれない。過去には知らん中国語情報が出てくると身構えてしまう部分もあったのだが、今作はその辺が全然気にならずに「ちゃんと中国が舞台になってるんだぁ」とかえって安心する感覚はなんなんだろう。九尾の狐とか龍とか玉兎とか、「そうだよな、こいつらのオリジンってお隣の国なんだよな」っていうリスペクトがそう感じさせるのかもしれません。ありがとう大陸文化。

 なお、たまちゃんのデザインに関しては初登場後からず〜〜〜〜〜〜〜っっっと「誰かにクリソツなんだが……誰だっけ……」って悩んでたんだが、ようやく思い出せた。ナッシェタニアや(もっと他にありそう)。

 

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○「好きな子がめがねを忘れた」 4

 突然のGoHands!!!!! 1つ前の「AYAKA」の感想でGoHandsの名前を出したのはまじで偶然。こんなところでぶつかるなんてつゆ知らず。

 相変わらず独自カラーを隠す気など1ミリも感じられないゴリゴリのGohandsテイスト。そのあまりにも細かく幾何学的な描画はチカチカと目に痛く、見る者を拒絶しているかのような病的なまでの解像度である。Gohands作品についての文句というか、問題意識は過去に「ハンドシェイカー」やら何やらを展開した時に何度か触れている。細かい描写力というのはアニメスタジオにとっては当然大きな武器になり、実際に「K」の時には他の追随を許さぬド迫力のバトルエフェクトなどに惚れ込んだものであるが、どうにもそこからの独自進化の方向が若干間違え気味なんじゃないかというのが肌感である。画を描いていれば「もっと細かく、もっと繊細に」という欲求が湧き、消費者側もそれを求める向きがあるのは疑いようのないところだが、アニメーションというのはあくまでも捨象の美学、捨象のコンテンツである。あれもこれもと盛り込み続けては、どこかで人間の認知の限界に至る。普通に手描きを続けている時代ならばその域に到達するまでには相当な労力を要したであろうが、世はまさに大AI時代。CG処理の迅速化によって、もはや人間に処理しきれないほどの情報を画面に載せることも簡単に出来るようになってしまった。

 もちろん、可能であっても「それをしない」を選択すれば済むこと。もしくは、盛り込んだ情報が最大限に魅力に映るように作品をコーディネートするという方法もある。アメリカのアニメスタジオは後者の選択肢も貪欲に追求する姿勢が強く、彼らは主にディティールを追いやすい大画面の劇場アニメで勝負するスタイル。特定の時間を拘束し、短時間で勝負を決める劇場アニメは集中力を持続させやすいというメリットもある。

 しかし、日本のアニメはまだまだそうした方向に特化させる土壌にはない。小さなテレビ画面(モニタ)で見る映像、視聴者は自ら進んで30分という時間で「どんな情報が出てくるのか」と受け身で視聴を行う。そうなると、この情報量は未だに過剰である。そして、この過剰な情報を、今作が必要としているようにはあまり思えない。確認したところ、そのユルいタイトルからもわかる通りに原作はふつーのラブコメ漫画。私なんかはこの画面でアニメが始まってしまったせいで、「いや、待てよ。普通に考えてここまでド近眼のヒロインがメガネを忘れるわけないよな。だとすれば、忘れたというのは嘘で、この後何か封印された力を持つ眼を駆使したバトル展開でも始まるのではないか?」というとんでもない邪推までしてしまった。だって、そういう筋じゃないとこんな画をつける必要がないから。ほんとに、描きたいものと描かれるもののギャップがでかいというのが第一印象。

 ただ、そうして「ユルいラブコメならもうちょいユルい画でもええやろ」というのは単なる先入観でしかないのも事実。実際、ちょっと前には「ユルい青春グラフィティ」を異常とも言える繊細な描き込みで輝かせた「明日ちゃんのセーラー服」というとんでもねぇ先例が誕生している。今作も、もしかしたらあそこまでの明度・彩度・解像度でもって青春グラフィティを描き切る覚悟があっての第一歩を踏み出したのかもしれない。……とてもそうは見えなかったけども。

 身の丈にあった映像表現ってのはあくまで後付けの表現であって、結果的に「この物語は面白かったなぁ」と思えるなら、その時についていた画が最良になるのだ。本作も終わってみたら何かしらのブレイクスルーが得られるのかもしれません。ただ、あんまり期待はしないよ。

 

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○「AYAKA -あやか-」 5

 タイトルの感じからミニスカでぱつんぱつんのおねーさんのスパイアクションアニメを想像していたのに(それは「AIKa」だ。誰が分かんねんそんなん)、全然関係ない野郎ばっかの作品が飛び出してきた。これだから予習ゼロのアニメ履修はやめられねぇぜ(やめた方がいいのに)。

 というわけでよく分かんない出自の作品。どうやらアニメオリジナル作品のようだが、これと言った掴みどころがなく「イメージとしては鳴かず飛ばずで終わった『忍びの一時』が一番近いが……」とか思いながら見ていたが、最後のクレジットを見たら原作にはGoRAが絡んでいるらしい。これまた知らん人の方が多いと思うのでフォローしておくと、GoRAって元々アニメ「K」の制作のために集まった製作者集団で、その内実はそこそこ有名な作家の集まりだったはず。GoRAが原作、そしてangelaによるオープニング。つまりは「K」の再来である。ただしスタジオはGoHandsではなくてスタジオブランというポッと出の新しいところで、最近だと私は切ってしまった「最強陰陽師の異世界転生記」を作っていたとか。なんで2作品連続で陰陽っぽい話になってるかは知らん。

 というわけで分からないことの多い作品ではあるが、導入はまぁ、異能力バトルに巻き込まれていく少年というジャンプ漫画の1話目テンプレ。すでに「父親がその能力の強者だった」ことも語られており、血筋補正で主人公がここから頭角を表していくことは約束されている。敵対組織などは特に明かされておらず、今後この能力で人類に仇なす荒御魂を調伏する物語になるのか、それとも闇の陰陽集団との対決になるのかは分からない。でもまぁ、すでに色々と伏線は貼られているので、少なくともこのまま農業に勤しむスローライフアニメにはならないだろう。オリジナルアニメのいいところはどう足掻いても先が分からないことなので、よく分からんことはむしろプラスと捉えて、今度こそ「忍びの一時」で溜まったフラストレーションを解消できるような作品になって欲しいとは思う。映像部分については可もなく不可もなくだけど、このままの品質が維持されるなら大きな失点はなさそうだしね。

 ちなみに本当にどうでもいい情報として、「あやか」という名前の読みの声優は結構多い。以前、Twitter上で謎のあやか軍団の接触が行われていることがあったが、あなたは何人ぐらい名前を挙げられるだろうか?

 

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○「おかしな転生」 4

 村瀬歩、今期早くも2度目の転生を果たす。現時点で新作2なろう目で2村瀬。村瀬率100%である。こういう被りってあるよね。

 というわけで特にひねりもなく第2なろう。いや、一応タイトルでもわかる通りに「お菓子」をテーマに設定しているところはオリジナル要素とも言えるだろうか。こうして改めて作品を並べてみると、原初にして「本好きの下剋上」の設定ってすでに出来上がっていたんだな、というのがよくわかる。「転生後も熱意でもって元いた世界の事象を再現し、夢を叶えようとする」転生者については、およそマインがやっていたことで答えが出てしまっている気がする。それが本だろうがお菓子だろうが、結局後追いに他ならない。もちろん、テンプレができたからとてそれを追いかけるのは悪ではないが、そこにちゃんとフォーマットを踏襲するだけの礼節と、それを打ち破るだけのクリエイティビティが見せられてこそである。

 そういう意味では、今作はきちんと設定をなぞる礼節は持ち合わせているように見える。1話時点では結局お菓子作りまで至らなかったが、最低限世界を描写しようとはしていたし、好き放題に作りたいものが作れる現代日本と違い、ナーロッパの文化レベルではお菓子作りも大変だネ! という段階の描写が一通り終わった。ここから転生者の強みを出していく際に、単なる知識マウントで終わらないだけのドラマ作りができればそこから面白さを生み出すことは可能なはずだ。これが万一、知識マウントすら取らずにすべて「超強力な魔力によって云々」とか言い出したらもう末期である。その匂いも若干漂っているので怖くはある。

 そして、いつものことながら「異世界」をどれくらい責任を持って描こうとしているかという姿勢については、1話目から懐疑的。私は毎度ピリピリしてしまう「異世界言語概念気にしちゃうおじさん」なので、この世界のものの名前の概念がどうにも整合性が取れていないことにイライラする。「小麦」「大麦」などの概念が同じ名前で呼ばれているのはいい。もしかしたら別な音素で呼ばれている現地語があるかもしれないが、そこはアニメスタッフが「視聴者のことを配慮して」わかりやすい名前に翻訳しているだけだと思えばいいからだ。しかし、それだとしたら「りんご」は「りんご」であるべきだ。そこだけ名前が異なることについて、納得のいく理由が提示できないのであれば、やはり異世界エアプの誹りは免れない(エアプじゃない人間って誰だよ、という疑問は置いといて)。そういう細かいところの積み重ねで、なろう作品は今日も信頼を失っていくのである。

 幸か不幸か、1話目時点で映像部分に大きな崩れはない。制作がSynergySPということで、順番で言えば「カワイスギクライシス」の次の作品ということになる。まぁ、別にカワイスギも映像部分が飛び抜けていいなんてことはなかったが……せめて見ていて気にならないくらいのクオリティを維持してくれればいいのだが。

 

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○「政宗くんのリベンジR」 ―

 またも信じられないところからの再アニメ化。なんと1期放送は2017年、実に6年以上、提供の一迅社によれば2,293日ぶりのアニメ化というとんでもねぇ2期目である。まぁ、最近だと9年もの時を超えた「はたらく魔王さま!」っていう天変地異みたいなタイトルもあるのでまだマシなようにも思えるが……何がすごいって、「魔王さま」と違ってこっちはスタジオとかスタッフとかもある程度保持した状態でマジで「再開」なんだよ。どんだけ気の長い人間が集まってるプロジェクトなんだ。

 残念ながら世間のオタクはそんな気の長い連中ばかりではないし、記憶力のいい人間ばかりではない。原作からの熱心なファンならまだしも、私のように右から来たアニメを左に受け流すタイプの視聴者は軽めのラブコメ作品など3ヶ月もしないうちに綺麗さっぱり忘れ去っている。今作については一応冒頭の説明とか聞いてて「あぁ、確かそういう設定だったっけ」くらいで基本設計(メインヒロインに対し、主人公が変な敵対心を持ってる関係性)は思い出せたものの、当然残るモブの連中なんて1ミリも覚えてないので「誰だこいつら?」ってなもんである。中でもいきなり1話目で女装少年だと明かされたあいつ……あんな奴いたっけ? マジで覚えてねぇや。早見ショタなんかは「あぁ、そう言えばそんな感じの配役あったなぁ」と思い出せたし、水瀬師匠については「なんか可愛かった記憶があるけど、この記憶はキャラについてのものか、はたまた中の人の記憶だったか……」と頭を抱える始末。もう何が何やら。

 流石にこれは俺の責任じゃないよね? 6年も空けてる方が悪いに決まってんだから、そこを埋める努力を制作側でやってもらわないとこちらも追いかける気は起きないのだが……まぁ、「小難しいことを考える必要がないラブコメだから気にすんな」ってんならそれくらいの気持ちで眺めてはみるけどね。こうしてみると、へご・いのすけ・みさお・ころあず・そして三森と並んだラインナップが6年前の旬の配置だったのかなぁ、というのでちょっとしみじみしてしまう。もちろん今でも一線級しかいないが、この6年で女性声優業界はどれくらい世代交代が進んでいるものだろうか。なお、男性の方は「花江主人公? まぁそうじゃね?」くらいなので世代交代などという概念は1ミリも存在しない。

 

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○「もののがたり 第二章」 ―

 きっかり1クールの休憩を挟んでの第2クール。まぁ、いわゆる分割2クールってやつだ。担当している監督は「おとなりに銀河」を挟んで3シーズン続けてのお仕事ということになるが、業界がどういうスケジュールで動かしてるかは知りようもなし。

 1期時点で大きな不満は無い作品で、私好みの「妖怪もの」であり「長屋もの」(?)であるという設定から大きく逸脱せずに、ジャンプ漫画らしいバトル展開も、不器用な若者どうしの恋愛要素もそこそこに進行してくれている(若者が大学生相当というのはジャンプ漫画としてはちょっと珍しいが)。ぶっちゃけそこまで飛び抜けて楽しいってほどではないのだが、きちんと「こういう展開が来るんじゃないかな」という流れに添いつつも期待は裏切らない程度の進行だ。

 2期目となる今回も、おそらくその堅実路線から大きく揺らぐことはないだろう。1期目時点で脇を固めるキャラもそれなりの数が登場しており、その辺の関係性を掘り下げていくだけでもあっという間に1クールくらい使い切ってしまいそうな気もするし、オープニング映像並びに1話目のラストを見れば、いよいよ主人公・兵馬の怨敵とも合間見えることになりそうで、盛り上がる部分も分かりやすい。唯一の懸念材料は1話目の時点で割と省エネ作画というか、あんまり「すげぇものを見せてやるよ!」みたいな気合いは感じられないというか……まぁ、その辺は程度問題だけどね。別に見ていて違和感とか不快感に繋がるほどではないからいいんだけど、どうせだったら楽しいアニメはより楽しくなる作画クオリティで観たいなぁ、とは思う。有限な業界のリソース、どこに注ぎ込まれるかはその時々の運次第ですかねぇ。

 

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○「無職転生Ⅱ 〜異世界行ったら本気だす〜」 ―

 知らないアニメハジマタ。俺はなろうアニメの2期を観ようと思っていたのに、気づいたらうえしゃまとかやのんがベッドいちゃいちゃするアニメを観ていた……何を言ってる分からねーと思うが、……何を言ってるんだ?

 というわけで、「うえしゃまからベッドに押し倒された上にいちゃいちゃさせられるなんて、こんなに幸せなことはないな」とか考えてたら30分が終わるアニメ。結局どんな内容だったのかはよく覚えていない。いや、覚えてるけど、これがタイトルにある通りに「無職転生」の2期目なのかどうかすらはっきりしてない。一応かやのんエルフが元々登場してたキャラなんだっけ? そのことすらだいぶあやふやなのだが……確か1期で主人公の杉田ゆーみんが変な魔力の暴走によってとんでもねぇ土地に吹っ飛ばされたところからカオスが始まったはずなので、多分今回のエルフっ娘もその転移で今回の顛末に繋がったということなのだろう。

 なるほど筋立てはそれでいいとして、2期スタートの1話目がこの話だった意味はやはりよく分からん……いや、クレジットは「零話」だったし、あくまで番外っていう扱いなのかしら? できればアニメ初見組にも優しい構成にしてほしかったもんだが……まぁ、覚えてない程度の視聴者の方が悪いってことなんだろう。むしろ覚えてない人間でもうえしゃま効果により30分があっという間だったのだからこれはこれで感謝するべきか。来週以降もめくるめく上田麗奈タイムが続いてくれれば最高なのだが……普通に考えて杉田ゆーみん側にターンが戻るよねぇ。なんか、詐欺みてぇな手で引っ張り込まれてる気がするな。

 作画のメリハリだけで勝負をかけてきた1期同様、今回もアニメーションのクオリティは自信を持ってお届けしてる様子の作品。そこだけでも満足できるなら大きな問題はないだろう。願わくは、お話自体も盛り上がって欲しいものだが……1期の時はそこまでハマった印象はないんだよなぁ。

 

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